JP2001264163A - 赤外線検知センサ - Google Patents

赤外線検知センサ

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JP2001264163A
JP2001264163A JP2000070209A JP2000070209A JP2001264163A JP 2001264163 A JP2001264163 A JP 2001264163A JP 2000070209 A JP2000070209 A JP 2000070209A JP 2000070209 A JP2000070209 A JP 2000070209A JP 2001264163 A JP2001264163 A JP 2001264163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人検知センサとして空気調和機の室内ユニッ
トに設けたときに誤検知を防止した赤外線検知センサを
提案する。 【解決手段】 室内ユニットに設ける人検知センサ13
0のフルネルレンズ134は、レンズ面が半径方向及び
周方向にそって配置されている多数のプリズム140に
よってよって形成されている。プリズムのそれぞれは、
赤外線の集光位置が変えられており、これにより、人検
知センサは、それぞれのプリズムに対向する領域毎に感
度が変えられている。このときのそれぞれの領域の感度
を所定の状態となるようにフルネルレンズを形成するこ
とにより、被空調室の天井面や床面の温度が、人検知セ
ンサの誤検知を生じさせるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内ユニットが設
けられる被空気調和室内の空気調和を図る空気調和機に
係り、詳細には、空気調和機の室内ユニット等に取付け
られる赤外線検知センサに関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機(以下「エアコン」と言う)
は、被空調室内に設けられている室内機(室内ユニッ
ト)の熱交換器を通過させることにより温調した空気を
吹き出すことにより、被空調室内の空気調和を図るよう
になっている。
【0003】このようなエアコンでは、リモコンスイッ
チ等によって設定された運転モードで、室内が設定温度
となるように空調運転を行うことにより、被空調室内が
所望の空調状態となるようにしている。
【0004】また、エアコンによって空調を行うとき
に、空調風を人の居る方向へ吹き出すことにより、被空
調室の大きさに対して空調能力の低いエアコンを用いて
も、快適な空調感が得られると共に、効率の良い空調運
転が可能となる。このために、エアコンには、空調風の
吹出し口にフラップを設けて、空調風を上下方向及び左
右方向の任意の方向へ吹出すことができるようにしてい
る。
【0005】ところで、エアコンには、室内ユニットに
人検知センサを取付け、室内ユニットが設けられている
被空調室内に人が居るか否かを判断し、人の居ることを
検知したときに空調運転を行うことにより、省エネを図
るようにしたものがある。
【0006】このようなエアコンに用いられる人検知セ
ンサは、集電型赤外線素子を用いて人体等から発せられ
る赤外線を受光可能とした赤外線検知センサが用いられ
る。このような赤外線検知センサでは、レンズを用いて
赤外線を集電型赤外線受光素子の受光面に赤外線を集光
させるようにしている。エアコンでは、この赤外線検知
センサの受光量が所定のレベルを超えたときに、被空調
室内に人が居ると判断するようにしている。
【0007】このようなレンズとしては、任意の方向か
ら入射されるいずれの赤外線も受光素子の受光面に集光
するようにフルネルレンズを用い、少ない人検知センサ
で検知領域が広範囲となるようにしている。フルネルレ
ンズは、略帯板状のプリズムを同心円状に配置した構造
となっており、これにより、所定の一点に赤外線を集光
させることができ、赤外線検知センサは、このフルネル
レンズの集光位置に集電型赤外線受光素子の受光面を配
置している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな赤外線検知センサを用いた人検知センサでは、壁
(壁面)、天井(天井面)、床(床面)等の構造物や、
室内の家具等に空調風が吹き付けられて、これらの物体
の表面温度が変化することにより、誤検知を生じさせる
ことがある。このような室内の物体等による人検知セン
サの誤検知を防止する方法としては、集電型赤外線受光
素子の受光面をずらして感度を低下させる方法がある
が、人検知センサの感度を低下させた場合、室内ユニッ
トから離れた位置では、人の検知も困難となってしま
う。
【0009】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、空気調和機によって空調される室内の壁面等に取
り付けられたときに、誤検知を防止して赤外線放射体で
ある人を的確に検知可能とする赤外線検知センサを提案
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、室内の床面から所定高さに配置され、室内
