JPH1067856A - アルコキシル化オルガノシリコーン樹脂 - Google Patents

アルコキシル化オルガノシリコーン樹脂

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JPH1067856A
JPH1067856A JP9153605A JP15360597A JPH1067856A JP H1067856 A JPH1067856 A JP H1067856A JP 9153605 A JP9153605 A JP 9153605A JP 15360597 A JP15360597 A JP 15360597A JP H1067856 A JPH1067856 A JP H1067856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先行技術におけるように限定されずに、オル
ガノシリコーン樹脂にアルコキシ官能基を導入する。 【解決手段】 触媒量の塩基性触媒の存在下に、MQ樹
脂をアルコキシシランと反応させることにより、アルコ
キシル化オルガノシリコーン樹脂を作る。上記アルコキ
シシランは、多数の有機基、例えばアルキル、アルケニ
ル、アリール、アリールアルキル、エポキシ、エーテ
ル、アルキルアミド及びアルキルアミンを含むことがで
き、これらを上記アルコキシル化オルガノシリコーン樹
脂の構造中に組み込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコキシル化オ
ルガノシリコーン樹脂の製造方法、及びこれら樹脂に種
々の官能基及び非官能基を導入する方法に関する。
【0002】ここで用いている用語「樹脂」は、分子構
造が主に三次元ネットワークに配列されているシリコー
ン組成物を記述する。従って、「樹脂」は、主に線状構
造を有するシリコーン流体、及びシランの構造から区別
される。本発明における出発物質として利用されるシリ
コーン樹脂は、主としてR3 SiO1/2 シロキシ単位及
びSiO4/2 シロキシ単位(ここに、Rは官能性有機基
又は非官能性有機基である)から構成される高分子ポリ
マーである。そのような単位は、従来M単位及びQ単位
と呼ばれている。
【0003】
【従来の技術】当業者は、そのような樹脂は、限られた
数の、従来それぞれD単位及びT単位と呼ばれるR2
iO2/2 シロキシ単位及びRSiO3/2 シロキシ単位を
も含むことを認識している。概して、用語「MQ樹脂」
は、T単位及びD単位の量が、平均して、20モル%を
超えないオルガノシリコーン樹脂を記述するのに用いら
れている。従って、主にM単位及びQ単位を含むオルガ
ノシリコーン樹脂は、しばしばMQ樹脂と呼ばれる。
【0004】MQオルガノシリコーン樹脂は、米国特許
No.2676182に開示された方法により製造され
る。この特許のMQ樹脂は、シリケートを酸加水分解
し、その後トリアルキルハロシラン又はヘキサメチルジ
シロキサンと反応させて末端キャップすることにより製
造される。従って、これらのMQ樹脂は、実験式〔R3
SiO1/2 a 〔R2 SiO2/2 b 〔RSiO3/2
c 〔SiO4/2 d (ここに、Rはメチル基又はOH基
であり、a,b,c及びdは0又は正の数値を取り、且
つa+b+c+d=1,c≦(b+c)≦0.2、a:
(b+c+d)の比は、0.3〜1.0である。)で示
される。
【0005】非常にしばしば、MQ樹脂は数平均分子
量、Mn、が2200〜7000であり、溶液として調
製され販売されている。Mnが2200より小さいとき
は、これらの樹脂は、それらが溶液から取り出されよう
が、取り出されまいが、液体の特性を保持している。M
nが7000より大きいときは、これらの樹脂は好まし
い溶媒に比較的不溶性である。同様に、a:(b+c+
d)の比が0.3より小さいときは、Mnは、一般には
7000より大きく、この比が1.0より大きいときは
Mnは通常2200より小さい。
【0006】当業者は、シリケート水解物をトリアルキ
ルハロシラン又はヘキサメチルジシロキサンで末端キャ
