JPH10324267A - 自動車のエンジンルーム構造 - Google Patents

自動車のエンジンルーム構造

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JPH10324267A
JPH10324267A JP13527697A JP13527697A JPH10324267A JP H10324267 A JPH10324267 A JP H10324267A JP 13527697 A JP13527697 A JP 13527697A JP 13527697 A JP13527697 A JP 13527697A JP H10324267 A JPH10324267 A JP H10324267A
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JP
Japan
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hood
partition
panel
engine room
wall
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JP13527697A
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English (en)
Inventor
Shinichi Maruyama
新一 丸山
Masato Kobayashi
正人 小林
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルームから車室内に至る遮音特性が
向上し、車室内に侵入する騒音レベルを下げることが可
能になる自動車のエンジンルーム構造を提供する。 【解決手段】 エンジンルームEの左右両側に、それぞ
れ上端がフードパネル6の下面に近接配置される第1隔
壁7、第2隔壁8、第3隔壁9、第4隔壁10から連続
形成された遮音壁11を、各々設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車室内に侵入する
騒音の低減を図った自動車のエンジンルーム構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】車室内への騒音の侵入を低減させるため
のエンジンルーム構造として、例えば、特開平6−87
466号公報にて知られているようなものがある。すな
わち、ストラットタワーの側面部から、前側のラジエー
タコアサポート及び後側のダッシュパネルに延びる隔壁
を各々形成し、且つ上端をそれぞれフードパネルの下面
に近接配置させることにより、エンジンルーム内で発生
する騒音の車室内への侵入を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ストラットタワーの後側に
区画された後側空間が、ストラットタワーの上面に形成
される連通部を介して、ストラットタワーの前側空間と
つながっているため、前後方向に多くの共鳴モードが発
生し、ダッシュパネルを含む前記後側空間の騒音レベル
が高くなる。また、ストラットタワーの前側空間の騒音
は前記連通部を通って後側空間に侵入するため、やはり
この後側空間の騒音レベルを上昇させる原因となる。
【0004】ダッシュパネルはエンジンルームから車室
内に侵入する騒音の主たる伝達経路であり、ストラット
タワーからダッシュパネルに至る隔壁を設けることは、
車室内騒音に対する遮音性能を向上させるが、前記構造
ではダッシュパネル表面の騒音レベルが十分減衰しない
こと、また隔壁が前後方向に設けられているためにダッ
シュパネルを覆う面積が狭いことなどの理由により十分
な遮音性能が発揮されていない。
【0005】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、エンジンルームから車室内に至
る遮音特性が向上し、車室内に侵入する騒音レベルを下
げることが可能になる自動車のエンジンルーム構造を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンルームの左右両側に、それぞれ上端がフードパ
ネルの下面に近接配置される第1隔壁、第2隔壁、第3
隔壁、第4隔壁から連続形成された遮音壁を、各々設け
た自動車のエンジンルーム構造であって、第1隔壁は、
一端がフードリッジパネルに近接配置され且つストラッ
トタワーの前面部に沿って設けられたものであり、第2
隔壁は、ストラットタワーの側面部に沿って設けられた
ものであり、第3隔壁は、前端が、フロントサイドメン
バよりも車幅方向外側位置で、第2隔壁の後端と、スト
ラットタワーの側面部後端又は後面部の両方に接続さ
れ、下端がフロントサイドメンバの上面に近接配置さ
れ、後端がフロントサイドメンバよりも車幅方向内側位
置でダッシュパネルに接続されたものであり、第4隔壁
