JPH1097097A - 静電荷潜像現像用磁性トナー、装置ユニット及び画像形成方法 - Google Patents

静電荷潜像現像用磁性トナー、装置ユニット及び画像形成方法

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JPH1097097A
JPH1097097A JP19223497A JP19223497A JPH1097097A JP H1097097 A JPH1097097 A JP H1097097A JP 19223497 A JP19223497 A JP 19223497A JP 19223497 A JP19223497 A JP 19223497A JP H1097097 A JPH1097097 A JP H1097097A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ライン・文字画像の形成において、画像上に
磁性トナーの飛び散りがなく、シャープな画像を形成し
得る静電荷潜像現像用磁性トナーを提供する。 【解決手段】 磁性トナー粒子は、結着樹脂100重量
部当り20〜150重量部の磁性体を含有しており、2
50メッシュパス−350メッシュオンの鉄粉に対する
摩擦帯電量が絶対値で25〜40mC/kgである摩擦
帯電特性を有し、磁性トナーの重量平均粒径(D4)を
X(μm)、個数分布における粒径3.17μm以下の
磁性トナー粒子の個数%をY(%)とすると、下記式
(1)及び(2)を満足し、 −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) 磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上であり、79
5.8kA/m(10kエルステッド)の磁界下におけ
る残留磁化〔σr(Am2/kg)〕と保磁力〔Hc(k
A/m)〕の積(σr×Hc)が10〜56(kA2m/
kg)であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電荷潜像を現像
するための磁性トナー、装置ユニット及び画像形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られている。一般には、光導電性物質を利用し、種々
の手段により像担持体(感光体)上に電気的潜像を形成
し、次いで該潜像をトナーで現像を行なってトナー像を
形成し、必要に応じて紙の如き転写材にトナー像を転写
した後、熱,圧力,加熱加圧等により転写材上にトナー
画像を定着して複写物又はプリントを得るものである。
【0003】近年、電子写真法を用いた機器は、複写機
以外にプリンタやファクシミリ等多数ある。
【0004】例えば、プリンタ装置はLED又はLBP
プリンタが最近の市場の主流になっている。技術の方向
として従来240又は300dpiであったものが40
0、600、800dpiと、より高解像度になって来
ている。従って現像方式もこれに伴ってより高精細が要
求されてきている。複写機においても高機能化が進んで
おり、そのためデジタル化の方向に進みつつある。デジ
タル複写機は、静電荷潜像をレーザーで形成する方法が
主であるため、高解像度の方向に進んでおり、プリンタ
と同様に高解像、高精細の現像方式が要求されてきてい
る。
【0005】特開平1−112253号公報、特開平1
−191156号公報、特開平2−214156号公
報、特開平2−284158号公報、特開平3−181
952号公報、特開平4−162048号公報に特定の
粒度分布の粒径の小さいトナーが提案されている。
【0006】しかし、これらのトナーを用いて印刷物を
得た場合、まだ文字ラインの周辺にトナー粒子の飛び散
りが多く、文字ラインのシャープ性に関して、さらに改
善が求められている。
【0007】トナーの粒径を小径化すると、文字のシャ
ープ性は多少向上するが、トナーの流動性が低下し、特
にベタ黒画像の画像濃度が低下する。さらに、トナーの
粒径の小径化に伴い、非画像部でのカブリも発生しやす
い。
【0008】磁性トナーを小径化した場合の好適なトナ
ーとして、特開平1−219756号公報に提案されて
いるが、画像濃度維持、カブリ抑制に関してさらなる向
上が望まれている。
【0009】さらに、特開平8−101529号公報
(対応EP−A 0699963)に、79.58kA
/m(1kエルステッド)の磁界下における残留磁化
(σr〔Am2/kg〕)と保磁力(Hc〔kA/m〕)
の積(σr×Hc)が60〜250〔kA2m/kg〕で
ある磁性微粒子を含有する磁性トナーが提案されてい
る。特開平8−101529号公報に記載の79.58
kA/m(1kエルステッド)の磁界下における積(σ
r×Hc)の値が60〜250〔kA2m/kg〕である
磁性微粒子は、795.8kA/m(10kエルステッ
ド)の磁界下では積(σr×Hc)の値が約66〜275
〔kA2m/kg〕と高く、六面体又は八面体(一般
に、球形度(Ψ)が0.75未満)の形状の磁性微粒子
が好ましく使用され、磁性トナーの摩擦帯電量が−1
3.0〜−22.0μC/gと低いことから、粒径3.
17μm以下の磁性トナー粒子を比較的多く含む磁性ト
ナーでは、高画像濃度と非画像部におけるカブリの発生
の抑制をバランス良く達成することが容易ではなく、さ
らなる磁性トナーの改善が求められている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解消した静電荷潜像現像用磁性トナーを提供す
ることにある。
【0011】本発明の目的は、ライン画像及び文字画像
の形成において、画像上に磁性トナーの飛び散りがな
く、シャープなトナー画像を形成し得る静電荷潜像現像
用磁性トナーを提供することにある。
【0012】本発明の目的は、各環境下においても良好
なトナー画像を形成し得る静電荷潜像現像用磁性トナー
を提供することにある。
【0013】本発明の目的は、特に低温低湿環境下にお
いてカブリの発生が少なく、高画像濃度のトナー画像を
形成し得る静電荷潜像現像用磁性トナーを提供すること
にある。
【0014】本発明の目的は、上記磁性トナーを有する
画像形成装置本体に着脱可能な装置ユニットを提供する
ことにある。
【0015】本発明の目的は、上記磁性トナーを使用す
る画像形成方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】具体的には、本発明は、
少なくとも結着樹脂及び磁性体を含有する磁性トナー粒
子を有する静電荷潜像現像用磁性トナーであり、磁性ト
ナー粒子は、結着樹脂100重量部当り20〜150重
量部の磁性体を含有しており、該磁性トナーは、250
メッシュパス−350メッシュオンの鉄粉に対する摩擦
帯電量が絶対値で25〜40mC/kgである摩擦帯電
特性を有し、該磁性トナーの粒度分布において、磁性ト
ナーの重量平均粒径(D4)をX(μm)、個数分布に
おける粒径3.17μm以下の磁性トナー粒子の個数%
をY(%)とすると、下記式(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、該磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上で
あり、該磁性体は、795.8kA/m(10kエルス
テッド)の磁界下における残留磁化〔σr(Am2/k
g)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr×Hc
が10〜56(kA2m/kg)であることを特徴とす
る静電荷潜像現像用磁性トナーに関する。
【0017】さらに、本発明は、現像装置を少なくとも
有する装置ユニットであり、該装置ユニットは画像形成
装置本体に着脱可能であり、該現像装置は、摩擦帯電性
磁性トナーを収容している容器と、磁性トナーを搬送す
るための現像スリーブと、現像スリーブに磁性トナーを
押圧しながら塗布するためのトナー層厚規制部材を有
し、該磁性トナーは、結着樹脂100重量部当り磁性体
を20〜150重量部含有する磁性トナー粒子を有し、
該磁性トナーは、250メッシュパス−350メッシュ
オンの鉄粉に対する摩擦帯電量が絶対値で25〜40m
C/kgである摩擦帯電特性を有し、該磁性トナーの粒
度分布において、磁性トナーの重量平均粒径(D4)を
X(μm)、個数分布における粒径3.17μm以下の
磁性トナー粒子の個数%をY(%)とすると、下記式
(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、該磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上で
あり、該磁性体は795.8kA/m(10kエルステ
ッド)の磁界下における残留磁化〔σr(Am2/k
g)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr×Hc
が10〜56(kA2m/kg)であり、該現像スリー
ブは、容器内に具備されている磁性トナー撹拌部材に対
向する520〜870ガウスの第1の磁極と、トナー層
厚規制部材に対向する600〜950ガウスの第2の磁
極と、現像磁極である700〜1000ガウスの第3の
磁極とを少なくとも有する固定磁石を内包しており、現
像スリーブの表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.3〜
2.5μmであることを特徴とする装置ユニットに関す
る。
【0018】さらに、本発明は、静電荷潜像担持体を帯
電手段によって帯電し、帯電した静電荷潜像担持体を露
光して静電荷潜像を形成し、静電荷潜像担持体と対向す
る現像装置によって静電荷潜像を現像して磁性トナー像
を形成し、磁性トナー像を、中間転写体を介して又は介
さずに転写材へ転写し、磁性トナー像を転写材に定着す
る画像形成方法であり、該現像装置は、摩擦帯電性磁性
トナーを収容している容器と、磁性トナーを搬送するた
めの現像スリーブと、現像スリーブに磁性トナーを押圧
しながら塗布するためのトナー層厚規制部材を有し、該
磁性トナーは、結着樹脂100重量部当り磁性体を20
〜150重量部含有する磁性トナー粒子を有し、該磁性
トナーは、250メッシュパス−350メッシュオンの
鉄粉に対する摩擦帯電量が絶対値で25〜40mC/k
gである摩擦帯電特性を有し、該磁性トナーの粒度分布
において、磁性トナーの重量平均粒径(D4)をX(μ
m)、個数分布における粒径3.17μm以下の磁性ト
ナー粒子の個数%をY(%)とすると、下記式(1)及
び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、該磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上で
あり、該磁性体は795.8kA/m(10kエルステ
ッド)の磁界下における残留磁化〔σr(Am2/k
g)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr×Hc
が10〜56(kA2m/kg)であり、該現像スリー
ブは、容器内に具備されている磁性トナー撹拌部材に対
向する520〜870ガウスの第1の磁極と、トナー層
厚規制部材に対向する600〜950ガウスの第2の磁
極と、現像磁極である700〜1000ガウスの第3の
磁極とを少なくとも有する固定磁石を内包しており、現
像スリーブの表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.3〜
2.5μmであることを特徴とする画像形成方法に関す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の磁性トナーは、その粒度
分布において、重量平均粒径(D)をX(μm)、個
数分布における粒径3.17μm以下の個数%をY
(%)とすると、下記式(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足する必要がある。本発明において、Y>−25X
+180の場合にはカブリが発生しやすく、Y<−5X
+35の場合には文字・ラインのシャープ性が低下し、
いずれも好ましくない。X<3.5の場合には画像濃度
が低下し、X>6.5の場合には文字・ラインのシャー
プ性が低下し、いずれも好ましくない。図4中に、本発
明の磁性トナーにおけるY(個数%)の範囲を斜線で示
す。
【0020】上記作用効果をより忠実に達成するには、
Xが4.0〜6.3であり、Y(%)に関して下記式
(3)を満足することが、より好ましい。
【0021】 −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (3)
【0022】さらに本発明の磁性トナーは、トナーの個
数分布における粒径2.52μm以下のトナー粒子の個
数%をZ(%)とした時、下記式(4)を満足すること
がさらに好ましい。
【0023】 −7.5X+45≦Z≦−12.0X+82 (4)
【0024】磁性トナーが式(4)を満足する場合に
は、文字及びライン画像のシャープ性がより向上し、カ
ブリの発生や画像濃度の低下が生じにくい。
【0025】本発明の磁性トナーの粒度分布の測定は、
コールターカウンターTA−II或いはコールターマル
チサイザー(コールター社製)を用い、電解液は1級塩
化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調整する。
例えば、ISOTON R−II(コールターサイエン
ティフィックジャパン社製)が使用できる。測定法とし
ては、前記電界水溶液100〜150ml中に分散剤と
して界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホン
酸塩)を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20
mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約
1〜3分間分散処理を行ない前記測定装置によりアパー
チャーとして100μmアパーチャーを用いて、2μm
以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分
布とを算出した。それから、本発明にかかる体積分布か
ら求めた重量基準の重量平均粒径(D4:各チャンネル
の中央値をチャンネル毎の代表値とする)及び個数分布
から求めた個数基準の3.17μm以下及び2.52μ
m以下の割合を求める。
【0026】本発明の磁性トナーにおいては、795.