ップすると、それに付随した実質的な量の残留−OH基
(しばしば残留シラノールと呼ばれる)を有する樹脂を
与えることも認識しているであろう。そのような残留シ
ラノール基は、間違いなくT単位であると識別される。
この樹脂をヘキサメチルジシラザンと更に反応させるこ
とによって、残留シラノールの量を下げることが知られ
ている。従って、ここで用いる「MQ樹脂」は、実質的
な残留シラノール基を有するか、又は減少したシラノー
ルを有する樹脂をも含む。
【0007】MQシリコーン樹脂に付随する残留シラノ
ール基の内で、その一部のみが立体障害がなく、従って
更に反応することができると考えられる。従って、先行
技術の方法は、得られるアルコキシ官能基の度合いは、
立体障害のない残留シラノールの濃度に限られる点で、
限界がある。
【0008】米国特許No.2676182に従って作っ
たMQ樹脂は、しばしば「ベンゼン溶解性」であると記
載されている。実際、そのような樹脂は、多数の非芳香
族及びキシレン及びトルエンを含む芳香族有機溶媒にも
溶解性である。しかしながら、それは、米国特許No.5
324806に教えられているように、スプレー乾燥し
た粉末の形のMQ樹脂を与えることも知られている。
【0009】MQ樹脂は種々の用途を持っている。それ
らはしばしばシリコーン粘着剤及びゴムの製造におい
て、シリコーン流体としばしばブレンドされる。その中
で、シリコーン流体と樹脂とを、これら樹脂及び流体の
両方に付随する官能基と反応する架橋性化合物で架橋さ
せることは知られている。しばしば、前記樹脂に付随す
る立体障害のない残留シラノール基は官能基として役に
立つ。しかしながら、官能基、例えばビニルを、前記樹
脂をジメチルビニルクロロシランで処理することによ
り、導入することも公知である。
【0010】それらの万能の反応性の故に、アルコキシ
ル化オルガノシリコーン樹脂は、それらが我々のMQ樹
脂の定義に合致しようがしまいが、粘着剤のようなシリ
コーン最終製品の合成における中間体として特に有用で
ある。
【0011】アルコキシ官能基は、テトラブチルチタネ
ートのような触媒の存在下に、MQ樹脂をアルコールと
反応させることによって、MQ樹脂に付与されてきた。
しかしながら、この方法によるアルコキシル化は、達成
されるアルコキシル化の度合いはシロキシ単位の5〜6
モル%である点で幾分限定される。この限界は、アルコ
キシ部位の分子内縮合を含む競合反応によると考えられ
る。
【0012】MQ樹脂へのアルコキシ官能基の導入も、
アルコキシシランとこの樹脂上の立体障害のない残留シ
ラノール基との間の反応を利用する2つの他の周知の方
法によって達成される。当業者は、これら2つの反応
は、一般に、縮合及び交換と呼ばれることを認めるであ
ろう。縮合反応において、樹脂とシランの間のSi−O
−Si結合の形成においてアルコールが生成される。交
換反応において、前記シラン上のアルコキシ基と前記樹
脂上のヒドロキシル基の直接置換が起こる。両方の反応
は、通常、触媒、例えばテトラブチルチタネートの存在
下で行われる。いずれのアプローチの欠点も、やはり、
達成されるアルコキシル化の度合が限定されることであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記樹脂のア
ルコキシル化の度合が先行技術におけるように限定され
ずに、オルガノシリコーン樹脂にアルコキシ官能基を導
入する方法を提供することが非常に望ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明において、先行技
術の欠点を克服した、アルコキシル化オルガノシリコー
ン樹脂の新規な製造方法を提供する。本発明の方法は、
次のことを含む: (C)触媒量の塩基性触媒、の存在下に、(A)実験式
〔R3 SiO1/2 a 〔R2 SiO2/2 b 〔RSiO
3/2 c〔SiO4/2 d (ここに、各Rは独立にメチ
ル基又はヒドロキシル基であり、a,b,c及びdは0
又は正の数値を取り、且つa+b+c+d=1、0≦
(b+c)≦0.2、a:(b+c+d)の比は、0.
