JPH04161289A - シート状油吸着材 - Google Patents
シート状油吸着材Info
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- JPH04161289A JPH04161289A JP2289074A JP28907490A JPH04161289A JP H04161289 A JPH04161289 A JP H04161289A JP 2289074 A JP2289074 A JP 2289074A JP 28907490 A JP28907490 A JP 28907490A JP H04161289 A JPH04161289 A JP H04161289A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/20—Controlling water pollution; Waste water treatment
- Y02A20/204—Keeping clear the surface of open water from oil spills
Landscapes
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は水に浮上または懸濁している油類を回収するた
めのシート状油吸着材に関するものである。
めのシート状油吸着材に関するものである。
近来世界的な石油消費の増大につれて油による海洋汚染
は拡大の一途をたどっている。1989年7月フランス
で行なわれたサミットの重要議案の中に自然環境を守る
ための国際協調が提案されているが、この事は油による
海洋汚染がいかに深刻であるかを物語っている。また国
内においても産業排水、とりわけ食品、畜産の排水等に
懸濁している油類が増加し、活性汚泥等排水の処理技術
を困難にしている。
は拡大の一途をたどっている。1989年7月フランス
で行なわれたサミットの重要議案の中に自然環境を守る
ための国際協調が提案されているが、この事は油による
海洋汚染がいかに深刻であるかを物語っている。また国
内においても産業排水、とりわけ食品、畜産の排水等に
懸濁している油類が増加し、活性汚泥等排水の処理技術
を困難にしている。
本発明は、この時期にあたり吸油性、加工性等の性能の
良いシート状油吸着材およびその製造方法を提供し、全
世界の環境保全に寄与せんとするものである。
良いシート状油吸着材およびその製造方法を提供し、全
世界の環境保全に寄与せんとするものである。
カポック繊維が油吸着に極めて優れた素材であることは
特公昭53−47317号公報に記載され、カポック繊
維のシート化に関しては特公昭60−8033号公報に
記載されている。しかし、海洋汚染防止法施行規則第3
3条による吸油量の試験を実施すると、素材はIgに対
し約50程度度の高い吸油量を示すが(特公昭53−4
7317号公報参照)、カポック繊維のシートは、カポ
ック繊維の混入率によるが、せいぜいIgに対し10倍
程度の吸油量しか示さない。
特公昭53−47317号公報に記載され、カポック繊
維のシート化に関しては特公昭60−8033号公報に
記載されている。しかし、海洋汚染防止法施行規則第3
3条による吸油量の試験を実施すると、素材はIgに対
し約50程度度の高い吸油量を示すが(特公昭53−4
7317号公報参照)、カポック繊維のシートは、カポ
ック繊維の混入率によるが、せいぜいIgに対し10倍
程度の吸油量しか示さない。
また、吸油量以外にも、カポック繊維には、加工性の困
難さやコンがない等の使用上の不便さといった欠点があ
った。
難さやコンがない等の使用上の不便さといった欠点があ
った。
本発明者は、既に特願平1−207172号明細書にお
いてカポック繊維及び靭皮繊維を熱溶融繊維で接着、固
定したシート状油吸着材およびニードルパンチ工程を含