8kA/mの磁界下における磁性体の残留磁化(σr
と保磁力(Hc)の積(σr×Hc)が、10〜56kA2
m/kg(好ましくは24〜56kA2m/kg、より
好ましくは30〜52kA2m/kg)であることが好
ましい。
【0027】本発明の特定の小粒径領域の磁性トナー粒
子に、σrとHcとの積(σr×Hc)が、10kA2m/
kgより小さい値の磁性体を用いた場合、特に低温・低
湿環境下でのカブリが発生しやすくなる。
【0028】一方、σrとHcとの積が56kA2m/k
gを超える磁性体を用いた場合には、文字画像やライン
画像が細くなりやすく、さらに、画像濃度が低下しやす
い。
【0029】本発明において、磁気特性はVSMP−1
−10(東英工業社製)を用いて、外部磁場795.8
kA/mで測定を行なった。本発明の磁性トナーにおい
ては、球形度(Ψ)が0.80以上(より好ましくは
0.85以上)の磁性体を使用している。
【0030】磁性体の球形度(Ψ)が0.80より小さ
い場合には、磁性体の個々の粒子が、面と面で接触する
形となり、粒径0.05〜0.30μmの小さな磁性体
粒子では、機械的せん断力で磁性体の粒子同士を引き離
すことができない凝集体が発生しやすく、そのため、結
着樹脂中への磁性体の分散が十分に行なえない場合があ
り、結果として磁性トナー粒子間で特性の差が生じやす
く、画像濃度が低下しやすく、カブリが発生しやすくな
る。
【0031】本発明の磁性トナーにおいては、ケイ素元
素を含有する磁性体を使用することが好ましい。
【0032】磁性体中のケイ素元素の含有量は鉄元素を
基準にして0.1〜4.0重量%が好ましい。
【0033】ケイ素元素の含有量が0.1重量%より少
ない場合には、残留磁化(σr)と保磁力(Hc)との積
が大きくなりやすく、文字画像やライン画像が細る傾向
が見られる。また、低温・低湿環境下でカブリが発生し
やすい傾向が見られる。
【0034】一方、ケイ素元素の含有量が4.0重量%
を超える場合は逆に残留磁化(σr)と保磁力(Hc)と
の積が小さくなりやすく、カブリが発生しやすい傾向が
見られる。さらに、高温・高湿環境下で画像濃度が低下
する傾向が見られる。
【0035】さらに本発明の課題をより高度なレベルで
満足させるためには、該磁性体は少なくとも表面に二酸
化ケイ素を含有し、その表面に存在させる二酸化ケイ素
の重量%をW(%)、該磁性体の粒度分布における個数
平均粒径をR(μm)とした場合、W×Rが0.003
〜0.042を満足することが好ましい。
【0036】W×Rの値を規定することにより、BET
法で測定される磁性体の粒子の表面SiO2の存在状態
が密であるか粗であるかの判別がより明確に把握され
る。
【0037】磁性体の平均粒径から求められる比表面積
をS、磁性体の密度をρとすると、S=4πR2×〔1
/(4/3)πR3・ρ〕=3/R・ρとなる。磁性体
の粒子の表面のSiO2の存在状態は、実際はW/S=
R・W・ρ/3で与えられる。W/Sの好ましい範囲
は、0.001ρ≦W/S≦0.014ρであるから、
0.001ρ≦R・W・ρ/3≦0.014ρとなり、
式を簡略化すると、0.003≦W×R≦0.042と
なる。
【0038】W×Rが0.003より小さい場合は、磁
性体の粒子の表面SiO2の存在が非常にまばらな状態
であるため、磁性トナーの流動性付与効果が低下し、低
温・低湿環境下において画像濃度低下や、カブリが発生
しやすくなる。W×Rが0.042より大きい場合は、
結着樹脂と磁性体の密着性が低下し、トナー製造時に磁
性体が離脱し易くなり、この遊離磁性体が原因と予想し
ているが、ドラム融着が生じ易くなる。より好ましいW
×Rの範囲は0.008〜0.035である。
【0039】磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素は
0.06〜0.50重量%がより好ましく、磁性体の個
数平均径は0.05〜0.30μmであることがより好
ましい。
【0040】磁性体は体積固有抵抗値が1×104〜1
×107Ω・cm(より好ましくは、5×104〜5×1
6Ω・cm)であることが、磁性トナーの摩擦帯電量
を絶対値で25〜40mC/kgに調整しやすく、高温
・高湿環境下での磁性トナーの摩擦帯電量の低下が少な
く、また低温・低湿環境下での磁性トナーのチャージア
ップが抑制されるので好ましい。
【0041】本発明の磁性トナーは、下記の式で定義さ
れる磁性トナーのタップ時の空隙率が0.45〜0.7
0の範囲にある場合に、特に低温・低湿環境下でのチャ
ージアップに起因する濃度低下を良好に防止することが
可能となる。
【0042】空隙率=(磁性トナーの真密度−磁性トナ
ーのタップ密度)/磁性トナーの真密度
【0043】磁性トナーは主に現像スリーブとトナー層
厚規制部材(ブレード)との間でパッキングされた状態
で摩擦帯電をする。そのため、磁性トナーのパッキング
状態の程度はその磁性トナーの帯電に大きく影響する。
パッキング状態の指標の一つであるタップ時の空隙率が
本発明の範囲のように0.45〜0.70であるという
ことは、磁性トナーのパッキングの状態が従来に比べて
空隙の多い状態で該磁性トナーが摩擦帯電されることに
なる。その空隙率の多い状態が、現像スリーブ上で、磁
性トナー粒子が動き易く、粒径の異なる磁性トナー粒子
の帯電の機会が均一化しやすいので好ましい。
【0044】本発明の磁性トナーに好適に用いられる磁
性体に関して詳述する。
【0045】本発明の磁性トナーに用いられる磁性体と
しては、鉄、コバルト、ニッケル、銅、マグネシウム、
マンガン、アルミニウム、ケイ素などの元素を含む磁性
金属酸化物が挙げられる。これらの磁性体の個数平均粒
径は好ましくは0.05〜0.30μmであり、より好
ましくは0.10〜0.25μmである。個数平均粒径
が0.05μmより小さい場合、磁性体の色味が赤みを
帯びる傾向にあり、磁性トナーの場合その色味が画像の
色味に反映されるため好ましくない。また、0.30μ
mより大きい場合は、画像濃度のラチチュードとカブリ
抑制条件のラチチュードが充分保持できず好ましくな
い。
【0046】磁性金属酸化物の各物性は、水酸化第一鉄
の水溶液のpH,液温,空気酸化の速度,鉄元素以外の
他の元素の存在量等を調整することにより調整すること
ができる。
【0047】磁性トナーに使用される結着樹脂について
以下に述べる。
【0048】本発明に使用されるトナーの結着樹脂とし
ては、ポリスチレン;ポリ−p−クロルスチレン、ポリ
ビニルトルエンの如きスチレン置換体の単重合体;スチ
レン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニル
トルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレンビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−インデン共重合体の如きスチレン
系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然変
性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アク
リル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリコ
ーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリアミ
ド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポ
リビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン
樹脂、石油系樹脂等が挙げられる。架橋されたスチレン
系樹脂も好ましい結着樹脂である。
【0049】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、アクリル酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、アクリルアミドの如き二重結合を有
するモノカルボン酸もしくはその置換体;マレイン酸、
マレイン酸ブチル、マレイン酸メチル、マレイン酸ジメ
チルの如き二重結合を有するジカルボン酸及びその置換
体:塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルの如きビ
ニルエステル;エチレン、プロピレン、ブチレンの如き
エチレン系オレフィン;ビニルメチルケトン、ビニルヘ
キシルケトンの如きビニルケトン;ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル
の如きビニルエーテルが挙げられる。これらのビニル単
量体はスチレンモノマーと単独もしくは組合せて用いら
れる。架橋剤としては、主として2個以上の重合可能な
二重結合を有する化合物が用いられる。例えば、ジビニ
ルベンゼン、ジビニルナフタレンの如き芳香族ジビニル
化合物;エチレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオール
ジメタクリレートの如き二重結合を2個有するカルボン
酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジ
ビニルスルフィド、ジビニルスルホンの如きジビニル化
合物;3個以上のビニル基を有する化合物が挙げられ
る。これらは、単独もしくは混合物として使用できる。
【0050】本発明の磁性トナーには、荷電制御剤とし
て有機金属化合物を用いることが好ましい。有機金属化
合物のうちでも、特に気化性や昇華性に富む有機化合物
を配位子や対イオンとして含有するものが有用である。
【0051】このような金属錯体としては次に示した一
般式で表わされるアゾ系金属錯体がある。
【0052】
【化1】
【0053】上記式中、Mは配位中心金属を表わし、配
位数6のCr、Co、Ni、Mn、Fe、Al、Ti、
Sc又はVが挙げられる。Arはアリール基であり、フ
ェニル基又はナフチル基が挙げられ、置換基を有してい
てもよい。この場合の置換基としては、ニトロ基、ハロ
ゲン基、カルボキシル基、アニリド基及び炭素数1〜1
8のアルキル基又はアルコキシ基がある。X、X’、Y
及びY’は−O−、−CO−、−NH−、−NR−(R
は炭素数1〜4のアルキル基)である。Kは水素イオ
ン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウム
イオン、脂肪族アンモニウムイオン或いはこれらの混合
イオンを示す。
【0054】以下本発明に良好に使用される錯体の具体
例を示す。
【0055】
【化2】
【0056】
【化3】
【0057】
【化4】
【0058】該化合物は、結着樹脂100重量部に対し
て0.2〜5重量部の範囲で添加されるのが好ましい。
【0059】本発明の磁性トナーには、ワックスを添加
することが好ましい。該ワックスとしては、パラフィン
ワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワック
ス及びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス及
びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘導
体、カルナバワックス及びその誘導体が挙げられる。誘
導体としては酸化物、ビニル系モノマーとのブロック共
重合物、グラフト変性物が挙げられる。
