JP3539081B2 - 自動車のリヤパーセル構造 - Google Patents
自動車のリヤパーセル構造Info
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Description
セル構造に関する。
パーセルパネルの上には樹脂製のパーセルトリムが設け
られており、該パーセルトリムとリヤパーセルパネルの
間に、各種車載電装部品用のハーネス(電線)が配索さ
れている(類似技術として、特開平4−81368号公
報参照)。
ヤガラスが斜めに配されている。このリヤガラスの室内
側表面には、曇り防止用のリヤデフォッガー(熱線)と
共に、車載テレビやラジオ用のアンテナが設けられてい
る。このアンテナはライン膜状のもので、めっき手段等
によりリヤガラスの表面へ所定パターンで設けられてい
る。
うな従来の技術にあっては、リヤパーセルパネルの上面
に配索されたハーネスと、その上方に位置するリヤガラ
スのアンテナとの距離が近いため、ハーネスから発生し
た電磁波がアンテナの受信感度に悪影響を与えるおそれ
がある。そのため、従来はハーネスからの電磁波の発生
を防止するために、ハーネス自体を一本づつ電磁波遮断
材料(例えばアルミ箔)で被覆する必要がある。このよ
うな材料を巻かれたハーネスはコスト的に不利になるだ
けでなく、ハーネス同士或いは他の車載電装部品との接
続作業も面倒となる。
てなされたものであり、ハーネスを電磁波遮断材料で被
覆せずに、アンテナ感度への悪影響を防止することがで
きる自動車のリヤパーセル構造を提供するものである。
リヤパーセルパネルの上方に配置されているリヤガラス
の表面にアンテナが所定のパターンで設けられており、
該リヤパーセルパネルの上面に車載電装部品用のハーネ
スが配索され、パーセルトリムが前記リヤパーセルパネ
ルに取付けられているリヤウエストパネルに載置されて
いる自動車のリヤパーセル構造において、前記リヤパー
セルパネルの上面に、前記ハーネスからの電磁波が前記
アンテナの受信感度に与える妨害を防止するように前記
ハーネスの経路を覆う形状に形成され、周縁にフランジ
を有するプロテクタを取付け、前記プロテクトは前記パ
ーセルトリムを支持するものである。
テクタによりハーネス経路を覆うため、ハーネスからの
電磁波がこのプロテクタにより遮断され、アンテナの感
度に悪影響を与えることがない。また、リヤパーセルパ
ネルの上面にこのようなプロテクタを取付けることで、
リヤパーセルパネルの剛性・防振性・遮音性も向上す
る。
パネルの後端部上にリヤウエストパネルを取付けて車幅
方向に沿う閉断面を形成し、該リヤウエストパネルの上
面にパーセルトリムの後端部を取付けると共に、前記プ
ロテクタの上面と前記リヤウエストパネルの上面とが同
一高さである。
の上面によってもパーセルトリムを下側から支持できる
ため、該パーセルトリムの剛性が向上する。
ムの車幅方向中央部に車載電装部品としてのハイマウン
トストップランプを設け、該ハイマウントストップラン
プに対応する前記プロテクタの後端部にハーネス取り出
し用の切欠部を形成したものである。
に切欠部が形成されているため、ハイマウントストップ
ランプその他の車載電装部品に対するハーネスの取り出
しが容易である。
ムの車幅方向両側部に車載用電装部品としてのスピーカ
が設けられると共に、前記ハーネスが前記スピーカ間に
配索されており、前記プロテクタが前記スピーカ間に配
索されたハーネスを覆うことができる車幅方向サイズを
有したものである。
が両スピーカ間のハーネスを覆える大きな車幅方向サイ
ズであるため、リヤパーセルパネルの剛性及び遮音性が
特に向上する。
パネルには、前記ハーネスを配索する経路に沿った凹部
が形成されている。
ルパネルのハーネス配索経路に凹部が形成されているた
め、リヤパーセルパネルの剛性が向上すると共に、プロ
テクタと凹部底面との隙間からハーネスを取り出すこと
もできる。
を図1〜図3に基づいて説明する。自動車後部のリヤシ
ート1の後方にはリヤパーセル2が形成されている。こ
のリヤパーセル2の上部は車室内Rで、下部はトランク
ルームTである。また、このリヤパーセル2の上方には
リヤガラス3が斜め状態で位置している。このリヤガラ
ス3の室内側表面には、図示せぬ曇り防止用のリヤデフ
