JP3379864B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3379864B2
JP3379864B2 JP25418195A JP25418195A JP3379864B2 JP 3379864 B2 JP3379864 B2 JP 3379864B2 JP 25418195 A JP25418195 A JP 25418195A JP 25418195 A JP25418195 A JP 25418195A JP 3379864 B2 JP3379864 B2 JP 3379864B2
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indoor heat
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宏二 和田
一郎 本郷
博之 時田
宏之 田中
渡辺  誠
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、除湿機能を有す
る空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、
膨脹機構、室内熱交換器を順次接続して冷媒を循環させ
る冷凍サイクルを備え、室外熱交換器を凝縮器、室内熱
交換器を蒸発器として機能させることにより、室内を冷
房することができる。また、冷房に伴い、空気中の水分
が室内熱交換器で凝縮するので、室内を除湿することが
できる。
【0003】ただし、室温はあまり高くなくて湿気が多
いような時期は、冷房よりも除湿そのものが望まれる。
【0004】冷房運転とは別に除湿運転の機能を独立し
て有する空気調和機として、次の例がある。
【0005】(1)弱冷房の運転をオン,オフすること
により、室内温度をあまり低下させずに除湿作用を得
る。
【0006】(2)冷房運転によって室内空気を冷却お
よび除湿し、冷却による温度低下を電気ヒータの発熱で
相殺する。
【0007】(3)室内熱交換器を二分して両熱交換器
の間に膨張弁を介在させることにより、一方の熱交換器
を蒸発器、もう一方の熱交換器を室外熱交換器と同じく
凝縮器(再熱器)として機能させ、蒸発器側で冷却およ
び除湿した空気を凝縮器側で暖めて室内に吹出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】(1)の除湿運転で
は、弱冷房であるために室内熱交換器における冷媒の蒸
発温度が高めとなり、蒸発温度と吸込み空気の露点温度
との差が小さくなって十分な除湿能力が得られない。
【0009】(2)の除湿運転では、冷却能力に見合う
ヒータ発熱が必要であるため、大形の電気ヒータを用意
しなければならず、また消費電力が大きくなるという問
題がある。
【0010】(3)の除湿運転では、室内ユニットに膨
脹弁があるため、冷媒の急激な膨脹音が室内に漏れて住
人が不快を感じてしまう。また、凝縮器(室外熱交換器
+再熱器)が大きくて蒸発器が小さいというアンバラン
スなサイクルとなるため、凝縮器で液化した冷媒が蒸発
器で蒸発しきれないまま圧縮機に吸い込まれてしまう液
バックを生じたり、凝縮器に冷媒が溜まり込んで圧縮機
が異常過熱するなどの心配がある。
【0011】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1の発明の空気調和機は、電気ヒータを要することな
く、消費電力の増大を生じることなく、また室内に不快
音を漏らすことなく、さらには液バックや圧縮機の異常
過熱を生じることなく、室内温度低下のない除湿が可能
なことを目的とする。
【0012】第2の発明の空気調和機は、第1の発明の
目的に加え、室内ユニットの大形化を避けながら各室内
熱交換器に対する良好な通風経路を確保することがで
き、これにより冷媒と吸込み空気との熱交換効率が向上
し、ひいては省エネルギ効果が得られ、さらには冷風感
を受けない快適除湿が可能なことを目的とする。
【0013】第3ないし第5の発明の空気調和機は、第
2の発明の目的に加え、ショートサーキットの形成にか
かわらず室内温度を的確に捕らえることができ、これに
より室内温度制御の信頼性が向上することを目的とす
る。
【0014】第6の発明の空気調和機は、第2の発明の
目的に加え、室温優先と除湿優先の二種類の除湿を実行
でき、しかも除湿優先時に仮に室内温度が低下した場合
には、それを解消し、快適性を維持できることを目的と
する。
【0015】第7ないし第11の発明の空気調和機は、
第6の発明の目的に加え、室内温度の低下をショートサ
ーキットの形成にかかわらず的確に把握して解消できる
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明の空気調和機
は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、少なくとも二つの
室内熱交換器を順次接続した冷凍サイクルと;上記各室
内熱交換器を収容するとともに、各室内熱交換器に対応
の複数の吸込口を有する室内ユニットと;上記各室内熱
交換器の温度を検知する複数の温度検知手段と;上記圧
縮機の吐出冷媒が室外熱交換器、膨張弁、各室内熱交換
器を通つて圧縮機に戻る除湿サイクルを形成し、かつ上
記各温度検知手段の検知温度のうちいずれかが露点温度
以下となって残りが露点温度より高くなるよう上記膨張
弁の開度を制御する除湿運転手段と;を備える。
【0017】第2の発明の空気調和機は、第1の発明に
おいて、少なくとも二つの室内熱交換器は、逆V字状に
配置された第1室内熱交換器および第2室内熱交換器で
あり;複数の吸込口は、室内ユニットの前部に形成され
て上記第1室内熱交換器に対応する第1吸込口と、室内
ユニットの上部に形成されて上記第2室内熱交換器に対
応する第2吸込口であり;室内ユニットは、下部に吹出
口を有するとともに、その吹出口に上下方向ルーバを有
し;除湿運転時、上記吹出口からの吹出空気が上記第1
吸込口に流れるショートサーキットが形成されるよう上
記上下方向ルーバを操作する制御手段を設けた。
【0018】第3の発明の空気調和機は、第2の発明に
おいて、さらに、室内空気の温度を検知する温度検知手
段と;ショートサーキットの形成から一定時間後の上記
検知温度を記憶し、以後、上記検知温度を記憶値により
補正する室温補正手段と;を設けた。
【0019】第4の発明の空気調和機は、第2の発明に
おいて、さらに、室内空気の温度を検知する温度検知手
