JPH10103735A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH10103735A
JPH10103735A JP8259109A JP25910996A JPH10103735A JP H10103735 A JPH10103735 A JP H10103735A JP 8259109 A JP8259109 A JP 8259109A JP 25910996 A JP25910996 A JP 25910996A JP H10103735 A JPH10103735 A JP H10103735A
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JP
Japan
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indoor
short circuit
air
fan
heat exchanger
Prior art date
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Pending
Application number
JP8259109A
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English (en)
Inventor
Shingo Naito
藤 真 吾 内
Tetsuji Yamashita
下 哲 司 山
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内フィルタが実質的に汚れる時間のみを積
算し、室内フィルタの汚れの程度を適正に判定できる空
気調和機を提供する。 【解決手段】 空気調和機は、室内熱交換器(8)と、
室内空気の汚れをとるための室内フィルタ(6)と、室
内空気を室内フィルタおよび室内熱交換器に通して循環
させる室内ファン(9)と、室内フィルタおよび室内熱
交換器を収容し、かつ室内空気の吸込口(2)および室
内熱交換器を経た空気の吹出口(4)を有する室内ユニ
ット(1)と、吹出口から吹出される空気が吸込口に流
れ込むショートサーキット気流(50)が形成されてい
るか否かを判断するショートサーキット判断手段(5
1)と、ショートサーキット気流が形成されているとき
に室内ファンの回転時間の積算を禁止するファン回転時
間積算手段(52)と、ファン回転時間積算手段で求め
た積算時間に基づき室内フィルタの汚れ程度を判定する
フィルタ汚れ判定手段(53)と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係
り、特に室内フィルタの汚れ程度を検知可能にする空気
調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、
膨脹機構、室内熱交換器を順次接続して冷媒を循環させ
る冷凍サイクルを備え、室外熱交換器を凝縮器、室内熱
交換器を蒸発器として機能させることにより、室内を冷
房することができる。また、冷房に伴い、空気中の水分
が室内熱交換器で凝縮するので、室内を除湿することが
できる。また、室外熱交換器を蒸発器、室内熱交換器を
凝縮器として機能させることにより、室内を暖房するこ
とができる。
【0003】室内空気は汚れや臭いを除去しながら冷却
または加熱するために室内ファンによって室内フィルタ
を通って室内熱交換器へ送られる。室内フィルタの汚れ
の程度が大きくなると空気調和機本体のランプ等が点灯
したフィルタ洗浄の必要性が表示される。室内フィルタ
の汚れの程度は室内ファンの回転時間を積算しその積算
時間で判断される。
【0004】一方、室内熱交換器における熱交換された
室内空気は、室内にいる人に向かって直接的に放散され
ないようにするために、あるいは熱交換の効率を高める
ために、吹出口から吹出される空気がそのまま吸込口に
流れ込むショートサーキット気流を形成するように運転
されることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ショートサー
キット気流が形成されている場合においても、室内ファ
ン回転中は常時室内ファンの回転時間を積算し、その積
算時間によって室内フィルタの汚れの程度を判定してい
た。
【0006】しかしながら、ショートサーキット気流が
形成されている場合には、吸込口から流れ込む室内空気
は室内フィルタを一度通過して吹出された後、すぐに吸
込口に戻されるため、室内フィルタの汚れの程度が低
い。従って、ショートサーキット気流が形成されている
場合においても室内ファンの回転時間を積算しその積算