【0060】本発明で好ましく用いられるワックスは、
一般式R−Y(式中、Rは炭化水素基を示し、Yは水酸
基、カルボキシル基、アルキルエーテル基、エステル
基、スルホニル基を示す)のGPCによる重量平均分子
量(Mw)が3000以下である固体ワックスが好まし
い。具体的な化合物例としては、 (A)CH3(CH2nCH2OH(nの平均値20〜3
00) (B)CH3(CH2nCH2COOH(nの平均値20
〜300) (C)CH3(CH2nCH2OCH2(CH2mCH
3(nの平均値20〜200、mの平均値0〜100) 等を挙げることができる。上記化合物(B)及び(C)
は化合物(A)の誘導体であり、主鎖は直鎖状の飽和炭
化水素である。上記化合物(A)から誘導される化合物
であれば、上記例に示した以外のものでも使用できる。
特に好ましいワックスはCH3(CH2nOH(nの平
均値20〜300)で表わされる高分子量アルコールを
主成分とするものである。
【0061】本発明の磁性トナーにおいては、帯電安定
性、現像性、流動性、耐久性向上のため、無機微粉体を
添加することが好ましい。
【0062】本発明に用いられる無機微粉体としては、
シリカ微粉体、酸化チタン、アルミナ等が挙げられる。
この中でもBET法で測定した窒素吸着により比表面積
が30m2/g以上(特に50〜400m2/g)の範囲
内のものが良好な結果を与える。磁性トナー粒子100
重量部に対して無機微粉体0.01〜8重量部、好まし
くは0.1〜5重量部使用するのが良い。
【0063】本発明に用いられる無機微粉体は、必要に
応じ、疎水化、帯電性コントロールの目的でシリコーン
ワニス、各種変性シリコーンワニス、シリコーンオイ
ル、各種変性シリコーンオイル、シランカップリング
剤、官能基を有するシランカップリング剤、その他の有
機ケイ素化合物等の処理剤で処理されていることが好ま
しい。これらの処理剤は併用して使用しても良い。
【0064】他の添加剤としては、テフロン粉体、ステ
アリン酸亜鉛粉体、ポリフッ化ビニリデン粉体、シリコ
ーンオイル粒子(約40%のシリカ含有)の如き滑剤が
好適に用いられる。酸化セリウム粉体、炭化ケイ素粉
体、チタン酸ストロンチウム粉体の如き研磨剤が好まし
く用いることができる。カーボンブラック、酸化亜鉛、
酸化アンチモン、酸化スズの如き導電性付与剤や、磁性
トナー粒子と逆極性の白色微粒子及び黒色微粒子を現像
性向上剤として少量用いることもできる。
【0065】本発明の磁性トナーを作製するには、公知
の方法が用いられる。例えば、結着樹脂、磁性体、ワッ
クス、金属塩ないしは金属錯体、着色剤としての顔料、
染料、必要に応じて荷電制御剤、その他の添加剤をヘン
シェルミキサー、ボールミルの如き混合機により充分混
合してから加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの
如き熱混練機を用いて溶融混練して溶融している樹脂の
中に金属化合物、顔料、染料、磁性体を分散又は溶解せ
しめ、冷却固化後、粉砕、分級を行なって本発明の磁性
トナーを得ることができる。分級工程においては生産効
率上、多分割風力分級機を用いることが好ましい。
【0066】本発明の特定な粒度分布を有する磁性トナ
ーを生成するために好ましく使用し得し得る多分割分級
機の例を以下に説明する。
【0067】多分割気流式分級機の一例として図8(断
面図)及び図9及び10(立体図)に示す形式の装置を
一具体例として例示する。
【0068】図8及び図9及び10に於て、側壁122
及び123は分級室の一部を形成し、分級エッジブロッ
ク124は第1分級エッジ117を具備し、分級エッジ
ブロック125は、第2分級エッジ118を具備してい
る。分級エッジ117及び118は、第1軸117a及
び第2軸118aを中心にして、回動可能であり、分級
エッジを回動して分級エッジ先端位置を変えることがで
きる。各分級エッジブロック124及び125は左右に
設置位置をスライドさせることが可能であり、それにと
もなってそれぞれのナイフエッジ型の分級エッジ117
及び118も同一方向またはほぼ同一方向の左右にスラ
イドする。
【0069】この分級エッジ117及び118により、
分級室132の分級ゾーンは、所定粒径以下の微粉体群
を分離するためのコアンダブロックと第1分級エッジと
の間に形成される第1分級域と、所定粒径の中粉体群を
分離するための第1分級エッジと第2分級エッジとの間
に形成される第2分級域と、所定粒径以上の粗粉体群を
分離するための第3分級域とに3分画されている。
【0070】側壁122の下部に分級室132に開口部
を有する原料供給ノズル116を設け、該原料供給ノズ
ルの底部接線の延長方向に対して長楕円弧を描いたコア
ンダブロック126が設置されている。分級室132の
上部ブロック127は、分級室132の下部方向にナイ
フエッジ型の入気エッジ119を具備し、更に分級室1
32上部には分級室132に開口する入気管114及び
115を設けてある。入気管114及び115にはダン
バーのごとき第1気体導入調節手段120及び第2気体
導入調節手段121と静圧計128及び静圧計129を
設けてある。
【0071】分級エッジ117及び118及び入気エッ
ジ119の位置は、磁性トナー粒子の種類及び所望の粒
径により調整される。
【0072】分級室132の底面にはそれぞれの分級域
に対応させて、分級室内に開口する排出口111、11
2及び113を有し、排出口111、112及び113
にはパイプの如き連通手段が接続されており、それぞれ
にバルブ手段のごとき開閉手段を設けてよい。
【0073】原料供給ノズル116は直角筒部と角錘筒
部からなり、直角筒部の内径と角錘筒部の最も狭い箇所
の内径の比を20:1から1:1、好ましくは10:1
から2:1に設定すると、良好な導入速度が得られる。
原料供給ノズル116の後端部分には、磁性トナー粒子
をノズルに供給するための供給口と、磁性トナー粒子を
搬送するためのエアーを供給するためのインクジェクシ
ョンエア導入管131が設けられている。
【0074】以上のように構成してなる多分割分級域で
の分級操作は例えば次のようにして行う。排出口11
1、112、113の少なくとも1つを介して分級室内
を減圧し、分級室内に開口部を有する原料供給ノズル1
16中をインジェクションエア導入管131からの高圧
エアー流及び該減圧によって流動する気流によって、好
ましくは流速50〜300m/秒の速度で粉体を原料供
給ノズル116を介して分級室に噴出する。
【0075】分級室に導入された磁性トナー粒子はコア
ンダブロック26のコアンダ効果による作用と、その際
流入する空気のごとき気体の作用とにより湾曲線130
a、130b、130c等を描いて移動し、それぞれの
トナー粒子の粒径及び慣性力の大小に応じて、大きいト
ナー粒子(粗粒子)は気流の外側(すなわち分級エッジ
18の外側)の第1分画、中間のトナー粒子は分級エッ
ジ118と117の間の第2分画、小さいトナー粒子は
分級エッジ117の内側の第3分画に分級され、分級さ
れた大きいトナー粒子は排出口111より排出され、分
級された中間のトナー粒子は排出口12より排出され、
分級された小さいトナー粒子は排出口13よりそれぞれ
排出される。
【0076】磁性トナー粒子の分級において、分級点は
磁性トナー粒子が分級室132内へ飛び出す位置である
コアンダブロック126の左端部分に対する分級エッジ
117及び118のエッジ先端位置によって主に決定さ
れる。さらに、分級点は分級気流の流量あるいは原料供
給ノズル116からの磁性トナー粒子の噴出速度の影響
を受ける。
【0077】多分割の気流式分級装置において、分級室
132に磁性トナー粒子を導入すると、磁性トナー粒子
中の粒子の大きさに応じて分散して粒子流が形成される
ので、その流線に沿った向きに分級エッジを移動させ、
次いで分級エッジのエッジ先端位置を固定し、所定の分
級点(粒度分布)に設定することができる。この分級エ
ッジ117及び118の移動に際し、分級エッジブロッ
ク124及び125との同時移動により、コアンダブロ
ック126に沿って飛翔するトナー粒子流の流れ方向に
エッジの向きを沿わすことができる。
【0078】さらに、図1を参照しながら本発明の磁性
トナーを用いる画像形成方法の一具体例を説明する。
【0079】図1において1は回転ドラム状の静電荷潜
像担持体であり、その周囲には一次帯電装置(例えば、
帯電ローラ)2、露光光学系3、現像スリーブ5を有す
る現像装置4、転写装置(転写ローラ)9、クリーニン
グ装置(クリーニングブレード)11が配置されてい
る。
【0080】図1に示す画像形成装置においては、バイ
アス印加手段13によりバイアス電圧を印加された一次
帯電装置2により感光体である静電荷潜像担持体1の表
面を一様に帯電し、露光光学系23により像露光して静
電荷潜像担持体1に静電荷潜像を形成する。
【0081】次いで固定磁石を内包する回転する現像ス
リーブ5の表面上に、トナー層厚規制部材6により、磁
性トナー層を形成し、現像スリーブ5にバイアス印加手
段8により交互バイアス、パルスバイアス及び/又は直
流バイアスを印加しながら、静電荷潜像担持体1に形成
した静電荷潜像を現像部において現像するのが好まし
い。
【0082】転写材である転写紙Pを搬送し、電圧印加
手段10によりバイアス電圧が印加されている転写装置
9、転写紙Pの背面から磁性トナーと逆極性の電荷を加
えて、トナー像を転写紙Pへ静電転写する。
【0083】トナー像を有する転写紙Pを、加熱ローラ
12及び加圧ローラ14を有する加熱加圧定着器を通過
させることにより複写物又はプリントが生成される。
【0084】転写工程後の静電荷潜像担持体上に残留す
るトナーは、クリーニングブレード11を有するクリー
ニング装置により除去され、再び一次帯電以下の工程が
繰り返される。
【0085】一次帯電装置2としては、帯電ローラの他
に、帯電ブラシ及び帯電ブレードが挙げられる。
【0086】転写装置9としては、図示してある転写ロ
ーラの他に転写ベルトが挙げられる。
【0087】図2に、画像形成装置本体に着脱可能な装
置ユニット(例えば、プロセスカートリッジ等)の一例
を示す。
【0088】装置ユニット21は、摩擦帯電性磁性トナ
ー16を収容している容器15と、磁性トナー16を感
光ドラム1と対向している現像領域に搬送するための現
像スリーブ5と、現像スリーブ5上に磁性トナー層を形
成し、また、磁性トナー16に摩擦電荷を付与するため
のトナー層厚規制部材である弾性ブレード6とを有する
現像装置4と、感光ドラム2を帯電するための接触帯電
手段である帯電ローラ2と、感光ドラム表面をクリーニ
ングするためのクリーニングブレード11を有するクリ
ーニング手段20とを有している。
【0089】現像スリーブ5の内側には、固定磁石17
が設置されてある。固定磁石17には、第1の磁性トナ
ー撹拌部材18に対向する第1の磁極と、トナー層厚規
制部材6と対向する第2の磁極と、現像磁極である第3
の磁極とが設けられている。図2に示す固定磁石17に
は、さらに、容器下部から磁性トナーがもれるのを防止
するための磁気シールを形成している第4の磁極も設け
られている。容器上部には、磁性トナー16を第1の磁
性トナー撹拌部材18に送るための第2の磁性トナー撹
拌部材19が設けられている。
【0090】図3は、図2に示す装置ユニット21に設
けられている現像装置4の拡大図である。図3におい
て、現像スリーブ5は、基体23(例えば、円筒状アル
ミニウム管,円筒状SUS管)上に導電性粉体が分散さ
れている樹脂コート層22が設けられている。現像スリ
ーブの表面は、中心線平均粗さ(Ra)が0.3〜2.