の赤外線放射体から発せられる赤外線を受光可能とする
ことにより、該室内の赤外線放射体の有無を検出する赤
外線検知センサであって、前記赤外線を受光する集電素
子と、前記集電素子の受光面に対向する所定位置に設け
られ、それぞれが半径方向及び周方向に沿って分割され
た形状の複数のプリズムによって形成すると共に、それ
ぞれのプリズム毎に前記赤外線の集光位置を変えたフル
ネルレンズと、を特徴とする。
【0011】この発明によれば、フルネルレンズのレン
ズ面を半径方向に加えて周方向に分割する多数のプリズ
ムによって形成する。また、それぞれのプリズムごとの
赤外線の集光位置を変える。これにより、プリズムの対
向する領域毎に赤外線の感度を変えることができる。
【0012】したがって、所望の領域の感度を高くし、
これ以外の領域の感度を下げることにより赤外線放射体
を検知するときに誤検知を防止することができる。
【0013】このような本発明では、前記集電素子及び
フルネルレンズが、被空調室内を温調する空気調和機の
室内ユニットに取付けられるときに、少なくとも該室内
ユニットの上方側の領域に対向する前記プリズムによる
前記赤外線の集光位置を変えていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、空気調和機の室内ユニ
ットに設けるときに、上方側に対応するプリズムの感度
を低くするか、上方側が被検知領域となるようにフルネ
ルレンズを形成する。これにより、空調される被空調室
内の天井面の温度が誤検知を生じさせてしまうのを防止
することができる。
【0015】また、請求項3に係る発明は、前記集電素
子による前記室内ユニットの左右方向に沿った前記赤外
線の検知領域が所定の間隔となるように前記フルネルレ
ンズのプリズムが形成されていることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、赤外線の検知領域が室
内ユニットの左右方向に所定の感覚となるようにプリズ
ムを形成する。これにより、検知範囲を左右方向に広げ
ることができるとともに、それぞれの検知領域で確実に
赤外線放射体を検知することができる。
【0017】この間隔は、赤外線放射体として人の有無
を検知するときには、例えば、人の肩幅程度の間隔を空
ければ良い。
【0018】このような本発明では、請求項4に記載す
るように、前記集電素子による前記室内ユニットの下方
側で前記床面に沿った検知領域が所定の間隔となるよう
に前記フルネルレンズのプリズムが形成されることがよ
り好ましい。
【0019】また、請求項5に係る発明は、前記集電素
子による前記赤外線の感度が前記室内ユニットの下方側
の前記床面近傍で所定の感度となるように前記フルネル
レンズのプリズムが形成されていることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、集電素子の感度が床面
より所定の高さ(例えば10cm〜20cm程度)以上の感
度が高くなるようにプリズムを形成する。これにより、
床面が検知領域から除かれるので、床面に空調風が吹き
付けれることによる誤検知を防止することができる。
【0021】このような本発明では、床面からの取付け
高さに応じて前記フルネルレンズと前記集電素子を一体
で床面方向へ向けて傾けてようにすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を説
明する。
【0023】図1には本実施の形態に適用した空気調和
機(以下「エアコン10」という)を示している。この
エアコン10は、室内機(以下「室内ユニット12」と
する)と室外機(以下「室外ユニット14」とする)と
によって構成されており、ワイヤレスリモコンスイッチ
(以下「リモコン120」という)の操作によって運転
/停止される。また、エアコン10は、リモコン120
で運転モード、設定温度等の運転条件が設定されて操作
信号が送出されると、この操作信号を室内ユニット12
で受信して操作信号に基づいた運転が行われる。
【0024】図2には、エアコン10の冷凍サイクルを
示している。このエアコン10は、被空調室に設置され
る室内ユニット12と室外に設置される室外ユニット1
4とは、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16Aと、細
管の冷媒配管16Bとで接続されている。
【0025】室内ユニット12には、ケーシング42内
に熱交換器18が設けられており、冷媒配管16A、1
6Bのそれぞれの一端がこの熱交換器18に接続されて
いる。また、冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット1
4のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20A
は、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されてい
る。この四方弁24は、それぞれがコンプレッサ26に
接続されているアキュムレータ28とマフラー22Bと
が接続されている。
【0026】さらに、室外ユニット14には、熱交換器
30が設けられている。この熱交換器30は、一方が四