むシート状油吸着材の製造方法を提示した。特願平1−
207172号明細書のシート状油吸着材は、吸油性と
加工性に優れたものであるが、ニードルパンチ工程を必
要とすることと比較的高価な靭皮繊維を用いるためコス
トが高くなりやや不利であること、さらに使用の際にカ
ポック繊維が飛散しやすく、また吸油後のシートの強度
が若干不足する傾向があった。空中に飛散したカポック
繊維は大気を汚染し、人間の鼻粘膜を刺激するうえ、水
中に分散すると浮遊物質として水質汚濁の原因となる。
いてカポック繊維及び靭皮繊維を熱溶融繊維で接着、固
定したシート状油吸着材およびニードルパンチ工程を含
むシート状油吸着材の製造方法を提示した。特願平1−
207172号明細書のシート状油吸着材は、吸油性と
加工性に優れたものであるが、ニードルパンチ工程を必
要とすることと比較的高価な靭皮繊維を用いるためコス
トが高くなりやや不利であること、さらに使用の際にカ
ポック繊維が飛散しやすく、また吸油後のシートの強度
が若干不足する傾向があった。空中に飛散したカポック
繊維は大気を汚染し、人間の鼻粘膜を刺激するうえ、水
中に分散すると浮遊物質として水質汚濁の原因となる。
また、吸油後のシート状油吸着材は、海洋汚染防止法施
行規則第33条に適合する必要がある。
行規則第33条に適合する必要がある。
本発明の課題は、近年の油類の回収に対するニーズに応
えた有用なシート状油吸着材を提供することであり、本
発明の目的は以下の3点にある。すなわち、第一の目的
は、低度なシート状油吸着材を提供することであり、第
二の目的は、カポック繊維が飛散しないシート状油吸着
材を提供することであり、第三の目的は、使用後に十分
な強度を有するシート状油吸着材を提供することである
。
えた有用なシート状油吸着材を提供することであり、本
発明の目的は以下の3点にある。すなわち、第一の目的
は、低度なシート状油吸着材を提供することであり、第
二の目的は、カポック繊維が飛散しないシート状油吸着
材を提供することであり、第三の目的は、使用後に十分
な強度を有するシート状油吸着材を提供することである
。
本発明者は上記目的を達成するため、鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第一の目的であるコスト低減には、
特願平1〜207172号明細書における比較的高価な
靭皮繊維に替えて安価な木綿繊維を用いることにより、
原料コストを低減することができ、しかもニードルパン
チ工程を省略しても、繊維の絡合いが良好で吸着量が低
下しないシート状油吸着材を製造することが可能となっ
た。
特願平1〜207172号明細書における比較的高価な
靭皮繊維に替えて安価な木綿繊維を用いることにより、
原料コストを低減することができ、しかもニードルパン
チ工程を省略しても、繊維の絡合いが良好で吸着量が低
下しないシート状油吸着材を製造することが可能となっ
た。
本発明において用いられる木綿繊維は、特に限定されな
いが、で繊維長20〜40mmの木綿繊維が好ましい。
いが、で繊維長20〜40mmの木綿繊維が好ましい。
本発明のシート状油吸着材のカポック繊維と木綿繊維を
接着、固定せさるための熱溶融繊維としては、ポリプロ
ピレン系、ポリエステル系等が挙げられる。例えば、繊
維の芯成分が結晶性ポリエステルで、その外周がポリエ
ステルより融点の低いポリエステルまたはポリエチレン
等のポリオレフィン系ポリマーでコートされた芯鞘型ポ
リエステル系複合繊維、あるいは繊維の芯成分が結晶性
ポリプロピレンで、その外周がポリプロピレンより融点
の低いポリオレフィン系ポリマーでコートされた芯鞘型
ポリプロピレン系複合繊維等を用いることができる。本
発明においては、ポリプロピレン系よりもポリエステル
系の方が天然繊維に対し高い接着力を呈するので、より
好ましい。しかしながら、ポリエステル系繊維の表面は
一般的に親水性であるので撥水処理により表面を親油性