5μm(好ましくは、0.6〜1.5μm)を有してい
ることが、磁性トナーの搬送性,磁性トナーの均一な層
を形成する上で好ましい。現像スリーブ5は基体23そ
のものでも良いが、樹脂コート層22が設けられている
方が、現像スリーブ表面における磁性トナーによる汚染
が抑制され、多数枚耐久性が向上するので好ましい。
【0091】樹脂コート層22は、被膜形成高分子材料
に導電性粉体が含まれているものが使用される。導電性
粉体は、120kg/cm2で加圧した後の抵抗値が
0.5Ω・cm以下であるものが好ましい。
【0092】導電性粉体としては、カーボン微粒子、カ
ーボン微粒子と結晶性グラファイトとの混合物、結晶性
グラファイトが好ましい。導電性粉体は、粒径0.00
5〜10μmを有するものが好ましい。
【0093】結晶性グラファイトは、大別すると天然黒
鉛と人造黒鉛とに分けられる。人造黒鉛は、ピッチコー
クスをタールピッチの如き結合材により固めて1200
℃位で一度焼成してから黒鉛化炉に入れ、2300℃位
の高温で処理することにより、炭素の結晶が成長して黒
鉛に変化することにより調製される。天然黒鉛は、永い
間に天然の地熱と地下の高圧によって完全に黒鉛化した
ものが地中より産出するものである。これらの黒鉛は、
種々の優れた性質を有していることから工業的に広い用
途をもっている。黒鉛は、暗灰色ないし黒色の光沢のあ
る非常に柔らかい滑性のある結晶鉱物で、潤滑性、耐熱
性、化学的安定性がある。結晶構造は六方晶とその他に
菱面晶系に属するものがあり、層状構造を有している。
電気的特性に関しては、炭素と炭素の結合の間に自由電
子が存在し、良好な電気伝導性を有している。黒鉛は天
然、人工のどちらでもよい。黒鉛は、粒径的には0.5
μm〜10μmのものが好ましい。
【0094】被膜形成高分子材料は、例えば、スチレン
系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、
ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、アクリル
系樹脂の如き熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、ポ
リイミド樹脂の如き熱硬化性樹脂あるいは光硬化性樹脂
を使用することができる。中でもシリコーン樹脂、フッ
素樹脂のような離型性のあるもの、あるいはポリエーテ
ルスルホン、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサ
イド、ポリアミド、フェノール樹脂、ポリエステル、ポ
リウレタン、スチレン系樹脂のような機械的性質に優れ
たものがより好ましい。特に、フェノール樹脂が好まし
い。
【0095】導電性のカーボンブラックの如き、アモル
ファスカーボンは、一般的には「炭化水素または炭素を
含む化合物を空気の供給が不十分な状態で燃焼または熱
分解させてできる結晶子の集合体」と定義されている。
特に電気伝導性に優れ、高分子材料に充填して導電性を
付与したり、添加量のコントロールである程度任意の導
電度を得ることができる。
【0096】導電性のアモルファスカーボンの粒子径は
5〜100mμ、好ましくは10〜80mμ、より好ま
しくは15〜40mμのものが好ましい。
【0097】導電性粉体は、樹脂コート層に15〜60
重量%分散されているのが好ましい。
【0098】カーボン微粒子とグラファイト粒子を組み
合せて使用する場合は、グラファイト10重量部当り、
カーボン微粒子1乃至50重量部を使用するのが好まし
い。
【0099】導電性粉体が分散されている現像スリーブ
の樹脂コート層の体積抵抗率は、10-6乃至106Ω・
cmが好ましい。
【0100】トナー層厚規制部材6としては、第2の磁
極25に対向して磁性ブレードを設けても良いが、本発
明の装置ユニット及び画像形成方法においては、第2の
磁極25に対向してニップ部を形成するように設置され
た弾性ブレードの方が、磁性トナーに好適な範囲の摩擦
帯電量を付与し得、また、均一なトナー層厚の磁性トナ
ー層を形成し得るので好ましい。弾性ブレードとして
は、シリコーンゴム,ウレタンゴムの如きゴムで形成さ
れていても良く、非磁性のステンレスの如き金属であっ
ても良い。
【0101】弾性ブレード6は、現像スリーブ5に対し
て引き抜き圧が5〜50(gf)(より好ましくは15
〜40(gf))であるように設置されていることが、
磁性トナーを好適に摩擦帯電し、均一なトナー層を形成
し、現像スリーブ表面のトナー汚染を防止する上で好ま
しい。
【0102】現像スリーブ5に内包される固定磁石17
の第1の磁極24は520〜870ガウス(より好まし
くは600〜800ガウス)であることが、第1の磁性
トナー撹拌部材18の回転にともなって送られてくる磁
性トナー16を現像スリーブ表面に円滑に取り込む上で
好ましく、第2の磁極25は600〜950ガウス(好
ましくは650〜850ガウス)であることが弾性ブレ
ードとの関係で均一な磁性トナー層を形成する上で好ま
しい。
【0103】固定磁石17の第3の磁極は、現像領域に
おいて現像磁極を形成し、カブリの発生を抑制する上で
700〜1000ガウス(好ましくは750〜950ガ
ウス)であることが良い。
【0104】本発明における各種物性の測定方法に関し
て以下に説明する。
【0105】磁性体の球形度(Ψ)の測定方法: (1)磁性体の粒子の最小長(μm)と最大長(μm)
を下記の如く測定する。
【0106】電子顕微鏡(日立製作所H−700H)
で、コロジオン膜銅メッシュに処理した磁性体の粒子の
試料を用いて加電圧100kVにて10,000倍で撮
影し、焼きつけ倍率を3倍とし、最終倍率30,000
倍とした写真からランダムに100個を選び出し、磁性
体の各粒子の最小長と最大長を測定する。
【0107】(2)磁性体の球形度(Ψ)を下記の如く
算出する。
【0108】
【数1】
【0109】上記の如く測定した100個の磁性体の粒
子のそれぞれの球形度を計算し、平均したものを磁性体
の球形度(Ψ)とする。
【0110】磁性体に含まれるケイ素化合物の含有量の
測定方法:ビーカ中に磁性体及び脱イオン水を入れ温度
を約50℃に保つ。この中に適量の特級塩酸を加え、磁
性体が完全に溶解するまで撹拌する。磁性体の溶解した
溶液を0.1μmメンブランフィルターでろ過し、ろ液
をプラズマ発光分光(ICP)によって、鉄元素及びケ
イ素元素の定量を行なう。
【0111】磁性体の粒子の表面に存在する二酸化ケイ
素の存在量Wの測定方法: (1)2N−NaOH溶液で磁性体の表面に存在する二
酸化ケイ素(SiO2)を溶出させる(40℃,30分
間)。
【0112】(2)溶出前と溶出後の磁性体中のSiO
2量を蛍光X線分析により測定する。これよりW(%)
=(溶出前のSiO2量−溶出後のSiO2量)/溶出前
の磁性体の重量、とする。
【0113】磁性体の体積固有抵抗値の測定方法:磁性
体10gを測定セルに入れ油圧シリンダーにより成型
(圧600kg/cm2)する。圧力を解放した後、抵
抗計(横河電気製YEW MODEL2506A DI
GITAL MALTIMETOR)をセットし、再度
油圧シリンダーにより150kg/cm2の圧力を加え
る。100Vの電圧を印加し、測定を開始し、3分後の
測定値を読み取る。さらに試料の厚さを測定し下式より
体積固有抵抗値を測定する。
【0114】
【数2】
【0115】磁性トナーの鉄粉に対する摩擦帯電量の測
定方法:常温・常湿環境下で、図6に示す装置を用いて
測定を行う。
【0116】磁性トナー1gと、250メッシュパス−
350メッシュオンの鉄粉キャリア9gとを混合し、1
50秒間振盪したものを測定サンプルとした。サンプル
を秤量後、底に500メッシュ(磁性粒子の通過しない
大きさに適宜変更可能)の導電性スクリーン43のある
金属製の測定容器42に測定サンプルを入れ金属製のフ
タ44をする。このときの測定容器42全体の重量を秤
りW1(g)とする。次に、吸引機41(測定容器42
と接する部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口4
7から吸引し風量調節弁46を調整して真空計45の圧
力を250mmAqとする。この状態で充分(約2分
間)吸引を行ない磁性トナーを吸引除去する。このとき
の電位計49の電位をV(ボルト)とする。ここで48
はコンデンサーであり容量をC(μF)とする。また、
吸引後の測定容器全体の重量を秤りW2(g)とする。
磁性トナーの摩擦帯電量T(mC/kg)は下式の如く
計算される。
【0117】 T(mC/kg)=(C×V)/(W1−W2
【0118】磁性トナーの空隙率の測定方法: (1)磁性トナーの真密度の測定方法:ステンレス製の
内径10mm、長さ約5cmのシリンダーと、その中に
密着挿入できる外径約10mm、高さ5mmの円盤
(A)と、外径約10mm、長さ約8cmのピストン
(B)を用意する。シリンダーの底の円盤(A)を入
れ、次いで測定サンプル約1gを入れ、ピストン(B)
を静かに押し込む。これに油圧プレスによって400k
g/cm2の力を加え、5分間圧縮したものをとり出
す。この圧縮サンプルの重さを秤量(wg)しマイクロ
メーターで圧縮サンプルの直径(Dcm)、高さ(Lc
m)を測定し、次式によって真密度を計算する。
【0119】
【数3】
【0120】(2)磁性トナーのタップ密度の測定方
法:磁性トナーのタップ密度(g/cm3)は、細川ミ
クロン(株)製のパウダーテスター及び該パウンダーテ
スターに付属している容器を使用して、該パウダーテス
ターの取扱い説明書の手順に従って測定した値をいう。 (3)磁性トナーの空隙率は、下記式から算出する。
【0121】
【数4】
【0122】弾性ブレードと現像スリーブとの間の引き
抜き圧の測定方法:図7に示す様に弾性ブレード6と現
像スリーブ5とが形成するニップ部にSUSの薄膜28