時間で室内フィルタの汚れの程度を判定すると、室内フ
ィルタの汚れが限界状態であることを表示するフィルタ
チェック表示部が早めに点灯してしまい、その表示があ
ることから室内フィルタを検査すると実際は洗浄が必要
になるほどには未だ汚れていないということがあった。
【0007】また、ショートサーキット気流が形成され
ていることを考慮してフォルタチェック表示が点灯する
迄の判定積算時間を長くとると、逆にフィルタチェック
表示部の点灯が遅すぎるということがあった。
【0008】そこで本発明の目的は上記従来技術の有す
る問題を解消し、室内フィルタが実質的に汚れる時間の
みを積算し、室内フィルタの汚れの程度を適正に判定で
きる空気調和機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の空気調和機は、室内フィルタ、室内熱
交換器及び室内ファンを収容し、かつ室内空気の吸込口
および前記室内熱交換器を経た空気の吹出口を有する室
内ユニットとを備え、前記室内ファンの回転時間を積算
してフィルタ汚れを検知する制御装置を有する空気調和
機において、前記吹出口から吹出される空気が短絡的に
前記吸込口に流れ込むショートサーキット気流が形成さ
れているか否かを判断するショートサーキット判断手段
と、ショートサーキット気流が形成されていると判断さ
れた状態では、前記室内ファンの回転時間の積算を禁止
するファン回転時間積算手段と、を前記制御装置に設け
たことを特徴とする。
【0010】第2の発明の空気調和機は、冷房運転モー
ドと暖房運転モードと除湿運転モードの各モードの運転
が可能であり、前記ファン回転時間積算手段は、前記シ
ョートサーキット気流が形成されておりかつ前記除湿運
転モードで運転される時間を積算しないように前記室内
ファンの回転時間を積算することを特徴とする。
【0011】第3の発明の空気調和機は、前記ファン回
転時間積算手段は、前記ショートサーキット気流が形成
されておりかつ前記室内ファンの回転速度が所定回転速
度以下と判断する場合に、前記室内ファンの回転時間の
積算を禁止することを特徴とする。
【0012】第4の発明の空気調和機は、室内ユニット
の吹出口には風向変更板が設けられており、ショートサ
ーキット判断手段は風向変更板の向きによってショート
サーキット気流が形成されているか否かを判断する。
【0013】第1の発明の空気調和機では、ショートサ
ーキット気流が形成されているか否かをショートサーキ
ット判断手段で判断し、ショートサーキット気流が形成
されていると判断された場合には室内フィルタを通過す
る空気の汚れが少ないのでファン回転時間積算手段は室
内ファンの回転時間を積算しないようにする。一方、シ
ョートサーキット気流と判断されない場合には、吹出し
口から吹出される空気が室内ユニットを離れて空調され
る部屋を循環することにより室内フィルタの汚れを生成
しやすいため、ファン回転時間積算手段は室内ファンの
回転時間によって積算する。そして、ファン回転時間積
算手段で積算した積算時間に基づき室内フィルタの汚れ
程度をフィルタ汚れ判定手段によって判定する。この第
1の発明の空気調和機では、ショートサーキット気流が
形成されているのは、冷房運転モードと暖房運転モード
と除湿運転モードのいずれのモードで形成されていても
よく、とにかくショートサーキット気流が形成されてい
る場合に適用される。
【0014】第2の発明の空気調和機では除湿運転モー
ドで運転されているかをも判断する。すなわち、ショー
トサーキット気流を形成して吹き出される室内空気の割
合が多い運転モードはファン回転速度を低く抑える除湿
運転モードであるときであることに鑑み、ファン回転時
間積算手段は、ショートサーキット気流が形成されてお
りかつ除湿運転モードで運転される場合には室内ファン
の回転時間の積算を禁止する。
【0015】第3の発明の空気調和機では、室内ファン
の回転速度を小さくして運転する場合にはショートサー
キット気流により吹出流が短絡的に吸込口に戻る空気が
多く、室内への循環量は少なく、従って室内フィルタの
汚れは小さいことに鑑み、ファン回転時間積算手段は、
ショートサーキットが形成されておりかつ室内ファンの
回転速度が所定回転速度以下で運転される場合に室内フ
ァンの回転時間の積算を禁止する。
【0016】第4の発明の空気調和機では、ショートサ
ーキット判断手段は風向変更板の向きによってショート
サーキットが形成されているか否かを簡易に判断する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】図5において、1は室内ユニットで、前面
に室内空気の吸込口2を有し、上面にも室内空気の吸込
