JPH10323661A - 油吸着材 - Google Patents
油吸着材Info
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- JPH10323661A JPH10323661A JP10076319A JP7631998A JPH10323661A JP H10323661 A JPH10323661 A JP H10323661A JP 10076319 A JP10076319 A JP 10076319A JP 7631998 A JP7631998 A JP 7631998A JP H10323661 A JPH10323661 A JP H10323661A
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Abstract
た油吸着材を提供する。 【解決手段】中間層は平均繊維径が2〜10μmの親油
性繊維から構成された嵩密度が0.03〜0.1g/c
m3の極細繊維層4からなり、少なくとも一方の表面は
平均繊維径が15〜40μmの長繊維から構成された表
面繊維層5で覆われ、且つ間欠的な離れ離れの溶着部を
形成するように溶着した積層シートであって、非溶着部
の厚さが溶着部の厚さの20倍〜100倍であることを
特徴とする。
Description
や流出による海洋、河川、湖沼等の汚染、又は、工場内
の油や汚水洩れ等を吸着回収、又は拭き取ることによっ
て処理する不織布の提供に関し、汚染の浄化と環境整備
に使用される油吸着材に関する。
いる。特に、特開平3−69648号公報には天然繊維
に熱溶着繊維を特定割合で混合し、加熱後冷却してシー
ト状に成形して、天然繊維の吸収性を活用する方法、特
開昭46−61556号公報にはフィルムを解繊して幹
繊維と枝繊維のフィブリル構造により吸収性を向上させ
る組成物が提案されている。
するためには繊維集束体の繊維径を細くして繊維の嵩密
度を下げる必要があるが、その反面、破れたりちぎれ易
くなるため強度、使い易さは劣ることになる。
に浮遊、懸濁したり、水辺に沈殿している油や汚水等の
回収作業を強風下で行う場合等は、油吸着材がちぎれた
り単繊維が飛び散ることが生じることもあり、油吸着後
は特に繊維の膨張によって滑り易くなっているために、
破れたりちぎれたりして回収が困難になる場合がある。
の回収作業のため油吸着材を使用する場合は、繊維が床
面に付着したり、衣服に付着することもある。したがっ
て、従来の技術では吸収性と強度及び使い易さすべてを
均一に向上させるには至っていない。
することにあり、十分な吸収量を有し、強度及び使い易
さに優れた油吸着材を提供することにある。
り、前述の技術的課題を解決するために以下のように構
成されている。すなわち、本発明は中間層は平均繊維径
が2μm〜10μmの親油性繊維から構成された嵩密度
が0.03〜0.1g/cm3の極細繊維層からなり、
少なくとも一方の表面は平均繊維径が15〜40μmの
長繊維から構成された表面繊維層で覆われ、且つ間欠的
な離れ離れの溶着部を形成するように溶着した積層シー
トであって、非溶着部の厚さが前記溶着部の厚さの20
倍〜100倍であることを特徴とする。
の一方の表面は、平均繊維径が15〜40μm長繊維か
ら構成された表面繊維層で覆われ、他方の表面は熱可塑
性樹脂からなるフィルムで覆われた前記積層シートであ
って、非溶着部の厚さが前記溶着部の厚さの20〜10
0倍であることを特徴とする。
03〜0.10g/cm3なので、繊維同士の絡みが強
くなり繊維の剥離が起こりにくくなる。また、平均繊維
径が2〜10μmなので、繊維の間隙が狭く毛細管現象
による吸収速度が高く、さらに積層による層間剥離強度
が高くなる。
mの幅で溶着することができる。周辺溶着部は連続であ
っても不連続であってもよい。周辺部を溶着することに
より繊維くずの発生が少なくなる。
記溶着部の専有面積を、主たる部分の全面積に対して
0.1〜5%とすることができる。これによって、繊維
層がさらに剥離しにくくできる。
40mm2とすることができる。この場合は、積層した
吸着材の各層間の剥離強度が高い。前記極細繊維層の目
付量を50〜1000g/m2とし、前記繊維層の目付
量を10〜40g/m2とすることができる。この場合
は、極細繊維の厚さと油吸着材全体の厚さを適正に保っ
たまま、油吸着材を構成する不織布の強度を大きくして
使用時に破れるのを防止でき、かつ不織布の柔軟性を損
なうことがない。
施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
る油吸着材1について説明する。この油吸着材1を構成
する極細繊維層4は、ポリプロピレン、ポリエチレン、
エチレン−ブテン共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリ4−メチルペンテン−1等の親油性を示す重合
体からなる平均繊維径が2〜10μm、好ましくは2〜
8μm特に好ましくは3〜5μmの熱可塑性極細繊維を
使用し、これを油吸着材とした。