方弁24に接続され、他方がキャピラリチューブ32、
ストレーナ34、モジュレータ38を介してバルブ20
Bに接続されている。また、ストレーナ34とモジュレ
ータ38の間には、電動膨張弁36が設けられ、バルブ
20Bには、冷媒配管16Bの他端が接続されている。
これによって、室内ユニット12と室外ユニット14の
間に冷凍サイクルが構成されている。
【0027】エアコン10は、コンプレッサ26の運転
によってこの冷凍サイクル中を冷媒が循環されることに
より冷房または暖房運転が可能となっている。すなわ
ち、冷房モードでは、コンプレッサ26によって圧縮さ
れた冷媒が熱交換器30へ供給されることにより液化さ
れ、この液化された冷媒が室内ユニット12の熱交換器
18で気化することにより、熱交換器18を通過する空
気を冷却する。また、暖房モードでは、逆に、コンプレ
ッサ26によって圧縮された冷媒が、室内ユニット12
の熱交換器18で凝縮されることにより放熱し、この冷
媒が放熱した熱で熱交換器18を通過する空気が加熱さ
れる。
【0028】図2では矢印によって暖房運転時(暖房モ
ード)と冷房運転時(冷房モードまたはドライモード)
の冷媒の流れを示しており、四方弁24の切り換えによ
って、運転モードが冷房モード(含むドライモード)と
暖房モードが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を
制御することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。な
お、本発明は、任意の構成の空気調和機に適用すること
ができ、エアコン10はその一例を示している。
【0029】図3に示すように、室内ユニット12のケ
ーシング42には、吸込み口46と吹出し口50が形成
されている。このケーシング42は、ベース板40によ
って被空調室の壁面等へ固定される。
【0030】ケーシング42内には、熱交換器18と吸
込み口46の間にクロスフローファン44とフィルタ4
8が配置されており、クロスフローファン44の作動に
よって吸込み口46から吸引された空気は、フィルタ4
8及び熱交換器18を通過した後、吹出し口50から室
内へ吹き出される。このとき、室内へ吹き出される空気
が熱交換器18を通過することにより熱交換器18内を
循環される冷媒との間で熱交換が行われ、室内を空調す
る空調風として吹き出される。
【0031】室内ユニット12の吹出し口50には、左
右フラップ52及び上下フラップ54が設けられてい
る。吹出し口50から吹出される空調風は、左右フラッ
プ52によって左右方向(水平方向、図3の紙面表裏方
向)に変更され、また、上下フラップ54によって上下
方向(垂直方向、図3の紙面上下方向)に変更される。
【0032】図4に示すように、室内ユニット12に
は、電源基板56、コントロール基板58及びパワーリ
レー基板60が設けられている。エアコン10を運転す
るための電力が供給される電源基板56には、モータ電
源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動
回路68が設けられている。また、コントロール基板5
8には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコン
74が設けられている。
【0033】電源基板56の駆動回路68には、クロス
フローファン44を駆動するファンモータ76(例えば
DCブラシレスモータ)が接続されており、コントロー
ル基板58に設けられているマイコン74からの制御信
号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。こ
のとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧
を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させる
ように制御する。これによって、室内ユニット12の吹
出し口50から吹き出される空調風の風量が調整され
る。
【0034】コントロール基板58の駆動回路72に
は、パワーリレー基板60、左右フラップ52を操作す
る左右フラップモータ77及び上下フラップ54を操作
する上下フラップモータ78が接続されている。
【0035】図3に示すように、例えば左右フラップ5
2は、左右方向に所定の間隔で並んでいるフィン52A
のそれぞれが連結バー52Bによって連結されており、
この連結バー52Bを左右フラップモータ77の駆動力
によって左右方向に移動させることにより、フィン52
Aの向きが変えられる。また、上下フラップ54は、フ
ィン54Aのそれぞれがピン54Bに取付けられてお
り、上下フラップモータ78の駆動力によってこのピン
54Bを回動させることにより、フィン54Aの向きが
上下方向に変えられる。
【0036】マイコン74は、左右フラップモータ77
及び上下フラップモータ78を制御することにより、左
右フラップ52及び上下フラップ54のそれぞれを操作
する。これにより、左右フラップ52が左右方向へスイ
ングされることにより、吹出し口50から吹き出される
空調風の吹出し方向が左右方向へ換えられ、上下フラッ
プ54が上下方向へスイングされることにより、室内ユ