口3を有し、さらに前面下部に空調用空気(冷房空気、
除湿空気、暖房空気など)の吹出口4を有している。
【0019】室内ユニット1内には、吸込口2,3から
吹出口4にかけて通風路5が形成される。この通風路5
において、吸込口2,3の内側に防塵用(および消臭
用)の室内フィルタ6が設けられ、その室内フィルタ6
の内側に主室内熱交換器8および補助室内熱交換器7が
配設される。そして、両熱交換器7,8の内側に横流型
の室内ファン9が配設される。
【0020】主室内熱交換器8は第1熱交換器8aと第
2熱交換器8bの二つに分けられ、両熱交換器8a,8
bが室内ファン9を囲むように逆V字状に配置される。
第1熱交換器8aは前面の吸込口2に対向し、第2熱交
換器8bは上面の吸込口3に対向する。そして、第2熱
交換器8bと吸込口3との間、すなわち室内空気の吸込
み流路において第2熱交換器8bより上方の風上側とな
る位置に、補助室内熱交換器7が配置される。
【0021】熱交換器8a,8bと室内ファン9との間
の空間に、電気ヒータ17および水除け部材18が設け
られる。電気ヒータ17は、熱交換器8a,8bを経た
空気を必要に応じて加熱するためのものである。水除け
部材18は、熱交換器8a,8bからドレンが垂れ落ち
ても、それが電気ヒータ17に直接降りかかるのを防ぐ
ためのものである。
【0022】第1熱交換器8aの下方にドレン受け部1
9が形成される。第2熱交換器8bおよび補助室内熱交
換器7の下方にも、ドレン受け部19が形成される。
【0023】第1熱交換器8aの放熱フィンと第2熱交
換器8bの放熱フィンとは互いに接触しているが、第2
熱交換器8bの放熱フィンと補助室内熱交換器7の放熱
フィンとの間には隙間が確保されて両放熱フィンが非接
触つまり熱的に分離された状態にある。
【0024】室内ファン9が回転すると、室内空気が吸
込口2および吸込口3をそれぞれ通して室内ユニット1
内に吸込まれる。吸込口2からの吸込み空気は、室内フ
ィルタ6を通り、さらに第1熱交換器8aを通って室内
ファン9側に流れる。吸込口3からの吸込み空気は、フ
ィルタ6を通った後、先ず補助室内熱交換器7を通り、
次に第2熱交換器8bを通って室内ファン9側に流れ
る。
【0025】通風路5において、室内ファン9の下流側
の吹出口4を臨む位置に、左右風向変更板10が設けら
れる。この左右風向変更板10は、吹出し風の方向を室
内ユニット1の左右方向において設定するためのもの
で、モータ駆動式である。
【0026】左右風向変更板10により下流側に、複数
たとえば一対の上下風向変更板11,11が上下に並べ
て設けられる。この上下風向変更板11,11は、互い
に連動して単一のモータによって駆動され、運転時は時
計回りに回動して吹出口4を開放し、吹出し風の方向を
室内ユニット1の上下方向において設定するとともに、
運転停止時は反時計回りに回動して吹出口4を閉成し、
埃塵が室内ユニット1内に入り込むのを防ぐ働きをす
る。
【0027】図5に点線で示すように、吹出口4から吹
出される空気が吸込口2に短絡的に流れ込む状態をショ
ートサーキット気流50が形成されているという。ショ
ートサーキット気流50は上下風向変更板11の向きを
図5における点線位置に向くように操作することによっ
て形成される。このショートサーキット気流50の形成
を助けるように、吹出風が中央に集中するように左右風
向変更板10が操作される。
【0028】一方、図2に示すように、圧縮機21の吐
出口に四方弁22を介して室外熱交換器23が配管接続
され、その室外熱交換器23に膨脹機構たとえば電動膨
脹弁24が配管接続される。この電動膨脹弁24は、入
力される駆動パルスの数に応じて開度が連続的に変化す
る。電動膨脹弁24に補助室内熱交換器7の一端が配管
接続され、その補助室内熱交換器7の他端に主室内熱交
換器8(第1熱交換器8aおよび第2熱交換器8b)が
配管接続される。そして、主室内熱交換器8に、上記四
方弁2を介して圧縮機1の吸込口が配管接続される。こ
うして、冷房、除湿、および暖房が可能なヒートポンプ
式冷凍サイクルが構成される。
【0029】冷房時は、図示実線矢印で示すように、圧
縮機1から吐出される冷媒が四方弁22から室外熱交換
器23、電動膨脹弁24、補助室内熱交換器7、主室内
熱交換器8へと順次に流れ、主室内熱交換器8を経た冷
媒が四方弁22を通って圧縮機1に戻る冷房サイクルが
形成される。すなわち、室外熱交換器23が凝縮器、補
助室内熱交換器7および主室内熱交換器8が蒸発器とし
て機能する。
【0030】除湿時は、冷房時と同方向に冷媒が流れる
除湿サイクルが形成される。
【0031】暖房時は、四方弁22が切換わることによ
り、図示破線矢印で示すように、圧縮機1から吐出され