は、ダッシュパネルに沿った状態で、一端が第3隔壁の
後端に接続され、他端がフードリッジパネルに近接配置
されたものである。
【0007】請求項1記載の発明によれば、ダッシュパ
ネルが車両斜め方向に設けられた第3隔壁によって広く
覆われると共に、左右部分が各々独立した空間で囲まれ
るため、隙間を介して前後左右方向から閉空間に侵入す
る騒音が減少し、また前後方向の共鳴モードを大幅に減
少させることが可能となる。更に、第4隔壁により、フ
ードパネルとダッシュパネルとの隙間から遮音壁内の空
間に雨水等が侵入するのを防止できるため、フードパネ
ルの下面の遮音壁で区画された空間にもフードインシュ
レータを設定することが容易となり、更なる騒音低減効
果を得ることができる。加えて、第3隔壁が斜め方向に
設けられているため、ストラットタワーの前後方向だけ
でなく、左右の剛性に対しても補剛部材としての機能を
もたせることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、両端が左右の第3
隔壁に接続され、下端がダッシュパネルの下端近傍に配
置され、上端がフードパネルの下面に近接配置された第
5隔壁を追加したものである。
【0009】請求項2記載の発明によれば、ダッシュパ
ネルの中央部にも、エンジンルーム内の他の空間と独立
した閉空間が形成されるため、ダッシュパネルの中央部
表面の騒音レベルが低下し、結果として更なる遮音特性
の向上が達成される。
【0010】請求項3記載の発明は、フードパネルの下
面とフードインシュレータの間に、遮音壁の上端に沿っ
て仕切壁を設けたものである。
【0011】請求項3記載の発明によれば、仕切壁がフ
ードパネルとフードインシュレータの間の空間内に侵入
した騒音を遮断し、遮音壁に囲まれた空間に騒音が侵入
することを防ぎ、結果として、エンジンルームから車室
内に至る遮音特性の向上を達成することができる。ま
た、仕切壁は遮音壁に沿って形成されているため、遮音
壁との密着性が高まり、エンジンルームからの騒音の侵
入をより確実に防止することができる。
【0012】請求項4記載の発明は、フードパネルの下
面とフードインシュレータの間における遮音壁で区画さ
れた領域付近に、該領域よりも若干大なるトレイを設
け、該トレイの周縁部に遮音壁の上端が近接配置され
る。
【0013】請求項4記載の発明によれば、トレイがフ
ードパネルとフードインシュレータの間の空間内に侵入
した騒音を遮断し、遮音壁に囲まれた空間に騒音が侵入
することを防ぎ、結果として、エンジンルームから車室
内に至る遮音特性の向上を達成することができる。ま
た、トレイは遮音壁に沿って形成されているため、遮音
壁の上端との密着性が高まり、エンジンルームからの騒
音の侵入をより確実に防止することができる。
【0014】請求項5記載の発明は、フードパネルの下
面にレインフォースを設け、該レインフォースによりフ
ードインシュレータとフードパネルの下面との間に形成
される空間を遮断する。
【0015】請求項5記載の発明によれば、レインフォ
ースがフードパネルとフードインシュレータの間の空間
内に侵入した騒音を遮断する。
【0016】請求項6記載の発明は、遮音壁の上端にウ
エザストリップが設けられ、該ウエザストリップがフー
ドインシュレータに接触した状態になっている。
【0017】請求項6記載の発明によれば、ウエザスト
リップがフードインシュレータに接触した状態になって
いるため、該ウエザストリップにより遮音壁に囲まれた
空間に騒音が侵入することを防ぎ、エンジンルームから
車室内に至る遮音特性を向上させることができる。
【0018】請求項7記載の発明は、ウエザストリップ
が仕切壁によりフードインシュレータに圧接した状態に
なっている。
【0019】請求項7記載の発明によれば、ウエザスト
リップが仕切壁によりフードインシュレータに圧接した
状態になっているため、該ウエザストリップにより遮音
壁に囲まれた空間に騒音が侵入することをより一層確実
に防ぐことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な複数の実
施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態にお
いて、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0021】図1及び図2はこの発明の第1実施形態を
示す図である。図1は、自動車のエンジンルームEの構
造を車体斜め前方から見た図であり、主に車体構造につ
いて表示しており、エンジン、バッテリー等の部品は省
略している。
【0022】エンジンルームEの左右両側には前後方向
に沿うフロントサイドメンバ1が配されている。フロン
トサイドメンバ1の車室内外側にはサスペンションを支
持するためのストラットタワー2が配されており、更に
その車室内外側にはフードリッジパネル3が配されてい
る。エンジンルームEの前方には左右両側にラジエータ