(厚み50μm,長さ50mm,幅10mm)を挟み込
み、そこの中に挟まれたSUSの薄膜29(厚み50μ
m,長さ50mm,幅10mm)の一枚を引き抜く時の
力を測定しすることにより引き抜き圧(gf)を測定す
る。
【0123】現像スリーブ表面の中心線平均粗さ(R
a)の測定方法:現像スリーブ表面の凹凸の度合は、J
IS B0601−1982に記載の中心線平均粗さ
(Ra)の測定方法に準じて測定する。カットオフ値を
0.8mmにし、測定長さ(l)2.5mmで中心線平
均粗さ(Ra)を測定する。1本の現像スリーブにおい
て、4ヶ所測定し、その平均値を中心線平均粗さ(R
a)とする。
【0124】中心線平均粗さ:粗さ曲線からその中心線
の方向に測定長さlの部分を抜き取り、この抜取り部分
の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸とし、粗さ曲線を
y=f(x)で表したとき、次の式によって求められる
値をマイクロメートル(μm)で表したものをいう。
【0125】
【数5】
【0126】粗さ曲線の平均線:粗さ曲線の抜取り部分
において、被測定面の幾何学的形状をもつ直線又は曲線
で、かつ、その線から断面曲線又は粗さ曲線までの偏差
の二乗和が最小になるように設定した線(図5を参
照)。
【0127】粗さ曲線の中心線:粗さ曲線の平均線に平
行な直線を引いたとき、この直線と粗さ曲線で囲まれる
面積が、この直線の両側で等しくなる直線を中心線とい
う。
【0128】測定装置としては、例えば小坂研究所
(株)の「Surfcorder SE−3400」が
挙げられる。
【0129】次に、本発明を製造例及び実施例に基づい
てより具体的に説明する。
【0130】
【実施例】磁性体の製造例1 硫酸第一鉄水溶液に、鉄元素に対してケイ素元素の含有
率が2.9重量%となるようにケイ酸ソーダを添加した
後、鉄イオンに対して1.1〜1.2当量の水酸化ナト
リウムの溶液を混合し、水酸化第一鉄を含む水溶液を調
製した。
【0131】水溶液のpHを7〜9に維持しながら35
リットル/minの空気を吹き込み、液温度を82℃に
維持して酸化反応を行ない、磁性粒子を生成した。生成
した磁性粒子を常法により洗浄,濾過,乾燥,凝集物の
粉砕を行ない、表1に示すような特性を有する磁性体N
o.1を得た。
【0132】磁性体の製造例2〜6及び比較磁性体の製
造例1及び2 磁性体の製造条件を変え、表1に示す磁性体No.2〜
6及び比較磁性体No.1及び2を生成した。
【0133】
【表1】
【0134】実施例1 結着樹脂(スチレン系樹脂) 100重量部 磁性体No.1(個数平均粒径=0.20μm 100重量部 形状:球形(球形度0.99) σr×Hc=26(kA2m/kg) W×R=0.039) 負荷電性制御剤(モノアゾFe錯体) 2重量部 ワックス(脂肪族アルコール系ワックス) 5重量部
【0135】上記構成材料をヘンシェルミキサーで混合
分散し、二軸エクストルーダーで溶融混練を行なった。
混練物は冷却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた粉砕
機によって微粉砕し、さらに風力分級機及びコアンダ効
果を利用した多分割分級機を用いて磁性トナーを得た。
該トナー100重量部に対してシリコーンオイルで疎水
化処理されたシリカを1.5重量部加え、ヘンシェルミ
キサーで混合し、重量平均粒径X=5.7μm、Y=1
6.5個数%、Z=3.8個数%の磁性トナーNo.1
を得た。該磁性トナーNo.1のタップ密度から求めた
空隙率は0.57であった。磁性トナーNo.1の物性
を表2に示す。得られた磁性トナーNo.1をキヤノン
製LBPプリンタ720のプロセスカートリッジを改造
した改造プロセスカートリッジの現像器に投入し、LB
Pプリンタに改造プロセスカートリッジを装着し以下の
画像評価方法に従い評価を行なった。結果を表3に示
す。
【0136】改造プロセスカートリッジにおいて、アル
ミニウム管を基体とする現像スリーブ(直径16mm)
の表面は、カーボンブラック3.1重量%及びグラファ
イト29.5重量%が分散されているフェノール樹脂層
(厚さ約10μm)で被覆されており、現像スリーブ内
には固定磁石(直径13mm,第1の磁極730ガウ
ス,第2の磁極800ガウス,第3の磁極900ガウ
ス,第4の磁極750ガウス)が内包されている。
【0137】現像スリーブ表面の中心線平均粗さ(R
a)は1.2μmであり、引き抜き圧25(gf)とな
るように現像スリーブを押圧している厚さ1.5mmの
シリコーン樹脂製弾性ブレードがカウンター方向に設置
されている。
【0138】改造プロセスカートリッジが装着されてい
るLBPプリンターは、ポリカーボネート樹脂層を有す
るOPC感光ドラム(直径30mm)が周速94mm/
secで回転し、現像スリーブが周速112mm/se
cで回転し、現像スリーブには直流バイアス−450V
及び交流バイアスVpp 1600V(2200Hz)
が印加されている。OPC感光ドラムと接触している帯
電ローラで−600Vに帯電された後に、レーザ光を照
射してOPC感光体にデジタル潜像を形成し、改造プロ
セスカートリッジの現像装置によってデジタル潜像を反
転現像により現像してOPC感光体に磁性トナー像を形
成した。OPC感光体上の磁性トナー像は普通紙へ転写
ローラ(転写バイアス1500V,OPC感光ドラムを
線圧30g/cmで押圧している)で転写し、普通紙上
の磁性トナー像は加熱加圧定着器により定着した。転写
後のOPC感光ドラム表面はクリーニングブレードでク
リーニングし、次いで帯電ローラで帯電する工程,現像
工程,転写工程及びクリーニング工程をくりかえしてお
こなった。
【0139】(A)低温・低湿(L/L)環境における
画像評価 画像濃度:1000枚耐久後のベタ黒濃度をマクベス濃
度計により測定した。 カブリ:”リフレクタメーター”(東京電色(株))を
用い、あらかじめプリント前の転写紙の白色度を測定
し、プリントされた全面白色像の白色度との差が最大と
なった値(耐久枚数3000枚を通して)を示した。
【0140】(B)高温・高湿(H/H)環境における
ドラム融着 3000枚耐久を行なった後のベタ黒画像上に生ずる白
点の発生程度を評価した。 ランク5:全く発生しなかった。 ランク3:数点発生が見られるが、実用上問題なし。 ランク1:発生が多く(数十点)、悪い。 ランク4はランク5と3の中間レベルであり、ランク2
はランク3と1の中間レベルである。
【0141】(C)文字画像のシャープ性 1000枚時のチェックサンプルを用いて、約2mm角
の「電」の文字を30倍に拡大し、以下の評価基準に従
い評価を行なった。 A:文字ラインがシャープである。 B:Aと下記Cとの中間の画質。 C:多少文字ライン周辺部に飛び散りが見られる。 D:飛び散り目立つ。
【0142】実施例2 磁性体として、個数平均粒径が0.18μm、形状が球
形(球形度0.99)、σr×Hc=38(kA2m/k
g)、W×R=0.039である磁性体No.2を使用
する以外は、実施例1と同様にして磁性トナーNo.2
を作製し、評価を行なった。空隙率は0.57であっ
た。結果を表3に示す。
【0143】実施例3 磁性体として、個数平均粒径が0.18μm、形状が球
形(球形度0.99)、σr×Hc=38(kA2m/k
g)、W×R=0.024である磁性体No.3を使用
する以外は、実施例1と同様にして磁性トナーNo.3
を作製し、評価を行なった。空隙率は0.57であっ
た。得られた磁性トナーNo.2の物性を表2に示す。
結果を表3に示す。
【0144】実施例4 磁性体として、個数平均粒径が0.15μm、形状が球
形(球形度0.99)、σr×Hc=52(kA2m/k
g)、W×R=0.012である磁性体No.4を使用
する以外は、実施例1と同様にして磁性トナーNo.4
を作製し、評価を行なった。空隙率は0.57であっ
た。結果を表3に示す。
【0145】実施例5 磁性体として、個数平均粒径が0.20μm、形状が球
形(球形度0.98)、σr×Hc=30(kA2m/k
g)、W×R=0.039である磁性体No.5を使用
する以外は、実施例1と同様にして磁性トナーNo.5
を作製し、評価を行なった。空隙率は0.57であっ
た。結果を表3に示す。
【0146】実施例6 磁性体として、個数平均粒径が0.22μm、形状が球
形(球形度0.97)、σr×Hc=24(kA2m/k
g)、W×R=0.045である磁性体No.6を使用
する以外は、実施例1と同様にして磁性トナーNo.6
を作製し、評価を行なった。空隙率は0.57であっ
た。結果を表3に示す。
【0147】実施例7 磁性体として実施例6で使用した磁性体No.6を用
い、実施例1と同様の製造法で、X=5.36μm、Y
=9.5%、Z=3.3%の磁性トナーNo.7を得た
後、実施例1と同様に評価を行なった。空隙率は0.5
8であった。結果を表3に示す。
【0148】実施例8 磁性体として実施例6で使用した磁性体No.6を用
い、実施例1と同様の製造法で、X=6.4μm、Y=
5.0%、Z=1.5%の磁性トナーNo.8を得た
後、実施例1と同様に評価を行なった。空隙率は0.5
6であった。結果を表3に示す。
【0149】比較例1 磁性体として、個数平均粒径が0.25μm、形状が球
形(球形度0.94)、σr×Hc=9(kA2m/k
g)、W×R=0.46である比較磁性体No.1を使
用する以外は、実施例1と同様の製造法で、X=7.6
0μm、Y=4.8%、Z=1.2%の比較磁性トナー
No.1を得た後、実施例1と同様に評価を行なった。
空隙率は0.40であった。結果を表3に示す。
【0150】比較例2 磁性体として、個数平均粒径が0.31μm、形状が針
状(球形度0.69)、σr×Hc=87(kA2m/k
g)、W×R=0.001である比較磁性体No.2を
使用する以外は、実施例1と同様の製造法で、X=5.