る冷媒が四方弁22から主室内熱交換器8、補助室内熱
交換器7、電動膨脹弁24、室外熱交換器23へと順次
に流れ、室外熱交換器23を経た冷媒が四方弁22を通
って圧縮機1に戻るサイクルが形成される。すなわち、
補助室内熱交換器7および主室内熱交換器8が凝縮器、
室外熱交換器23が蒸発器として機能する。
【0032】図2および図5の両方に示すように、補助
室内熱交換器7の出口側の熱交換パイプに熱交換器温度
センサ13が取付けられ、第1熱交換器8aの中間部の
熱交換パイプに熱交換器温度センサ14が取付けられ
る。
【0033】吸込口2から主室内熱交換器8にかけての
室内空気の吸込み流路に、室内温度センサ15が設けら
れる。また、室外熱交換器23の近傍に室外ファン25
が設けられる。この室外ファン25は、室外空気を室外
熱交換器23に供給する。
【0034】商用交流電源30に、インバータ回路3
1、速度制御回路32,33、および制御部40が接続
される。そして、制御部40に、インバータ回路31、
速度制御回路32,33、風向変更板用モータ10M,
11M、熱交換器温度センサ13,14、室内温度セン
サ15、電気ヒータ17、四方弁22、電動膨脹弁2
4、および受光部41が接続される。
【0035】インバータ回路31は、電源電圧を整流
し、それを制御部40の指令に応じた周波数F(および
電圧)の交流に変換し、出力する。この出力は、圧縮機
21の駆動モータ(圧縮機モータ)の駆動電力となる。
【0036】速度制御回路32は、室外ファンモータ2
5Mに対する電源電圧の供給制御(たとえば通電位相制
御)により、室外ファンモータ25Mの速度(室外ファ
ン25の送風量)を制御部40の指令に応じた速度に設
定する。速度制御回路33は、室内ファンモータ9Mに
対する電源電圧の供給制御(たとえば通電位相制御)に
より、室内ファンモータ9Mの速度(室内フアン9の送
風量)を制御部40の指令に応じた速度に設定する。
【0037】受光部42は、リモートコントロール式の
操作器(以下、リモコンと略称する)から送出される赤
外線光を受光する。
【0038】制御部40は、空気調和機の全般にわたる
制御を行なうものであり、冷房サイクルまたは除湿サイ
クルまたは暖房サイクルを形成し、冷房運転、除湿運転
あるいは暖房運転のいずれかを選択的に実行し、また、
風向変更板用モータ11M等を制御して上下風向変更板
11,11等の向きを操作し吹出口4から吹出される空
気が吸込口2に流れるショートサーキット気流50を形
成したり、また、ショートサーキット気流50の形成時
に室内ファン9を低速度運転するように制御したりす
る。
【0039】また、図2および図3に示すように、制御
部40は、ショートサーキット判断手段51とファン回
転時間積算手段52とフィルタ汚れ判定手段53とを備
えている。
【0040】ショートサーキット判断手段51は、風向
変更板用モータ10M,11Mが作動しているか否かを
判断して風向変更板10,11の向きを求め、ショート
サーキット50が形成されているか否かを判断する。
【0041】ファン回転時間積算手段52は、室内ファ
ンモータ9Mが駆動されているか否かを判断して室内フ
ァン9が回転駆動されているか否かを求め、室内ファン
9の回転時間をカウンターを用いて積算する。ただし、
ファン回転時間積算手段52は、ショートサーキット判
断手段51によってショートサーキット気流50が形成
されていると判断され場合には室内ファン9の回転時間
の積算を禁止する。
【0042】フィルタ汚れ判定手段53は、ファン回転
時間積算手段51で求めた積算時間が予め定めた基準時
間を越えたか否かを判定し、越えた場合に室内ユニット
1に取り付けられた表示部54のフィルタチェック目安
表示部55を点灯させる。
【0043】図4に室内ユニット1の外観(a)と、表
示部54の拡大図(b)を示す。フィルタチェック目安
表示部55が点灯したことを知り、室内フィルタ9を清
掃する。この清掃の後、フィルタリセットボタン56が
押される。フィルタリセットボタンが押されると、ファ
ン回転時間積算手段52はリセット(積算値を零にす
る)され、室内ファン9の回転時間の積算を新たに開始
する。
【0044】本実施形態によれば、ショートサーキット
判断手段51によってショートサーキット気流50が形
成されているか否かを判断し、室内ファン9の回転時間
を積算する際にショートサーキット気流50が形成され
ている場合に運転時間の積算を禁止するようにしたの
で、吹出口から吹出した空気が室内フィルタ6を通過し
て短絡的に室内フィルタ6に戻ってきて実質的に室内フ
ィルタ6を汚さない場合に運転時間が積算されずに、室
内フィルタ6の汚れの程度を正確に求めることができ、