コアパネル4があり、後側にはダッシュパネル5が配さ
れている。このエンジンルームEの上側はフードパネル
6により開閉自在に覆われている。
【0023】そして、エンジンルームEの左右両側に
は、ストラットタワー2からダッシュパネル5にかけ
て、第1隔壁7、第2隔壁8、第2隔壁9、第4隔壁1
0から連続形成された遮音壁11が、左右対称に設けら
れている。第1隔壁7〜第4隔壁10の上端は同じ高さ
で連続しており、ウエザストリップ12を介してフード
パネル6の下面に密着配置或いは近接配置されている。
【0024】第1隔壁7は、一端がフードリッジパネル
3に接続された状態で、ストラットタワー2の前面部1
3の上部に沿って設けられている。
【0025】第2隔壁8は、第1隔壁7の他端から、ス
トラットタワー2の側面部14の上部に沿って設けられ
ている。
【0026】第2隔壁9は、前端がフロントサイドメン
バ1よりも車幅方向外側位置で、前記第2隔壁8の後端
及びストラットタワー2の側面部14の後端(後面部1
5でも可)に接続されている。この第2隔壁9の上下幅
は大きく、その下端はフロントサイドメンバ1の上面に
接続されている。第2隔壁9の後端は、フロントサイド
メンバ1よりも車幅方向内側位置で、ダッシュパネル5
に接続されている。
【0027】第4隔壁10は、ダッシュパネル5に沿っ
た状態で、一端が前記第2隔壁9の後端に接続され、他
端がフードリッジパネル3に接続されている。
【0028】このような構造の遮音壁11によれば、第
1隔壁7〜第2隔壁9によって、遮音壁11内の空間が
エンジンルームEの空間と遮断され、第4隔壁10によ
って、エンジンルームE内の空間が車外空間とも遮断さ
れる。
【0029】次に、この第1実施形態の作用を説明す
る。エンジンから放射された騒音が車室内に侵入する主
たる伝達経路には、第1隔壁7〜第4隔壁10から、ダ
ッシュパネル5の左右部分を介して車室内に侵入する経
路と、ダッシュパネル5の中央部から直接車室内に侵入
する経路がある。寄与率的には、ダッシュパネル5の左
右部分を経由する経路の割合が大きく、この経路の遮音
性能を上げることが重要である。
【0030】この第1実施形態によれば、ダッシュパネ
ル5は車両斜め方向に設けられた第2隔壁9によって広
く覆われると共に、左右部分が各々独立した空間で囲ま
れるため、隙間を介して前後左右方向から閉空間に侵入
する騒音が減少する。また、従来構造では、ストラット
タワー2の後側空間が前側空間に連通するため、車両前
後方向での共鳴モードが励起されやすいという問題点が
あったが、本実施形態では、前後にも独立した構造とな
っているため、前後方向の共鳴モードを大幅に減少させ
ることが可能となる。つまり、ダッシュパネル5の左右
部分を含む第4隔壁10より後方の空間の騒音レベルが
下がるため、ダッシュパネル5の表面の騒音レベルが低
下し、結果として、エンジン表面から乗員耳位置に至る
遮音特性を向上させることができる。また、本実施形態
では、ダッシュパネル5の上端からフードパネル6に至
る部分に第4隔壁10を設け、フードパネル6とダッシ
ュパネル5との隙間から遮音壁11にて区画された空間
内に雨水等が侵入しない構造にしているため、フードパ
ネル6の下面の遮音壁11で区画された空間にもフード
インシュレータを設定することが容易でなり、更なる騒
音低減効果を得ることができる。
【0031】更に、本実施形態のストラットタワー2か
らダッシュパネル5に至る第2隔壁9は、車両の斜め方
向に設けられているため、ストラットタワー2の前後方
向だけでなく、左右の剛性に対しても補剛部材としての
機能をもたせることができる。
【0032】図2に本実施形態の効果の一例を示す。図
2はエンジンが発生している加振力に対して乗員耳位置
で発生する騒音レベルをA特性で示したもので、レベル
が低いほど遮音特性が優れていることを意味している。
エンジンが発生する音響的な加振力として通常体積速度
が用いられるが、ここでは体積加速度を用いている。こ
の図2から、本実施形態構造が従来構造よりも広い周波
数範囲でレベルが低く、優れた遮音特性を有しているこ
とが分かる。
【0033】図3はこの発明の第2実施形態を示す図で
ある。この実施形態に係る遮音壁16では、両端が左右
の第2隔壁9に接続され、下端がダッシュパネル5の下
端近傍に配置され、上端がフードパネル6の下面に近接
配置された第5隔壁17を追加した構造になっている。
第5隔壁17の上端にもウエザストリップ12が設けら
れている。
【0034】本実施形態によれば、ダッシュパネル5の
中央部にも、エンジンルームE内の他の空間と独立した
閉空間が形成されるため、ダッシュパネル5の中央部表
面の騒音レベルが低下し、結果として更なる遮音特性の
向上が達成される。
【0035】図4〜図6はこの発明の第3実施形態を示
す図である。この第3実施形態は、フードパネル6に関
するものである。フードパネル6の下面には、所定パタ
ーンのレインフォース18により膨らみが形成されてい
