JPH105162A - ハンドワイパー - Google Patents
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- JPH105162A JPH105162A JP8166959A JP16695996A JPH105162A JP H105162 A JPH105162 A JP H105162A JP 8166959 A JP8166959 A JP 8166959A JP 16695996 A JP16695996 A JP 16695996A JP H105162 A JPH105162 A JP H105162A
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Landscapes
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- Cleaning In General (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】作業者の手を汚すことなく、繊維の脱落抑制や
高吸液性などの優れた拭き取り性能を発揮し、しかもコ
スト的にも有利なハンドワイパーを提供する。 【解決手段】吸液性を有する不織布層に吸収層が積層さ
れ、さらにこの吸収層に防水性および防油性を有する合
成樹脂層が積層されてなり、前記不織布層がスパンレー
ス不織布からなり、さらに前記吸収層に高吸水性ポリマ
ーを含有してなるハンドワイパー。
高吸液性などの優れた拭き取り性能を発揮し、しかもコ
スト的にも有利なハンドワイパーを提供する。 【解決手段】吸液性を有する不織布層に吸収層が積層さ
れ、さらにこの吸収層に防水性および防油性を有する合
成樹脂層が積層されてなり、前記不織布層がスパンレー
ス不織布からなり、さらに前記吸収層に高吸水性ポリマ
ーを含有してなるハンドワイパー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として印刷業、
塗装業、機械業等の産業分野において、例えば機械類の
汚れを拭き取る清拭材等に用いられるハンドワイパーに
関するものである。
塗装業、機械業等の産業分野において、例えば機械類の
汚れを拭き取る清拭材等に用いられるハンドワイパーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷業、塗装業、機械業等の産業
分野において、機械類等の汚れがひどい場合、例えばメ
リヤス等からなるウエスやリースワイパー等が清拭材と
して用いられている。
分野において、機械類等の汚れがひどい場合、例えばメ
リヤス等からなるウエスやリースワイパー等が清拭材と
して用いられている。
【0003】しかし、これら従来のウエスやリースワイ
パー等は、汚れが染み込み、通り抜け易く、これにより
作業者の手が汚れることがあった。また、メリヤスウエ
スの場合、その切断面から糸くず等の繊維が脱落し、拭
き取り面へ付着する等の問題があった。一方、リースワ
イパーの場合には回収が必要であるという煩雑さととも
に、コスト面でも不利であった。
パー等は、汚れが染み込み、通り抜け易く、これにより
作業者の手が汚れることがあった。また、メリヤスウエ
スの場合、その切断面から糸くず等の繊維が脱落し、拭
き取り面へ付着する等の問題があった。一方、リースワ
イパーの場合には回収が必要であるという煩雑さととも
に、コスト面でも不利であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するもので、作業者の手を汚すことなく、繊
維の脱落抑制や高吸液性などの優れた拭き取り性能を発
揮し、しかもコスト的にも有利なハンドワイパーを提供
するものである。
問題を解決するもので、作業者の手を汚すことなく、繊
維の脱落抑制や高吸液性などの優れた拭き取り性能を発
揮し、しかもコスト的にも有利なハンドワイパーを提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、吸液性を有する不織布層に吸収層が積層さ
れており、さらにこの吸収層に防水性および防油性を有
する合成樹脂層が積層されてなることを要旨とするもの
である。また本発明は、不織布層がスパンレース不織布
であることを要旨とするものである。さらに本発明は、
吸収層に高吸水性ポリマーを含有していることを要旨と
するものである。
に本発明は、吸液性を有する不織布層に吸収層が積層さ
れており、さらにこの吸収層に防水性および防油性を有
する合成樹脂層が積層されてなることを要旨とするもの
である。また本発明は、不織布層がスパンレース不織布
であることを要旨とするものである。さらに本発明は、