室内フィルタ6の洗浄の必要性を適正に表示することが
可能になる。この結果、フィルタチェック目安表示部5
5の点灯が早や過ぎたり遅すぎたりすることを防止する
ことができる。
【0045】なお、上述の実施形態の説明においては、
図6(a)に示すように室内熱交換器は補助室内熱交換
器7と主室内熱交換器8とから構成される場合について
説明したが、図6(b)に示すように室内熱交換器が単
一の室内熱交換器60から構成される場合にも本発明を
適用することができる。
【0046】次に、図3を参照して本発明の他の実施形
態について説明する。
【0047】本実施形態では、室内ファン9の回転時間
を積算するか否かを単にショートサーキット気流50が
形成されているか否かのみで判断するのではなく、除湿
運転か否か、また室内ファン6の回転速度が所定速度以
下であるか否かをも判断し、より適正に室内フィルタ6
の汚れ程度を判断しようとするものである。
【0048】ショートサーキット気流50が形成されて
いる場合においても室内ファン9によって吸い込まれる
室内空気の中には、ショートサーキット気流50に沿っ
て吹き出される室内空気とショートサーキット気流50
から外れて室内を循環するように吹き出される室内空気
とがある。一般に除湿運転モードにおいては、冷風を室
内の人へ向かって直接放散させないようにするために風
向変更板11を図5における点線位置にして室内ファン
9の回転速度を低めに抑えてショートサーキット気流5
0を形成し、室内空気を効率的に冷却し室内空気中の水
蒸気を液化させることが行われる。従って、除湿運転に
おいては、ショートサーキット気流50を経て吹き出さ
れる室内空気の割合が冷房運転や暖房運転の他の運転モ
ードに比べて多い。
【0049】また、室内ファン9の回転速度が所定回転
速度以下、とくに空気調和機が設定可能な最低回転速度
で運転される場合には、吹出し口から吹出された空気の
ほとんどがショートサーキット気流50になりやすく、
室内を大きく循環しないので、室内フィルタ9の汚れ程
度は低くなる。そこで、室内ファン9の回転速度が所定
回転速度回転速度が小さい場合には、室内ファン9の回
転時間の積算を禁止するようにすることにより、実質的
に室内フィルタ9を汚すことになる運転状態のときにの
み回転時間のみを積算するようにする。
【0050】図1に本実施形態のフローチャートを示
し、室内フィルタ9の汚れ程度を判定する具体的な手順
を説明する。
【0051】ST1において、ルーバ(風向調整板1
0、11)の向きを求めショートサーキット50が形成
されているか否かをショートサーキット判断手段51で
判断する。
【0052】ST2において、ショートサーキット50
が形成されている場合に除湿運転であるか否かを判断す
る。
【0053】ST2で除湿運転であると判断された場合
には、ST3において、ファン回転時間積算手段51
は、そのときの運転時間を積算しないようにして室内フ
ァン9の回転時間を積算する。
【0054】ST2で除湿運転でないと判断された場合
には、ST4に進む。ST4では、速度制御回路33を
参照し室内ファン9の回転速度が所定回転速度以下、例
えば最低回転速度であるか否かを判断する。
【0055】ST4において、室内ファン9の回転速度
が所定回転速度以下、例えば最低回転速度であると判断
された場合にはST3へ進み、ファン回転時間積算手段
51は、そのときの運転時間を積算しないようにして室
内ファン9の回転時間を積算する。
【0056】ST4において、室内ファン9の回転速度
が所定回転速度以下、例えば最低回転速度でないと判断
された場合にはST5へ進み、ファン回転時間積算手段
51は、そのときの運転時間を積算するようにして室内
ファン9の回転時間を積算する。
【0057】本実施形態によれば、除湿運転であるか否
か、さらに室内ファンの回転速度が所定回転速度より小
さいか否かを判断し、ファン回転時間積算手段51によ
って室内ファン9の回転時間を積算するようにしたの
で、室内フィルタ9の汚れの程度をより適正に判断する
ことができる。
【0058】なお、上述の説明において、室内ファン9
の回転時間の実効的な積算時間によって室内ファン6の
汚れの程度を判定するとしたが、回転時間の積算時間の
代わりに一定時間毎に検出した室内ファン9の回転数の
積算回転数によって室内ファン6の汚れの程度を判定し
てもよい。この場合、回転数を積算するにあたってはシ
ョートサーキット気流50が形成されている時間におけ
る回転数の積算を除くようにすればよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、ショートサーキット判断手段によってショートサ
