JPH1036167A - 低温焼結無機組成物 - Google Patents
低温焼結無機組成物Info
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- JPH1036167A JPH1036167A JP8194908A JP19490896A JPH1036167A JP H1036167 A JPH1036167 A JP H1036167A JP 8194908 A JP8194908 A JP 8194908A JP 19490896 A JP19490896 A JP 19490896A JP H1036167 A JPH1036167 A JP H1036167A
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- Glass Compositions (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的低温で焼結が可能であり、熱膨脹係数
及び誘電率が小さく、かつ機械的強度の高い低温焼結無
機組成物を提供する。 【解決手段】 低温焼結無機組成物はガラス粉末が15
〜40重量%及びコージェライト粉末が60〜85重量
%からなる。前記ガラス粉末は、SiO2 が20〜60
重量%、B2 O3 が30〜50重量%、MgOが5〜3
0重量%、、Al2 O3 が0〜15重量%、R2 Oが1
〜5重量%(ただし、Rはアルカリ金属)で構成されて
いる。
及び誘電率が小さく、かつ機械的強度の高い低温焼結無
機組成物を提供する。 【解決手段】 低温焼結無機組成物はガラス粉末が15
〜40重量%及びコージェライト粉末が60〜85重量
%からなる。前記ガラス粉末は、SiO2 が20〜60
重量%、B2 O3 が30〜50重量%、MgOが5〜3
0重量%、、Al2 O3 が0〜15重量%、R2 Oが1
〜5重量%(ただし、Rはアルカリ金属)で構成されて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は低温焼結無機組成
物、特に多層セラミック基板用に適した低温焼結無機組
成物に関する。
物、特に多層セラミック基板用に適した低温焼結無機組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子機器の小型化に伴い、電子回
路を構成する各種電子部品を実装するのにセラミック基
板が汎用されている。最近では、このセラミック基板の
実装密度をさらに高めるため、セラミックグリーンシー
トの表面に導電ペーストで回路パターンを形成したもの
を複数枚積層し、これを焼成して一体化する多層セラミ
ック基板が開発されている。そして、従来、このような
多層セラミック基板の材料としてアルミナが用いられて
きた。
路を構成する各種電子部品を実装するのにセラミック基
板が汎用されている。最近では、このセラミック基板の
実装密度をさらに高めるため、セラミックグリーンシー
トの表面に導電ペーストで回路パターンを形成したもの
を複数枚積層し、これを焼成して一体化する多層セラミ
ック基板が開発されている。そして、従来、このような
多層セラミック基板の材料としてアルミナが用いられて
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ナには、その焼結温度が1500〜1600℃と高温
であるため、多量の焼成エネルギーが必要となり、コス
ト高となる、多層基板内部に形成される内部回路の導
電材料は、高温の焼結温度に耐え得る比抵抗の高いWや
Mo等の高融点金属に限定されるため、回路パターンそ
のものの抵抗が高くなる、アルミナの熱膨張係数がア
ルミナ基板の上に搭載される半導体を構成するシリコン
チップよりも大きいため、シリコンチップに熱ストレス
が加わり、それによりクラックを発生させる原因とな
る、アルミナそのものは誘電率が約10と高いため、
回路内部を伝播する信号の遅延時間が大きくなる、等の
問題があった。
ナには、その焼結温度が1500〜1600℃と高温
であるため、多量の焼成エネルギーが必要となり、コス
ト高となる、多層基板内部に形成される内部回路の導
電材料は、高温の焼結温度に耐え得る比抵抗の高いWや
Mo等の高融点金属に限定されるため、回路パターンそ
のものの抵抗が高くなる、アルミナの熱膨張係数がア
ルミナ基板の上に搭載される半導体を構成するシリコン
チップよりも大きいため、シリコンチップに熱ストレス
が加わり、それによりクラックを発生させる原因とな
る、アルミナそのものは誘電率が約10と高いため、
回路内部を伝播する信号の遅延時間が大きくなる、等の