ォッガー(熱線)と共に、車載テレビやラジオ用のアン
テナ4が設けられている。このアンテナ4はライン膜状
のもので、めっき手段等によりリヤガラス3の表面へ所
定パターンで設けられている。
ル5と、その後端部5a上に取付けられるリヤウエスト
パネル6と、それらの上部に取付けられるパーセルトリ
ム7とから構成されている。
電装部品」としてのスピーカ8(図1参照)が設けられ
ており、車幅方向中央部後方には、同じく「車載電装部
品」としてのハイマウントストップランプ9が設けられ
ている。パーセルトリム7のハイマウントストップラン
プ9に対応する部分には開口10が形成されており、ス
ピーカ8に対応する部分にも図示せぬ開口が形成されて
いる。
ヤシート1の背面に位置する図示せぬシートバックパネ
ルに取付けられ、側端部5cはリヤピラー11の付け根
付近に図示せぬブラケットで取付けられる。リヤパーセ
ルパネル5の後端部5aは車幅方向に沿った湾曲状態で
凹設されており、この後端部5aの上に前記リヤウエス
トパネル6が取付けられて閉断面を形成する。パーセル
トリム7の後端部7aはこのリヤパーセルパネル5の上
面に載置された状態で取付けられている。
ピーカ8を設置するための開口12が形成されている。
また、このリヤパーセルパネル5には所定形状の凹部1
3が形成されている。この凹部13は基本的に左右のス
ピーカ8用の開口12間に車幅方向に沿って形成されて
おり、その一部を部分的に前後方向へ延ばした平面形状
をしている。
入口14からハーネスH1 が凹部13内に導入される。
このハーネスH1 は、凹部13に沿って左右のスピーカ
8用の開口12側へ延びる2本のハーネスH2 、H3 に
分岐され、右側へのハーネスH3 からは更に別の2本の
ハーネスH4 、H5 が分岐されている。一方のハーネス
H4 は図示せぬワイパモータ(車載電装部品)用で、他
方のハーネスH5 は前記ハイマウントストップランプ9
用である。
には、凹部13内のハーネスH1 〜H5 を覆える形状の
プロテクタ15が取付けられている。このプロテクタ1
5は金属製で、周縁にフランジ15aを有する断面ハッ
ト形状をしており、このフランジ15a部分が複数のビ
ス16によりリヤパーセルパネル5に取付けられてい
る。このプロテクタ15は左右のスピーカ8用の開口1
2の間に相当する車幅方向サイズを有し且つ、該プロテ
クタ15の上面の高さは前記リヤウエストパネル6の上
面と同一高さである。従って、このプロテクタ15の上
面でパーセルトリム7の下面を当接支持し、該パーセル
トリム7の剛性を向上させることができる。
トストップランプ9に対応する位置には切欠部17が形
成されている。そして、この切欠部17から前記ワイパ
モータ用及びハイマウントストップランプ9用のハーネ
スH4 、H5 が取り出される。
は凹部13内に配索されているため、この凹部13の底
面とプロテクタ15の左右両端のフランジ15aとの間
には、隙間が形成される。左右のスピーカ8用のハーネ
スH2 、H3 はこの隙間を通って開口12内へ取り出さ
れる。
タ15によりハーネスH1 〜H5 が覆われているため、
ハーネスH1 〜H5 からの電磁波がこのプロテクタ15
により遮断され、リヤガラス3に設けられたアンテナ4
の感度に悪影響を与えることがない。
ようなプロテクタ15を取付けることにより、リヤパー
セルパネル5の剛性・防振性・遮音性も向上する。すな
わち、リヤパーセルパネル5は走行時の振動等により膜
振動を起こし、不快な低周波振動音を発生させる場合が
あるが、プロテクタ15を取付けることにより膜振動を
抑制し、不快な振動音の発生を防止することができる。
また、トランクルームTから車室内Rへの騒音の侵入を
防止するために、従来リヤパーセルパネル5に防音用の
インシュレータ(図示せず)等を設けていたが、プロテ
クタ15により騒音の侵入を防止できるため、従来のイ
ンシュレータの如き防音材を省略することができる。加
えて、プロテクタ15が両スピーカ8用の開口12間に
相応する大きな車幅方向サイズのため、リヤパーセルパ
ネル5の剛性及び遮音性が特に向上する。
の上面に配索された全てのハーネスH1 〜H5 をプロテ
クタ15にて覆う例を示したが、必ずしもハーネスH1
〜H 5 を全てをプロテクタ15で覆う必要はない。要す