段と;ショートサーキットの形成時の上記検知温度を記
憶し、かつショートサーキットの形成から一定時間後の
上記検知温度を記憶し、以後、上記検知温度を両記憶値
により補正する室温補正手段と;を設けた。
【0020】第5の発明の空気調和機は、第3または第
4の発明において、室温補正手段の補正値を用いて圧縮
機の運転を制御する制御手段、を設けた。
【0021】第6の発明の空気調和機は、第2の発明に
おいて、室内空気の温度を検知する温度検知手段と;除
湿運転時、上記検知温度があらかじめ定められた設定室
内温度を維持するよう上記圧縮機の運転周波数を制御す
る室温優先モードの制御手段と;除湿運転時、上記圧縮
機の運転周波数を所定値に設定する除湿優先モードの制
御手段と;この除湿優先モードの選択時、上記検知温度
が低下してその低下幅が所定値以上のとき運転を中断す
る運転制御手段と;を設けた。
【0022】第7の発明の空気調和機は、第6の発明の
運転制御手段が、ショートサーキットの形成から一定時
間後の検知温度を基準温度と定め、その基準温度に対す
る検知温度の低下幅が所定値以上のとき運転を中断す
る。
【0023】第8の発明の空気調和機は、第6の発明の
運転制御手段が、ショートサーキットの形成から一定時
間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定め、
その基準温度に対する検知温度の低下幅が所定値以上の
とき運転を中断する。
【0024】第9の発明の空気調和機は、第6の発明の
運転制御手段が、ショートサーキットの形成から一定時
間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定め、
その基準温度に対する検知温度の低下幅が所定値以上の
とき運転を中断し、低下幅が所定値以下に回復すると運
転を再開する。
【0025】第10の発明の空気調和機は、第6の発明
の運転制御手段が、ショートサーキットの形成から一定
時間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定
め、その基準温度に対する検知温度の低下幅が所定値以
上のとき運転を中断し、低下幅が所定値以下に回復し且
つ検知温度が設定値以上のとき運転を再開する。
【0026】第11の発明の空気調和機は、第6の発明
の運転制御手段が、ショートサーキットの形成から一定
時間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定
め、その基準温度に対する検知温度の低下幅が第1所定
値以上のとき運転を中断し、低下幅が第2所定値(<第
1所定値)以下に回復し且つ検知温度が設定値以上のと
き運転を再開する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0028】図1において、1は室内ユニットで、前面
に室内空気の吸込口(第1吸込口)2を有し、上面にも
室内空気の吸込口(第2吸込口)3を有し、さらに前面
下部に空調用空気(冷房空気、除湿空気、暖房空気な
ど)の吹出口4を有する。
【0029】室内ユニット1内には、上記吸込口2,3
から吹出口4にかけて通風路5が形成される。この通風
路5において、吸込口2,3の内側に防塵用(および消
臭用)のフィルタ6が設けられ、そのフィルタ6の内側
に少なくとも二つの室内熱交換器として第1室内熱交換
器8aおよび第2室内熱交換器8bが配設される。この
室内熱交換器8a,8bは、一つの室内熱交換器8を二
つに分けたものに相当する。
【0030】両熱交換器8a,8bの内側の通風路5に
横流型の室内ファン9が配設され、その室内ファン9を
囲むように両熱交換器8a,8bが逆V字状に配置され
る。熱交換器8aは前面の吸込口2に対向し、熱交換器
8bは上面の吸込口3に対向する。
【0031】熱交換器8aの下方にドレン受け部19a
が形成される。熱交換器8bの下方にドレン受け部19
bが形成される。
【0032】室内ファン9が回転すると、室内空気が吸
込口2および吸込口3をそれぞれ通して室内ユニット1
内に吸込まれる。吸込口2からの吸込み空気は、フィル
タ6を通り、さらに熱交換器8aを通って室内ファン9
側に流れる。吸込口3からの吸込み空気は、フィルタ6
を通った後、熱交換器8bを通って室内ファン9側に流
れる。
【0033】通風路5において、室内ファン9の下流側
の吹出口4を臨む位置に、左右方向ルーバ10が設けら
れる。この左右方向ルーバ10は、吹出し風の方向を室
内ユニット1の左右方向において設定するためのもの
で、手動式である。
【0034】左右方向ルーバ10より下流側に、複数た
とえば一対の上下方向ルーバ11,11が上下に並べて
設けられる。この上下方向ルーバ11,11は、互いに
連動して単一のモータによって駆動され、運転時は図示
半時計方向に回動して吹出口4を開放し、吹出し風の方
向を室内ユニット1の上下方向において設定するととも
に、運転停止時は図示時計方向に回動して吹出口4を閉
成し、埃塵が室内ユニット1内に入り込むのを防ぐ働き
をする。
【0035】一方、図2に示すように、圧縮機21の吐
出口に四方弁22を介して室外熱交換器23が配管接続
され、その室外熱交換器23に膨脹機構たとえば電動膨
張弁24が配管接続される。この電動膨張弁24は、入
力される駆動パルスの数に応じて開度が連続的に変化す
る。
【0036】電動膨張弁24に室内熱交換器8bが配管
接続され、室内熱交換器8aに上記四方弁2を介して圧
縮機1の吸込口が配管接続される。
【0037】こうして、冷房、除湿、および暖房が可能
なヒートポンプ式冷凍サイクルが構成される。
【0038】冷房時は、図示実線矢印で示すように、圧
縮機1から吐出される冷媒が四方弁22から室外熱交換
器23、電動膨張弁24、室内熱交換器8b、室内熱交
換器8aへと順次に流れ、室内熱交換器8aを経た冷媒
が四方弁22を通って圧縮機1に戻る冷房サイクルが形
成される。すなわち、室外熱交換器23が凝縮器、室内
熱交換器8a,8bが蒸発器として機能する。
【0039】除湿時は、冷房時と同方向に冷媒が流れる
除湿サイクルが形成される。
【0040】暖房時は、四方弁22が切換わることによ
り、図示破線矢印で示すように、圧縮機1から吐出され
る冷媒が四方弁22から室内熱交換器8a、室内熱交換
器8b、電動膨張弁24、室外熱交換器23へと順次に
流れ、室外熱交換器23を経た冷媒が四方弁22を通っ
て圧縮機1に戻るサイクルが形成される。すなわち、室
内熱交換器8a,8bが凝縮器として機能し、室外熱交