ーキット気流が形成されているか否かを判断し、室内フ
ァンの回転時間を積算する際にショートサーキット気流
が形成されている場合に運転時間の積算を禁止するよう
にしたので、室内フィルタの汚れの程度を適正に求める
ことができる。
【0060】また、除湿運転であるか否か、さらに室内
ファンの回転速度が所定回転速度より小さいか否かを判
断し、ファン回転時間積算手段によって室内ファンの回
転時間を積算するようすれば、室内フィルタの汚れの程
度をより適正に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すフローチャート。
【図2】本発明の冷凍サイクルの構成および制御回路の
構成を示す図。
【図3】図2における制御部の近傍を示す図。
【図4】室内ユニットの外観を示す図(a)と表示部を
拡大して示す図(b)。
【図5】室内ユニットの内部構成を断面して示す図。
【図6】室内熱交換器が補助室内熱交換器を有する場合
(a)と有しない場合(b)を示す断面図。
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 吸込口 3 吸込口 4 吹出口 5 通風路 7 補助室内熱交換器 8 主室内熱交換器 8a 第1熱交換器 8b 第2熱交換器 9 室内ファン 10 左右風向変更板 11,11 上下風向変更板 13,14 熱交換器温度センサ 15 室内温度センサ 17 電気ヒータ 21 圧縮機 22 四方弁 23 室外熱交換器 24 電動膨脹弁 31 インバータ回路 40 制御部 50 ショートサーキット 51 ショートサーキット判断手段 52 ファン回転時間積算手段 54 ファン汚れ判定手段 55 フィルタチェック表示部 56 フィルタリセットボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内フィルタ、室内熱交換器及び室内ファ
    ンを収容し、かつ室内空気の吸込口および前記室内熱交
    換器を経た空気の吹出口を有する室内ユニットとを備
    え、前記室内ファンの回転時間を積算してフィルタ汚れ
    を検知する制御装置を有する空気調和機において、 前記吹出口から吹出される空気が短絡的に前記吸込口に
    流れ込むショートサーキット気流が形成されているか否
    かを判断するショートサーキット判断手段と、 ショートサーキット気流が形成されていると判断された
    状態では、前記室内ファンの回転時間の積算を禁止する
    ファン回転時間積算手段と、を前記制御装置に設けたこ
    とを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】冷房運転モードと暖房運転モードと除湿運
    転モードの各モードの運転が可能であり、前記ファン回
    転時間積算手段は、前記ショートサーキット気流が形成
    されておりかつ前記除湿運転モードで運転される時間を
    積算しないように前記室内ファンの回転時間を積算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記ファン回転時間積算手段は、前記ショ
    ートサーキット気流が形成されておりかつ前記室内ファ
    ンの回転速度が所定回転速度以下と判断する場合に、前
    記室内ファンの回転時間の積算を禁止することを特徴と
    する請求項1に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】前記吹出口には風向変更板が設けられてお
    り、前記ショートサーキット判断手段は前記風向変更板
    の向きによってショートサーキット気流が形成されてい
    るか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の
    空気調和機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163563A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Mitsubishi Electric Corp 室内機及び空気調和装置
CN107110529A (zh) * 2014-12-19 2017-08-29 皇家飞利浦有限公司 并行空气过滤
CN108413578A (zh) * 2018-02-14 2018-08-17 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调器的自清洁控制方法

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