るに、アンテナ4への影響を回避できる程度にハーネス
H1 〜H5 が覆われていれば良い。
ある必要もない。電磁波の遮断は金網(メッシュ)でも
可能なことが知られているため、電磁波の遮断が可能な
サイズであれば、プロテクタ15が小径の孔を多数有す
る多孔板であっても良い。多孔板を利用したものは重量
軽減の面で有利である。
イマウントストップランプ等を例にしたが、それら以上
にも、AVチューナー、電話アダプターユニット、音声
切換リレー、CDオートチェンジャー等のハーネスにも
適用できる。
トリムを支持するプロテクタによりハーネス経路を覆う
ため、ハーネスからの電磁波がこのプロテクタにより切
断され、アンテナの受信感度に悪影響を与えることがな
い。また、リヤパーセルパネルの上面にこのようなプロ
テクタを取付けることで、リヤパーセルパネルの剛性・
防振性・遮音性も向上することができる。
の上面によってもパーセルトリムを下側から支持できる
ため、該パーセルトリムの剛性が向上する。
に切欠部が形成されているため、ハイマウントストップ
ランプその他の車載電装部品に対するハーネスの取り出
しが容易である。
が両スピーカ間のハーネスを覆える大きな車幅方向サイ
ズであるため、リヤパーセルパネルの剛性及び遮音性が
特に向上する。
ルパネルのハーネス配索経路に凹部が形成されているた
め、リヤパーセルパネルの剛性が向上すると共に、プロ
テクタと凹部底面との隙間からハーネスを取り出すこと
もできる。
を示す自動車後部の斜視図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 リヤパーセルパネルの上方に配置されて
いるリヤガラスの表面にアンテナが所定のパターンで設
けられており、該リヤパーセルパネルの上面に車載電装
部品用のハーネスが配索され、パーセルトリムが前記リ
ヤパーセルパネルに取付けられているリヤウエストパネ
ルに載置されている自動車のリヤパーセル構造におい
て、 前記リヤパーセルパネルの上面に、前記ハーネスからの
電磁波が前記アンテナの受信感度に与える妨害を防止す
るように前記ハーネスの経路を覆う形状に形成され、周
縁にフランジを有するプロテクタを取付け、前記プロテ
クタは前記パーセルトリムを支持することを特徴とする
自動車のリヤパーセル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20468696A JP3539081B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 自動車のリヤパーセル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20468696A JP3539081B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 自動車のリヤパーセル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1045036A JPH1045036A (ja) | 1998-02-17 |
JP3539081B2 true JP3539081B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=16494637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20468696A Expired - Fee Related JP3539081B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 自動車のリヤパーセル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3539081B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20468696A patent/JP3539081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1045036A (ja) | 1998-02-17 |
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