換器23が蒸発器として機能する。
【0041】室内熱交換器8bの入口側の熱交換パイプ
に熱交換器温度センサ13が取付けられ、室内熱交換器
8aの中間部の熱交換パイプに熱交換器温度センサ14
が取付けられる。
【0042】吸込口2から室内熱交換器8aにかけての
室内空気の吸込み流路に、室内温度センサ15が設けら
れる。また、室外熱交換器23の近傍に室外ファン25
が設けられる。この室外ファン25は、室外空気を室外
熱交換器23に供給する。
【0043】商用交流電源30に、インバータ回路3
1、速度制御回路32,33、および制御部40が接続
される。そして、制御部40に、インバータ回路31、
速度制御回路32,33、上下方向ルーバ用モータ11
M、熱交換器温度センサ13,14、室内温度センサ1
5、四方弁22、電動膨張弁24、および受光部41が
接続される。
【0044】インバータ回路31は、電源電圧を整流
し、それを制御部40の指令に応じた周波数F(および
電圧)の交流に変換し、出力する。この出力は、圧縮機
21の駆動モータ(圧縮機モータ)の駆動電力となる。
【0045】速度制御回路32は、室外ファンモータ2
5Mに対する電源電圧の供給制御(たとえば通電位相制
御)により、室外ファンモータ25Mの速度(室外ファ
ン25の送風量)を制御部40の指令に応じた速度に設
定する。速度制御回路33は、室内ファンモータ9Mに
対する電源電圧の供給制御(たとえば通電位相制御)に
より、室内ファンモータ9Mの速度(室内ファン9の送
風量)を制御部40の指令に応じた速度に設定する。
【0046】受光部42は、リモートコントロール式の
操作器(以下、リモコンと略称する)から送出される赤
外線光を受光する。
【0047】リモコン50は、図3に示すように、上面
に表示部51、温度調節釦52、運転/停止釦53、お
よびスライド蓋54を有している。スライド蓋54は図
示太線矢印の方向へのスライドが可能であり、スライド
により内部の操作釦が露出する。露出する操作釦とし
て、冷房運転、暖房運転、および室温優先モードの除湿
運転のいずれかを選択するための運転切換釦55、除湿
優先モードの除湿運転を単独に選択するための除湿専用
釦56がある。すなわち、リモコン50は、室内温度の
低下を極力防止して、室温を設定温度に維持しながら除
湿運転を行なう室温優先モードおよびある程度の室内温
度の低下は容認して、室温の維持よりも除湿を優先して
除湿運転を行なう除湿優先モードのいずれか一方を選択
するための選択手段として機能する。
【0048】また、リモコン50は、室温優先モードが
選択されると設定室内温度Tsの数値を表示部51で表
示し、除湿優先モードが選択された場合は設定室内温度
Tsを表示しない機能を有している。
【0049】制御部40は、空気調和機の全般にわたる
制御を行なうもので、主要な機能手段として次の[1]
から[7]を備える。
【0050】[1]冷房サイクルを形成して室外熱交換
器23を凝縮器、室内熱交換器8a,8bを蒸発器とし
て機能させる冷房運転手段。
【0051】[2]除湿サイクルを形成し、かつ室内熱
交換器8の一部(室内熱交換器8a)の温度Tjが吸込
室内空気の露点温度以下となって(蒸発域)、室内熱交
換器8の残りの部分(室内熱交換器8b)の温度Tcが
吸い込み空気の露点温度より高くなるよう(過熱域)、
かつ温度Tcと温度Tjとの差ΔTcjが所定値となるよ
う、電動膨張弁24を制御する除湿運転手段。
【0052】[3]除湿運転時、吹出口4からの吹出空
気が吸込口2に流れるショートサーキットが形成される
よう、上下風向変更板11,11を操作する操作手段。
【0053】[4]ショートサーキットの形成時の検知
温度TaをT1 として記憶し、かつショートサーキット
の形成から一定時間後の検知温度TaをT2 として記憶
し、以後、検知温度Taを両記憶値T1 ,T2 により補
正する室温補正手段。
【0054】[5]除湿運転時、室温補正手段で補正さ
れる室内温度Taがあらかじめ定められた設定室内温度
Tsを維持するよう圧縮機21の運転周波数(インバー
タ回路31の出力周波数)Fを制御する室温優先モード
の制御手段。
【0055】[6]除湿運転時、圧縮機21の運転周波
数Fを段階的に低下させて所定値たとえば最低運転周波
数Fmin に設定する除湿優先モードの制御手段。
【0056】[7]除湿優先モードの除湿運転時、室温
補正手段で補正される室内温度Taが低下してその低下
幅が所定値以上のとき、運転を中断(サーモオフ)する
運転制御手段。
【0057】つぎに、上記の構成の作用を説明する。
【0058】リモコン50で除湿運転の開始操作がなさ
れると、圧縮機21が起動されて除湿サイクルが形成さ
れるとともに、室内ファン9および室外ファン25の運
転が開始され、除湿運転の開始となる。
【0059】この場合、除湿運転の選択が運転切換釦5
5の操作によるものであれば、室温優先モードの除湿運
転となり、リモコン50であらかじめ設定される設定室
内温度Tsの数値が図3に示すように同リモコン50の
表示部51で表示される。この表示により、室温優先モ
ードであることが報知される。この室温優先モードの制
御を図4および図5のフローチャートを参照しながら以
下に説明する。
【0060】室内温度センサ15で検知される吸込室内
空気の温度(以下、室内温度と称する)Taと設定室内
温度Tsとの差ΔT(=Ta−Ts)が求められ、その
温度差ΔTに応じて圧縮機21の運転周波数Fが制御さ
れる。これにより、室内温度Taが設定室内温度Tsに
維持される。この場合、ショートサーキットがまだ形成
されていないことからフラグfbが“0”となってお
り、これに従い、室内温度センサ15の検知温度Taが
補正されることなくそのまま室内温度として使用され
る。
【0061】温度差ΔTに応じた運転制御の条件を図6
に示している。
【0062】室内温度Taが設定室内温度Tsより所定
温度(たとえば 0.5℃)高い設定値Ts1 以上のゾーン
e,f,g,h,iにあれば、運転周波数Fが冷房用の
制御値に設定される。
【0063】吸込室内空気の温度Taが、設定値Ts1
未満、設定室内温度Tsより所定温度(たとえば 4.0
℃)低い設定値Ts2 以上のゾーンb,c,dの範囲に
あれば、運転周波数Fが除湿用の制御値に設定される。
除湿用の制御値は、冷房用の制御値よりはるかに低い値
(たとえば16Hz以下)である。
【0064】室内温度Taが設定室内温度Ts2 より低
いゾーンaにあれば、運転周波数Fが零、つまり圧縮機
21が停止(サーモオフ)される。