ニット12の吹出し口50から吹き出される空調風の吹
出し方向が上下方向へ換えられる。エアコン10では、
左右フラップ52及び上下フラップ54の向きを任意の
位置に固定可能となっていると共に、予め設定している
所定の範囲内でスイング可能となっている。
【0037】エアコン10では、クロスフローファン4
4の回転と左右フラップ52及び上下フラップ54の操
作を制御することにより、所望の風量及び風向または室
内を快適にするために制御された風量及び風向で空調さ
れた空気を室内へ吹出す。
【0038】図4に示すように、バーパワーリレー基板
60には、パワーリレー80と温度ヒューズ等が設けら
れており、マイコン74からの信号によって、パワーリ
レー80を操作し、室外ユニット14へ電力を供給する
ための接点80Aを開閉する。エアコン10は、接点8
0Aが閉じられることにより、室外ユニット14への電
力の供給が可能となる。
【0039】マイコン74及び電源回路56のシリアル
電源66に接続されているシリアル回路70は、室外ユ
ニット14へ接続されており、マイコン74は、このシ
リアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリ
アル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御する。
【0040】また、室内ユニット12には、リモコンス
イッチ120(図1参照)からの操作信号を受信する受
信回路及び運転表示用の表示LED等を備えた表示基板
82が設けられており、この表示基板82がマイコン7
4に接続されている。図1に示すように、表示基板82
の表示部82Aは、ケーシング42の前面に配置されて
おり、この表示部82Aにリモコンスイッチ120から
送出される操作信号を受信する受信部が設けられてい
る。これにより、リモコンスイッチ120を表示部82
Aへ向けて操作することにより、リモコンスイッチ12
0からの操作信号がマイコン74に入力される。
【0041】図4に示すように、マイコン74には、室
内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器18のコ
イル温度を検出する熱交温度センサ86が接続され、さ
らに、コントロール基板58に設けられているサービス
LED及び運転切換スイッチ88が接続されている。運
転切換スイッチ88は、「通常運転」とメンテナンス時
等に行う「試験運転」との切換及び、電源スイッチ88
Aの接点を開放してエアコン10への運転電力の供給を
遮断する「停止」に切換えられる。通常、この運転切換
スイッチ88は、「通常運転」に設定され電源スイッチ
88Aの接点が閉じられている。なお、サービスLED
は、メンテナンス時に点灯操作することにより、サービ
スマンに自己診断結果を知らせるようになっている。
【0042】室内ユニット12には、室外ユニット14
との間の配線が接続される端子台90が設けられてい
る。端子台90のターミナル90A、90B、90Cに
は、室内ユニット12から室外ユニット14へ供給する
電源用の配線と、室内ユニット12と室外ユニット14
の間でシリアル通信を行うための配線が接続される。
【0043】図5に示すように、室外ユニット14に
は、端子台92が設けられており、この端子台92のタ
ーミナル92A、92B、92Cがそれぞれ室内ユニッ
ト12の端子台90のターミナル90A、90B、90
Cに接続される。
【0044】この室外ユニット14には、整流基板9
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98、ノイズフィルタ10
0A、100B、100C、シリアル回路102及びス
イッチング電源104等が設けられている。
【0045】整流基板94には、ノイズフィルタ100
Aを介して供給される電力を倍電圧整流し、ノイズフィ
ルタ100B、100Cを介して平滑化した直流電力を
スイッチング電源104へ出力する。スイッチング電源
104は、マイコン98と共にインバータ回路106に
接続されており、このインバータ回路106がコンプレ
ッサモータ108に接続されている。インバータ回路1
06は、マイコン98から出力される制御信号に応じた
周波数の電力をコンプレッサモータ108へ出力し、コ
ンプレッサ26を回転駆動する。
【0046】なお、マイコン98は、インバータ回路1
06から出力される電力の周波数が、オフまたは14Hz
以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるよう
に制御しており、これによって、コンプレッサモータ1
08、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、
コンプレッサ26の運転能力(エアコン10の冷暖房能
力)が制御される。
【0047】このコントロール基板96には、四方弁2
4及び熱交換器30を冷却するための送風ファン(図示
省略)を駆動するファンモータ110、ファンモータコ
ンデンサ110Aが接続されている。また、室外ユニッ
ト14には、外気温度を検出する外気温度センサ11