理由としては、平均繊維径が10μmを超えて太くなり
過ぎると毛細管現象による吸収速度が低下する傾向が顕
著になり、一方平均繊維径が2μmを下回って細くなり
過ぎると吸収能力、油保持性は向上するが、繊維層が剥
離し易くなり、破れたりはがれたりして強度、使い易さ
が劣るからである。
〜0.10g/cm3が好ましく、0.04〜0.09
g/cm3がより好ましい。これは嵩密度が0.03g
/cm3より小さいと、繊維同士の絡みが弱くなって繊
維層が剥離し易くなり、これにより取り扱いが困難にな
る。また、0.10g/cm3を超えて高くなると、油
の吸着量が低下する傾向がみられ好ましくないからであ
る。
ロー法で製造し、シート状極細繊維層4とし、とした。
ここで、メルトブロー法とは、熱可塑性極細繊維を一定
温度及び圧力で、規定の直径及び長さのオリフィスから
押し出して、高温エアーで飛散させこれを捕集面で受け
とめて、極細繊維を成形する方法である。
ー法のほかに、トウ開繊法、分割繊維不織布製造法等が
挙げられるが、メルトブロー法が繊維径の細化、均一化
が容易に図られるため好ましい。
層5は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−ブ
テン共重合体、ポリ4−メチルペンテン−1などのポリ
オレフィン系の他、ポリエチレンテレフタレートなどの
ポリエステル系、ポリアミド系などの熱可塑性繊維から
なる平均繊維径が15〜40μmの層であって、前記極
細繊維層4の上下に積層されるものである。
らなるサイドバイサイド型やシースコア型の複合繊維で
もよい。連続長繊維不織布の代表的な製法は、スパンボ
ンド法で紡糸し、熱エンボス装置で部分的に熱融着する
ことにより交絡させるものであるが、熱風や接着剤処理
によってボンディングしたものでも良く、製法や交絡方
法は特に限定されない。
0〜30μmがより好ましい。この範囲にすることによ
って不織布の強度を維持して極細繊維層4に対する保護
の効果が高くなるとともに、極細繊維層4の繊維くずや
毛羽立ち(モケ)が出てくるのを防止するカバー効果が
得られる。
めに用いる熱可塑性樹脂からなるフィルムは、その原料
の樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピン、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、ポ
リ4メチルペンテン−1、などのポリオレフィン系のほ
か、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
系、ポリアミド系などが挙げられるが、融点が比較的低
く溶着の容易なポリオレフィン系が好ましい。
いで、かつ積層シートの柔軟性を大きく損なわない点で
10〜70μmの範囲が好ましく、より好ましくは20
〜50μmの範囲である。このフィルムの形成法は特に
限定されず、キャストフィルム成形法、インフレーショ
ンフィルム成形法など、一般的な方法でよい。この態様
では、該シートを例えば連続的にまたは断続的に油が漏
洩する箇所の床面にフィルム層を下にして敷いておく
と、該シートに吸着した油が透過して床面にまで到達
し、床面を汚染するのをフィルム層が防止し、清掃の手
間が省かれる点で都合がよい。
底部3の繊維層同士または繊維層とフィルムとを溶着し
た溶着部である凹部2は、(凹部2のない部分のシート
厚さT2)/(凹部2の底部3のシート厚さT1)で規
定される厚み比率が20以上で100以下となるように
した。すなわち、非溶着部の厚さが溶着部の厚さの20
倍〜100倍となるようにした。
とした理由は、20より小さいと吸収速度と吸収能力が
劣り、100を超えると油吸着材1の嵩密度が減少し、
繊維層剥離や毛羽立ちが生じ易いからである。
5〜10mmの幅で連続または不連続に溶着処理した。
連続の場合は、図4に示すように溶着部の幅Wは0.0
5〜2mmが、より好ましい。この範囲であると、十分
な溶着強さがあるため剥離し難く、また、溶着部が大き
過ぎてフィルム状となって硬くなり、細部を拭き取る際
に使いにくくなったり、フィルム状の繊維部が折れて外
観を損ねるのを防止できる。また、不連続の場合、図1
及び図2に示すように個々の溶着部10の大きさは、こ
の溶着部10に外接する最小な四角形の短辺の長さが3
mm以下であれば、任意の形状でよい。図3は溶着部1
0の例であり、同図(A)は溶着部10を端縁に対して
斜めの直線状にした場合、同図(B)は端縁に対して直
角な直線状にした場合、同図(C)は円形にした場合、
同図(D)は四角形にした場合を示す。
たる部分での凹部2の占有面積率を0.1〜5%、好ま
しくは0.3〜1.0%とした。ここで、凹部2の占有
面積率を0.1〜5%とした理由は、繊維層5との剥離
強度を維持しながら、油吸着材1の吸収面積の減少を少
なくして一定の吸収量を保持させることである。
1.5〜40mm2とした。この理由は、積層した吸着材
の各層4、5間の剥離強度を維持し、凹部2の間隙が大
きくなりすぎて外観が悪くなるのを防ぐことである。ま
た、極細繊維層4の目付量は、油吸収量と取扱い容易性