【0065】この運転周波数制御に伴い、設定値Ts1
以上のゾーンe,f,g,h,iでは、冷房運転が行な
われ、室内熱交換器8a,8bの全てを蒸発域として用
いるよう電動膨張弁24の開度が制御される。
【0066】特に、設定値Ts1 以下のゾーンb,c,
dでは、熱交換器温度センサ13で検知される室内熱交
換器8bの温度Tjが吸込室内空気の露点温度以下とな
って、熱交換器温度センサ14で検知される室内熱交換
器8aの温度Tcが露点温度より高くなるよう、かつ温
度Tcと温度Tjとの差ΔTcj(=Tc−Tj)が所定
値ΔTcj1 になるよう、電動膨張弁24の開度が制御さ
れる。所定値ΔTcj1は、圧縮機21の運転周波数Fに
比例する値である。
【0067】たとえば、温度差ΔTcjが所定値ΔTcj1
より大きければ、電動膨張弁24の開度が制御ループご
とに所定値ずつ縮小される。温度差ΔTcjが所定値ΔT
cj1より小さければ、電動膨張弁24の開度が制御ルー
プごとに所定値ずつ増大される。温度差ΔTcjが所定値
ΔTcj1 に一致すると、そのときの電動膨張弁24の開
度がそのまま保持される。
【0068】この開度制御により、吸込室内空気は、ほ
とんど室内熱交換器8bでのみ冷却および除湿され、室
内熱交換器8aでは熱交換しないまま室内に吹出され
る。室内熱交換器8bに付着する水分は、熱交換器8b
の熱交換パイプおよび放熱フィンを伝わってドレン受け
部19bに滴下する。
【0069】ここで、室内熱交換器8bによる除湿作用
について説明しておく。
【0070】運転周波数Fが上昇すると、冷媒の循環量
が増える。仮に、いかなる運転周波数Fに対しても温度
差ΔTcjの目標値であるΔTcj1 が一定であったなら
ば、冷媒循環量が増えることによって、室内熱交換器8
bだけで冷媒の蒸発が終了せずに、室内熱交換器8aで
も冷媒の蒸発が起こることになる。こうなると、除湿の
機能だけでなく、冷房(つまり室内空気の温度を下げ
る)の機能も発揮されてしまう。
【0071】運転周波数Fの変化に応じて温度差ΔTcj
を変えることができれば、たとえ冷媒循環量が増えて
も、室内熱交換器8bだけで冷媒の蒸発を終わらせるこ
とができる。そこで、所定値ΔTcj1 を運転周波数Fに
比例した値に設定するようにしている。これにより、圧
縮機能力の変化にかかわらず、除湿作用を室内熱交換器
8bのみに与えて室内温度の低下を確実に抑制できる。
【0072】とくに、従来のような再熱用の電気ヒータ
が不要であり、よって消費電力の増大を生じない。従来
のように、室内ユニットに膨張弁(室内熱交換器を蒸発
器と再熱器とに分けるため)を設けないので、冷媒の急
激な膨脹音が室内に漏れる不具合がない。また、室内ユ
ニットに膨張弁を設けるタイプでは、凝縮器(室外熱交
換器+再熱器)が大きくて蒸発器が小さいというアンバ
ランスなサイクルとなって、凝縮器で液化した冷媒が蒸
発器で蒸発しきれないまま圧縮機が異常過熱するなどの
心配があったが、そのような心配も解消される。
【0073】室内ユニット1の構成に関しては、前面に
吸込口2があり、上面にも吸込口3があり、これら吸込
口2,3に室内熱交換器8a,8bをそれぞれ対向さ
せ、しかも室内ファン9を囲むように両熱交換器8a,
8bを逆V字状に配置した構成であるから、室内ユニッ
ト1の大形化を避けながら室内熱交換器8a,8bに対
する良好な通風経路を確保することができ、これにより
冷媒と吸込室内空気との熱交換効率が向上し、ひいては
省エネルギ効果が得られる。
【0074】ところで、室温優先モードの除湿運転で
は、吸込室内空気の温度Taが設定値Ts1 以上のゾー
ンe,f,g,h,iにおいて、運転周波数Fが冷房用
の制御値に設定されるので、圧縮機21の能力は高めに
なると共に、電動膨張弁24も冷房運転時の制御が行な
われるので、室内温度を望みの状態つまり設定室内温度
Tsへと速やかに移行することができる。
【0075】吸込室内空気の温度Taが、設定値Ts1
未満、設定値Ts2 以上のゾーンb,c,dの範囲で
は、運転周波数Fが除湿用の制御値に設定されるので、
圧縮機21の能力は低めとなり、よって室内温度を不要
な温度変動を生じることなく設定室内温度Tsへとスム
ーズに収束させることができる。
【0076】この場合、冷媒の蒸発が室内熱交換器8b
でのみ終わる制御である点、しかも除湿運転そのものが
室内温度のあまり高くない時季に選択されることが多い
点などから、運転周波数Fの制御値として冷房用よりも
はるかに低い除湿用の選択が可能となっている。この除
湿用の制御値を用いることにより、必要以上に室内温度
が低下することもなく、消費電力の低減が図れ、省エネ
ルギ効果を得ることができる。
【0077】吸込温度Taが設定室内温度Ts2 より低
くなると、圧縮機21が停止(サーモオフ)されて室内
ファン9の運転による送風のみ続けられるので、室内温
度の不要な低下が解消される。
【0078】なお、圧縮機21が低能力運転またはサー
モオフされるゾーンa,bでは、図1に破線で示すよう
に、上下風向変更板11,11が水平吹出位置より上の
位置に回動される。これにより、吹出口4から吹出され
る空気がそのまま吸込口2に流れるショートサーキット
が形成され、吹出風が居住域に届かない。
【0079】したがって、居住域に風を到達させること
なく除湿を続けることができ、冷風感を受けない快適除
湿が可能である。ショートサーキットによって一部の空
気が連続して吸い込まれることになるが、空気中の水分
拡散速度は十分に大きいので、居住域の空気は拡散によ
り十分に除湿される。
【0080】このショートサーキットの形成と同時に、
室内ファン9が低速度運転される。この低速度運転によ
り、吹出口4から吹出される空気が遠くに流れることな
く吸込口2へと流れ、ショートサーキットの形成が確実
となる。
【0081】空気中の湿気は、拡散により移動するもの
であって、気流によって移動するものではない。このこ
とから、除湿運転中は室内ファン9を止めても除湿能力
が損なわれることはないが、室内ファン9を止めてしま
うと、吹出口4と上下風向変更板11,11との隙間か
ら冷気が下がっていくため、それを防ぐことも含めて室
内ファン9が低速度運転される。
【0082】ところで、ショートサーキットの形成時、
その形成時の室内温度センサ15の検知温度TaがT1
として記憶される。この記憶の旨がフラグfaの“1”
セットにより保持される。そして、ショートサーキット
の形成から一定時間t1 後、室内温度センサ15の検知
温度TaがT2 として記憶される。この記憶の旨がフラ