吸収層に高吸水性ポリマーを含有していることを要旨と
するものである。
【0006】以上のように本発明のハンドワイパーは、
作業者の手に接する面が防水性および防油性を有する合
成樹脂層からなるため、拭き取った汚れが合成樹脂層を
通り抜けることがなく、作業者の手を汚すことがない。
また、本発明のハンドワイパーは、拭き取り面が不織布
からなるため、繊維の脱落がない。さらに、本発明のハ
ンドワイパーは、中間層に吸収層を存在させることによ
り、不織布層より拭き取った汚れや液体をすばやく吸収
し、優れた吸液性を発揮し得るものであり、同時に、ボ
リュームアップによる手持ち感の向上を図ることができ
る。
作業者の手に接する面が防水性および防油性を有する合
成樹脂層からなるため、拭き取った汚れが合成樹脂層を
通り抜けることがなく、作業者の手を汚すことがない。
また、本発明のハンドワイパーは、拭き取り面が不織布
からなるため、繊維の脱落がない。さらに、本発明のハ
ンドワイパーは、中間層に吸収層を存在させることによ
り、不織布層より拭き取った汚れや液体をすばやく吸収
し、優れた吸液性を発揮し得るものであり、同時に、ボ
リュームアップによる手持ち感の向上を図ることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を詳細に説明する。
本発明の不織布層は吸液性を具備するものでなければな
らない。不織布に吸液性を具備させるには、不織布を構
成する繊維として、吸液性を有する綿や麻等の天然繊維
や、レーヨン等の再生繊維を用いることで、不織布層に
吸液性を具備させることができ、好ましい。また、ポリ
エステルやポリアミド等の熱可塑性樹脂よりなる不織布
に親水化処理等を施すことにより吸液性を備えてもよ
い。
本発明の不織布層は吸液性を具備するものでなければな
らない。不織布に吸液性を具備させるには、不織布を構
成する繊維として、吸液性を有する綿や麻等の天然繊維
や、レーヨン等の再生繊維を用いることで、不織布層に
吸液性を具備させることができ、好ましい。また、ポリ
エステルやポリアミド等の熱可塑性樹脂よりなる不織布
に親水化処理等を施すことにより吸液性を備えてもよ
い。
【0008】本発明における不織布層を形成する繊維の
形態は特に制限されず、長繊維でも短繊維でもよく、ま
た、長繊維不織布に短繊維不織布が積層された複合不織
布でもよい。また、不織布層の形態保持は、得られるハ
ンドワイパーの吸液性や柔軟性を勘案すると、スパンレ
ース法の三次元交絡による方法が好適に採用される。ス
パンレース不織布は、繊維同志の三次元的な交絡によっ
て不織布の形態を保持しているものであるため嵩高性に
富み柔らかで、毛羽立ちが少なく繊維の脱落がなく、吸
液性に富む。
形態は特に制限されず、長繊維でも短繊維でもよく、ま
た、長繊維不織布に短繊維不織布が積層された複合不織
布でもよい。また、不織布層の形態保持は、得られるハ
ンドワイパーの吸液性や柔軟性を勘案すると、スパンレ
ース法の三次元交絡による方法が好適に採用される。ス
パンレース不織布は、繊維同志の三次元的な交絡によっ
て不織布の形態を保持しているものであるため嵩高性に
富み柔らかで、毛羽立ちが少なく繊維の脱落がなく、吸
液性に富む。
【0009】また、不織布層の目付けは30〜150g
/m2 であることが好ましい。目付けが30g/m2 未
満であると、ハンドワイパーとして吸液性等の拭き取り
性能を損なう傾向にある。不織布層の目付けが150g
/m2 を超えると、吸収層へ拭きとった液の移動が遅く
なる傾向にある。
/m2 であることが好ましい。目付けが30g/m2 未
満であると、ハンドワイパーとして吸液性等の拭き取り
性能を損なう傾向にある。不織布層の目付けが150g
/m2 を超えると、吸収層へ拭きとった液の移動が遅く
なる傾向にある。
【0010】本発明に適用される合成樹脂層は防水性お
よび防油性を有するものでなければならない。本発明に
おける合成樹脂層は、例えば、ポリプロピレンやポリエ
チレン等のポリオレフィンやポリエステル、ポリアミ
ド、エチレン酢酸ビニル共重合体またはその酸化物等の
ような合成樹脂から形成されたフィルム等のシートが挙
げられる。また、ポリオレフィンやポリエステルからな
る疎水性の不織布を用いてもよい。
よび防油性を有するものでなければならない。本発明に
おける合成樹脂層は、例えば、ポリプロピレンやポリエ
チレン等のポリオレフィンやポリエステル、ポリアミ
ド、エチレン酢酸ビニル共重合体またはその酸化物等の
ような合成樹脂から形成されたフィルム等のシートが挙
げられる。また、ポリオレフィンやポリエステルからな
る疎水性の不織布を用いてもよい。
【0011】また、不織布に前記合成樹脂をラミネート
したものを合成樹脂層として用いると、機械的強度が優
れたものとなるため好ましい。また、合成樹脂層は、厚
