JPH09104260A - 車載用電子制御装置 - Google Patents
車載用電子制御装置Info
- Publication number
- JPH09104260A JPH09104260A JP7265785A JP26578595A JPH09104260A JP H09104260 A JPH09104260 A JP H09104260A JP 7265785 A JP7265785 A JP 7265785A JP 26578595 A JP26578595 A JP 26578595A JP H09104260 A JPH09104260 A JP H09104260A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- antenna
- electronic control
- control device
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 4
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内蔵アンテナのみでは車両の周囲に受信感度
が著しく低下する場所ができてしまうなどの課題があっ
た。 【解決手段】 内蔵アンテナ4aに電気的に接続しキー
レスコントローラ4の外部に引き出したリードアンテナ
6を、メータ装置1のメータ用クラスター2と不織布9
との間に位置させて固定した。また、リードアンテナ6
には弛み部6aとコネクタ7a,7bを設け、リードア
ンテナ6をこのコネクタ7a,7b部分で接続と切り離
しが自在にできるようにした。
が著しく低下する場所ができてしまうなどの課題があっ
た。 【解決手段】 内蔵アンテナ4aに電気的に接続しキー
レスコントローラ4の外部に引き出したリードアンテナ
6を、メータ装置1のメータ用クラスター2と不織布9
との間に位置させて固定した。また、リードアンテナ6
には弛み部6aとコネクタ7a,7bを設け、リードア
ンテナ6をこのコネクタ7a,7b部分で接続と切り離
しが自在にできるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両外部から送
信機によって送信される電波信号を受信する内蔵アンテ
ナの他に、外付けの補助アンテナを備えた車載用電子制
御装置に関するものである。
信機によって送信される電波信号を受信する内蔵アンテ
ナの他に、外付けの補助アンテナを備えた車載用電子制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車載用電子制御装置と車両
搭載メータ装置との関係を示すブロック図であり、図に
おいて、40は少なくともスピードメータ、オド・トリ
ップ表示器及びこれらの駆動制御のためのメータ制御回
路が実装されるメータ用基板と、該メータ用基板を収納
するハウジングとを有した車両搭載メータ装置である。
50は車両外部から図示しない携帯用送信機のリモート
コントロール操作によって送信される電波信号を内蔵ア
ンテナ54を介して受信し、該車両のエンジンの始動若
しくはドアの鍵の開閉を制御する従来のキーレスユニッ
トである。
搭載メータ装置との関係を示すブロック図であり、図に
おいて、40は少なくともスピードメータ、オド・トリ
ップ表示器及びこれらの駆動制御のためのメータ制御回
路が実装されるメータ用基板と、該メータ用基板を収納
するハウジングとを有した車両搭載メータ装置である。
50は車両外部から図示しない携帯用送信機のリモート
コントロール操作によって送信される電波信号を内蔵ア
ンテナ54を介して受信し、該車両のエンジンの始動若
しくはドアの鍵の開閉を制御する従来のキーレスユニッ
トである。
【0003】かかるキーレスユニット50は、運転者の
携帯する所定の送信機(キーの把持部に設置されてい
る)から送信されたID(アイデンティフィケーショ
ン、同一確認)コードを含む送信データを受信する受信
回路と、受信した受信データ中のIDコードを解読し、
当該IDコードが所定のIDコードメモリに予め登録さ
れている基準のIDコードに一致するか否かを判定する
コード解読回路と、そのコード解読回路による解読結果
に応じて車両のエンジンの始動若しくはドアの鍵の開閉
を制御する各種制御回路等を備えたものである。そし
て、このキーレスユニット50は、上記車両搭載メータ
装置40と別体に車両搭載メータ装置40下部や車両の
ドア、ダッシュサイド等に設置されると共に、車両搭載
メータ装置40と電気的に接続されることによって車速
信号等の所定の信号やバッテリー電源を共通に利用して
いる。
携帯する所定の送信機(キーの把持部に設置されてい
る)から送信されたID(アイデンティフィケーショ
ン、同一確認)コードを含む送信データを受信する受信
回路と、受信した受信データ中のIDコードを解読し、
当該IDコードが所定のIDコードメモリに予め登録さ
れている基準のIDコードに一致するか否かを判定する
