JPH1077202A - 海生付着生物防汚組成物 - Google Patents

海生付着生物防汚組成物

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JPH1077202A
JPH1077202A JP8234230A JP23423096A JPH1077202A JP H1077202 A JPH1077202 A JP H1077202A JP 8234230 A JP8234230 A JP 8234230A JP 23423096 A JP23423096 A JP 23423096A JP H1077202 A JPH1077202 A JP H1077202A
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JP
Japan
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antifouling
polyamine
higher aliphatic
antifouling composition
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JP8234230A
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Inventor
Hiroo Kumagai
弘夫 熊谷
Yasushi Saeki
恭 佐伯
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Katayama Chemical Inc
Original Assignee
Katayama Chemical Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ピリジン−トリフェニルボランとアミノ
基を有する高級脂肪族モノもしくはポリアミンとからな
る防汚有効成分が有機溶媒に溶解されてなることを特徴
とする海生付着生物防汚組成物を提供する。 【効果】 防汚有効成分であるピリジン−トリフェニル
ボランの有機溶媒に対する溶解度が向上し、経時的に安
定な溶液が得られるとともに防汚有効成分である高級脂
肪族モノもしくはポリアミンの防汚効力を持続すること
ができる。また、それぞれの有効成分の防汚効力を損な
うことなく発揮することができるので、漁網防汚剤用、
防汚塗料用として海生付着生物による障害を極めて効率
よく防止でき、特にカサネカンザシ類、フジツボ類、二
枚貝類、コケムシ類等の海生付着生物による障害を効率
よく、かつ長期間防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、付着生物、特に
海中の付着生物が漁網、船底、海水取水路等に付着する
のを長期にわたって防止するための海生付着生物防汚組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、養殖漁業や海洋施設の建設が盛ん
になり、付着生物の生息域が拡大の一途をたどってい
る。このため船舶の底部や水中構築物、養殖網、ブイ、
定置網等は、海水中で長期間保持されるため、フジツ
ボ、カサネカンザシ、ムラサキイガイ等の付着生物が多
く付着し、これらによって種々の障害を引き起こしてい
る。
【0003】従来より、これら付着生物の付着を防止す
る防汚剤が種々提案され、実用化されている。またこれ
ら防汚剤は、環境保護の点で水質汚染の生じない安全性
の高いものが望まれている。このような観点から、低毒
性で、かつ生分解性の良好な特定の高級脂肪族アミン
が、優れた防汚効果を有することが見出され、前記高級
脂肪族アミンと特定の共重合体からなる塗膜形成剤とを
含有してなる持続性水中防汚組成物が提案されている
(特開平1−103672号公報、特開平3−2524
63号公報、特開平6−9904号公報及び特開平6−
72807号公報参照)。
【0004】一方、この発明の有効成分の1つであるピ
リジン−トリフェニルボランは、水中防汚塗料の防汚成
分として公知である(米国特許第3,211,679号
公報参照)。また、最近では、前記ピリジン−トリフェ
ニルボランと各種公知の防汚成分との併用等も提案され