みが5〜90μmであることが好ましい。さらに好まし
くは10〜50μmである。厚みが5μm未満である
と、機械的強度に劣るため、ハンドワイパーの使用時に
破れる恐れがあり防水性および防油性を十分に発揮する
ことができず、逆に、厚みが90μmを超えると、ハン
ドワイパー自体が硬くなり使い勝手が悪くなる傾向にあ
る。
したものを合成樹脂層として用いると、機械的強度が優
れたものとなるため好ましい。また、合成樹脂層は、厚
みが5〜90μmであることが好ましい。さらに好まし
くは10〜50μmである。厚みが5μm未満である
と、機械的強度に劣るため、ハンドワイパーの使用時に
破れる恐れがあり防水性および防油性を十分に発揮する
ことができず、逆に、厚みが90μmを超えると、ハン
ドワイパー自体が硬くなり使い勝手が悪くなる傾向にあ
る。
【0012】本発明における吸収層としては、例えば綿
状パルプや粉砕パルプ等が用いられる。本発明のハンド
ワイパーに、安価な綿状パルプ等を主な材料として用い
ると、低コストで提供することができる。吸水能力、保
水能力を一層高めるために、高吸水性ポリマー、例え
ば、澱粉にグラフト重合したもの、架橋型のCMC(カ
ルボキシ−メチルセルロース)、親水性ポリアクリレー
ト、架橋型ポリアルキレンオキサイド、アクリル酸エス
テルの架橋体等のパウダー状もしくは繊維状のものを、
上記パルプに散布して用いてもよい。
状パルプや粉砕パルプ等が用いられる。本発明のハンド
ワイパーに、安価な綿状パルプ等を主な材料として用い
ると、低コストで提供することができる。吸水能力、保
水能力を一層高めるために、高吸水性ポリマー、例え
ば、澱粉にグラフト重合したもの、架橋型のCMC(カ
ルボキシ−メチルセルロース)、親水性ポリアクリレー
ト、架橋型ポリアルキレンオキサイド、アクリル酸エス
テルの架橋体等のパウダー状もしくは繊維状のものを、
上記パルプに散布して用いてもよい。
【0013】吸収層の目付けは20g/m2 以上である
ことが好ましい。目付けが20g/m2 未満であると、
ハンドワイパーとしての吸液性に劣るとともにボリュー
ム感に乏しくハンドリングに欠ける傾向にある。目付け
の上限は特に限定されないが、100g/m2 程度であ
ればよい。
ことが好ましい。目付けが20g/m2 未満であると、
ハンドワイパーとしての吸液性に劣るとともにボリュー
ム感に乏しくハンドリングに欠ける傾向にある。目付け
の上限は特に限定されないが、100g/m2 程度であ
ればよい。
【0014】本発明のハンドワイパーは、前記不織布層
と合成樹脂層とが、間に吸収層を介在させた状態で積層
されてなるものである。このとき積層物は、不織布層と
合成樹脂層とを熱カレンダーロール、超音波融着機、ヒ
ートシール機等を用いた接着方式、また前記方法におい
て、ホットメルト接着剤を用いたり、通常の接着剤によ
る接合方式、糸による縫合等のステッチ加工方式等によ
り形態が保持され、不織布の素材等に応じてこれらの方
式を適宜選択すればよい。例えば熱カレンダーロールや
ヒートシール機を用いる際には、不織布層にホットメル
トタイプの繊維を混ぜると合成樹脂層との接合が強くな
るため好ましい。
と合成樹脂層とが、間に吸収層を介在させた状態で積層
されてなるものである。このとき積層物は、不織布層と
合成樹脂層とを熱カレンダーロール、超音波融着機、ヒ
ートシール機等を用いた接着方式、また前記方法におい
て、ホットメルト接着剤を用いたり、通常の接着剤によ
る接合方式、糸による縫合等のステッチ加工方式等によ
り形態が保持され、不織布の素材等に応じてこれらの方
式を適宜選択すればよい。例えば熱カレンダーロールや
ヒートシール機を用いる際には、不織布層にホットメル
トタイプの繊維を混ぜると合成樹脂層との接合が強くな
るため好ましい。
【0015】
【実施例】次に、実施例に基づき本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定され
るものではない。 実施例1 平均繊度3デニール、平均繊維長28mmの木綿からな
る目付50g/m2 のランダムカードウェブを100メ
ッシュの多孔性支持板上に載置し、水圧50kg/cm
2 Gにて高圧液体柱状流処理を両面より施した後、50
メッシュの多孔性支持板上に載置し、水圧140kg/
cm2 Gで高圧液体柱状流処理を施し、スパンレース不
織布を得た。このスパンレース不織布に50g/m2 の
粉砕パルプを積層し、さらに20μmのポリエチレンフ
ィルムを積層した。面積2mm2の正方形からなる彫刻
が、1.5mm間隔で3列に配された超音波加工ロール
により、ロールの押し圧2kg/cm2 、超音波発信周
波数19.7KHz、送り速度5m/分にて、積層物の
4辺に超音波融着処理を施し、形態保持させて本発明の