コード解読回路と、そのコード解読回路による解読結果
に応じて車両のエンジンの始動若しくはドアの鍵の開閉
を制御する各種制御回路等を備えたものである。そし
て、このキーレスユニット50は、上記車両搭載メータ
装置40と別体に車両搭載メータ装置40下部や車両の
ドア、ダッシュサイド等に設置されると共に、車両搭載
メータ装置40と電気的に接続されることによって車速
信号等の所定の信号やバッテリー電源を共通に利用して
いる。
【0004】次に動作について説明する。車両外部から
図示しない携帯用送信機によって送信される電波信号が
内蔵アンテナ54を介してキーレスユニット50の受信
回路で受信されると、受信した受信データ中のIDコー
ドが図示しないコード解読回路により解読され、当該I
Dコードが所定のIDコードメモリに予め登録されてい
る基準のIDコードに一致するか否かが図示しないコー
ド解読回路により判定される。そして、そのコード解読
回路による解読結果に応じて、図示しない各種制御回路
等によって、車両のエンジンの始動制御若しくはドアの
鍵の開閉制御が行われる。
図示しない携帯用送信機によって送信される電波信号が
内蔵アンテナ54を介してキーレスユニット50の受信
回路で受信されると、受信した受信データ中のIDコー
ドが図示しないコード解読回路により解読され、当該I
Dコードが所定のIDコードメモリに予め登録されてい
る基準のIDコードに一致するか否かが図示しないコー
ド解読回路により判定される。そして、そのコード解読
回路による解読結果に応じて、図示しない各種制御回路
等によって、車両のエンジンの始動制御若しくはドアの
鍵の開閉制御が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用電子制御
装置は以上のように構成されているので、内蔵アンテナ
54が車体による電磁遮蔽の影響により、30MHz等
の電波においては微弱な電波しか受信できず、図7に示
すように、車両の左右部分にそれぞれ受信感度が著しく
低下する点(以下、「ディップ点」という)が生じてし
まい、ドアの鍵の開閉制御等を行うためには操作者が該
ディップ点よりもさらに車両側に接近しなければなら
ず、車両から離れてリモートコントロールを可能とする
車載用電子制御装置本来の目的を達成し得ないなどの課
題があった。一方、かかる課題を解決すべく、内蔵アン
テナ54の代わりに車載用電子制御装置に対して外付け
するリアガラスアンテナ等を採用する場合にあっては、
車体による電波遮蔽の影響を受けることなく良好な受信
感度を確保できる反面、シールド線やシールドコネクタ
等の高価な部材を設けなければならず、コストアップを
招くなどの課題があった。
装置は以上のように構成されているので、内蔵アンテナ
54が車体による電磁遮蔽の影響により、30MHz等
の電波においては微弱な電波しか受信できず、図7に示
すように、車両の左右部分にそれぞれ受信感度が著しく
低下する点(以下、「ディップ点」という)が生じてし
まい、ドアの鍵の開閉制御等を行うためには操作者が該
ディップ点よりもさらに車両側に接近しなければなら
ず、車両から離れてリモートコントロールを可能とする
車載用電子制御装置本来の目的を達成し得ないなどの課
題があった。一方、かかる課題を解決すべく、内蔵アン
テナ54の代わりに車載用電子制御装置に対して外付け
するリアガラスアンテナ等を採用する場合にあっては、
車体による電波遮蔽の影響を受けることなく良好な受信
感度を確保できる反面、シールド線やシールドコネクタ
等の高価な部材を設けなければならず、コストアップを
招くなどの課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、内蔵アンテナのほかに補助アンテ
ナをメータ装置のハウジングの上側外表面に配設するこ
とにより、車体による電波遮蔽の影響を受けることなく
良好な受信感度を確保できると共に、各種シールド部材
等の使用量を低減し、以てシステム全体の簡素化とロー
コスト化を図ることができる車載用電子制御装置を得る
ことを目的とする。
めになされたもので、内蔵アンテナのほかに補助アンテ
ナをメータ装置のハウジングの上側外表面に配設するこ
とにより、車体による電波遮蔽の影響を受けることなく
良好な受信感度を確保できると共に、各種シールド部材
等の使用量を低減し、以てシステム全体の簡素化とロー
コスト化を図ることができる車載用電子制御装置を得る
ことを目的とする。
【0007】また、この発明は補助アンテナをメータ装
置のハウジングと、該ハウジングとインストルメントと
の間が介装される異音防止用シートとの間に位置させて
固定したことにより、部品点数を削減でき、かつ容易に
補助アンテナの取り付けができる車載用電子制御装置を
得ることを目的とする。
置のハウジングと、該ハウジングとインストルメントと
の間が介装される異音防止用シートとの間に位置させて
固定したことにより、部品点数を削減でき、かつ容易に