ている(特開平6−220362号公報、特開平7−1
33207号公報及び特開平7−291813号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に有効な防汚組成
物としては、 防汚有効成分が適度な防汚効力を発揮すること、 防汚有効成分が安全性の高い化合物であること、 防汚有効成分が塗布された表面より長期間一定速度で
溶出すること、すなわち防汚有効成分の溶出量をコント
ロールできること、 防汚有効成分が有機溶媒に均一に溶解し沈澱分離等が
起こらないこと、すなわち貯蔵安定性が良好なこと、 種々の付着生物に対し一様に防汚効果を発揮するこ
と、 防汚組成物が価格的に安価であること 等の条件を満足することが必要である。
【0006】しかしながら、前記高級脂肪族アミンは、
海水に対する溶解性が高く、防汚効果を持続させるため
には、防汚有効成分の溶出量をコントロールする特定の
高価な塗膜形成剤が必要となり、経済的に十分満足でき
る防汚組成物を得ることができなかった(条件を満た
さない)。また、特定の付着生物、特にカサネカンザシ
類に対する防汚効果が不十分であった(条件を満たさ
ない)。
【0007】一方、この発明の有効成分の1つであるピ
リジン−トリフェニルボランは、融点210℃の粉末状
固体であり、有機溶媒には僅かしか溶解しない。例え
ば、最も溶解性の高い溶媒であるピリジンに対しても溶
解度は2.5重量%である。従って、ピリジン−トリフ
ェニルボランは通常、有機溶媒に分散させたスラリー形
態で製剤化される(例えば、特開平6−220362号
公報参照)。しかしながら、貯蔵期間中に容器内でピリ
ジン−トリフェニルボランが沈澱するため、十分な防汚
効果が発揮されないという問題があった(条件及び
を満たさない)。具体的には、漁網用防汚剤に使用した
場合、漁網の染付け槽内でピリジン−トリフェニルボラ
ンが沈澱するため、網地へ均一に染つけることができな
かった。この発明は、かかる現状と認識に鑑み、上記条
件〜を全て満足する海生付着生物防汚組成物を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者らは、
前記高級脂肪族アミンのうち、アミノ基を有する高級脂
肪族モノもしくはポリアミンとピリジン−トリフェニル
ボランとを特定割合で併用することにより、その混合物
の有機溶媒に対する溶解度が顕著に向上するとともに、
長期間の保存時においても分離等がなく安定である事実
を見出した。例えば、ピリジン−トリフェニルボランの
キシレンに対する溶解度は20℃で0.05重量%未満
である。一方、ピリジン−トリフェニルボランに対して
N−牛脂アルキル−トリメチレンジアミン1.4モルを
併用した混合物のキシレンに対する溶解度は40重量%
まで向上し、30日間以上保存しても分離等がなく安定
であった。
【0009】また、この発明の発明者らは、この発明の
有効成分が安価な塗膜形成剤の使用によっても防汚効果
を持続させる事実、及び前記高級脂肪族アミン単独では
十分な防除効果が発揮されなかったカサネカンザシ類に
対しても有効な防除効果を発揮する事実を見出した。
【0010】かくして、この発明によれば、ピリジン−
トリフェニルボランとアミノ基を有する高級脂肪族モノ
もしくはポリアミンとからなる防汚有効成分が有機溶媒
に溶解されてなることを特徴とする海生付着生物防汚組
成物が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の有効成分であるアミノ
基を有する高級脂肪族モノもしくはポリアミンとして
は、一般式(I):
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1 はβ−ヒドロキシ基で置換さ
れていてもよい炭素数8〜28の飽和もしくは不飽和の
脂肪族炭化水素基又は炭素数8〜28の飽和もしくは不
飽和のアルコキシ低級アルキル基、R2 は水素原子又は
式:−(CH2)a NH2 、aは1〜6の整数、bは0〜
4の整数)で表すことができる。ここで、ポリアミンと
しては、ジアミン、トリアミン、テトラアミン及びペン
タアミン等が挙げられる。
【0014】一般式(I)の化合物としては、副式(I
I) :
【0015】
【化4】
【0016】(式中、R1 、R2 及びaは一般式(I)