にしたものを用いることが推奨される。また、熱溶融繊
維は細いほうがより好ましい。
接着、固定せさるための熱溶融繊維としては、ポリプロ
ピレン系、ポリエステル系等が挙げられる。例えば、繊
維の芯成分が結晶性ポリエステルで、その外周がポリエ
ステルより融点の低いポリエステルまたはポリエチレン
等のポリオレフィン系ポリマーでコートされた芯鞘型ポ
リエステル系複合繊維、あるいは繊維の芯成分が結晶性
ポリプロピレンで、その外周がポリプロピレンより融点
の低いポリオレフィン系ポリマーでコートされた芯鞘型
ポリプロピレン系複合繊維等を用いることができる。本
発明においては、ポリプロピレン系よりもポリエステル
系の方が天然繊維に対し高い接着力を呈するので、より
好ましい。しかしながら、ポリエステル系繊維の表面は
一般的に親水性であるので撥水処理により表面を親油性
にしたものを用いることが推奨される。また、熱溶融繊
維は細いほうがより好ましい。
これらカポック繊維、木綿繊維および熱溶融繊維の混合
割合は、吸油性、加工性、強度およびコンがある等の使
いやすさの点から、カポック繊維20〜70vt%、木
綿繊維20〜70wt%、熱溶融繊維10〜40wt%
の範囲が好ましい。
割合は、吸油性、加工性、強度およびコンがある等の使
いやすさの点から、カポック繊維20〜70vt%、木
綿繊維20〜70wt%、熱溶融繊維10〜40wt%
の範囲が好ましい。
本発明の第二の目的である、カポック繊維の飛散を防ぐ
ためには、シート状油吸着材の表裏面に熱溶融繊維を付
着させることにより解消される。付着させる熱溶融繊維
としては、ポリプロピレン系またはポリエステル系が挙
げられる。
ためには、シート状油吸着材の表裏面に熱溶融繊維を付
着させることにより解消される。付着させる熱溶融繊維
としては、ポリプロピレン系またはポリエステル系が挙
げられる。
付着量は、シート状油吸着材の厚さにより異なるが、ン
−ト状油吸層材当り5〜10wt%が好ましい。5wt
%未満では、カポック繊維の飛散防止効果が不十分であ
り、1Ovt%を超えると吸油量が低下するため好まし
くない。
−ト状油吸層材当り5〜10wt%が好ましい。5wt
%未満では、カポック繊維の飛散防止効果が不十分であ
り、1Ovt%を超えると吸油量が低下するため好まし
くない。
本発明の第三の目的である、使用後のシート状油吸着材
の強度の向上には、シート状油吸着材の表裏面を縫製す
る方法または7一ト状油吸着材の中間に未晒ガーゼ状布
帛を配してシート状油吸着材の表裏面を縫製する方法が
ある。
の強度の向上には、シート状油吸着材の表裏面を縫製す
る方法または7一ト状油吸着材の中間に未晒ガーゼ状布
帛を配してシート状油吸着材の表裏面を縫製する方法が
ある。
縫製するには、通常のミシンを用いてソート状油吸着材
の表裏面の周囲もしくは対角線状に木綿糸等で縫製すれ
ばよい。
の表裏面の周囲もしくは対角線状に木綿糸等で縫製すれ
ばよい。
中間に配する未晒ガーゼ状布帛の配合量は、ンート状油
吸層材当り5〜]Owt%である。5wt%未満では、
十分な強度が得られず、]Ott%を超えると運輸省規
格の破断強度は充分に満足するが、反面経済性、吸油量
の低下を招き好ましくない。本発明において未晒しのガ
ーゼ状布帛としたのは、吸水を防止するためである。
吸層材当り5〜]Owt%である。5wt%未満では、
十分な強度が得られず、]Ott%を超えると運輸省規
格の破断強度は充分に満足するが、反面経済性、吸油量
の低下を招き好ましくない。本発明において未晒しのガ
ーゼ状布帛としたのは、吸水を防止するためである。
本発明のシート状油吸着材を製造する方法は特に限定さ
れないが、以下のような実施態様がある。例えば請求項
1のシート状油吸着材を製造するにはカポック繊維、木
綿繊維および熱溶融繊維を混合し、シート状に成形した
後、加熱冷却すればよい。請求項5のシート状油吸着材