3〜1.0である。)で示されるMQオルガノシリコー
ン樹脂;及び(B)実験式Rx Si(OR’)
(4-x) (ここに、xは1、2又は3であり、R基は、ア
ルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、エ
ポキシ、エーテル、アルキルアミド、及びアルキルアミ
ンからなる群から独立に選ばれ、OR’はアルコキシ基
である)で示されるシランからなる群から選ばれる少な
くとも1つのアルコキシシラン;を反応させ、 (II)その後前記塩基性触媒(C)を中和し、そして (III)残りの反応生成物からアルコキシル化樹脂を分離
すること。
【0015】好ましい具体例において、アルコール成分
(D)が反応ステップ(I)に含まれる。最も好ましい
具体例において、アルコール(D)は一般式HOR’
(ここに、OR’基は上記の通りである)で示され、ア
ルコール(D)及びアルコキシシラン(B)は同じO
R’基を有する。
【0016】それ故、先行技術の方法に較べて、より高
い度合のアルコキシル化が得られるアルコキシル化オル
ガノシリコーン樹脂の製造方法を提供するのが、本発明
の目的である。
【0017】本発明の他の目的は、MQ樹脂及びモノア
ルコキシシランを利用するアルコキシル化オルガノシリ
コーン樹脂の製造方法を提供することである。
【0018】本発明方法の1つの態様は、追加の望まし
い有機基、例えばフェニル基を、アルコキシ基と共に、
アルコキシル化オルガノシリコーン樹脂中に導入するこ
とである。
【0019】本発明の他の態様は、我々のアルコキシル
化オルガノシリコーン樹脂の数平均分子量、Mn、及び
重量平均分子量、Mwが、出発MQ樹脂のそれよりも低
いことである。
【0020】本発明における成分(A)は、実験式〔R
3 SiO1/2 a 〔R2 SiO2/2b 〔RSi
3/2 c 〔SiO4/2 d (ここに、各Rは独立にメ
チル基又はヒドロキシル基であり、a,b,c及びdは
0又は正の数値を取り、且つa+b+c+d=1、0≦
(b+c)≦0.2、a:(b+c+d)の比が、0.
3〜1.0である。)で示されるMQオルガノシリコー
ン樹脂である。
【0021】先に述べたように、MQ樹脂は限られた数
のD単位及び/又はT単位を含んでいてもよい。従っ
て、パラメーターa、b、c及びdは、D単位及び/又
はT単位の数がシロキシ単位の数の20モル%を超えな
いように、上記のように限定される。
【0022】更に、上記限定は、M単位は、D単位、T
単位及びQ単位の数の合計の少なくとも0.3より大き
くなければならない。D単位、T単位及びQ単位の合計
に対するM単位の比は、この樹脂の分子量に反比例す
る。従って、M:(D+T+Q)の比が1.0より大き
いときは、MQ樹脂は固体よりも一層液体として挙動す
る。従って、その比が1.0を超えるときは、樹脂のM
nは、一般に2200よりも少ない。反対に、その比が
0.3より小さいときは、Mnは一般に7700を超
え、この樹脂は、好ましい溶媒におけるその溶解性を失
う。
【0023】本発明における成分(B)は、実験式Rx
Si(OR’)(4-x) (ここに、xは1、2又は3であ
り、R基は、アルキル、アルケニル、アリール、アリー
ルアルキル、エポキシ、エーテル、アルキルアミド、及
びアルキルアミンからなる群から独立に選ばれ、OR’
はアルコキシ基である)で示されるシランからなる群か
ら選ばれる少なくとも1つのアルコキシシランである。
入手の容易さ、コスト及び反応性から、メトキシシラン
又はエトキシシランが最も好ましい。
【0024】ここでは、成分(B)はテトラアルコキシ
シランを含まないことに注意することが重要である。純
粋なテトラアルコキシシラン、例えばテトラメトキシシ
ランを(C)、塩基性触媒、の存在下に成分(A)のM
Q樹脂と反応させたとき、この系は、扱いにくい沈殿を
生成する傾向があることが見いだされた。しかしなが
ら、当業者は、モノ−、ジ−又はトリ−アルコキシシラ
ンと組み合わせて限られた量のテトラアルコキシシラン
を使用するのは、そのような共同使用が許容できない量