と同義)で表される化合物、副式(III): R1 −[NH(CH2 a c NH2 (III) (式中、R1 及びaは一般式(I)と同義、cは2〜4
の整数)で表される化合物、及び副式(IV): R1 −NH2 (IV) (式中、R1 は一般式(I)と同義)が含まれる。
【0017】上記式において、「炭素数8〜28の飽和
又は不飽和の脂肪族炭化水素基」としては、オクチル、
デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オク
タデシル、オクテニル、ミリストイル、オレイル、リノ
レイル等;ヤシアルキル、牛脂アルキル、硬化牛脂アル
キル、大豆アルキル等が挙げられる。ここで、ヤシアル
キル、牛脂アルキル、硬化牛脂アルキル、大豆アルキル
とは、ヤシ油もしくはヤシ脂肪、牛脂又は大豆油から公
知の手段により製造された高級脂肪族モノもしくはポリ
アミンを構成するアルキル基である。なお、これらのア
ルキル基は、炭素数8〜28の間の任意の値を有する直
鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基を
複数種含んでいてもよい。
【0018】また、「炭素数8〜28の飽和もしくは不
飽和のアルコキシ低級アルキル基」の「低級」とは炭素
数1〜3を意味し、「炭素数8〜28の飽和もしくは不
飽和のアルコキシ低級アルキル基」としては、具体的に
は、オクチルオキシプロピル、2−エチルヘキシルオキ
シプロピル、ドデシルオキシプロピル、テトラデシルオ
キシプロピル、ヘキサデシルオキシプロピル、オクタデ
シルオキシプロピル、オクテニルオキシプロピル、ミリ
ストイルオキシプロピル、オレイルオキシプロピル、リ
ノレイルオキシプロピル等が挙げられる。
【0019】この発明において、副式(II)で表される
化合物の具体例としては、N−オクチル−メチレンジア
ミン、N−ドデシル−メチレンジアミン、N−オクタデ
シル−メチレンジアミン、N−オレイル−メチレンジア
ミン、N−ヤシアルキル−メチレンジアミン、N−牛脂
アルキル−メチレンジアミン、N−硬化牛脂アルキル−
メチレンジアミン、大豆アルキル−メチレンジアミン;
N−オクチル−エチレンジアミン、N−ドデシル−エチ
レンジアミン、N−オクタデシル−エチレンジアミン、
N−オレイル−エチレンジアミン、N−ヤシアルキル−
エチレンジアミン、N−オクチル−エチレンジアミン、
N−牛脂アルキル−エチレンジアミン、N−硬化牛脂ア
ルキル−エチレンジアミン、大豆アルキル−エチレンジ
アミン;N−オクチル−トリメチレンジアミン、N−ド
デシル−トリメチレンジアミン、N−ヘキサデシル−ト
リメチレンジアミン、N−オクタデシル−トリメチレン
ジアミン、N−オレイル−トリメチレンジアミン、N−
ヤシアルキル−トリメチレンジアミン、N−牛脂アルキ
ル−トリメチレンジアミン、N−硬化牛脂アルキル−ト
リメチレンジアミン、大豆アルキル−トリメチレンジア
ミン;N−オクチル−テトラメチレンジアミン、N−ド
デシル−テトラメチレンジアミン、N−オクタデシル−
テトラメチレンジアミン、N−オレイル−テトラメチレ
ンジアミン、N−ヤシアルキル−テトラメチレンジアミ
ン、N−牛脂アルキル−テトラメチレンジアミン、N−
硬化牛脂アルキル−テトラメチレンジアミン、大豆アル
キル−テトラメチレンジアミン;N−オクチル−ペンタ
メチレンジアミン、N−ドデシル−ペンタメチレンジア
ミン、N−ヘキサデシル−ペンタメチレンジアミン、N
−オクタデシル−ペンタメチレンジアミン、N−オレイ
ル−ペンタメチレンジアミン、N−ヤシアルキル−ペン
タメチレンジアミン、N−牛脂アルキル−ペンタメチレ
ンジアミン、N−硬化牛脂アルキル−ペンタメチレンジ
アミン、大豆アルキル−ペンタメチレンジアミン;N−
オクチル−ヘキサメチレンジアミン、N−ドデシル−ヘ
キサメチレンジアミン、N−ヘキサデシル−ヘキサメチ
レンジアミン、N−オクタデシル−ヘキサメチレンジア
ミン、N−オレイル−ヘキサメチレンジアミン、N−ヤ
シアルキル−ヘキサメチレンジアミン、N−牛脂アルキ
ル−ヘキサメチレンジアミン、N−硬化牛脂アルキル−
ヘキサメチレンジアミン、大豆アルキル−ヘキサメチレ
ンジアミン;N−(β−ヒドロキシオクチル)トリメチ
レンジアミン、N−(β−ヒドロキシドデシル)トリメ