る。フードパネル6の下面にはフードインシュレータ1
9が全面に設けられている。そして、フードパネル6の
下面とフードインシュレータ19の間には、エンジンル
ームE内に設けられた前記遮音壁11に沿った仕切壁2
0が形成されている。この仕切壁20により、フードパ
ネル6の下面とフードインシュレータ19の間の空間
が、前側の空間21と後側の空間22とに分割されてい
る。
【0036】フードパネル6の下面には、レインフォー
ス18の存在により、フードパネル6とフードインシュ
レータ19との間に隙間ができ易い。エンジンから放射
された騒音の中で、フードインシュレータ19を通過し
て、フードインシュレータ19とフードパネル6の隙間
に侵入した騒音が、再びフードインシュレータ19を通
過して、遮音壁11で囲まれた空間の騒音レベルを上昇
させることがある。
【0037】フードインシュレータ19は吸音材で形成
されているため、この現象は吸音効果の低い低周波数ほ
ど顕著にあらわれる。仕切壁20は、フードパネル6と
フードインシュレータ19の間の空間内に侵入した騒音
を遮断し、遮音壁11に囲まれた空間に騒音が侵入する
ことを防ぎ、結果として、エンジンルームEから車室内
に至る遮音特性の向上を達成することができる。また、
仕切壁20は遮音壁11に沿って形成されているため、
遮音壁11の上端にあるウエザストリップ12とフード
インシュレータ19の密着性が高まり、エンジンルーム
Eからの騒音の侵入をより確実に防止することができ
る。
【0038】図6に本実施形態の効果の一例を示す。図
6はエンジンが発生している加振力に対し乗員耳位置で
発生する騒音のレベルをA特性で示したものである。こ
の図6から、本実施形態構造が優れた遮音特性を有して
いることが分かる。
【0039】図7及び図8はこの発明の第4実施形態を
示す図である。尚、図7では、フードインシュレータ1
9の図示を省略している。フードパネル6の下面とフー
ドインシュレータ19の間における遮音壁11で区画さ
れた領域付近には、フードパネル6側に該領域よりも若
干大なるトレイ23が設けられている。該トレイ23の
周縁部には遮音壁11の上端が近接配置されており、該
遮音壁11の上端に取付けられたウエザストリップ12
が、フードインシュレータ19に形成したスリット19
aを介してトレイ23に密着している。
【0040】この実施形態によれば、エンジンルームE
からフードパネル6とフードインシュレータ19の間の
空間24内に侵入した騒音がトレイ23によって遮断さ
れるため、遮音壁11にて囲まれた空間内に騒音が侵入
することがなく、結果として、第3実施形態と同様の効
果があり、エンジンルームEから車室内への遮音特性が
向上する。また、トレイ23の下面に設定するフードイ
ンシュレータ19は、フードパネル6の下面とは異なっ
たものを設定することが容易であり、より音場の特性に
合わせた吸音材を選択することができるという効果もあ
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ダッシュ
パネルが車両斜め方向に設けられた第3隔壁によって広
く覆われると共に、左右部分が各々独立した空間で囲ま
れるため、隙間を介して前後左右方向から閉空間に侵入
する騒音が減少し、また前後方向の共鳴モードを大幅に
減少させることが可能となる。更に、第4隔壁により、
フードパネルとダッシュパネルとの隙間から遮音壁内の
空間に雨水等が侵入するのを防止できるため、フードパ
ネルの下面の遮音壁で区画された空間にもフードインシ
ュレータを設定することが容易となり、更なる騒音低減
効果を得ることができる。加えて、第3隔壁が斜め方向
に設けられているため、ストラットタワーの前後方向だ
けでなく、左右の剛性に対しても補剛部材としての機能
をもたせることができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、ダッシュパ
ネルの中央部にも、エンジンルーム内の他の空間と独立
した閉空間が形成されるため、ダッシュパネルの中央部
表面の騒音レベルが低下し、結果として更なる遮音特性
の向上が達成される。
【0043】請求項3記載の発明によれば、仕切壁がフ
ードパネルとフードインシュレータの間の空間内に侵入
した騒音を遮断し、遮音壁に囲まれた空間に騒音が侵入
することを防ぎ、結果として、エンジンルームから車室
内に至る遮音特性の向上を達成することができる。ま
た、仕切壁は遮音壁に沿って形成されているため、遮音
壁との密着性が高まり、エンジンルームからの騒音の侵
入をより確実に防止することができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、トレイがフ
ードパネルとフードインシュレータの間の空間内に侵入
した騒音を遮断し、遮音壁に囲まれた空間に騒音が侵入
することを防ぎ、結果として、エンジンルームから車室
内に至る遮音特性の向上を達成することができる。ま