2、熱交換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル
温度センサ114及びコンプレッサ26の温度を検出す
るコンプレッサ温度センサ116が設けられており、こ
れらがマイコン98に接続されている。
【0048】マイコン98は、運転モードに応じて四方
弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制
御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ11
4及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果に基づ
いて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッ
サモータ108の運転周波数(コンプレッサ26の能
力)等を制御する。
【0049】また、コントロール基板96には、電動膨
張弁36を開閉駆動するモータ118が図示しないドラ
イバを介して接続されており、マイコン98は、モータ
118によって電動膨張弁36の開度を制御する。
【0050】エアコン10では、リモコンスイッチ12
0によって設定された運転条件が入力されることによ
り、該運転条件に基づいた運転モード、風向、風量で運
転し、被空調室内の室温が設定温度となるようにしてい
る。
【0051】ところで、図1及び図6に示すように、室
内ユニット12には、ケーシング42の中央部に表示部
82Aが設けられ、この表示部82Aの中央部に赤外線
検知センサである人検知センサ130を設けている。
【0052】図7に示すように、人検知センサ130
は、赤外線を集光するフルネルレンズ134と、フルネ
ルレンズ134によって集光される赤外線を検出する集
電型赤外線受光素子(以下「集電素子136」とする)
によって形成されている。人検知センサ130は、赤外
線を検出する集電素子136の受光面136Aがフルネ
ルレンズ134に対して所定の位置となるように配置さ
れる。
【0053】図4に示すように、室内ユニット12に
は、人検知回路132が設けられており、人検知センサ
130はこの人検知回路132を介してマイコン74に
接続されており、マイコン74は、被空調室内に居る人
が発する赤外線を、人検知センサ130で検出すること
により、被空調室内に人が居ると判断している。
【0054】すなわち、人検知回路132は、人体等の
赤外線放射体から放射される赤外線を集光することによ
り集電素子136の出力電圧が上昇し、所定値(閾値)
を越えると、オン信号をマイコン74に出力する。これ
により、マイコン74は、被空調室内に人が居ると判断
するようになっている。
【0055】また、マイコン74は、例えばエアコン1
0の運転モードが人検知モードに設定されると、この人
検知センサ130検知結果に基づいてクロスフローファ
ン44及びコンプレッサ26を回転駆動して被空調室内
の空調を行う空調運転と、例えばクロスフローファン4
4やコンプレッサ26の回転を停止状態とする待機状態
の切換えを行う。これにより、エアコン10は、被空調
室内に人が居ない状態で空調を行うことによる電力の消
費を抑えるようになっている。
【0056】このように構成されているエアコン10で
は、リモコンスイッチ120のスイッチ操作によって運
転モード、設定温度、風向及び風量が設定されて運転開
始(例えば運転/停止ボタンの操作)が指示されること
により空調運転を開始する。エアコン10は、空調運転
を開始すると、設定温度と室内温度を測定し、この測定
結果に基づいて、コンプレッサ26の運転周波数、風量
(クロスフローファン44の回転数)等を設定し、この
設定結果に基づいて空調運転を行う。
【0057】室外ユニット14では、設定された運転モ
ードに応じて四方弁24を切換える。これにより、例え
ば、冷房ないしドライモードに設定されると、コンプレ
ッサ26によって圧縮された冷媒は、室外ユニット14
の熱交換器30へ供給されて熱交換器30を通過すると
きに液化され、この液化された冷媒が室内ユニット12
の熱交換器18へ供給される。熱交換器18では、この
冷媒が通過するときに気化することにより、熱交換器1
8を通過する空気を冷却する。
【0058】また、暖房モードに設定されると、四方弁
34を切り換えてコンプレッサ26によって圧縮した高
圧の冷媒が室内ユニット12の熱交換器18へ供給す
る。この冷媒が熱交換器18で液化することにより、熱
交換器18を通過する空気を加熱する。
【0059】このようにして熱交換器18を通過する空
気を温調することにより、温調された空気が吹出し口5
0から空調風として被空調室内に吹出される。
【0060】ここで、エアコン10には、室内ユニット
12に人検知センサ130が設けられており、例えば人
検知モードに設定されることにより、この人検知センサ
130の検知結果に基づいて運転/待機の切り換えを行
う。すなわち、リモコンスイッチ120によって運転/
停止を含む操作を行うときには、被空調室内に操作者が
居る。エアコン10では、この操作者から発せられる赤
外線を人検知センサ130によって検知することによ
り、空調運転を開始する。
【0061】これに対して、被空調室内に人が居なくな