チレンジアミン、N−(β−ヒドロキシヘキサデシル)
トリメチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシオクタデ
シル)トリメチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシオ
レイル)トリメチレンジアミン;N−(β−ヒドロキシ
オクチル)エチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシド
デシル)エチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシオク
タデシル)エチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシオ
レイル)エチレンジアミン;N−ドデシル−N,N−ビ
ス(3−アミノプロピル)アミン、N−ヘキサデシル−
N,N−ビス(3−アミノプロピル)アミン、N−オク
タデシル−N,N−ビス(3−アミノプロピル)アミ
ン、N−オレイル−N,N−ビス(3−アミノプロピ
ル)アミン、N−ヤシアルキル−N,N−ビス(3−ア
ミノプロピル)アミン、N−牛脂アルキル−N,N−ビ
ス(3−アミノプロピル)アミン、N−硬化牛脂アルキ
ル−N,N−ビス(3−アミノプロピル)アミン;オク
チルオキシプロピルトリメチレンジアミン、2−エチル
ヘキシルオキシプロピルトリメチレンジアミン、ドデシ
ルオキシプロピルトリメチレンジアミン、テトラデシル
オキシプロピルトリメチレンジアミン、ヘキサデシルオ
キシプロピルトリメチレンジアミン、オクタデシルオキ
シプロピルトリメチレンジアミン、オクテニルオキシプ
ロピルトリメチレンジアミン、ミリストイルオキシプロ
ピルトリメチレンジアミン、オレイルオキシプロピルト
リメチレンジアミン、リノレイルオキシプロピルトリメ
チレンジアミン等が挙げられる。
【0020】この発明において、副式(III)で表される
化合物の具体例としては、N−オクチル−ジプロピレン
トリアミン、N−ドデシル−ジプロピレントリアミン、
N−ヘキサデシル−ジプロピレントリアミン、N−オク
タデシル−ジプロピレントリアミン、N−オレイル−ジ
プロピレントリアミン、N−ヤシアルキル−ジプロピレ
ントリアミン、N−牛脂アルキル−ジプロピレントリア
ミン、N−硬化牛脂アルキル−ジプロピレントリアミ
ン;N−オクチル−トリプロピレンテトラアミン、N−
ドデシル−トリプロピレンテトラアミン、N−ヘキサデ
シル−トリプロピレンテトラアミン、N−オクタデシル
−トリプロピレンテトラアミン、N−オレイル−トリプ
ロピレンテトラアミン、N−ヤシアルキル−トリプロピ
レンテトラアミン、N−牛脂アルキル−トリプロピレン
テトラアミン、N−硬化牛脂アルキル−トリプロピレン
テトラアミン;N−ドデシル−テトラプロピレンペンタ
アミン、N−テトラデシル−テトラプロピレンペンタア
ミン、N−ヤシアルキル−テトラプロピレンペンタアミ
ン、N−ヘキサデシル−テトラプロピレンペンタアミ
ン、N−オクタデシル−テトラプロピレンペンタアミ
ン、N−牛脂アルキル−テトラプロピレンペンタアミ
ン;N−(β−ヒドロキシオクチル)ジプロピレントリ
アミン、N−(β−ヒドロキシドデシル)ジプロピレン
トリアミン、N−(β−ヒドロキシヘキサデシル)ジプ
ロピレントリアミン、N−(β−ヒドロキシオクタデシ
ル)ジプロピレントリアミン;N−(β−ヒドロキシオ
クチル)トリプロピレンテトラアミン、N−(β−ヒド
ロキシドデシル)トリプロピレンテトラアミン、N−
(β−ヒドロキシヘキサデシル)トリプロピレンテトラ
アミン、N−(β−ヒドロキシオクタデシル)トリプロ
ピレンテトラアミン、N−(β−ヒドロキシオレイル)
トリプロピレンテトラアミン;N−(β−ヒドロキドデ
シル)テトラプロピレンペンタアミン、N−(β−ヒド
ロキテトラデシル)テトラプロピレンペンタアミン、N
−(β−ヒドロキシヘキサデシル)テトラプロピレンペ
ンタアミン、N−(β−ヒドロキオクタデシル)テトラ
プロピレンペンタアミン;N−オクチルオキシエチル−
トリプロピレンテトラアミン、N−ドデシルオキシプロ
ピル−ジプロピレントリアミン、N−ヘキサデシルオキ
シヘキシル−トリプロピレンテトラアミン、N−オクタ