グfbの“1”セットにより保持される。
【0083】フラグfbが“1”になると、記憶値
1 ,T2 の差(=T1 −T2 )が求められ、その差が
室内温度センサ15の検知温度Taに加算される[Ta
+(T1−T2 )]。以後、この値[Ta+(T1 −T
2 )]が室内温度Taの補正値として制御に使用され
る。
【0084】すなわち、ショートサーキットが形成され
ると、室内熱交換器8bによって熱交換された空気の温
度が室内温度センサ15の検知温度Taとなる。
【0085】しかしながら、ショートサーキットの形成
から一定時間t1 後には室内ユニット1の回りの空気温
度が安定し、検知温度Taと実際の室温との差が略一定
となる。
【0086】そこで上述のようにして求められた記憶値
1 ,T2 の差(T1 −T2 )がショートサーキットの
影響による温度低下分、すなわち検知温度Taと実際の
室温との差であるので、検知温度Taにこの温度低下分
(T1 −T2 )を加えることによって、実際の室内温度
を算出することができる。
【0087】これによって、ショートサーキットの形成
にかかわらず室内温度を的確に捕らえることができ、室
内温度制御の信頼性が向上する。
【0088】一方、除湿運転がリモコン50の除湿専用
釦56の操作により選択されたものであれば、除湿優先
モードの除湿運転となる。この場合、除湿優先モードで
あることを報知するため、リモコン50の表示部51で
設定室内温度Tsが表示されない。この除湿優先モード
の制御を図7および図8のフローチャートを参照しなが
ら以下に説明する。
【0089】運転開始に際し、電動膨張弁24の開度が
除湿立上がりを考慮した初期開度に先ず設定される。そ
して、圧縮機21の運転周波数Fが先ず除湿立上がりを
考慮した所定値(=16Hz)に設定され、その後、最低運
転周波数Fmin (= 9Hz)まで一定時間t0 ごとに段階
的に下げられていく。運転周波数Fの変化の様子を図9
に示している。室温優先モードの場合と同じく、運転周
波数Fの制御値として冷房用よりもはるかに低い除湿用
が選択されており、これにより消費電力の低減が図れ、
省エネルギ効果が得られる。
【0090】この運転周波数制御に伴い、熱交換器温度
センサ13で検知される室内熱交換器8bの温度Tjが
吸込室内空気の露点温度以下となって、熱交換器温度セ
ンサ14で検知される室内熱交換器8aの温度Tcが露
点温度より高くなるよう、かつ温度Tcと温度Tjとの
差ΔTcj(=Tc−Tj)が所定値ΔTcj1 になるよ
う、電動膨張弁24の開度が制御される。所定値ΔTcj
1 は、圧縮機21の運転周波数Fに比例する値である。
【0091】この開度制御により、吸込室内空気は、ほ
とんど室内熱交換器8bでのみ冷却および除湿され、室
内熱交換器8aでは熱交換しないまま室内に吹出され
る。室内熱交換器8bに付着する水分は、熱交換器8b
の熱交換パイプおよび放熱フィンを伝わってドレン受け
部19bに滴下する。
【0092】運転周波数Fが最低運転周波数Fmin まで
下がると、上記したショートサーキットが形成され、吹
出風が居住域に届かない。
【0093】したがって、居住域に風を到達させること
なく除湿を続けることができ、冷風感を受けない快適除
湿が可能である。この場合も、室内ファン9が低速度運
転され、これにより吹出口4から吹出される空気が遠く
に流れることなく吸込口2へと流れ、ショートサーキッ
トの形成が確実となる。
【0094】除湿運転の開始からショートサーキットを
形成するまでにある程度の時間が確保されることになる
が、この時間は、居住域の人が冷風感を抱くまでの時間
にほぼ相当する。冷風感が生じるまでは通常の吹出しを
行なって冷凍サイクルの立上がりをスムーズに行ない、
除湿作用の立上がりを早めるようにしている。
【0095】そして、この除湿優先モードの除湿運転で
は、室内温度Taの低下が所定時間(たとえば20分間)
続いた場合、圧縮機21が停止(サーモオフ)され、室
内ファン9の運転による送風のみ続けられる。このサー
モオフにより、室内温度の不要な低下が解消される。
【0096】室内温度Taが設定室内温度Tsよりも所
定値β低い値(=Ts−β)まで下がった場合にも、圧
縮機21がサーモオフされ、室内ファン9の運転による
送風のみ続けられる。このサーモオフにより、室内温度
の不要な低下を解消することができる。
【0097】サーモオフによって室内温度Taの低下が
解消され、上昇に転じると、圧縮機21が起動されて運
転開始初期の運転周波数F(=16Hz)が再設定される
(サーモオン)。そして、上記同様、運転周波数Fが最
低運転周波数Fmin (= 9Hz)まで一定時間t0 ごとに
段階的に下げられていく。
【0098】ところで、ショートサーキットの形成時、
その形成時の室内温度センサ15の検知温度TaがT1
として記憶される。この記憶の旨がフラグfaの“1”
セットにより保持される。そして、ショートサーキット
の形成から一定時間t1 後、室内温度センサ15の検知
温度TaがT2 として記憶される。この記憶の旨がフラ
グfbの“1”セットにより保持される。
【0099】フラグfbが“1”になると、記憶値
1 ,T2 の差(=T1 −T2 )が求められ、その差が
室内温度センサ15の検知温度Taに加算される[Ta
+(T1−T2 )]。以後、この値[Ta+(T1 −T
2 )]が室内温度Taの補正値として制御に使用され
る。すなわち、ショートサーキットの形成にかかわらず
室内温度を的確に捕らえることができ、室内温度制御の
信頼性が向上する。
【0100】なお、室温優先モードの選択用である運転
切換釦55、および除湿優先モードの選択用である除湿
専用釦56をリモコン50に設けているので、室温優先
および除湿優先の二種類の除湿を簡単な操作で自由に選
択して実行することができる。しかも、室温優先である
か除湿優先であるかをリモコン50における設定室内温
度Tsの表示の有無によって報知するようにしているの
で、使用者はどちらの除湿が行なわれているかを容易に
認識することができる。
【0101】次に、この発明の第2実施例について説明
する。
【0102】第2実施例では、制御部40が、主要な機
能手段として次の[1]から[7]を備える。
【0103】[1]冷房サイクルを形成して室外熱交換
器23を凝縮器、室内熱交換器8a,8bを蒸発器とし
て機能させる冷房運転手段。
【0104】[2]除湿サイクルを形成し、かつ室内熱
交換器8の一部(室内熱交換器8a)の温度Tjが吸込
室内空気の露点温度以下となって(蒸発域)、室内熱交