の扱いにくい沈殿をもたらす程度を除いて、本発明の実
施から特に排除されないことを認めるであろう。
【0025】成分(B)、前記アルコキシシランは、ア
ルコキシ基に加えて、他の遊離基を、我々のオルガノシ
リコーン樹脂の構造中に導入するのに使用されることに
注意することも重要である。それ故、アルキル、アルケ
ニル、アリール、アリールアルキル、エポキシ、エーテ
ル、アルキルアミド、及びアルキルアミンからなる群か
ら独立に選ばれる基を前記樹脂に導入することができ
る。
【0026】本発明の化学機構に関するどんな特定の仮
説にも拘束されたくないが、以下の例で、我々のアルコ
キシル化オルガノシリコーン樹脂の形成は、アルコール
(D)の存在によって増大されることが証明される。M
Q樹脂と組み合わせて、アルコールの意図的な添加がな
いときは、アルコキシシラン(B)のOR’基が樹脂の
立体障害のないヒドロキシル基と反応してそのようなア
ルコールを形成すると考えられる。従って、本発明方法
は、(I)の反応ステップにおいて、アルコール(D)
の意図された添加を行い、又は行わずに、実施される。
しかしながら、アルコキシシランとアルコール助剤の組
み合わせは、アルコキシル化を助け、これは本発明の実
施に好ましい方法である。我々の最も好ましい方法にお
いて、アルコキシシランのOR’基は、前記アルコール
のOR’基と同じである。
【0027】本発明の成分(C)は、触媒量の塩基性触
媒を含む。適当な塩基性触媒は、NaOH、KOH、N
aOCH3 、LiOH、カリウム第三ブトキサイド、L
iOCH3 、KOCH3 、ナトリウムシラノレート及び
アミン、例えばエタノールアミン又は第四アンモニウム
塩、例えばフッ化テトラブチルアンモニウムを包含す
る。上記のアミン及びアンモニウム塩は、本発明の反応
を触媒するのに役立つであろうが、残りの上記の塩基性
触媒に較べたとき、相当にゆっくりした速度である。
【0028】ここで用いる用語「触媒量」は、我々の反
応を予定された速度で進行させる触媒の量である。この
量は、好ましくは前記アルコキシシラン100重量部あ
たり0.01〜2.5重量部であり、より好ましくは
0.05〜2.0重量部である。触媒量の触媒は、勿
論、塩基性触媒の種類(あるものは他のものよりもより
有効であるから)及び反応が行われる温度に依存する。
【0029】本発明の好ましい具体例において、反応ス
テップ(I)は還流条件下に行われる。この反応は室温
条件で進行するであろうが、反応速度は高い温度で促進
される。MQ樹脂は、有機溶媒に溶解されたときは、直
接反応させうる。1つの具体例において、揮発物トラッ
プが用いられ、これは、次にアルコキシル化樹脂からの
揮発性反応生成物とアルコールとを実質的に分離する。
【0030】もし、多量の成分(C)、塩基性触媒、又
はもし、少量の(発生したか又は添加された)成分
(D)、アルコール、が用いられると、この反応は種々
の量の扱いにくい沈殿を生成する傾向があることを見い
だした。これとは逆に、比較的少量の触媒(C)及び比
較的多量のアルコール(D)が用いられると、扱いにく
い沈殿の形成を減らすか又は抑制する傾向がある。成分
(C)及び(D)の絶対量は、勿論、加工されるMQ樹
脂、用いられる特定の触媒(C)及びアルコール(D)
の量に依存する。
【0031】中和ステップ(III)は、ステップ(I)の
後、反応混合物にドライアイス又は酢酸のような酸を導
入することによって容易に実施される。二酸化炭素は、
この点に関して特に有用である。それは、過剰なものは
蒸気の形で反応混合物を簡単に離れるからである。他の
有用な中和剤は、クロロシランを包含する。
【0032】
【実施例】以下の例において、本発明に従って、アルコ
キシル化オルガノシリコーンが製造された。各例におい
て、出発MQ樹脂(以下“RESI”と記載する)を濃
度74wt%でキシレンに溶解した。ここで、RESI
の全重量は、この樹脂とキシレン溶媒の組み合わせ重量
のことをいうものとする。RESIの一般式及び分子量
を決定するのに、核磁気共鳴(29Si及び13C NM
R)及びシリコーン樹脂で校正したゲル透過クロマトグ