補助アンテナの取り付けができる車載用電子制御装置を
得ることを目的とする。
【0008】さらに、この発明は補助アンテナのうち基
部の一部に弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設け
たことにより、車載用電子制御装置やメータ装置のハウ
ジングの取り付けが容易な車載用電子制御装置を得るこ
とを目的とする。
部の一部に弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設け
たことにより、車載用電子制御装置やメータ装置のハウ
ジングの取り付けが容易な車載用電子制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る車載用電子制御装置は、内蔵アンテナに電気的に接続
し車載用電子制御装置の外部に引き出した補助アンテナ
をメータ装置のハウジングの上側外表面に配設したもの
である。
る車載用電子制御装置は、内蔵アンテナに電気的に接続
し車載用電子制御装置の外部に引き出した補助アンテナ
をメータ装置のハウジングの上側外表面に配設したもの
である。
【0010】請求項2記載の発明に係る車載用電子制御
装置は、請求項1記載の発明に係る車載用電子制御装置
において、補助アンテナをメータ装置のハウジングと、
そのハウジングとインストルメントパネルとの間に介装
される異音防止用シートとの間に位置させて固定したも
のである。
装置は、請求項1記載の発明に係る車載用電子制御装置
において、補助アンテナをメータ装置のハウジングと、
そのハウジングとインストルメントパネルとの間に介装
される異音防止用シートとの間に位置させて固定したも
のである。
【0011】請求項3記載の発明に係る車載用電子制御
装置は、請求項1または請求項2記載の発明に係る車載
用電子制御装置において、補助アンテナの基部の一部を
弛ませて弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設けた
ものである。
装置は、請求項1または請求項2記載の発明に係る車載
用電子制御装置において、補助アンテナの基部の一部を
弛ませて弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設けた
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1において、1は少なくともスピード
メータ、オド・トリップ表示器等及びこれらを駆動制御
するメータ制御回路等を有し従来技術によってユニット
化されたメータ装置であり、その背面には装置の電源供
給及び各種信号線との接続のための図示しない各種コネ
クタが配置されている。2はメータ装置1を収納しイン
ストルメントパネル3の所定位置に、該メータ装置を固
定するための樹脂製のメータ用クラスター(ハウジン
グ)であり、その前面部及び背面部には開口部を有し、
上面部にはインストルメントパネル3へのネジ止め用の
複数のボス部2aを有して、図2に示すようにインスト
ルメントパネル3へ固定されている。4は図3に示す車
両B外部から携帯用キー一体型送信機(送信機)Aによ
って送信される電波信号を、図4に示す内蔵アンテナ4
a及び後述のリード線からなるリードアンテナ6を介し
て受信し、ドアの鍵の開閉制御を行うキーレスコントロ
ーラ(車載用電子制御装置)である。
説明する。 実施の形態1.図1において、1は少なくともスピード
メータ、オド・トリップ表示器等及びこれらを駆動制御
するメータ制御回路等を有し従来技術によってユニット
化されたメータ装置であり、その背面には装置の電源供
給及び各種信号線との接続のための図示しない各種コネ
クタが配置されている。2はメータ装置1を収納しイン
ストルメントパネル3の所定位置に、該メータ装置を固
定するための樹脂製のメータ用クラスター(ハウジン
グ)であり、その前面部及び背面部には開口部を有し、
上面部にはインストルメントパネル3へのネジ止め用の
複数のボス部2aを有して、図2に示すようにインスト
ルメントパネル3へ固定されている。4は図3に示す車
両B外部から携帯用キー一体型送信機(送信機)Aによ
って送信される電波信号を、図4に示す内蔵アンテナ4
a及び後述のリード線からなるリードアンテナ6を介し
て受信し、ドアの鍵の開閉制御を行うキーレスコントロ
ーラ(車載用電子制御装置)である。
【0013】この内蔵アンテナ4aは、図4に示すよう
に基板4b上に例えば銅箔パターンとしてループ状に形
成されており、該ループ経路の長さは使用する搬送波の
周波数に応じて決定してある。なお、内蔵アンテナ4a
を銅線等の線材で形成してももちろんよい。4cは携帯
用キー一体型送信機Aから送信されたIDコードを含む
送信データを受信する受信回路と、受信した受信データ
中のIDコードを解読し、該IDコードが所定のIDコ
ードメモリに予め登録されている基準のIDコードに一
致するか否かを判定するコード解読回路と、そのコード