換器8の残りの部分(室内熱交換器8b)の温度Tcが
吸い込み空気の露点温度より高くなるよう(過熱域)、
かつ温度Tcと温度Tjとの差ΔTcjが所定値となるよ
う、電動膨張弁24を制御する除湿運転手段。
【0105】[3]除湿運転時、吹出口4からの吹出空
気が吸込口2に流れるショートサーキットが形成される
よう、上下風向変更板11,11を操作する操作手段。
【0106】[4]除湿運転時、室温補正手段で補正さ
れる室内温度Taがあらかじめ定められた設定室内温度
Tsを維持するよう圧縮機21の運転周波数(インバー
タ回路31の出力周波数)Fを制御する室温優先モード
の制御手段。
【0107】[5]室温優先モードの除湿運転時、ショ
ートサーキットの形成時の検知温度TaをT1 として記
憶し、かつショートサーキットの形成から一定時間後の
検知温度TaをT2 として記憶し、以後、検知温度Ta
を両記憶値T1 ,T2 により補正する室温補正手段。
【0108】[6]除湿運転時、圧縮機21の運転周波
数Fを段階的に低下させて所定値たとえば最低運転周波
数Fmin に設定する除湿優先モードの制御手段。
【0109】[7]除湿優先モードの除湿運転時、ショ
ートサーキットの形成から一定時間(たとえば20分)後
の室内温度センサ15の検知温度Taをある下限値(た
とえば25℃)をもって基準温度Tamとして定め、その基
準温度Tamに対する検知温度Taの低下幅が第1所定値
(たとえば 3℃)以上のとき運転を中断し(サーモオ
フ)、低下幅が第2所定値(たとえば 1℃)以下に回復
し且つ検知温度Taが設定値(たとえば15℃)以上のと
き運転を再開する運転制御手段。
【0110】他の構成は第1実施例と同じである。
【0111】作用を説明する。
【0112】室温優先モードの除湿運転については第1
実施例と同じ作用であり、その説明は省略する。除湿優
先モードの除湿運転の制御を図10のフローチャートを
参照しながら以下に説明する。
【0113】除湿優先モードの除湿運転では、除湿優先
モードであることを報知するため、リモコン50の表示
部51で設定室内温度Tsが表示されない。
【0114】室内温度センサ15の検知温度Taが設定
値(15℃)以上であれば、運転開始となる。この運転開
始に際し、電動膨張弁24の開度が除湿立上がりを考慮
した初期開度に先ず設定される。そして、圧縮機21の
運転周波数Fが先ず除湿立上がりを考慮した所定値(=
16Hz)に設定され、その後、最低運転周波数Fmin (=
9Hz)まで一定時間t0 ごとに段階的に下げられてい
く。この運転周波数Fの変化は図9に示したのと同じで
ある。室温優先モードの場合と同じく、運転周波数Fの
制御値として冷房用よりもはるかに低い除湿用が選択さ
れており、これにより消費電力の低減が図れ、省エネル
ギ効果が得られる。
【0115】この運転周波数制御に伴い、熱交換器温度
センサ13で検知される室内熱交換器8bの温度Tjが
吸込室内空気の露点温度以下となって、熱交換器温度セ
ンサ14で検知される室内熱交換器8aの温度Tcが露
点温度より高くなるよう、かつ温度Tcと温度Tjとの
差ΔTcj(=Tc−Tj)が所定値ΔTcj1 になるよ
う、電動膨張弁24の開度が制御される。所定値ΔTcj
1 は、圧縮機21の運転周波数Fに比例する値である。
【0116】この開度制御により、吸込室内空気は、ほ
とんど室内熱交換器8bでのみ冷却および除湿され、室
内熱交換器8aでは熱交換しないまま室内に吹出され
る。室内熱交換器8bに付着する水分は、熱交換器8b
の熱交換パイプおよび放熱フィンを伝わってドレン受け
部19bに滴下する。
【0117】運転周波数Fが最低運転周波数Fmin まで
下がると、ショートサーキットが形成され、吹出風が居
住域に届かない。
【0118】したがって、居住域に風を到達させること
なく除湿を続けることができ、冷風感を受けない快適除
湿が可能である。この場合も、室内ファン9が低速度運
転され、これにより吹出口4から吹出される空気が遠く
に流れることなく吸込口2へと流れ、ショートサーキッ
トの形成が確実となる。
【0119】除湿運転の開始からショートサーキットを
形成するまでにある程度の時間が確保されることになる
が、この時間は、居住域の人が冷風感を抱くまでの時間
にほぼ相当する。冷風感が生じるまでは通常の吹出しを
行なって冷凍サイクルの立上がりをスムーズに行ない、
除湿作用の立上がりを早めるようにしている。
【0120】しかる後、ショートサーキットの形成から
一定時間の20分が経過すると、そのときの室内温度セン
サ15の検知温度Taがある下限値(25℃)をもって基
準温度Tamと定められる。換言すると、検知温度Taと
下限値のどちらか低い方が基準温度Tamと定められる。
たとえば、検知温度Taが下限値より高い30℃の場合、
30℃が基準温度Tamとなる。検知温度Taが下限値より
低い20℃の場合には、下限値である25℃が基準温度Tam
となる。
【0121】検知温度Taが低下し、基準温度Tamに対
する検知温度Taの低下幅が第1所定値 3℃以上になる
と(Ta<Tam− 3℃)、圧縮機21が停止(サーモオ
フ)され、室内ファン9の運転による送風のみ続けられ
る。このサーモオフにより、室内温度の不要な低下が解
消される。
【0122】サーモオフによって室内温度Taの低下が
解消されて、基準温度Tamに対する検知温度Taの低下
幅が第2所定値 1℃”以下に回復すると、検知温度Ta
が第2設定値(15℃)以上であることを条件に、圧縮機
21が起動されて運転開始初期の運転周波数F(=16H
z)が再設定される(サーモオン)。そして、上記同
様、運転周波数Fが最低運転周波数Fmin (= 9Hz)ま
で一定時間t0 ごとに段階的に下げられていく。
【0123】室内温度(実室温)が高めのときの検知温
度Taの変化を図11、室内温度が低めのときの検知温
度Taの変化を図12、室内温度が運転範囲の下限値で
ある第2設定値(15℃)に近いときの検知温度Taの変
化を図13にそれぞれ示している。
【0124】このように、ショートサーキットの形成か
ら20分後の検知温度Taを基準温度Tamと定め、その基
準温度Tamに対する検知温度Taの低下幅に応じて運転
の中断(サーモオフ)を決定することにより、室内温度
の低下をショートサーキットの形成にかかわらず的確に
把握して解消することができる。
【0125】基準温度Tamの設定にあたって下限値(25
℃)の制限を加味するので、運転の中断前に室内温度が
大幅に低下してしまうような不具合が未然に防止され
る。