問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、比較的低温で焼
結が可能であり、熱膨張係数及び誘電率が小さく、かつ
機械的強度の高い低温焼結無機組成物を提供することに
ある。
結が可能であり、熱膨張係数及び誘電率が小さく、かつ
機械的強度の高い低温焼結無機組成物を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1にお
いて、低温焼結無機組成物は、ガラス粉末が15〜40
重量%とコージェライト粉末が60〜85重量%とから
なることを特徴とする。
いて、低温焼結無機組成物は、ガラス粉末が15〜40
重量%とコージェライト粉末が60〜85重量%とから
なることを特徴とする。
【0006】また、請求項2において、前記ガラス粉末
は、SiO2 が20〜60重量%、B2 O3 が30〜5
0重量%、MgOが5〜30重量%、Al2 O3 が0〜
15重量%、R2 Oが1〜5重量%(ただし、Rはアル
カリ金属)で構成されていることを特徴とする。
は、SiO2 が20〜60重量%、B2 O3 が30〜5
0重量%、MgOが5〜30重量%、Al2 O3 が0〜
15重量%、R2 Oが1〜5重量%(ただし、Rはアル
カリ金属)で構成されていることを特徴とする。
【0007】本発明の低温焼結無機組成物は、このよう
な組成構成により、1000℃以下の低い温度で緻密な
焼結体が得られ、また、熱膨張係数や誘電率が小さく機
械的強度の高いものが得られる。
な組成構成により、1000℃以下の低い温度で緻密な
焼結体が得られ、また、熱膨張係数や誘電率が小さく機
械的強度の高いものが得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき説明する。
づき説明する。
【0009】(実施例)ガラスとコージェライトによる
低温焼結無機組成物を次のようにして作製した。
低温焼結無機組成物を次のようにして作製した。
【0010】まず、始めにガラスを作製するため、ガラ
スの原料粉末として、SiO2 、B2 O3 、MgC
O3 、Al2 O3 及びLi2 CO3 を準備した。
スの原料粉末として、SiO2 、B2 O3 、MgC
O3 、Al2 O3 及びLi2 CO3 を準備した。
【0011】その後、表1に示す各ガラス組成になるよ
うに、各成分の原料を秤量した。なお、表中、ガラス組
成(重量%)は、低温焼結無機組成物全体からコージェ
ライト成分を除いた残部のガラスを100重量%とした
ときの各割合である。また、試料番号に*印を付したも
のは本発明の範囲外のものである。
うに、各成分の原料を秤量した。なお、表中、ガラス組
成(重量%)は、低温焼結無機組成物全体からコージェ
ライト成分を除いた残部のガラスを100重量%とした
ときの各割合である。また、試料番号に*印を付したも
のは本発明の範囲外のものである。
【0012】
【表1】
【0013】そして、これらを1450〜1550℃で
1〜4時間加熱溶融し、急冷してガラス化した。
1〜4時間加熱溶融し、急冷してガラス化した。
【0014】得られた各ガラス片をジルコニアボールミ
ルで微粉砕し、平均粒径0.5〜3μmのガラス粉末を
得た。
ルで微粉砕し、平均粒径0.5〜3μmのガラス粉末を
得た。
【0015】一方、コージェライト粉末として、粉砕し
て平均粒径1〜3μmの微粉末としたものを準備した。
て平均粒径1〜3μmの微粉末としたものを準備した。
【0016】次に、先に得られた各ガラス粉末に対し、
前記コージェライト粉末を、表1に示すように全体量の
55〜90重量%となるように配合し、ジルコニアボー
ルミルで3〜4時間湿式混合して、ガラス粉末とコージ
ェライト粉末との均質な混合粉末を得た。
前記コージェライト粉末を、表1に示すように全体量の
55〜90重量%となるように配合し、ジルコニアボー
ルミルで3〜4時間湿式混合して、ガラス粉末とコージ
ェライト粉末との均質な混合粉末を得た。
【0017】その後、これら混合粉末に有機バインダー
及び溶媒のトルエンを添加混合して、ボールミルで十分
混練し、均一に分散させて減圧下で脱泡処理してスラリ
ーを調整した。なお、バインダー、溶媒、可塑剤等の有
機ビヒクル類は、通常用いられているもので十分であ
り、その成分については特別の限定を要しない。
及び溶媒のトルエンを添加混合して、ボールミルで十分
混練し、均一に分散させて減圧下で脱泡処理してスラリ
ーを調整した。なお、バインダー、溶媒、可塑剤等の有
機ビヒクル類は、通常用いられているもので十分であ
り、その成分については特別の限定を要しない。
【0018】そして、このスラリーから、ドクターブレ
ードを用いたキャスティング法により、フィルム上に
0.2mm厚のセラミックグリーンシートを作製し、こ