ることにより、人検知センサ130が非検知状態とな
る。エアコン10は、人検知センサ130が非検知状態
となると、クロスフローファン44及びコンプレッサ2
6の回転を停止して待機状態となる。また、この待機状
態から被空調室に人が入り、人検知センサ130が検知
状態となると、エアコン10は、クロスフローファン4
4及びコンプレッサ26の回転を開始する。これによ
り、被空調室内が空調される。
【0062】このように、エアコン10では、被空調室
内に人が居るときに空調運転を行い、人が居なくなると
待機状態となることにより、人が居ない被空調室内を不
必要に空調してしまうのを防止することにより、電力の
使用効率を向上させている。
【0063】ところで、このエアコン10に設けている
人検知センサ130は、フルネルレンズ134のレンズ
面が複数のプリズムによって形成されている。
【0064】図8に示すように、フルネルレンズ134
のレンズ面は、それぞれが異なる所定半径の複数の同心
円によってリング状の複数の領域に分割し、さらに、同
心円によって分割したリング状のそれぞれの領域を、そ
れぞれの領域毎に周方向に沿った所定の位置で分割する
ことにより形成している複数のプリズム140によって
構成されている。
【0065】また、フルネルレンズ134は、Z軸(矢
印Z方向に沿った軸)を中心に左右(矢印YR側と矢印
L側)が対称となるように複数のプリズム140が形
成されている。なお、次に述べる配光図から以下の説明
では、それぞれの分割された領域をプリズムA0、A1
2、A3、B1、B2、B3、C0、C1、D1、E1、E2
3とし、総称するときにはプリズム140とし、ま
た、プリズムA0、A1、A2、A3、プリズムB1、B2
3、プリズムC0、C1、プリズムD1及びプリズム
1、E2、E3をそれぞれ総称するときには、プリズム
群142A、142B、142C、142D、142E
とする(プリズム群142DはプリズムD1によって構
成されている)。
【0066】プリズム群142Aは、中心部及び中心部
の上方側(矢印Z方向側)のプリズムA0、中心部のプ
リズムA0の周囲のプリズムA1及びフルネルレンズ13
4のY軸(矢印YR、YR方向の軸)に沿ったプリズムA
2、A3によって構成されている。また、プリズム群14
2Bは、プリズム群142Aの下方側(矢印Z方向と反
対側)に配置されたプリズムB1、B2、B3によって形
成され、プリズム群142Dは、プリズムB1の下方側
に配置されたプリズムD1によって構成されている。
【0067】プリズム群142Cは、プリズムD1を挟
んプリズム群142Bの下方側に配置されたプリズムC
0、C1によって構成され、プリズム群142Eは、中心
部より上方のプリズムA0を挟んで配置されたプリズム
1及びこのプリズムE1に隣接したプリズムE2、E3
よって構成されている。
【0068】図6に示すように、人検知センサ130
は、フルネルレンズ134のY軸方向が水平方向とな
り、矢印Z方向が上方側となるように室内ユニット12
に取付けられる。
【0069】図9乃至図11には、フルネルレンズ13
4の配光図を示している。なお、図9は、フルネルレン
ズ134の光軸を水平方向に向けた状態での水平面に沿
った配光を示し、図10は、この状態での垂直面に沿っ
た配光を示している。また、図11には、フルネルレン
ズ134の光軸を水平よりも所定の角度(約24°)傾
けた状態での垂直面に沿った配光を示している。人検知
センサ130は、室内ユニット12を所定の高さ(例え
ば床面からの高さが約2m)に取付けられたときに、図
7に示すように、この角度(約24°)に傾けられる。
【0070】図9に示すように、人検知センサ130に
用いているフルネルレンズ134は、プリズム群142
A〜142Eによって水平方向に沿った所定の角度範囲
(約110°の範囲)をカバーしている。
【0071】また、図10に示すように、フルネルレン
ズ134は、プリズム群142Dが下方へ向けられ、プ
リズム群142C、142B、142Aの順で光軸に対
する下向きの角度である見下ろし角が浅く(小さく)な
っている。また、プリズム群142Eの配光は、光軸よ
り僅かに上方(矢印Z方向)へ向けられている。
【0072】このプリズム群142A〜142E(プリ
ズムA0〜E3)の配光領域が、フルネルレンズ134に
対する所定位置に集電素子136を配置したときの検知
可能領域となる。したがって、フルネルレンズ134
は、人検知センサ130として室内ユニット12に取付
けたときに、人検知センサ130の検知範囲が、室内ユ
ニット12の上方側及び下方側に広がるのを抑えてい
る。
【0073】フルネルレンズ134は、水平面上の配光
領域が隣接するプリズムC0、C1の間、プリズムB1
2、B3の間、プリズムE1、E2、E3の間及びプリズ
ムA0、A1、A2、A3の間の配光領域(図9参照)及
び、垂直面上の配光領域が隣接する、プリズム群142
D、142Cの間、プリズム群142C、142Bの
間、プリズム群142B、142Aの間及びプリズム群
142A、142Eの間が所定の間隔となっており、こ
れにより、それぞれのプリズム140に対向する領域の
赤外線の感度を上げるようにしている。また、この間隔
は、被空調室内に人がいるときに、その人の姿勢にかか