デシルオキシエチル−テトラプロピレンペンタアミン、
N−ヤシアルキルオキシプロピル−トリプロピレンテト
ラアミン、N−牛脂アルキルオキシヘキシル−トリプロ
ピレンテトラアミン、硬化牛脂アルキルオキシプロピル
−テトラプロピレンペンタアミン等が挙げられる。
【0021】この発明において、副式(IV)で表される
化合物の具体例としては、オクチルアミン、ドデシルア
ミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オク
タデシルアミン、オレイルアミン、ミリストイルアミ
ン、パルミトレイルアミン、牛脂アルキルアミン、ヤシ
アルキルアミン、β−ヒドロキシヘキサデシルアミン、
β−ヒドロキシオクタデシルアミン等;3−オクチルオ
キシプロピルアミン、3−(2−エチルヘキシルオキ
シ)プロピルアミン、3−ドデシルオキシプロピルアミ
ン、3−ヘキサデシルオキシプロピルアミン、3−オク
タデシルオキシプロピルアミン、3−オレイルオキシプ
ロピルアミン等が挙げられる。
【0022】この発明の有効成分であるアミノ基を有す
る高級脂肪族モノもしくはポリアミンは、いずれか1種
を単独で、又は2種以上を併用して用いられる。これら
の中で防汚効力の点で、副式(II)及び(III)で表され
る化合物が好ましく、更に副式(II)と(III)の化合物
の併用がより好ましい。
【0023】具体的には、N−オクチル−トリメチレン
ジアミン、N−ドデシル−トリメチレンジアミン、N−
ヘキサデシル−トリメチレンジアミン、N−オクタデシ
ル−トリメチレンジアミン、N−オレイル−トリメチレ
ンジアミン、N−ヤシアルキル−トリメチレンジアミ
ン、N−牛脂アルキル−トリメチレンジアミン、N−硬
化牛脂アルキル−トリメチレンジアミン、大豆アルキル
−トリメチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシオクチ
ル)トリメチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシドデ
シル)トリメチレンジアミン、N−(β−ヒドロキシヘ
キサデシル)トリメチレンジアミン、N−(β−ヒドロ
キシオクタデシル)トリメチレンジアミン、N−(β−
ヒドロキシオレイル)トリメチレンジアミン等;N−オ
クチル−ジプロピレントリアミン、N−ドデシル−ジプ
ロピレントリアミン、N−ヘキサデシル−ジプロピレン
トリアミン、N−オクタデシル−ジプロピレントリアミ
ン、N−オレイル−ジプロピレントリアミン、N−ヤシ
アルキル−ジプロピレントリアミン、N−牛脂アルキル
−ジプロピレントリアミン、N−硬化牛脂アルキル−ジ
プロピレントリアミン、N−オクチル−トリプロピレン
テトラアミン、N−ドデシル−トリプロピレンテトラア
ミン、N−ヘキサデシル−トリプロピレンテトラアミ
ン、N−オクタデシル−トリプロピレンテトラアミン、
N−オレイル−トリプロピレンテトラアミン、N−ヤシ
アルキル−トリプロピレンテトラアミン、N−牛脂アル
キル−トリプロピレンテトラアミン、N−硬化牛脂アル
キル−トリプロピレンテトラアミン等が好ましい。
【0024】また、副式(II)と(III)の化合物の併用
の具体例としては、N−オレイル−ジプロピレントリア
ミンとN−オレイル−トリプロピレンテトラアミン、N
−ヤシアルキル−トリメチレンジアミンとN−牛脂アル
キル−トリプロピレンテトラアミン、N−牛脂アルキル
−トリメチレンジアミンとN−オレイル−トリプロピレ
ンテトラアミン、N−ヘキサデシル−トリメチレンジア
ミンとN−オクタデシル−ジプロピレントリアミン、N
−牛脂アルキル−N,N−ビス(3−アミノプロピル)
アミンとN−ドデシル−トリプロピレンテトラアミン、
N−オクタデシル−トリメチレンジアミンとN−ヤシア
ルキル−ジプロピレントリアミン、N−ヘキサデシル−
トリメチレンジアミンとN−牛脂アルキル−ジプロピレ
ントリアミン、N−牛脂アルキル−トリメチレンジアミ
ンとN−ドデシル−トリプロピレンテトラアミン、N−
ヤシアルキル−トリメチレンジアミンとN−ヘキサデシ
ル−トリプロピレンテトラアミン、N−牛脂アルキル−
N,N−ビス(3−アミノプロピル)アミンとN−ヤシ
アルキル−ジプロピレントリアミン、N−オレイル−ト
リメチレンジアミンとN−牛脂アルキル−ジプロピレン