【0126】室内温度Taが運転範囲の下限値である第
2設定値(15℃)以上であることを運転開始および運転
再開の条件としているので、室内温度低下および冷風感
の解消が確実である。
【0127】なお、上記各実施例では、室内ユニット1
内に二つの室内熱交換器8a,8bを設けたが、図14
に示すように、室内ユニット1内に三つの室内熱交換器
8a,8b,8cを設けるようにしても同様に実施可能
である。室内熱交換器8cは、吸込口3と室内熱交換器
8bとの間に配設されるとともに、室内熱交換器8bと
の間に隙間が確保されてその室内熱交換器8bから熱的
に分離された状態にある。この場合、室内熱交換器8c
が蒸発域に設定され、室内熱交換器8a,8bが過熱域
に設定されて、除湿運転が行なわれる。
【0128】また、図15に示すように、室内ユニット
1内の二つの室内熱交換器8a,8bのうち、室内熱交
換器8aを上部熱交換器8a1 と下部熱交換器8a2
に分けて、両熱交換器8a1 ,8a2 を“く”の字形に
配置する構成としてもよい。この場合、室内熱交換器8
bが蒸発域に設定され、両熱交換器8a1 ,8a2が過
熱域に設定されて、除湿運転が行なわれる。
【0129】その他、この発明は上記実施例に限定され
るものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能である。
【0130】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明の空気調
和機は、少なくとも二つの室内熱交換器を室内ユニット
に収容し、各室内熱交換器に対応の複数の吸込口を室内
ユニットに形成し、一方、各室内熱交換器の温度を検知
する複数の温度検知手段を設け、これら温度検知手段の
検知温度のうちいずれかが露点温度以下となって残りが
露点温度より高くなるよう膨張弁の開度を制御し除湿運
転を行う構成としたので、電気ヒータを要することな
く、消費電力の増大を生じることなく、また室内に不快
音を漏らすことなく、さらには液バックや圧縮機の異常
過熱を生じることなく、室内温度低下のない除湿が可能
である。
【0131】第2の発明の空気調和機は、第1の発明に
おいて、少なくとも二つの室内熱交換器として逆V字状
に配置した第1室内熱交換器および第2室内熱交換器を
採用するとともに、第1室内熱交換器に対応する第1吸
込口を室内ユニットの前部に形成し、第2室内熱交換器
に対応する第2吸込口を室内ユニットの上部に形成し、
かつ除湿運転時は室内ユニットの下部からの吹出空気が
第1吸込口に流れるショートサーキットを形成する構成
としたので、室内ユニットの大形化を避けながら各室内
熱交換器に対する良好な通風経路を確保することがで
き、これにより冷媒と吸込み空気との熱交換効率が向上
し、ひいては省エネルギ効果が得られ、さらには冷風感
を受けない快適除湿が可能である。
【0132】第3ないし第5の発明の空気調和機は、第
2の発明において、ショートサーキットの形成から一定
時間後に検知される室内空気の温度Taを記憶し、以
後、検知温度Taを記憶値により補正する構成としたの
で、ショートサーキットの形成にかかわらず室内温度を
的確に捕らえることができ、これにより室内温度制御の
信頼性が向上する。
【0133】第6の発明の空気調和機は、第2の発明に
おいて、除湿運転時、検知される室内空気の温度Taが
あらかじめ定められた設定室内温度Tsを維持するよう
圧縮機の運転周波数を制御する室温優先モードの制御手
段を設けるとともに、除湿運転時、圧縮機の運転周波数
を所定値に設定する除湿優先モードの制御手段を設け、
この除湿優先モードの選択時は、検知温度Taが低下し
てその低下幅が所定値以上になったとき運転を中断する
構成としたので、室温優先と除湿優先の二種類の除湿を
実行でき、しかも除湿優先時に仮に室内温度が低下した
場合には、それを解消し、快適性を維持できる。
【0134】第7ないし第11の発明の空気調和機は、
第6の発明において、ショートサーキットの形成から一
定時間後に検知される室内空気の温度Taを基準温度と
定め、その基準温度に対する検知温度Taの低下幅が所
定値以上のとき運転を中断する構成としたので、室内温
度の低下をショートサーキットの形成にかかわらず的確
に把握して解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例の室内ユニットの内部構成を断面して
示す図。
【図2】各実施例の冷凍サイクルの構成および制御回路
の構成を示す図。
【図3】各実施例のリモコンの構成を示す図。
【図4】各実施例の室温優先モードの作用を説明するた
めのフローチャート。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】各実施例の室温優先モードの除湿運転での運転
周波数の制御条件を示す図。
【図7】第1実施例の除湿優先モードの作用を説明する
ためのフローチャート。
【図8】図7に続くフローチャート。
【図9】各実施例の除湿優先モードの除湿運転での運転
周波数の変化を示す図。
【図10】第2実施例の除湿優先モードの作用を説明す
るためのフローチャート。
【図11】第2実施例において室温が高いときの検知温
度変化を示す図。
【図12】第2実施例において室温が低いときの検知温
度変化を示す図。
【図13】第2実施例において室温が運転範囲の下限値
に近いときの検知温度変化を示す図。
【図14】各実施例における室内熱交換器の構成の変形
例を示す図。
【図15】各実施例における室内熱交換器の構成の別の
変形例を示す図。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…第1吸込口、3…第2吸込口、
4…吹出口、5…通風路、8a…第1室内熱交換器、8
b…第2室内熱交換器、9…室内ファン、11,11…
上下風向変更板、13,14…熱交換器温度センサ、1
5…室内温度センサ、21…圧縮機、22…四方弁、2
3…室外熱交換器、24…電動膨張弁、31…インバー
タ回路、40…制御部、50…リモコン、51…表示