わらず何れかのプリズム140の配光領域に入るように
設定されている。
【0074】一方、フルネルレンズ134では、プリズ
ム群142A〜142Eのそれぞれで焦点位置が変えら
れている。これにより、人検知センサ130では、プリ
ズム群142A〜142E毎に感度が変えられている。
すなわち、焦点が集電素子136の感光面136Aに近
ければ、感度が高く、感光面136Aから離れることに
より感度が低下する。なお図9乃至図11では、人検知
センサ130が所定感度以上となる領域の一例を破線で
示し、それから外れる領域を二点鎖線で示している。
【0075】フルネルレンズ134は、集電素子136
を所定位置に配置したときに、室内ユニット12の下方
側が配光領域となっているプリズム群142Dに対向す
る領域の焦点が集電素子136の感光面136Aから最
も離れ、プリズム群142Aの焦点が最も集電素子13
6の受光面136Aに最も近くなっており、次にプリズ
ム群142B、142Eの焦点が受光面136Aに近く
なっている。また、プリズム群142Cの焦点が、プリ
ズム群142Dより近く、プリズム群142Bより離れ
ている(何れも図示省略)。
【0076】これにより、人検知センサ130は、プリ
ズム群142Aに対応する領域の感度が最も高く、室内
ユニット12から最も離れた位置の人から発せられる赤
外線の検知が可能となっている。また、人検知センサ1
30は、プリズム群142Dに対応する室内ユニット1
2の下方側の領域の感度が下げられており、室内ユニッ
ト12と近い距離から発せられる赤外線でなければ、検
出が困難となるようにしている。
【0077】すなわち、図10及び図11に示すよう
に、フルネルレンズ134は、プリズム群142Dより
もプリズム群142Cに対応する領域で人検知センサ1
30の感度が高くなり、また、プリズム群142Cより
もプリズム群142B、142Eに対応する領域での人
検知センサ130の感度が上がるように形成されてい
る。
【0078】また、フルネルレンズ134は、プリズム
群142B、142C、142DのZ軸方向に沿った所
定の位置での検知センサ130の感度が、略同じになる
ように形成されている。
【0079】これにより、図10及び図11に示すよう
に、フルネルレンズ134の光軸が水平方向又は水平方
向に対して所定の角度範囲で光軸を下方へ向けた状態で
人検知センサ134を取付けたときに、人検知センサ1
30の検知可能領域を略床面に沿う(例えば床面からの
高さhが約20cm前後)ようにしている。また、フルネ
ルレンズ134は、室内ユニット12から所定の距離だ
け離れた位置が、人検知センサ130のプリズム群14
2Aに対応する領域で検知可能領域となるようにプリズ
ム群142Aが形成されている。
【0080】これにより、人検知センサ130は、フル
ネルレンズ134の光軸の水平方向に対する傾きを、室
内ユニット12の床面からの取付け高さに応じて変える
ことにより、床面上を検知領域から除き、被空調室の床
面から所定の高さ(例えば約10cm〜20cm程度の範
囲)以上を検知可能範囲とすることができる。
【0081】すなわち、室内ユニット12の取付け高さ
が高いときには、フルネルレンズ134の光軸の傾きが
大きくなるように人検知センサ130を取付け(図11
参照、例えば約2mの高さで角度θが約24°)、取付
け高さが低くなるにしたがって傾きを小さくする(図1
0参照、例えば約1.2mの高さで角度θが約0°)こ
とにより、床面を検知範囲から除くことができる。
【0082】このときに、室内ユニット12が高い位置
に取付けられると、室内ユニット12が天井面に近くな
るが、人検知センサ130(フルネルレンズ134)が
下方に傾いていることにより、天井面に対向するフルネ
ルレンズ134のプリズム群142Eの検知領域が下が
るので、天井面、特に、室内ユニット12の近傍の天井
面が人検知センサ130の検知領域に入ってしまうのを
抑えることができる。
【0083】また、人検知センサ130の傾きを小さく
すると、人検知センサの検知領域も相対的に上方に移動
するが、室内ユニット12の取付け位置が低いために、
室内ユニット12が天井面から離れるので、この場合も
天井面が人検知センサ130の検知領域に入りのを抑え
ることができる。
【0084】このように構成した人検知センサ130を
用いることにより、エアコン10は、室内ユニット12
の近傍の天井面が人検知センサ130の検知領域に入る
ことにより、天井面の温度が人検知センサ130の誤検
知を生じさせてしまうのを防止することができる。
【0085】また、人検知センサ130は、床面が検知
領域から除かれるので、室内ユニット12から床面に吹
き付けられた空調風によって誤検知を生じてしまうこと
がない。
【0086】これにより、エアコン10は、人検知セン
サ130を用いた的確な人検知が可能となり、この人検
知によって快適な空調感を損なうことなく効率的な空調
運転が可能となる。
【0087】なお、床面を人検知センサ130の検知領
域から除く場合、室内ユニット12の高さに応じて人検
知センサ130の取付け角度を変えるのに加えて、人検
知センサ130の出力に基づいて人の有無を判定すると
きの閾値を変更するようにしても良い。これにより、確