ラフィー(GPC)を用いた。一般式は43%のM単
位、(CH3 )SiO1/2 ;12モル%のT単位、(O
H)SiO3/2 ;及び45モル%のQ単位、SiO4/2
からなっていた。数平均分離量、Mn、は4549であ
り、重量平均分子量、Mw、は17,760であった。
【0033】当業者は、上に及び以下に報告される
“T”単位は、通常、RESI合成からもたらされる立
体障害のイソプロポキシ基を少量含むことを認めるであ
ろう。ここに報告するように、少量のイソプロポキシ基
は無視する。
【0034】(実施例1)2モルのメタノールと2モル
のヘキサメチルジシラザンとを反応させ、次いでそれか
ら形成されたトリメチルメトキシシランを蒸留除去する
ことによって、89%の純粋なトリメチルメトキシシラ
ンの溶液を調製した。150gのRESI及びメタノー
ルに溶解した25wt%ナトリウムメトキサイド塩基性
触媒の溶液1.5gを、フラスコ中の150gの前記8
9%の純粋なトリメチルメトキシシランに加えた。反応
混合物を還流温度(75℃)に17時間加熱した。その
後、このフラスコをDean Starkトラップに取
り付け、集められた揮発分が一定に保たれるまで、この
反応混合物を再び135℃に加熱した。135gの揮発
分をトラップ中に集めた。冷却後、このトラップを取り
出し、1.5gのトリメチルクロロシランを前記反応混
合物と充分に混合し、ナトリウムメトキサイド触媒を不
活性化した。得られた組成物を重炭酸ナトリウムと珪藻
土の混合物を通してろ過し(触媒不活性化のときに形成
されるNaClを除くために)透明なろ液を得た。この
ろ液を真空室にて、0.67kPa(5mmHg)及び80
℃で蒸発させ、こうして102gの乾燥粉末を生ぜしめ
た。GPC及びNMR試験の結果、得られたオルガノシ
リコーン樹脂は次の一般式から構成されていることが明
らかとなった:47.82モル%のM単位、(CH3
3 SiO1/2 ;2.72モル%のT単位、(CH3 O)
SiO3/2 ;及び48.93モル%のQ単位、SiO
4/2 。数平均分子量、Mn、は2977であり、重量平
均分子量、Mw、は5086であった。
【0035】(実施例2)100gのプロピルトリメト
キシシランを、200gのRESI及び0.75gの、
メタノールに溶解した25wt%ナトリウムメトキサイ
ド塩基性触媒溶液を一緒にした。この反応混合物を還流
温度(75℃)に5時間加熱した。その後、二酸化炭素
の固体片をこの反応混合物に加えて前記触媒を不活性化
した。この混合物を上記のようにしてろ過し脱蔵し、1
88gの透明で粘稠な流体を得た。GPC及びNMR試
験の結果、得られたアルコキシル化オルガノシリコーン
樹脂は次の一般式から構成されていることが明らかとな
った:25.08モル%のM単位、(CH3 3 SiO
1/2 ;3.63モル%のM単位、(CH3 O)2 (CH
3 )SiO1/2 ;1.09モル%のM単位、(CH
3 O)3 SiO1/2 ;10.7モル%のD単位、(CH
3 O)(CH3 )SiO2/2 ;6.02モル%のD単
位、(CH3 O)2 SiO2/2 ;12.02モル%のT
単位、(CH3 )SiO3/2 ;15.91モル%のT単
位、(CH3 O)SiO3/2 ;及び25.39モル%の
Q単位、SiO4/2 。数平均分子量、Mn、は2338
であり、重量平均分子量、Mw、は8940であった。
【0036】(実施例3)60gのフェニルトリメトキ
シシラン、200gのRESI及び2.25gの、メタ
ノールに溶解した25wt%ナトリウムメトキサイド塩
基性触媒溶液を一緒にし、Dean−Starkトラッ
プの下、145℃で6時間加熱した。18gの揮発分を
トラップに集めた。次いで、3gのトリメチルクロロシ
ランを、反応混合物に加え、塩基性触媒を中和した。次
いで、上述のようにして得られた混合物をろ過し、そし
て脱蔵し、198gの透明な液体を得た。GPC及びN
MR試験の結果、得られたアルコキシル化オルガノシリ
コーン樹脂は次の一般式から構成されていることが明ら
かとなった:36.46モル%のM単位、(CH3 3
SiO1/2 ;1.90モル%のM単位、(CH3 O)2