の点で50〜1000g/m2、好ましくは100〜7
00g/m2、より好ましくは150〜500g/m2と
した。連続長繊維層5の目付量は、強度と柔軟性のバラ
ンスから10〜40g/m2とした。
一体化する手段としては、ニードルパンチ、パウダーボ
ンディング、ステッチボンディング、超音波法、ヒート
エンボス、ウォータジェット等が考えられ、また、各層
4、5、6の繊維層同士または繊維層とフィルムとが溶
着した凹部2を形成する方法として超音波法、ヒートエ
ンボス法などが考えられるが、エンボスロールを用いた
超音波法又はヒートエンボス法が、一体化と凹部2の形
成を同時に行うことができるので、生産性の観点から優
れている。
成する樹脂の融点以上に加熱することができるカッター
刃や針金などを用いて裁断すると同時に溶着させる方法
や、裁断用のエッジ部が併設された回転コマを有する超
音波ミシンを用いて溶着と同時に裁断する方法などによ
り形成することができるが、十分な溶着強さと良好な外
観が得られるとともに生産性の良い超音波ミシンによる
方法が好ましい。
パターンロールを用いた超音波法又はヒートエンボス法
で行うことができるが、周辺部9を除く主たる部分の凹
部2の形成と溶着部10の溶着を同時に行うと生産性の
観点から優れている。
ないし1000倍の電子顕微鏡写真を撮影し、任意に3
0点以上の繊維系をノギスを用いて測定し、平均値を求
めた。嵩密度は、目付量と厚さから次式で求めた。
/厚さ(mm)/1000 厚み測定は荷重7g/cm2で接触子が直径43.69
mmのダイヤルゲージで測定した。その結果、5測定の
平均値を示した。溶着部の厚さは、溶着部の断面の電子
顕微鏡写真(倍率50倍)を撮影し、ノギスで測定し
た。
/10minのポリプロピレンをメルトブロー法によっ
て紡糸し、目付量260g/m2、平均繊維径3μmの
極細繊維からなる不織布シートを作製した。この際のダ
イとコレクタースクリーンの間隙は80cmとし、不織
布シートの嵩密度は0.05g/cm3であった。
4μmのポリプロピレン製スパンボンド不織布(三井石
油化学株式会社製登録商標シンテックスPK−102)
をメルトブロー不織布の上下から積層し、個々の突起部
が直径1.56mmの円形、かつピッチが20mmのエ
ンボスロールによって凹部を複数形成した。このシート
の主たる部分での凹部の占有面積率は0.8%であっ
た。加工条件はエンボスロール温度130°C、ゲージ
圧1.3kg/cm2、速度10m/minとした。
断し、個々の突起部が長辺5mm、短辺1mmの長方形
で、隣接する突起部の間隙が2mmの突起部を円周方向
に有する回転コマによって外周部4辺を超音波ミシンで
処理し、5mm幅の不連続な溶着部を形成した。この積
層材の物性を評価した結果を表1に示す。なお、表1に
は、次の実施例2〜4、比較例1〜4の評価結果も示
す。
の試験片を20°C±1°CのB重油の油面に浮かべ5
分間静置した後、これをふるい目の大きさが17mmの
メッシュ状の直径1mmの針金で編んだ金網上に5分間
静置し試験片の重量を測定する。試験片1gあたりの吸
着量を算出した。その結果は3測定の平均値を示した。
次のように評価した。すなわち、拭き取り性について
は、〇;拭き取った後の油や繊維くずの残りがほとんど
ない、×;拭き取った後の油や繊維くずの残りがある。
また、取り扱い性については、〇;手になじみ拭き取り
作業がし易く、手になじみ、狭いところも拭き取りやす
い、×;手になじみ難く拭き取り作業に難があり、狭い
所が拭き取りにくい。なお、評価には機械油を使用し
た。
mの長方形で、ピッチが20mmであるエンボスロール
を用いた以外は、実施例1と同様にして積層シートを作
製した。この吸着材の主たる部分での凹部の占有面積率
は0.5%であった。
円形で、ピッチが60mmであるエンボスロールを用い
た以外は実施例1と同様にして、積層シートを作製し
た。この吸着材の主たる部分での凹部の占有面積率は
0.5%であった。
/10minのポリプロピレンを実施例1と同様のメル
トブロー法によって紡糸し、目付量260g/m2、平
均繊維径8μmの極細繊維からなるシートを作製した。
この際のダイとコレクタースクリーンの間隙は80cm
とし、シートの嵩密度は0.08g/cm3であった。
これ以外は実施例1と同様にして積層シートを作製し
た。
ロー不織布9の上下から積層するスパンボンド不織布の
うち一方の層をポリプロピレン製キャストフィルム(厚
さ25μm)に変更した以外は、同様にして積層シート
を作成した。、 〈比較例1〉メルトフローレート800g/10min
のポロプロピレンを実施例1と同様のメルトブロー法に
よって紡糸し、目付量260g/m2、平均繊維径12
μmの極細繊維からなるシートを作製した。この際のダ
イとコレクタースクリーンの間隙は40cmとし、シー
トの嵩密度は0.11g/cm3であった。これ以外
は、実施例1と同様にして積層シートを作製した。
の間隙を30cmとした以外は、実施例1と同様に紡糸
して、目付量260g/m2、平均繊維径3μmの極細
繊維からなるシートを作製した。シートの嵩密度は0.