解読回路による解読結果に応じてドアの鍵の開閉を制御
する各種制御回路等を備えた制御基板である。4dは内
蔵アンテナ4a、基板4b,制御基板4c等を収納する
筐体である。
に基板4b上に例えば銅箔パターンとしてループ状に形
成されており、該ループ経路の長さは使用する搬送波の
周波数に応じて決定してある。なお、内蔵アンテナ4a
を銅線等の線材で形成してももちろんよい。4cは携帯
用キー一体型送信機Aから送信されたIDコードを含む
送信データを受信する受信回路と、受信した受信データ
中のIDコードを解読し、該IDコードが所定のIDコ
ードメモリに予め登録されている基準のIDコードに一
致するか否かを判定するコード解読回路と、そのコード
解読回路による解読結果に応じてドアの鍵の開閉を制御
する各種制御回路等を備えた制御基板である。4dは内
蔵アンテナ4a、基板4b,制御基板4c等を収納する
筐体である。
【0014】5はキーレスコントローラ4の各種制御回
路とメータ装置1背面に設けられた前記各種コネクタ
(図示せず)とがコネクタ5a,5b,5cを介して電
気的に接続されることによって、ドアの開閉信号、車速
信号等の所定の信号やバッテリー電源を共通に利用可能
とする車両ハーネスである。
路とメータ装置1背面に設けられた前記各種コネクタ
(図示せず)とがコネクタ5a,5b,5cを介して電
気的に接続されることによって、ドアの開閉信号、車速
信号等の所定の信号やバッテリー電源を共通に利用可能
とする車両ハーネスである。
【0015】6は携帯用キー一体型送信機Aによって送
信される電波信号を、キーレスコントローラ4の内蔵ア
ンテナ4aとともに受信できるように、例えば銅線等の
線材にて形成され、内蔵アンテナ4aに電気的に接続さ
れたリードアンテナ(補助アンテナ)である。またこの
リードアンテナ6は、車両ハーネス5からのノイズを拾
わないように、車両ハーネス5とは電気的に別の経路で
キーレスコントローラ4の外部に引き出されている。そ
して、このキーレスコントローラ4の外部に引き出され
たリードアンテナ6は、該リードアンテナ6単体がメー
タ用クラスター2の前面部側の外周縁部上面及び側面に
沿って配置され、仮止め用テープ8で仮固定されたうえ
で、さらにその上から図2に示すように、不織布(異音
防止用シート)9によって貼付され最終固定されてい
る。この不織布9は、車両の振動によってメータ用クラ
スター2とインストルメントパネル3との当接部分に異
常音が発生するのを防止すると共に、リードアンテナ6
の固定をも行うために、メータ用クラスター2の前面部
側の外周縁部に貼付したものである。また、リードアン
テナ6は、キーレスコントローラ4とメータ用クラスタ
ー2との最短距離よりも長くなるようにして、その一部
を弛ませて弛み部6aを形成し、該弛み部6aにコネク
タ7a,7bが設けられている。すなわちリードアンテ
ナ6は、このコネクタ7a,7b部分で接続、切り離し
自在に形成されている。
信される電波信号を、キーレスコントローラ4の内蔵ア
ンテナ4aとともに受信できるように、例えば銅線等の
線材にて形成され、内蔵アンテナ4aに電気的に接続さ
れたリードアンテナ(補助アンテナ)である。またこの
リードアンテナ6は、車両ハーネス5からのノイズを拾
わないように、車両ハーネス5とは電気的に別の経路で
キーレスコントローラ4の外部に引き出されている。そ
して、このキーレスコントローラ4の外部に引き出され
たリードアンテナ6は、該リードアンテナ6単体がメー
タ用クラスター2の前面部側の外周縁部上面及び側面に
沿って配置され、仮止め用テープ8で仮固定されたうえ
で、さらにその上から図2に示すように、不織布(異音
防止用シート)9によって貼付され最終固定されてい
る。この不織布9は、車両の振動によってメータ用クラ
スター2とインストルメントパネル3との当接部分に異
常音が発生するのを防止すると共に、リードアンテナ6
の固定をも行うために、メータ用クラスター2の前面部
側の外周縁部に貼付したものである。また、リードアン
テナ6は、キーレスコントローラ4とメータ用クラスタ
ー2との最短距離よりも長くなるようにして、その一部
を弛ませて弛み部6aを形成し、該弛み部6aにコネク
タ7a,7bが設けられている。すなわちリードアンテ
ナ6は、このコネクタ7a,7b部分で接続、切り離し
自在に形成されている。
【0016】なお、リードアンテナ6のループ経路の長
さは使用する搬送波の周波数に応じて決定されることは
いうまでもないことであるが、この実施の形態において
はおよそ1メートルの長さとしてある。また、この実施
の形態においては、キーレスコントローラ4を例にとっ
て説明したが、リモコン式エンジン始動装置として機能
するように構成してももちろんよい。
さは使用する搬送波の周波数に応じて決定されることは
いうまでもないことであるが、この実施の形態において
はおよそ1メートルの長さとしてある。また、この実施
の形態においては、キーレスコントローラ4を例にとっ