(Ph)SiO1/2 ;0.45モル%のM単位、(CH
3 O)3 SiO1/2 ;5.25モル%のD単位、(CH
3 O)(Ph)SiO2/2 ;3.57モル%のD単位、
(CH3 O)2SiO2/2 ;6.67モル%のT単位、
(Ph)SiO3/2 ;12.29モル%のT単位、(C
3 O)SiO3/2 ;及び33.31モル%のQ単位、
SiO4/ 2 ;(ここに、Phはフェニル基を表す)。数
平均分子量、Mn、は2110であり、重量平均分子
量、Mw、は4907であった。
【0037】(実施例4)100gのRESI、65g
のメチルトリエトキシシラン、び0.5gの、メタノー
ルに溶解した25wt%ナトリウムメトキサイド塩基性
触媒溶液を一緒にし、Dean−Starkトラップの
下、135℃で17時間加熱した。10mLの揮発分をト
ラップに集めた。次いで、1.5gのトリメチルクロロ
シランを、反応混合物に加え、塩基性触媒を中和した。
次いで、上述のようにして得られた混合物をろ過し、そ
して脱蔵し、105gの透明な液体を得た。GPC及び
NMR試験の結果、得られたアルコキシル化オルガノシ
リコーン樹脂は次の一般式から構成されていることが明
らかとなった:36.89モル%のM単位、(CH3
3 SiO1/2 ;0.53モル%のM単位、(CH3
(EtO)2 SiO1/2;0.85モル%のM単位、
(EtO)3 SiO1/2 ;6.04モル%のD単位、
(CH3 )(EtO)SiO2/2 ;3.23モル%のD
単位、(EtO)2 SiO2/2 ;10.9モル%のT単
位、(CH3 )SiO3/2 ;12.75モル%のT単
位、(EtO)SiO3/2 ;及び28.61モル%のQ
単位、SiO4/2;(ここに、Etはエチル基を表
す)。数平均分子量、Mn、は1457であり、重量平
均分子量、Mw、は4912であった。
【0038】(実施例5)この実施例はLiOHも、本
発明を実施するのに有効な触媒であることを示すために
用意した。200gのRESI、200gのメチルトリ
メトキシシラン、び1.0gの、メタノールに溶解した
10wt%LiOH・H2 O塩基性触媒溶液を一緒に
し、Dean−Starkトラップの下、100℃で1
6時間、集まった揮発分が一定になるまで加熱した。そ
の後、二酸化炭素の固体片を反応混合物に加え、塩基性
触媒を不活性化した。この混合物は、上述のように、ろ
過も脱蔵もせず、少量の未反応メチルトリメトキシシラ
ンが含まれていた。GPC及びNMR試験を検査したと
ころ、次の一般式を含んでいた:M単位、(CH3 3
SiO1/2 ;M単位、(CH3 O)2 (CH3 )SiO
1/2 ;M単位、(CH3O)3 SiO1/2 ;D単位、
(CH3 O)(CH3 )SiO2/2 ;D単位、(CH3
O)2 SiO2/2 ;T単位、(CH3 )SiO3/2 ;T
単位、(CH3 O)SiO3/2 ;及びQ単位、SiO
4/2 ;(これらのモル%は不確定であった)。数平均分
子量、Mn、は1037であり、重量平均分子量、M
w、は7600であった。
【0039】(比較例)公知の方法で、還流条件下でM
Q樹脂溶液(RESI配合物の)を加熱することによ
り、立体非障害の非常に少ない残留シラノール含量のM
Q樹脂を調製した。GPC及びNMR試験の結果、この
MQ樹脂は次の一般式から構成されていることが明らか
となった:42.77モル%のM単位、(CH3 3
iO1/2 ;2.90モル%のT単位、(OH)SiO
3/2 ;及び54.32モル%のQ単位、SiO4/2 。こ
のMQ樹脂は、Mnが5143であり、Mwが13,9
50であった。処理された樹脂は、固形分50wt%の
キシレン溶液として溶解した。
【0040】200gの処理された樹脂溶液、100g
の89%純粋トリメチルメトキシシラン及び0.25g
の無水ナトリウムメトキサイド粉末を60℃の還流温度
に16時間加熱した。その後、二酸化炭素の一片をこの
反応混合物に加えて塩基性触媒を不活性化した。この混
合物を上記のようにしてろ過し脱蔵して、固体粉末を得
た。GPC及びNMR試験の結果、そのように処理され