70μm、Y=16.0%、Z=4.3%の比較磁性ト
ナーNo.2を得た後、実施例1と同様に評価を行なっ
た。空隙率は0.50であった。結果を表3に示す。
【0151】
【表2】
【0152】
【表3】
【0153】実施例9〜19 現像装置の条件を表4に示す如く変更して、実施例1と
同様にして画出し試験をおこなった。結果を表5に示
す。
【0154】
【表4】
【0155】
【表5】
【0156】磁性体の製造例7 硫酸第一鉄水溶液に、鉄元素に対してケイ素元素の含有
率が1.2重量%となるようにケイ酸ソーダを添加した
後、鉄イオンに対して1.1〜1.2当量の水酸化ナト
リウムの水溶液を混合し、水酸化第一鉄を含む水溶液を
調製した。
【0157】水溶液のpHを7〜9に維持しながら30
リットル/minの空気を吹き込み、液温度を80℃に
維持して酸化反応を行ない、磁性粒子を生成した。生成
した磁性粒子を常法により洗浄,濾過,乾燥,凝集物の
粉砕を行ない、表6に示すような特性を有する磁性体N
o.7を得た。
【0158】磁性体の製造例8 鉄元素に対するケイ素元素の含有率が3.1重量%とな
るようにケイ酸ソーダを添加する以外は、製造例7と同
様にして表6に示すような特性を有する磁性体No.8
を得た。
【0159】磁性体の製造例9 鉄元素に対するケイ素元素の含有率を3.9重量%とな
るようにケイ酸ソーダを添加する以外は、製造例7と同
様にして表6に示すような特性を有する磁性体No.9
を得た。
【0160】磁性体の製造例10 鉄元素に対するケイ素元素の含有率を0.6重量%とな
るようにケイ酸ソーダを添加する以外は、製造例7と同
様にして表6に示すような特性を有する磁性体No.1
0を得た。
【0161】磁性体の比較製造例3 ケイ酸ソーダを添加しない以外は、製造例7と同様にし
て表6に示すような特性を有する比較磁性体No.3を
得た。
【0162】磁性体の比較製造例4 鉄元素に対するケイ素元素の含有率を5.5重量%とな
るようにケイ酸ソーダを添加する以外は、製造例7と同
様にして表6に示すような特性を有する比較磁性体N
o.4を得た。
【0163】
【表6】
【0164】実施例20 結着樹脂〔スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体,重量平均分子量(M w)6万,数平均分子量(Mn)5000,THF不溶分の含有量30重量%〕 100重量部 磁性体No.7 100重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ錯体) 3重量部 離型剤(脂肪族アルコール系ワックス CH3(CH2nCH2OH,nの平均 値約50) 5重量部
【0165】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.9を調製した。実施例1と
同様に改造プロセスカートリッジの現像装置に磁性トナ
ーNo.9を入れ、改造プロセスカートリッジをLBP
プリンタに装着して各環境下における画出し試験をおこ
なった。結果を表8に示す。
【0166】(1)画像濃度 上記した各環境下において、10000枚のプリントア
ウトを行ない初期画像濃度と耐久後の画像濃度を比較し
評価した。画像濃度は、「マクベス反射濃度計」(マク
ベス社製)を用いて測定を行なった。
【0167】(2)カブリ リフレクメータ(東京電色(株)製)により測定した転
写紙の白色度を示す反射率(%)と、ベタ白をプリント
後の転写紙の白色度を示す反射率(%)との差からカブ
リを算出した。
【0168】(3)画像品質(文字・ラインシャープ
性) 図11に示す模様をプリントアウトし、そのラインシャ
ープ性を評価した。
【0169】 ライン幅の変動 A:非常に良好 3%以内 B:良好 6%以内 C:実用可 12%以内 D:悪い 12%を超える
【0170】実施例21 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体,Mw65000,M n5800,THF不溶分の含有量30重量%) 100重量部 磁性体No.7 120重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(脂肪族アルコール系ワックス CH3(CH2nCH2OH,nの平均 値約50) 6重量部
【0171】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.10を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0172】実施例22 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート−マレイン酸n−ブチルハーフ エステル共重合体,Mw25万,Mn8500) 100重量部 磁性体No.7 90重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(低分子量ポリプロピレンワックス,Mw9000) 5重量部
【0173】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.11を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0174】実施例23 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体,Mw65000,M n5800,THF不溶分の含有量30重量%) 100重量部 磁性体No.8 100重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(脂肪族アルコール系ワックス CH3(CH2nCH2OH,nの平均 値約50) 6重量部
【0175】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.12を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0176】実施例24 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート−マレイン酸n−ブチルハーフ エステル共重合体,Mw25万,Mn8500) 100重量部 磁性体No.7 110重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(低分子量ポリプロピレンワックス,Mw9000) 5重量部
【0177】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.13を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0178】実施例25 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体,Mw65000,M n5800,THF不溶分の含有量30重量%) 100重量部 磁性体No.9 100重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(脂肪族アルコール系ワックス CH3(CH2nCH2OH,nの平均 値約50) 6重量部
【0179】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.14を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0180】実施例26 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート−マレイン酸n−ブチルハーフ エステル共重合体,Mw25万,Mn8500) 100重量部 磁性体No.7 120重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(低分子量ポリプロピレンワックス,Mw9000) 5重量部
【0181】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.15を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0182】実施例27 結着樹脂(スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体,Mw65000,M n5800,THF不溶分の含有量30重量%) 100重量部 磁性体No.10 100重量部 負荷電性制御剤(モノアゾ鉄錯体) 3重量部 離型剤(脂肪族アルコール系ワックス CH3(CH2nCH2OH,nの平均 値約50) 6重量部
【0183】上記材料を使用して実施例1と同様にして
表7に示す磁性トナーNo.16を調製し、実施例20
と同様にして画出し試験をおこなった。結果を表8に示
す。
【0184】比較例3 比較磁性体No.3を使用することを除いて実施例21
と同様にして表7に示す比較磁性トナーNo.3を調製
し、実施例20と同様にして画出し試験をおこなった。
結果を表8に示す。
【0185】比較例4 比較磁性体No.3を使用し、離型剤として低分子量ポ
リプロピレンワックス(Mw9000)を使用すること
を除いて実施例20と同様にして表7に示す比較磁性ト
ナーNo.4を調製し、実施例20と同様にして画出し
試験をおこなった。結果を表8に示す。
【0186】比較例5 比較磁性体No.4を使用することを除いて実施例20
と同様にして表7に示す比較磁性トナーNo.5を調製
し、実施例20と同様にして画出し試験をおこなった。
結果を表8に示す。
【0187】比較例6 比較磁性体No.4を使用し、離型剤として低分子量ポ
リプロピレンワックス(Mw9000)を使用すること
を除いて実施例20と同様にして表7に示す比較磁性ト
ナーNo.6を調製し、実施例20と同様にして画出し
試験をおこなった。結果を表8に示す。
【0188】比較例7 実施例20において磁性トナー粒子の製造時の分級条件
を変更して重量平均粒径が8.5μmである表7に示す
比較磁性トナーNo.7を調製し、実施例21と同様に
して画出し試験をおこなった。結果を表8に示す。
【0189】比較例8 実施例20において磁性トナー粒子の製造時の分級条件
を変更して重量平均径が3.0μmである表7に示す比
較磁性トナーNo.8を調製し、実施例20と同様にし
て画出し試験をおこなった。結果を表8に示す。
【0190】比較例9 実施例20において磁性トナー粒子の製造時の分級条件
を変更して重量平均径が6.0μmで、粒径3.17μ
m以下の粒子の含有量Yが3.1個数%の比較磁性トナ
ーNo.9を調製し、実施例20と同様にして画出し試
験をおこなった。結果を表8に示す。
【0191】比較例10 実施例20において磁性トナー粒子の製造時の分級条件
を変更して重量平均径が5.6μmで、粒径3.17μ
m以下の粒子の含有量Yが41.1個数%の比較磁性ト
ナーNo.10を調製し、実施例20と同様にして画出
し試験をおこなった。結果を表8に示す。
【0192】
【表7】
【0193】
【表8】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法を実施するための画像形
成装置の一具体例を説明するための概略的説明図であ
る。
【図2】現像装置を有する装置ユニット(プロセスカー
トリッジ)の概略的説明図である。
【図3】図2の装置ユニット中の現像装置の拡大図であ
る。
【図4】本発明の磁性トナーにおけるY(個数%)の範
囲を示す図である。
【図5】中心線平均粗さ(Ra)に関連する説明図であ
る。
【図6】磁性トナーの鉄粉に対する摩擦帯電量を測定す
るための測定装置の概略的説明図である。