て説明したが、リモコン式エンジン始動装置として機能
するように構成してももちろんよい。
【0017】次に動作について説明する。図3に示すよ
うに、窓ガラスに近く、金属製車体による電磁遮蔽の影
響の少ない所に配置されたキーレスコントローラ4のリ
ードアンテナ6及び内蔵アンテナ4aに向けて、車両B
外部の任意の方向から携帯用キー一体型送信機Aが操作
されると、送信される電波信号がリードアンテナ6及び
内蔵アンテナ4aを介してキーレスコントローラ4の受
信回路で受信される。受信した受信データ中のIDコー
ドがコード解読回路により解読され、かつコード解読回
路により該IDコードがIDコードメモリに予め登録さ
れている受信機固有のIDコードに一致するか否かが判
定される。そして、そのコード解読回路による解読結果
に応じて、図示しない各種制御回路等により、ドアの鍵
の開閉制御が行われる。
うに、窓ガラスに近く、金属製車体による電磁遮蔽の影
響の少ない所に配置されたキーレスコントローラ4のリ
ードアンテナ6及び内蔵アンテナ4aに向けて、車両B
外部の任意の方向から携帯用キー一体型送信機Aが操作
されると、送信される電波信号がリードアンテナ6及び
内蔵アンテナ4aを介してキーレスコントローラ4の受
信回路で受信される。受信した受信データ中のIDコー
ドがコード解読回路により解読され、かつコード解読回
路により該IDコードがIDコードメモリに予め登録さ
れている受信機固有のIDコードに一致するか否かが判
定される。そして、そのコード解読回路による解読結果
に応じて、図示しない各種制御回路等により、ドアの鍵
の開閉制御が行われる。
【0018】この場合において、リードアンテナ6が、
車両のフロントガラス下端部の近くに位置しているメー
タ用クラスター2の前面部側の外周縁部上面及び側面に
設けられているため、車体による電波遮蔽の影響を受け
ることなく良好な受信感度を確保できる。すなわち、図
5に示されるように、破線で示したこの実施の形態によ
る交信可能範囲には、実線で示した従来技術の場合に存
在していたディップ点が存在せず、リードアンテナ6の
採用によって交信性能を著しく向上させることができ
る。
車両のフロントガラス下端部の近くに位置しているメー
タ用クラスター2の前面部側の外周縁部上面及び側面に
設けられているため、車体による電波遮蔽の影響を受け
ることなく良好な受信感度を確保できる。すなわち、図
5に示されるように、破線で示したこの実施の形態によ
る交信可能範囲には、実線で示した従来技術の場合に存
在していたディップ点が存在せず、リードアンテナ6の
採用によって交信性能を著しく向上させることができ
る。
【0019】また、リードアンテナ6は不織布9の貼付
によってメータ用クラスター2上に容易に固定できるの
で、該固定のための部材を別途必要とせず、部材点数の
削減に寄与でき、良好な受信感度も確保できる。
によってメータ用クラスター2上に容易に固定できるの
で、該固定のための部材を別途必要とせず、部材点数の
削減に寄与でき、良好な受信感度も確保できる。
【0020】さらに、リードアンテナ6には弛み部6a
とコネクタ7a,7bが設けられているので、リードア
ンテナ6をこのコネクタ7a,7b部分で自在に接続と
切り離しとができ、メータ用クラスター2やキーレスコ
ントローラ4等の取り付け作業を別個独立に容易に行う
ことができ、作業能率の向上が図れる。
とコネクタ7a,7bが設けられているので、リードア
ンテナ6をこのコネクタ7a,7b部分で自在に接続と
切り離しとができ、メータ用クラスター2やキーレスコ
ントローラ4等の取り付け作業を別個独立に容易に行う
ことができ、作業能率の向上が図れる。
【0021】以上のように、この実施の一形態によれ
ば、車体による電波遮蔽の影響を受けることなく良好な
受信感度を確保できると共に、リードアンテナ6の設置
のための作業量や必要部材量を低減し、以てシステム全
体の簡素化とローコスト化を図ることができるという効
果がある。
ば、車体による電波遮蔽の影響を受けることなく良好な
受信感度を確保できると共に、リードアンテナ6の設置
のための作業量や必要部材量を低減し、以てシステム全
体の簡素化とローコスト化を図ることができるという効
果がある。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、内蔵アンテナに電気的に接続し車載用電子制御装置
の外部に引き出した補助アンテナをメータ装置のハウジ
ングの外表面に配設して構成したので、車体による電波
遮蔽の影響を受けることなく良好な受信感度を確保でき
ると共に、各種シールド部材等の使用量を低減し、以て
システム全体の簡素化とローコスト化を図ることができ
る効果がある。
ば、内蔵アンテナに電気的に接続し車載用電子制御装置
の外部に引き出した補助アンテナをメータ装置のハウジ
ングの外表面に配設して構成したので、車体による電波
遮蔽の影響を受けることなく良好な受信感度を確保でき