部、55…運転切換釦、56…除湿専用釦。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F25B 13/00 103 F25B 13/00 103 (72)発明者 田中 宏之 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東 芝富士工場内 (72)発明者 渡辺 誠 静岡県富士市蓼原336番地 東芝エフ・ イー・シー株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−180884(JP,A) 特開 平5−223327(JP,A) 特開 平6−313577(JP,A) 特開 平5−18630(JP,A) 特開 平5−256471(JP,A) 特開 平7−208835(JP,A) 特開 平7−158888(JP,A) 特開 平7−91706(JP,A) 特開 平4−24454(JP,A) 特開 平6−201176(JP,A) 特開 平7−248141(JP,A) 特開 平4−158145(JP,A) 特開 平6−74528(JP,A) 特開 平6−26693(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、少なく
    とも二つの室内熱交換器を順次接続した冷凍サイクル
    と、 前記各室内熱交換器を収容するとともに、各室内熱交換
    器に対応の複数の吸込口を有する室内ユニットと、 前記各室内熱交換器の温度を検知する複数の温度検知手
    段と、 前記圧縮機の吐出冷媒が室外熱交換器、膨張弁、各室内
    熱交換器を通つて圧縮機に戻る除湿サイクルを形成し、
    かつ前記各温度検知手段の検知温度のうちいずれかが露
    点温度以下となって残りが露点温度より高くなるよう前
    記膨張弁の開度を制御する除湿運転手段と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 少なくとも二つの室内熱交換器は、逆V字状に配置され
    た第1室内熱交換器および第2室内熱交換器であり、 複数の吸込口は、室内ユニットの前部に形成されて前記
    第1室内熱交換器に対応する第1吸込口と、室内ユニッ
    トの上部に形成されて前記第2室内熱交換器に対応する
    第2吸込口であり、 室内ユニットは、下部に吹出口を有するとともに、その
    吹出口に上下方向ルーバを有し、 除湿運転時、前記吹出口からの吹出空気が前記第1吸込
    口に流れるショートサーキットが形成されるよう前記上
    下方向ルーバを操作する操作手段を設けた、 ことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空気調和機において、 室内空気の温度を検知する温度検知手段と、 ショートサーキットの形成から一定時間後の前記検知温
    度を記憶し、以後、前記検知温度を記憶値により補正す
    る室温補正手段と、 を設けたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の空気調和機において、 室内空気の温度を検知する温度検知手段と、 ショートサーキットの形成時の前記検知温度を記憶し、
    かつショートサーキットの形成から一定時間後の前記検
    知温度を記憶し、以後、前記検知温度を両記憶値により
    補正する室温補正手段と、 を設けたことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の空気調
    和機において、 室温補正手段の補正値を用いて圧縮機の運転を制御する
    制御手段を設けた、 ことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の空気調和機において、 室内空気の温度を検知する温度検知手段と、 除湿運転時、前記検知温度があらかじめ定められた設定
    室内温度を維持するよう前記圧縮機の運転周波数を制御
    する室温優先モードの制御手段と、 除湿運転時、前記圧縮機の運転周波数を所定値に設定す
    る除湿優先モードの制御手段と、 この除湿優先モードの選択時、前記検知温度が低下して
    その低下幅が所定値以上のとき運転を中断する運転制御
    手段と、 を設けたことを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の空気調和機において、 運転制御手段は、ショートサーキットの形成から一定時
    間後の検知温度を基準温度と定め、その基準温度に対す
    る検知温度の低下幅が所定値以上のとき運転を中断する
    ことを特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の空気調和機において、 運転制御手段は、ショートサーキットの形成から一定時
    間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定め、
    その基準温度に対する検知温度の低下幅が所定値以上の
    とき運転を中断することを特徴とする空気調和機。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の空気調和機において、 運転制御手段は、ショートサーキットの形成から一定時
    間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定め、
    その基準温度に対する検知温度の低下幅が所定値以上の
    とき運転を中断し、低下幅が所定値以下に回復すると運
    転を再開することを特徴とする空気調和機。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の空気調和機におい
    て、 運転制御手段は、ショートサーキットの形成から一定時
    間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定め、
    その基準温度に対する検知温度の低下幅が所定値以上の
    とき運転を中断し、低下幅が所定値以下に回復し且つ検
    知温度が設定値以上のとき運転を再開することを特徴と
    する空気調和機。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の空気調和機におい
    て、 運転制御手段は、ショートサーキットの形成から一定時
    間後の検知温度をある下限値をもって基準温度と定め、
    その基準温度に対する検知温度の低下幅が第1所定値以
    上のとき運転を中断し、低下幅が第2所定値(<第1所
    定値)以下に回復し且つ検知温度が設定値以上のとき運
    転を再開することを特徴とする空気調和機。
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