て得られたオルガノシリコーン樹脂は、次の一般式から
構成されていることが明らかとなった:43.18モル
%のM単位、(CH3 3 SiO1/2 ;3.79モル%
のT単位、(OH)SiO3/2 ;及び52.93モル%
のQ単位、SiO4/2 。Mnは4892であり、Mwが
13,010であった。
【0041】従って、前記MQ樹脂とモノアルキルシラ
ンとの間には殆ど何らの反応も起こっていなかったよう
である。
【0042】(実施例6)還流の前に、反応混合物に1
5gのメタノールを加えた他は比較例に記載したのと同
じ反応を繰り返した。GPC及びNMR試験の結果、そ
のように処理されて得られたオルガノシリコーン樹脂
は、次の一般式から構成されていることが明らかとなっ
た:47.11モル%のM単位、(CH3 3 SiO
1/2 ;0.55モル%のD単位、(OCH3 2 SiO
2/2 ;6.02モル%のT単位、(OCH3 )SiO
3/2 ;及び46.12モル%のQ単位、SiO4/2 。M
nは3338であり、Mwが7714であった。
【0043】従って、この反応方法おいて、メタノール
を用いるのは、立体障害のない残留シラノール濃度が非
常に少なくなるように処理したMQ樹脂から、アルコキ
シル化オルガノシリコーン樹脂を形成するのを促進する
ことが明らかである。このアルコキシル化は、メタノー
ルと組み合わせてモノアルコキシシランを用いて行った
ことに注意すべきである。
【0044】各実施例1〜6において、本発明方法を用
いることによって、MQ樹脂からアルコキシル化オルガ
ノシリコーン樹脂がうまく作られた。これらから、本発
明方法はモノ−、ジ−及びトリアルコキシシランを利用
できることが明らかである。多数の塩基性触媒を用いる
ことができ、本発明方法は他の有機基、例えばフェニル
基をオルガノシリコーン樹脂中に組み入れるのに使用で
きることが、更に明らかである。
【0045】従って、本発明方法によって製造されたア
ルコキシル化オルガノシリコーン樹脂組成物は、次の実
験式に従うシロキシ基から構成されている。
【0046】〔R3 SiO1/2 e 〔R2 (OR’)S
iO1/2 f 〔(OR’)2 RSiO 1/2 g 〔(O
R’)3 SiO1/2 h 〔(OR’)RSiO2/2 i
〔(OR’)2 SiO2/2 j 〔RSiO3/2
k 〔(OR’)SiO3/2 l 〔SiO 4/2 m
【0047】ここに、各OR’はアルコキシ基で、同じ
であっても異なってもよく;各Rは、アルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アリールアルキル基、エポキシ
基、エーテル基、アルキルアミド基、アルキルアミン
基、及びヒドロキシル基からなる群から独立に選ばれる
1価の基であり;そして、e,f,g,h,i,j,
k,l及びmは0又は正の数値を取り、且つe+f+g
+h+i+j+k+l+m=1である。
【0048】好ましい具体例において、本発明のアルコ
キシル化オルガノシリコーン樹脂は、先行技術の方法で
得られるよりも高い度合いのアルコキシル化を持つ。従
って、本発明の好ましい組成物は、我々の特許請求した
方法とは独立に、6モル%より多くのアルコキシル化シ
ロキシ単位を有する。従って、f+g+h+i+j+l
>0.06である。
【0049】驚くべきことに、異常に高いアルコキシル
化の度合いを有するMDTQタイプのオルガノシリコー
ン樹脂を製造することができる。例えば、実施例2にお
いて、37モル%のシロキシ単位がアルコキシル化され
ている。このアルコキシル化の度合いは、反応時間、反
応体の濃度及び反応温度のパラメーターを変えることに
よって調節することができる。従って、本発明方法は、
10、20又は30モル%を超えるシロキシ基がアルコ
キシル化された新規なアルコキシル化オルガノシリコー
ン樹脂組成物の合成を可能にする。
【0050】驚くべきことに、本発明は非常に低いレベ
ルの残留シラノールを持ったアルコキシル化オルガノシ
リコーン樹脂を製造する。プロトンNMR試験によって
証明されるように、我々は、我々の樹脂における残留シ