ハンドワイパーを得た。
するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定され
るものではない。 実施例1 平均繊度3デニール、平均繊維長28mmの木綿からな
る目付50g/m2 のランダムカードウェブを100メ
ッシュの多孔性支持板上に載置し、水圧50kg/cm
2 Gにて高圧液体柱状流処理を両面より施した後、50
メッシュの多孔性支持板上に載置し、水圧140kg/
cm2 Gで高圧液体柱状流処理を施し、スパンレース不
織布を得た。このスパンレース不織布に50g/m2 の
粉砕パルプを積層し、さらに20μmのポリエチレンフ
ィルムを積層した。面積2mm2の正方形からなる彫刻
が、1.5mm間隔で3列に配された超音波加工ロール
により、ロールの押し圧2kg/cm2 、超音波発信周
波数19.7KHz、送り速度5m/分にて、積層物の
4辺に超音波融着処理を施し、形態保持させて本発明の
ハンドワイパーを得た。
【0016】実施例2 平均繊度3デニール、平均繊維長28mmの木綿と繊度
4デニール、繊維長32mmの熱接着性繊維(メルティ
4080:ユニチカ株式会社製)を混綿比50:50の
割合で混綿して得た目付50g/m2 のランダムカード
ウェブを実施例1と同様にして高圧液体柱状流処理を施
してスパンレース不織布を得た。このスパンレース不織
布に50g/m2 の粉末状の架橋型CMCを散布した粉
砕パルプを積層し、さらに芯がポリエチレンテレフタレ
ート、鞘がポリエチレンからなる芯鞘複合長繊維からな
る目付15g/m2 のスパンボンド不織布にポリエチレ
ンフィルムをラミネートしたシートを積層した。ヒート
シール機を用いて積層物の4辺に熱融着処理を施し、形
態保持させて本発明のハンドワイパーを得た。
4デニール、繊維長32mmの熱接着性繊維(メルティ
4080:ユニチカ株式会社製)を混綿比50:50の
割合で混綿して得た目付50g/m2 のランダムカード
ウェブを実施例1と同様にして高圧液体柱状流処理を施
してスパンレース不織布を得た。このスパンレース不織
布に50g/m2 の粉末状の架橋型CMCを散布した粉
砕パルプを積層し、さらに芯がポリエチレンテレフタレ
ート、鞘がポリエチレンからなる芯鞘複合長繊維からな
る目付15g/m2 のスパンボンド不織布にポリエチレ
ンフィルムをラミネートしたシートを積層した。ヒート
シール機を用いて積層物の4辺に熱融着処理を施し、形
態保持させて本発明のハンドワイパーを得た。
【0017】得られた実施例1および2のハンドワイパ
ーを用いて、実際に印刷機のグラビヤロールのインクの
汚れを拭き取りその拭き取り性能等について評価した。
実施例1および2のハンドワイパーは、共に不織布層か
ら汚れを即座に吸収し、中間層における吸収層に保液し
拭き取り性が良好で、手持ち感に優れたものであった。
中間層に保液された汚れは、合成樹脂層を通り抜けるこ
とはなく、作業者の手を汚すことはなかった。また、拭
き取り面である不織布層は、構成繊維同士が三次元交絡
したスパンレース不織布であり、不織布自体が嵩高であ
るため、柔軟性および吸液性に優れ繊維の脱落のないも
のであった。
ーを用いて、実際に印刷機のグラビヤロールのインクの
汚れを拭き取りその拭き取り性能等について評価した。
実施例1および2のハンドワイパーは、共に不織布層か
ら汚れを即座に吸収し、中間層における吸収層に保液し
拭き取り性が良好で、手持ち感に優れたものであった。
中間層に保液された汚れは、合成樹脂層を通り抜けるこ
とはなく、作業者の手を汚すことはなかった。また、拭
き取り面である不織布層は、構成繊維同士が三次元交絡
したスパンレース不織布であり、不織布自体が嵩高であ
るため、柔軟性および吸液性に優れ繊維の脱落のないも
のであった。
【0018】また、実施例2のハンドワイパーは、フィ
ルム状シート層として、不織布にフィルムをラミネート
したものを用いたため、機械的強度に優れたものであっ
た。
ルム状シート層として、不織布にフィルムをラミネート
したものを用いたため、機械的強度に優れたものであっ
た。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のハンドワイパー
は、作業者の手に接する面が防水性および防油性を有す
る合成樹脂層からなるため、汚れが染み込むことがな
く、従って作業者の手を汚すことがない。また、本発明
のハンドワイパーは、拭き取り面が不織布からなるた
め、糸くず等の繊維の脱落がない。さらに、本発明のハ
ンドワイパーは、中間層に吸収層を存在させることによ
り、優れた吸液性、保液性を発揮し得るものであり、同
時に、ボリュームアップによる手持ち感の向上を図るこ
とができる。
は、作業者の手に接する面が防水性および防油性を有す