のセラミックグリーンシートを乾燥した後、フィルムか
ら剥がし、これを打ち抜いて所定の大きさのセラミック
グリーンシートとした。
ードを用いたキャスティング法により、フィルム上に
0.2mm厚のセラミックグリーンシートを作製し、こ
のセラミックグリーンシートを乾燥した後、フィルムか
ら剥がし、これを打ち抜いて所定の大きさのセラミック
グリーンシートとした。
【0019】そして、このセラミックグリーンシートを
複数枚積層し、プレス成形してセラミック成形体とし
た。
複数枚積層し、プレス成形してセラミック成形体とし
た。
【0020】次に、これらのセラミック成形体を200
℃/hrの速度で昇温し、980℃で2時間焼成し、セ
ラミック焼結体を得た。
℃/hrの速度で昇温し、980℃で2時間焼成し、セ
ラミック焼結体を得た。
【0021】これらのセラミック焼結体について、熱膨
張係数、誘電率、誘電損失を測定した。その結果を焼結
状態とともに表2に示した。なお、表中、試料番号に*
印を付したものは本発明の範囲外のものである。
張係数、誘電率、誘電損失を測定した。その結果を焼結
状態とともに表2に示した。なお、表中、試料番号に*
印を付したものは本発明の範囲外のものである。
【0022】
【表2】
【0023】表2から明らかなように、本発明による低
温焼結無機組成物は、1000℃以下の比較的低い温度
で焼成しても、焼結性がよく、かつアルミナと比較して
誘電率が4.9〜5.3と小さく、また熱膨張係数も
2.7〜3.8ppm/℃と小さく、誘電損失の小さい
セラミック基板を得ることができる。
温焼結無機組成物は、1000℃以下の比較的低い温度
で焼成しても、焼結性がよく、かつアルミナと比較して
誘電率が4.9〜5.3と小さく、また熱膨張係数も
2.7〜3.8ppm/℃と小さく、誘電損失の小さい
セラミック基板を得ることができる。
【0024】次に、本発明の低温焼結無機組成物の組成
を限定した理由を述べる。
を限定した理由を述べる。
【0025】ガラスとコージェライトの組成物におい
て、試料No.1に示すように、コージェライトが60
重量%未満では、焼結温度が低くなり過ぎて焼成時に溶
解することがあり、また、ガラス成分が多くなるため、
強度が弱くなる。試料No.4に示すように、コージェ
ライトが85重量%を超えると、1000℃以下で充分
に焼結しない。したがって、コージェライト粉末は60
〜85重量%であることが好ましい。同じく、これに対
応するガラス組成としては15〜40重量%が好まし
い。
て、試料No.1に示すように、コージェライトが60
重量%未満では、焼結温度が低くなり過ぎて焼成時に溶
解することがあり、また、ガラス成分が多くなるため、
強度が弱くなる。試料No.4に示すように、コージェ
ライトが85重量%を超えると、1000℃以下で充分
に焼結しない。したがって、コージェライト粉末は60
〜85重量%であることが好ましい。同じく、これに対
応するガラス組成としては15〜40重量%が好まし
い。
【0026】一方、ガラス粉末の組成は、試料No.5
及び試料No.8に示すように、SiO2 が20重量%
未満では、ガラスの粘度が下がり過ぎてセラミック粒子
間で発泡する。また、試料No.7に示すように,Si
O2 が60重量%を超えるとガラスの粘度が上がり、焼
結性が低下する。したがって、SiO2 は20〜60重
量%が好ましい。
及び試料No.8に示すように、SiO2 が20重量%
未満では、ガラスの粘度が下がり過ぎてセラミック粒子
間で発泡する。また、試料No.7に示すように,Si
O2 が60重量%を超えるとガラスの粘度が上がり、焼
結性が低下する。したがって、SiO2 は20〜60重
量%が好ましい。
【0027】試料No.7に示すように、B2 O3 が3
0重量%未満では、ガラスの粘度が上昇して、焼結性が
低下する。また、試料No.8に示すように、B2 O3
が50重量%を超えるとガラスの化学的安定性が低下
し、発泡する。したがって、B2 O3 は30〜50重量
%が好ましい。
0重量%未満では、ガラスの粘度が上昇して、焼結性が
低下する。また、試料No.8に示すように、B2 O3
が50重量%を超えるとガラスの化学的安定性が低下
し、発泡する。したがって、B2 O3 は30〜50重量
%が好ましい。
【0028】試料No.9に示すように、MgOが5重
量%未満では、ガラスの粘度が上がり過ぎて焼結せず、
また、試料No.10に示すように、MgOが30重量
%を超えるとコージェライトと反応し発泡する。したが
って、MgOは5〜30重量%が好ましい。
量%未満では、ガラスの粘度が上がり過ぎて焼結せず、
また、試料No.10に示すように、MgOが30重量
%を超えるとコージェライトと反応し発泡する。したが