ラノールレベルが、典型的に検出限界(即ち、シロキシ
単位の2モル%未満)であることも見いだした。
【0051】実施例から、本発明方法は、出発MQ樹脂
物質よりも低いMn及びMwを有するアルコキシル化オ
ルガノシリコーン樹脂を製造するのに使用できることが
更に明らかである。従って、本発明方法はMQ樹脂組成
物をアルコキシル化すると同時に、この樹脂を「分解す
る(digest)」能力を有することが特徴である。
従って、本発明の他の具体例において、前記アルコキシ
ル化オルガノシリコーン樹脂は、実質的に3次元高分子
構造を保持するために、Tタイプ及びQタイプの合計の
少なくとも10モル%のシロキシ単位を有するものに限
られる。本発明のこの具体例は、前記実験式において、
k+l+m≧0.10であるものとして最もよく表現さ
れる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)(C)触媒量の塩基性触媒、の存
    在下に、(A)実験式〔R3 SiO1/2 a 〔R2 Si
    2/2 b 〔RSiO3/2 c〔SiO4/2 d (ここ
    に、各Rは独立にメチル基又はヒドロキシル基であり、
    a,b,c及びdは0又は正の数値を取り、且つa+b
    +c+d=1、0≦(b+c)≦0.2、a:(b+c
    +d)の比は、0.3〜1.0である。)で示されるM
    Qオルガノシリコーン樹脂;及び(B)実験式Rx Si
    (OR’)(4-x) (ここに、xは1、2又は3であり、
    R基は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールア
    ルキル、エポキシ、エーテル、アルキルアミド、及びア
    ルキルアミンからなる群から独立に選ばれ、OR’はア
    ルコキシ基である)で示されるシランからなる群から選
    ばれる少なくとも1つのアルコキシシラン;を反応さ
    せ、 (II)その後前記塩基性触媒(C)を中和し、そして (III)残りの反応生成物からアルコキシル化樹脂を分離
    すること、 を含む、アルコキシル化オルガノシリコーン樹脂の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 更に、前記反応ステップ(I)におい
    て、成分(D)アルコール、を含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記反応ステップ(I)の間に、前記ア
    ルコール(D)を除くステップを更に含む請求項2の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記反応ステップ(I)が還流条件下で
    行われる、請求項1〜3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 次の実験式:〔R3 SiO1/2 e 〔R
    2 (OR’)SiO1/2 f 〔(OR’)2 RSiO
    1/2 g 〔(OR’)3 SiO1/2 h 〔(OR’)R
    SiO2/2 i 〔(OR’)2 SiO2/2 j 〔RSi
    3/2 k 〔(OR’)SiO3/2 l 〔SiO 4/2
    m (ここに、各OR’はアルコキシ基で、同じであって
    も異なってもよく;各Rは、アルキル基、アルケニル
    基、アリール基、アリールアルキル基、エポキシ基、エ
    ーテル基、アルキルアミド基、アルキルアミン基、及び
    ヒドロキシル基からなる群から独立に選ばれる1価の基
    であり;そして、e,f,g,h,i,j,k,l及び
    mは0又は正の数値を取り、且つe+f+g+h+i+
    j+k+l+m=1であり、f+g+h+i+j+l>
    0.06である。)で示される複数のシロキシ基を有す
    るアルコキシル化オルガノシリコーン樹脂を含む組成
    物。
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