JPH10308990A - 自動車のスピーカユニット - Google Patents

自動車のスピーカユニット

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JPH10308990A
JPH10308990A JP11975597A JP11975597A JPH10308990A JP H10308990 A JPH10308990 A JP H10308990A JP 11975597 A JP11975597 A JP 11975597A JP 11975597 A JP11975597 A JP 11975597A JP H10308990 A JPH10308990 A JP H10308990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
grill
amplifier
speaker unit
radiation noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11975597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kurokawa
和行 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP11975597A priority Critical patent/JPH10308990A/ja
Publication of JPH10308990A publication Critical patent/JPH10308990A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス変調(PWM)方式のアンプをスピー
カに一体化しても、輻射ノイズの影響がなく且つアンプ
の製造が容易な自動車のスピーカユニットを提供する。 【解決手段】 パルス変調方式のアンプ7を一体化した
スピーカ6のグリル10が、金属板に多数のパンチ孔を
設けたパンチングメタルであるため、アンプ7から発生
する輻射ノイズNを確実に遮蔽することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のスピー
カユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内には、各種のスピーカが設
けられている。例えば、ドアトリムやリヤパーセルに設
けられている(参考技術として、実開平6−81190
号公報参照)。
【0003】この種のスピーカは、一般的に、コンソー
ル部等の別の場所に設置されたアンプと配線で接続され
た構造になっているが、最近では、コンソール部に組み
込まれる各種電装機器が多くなっていることから、コン
ソール部のスペース的な問題を解消するために、一部に
おいて、アンプをコンソール部に設置せずに、スピーカ
と一体化させるスピーカユニットが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアンプ一体型のスピーカユニットの場合に問題にな
るのがノイズである。特に、アンプがパルス変調(PW
M)方式の場合は、アンプの基板からPWMコンパレー
タ部における輻射ノイズが発生し、この輻射ノイズが車
載電装部品に悪影響を与えるおそれがある。
【0005】例えば、スピーカユニットをリヤパーセル
に設ける場合は、スピーカとリヤウインドパネルとが近
接した位置関係にあるため、アンプからの輻射ノイズが
リヤウインドパネル表面に支持されてなるアンテナに悪
影響を与えるおそれがある。
【0006】そのための対応策として、従来は、アンプ
の基板全体を金属製のシールド板にて覆っているが、基
板中においてコネクタ部分だけが他の素子類よりも大き
く突出ているため、シールド板もそれに対応した複雑形
状となり、アンプの製造が困難になっている。
【0007】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、パルス変調(PWM)方式の
アンプをスピーカに一体化しても、輻射ノイズの影響が
なく、且つアンプの製造が容易な自動車のスピーカユニ
ットを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
パルス変調方式のアンプを一体化したスピーカのグリル
が、金属板に多数のパンチ孔を設けたパンチングメタル
であることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、スピーカの
全面を覆うグリルがパンチングメタルのため、アンプか
ら発生する輻射ノイズを遮蔽することができる。すなわ
ち、本発明者は、パルス変調(PWM)方式のアンプか
ら発生される輻射ノイズの遮蔽に関して、パンチングメ
タルが特に効果的であることを見出した。従って、輻射
ノイズの状態によっては、アンプの製造を困難にしてい
たシールド板の形状を単純化したり、或いは廃止するこ
とが可能である。
【0010】請求項2記載の発明は、アンプの基板にお
けるコネクタ以外の部分を金属製のシールド板にて覆っ
てなることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明によれば、アンプの基
板におけるコネクタ以外の部分がシールド板にて覆われ
ているため、該シールド板により輻射ノイズを更に確実
に遮蔽することができる。シールド板がコネクタ以外の
部分を覆う単純形状のため、アンプの製造も容易であ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、スピーカのグリル
が、リアウインドパネルに支持されたアンテナと前記ア
ンプの基板との間に介在されてなることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、スピーカの
アンプの基板に、リアウインドパネルに支持されたアン
テナが近接していても、パンチングメタルよりなるスピ
ーカのグリルが介在されてなるので、ノイズ発生が確実
に防止される。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スピーカ
の全面を覆うグリルがパンチングメタルのため、アンプ
から発生する輻射ノイズを遮蔽することができる。従っ
て、輻射ノイズの状態によっては、アンプの製造を困難
にしていたシールド板を廃止することも可能である。
【0015】請求項2記載の発明によれば、アンプの基
板におけるコネクタ以外の部分がシールド板にて覆われ
ているため、該シールド板により輻射ノイズをより確実
に遮蔽することができる。シールド板がコネクタ以外の
部分を覆う単純形状のため、アンプの製造も容易であ
る。
【0016】請求項3記載の発明によれば、スピーカの
アンプの基板に、リアウインドパネルに支持されたアン