って、MgOは5〜30重量%が好ましい。
【0029】Al2 O3 はガラスの化学的安定性を向上
させるために添加するものであるが、試料No.12に
示すように、15重量%を超えるとガラスの粘度が上が
り過ぎ焼結しない。したがって、Al2 O3 は0〜15
重量%が好ましい。
させるために添加するものであるが、試料No.12に
示すように、15重量%を超えるとガラスの粘度が上が
り過ぎ焼結しない。したがって、Al2 O3 は0〜15
重量%が好ましい。
【0030】R2 O(Rはアルカリ金属)は、試料N
o.13に示すように、Li2 Oが無添加では焼結せ
ず、試料No.14に示すように、5重量%を超えると
発泡する。したがって、R2 Oは1〜5重量%が好まし
い。
o.13に示すように、Li2 Oが無添加では焼結せ
ず、試料No.14に示すように、5重量%を超えると
発泡する。したがって、R2 Oは1〜5重量%が好まし
い。
【0031】なお、上記実施例ではガラスの原料粉末と
して、酸化物を用いたが、これ以外に、炭酸塩、水酸化
物などを適宜用いることができる。
して、酸化物を用いたが、これ以外に、炭酸塩、水酸化
物などを適宜用いることができる。
【0032】また、上記実施例では、アルカリ金属がL
iの場合について説明したが、Li以外のアルカリ金
属、すなわち、Na、K、Rb、Cs及びFrのいずれ
かを用いても同様の効果が得られる。
iの場合について説明したが、Li以外のアルカリ金
属、すなわち、Na、K、Rb、Cs及びFrのいずれ
かを用いても同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、1000℃以下の焼成
温度で緻密な機械的強度の強いセラミック焼結体を得る
ことができる。
温度で緻密な機械的強度の強いセラミック焼結体を得る
ことができる。
【0034】したがって、本発明の低温焼結無機組成物
を用いて多層回路基板を作製すれば、アルミナ基板を用
いた場合よりも優れた効果が得られる。
を用いて多層回路基板を作製すれば、アルミナ基板を用
いた場合よりも優れた効果が得られる。
【0035】すなわち、基板とシリコンチップの熱膨張
係数の違いから生ずるクラック等が抑制されるため、湿
度等による劣化が抑えられた信頼性の高い多層回路基板
が得られる。
係数の違いから生ずるクラック等が抑制されるため、湿
度等による劣化が抑えられた信頼性の高い多層回路基板
が得られる。
【0036】また、誘電率が低いため信号伝播速度の速
い多層回路基板が得られる。
い多層回路基板が得られる。
【0037】さらに、1000℃以下で焼結するため、
回路の導電材料にAg/Pd、Cu等の低融点金属を使
用することができ、導電抵抗の低減が可能となる。
回路の導電材料にAg/Pd、Cu等の低融点金属を使
用することができ、導電抵抗の低減が可能となる。
【0038】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷹木 洋 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 無機成分がガラス粉末15〜40重量%
及びコージェライト粉末60〜85重量%とからなるこ
とを特徴とする低温焼結無機組成物。 - 【請求項2】 前記ガラス粉末は、 SiO2 20〜60重量% B2 O3 30〜50重量% MgO 5〜30重量% Al2 O3 0〜15重量% R2 O 1〜 5重量% (ただし、Rは
アルカリ金属) で構成されていることを特徴とする請求項1記載の低温
焼結無機組成物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08194908A JP3087656B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 低温焼結無機組成物 |
US08/899,281 US6231986B1 (en) | 1996-07-24 | 1997-07-23 | Inorganic composition for low temperature firing |
DE69725933T DE69725933T2 (de) | 1996-07-24 | 1997-07-24 | Anorganische Zusammensetzung mit niedriger Brenntemperatur |