実に床面上を人検知センサ130の検知領域から除くこ
とができる。
【0088】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではない。本発明は、被空調室
内の人の有無を検知することにより効率的な空調を図る
任意の構成の空気調和機に適用することができる。ま
た、本実施の形態では、エアコン10を例に説明した
が、本発明はエアコン10等の空気調和機に限らず、任
意の構成の装置に、赤外線放射体から発せられる赤外線
を検知する赤外線検知センサとして用いることができ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ルネルレンズを形成する多数のプリズムのそれぞれにつ
いて赤外線の集光位置を変えることにより、それぞれの
プリズムが対向する領域毎に感度を変更することができ
る。
【0090】これにより例えば、空気調和機の室内ユニ
ットに設けたときに、特定の領域の感度を下げて誤検知
を生じてしまうのを確実に防止することができると言う
優れた光かが得られる。。また、空調感を損なうことな
く、効率的な空気調和機の空調運転が可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの概略構成図
である。
【図2】エアコンの冷凍サイクルを示す概略図である。
【図3】室内ユニットの概略構成図である。
【図4】室内ユニットの電気回路の概略構成図である。
【図5】室外ユニットの電気回路の概略構成図である。
【図6】室内ユニットの表示部近傍を示す概略図であ
る。
【図7】人検知センサの取付けを示す概略構成図であ
る。
【図8】多数のプリズムによって形成されたフルネルレ
ンズのレンズ面を示す概略図である。
【図9】図8に示すフルネルレンズの水平方向に沿った
配光図の一例である。
【図10】図8に示すフルネルレンズの軸線を水平方向
としたときの垂直方向に沿った配光図の一例である。
【図11】図8に示すフルネルレンズの軸線を水平方向
に対して所定の角度(24°)だけ下方へ傾けたときの
垂直方向に沿った配光図の一例である。
【符号の説明】
10、10A エアコン(空気調和機) 12 室内ユニット 14 室外ユニット 18 熱交換器 26 コンプレッサ 42 ケーシング 58 コントロール基板 74 マイコン 130 人検知センサ(赤外線検知センサ) 134 フルネルレンズ 136 集電素子(検知素子) 136 受光面 140(A0、A1、A2、A3、B1、B2、B3、C0、C
1、D1、E1、E2、E3) プリズム 142(142A、142B、142C、142D、14
2E) プリズム群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の床面から所定高さに配置され、室
    内の赤外線放射体から発せられる赤外線を受光可能とす
    ることにより、該室内の赤外線放射体の有無を検出する
    赤外線検知センサであって、 前記赤外線を受光する集電素子と、 前記集電素子の受光面に対向する所定位置に設けられ、
    それぞれが半径方向及び周方向に沿って分割された形状
    の複数のプリズムによって形成すると共に、それぞれの
    プリズム毎に前記赤外線の集光位置を変えたフルネルレ
    ンズと、を特徴とする赤外線検知センサ。
  2. 【請求項2】 前記集電素子及びフルネルレンズが、被
    空調室内を温調する空気調和機の室内ユニットに取付け
    られるときに、少なくとも該室内ユニットの上方側の領
    域に対向する前記プリズムによる前記赤外線の集光位置
    を変えていることを特徴とする請求項1に記載の赤外線
    検知センサ。
  3. 【請求項3】 前記集電素子による前記室内ユニットの
    左右方向に沿った前記赤外線の検知領域が所定の間隔と
    なるように前記フルネルレンズのプリズムが形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の赤外線検知セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記集電素子による前記室内ユニットの
    下方側で前記床面に沿った検知領域が所定の間隔となる
    ように前記フルネルレンズのプリズムが形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の赤外線
    検知センサ。
  5. 【請求項5】 前記集電素子による前記赤外線の感度が
    前記室内ユニットの下方側の前記床面近傍で所定の感度
    となるように前記フルネルレンズのプリズムが形成され
    ていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか
    に記載の赤外線検知センサ。
  6. 【請求項6】 床面からの取付け高さに応じて前記フル
    ネルレンズと前記集電素子を一体で床面方向へ向けて傾
    けていることを特徴とする請求項2から請求項5の何れ
    かに記載の赤外線検知センサ。
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