ると共に、各種シールド部材等の使用量を低減し、以て
システム全体の簡素化とローコスト化を図ることができ
る効果がある。
【0023】請求項2の発明によれば、補助アンテナを
メータ装置のハウジングと異音防止用シートとの間に位
置させて固定して構成したので、部品点数を削減でき、
かつ容易に補助アンテナの取り付けができる効果があ
る。
メータ装置のハウジングと異音防止用シートとの間に位
置させて固定して構成したので、部品点数を削減でき、
かつ容易に補助アンテナの取り付けができる効果があ
る。
【0024】請求項3の発明によれば、補助アンテナの
一部に弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設けて構
成したので、車載用電子制御装置やメータ装置のハウジ
ングの取り付けが容易となる効果がある。
一部に弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設けて構
成したので、車載用電子制御装置やメータ装置のハウジ
ングの取り付けが容易となる効果がある。
【図1】この発明の実施の一形態によるキーレスコント
ローラの取り付け状態を示す組立斜視図である。
ローラの取り付け状態を示す組立斜視図である。
【図2】この発明の実施の一形態によるキーレスコント
ローラのリードアンテナの取り付け状態を示す垂直断面
図である。
ローラのリードアンテナの取り付け状態を示す垂直断面
図である。
【図3】この発明の実施の一形態によるキーレスコント
ローラを設けた車両の斜視図である。
ローラを設けた車両の斜視図である。
【図4】この発明の実施の一形態によるキーレスコント
ローラの分解斜視図である。
ローラの分解斜視図である。
【図5】この発明の実施の一形態によるキーレスコント
ローラの交信可能範囲と従来技術の交信可能範囲との比
較を示すグラフ図である。
ローラの交信可能範囲と従来技術の交信可能範囲との比
較を示すグラフ図である。
【図6】従来のキーレスユニットと車両搭載メータ装置
との関係を示すブロック図である。
との関係を示すブロック図である。
【図7】従来技術の交信可能範囲を示すグラフ図であ
る。
る。
1 メータ装置 2 メータ用クラスター(ハウジング) 4 キーレスコントローラ(車載用電子制御装置) 4a 内蔵アンテナ 6 リードアンテナ(補助アンテナ) 6a 弛み部 7a,7b コネクタ 9 不織布(異音防止用シート) A 携帯用キー一体型送信機(送信機) B 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂場 昌彦 愛知県名古屋市熱田区南一番町7番22号 愛知機械工業株式会社内 (72)発明者 吉田 和広 愛知県名古屋市熱田区南一番町7番22号 愛知機械工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 車両外部から送信機によって送信される
電波信号を内蔵アンテナを介して受信し、該車両のエン
ジンの始動制御若しくはドアの鍵の開閉制御を行う車載
用電子制御装置において、前記車載用電子制御装置の内
蔵アンテナに電気的に並列接続されて該車載用電子制御
装置の外部に引き出された補助アンテナを備え、該補助
アンテナをスピードメータ、トリップ表示器等を有した
メータ装置のハウジングの上側外表面を介して配設した
ことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 【請求項2】 補助アンテナを、メータ装置のハウジン
グと、該ハウジングとインストルメントパネルとの間に
介装され車両の振動によって発生する振動を吸収し異常
音の発生を防止する異音防止用シートとの間に位置させ
て固定したことを特徴とする請求項1記載の車載用電子
制御装置。 - 【請求項3】 補助アンテナのうち基部の一部を弛ませ
て弛み部を形成し、該弛み部にコネクタを設けたことを
特徴とする請求項1または請求項2記載の車載用電子制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265785A JPH09104260A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 車載用電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265785A JPH09104260A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 車載用電子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09104260A true JPH09104260A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17422015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7265785A Pending JPH09104260A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 車載用電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09104260A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512697B1 (ko) * | 2001-10-25 | 2005-09-05 | 가부시키가이샤 덴소 | 무선 신호 수신기를 구비한 차량의 계기 패널 유닛 |