の製造方法としては、カポック繊維、木綿繊維および熱
溶融繊維を混合し、シート状に成形した後、シート状成
形体の表裏面に熱溶融繊維を付着させた後、加熱冷却し
、必要に応じて木綿糸等でシートの周囲または対角線を
縫製する方法がある。請求項6のシート状油吸着材の製
造方法としては、カポック繊維、木綿繊維および熱溶融
繊維を混合し、シート状に成形した後、未晒ガーゼ状布
帛をこのシート体で挟み込み表裏面に熱溶融繊維を付着
させた後、加熱冷却し、必要に応じて木綿糸等でシート
状油吸着材の周囲または対角線を縫製する方法がある。
れないが、以下のような実施態様がある。例えば請求項
1のシート状油吸着材を製造するにはカポック繊維、木
綿繊維および熱溶融繊維を混合し、シート状に成形した
後、加熱冷却すればよい。請求項5のシート状油吸着材
の製造方法としては、カポック繊維、木綿繊維および熱
溶融繊維を混合し、シート状に成形した後、シート状成
形体の表裏面に熱溶融繊維を付着させた後、加熱冷却し
、必要に応じて木綿糸等でシートの周囲または対角線を
縫製する方法がある。請求項6のシート状油吸着材の製
造方法としては、カポック繊維、木綿繊維および熱溶融
繊維を混合し、シート状に成形した後、未晒ガーゼ状布
帛をこのシート体で挟み込み表裏面に熱溶融繊維を付着
させた後、加熱冷却し、必要に応じて木綿糸等でシート
状油吸着材の周囲または対角線を縫製する方法がある。
本発明のシート状油吸着材を製造する際の加熱方法は特
に限定されないが、例えばシートの上方より熱風を与え
下方より吸引する加熱方法が挙げられる。
に限定されないが、例えばシートの上方より熱風を与え
下方より吸引する加熱方法が挙げられる。
本発明のシート状油吸着材を使用する態様としては、水
面上に浮いている油に対しては、ソート状油吸着材を投
下すればよく、また水に懸濁した油の場合はシート状油
吸着材を濾過材として用いればよい。
面上に浮いている油に対しては、ソート状油吸着材を投
下すればよく、また水に懸濁した油の場合はシート状油
吸着材を濾過材として用いればよい。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例1
カポック繊維、木綿繊維および熱溶融繊維を第1表に示
す割合で混合し、シート状に成形した後、このソート体
の上方より熱風(1800c)を送り、下方より吸引す
る方法により加熱した。冷却後、シート体を所定の大き
さにカットしたものと、周囲を木綿糸で縫製したソート
状油吸着材を調製した。得られたシート状油吸着材の吸
油量、吸水量および吸油後の破断強度を以下の方法によ
り測定した。その結果を第1表に示した。
す割合で混合し、シート状に成形した後、このソート体
の上方より熱風(1800c)を送り、下方より吸引す
る方法により加熱した。冷却後、シート体を所定の大き
さにカットしたものと、周囲を木綿糸で縫製したソート
状油吸着材を調製した。得られたシート状油吸着材の吸
油量、吸水量および吸油後の破断強度を以下の方法によ
り測定した。その結果を第1表に示した。
カポック繊維はジャワ産のもの、木綿繊維は繊維長20
〜40mrnのもの、ポリエステル繊維は鐘紡株式会社
製「ベルコンビ(商品名)」06デニールのもの、ポリ
プロピレン繊維はチッソ株式会社製rES (商品名)
」08デニールのものをそれぞれ使用した。
〜40mrnのもの、ポリエステル繊維は鐘紡株式会社
製「ベルコンビ(商品名)」06デニールのもの、ポリ
プロピレン繊維はチッソ株式会社製rES (商品名)
」08デニールのものをそれぞれ使用した。
各実施例シートの吸油量、吸水量、破断強度を測定した
結果を第1表に示す。なお、各測定方法は次の通りであ
る。
結果を第1表に示す。なお、各測定方法は次の通りであ
る。
(吸油量の測定)
IOc田X]Ocmの試験片を20±1°CのB重油の
曲面に浮かべ、5分間静置した後、これを直径1mmの