EP97112754A EP0820965B1 (en) | 1996-07-24 | 1997-07-24 | Inorganic composition for low temperature firing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08194908A JP3087656B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 低温焼結無機組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1036167A true JPH1036167A (ja) | 1998-02-10 |
JP3087656B2 JP3087656B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=16332345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08194908A Expired - Fee Related JP3087656B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 低温焼結無機組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6231986B1 (ja) |
EP (1) | EP0820965B1 (ja) |
JP (1) | JP3087656B2 (ja) |
DE (1) | DE69725933T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020256142A1 (ja) * | 2019-06-21 | 2020-12-24 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3687443B2 (ja) | 1999-10-12 | 2005-08-24 | 株式会社村田製作所 | 低温焼成セラミック組成物及びセラミック多層基板 |
WO2008132913A1 (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 多層セラミック基板およびその製造方法ならびに電子部品 |
US8143180B2 (en) * | 2007-11-30 | 2012-03-27 | Corning Incorporated | Honeycomb cement with ceramic-forming crystallizable glass and method therefor |
TWI388623B (zh) * | 2009-10-02 | 2013-03-11 | Nanya Plastics Corp | A thermosetting epoxy resin composition for improving the drilling processability of printed circuit boards |
CN109250916B (zh) * | 2018-09-25 | 2022-04-05 | 西安赛尔电子材料科技有限公司 | 一种封接玻璃材料及其制备方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2507418B2 (ja) * | 1986-05-02 | 1996-06-12 | 旭硝子株式会社 | 回路基板用組成物 |
JPS62292654A (ja) * | 1986-06-10 | 1987-12-19 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスセラミツクス基板用組成物 |
US5070046A (en) | 1989-10-19 | 1991-12-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Dielectric compositions |
US5206190A (en) | 1990-09-04 | 1993-04-27 | Aluminum Company Of America | Dielectric composition containing cordierite and glass |
JPH0723252B2 (ja) | 1991-07-31 | 1995-03-15 | 日本電気株式会社 | 低温焼結性低誘電率無機組成物 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP08194908A patent/JP3087656B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
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