る合成樹脂層からなるため、汚れが染み込むことがな
く、従って作業者の手を汚すことがない。また、本発明
のハンドワイパーは、拭き取り面が不織布からなるた
め、糸くず等の繊維の脱落がない。さらに、本発明のハ
ンドワイパーは、中間層に吸収層を存在させることによ
り、優れた吸液性、保液性を発揮し得るものであり、同
時に、ボリュームアップによる手持ち感の向上を図るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 17/00 D06M 17/00 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 吸液性を有する不織布層に吸収層が積層
されており、さらにこの吸収層に防水性および防油性を
有する合成樹脂層が積層されてなることを特徴とするハ
ンドワイパー。 - 【請求項2】 不織布層がスパンレース不織布であるこ
とを特徴とする請求項1記載のハンドワイパー。 - 【請求項3】 吸収層に高吸水性ポリマーを含有してい
ることを特徴とする請求項1記載のハンドワイパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8166959A JPH105162A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ハンドワイパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8166959A JPH105162A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ハンドワイパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105162A true JPH105162A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15840799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8166959A Pending JPH105162A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ハンドワイパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH105162A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019323A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Winner Industries (Shenzhen) Co Ltd | コーティング生地及びその製造方法 |
JP2011167284A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Daio Paper Corp | 産業用ワイプ |
WO2013109801A3 (en) * | 2012-01-19 | 2013-09-19 | Illinois Tool Works Inc. | Cross-contamination prevention wipe |
CN107997704A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-05-08 | 唐冰 | 一种吸油性好的抹布 |
JP2018201576A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 株式会社テラモト | 清掃シートおよびこれを備えた清掃具 |
JP2019147262A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 株式会社リコー | 液体吐出装置用払拭部材、液体吐出ヘッドの払拭装置、液体吐出ヘッドの払拭方法、及び液体吐出装置 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8166959A patent/JPH105162A/ja active Pending
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US10060059B2 (en) | 2012-01-19 | 2018-08-28 | Illinois Tool Works, Inc. | Cross-contamination prevention wipe |
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