トリアミン、N−オレイル−トリメチレンジアミンとN
−牛脂アルキル−テトラプロピレンペンタアミン、N−
オレイル−N,N−ビス(3−アミノプロピル)アミン
とN−牛脂アルキル−テトラプロピレンペンタアミン、
N−ヤシアルキル−トリメチレンジアミンとN−牛脂ア
ルキル−テトラプロピレンペンタアミンが挙げられる。
【0025】この発明の有効成分は、ピリジン−トリフ
ェニルボラン(A成分)とアミノ基を有する高級脂肪族
モノもしくはポリアミン(B成分)からなり、これらの
併用割合はA成分1モルに対してB成分1〜3.5モル
である。また、A成分の有機溶媒に対する溶解安定性、
及び海生付着生物、特にカサネカンザシ類に対する防汚
効果の点で、併用割合はA成分1モルに対してB成分
1.2〜3モルとするのがより好ましい。一方、前記併
用割合のB成分が1モル未満の場合、A成分が目的とす
る割合まで溶解しないか又は溶解してもその経時安定性
がわるく、固相が析出するため好ましくない。またB成
分が3.5モルより多い場合、相対的にA成分の含有量
が少なくなり、海生付着生物、特にカサネカンザシ類に
対する防汚効力が不十分となり好ましくない。
【0026】この発明の海生付着生物防汚組成物に用い
られる有機溶媒としては、キシレン、トルエン、アセト
ン、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル及びプロピレンカーボネート、エタノール、ブタノ
ール、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチル等が挙げら
れる。中でも、キシレン、トルエン、アセトン、メチル
イソブチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル及びプ
ロピレンカーボネートが好ましい。また有機溶媒として
は、塗料分野で用いられる種々の溶媒も使用でき、若干
の水が含まれていても差し支えない。更に、これらの溶
媒は2種以上混合して用いてもよい。
【0027】この発明の海生付着生物防汚組成物を漁網
用防汚剤として使用するためには、天然樹脂や合成樹
脂、可塑剤、溶剤等の塗膜形成剤を適宜選択して配合
し、溶解、分散、混練等の操作により製剤化して使用す
る。上記製剤に用いられる天然樹脂や合成樹脂として
は、ロジン樹脂、クマロン樹脂、ポリブテン、塩化ビニ
ル樹脂、ブチラール樹脂、アクリル樹脂、塩化ゴム等が
挙げられ、カルボキシル基を含有しない樹脂を用いるの
が、防汚有効成分の溶出調整・経時的安定性の点で好ま
しい。また、可塑剤としては、流動パラフィン、ノニル
フェノール、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジアジペー
ト、トリオクチルホスフェート等が挙げられる。溶剤と
しては、前記有機溶媒が挙げられる。
【0028】この場合、製剤中の各成分の配合割合は、
防汚有効成分5〜35重量%、樹脂分3〜20重量%、
可塑剤0〜10重量%とするのが好ましく、全固形分濃
度は20〜70重量%とするのが造膜性、造膜強度等の
点で好ましい。防汚有効成分が5重量%未満の場合、必
要量の防汚有効成分を塗布するために防汚組成物を多量
に付着・塗布することになり、コスト・作業性が悪くな
るので好ましくない。また35重量%より多い場合、防
汚有効成分の溶出調整、塗布特性が悪くなるので好まし
くない。
【0029】また、この発明の海生付着生物防汚組成物
を防汚塗料として使用するためには、上記漁網用防汚剤
に更に顔料を配合して使用する。顔料としては、タル
ク、チタン白、黄鉛、紺青、ベンガラ、フタロシアニン
ブルー等が挙げられる。この場合、製剤中の各成分の配
合割合は、防汚有効成分5〜35重量%、樹脂分3〜2
5重量%、可塑剤0〜10重量%、顔料10〜30重量
%とするのが好ましく、全固形分濃度は25〜90重量
%とするのが造膜性、造膜強度等の点で好ましい。この
防汚塗料は各種の海水系構造物用として有用であり、ハ
ケ塗り、スプレー等により塗布するのが好適である。こ
のようにして防汚対象物に塗布されたこの発明の付着防
止剤は、乾燥により防汚膜を形成し、長期間の防汚効果
を発揮する。
【0030】この発明の海生付着生物防汚組成物には、
公知の防汚成分を適宜併用することができる。その場