13g/cm3であった。これ以外は実施例1と同様に
して積層シートを作製した。
た極細繊維からなるシートを、他の不織布と積層するこ
となしに、そのまま実施例1と同様のエンボスロールを
用いて凹部を複数形成し、さらに実施例1と同様にして
外周部に不連続な溶着部を形成した。
を用いて5mm幅の連続な溶着部を形成した以外は実施
例1と同様にした。
来の油吸着材に比べて単位重量当たりの吸収量が多く、
また、油保持性が高いので回収後の拡散量がなく作業性
が向上するとともに、剥離性が少なく強度、使い易さに
優れている。特に、油を吸収させた場合、A重油、B重
油に対して優れた吸収性と保持性を示した。又、メルト
ブロー法とヒートエンボス法で製造でき、設備費が安価
で生産速度が速く、生産効率に優れている。
着材によれば、極細繊維の嵩密度が0.03〜0.10
g/cm3なので、繊維同士の絡みが強くなって繊維層
が剥離しにくくなるため、取り扱いが容易になる。ま
た、極細繊維の平均繊維径が2〜10μmなので、毛細
管現象による吸収速度が高く、さらに表面繊維層の平均
繊維径が15〜40μmなので極細繊維層への保護の効
果が得られるとともに、破れたり剥がれたりするのを防
止できて使いやすくなる。
樹脂フィルムで覆えば、床面にフィルム層を下にして敷
いた場合に吸着した油で床面が汚染されるのを防ぐこと
ができる。
幅で溶着した場合は、繊維くずの発生が少なくなるので
使いやすくなると共に、周辺部が折れ曲がるのを防止し
して外観を良好に保持できる。
の専有面積を、0.1〜5%とした場合は、繊維層がさ
らに剥離しにくくなるので使いやすくできる。吸着材の
溶着部の面積を1.5〜40mm2とした場合は、積層
したシートの各層間の剥離強度が高くなる。
m2とし、表面繊維層の目付量を10〜40g/m2とし
た場合は、必要な吸収量を得ることができる極細繊維の
厚さを維持したまま油吸着材の全体の厚みが増大しすぎ
るのを防止できるので、取り扱いが容易になると共に、
不織布の強度を大きくして使用時に破れるのを防止で
き、かつ不織布の柔軟性を損なわないので拭き取り時の
取り扱いが容易になる。
す平面図である。
シンによる)の断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 中間層は平均繊維径が2〜10μmの親
油性繊維から構成された嵩密度が0.03〜0.1g/
cm3の極細繊維層からなり、少なくとも一方の表面は
平均繊維径が15〜40μmの長繊維から構成された表
面繊維層で覆われ、且つ間欠的な離れ離れの溶着部を形
成するように溶着した積層シートであって、 非溶着部の厚さが前記溶着部の厚さの20倍〜100倍
であることを特徴とする油吸着材。 - 【請求項2】 前記中間層の一方の表面は、平均繊維径
が15〜40μmの長繊維から構成された表面繊維層で
覆われ、他方の表面は熱可塑性樹脂からなるフィルムで
覆われていることを特徴とする請求項1に記載の油吸着
材。 - 【請求項3】 前記シートの周辺部が、0.05〜10
mmの幅で溶着されてなることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の油吸着材。 - 【請求項4】 前記シートの周辺部を除く主たる部分の
前記溶着部の専有面積が、0.1%〜5%であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油吸着材。 - 【請求項5】 前記シートの前記溶着部の面積が1.5
〜40mm2であることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の油吸着材。 - 【請求項6】 前記極細繊維層の目付量が50〜100
0g/m2で、前記表面繊維層の目付量が10〜40g
/m2であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の油吸着材。
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JP7409097 | 1997-03-26 | ||
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