た、トレイは遮音壁に沿って形成されているため、遮音
壁の上端との密着性が高まり、エンジンルームからの騒
音の侵入をより確実に防止することができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、レインフォ
ースがフードパネルとフードインシュレータの間の空間
内に侵入した騒音を遮断する。
【0046】請求項6記載の発明によれば、ウエザスト
リップがフードインシュレータに接触した状態になって
いるため、該ウエザストリップにより遮音壁に囲まれた
空間に騒音が侵入することを防ぎ、エンジンルームから
車室内に至る遮音特性を向上させることができる。
【0047】請求項7記載の発明によれば、ウエザスト
リップが仕切壁によりフードインシュレータに圧接した
状態になっているため、該ウエザストリップにより遮音
壁に囲まれた空間に騒音が侵入することをより一層確実
に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るエンジンルーム
構造を示す斜視図。
【図2】第1実施形態の遮音特性を示すグラフ。
【図3】この発明の第2実施形態に係るエンジンルーム
構造を示す斜視図。
【図4】この発明の第3実施形態に係るフードパネルを
示す斜視図。
【図5】図4中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図6】第3実施形態の遮音特性を示すグラフ。
【図7】この発明の第4実施形態に係るフードパネルを
示す斜視図。
【図8】図7中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバ 2 ストラットタワー 3 フードリッジパネル 5 ダッシュパネル 6 フードパネル 7 第1隔壁 8 第2隔壁 9 第3隔壁 10 第4隔壁 11 遮音壁 13 前面部 14 側面部 15 後面部 17 第5隔壁 20 仕切壁 23 トレイ E エンジンルーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの左右両側に、それぞれ
    上端がフードパネルの下面に近接配置される第1隔壁、
    第2隔壁、第3隔壁、第4隔壁から連続形成された遮音
    壁を、各々設けた自動車のエンジンルーム構造であっ
    て、 第1隔壁は、一端がフードリッジパネルに近接配置され
    且つストラットタワーの前面部に沿って設けられたもの
    であり、 第2隔壁は、ストラットタワーの側面部に沿って設けら
    れたものであり、 第3隔壁は、前端が、フロントサイドメンバよりも車幅
    方向外側位置で、第2隔壁の後端と、ストラットタワー
    の側面部後端又は後面部の両方に接続され、下端がフロ
    ントサイドメンバの上面に近接配置され、後端がフロン
    トサイドメンバよりも車幅方向内側位置でダッシュパネ
    ルに接続されたものであり、 第4隔壁は、ダッシュパネルに沿った状態で、一端が第
    3隔壁の後端に接続され、他端がフードリッジパネルに
    近接配置されたものであることを特徴とする自動車のエ
    ンジンルーム構造。
  2. 【請求項2】 両端が左右の第3隔壁に接続され、下端
    がダッシュパネルの下端近傍に配置され、上端がフード
    パネルの下面に近接配置された第5隔壁を追加した請求
    項1記載の自動車のエンジンルーム構造。
  3. 【請求項3】 フードパネルの下面とフードインシュレ
    ータの間に、遮音壁の上端に沿って仕切壁を設けた請求
    項1又は請求項2記載の自動車のエンジンルーム構造。
  4. 【請求項4】 フードパネルの下面とフードインシュレ
    ータの間における遮音壁で区画された領域付近に、該領
    域よりも若干大なるトレイを設け、該トレイの周縁部に
    遮音壁の上端が近接配置される請求項1又は請求項2記
    載の自動車のエンジンルーム構造。
  5. 【請求項5】 フードパネルの下面にレインフォースを
    設け、該レインフォースによりフードインシュレータと
    フードパネルの下面との間に形成される空間を遮断する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車のエンジン
    ルーム構造。
  6. 【請求項6】 遮音壁の上端にウエザストリップが設け
    られ、該ウエザストリップがフードインシュレータに接
    触した状態になっている請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の自動車のエンジンルーム構造。
  7. 【請求項7】 ウエザストリップが仕切壁によりフード
    インシュレータに圧接した状態になっている請求項6記
    載の自動車のエンジンルーム構造。
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