合、公知の防汚成分としては、ナフテン酸銅、オレイン
酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、テトラエチル
チウラムジスルフィド、ジンクピリチオン、2,3−ジ
クロロ−N−(2’,6’−ジエチルフェニル)マレイ
ミド、4,5−ジクロロー2−n−オクチルイソチアゾ
リン−3−オン等が挙げられる。
【0031】この発明の海生付着生物防汚組成物が有効
に使用できる海水防汚対象系としては、 製鉄所、発電所等の海水冷却水系の導水路、各種配管
等 漁網や、養殖場の施設等 船底や橋梁、桟橋等の海中構造物等 が挙げられる。
【0032】
【実施例】この発明を以下の製剤例、試験例により説明
するが、これによりこの発明は限定されるものではな
い。
【0033】製剤例1 ピリジン−トリフェニルボラン16.50gとN−牛脂
アルキル−トリメチレンジアミン23.50gとをキシ
レン60gに添加し、40℃で撹拌溶解し、配合組成物
Aを得た。表1に配合量と各化合物の併用割合を示す。
なお、表1における各化合物の略号を以下に示す。 PTPB :ピリジン−トリフェニルボラン TTMDA :N−牛脂アルキル−トリメチレンジアミ
ン STMDA :大豆アルキル−トリメチレンジアミン ODPTA :N−オレイル−ジプロピレントリアミン OTPTA :N−オレイル−トリプロピレンテトラア
ミン HHTMDA:N−(β−ヒドロキシヘキサデシル)ト
リメチレンジアミン
【0034】製剤例2〜7及び比較製剤例1〜7 製剤例1と同様にして、表1に記載の各成分をキシレン
60gに溶解して、配合組成物B〜G及び比較製剤例で
ある配合組成物H〜Nを得た。表1に配合量と各化合物
の併用割合を示す。
【0035】試験例1〔各配合組成物の経時的安定性試
験〕 製剤例及び比較製剤例で得られた各配合組成物を20℃
の恒温槽に静置し、30日後の析出物の有無を目視によ
り観察した。析出物の有無は以下の3段階で評価し、表
1には「製剤の安定性」として示す。 ○:析出物なし △:少量の析出物あり ×:多量の析出物あり
【0036】
【表1】
【0037】試験例2〔漁網用防汚剤としての効力確認
試験〕 製剤例及び比較製剤例で得られた各配合組成物に、表
2に記載の各種化合物を配合し漁網用防汚剤として製剤
化し、常温で30日間放置した。 得られた漁網用防汚剤に試験網(ポリエチレン製の養
殖用網:100本、4節、40cm×60cm)を浸漬
し、網に防汚剤を付着させ、3日間風乾させた。 漁網用防汚剤を付着した試験網を、5〜7月の3カ月
間、自然湾内(三重県方座湾内)の筏より海面下1〜
1.5mの深さに懸垂し、カサネカンザシ、フジツボ、
二枚貝、コケムシ等の海生付着生物に対する防汚効力を
観察した。その試験結果を表3に示す。表3において付
着面積(%)は付着生物の構成割合を、付着物重量は付
着生物の湿重量(g)を示す。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】試験例3〔防汚塗料としての効力確認試
験〕 製剤例及び比較製剤例で得られた各配合組成物に、表
4に記載の各種化合物を配合し防汚塗料として製剤化
し、常温で30日間放置した。 試験板(硬質塩化ビニル製、7cm×20cm)に、
得られた防汚塗料を塗布量が1.5〜2.0kg/m2
となるように2回塗布し、3日間風乾させた。 防汚塗料を塗布した試験板を、5月より12ヶ月間、
自然湾内(三重県方座湾内)の筏より海面下1.5〜2
mの深さに懸垂し、カサネカンザシ、フジツボ、二枚
貝、コケムシ等の海生付着生物に対する防汚効力を観察
した。観察は6ヶ月後と12ヶ月後に行った。その結果
を表5に示す。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】試験例1より、この発明の製剤例による配
合組成物は、経時的に安定な溶液であることがわかる。
すなわち、A成分1モルに対してB成分を1.22〜
3.01モル配合することにより得られた防汚有効成分
を40重量%含有するキシレン溶液は、30日間放置後
においても析出物がなく、製剤の安定性も良好であるこ
とがわかる(配合組成物A〜G参照)。一方、比較製剤
例による配合組成物は、経時的に不安定な溶液であるこ