テナが近接していても、パンチングメタルよりなるスピ
ーカのグリルが介在されてなるので、ノイズ発生が確実
に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図3に基づいて説明する。
【0018】車室内の後方には、リヤパーセル1が形成
されおり、該リヤパーセル1の上方にリヤウインドパネ
ル2が斜め状態で位置している。このリヤウインドパネ
ル2の室内側表面には、図示せぬ曇り防止用のリヤデフ
ォッガー(熱線)と共に、車載テレビやラジオ用のアン
テナ3が設けられている。このアンテナ3は、ライン膜
状のもので、メッキ手段等によりリヤウインドパネル2
の室内側表面へ所定パターンで設けられている。
【0019】また、リヤパーセル1の左右両側には、大
きな取付孔4が形成され、その中にスピーカユニット5
が上向き状態で設置されている。このスピーカユニット
5は、ケースK内にスピーカ6とアンプ7とを一体的に
内蔵した構造をしている。
【0020】スピーカ6は、外周フランジ8を有し、そ
の外周フランジ8上にスペーサ9を介してグリル10が
載置されている。そして、グリル10、スペーサ9、外
周フランジ8を貫通するスクリュウ11にて、スピーカ
ユニット5をリヤパーセル1に対して固定している。
【0021】グリル10は、コーン12の全面を覆うも
ので、金属板に多数のパンチ孔13を設けたパンチング
メタルにより形成されている(図2参照)。該パンチ孔
13は、穴径が1.2ミリで、パンチ孔13、13間の
ピッチが2.6ミリで、スピーカ6から生じる音響を何
らの支障無く音出しできるようになっている。
【0022】スピーカ6の下部に内蔵されているアンプ
7は、パルス変調(PWM)方式のもので、基板14上
にコンデンサや抵抗,RLCなど各種の素子類15やコ
ネクタ16をマウントした構造で、比較的高さの低い素
子類15は、単純形状をした金属製のシールド板17に
て上側が覆われている。このシールド板17は、単純形
状をしているため、アンプ7の製造が容易である。
【0023】コネクタ16は、ケースKの開口から外部
に露出しており、ハーネス18のコネクタ19と接続で
きるようになっている。基板14から発せられる輻射ノ
イズNの大部分は、シールド板17にて遮蔽されるもの
の、コネクタ16部分は、シールド板17にて覆われて
いないため、このコネクタ16に対応する隙間Sから輻
射ノイズNがスピーカ6側へ漏れる。
【0024】しかし、スピーカ6の全面がパンチングメ
タル製のグリル10にてシールドされているため、輻射
ノイズNがグリル10を通過してリヤガラス2のアンテ
ナ3に達することはない。従って、アンテナ3の受信感
度は、良好に保たれる。
【0025】尚、以上の説明では、リヤパーセル1に設
置するスピーカユニット5を例にしたが、ノイズの影響
を受け得る電装部品が近くにある他のスピーカユニット
にも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る自動車のスピーカ
ユニットを示す自動車後部の斜視図。
【図2】グリルを形成するパンチングメタルの拡大斜視
図。
【図3】スピーカユニットの断面図。
【符号の説明】
5 スピーカユニット 6 スピーカ 7 アンプ 10 グリル 14 基板 16 コネクタ 17 シールド板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス変調方式のアンプを一体化したス
    ピーカのグリルが、金属板に多数のパンチ孔を設けたパ
    ンチングメタルであることを特徴とする自動車のスピー
    カユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のスピーカユニッ
    トであって、 アンプの基板におけるコネクタ以外の部分を金属製のシ
    ールド板にて覆ってなることを特徴とする自動車のスピ
    ーカユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車の
    スピーカユニットであって、 スピーカのグリルは、リアウインドパネルに支持された
    アンテナと前記アンプの基板との間に介在されてなるこ
    とを特徴とする自動車のスピーカユニット。
JP11975597A 1997-05-09 1997-05-09 自動車のスピーカユニット Pending JPH10308990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11975597A JPH10308990A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 自動車のスピーカユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP11975597A JPH10308990A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 自動車のスピーカユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10308990A true JPH10308990A (ja) 1998-11-17

Family

ID=14769369

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JP11975597A Pending JPH10308990A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 自動車のスピーカユニット

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JP (1) JPH10308990A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259256A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sharp Corp オーディオ装置
JP2007259250A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sharp Corp オーディオ装置
WO2021153340A1 (ja) * 2020-01-27 2021-08-05 ローム株式会社 D級アンプモジュール、オーディオシステム、自動車

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JP2007259250A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sharp Corp オーディオ装置
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