CN100340436C (zh) * | 2001-02-19 | 2007-10-03 | 本田技研工业株式会社 | 轻型车辆的遥控锁操作装置 |
JP2011114996A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Autonetworks Technologies Ltd | 無線アンテナおよび車載用の電気接続箱 |
JP2014012431A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Calsonic Kansei Corp | 車両用キーレス受信装置 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP7265785A patent/JPH09104260A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100340436C (zh) * | 2001-02-19 | 2007-10-03 | 本田技研工业株式会社 | 轻型车辆的遥控锁操作装置 |
KR100512697B1 (ko) * | 2001-10-25 | 2005-09-05 | 가부시키가이샤 덴소 | 무선 신호 수신기를 구비한 차량의 계기 패널 유닛 |
JP2011114996A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Autonetworks Technologies Ltd | 無線アンテナおよび車載用の電気接続箱 |
JP2014012431A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Calsonic Kansei Corp | 車両用キーレス受信装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1367669B1 (en) | Antenna structure for vehicles | |
US20080111750A1 (en) | Wave transmitting/receiving structure for vehicle antennas | |
JP3338224B2 (ja) | 車両搭載メータ装置 | |
JP2001345620A (ja) | 自動車電話機用アンテナ装置 | |
JPH1032409A (ja) | アンテナ及び通信機 | |
JPH09104260A (ja) | 車載用電子制御装置 | |
JP4485967B2 (ja) | インナミラー | |
US7173827B2 (en) | Printed board and meter unit provided therewith | |
JP5531717B2 (ja) | スマートエントリーシステム | |
WO1999052176A1 (en) | Vehicle antenna combination device | |
JPS6343405A (ja) | 車両用アンテナ装置 | |
JPH0279502A (ja) | 車載用アンテナ装置 | |
JP4587599B2 (ja) | 電波受信機 | |
JP3734404B2 (ja) | 車両用受信機 | |
JP2003127790A (ja) | メータ装置 | |
KR100512697B1 (ko) | 무선 신호 수신기를 구비한 차량의 계기 패널 유닛 | |
JPH11306921A (ja) | レバーコンビネーションスイッチユニット | |
JP2002321547A (ja) | 車両の電波受信機内蔵型メータ装置 | |
JP2004357120A (ja) | メータ装置 | |
JP3920756B2 (ja) | メータ装置 | |
JPH07131222A (ja) | 自動車用内装材 | |
JP2007150823A (ja) | 車載用無線受信装置 | |
JP2001303819A (ja) | 自動車用キーレスエントリー装置 | |
JPH1053071A (ja) | アンテナ取付装置 | |
JPH0490604A (ja) | 自動車用アンテナ装置 |