とがわかる。A成分1モルに対するB成分の配合割合
が、それぞれ6.57、5.64、5.67モルと高い
配合組成物では、B成分が析出しているものと考えられ
る(配合組成物H、J及びL参照)。また、A成分1モ
ルに対するB成分の配合割合が、それぞれ0.26、
0.41モルと低い配合組成物では、A成分が製剤直後
に析出しているものと考えられる。従って、均一な製剤
ができないとともに、製剤の安定性も不良となることが
わかる(配合組成物I及びK参照)。
【0044】次に、試験例2及び3より、この発明の配
合組成物からなる漁網用防汚剤及び防汚塗料は、長期間
にわたり防汚効果が持続することがわかる。一方、製剤
の安定性が不良の配合組成物からなる漁網用防汚剤及び
防汚塗料は、短期間の浸漬で各種海生付着生物により汚
染されている。これは、防汚有効成分が防汚対象物に均
一に付着していないためと考えられる。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、ピリジン−トリフェ
ニルボランとアミノ基を有する高級脂肪族モノもしくは
ポリアミンとからなる防汚有効成分が有機溶媒に溶解さ
れてなることを特徴とするので、防汚有効成分であるピ
リジン−トリフェニルボランの有機溶媒に対する溶解度
が向上し、経時的に安定な溶液が得られるとともに防汚
有効成分である高級脂肪族モノもしくはポリアミンの防
汚効力を持続することができる。
【0046】また、それぞれの有効成分の防汚効力を損
なうことなく発揮することができるので、漁網防汚剤
用、防汚塗料用として海生付着生物による障害を極めて
効率よく防止でき、特にカサネカンザシ類、フジツボ
類、二枚貝類、コケムシ類等の海生付着生物による障害
を効率よく、かつ長期間防止することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピリジン−トリフェニルボランとアミノ
    基を有する高級脂肪族モノもしくはポリアミンとからな
    る防汚有効成分が有機溶媒に溶解されてなることを特徴
    とする海生付着生物防汚組成物。
  2. 【請求項2】 高級脂肪族モノもしくはポリアミンが、
    一般式(I): 【化1】 (式中、R1 はβ−ヒドロキシ基で置換されていてもよ
    い炭素数8〜28の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水
    素基又は炭素数8〜28の飽和もしくは不飽和のアルコ
    キシ低級アルキル基、R2 は水素原子又は式:−(CH
    2)a NH2 、aは1〜6の整数、bは0〜4の整数)で
    表される化合物から少なくとも1種以上選択される請求
    項1記載の防汚組成物。
  3. 【請求項3】 高級脂肪族モノもしくはポリアミンが、
    副式(II): 【化2】 (式中、R1 、R2 及びaは一般式(I)と同義)で表
    される化合物、及び副式(III): R1 −[NH(CH2 a c NH2 (III) (式中、R1 及びaは一般式(I)と同義、cは2〜4
    の整数)で表される化合物から少なくとも1種以上選択
    される請求項1又は2記載の防汚組成物。
  4. 【請求項4】 ピリジン−トリフェニルボランと高級脂
    肪族モノもしくはポリアミンとが、モル比として1:1
    〜3.5で配合されてなる請求項1〜3のいずれか1つ
    に記載の防汚組成物。
  5. 【請求項5】 ピリジン−トリフェニルボランと高級脂
    肪族モノもしくはポリアミンとが、モル比として1:
    1.2〜3で配合されてなる請求項4記載の防汚組成
    物。
  6. 【請求項6】 有機溶媒が、キシレン、トルエン、アセ
    トン、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコール
    モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
    ーテル及びプロピレンカーボネートから少なくとも1種
    以上選択される請求項1〜5のいずれか1つに記載の防
    汚組成物。
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