【図7】引き抜き圧の測定方法を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の特定な粒度分布を有する磁性トナーを
調製する際に使用し得る多分割風力分級機の概略的説明
図である。
【図9】図8に示す分級機の部分的立体図である。
【図10】図8に示す分級機の説明図である。
【図11】線画像のシャープネス性を評価するための画
像の説明図である。
【符号の説明】
1 静電荷潜像担持体 4 現像装置 5 現像スリーブ 6 トナー層厚規制部材 9 転写装置 15 容器 16 磁性トナー 17 固定磁石 22 樹脂コート層 23 基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/09 G03G 9/08 101 302 375 (72)発明者 小川 吉寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田村 修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大久保 信之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (66)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂及び磁性体を含有す
    る磁性トナー粒子を有する静電荷潜像現像用磁性トナー
    であり、 磁性トナー粒子は、結着樹脂100重量部当り20〜1
    50重量部の磁性体を含有しており、 該磁性トナーは、250メッシュパス−350メッシュ
    オンの鉄粉に対する摩擦帯電量が絶対値で25〜40m
    C/kgである摩擦帯電特性を有し、 該磁性トナーの粒度分布において、磁性トナーの重量平
    均粒径(D4)をX(μm)、個数分布における粒径
    3.17μm以下の磁性トナー粒子の個数%をY(%)
    とすると、下記式(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、 該磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上であり、 該磁性体は、795.8kA/m(10kエルステッ
    ド)の磁界下における残留磁化〔σr(Am2/kg)〕
    と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr×Hc)が10
    〜56(kA2m/kg)であることを特徴とする静電
    荷潜像現像用磁性トナー。
  2. 【請求項2】 該磁性体は、795.8kA/m(10
    kエルステッド)の磁界下における残留磁化〔σr(A
    2/kg)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr
    ×Hc)が24〜56(kA2m/kg)である請求項1
    に記載の磁性トナー。
  3. 【請求項3】 該磁性体は、795.8kA/m(10
    kエルステッド)の磁界下における、残留磁化(σr
    が3.1〜9.1(Am2/kg)であり、保磁力
    (Hc)が3.3〜8.3(kA/m)である請求項1
    又は2に記載の磁性トナー。
  4. 【請求項4】 該磁性体は、795.8kA/m(10
    kエルステッド)の磁界下における残留磁化〔σr(A
    2/kg)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr
    ×Hc)が30〜52(kA2m/kg)である請求項1
    乃至3のいずれかに記載の磁性トナー。
  5. 【請求項5】 磁性体がケイ素化合物を含有しており、
    ケイ素化合物の含有量は、ケイ素元素に換算して磁性体
    の鉄元素の含有量を基準として0.1〜4.0重量%で
    ある請求項1乃至4のいずれかに記載の磁性トナー。
  6. 【請求項6】 該磁性体は球形度(Ψ)が0.85以上
    である請求項1乃至5のいずれかに記載の磁性トナー。
  7. 【請求項7】 磁性体は、表面に二酸化ケイ素を有し、
    該磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素の重量%をW
    (重量%)とし、該磁性体の個数平均粒径をR(μm)
    とすると、W×Rの値が0.003〜0.042である
    請求項1乃至6のいずれかに記載の磁性トナー。
  8. 【請求項8】 磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素が
    0.06〜0.50重量%であり、該磁性体の個数平均
    粒径が0.05〜0.30μmである請求項1乃至7の
    いずれかに記載の磁性トナー。
  9. 【請求項9】 磁性体は、体積固有抵抗値が1×104
    〜1×107Ω・cmである請求項1乃至8のいずれか
    に記載の磁性トナー。
  10. 【請求項10】 磁性体は、体積固有抵抗値が5×10
    4〜5×106Ω・cmである請求項1乃至9のいずれか
    に記載の磁性トナー。
  11. 【請求項11】 磁性トナーは、下記式(3) −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (3) を満たす粒度分布を有する請求項1乃至10のいずれか
    に記載の磁性トナー。
  12. 【請求項12】 磁性トナーは、重量平均粒径(D4
    が4.0〜6.3μmである請求項1乃至11のいずれ
    かに記載の磁性トナー。
  13. 【請求項13】 磁性トナーは、粒度分布において、重
    量平均粒径(D4)をX(μm)とし、個数分布におけ
    る粒径2.52μm以下の磁性トナー粒子の個数%をZ
    (%)とすると、下記式(4) −7.5X+45≦Z≦−12.0X+82 (4) を満足する請求項1乃至12のいずれかに記載の磁性ト
    ナー。
  14. 【請求項14】 磁性トナーは、タップ密度から求めた
    磁性トナーの空隙率が0.45〜0.70である請求項
    1乃至13のいずれかに記載の磁性トナー。
  15. 【請求項15】 現像装置を少なくとも有する装置ユニ
    ットであり、該装置ユニットは画像形成装置本体に着脱
    可能であり、 該現像装置は、摩擦帯電性磁性トナーを収容している容
    器と、磁性トナーを搬送するための現像スリーブと、現
    像スリーブに磁性トナーを押圧しながら塗布するための
    トナー層厚規制部材を有し、 該磁性トナーは、結着樹脂100重量部当り磁性体を2
    0〜150重量部含有する磁性トナー粒子を有し、 該磁性トナーは、250メッシュパス−350メッシュ
    オンの鉄粉に対する摩擦帯電量が絶対値で25〜40m
    C/kgである摩擦帯電特性を有し、 該磁性トナーの粒度分布において、磁性トナーの重量平
    均粒径(D4)をX(μm)、個数分布における粒径
    3.17μm以下の磁性トナー粒子の個数%をY(%)
    とすると、下記式(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、該磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上で
    あり、該磁性体は795.8kA/m(10kエルステ
    ッド)の磁界下における残留磁化〔σr(Am2/k
    g)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr×Hc
    が10〜56(kA2m/kg)であり、 該現像スリーブは、容器内に具備されている磁性トナー
    撹拌部材に対向する520〜870ガウスの第1の磁極
    と、トナー層厚規制部材に対向する600〜950ガウ
    スの第2の磁極と、現像磁極である700〜1000ガ
    ウスの第3の磁極とを少なくとも有する固定磁石を内包
    しており、 現像スリーブの表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.3
    〜2.5μmであることを特徴とする装置ユニット。
  16. 【請求項16】 該磁性体は、795.8kA/m(1
    0kエルステッド)の磁界下における残留磁化〔σ
    r(Am2/kg)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積
    (σr×Hc)が24〜56(kA2m/kg)である請
    求項15に記載の装置ユニット。
  17. 【請求項17】 該磁性体は、795.8kA/m(1
    0kエルステッド)の磁界下における、残留磁化
    (σr)が3.1〜9.1(Am2/kg)であり、保磁
    力(Hc)が3.3〜8.3(kA/m)である請求項
    15又は16に記載の装置ユニット。
  18. 【請求項18】 該磁性体は、795.8kA/m(1
    0kエルステッド)の磁界下における残留磁化〔σ
    r(Am2/kg)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積
    (σr×Hc)が30〜52(kA2m/kg)である請
    求項15乃至17のいずれかに記載の装置ユニット。
  19. 【請求項19】 磁性体がケイ素化合物を含有してお
    り、ケイ素化合物の含有量は、ケイ素元素に換算して磁
    性体の鉄元素の含有量を基準として0.1〜4.0重量
    %である請求項15乃至18のいずれかに記載の装置ユ
    ニット。
  20. 【請求項20】 磁性トナー粒子に含まれる磁性体は球
    形度(Ψ)が0.85以上である請求項15乃至19の
    いずれかに記載の装置ユニット。
  21. 【請求項21】 磁性体は、表面に二酸化ケイ素を有
    し、磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素の重量%をW
    (重量%)とし、該磁性体の個数平均粒径をR(μm)
    とすると、W×Rの値が0.003〜0.042である
    請求項15乃至20のいずれかに記載の装置ユニット。
  22. 【請求項22】 磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素
    が0.06〜0.50重量%であり、該磁性体の個数平
    均粒径が0.05〜0.30μmである請求項15乃至
    21のいずれかに記載の装置ユニット。
  23. 【請求項23】 磁性体は、体積固有抵抗値が1×10
    4〜1×107Ω・cmである請求項15乃至22のいず
    れかに記載の装置ユニット。
  24. 【請求項24】 磁性体は、体積固有抵抗値が5×10
    4〜5×106Ω・cmである請求項15乃至22のいず
    れかに記載の装置ユニット。
  25. 【請求項25】 磁性トナーは、下記式(3) −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (3) を満たす粒度分布を有する請求項15乃至24のいずれ
    かに記載の装置ユニット。
  26. 【請求項26】 磁性トナーは、重量平均粒径(D4
    が4.0〜6.3μmである請求項15乃至25のいず
    れかに記載の装置ユニット。
  27. 【請求項27】 磁性トナーは、粒度分布において、重
    量平均粒径(D4)をX(μm)とし、個数分布におけ
    る粒径2.52μm以下の磁性トナー粒子の個数%をZ
    (%)とすると、下記式(4) −7.5X+45≦Z≦−12.0X+82 (4) を満足する請求項15乃至26のいずれかに記載の装置
    ユニット。
  28. 【請求項28】 磁性トナーは、タップ密度から求めた
    磁性トナーの空隙率が0.45〜0.70である請求項
    15乃至27のいずれかに記載の装置ユニット。
  29. 【請求項29】 現像スリーブは直径が10〜30mm
    であり、現像スリーブに内包される固定磁石は直径が7
    〜28mmである請求項15乃至28のいずれかに記載
    の装置ユニット。
  30. 【請求項30】 現像スリーブは、円筒状アルミ管と、
    円筒状アルミ管の表面を被覆している樹脂コート層とで
    形成されている請求項15乃至29のいずれかに記載の
    装置ユニット。
  31. 【請求項31】 樹脂コート層は導電性粉体を15〜6
    0重量%含有している請求項30に記載の装置ユニッ
    ト。
  32. 【請求項32】 導電性粉体がカーボンブラック又はグ
    ラファイトである請求項30又は31に記載の装置ユニ
    ット。
  33. 【請求項33】 トナー層厚規制部材は、弾性ブレード
    であり、弾性ブレードは現像スリーブにSUSの薄膜を
    使用して測定した引き抜き圧が5〜50(gf)となる
    ように押圧されている請求項15乃至32のいずれかに
    記載の装置ユニット。
  34. 【請求項34】 現像装置は、静電荷潜像担持体と一体
    的にカートリッジ化されている請求項15乃至33のい
    ずれかに記載の装置ユニット。
  35. 【請求項35】 現像装置は、静電荷潜像担持体及び静
    電荷潜像担持体を帯電するための帯電手段と一体的にカ
    ートリッジ化されている請求項15乃至34のいずれか
    に記載の装置ユニット。
  36. 【請求項36】 現像装置は、静電荷潜像担持体、静電
    荷潜像担持体を帯電するための帯電手段及び静電荷潜像
    担持体の表面をクリーニングするためのクリーニング手
    段と一体的にカートリッジ化されている請求項15乃至
    33のいずれかに記載の装置ユニット。
  37. 【請求項37】 静電荷潜像担持体を帯電手段によって
    帯電し、 帯電した静電荷潜像担持体を露光して静電荷潜像を形成
    し、 静電荷潜像担持体と対向する現像装置によって静電荷潜
    像を現像して磁性トナー像を形成し、 磁性トナー像を、中間転写体を介して又は介さずに転写
    材へ転写し、 磁性トナー像を転写材に定着する画像形成方法であり、 該現像装置は、摩擦帯電性磁性トナーを収容している容
    器と、磁性トナーを搬送するための現像スリーブと、現
    像スリーブに磁性トナーを押圧しながら塗布するための
    トナー層厚規制部材を有し、 該磁性トナーは、結着樹脂100重量部当り磁性体を2
    0〜150重量部含有する磁性トナー粒子を有し、 該磁性トナーは、250メッシュパス−350メッシュ
    オンの鉄粉に対する摩擦帯電量が絶対値で25〜40m
    C/kgである摩擦帯電特性を有し、 該磁性トナーの粒度分布において、磁性トナーの重量平
    均粒径(D4)をX(μm)、個数分布における粒径
    3.17μm以下の磁性トナー粒子の個数%をY(%)
    とすると、下記式(1)及び(2) −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、該磁性体は、球形度(Ψ)が0.80以上で
    あり、該磁性体は795.8kA/m(10kエルステ
    ッド)の磁界下における残留磁化〔σr(Am2/k
    g)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積(σr×Hc
    が10〜56(kA2m/kg)であり、 該現像スリーブは、容器内に具備されている磁性トナー
    撹拌部材に対向する520〜870ガウスの第1の磁極
    と、トナー層厚規制部材に対向する600〜950ガウ
    スの第2の磁極と、現像磁極である700〜1000ガ
    ウスの第3の磁極とを少なくとも有する固定磁石を内包
    しており、 現像スリーブの表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.3
    〜2.5μmであることを特徴とする画像形成方法。
  38. 【請求項38】 該磁性体は、795.8kA/m(1
    0kエルステッド)の磁界下における残留磁化〔σ
    r(Am2/kg)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積
    (σr×Hc)が24〜56(kA2m/kg)である請
    求項37に記載の画像形成方法。
  39. 【請求項39】 該磁性体は、795.8kA/m(1
    0kエルステッド)の磁界下における、残留磁化
    (σr)が3.1〜9.1(Am2/kg)であり、保磁
    力(Hc)が3.3〜8.3(kA/m)である請求項
    37又は38に記載の画像形成方法。
  40. 【請求項40】 該磁性体は、795.8kA/m(1
    0kエルステッド)の磁界下における残留磁化〔σ
    r(Am2/kg)〕と保磁力〔Hc(kA/m)〕の積
    (σr×Hc)が30〜52(kA2m/kg)である請
    求項37乃至39のいずれかに記載の画像形成方法。
  41. 【請求項41】 磁性体がケイ素化合物を含有してお
    り、ケイ素化合物の含有量は、ケイ素元素に換算して磁
    性体の鉄元素の含有量を基準として0.1〜4.0重量
    %である請求項37乃至40のいずれかに記載の画像形
    成方法。
  42. 【請求項42】 磁性トナー粒子に含まれる磁性体は球
    形度(Ψ)が0.85以上である請求項37乃至41の
    いずれかに記載の画像形成方法。
  43. 【請求項43】 磁性体は、表面に二酸化ケイ素を有
    し、磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素の重量%をW
    (重量%)とし、該磁性体の個数平均粒径をR(μm)
    とすると、W×Rの値が0.003〜0.042である
    請求項37乃至42のいずれかに記載の画像形成方法。
  44. 【請求項44】 磁性体の表面に存在する二酸化ケイ素
    が0.06〜0.50重量%であり、該磁性体の個数平
    均粒径が0.05〜0.30μmである請求項37乃至
    43のいずれかに記載の画像形成方法。
  45. 【請求項45】 磁性体は、体積固有抵抗値が1×10
    4〜1×107Ω・cmである請求項37乃至44のいず
    れかに記載の画像形成方法。
  46. 【請求項46】 磁性体は、体積固有抵抗値が5×10
    4〜5×106Ω・cmである請求項37乃至45のいず
    れかに記載の画像形成方法。
  47. 【請求項47】 磁性トナーは、下記式(3) −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (3) を満たす粒度分布を有する請求項37乃至46のいずれ
    かに記載の画像形成方法。
  48. 【請求項48】 磁性トナーは、重量平均粒径(D4
    が4.0〜6.3μmである請求項37乃至47のいず
    れかに記載の画像形成方法。
  49. 【請求項49】 磁性トナーは、粒度分布において、重
    量平均粒径(D4)をX(μm)とし、個数分布におけ
    る粒径2.52μm以下の磁性トナー粒子の個数%をZ
    (%)とすると、下記式(4) −7.5X+45≦Z≦−12.0X+82 (4) を満足する請求項37乃至48のいずれかに記載の画像
    形成方法。
  50. 【請求項50】 磁性トナーは、タップ密度から求めた
    磁性トナーの空隙率が0.45〜0.70である請求項
    37乃至49のいずれかに記載の画像形成方法。
  51. 【請求項51】 現像スリーブは直径が10〜30mm
    であり、現像スリーブに内包される固定磁石は直径が7
    〜28mmである請求項37乃至50のいずれかに記載
    の画像形成方法。
  52. 【請求項52】 現像スリーブは、円筒状アルミ管と、
    円筒状アルミ管の表面を被覆している樹脂コート層とで
    形成されている請求項37乃至51のいずれかに記載の
    画像形成方法。
  53. 【請求項53】 樹脂コート層は導電性粉体を15〜6
    0重量%含有している請求項52に記載の画像形成方
    法。
  54. 【請求項54】 導電性粉体がカーボンブラック又はグ
    ラファイトである請求項52又は53に記載の画像形成
    方法。
  55. 【請求項55】 トナー層厚規制部材は、弾性ブレード
    であり、弾性ブレードは現像スリーブにSUSの薄膜を
    使用して測定した引き抜き圧が5〜50(gf)となる
    ように押圧されている請求項37乃至54のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  56. 【請求項56】 静電荷潜像担持体は、バイアス電圧が
    印加されている接触帯電手段によって帯電される請求項
    37乃至55のいずれかに記載の画像形成方法。
  57. 【請求項57】 静電荷潜像担持体は、バイアス電圧が
    印加されている帯電ローラによって帯電される請求項3
    7乃至56のいずれかに記載の画像形成方法。
  58. 【請求項58】 静電荷潜像担持体は、バイアス電圧が
    印加されている帯電ブラシによって帯電される請求項3
    7乃至56のいずれかに記載の画像形成方法。
  59. 【請求項59】 静電荷潜像担持体は、バイアス電圧が
    印加されている帯電ブレードによって帯電される請求項
    37乃至56のいずれかに記載の画像形成方法。
  60. 【請求項60】 静電荷潜像がデジタル潜像であり、デ
    ジタル潜像は反転現像法により現像されて静電荷潜像担
    持体上に磁性トナー像が形成される請求項37乃至59
    のいずれかに記載の画像形成方法。
  61. 【請求項61】 静電荷潜像担持体は、表層が樹脂層で
    ある請求項37乃至60のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  62. 【請求項62】 静電荷潜像担持体上の磁性トナー像
    は、バイアス電圧が印加されている接触転写手段によっ
    て転写材へ転写される請求項37乃至61のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  63. 【請求項63】 静電荷潜像担持体上の磁性トナー像
    は、バイアス電圧が印加されている転写ローラによって
    転写材へ転写される請求項37乃至62のいずれかに記
    載の画像形成方法。
  64. 【請求項64】 静電荷潜像担持体上の磁性トナー像
    は、バイアス電圧が印加されている転写ベルトによって
    転写材へ転写される請求項37乃至62のいずれかに記
    載の画像形成方法。
  65. 【請求項65】 静電荷潜像担持体は、転写工程後にク
    リーニング手段によってクリーニングされる請求項37
    乃至64のいずれかに記載の画像形成方法。
  66. 【請求項66】 クリーニング手段がクリーニングブレ
    ードである請求項65に記載の画像形成方法。
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