針金をふるい目の長さ17mmのメッンユ状に編んだ金
網上に5分間放置し、試験片の重量′を測定し、試験片
の重さ1g当りの吸油量を算出する。
曲面に浮かべ、5分間静置した後、これを直径1mmの
針金をふるい目の長さ17mmのメッンユ状に編んだ金
網上に5分間放置し、試験片の重量′を測定し、試験片
の重さ1g当りの吸油量を算出する。
(吸水量の測定)
]Ocmx ]Ocmの試験片を20±1℃の水面上に
浮かべ、5分間静置する。次いで、上記(吸油量の測定
)で用いたのと同じ金網の上に5分間静置した後に試験
片の重量を測定し、試験片1g当りの吸水量を算出する
。
浮かべ、5分間静置する。次いで、上記(吸油量の測定
)で用いたのと同じ金網の上に5分間静置した後に試験
片の重量を測定し、試験片1g当りの吸水量を算出する
。
また、容積1cm’当りの吸油量、吸水量も同様の測定
方法により測定したが、いずれの実施例のシート状油吸
着材も運輸省令で定められた油吸着材に要求される性能
、すなわちB重油吸油量0.8g/ cm’以上、吸水
量0.1g/ cm3以下を十分満足するものであった
。
方法により測定したが、いずれの実施例のシート状油吸
着材も運輸省令で定められた油吸着材に要求される性能
、すなわちB重油吸油量0.8g/ cm’以上、吸水
量0.1g/ cm3以下を十分満足するものであった
。
(破断強度の測定)
シート状油吸着材を縦50 cm、横50cmにカット
し、その任意の一端から10 cmの任意の位置に直径
8IL1mのフックをかけて吊し、その鉛直方向に30
cm離した位置に秤量した錘を吊し破断時の錘重量を破
断強度とする。
し、その任意の一端から10 cmの任意の位置に直径
8IL1mのフックをかけて吊し、その鉛直方向に30
cm離した位置に秤量した錘を吊し破断時の錘重量を破
断強度とする。
(以下余白)
実施例2
カポック繊維20%、木綿繊維50%および熱溶融繊維
30%を混合し、シート状に成形した後シート体の表裏
面に熱溶融繊維を付着させ、このシート体の上方より熱
風(180°C)を送り、下方より吸引する方法により
加熱した。冷却後、シート体を所定の大きさにカットし
たものと、周囲を木綿糸で縫製したシート状油吸着材を
調製した。
30%を混合し、シート状に成形した後シート体の表裏
面に熱溶融繊維を付着させ、このシート体の上方より熱
風(180°C)を送り、下方より吸引する方法により
加熱した。冷却後、シート体を所定の大きさにカットし
たものと、周囲を木綿糸で縫製したシート状油吸着材を
調製した。
得られたシート状油吸着材の吸水量、吸油量、カポック
繊維飛散量および破断強度を測定した。吸水量および吸
油量の測定は実施例1に準じ、飛散繊維量は以下の方法
に従った。測定結果を第2表に示す。
繊維飛散量および破断強度を測定した。吸水量および吸
油量の測定は実施例1に準じ、飛散繊維量は以下の方法
に従った。測定結果を第2表に示す。
(飛散繊維の測定方法)
縦35げ、横30CIIIS深さ6cmのハツトに約5
リツトルの水を入れ、試験片をバットに投じ、5分後バ
ット水面に浮遊している繊維の数を目視により判定し、
以下の基準に従って評価する。
リツトルの水を入れ、試験片をバットに投じ、5分後バ
ット水面に浮遊している繊維の数を目視により判定し、
以下の基準に従って評価する。
× ・ 多く認められる
△・・わずかに認められる
○・・・はとんど認められない
第2表
実施例3
カポック繊維20%、木綿繊維50%および熱溶融繊維
30%を混合し、ソート状に成形した後、第3表に示し
た量の未晒カーセ状布帛をこのソート体で挟み込みソー
ト体の表裏面に熱溶融繊維を付着させ、このシート体の
上方より熱風(180°C)を−送り、下方より吸引す
る方法により加熱した。
30%を混合し、ソート状に成形した後、第3表に示し
た量の未晒カーセ状布帛をこのソート体で挟み込みソー
ト体の表裏面に熱溶融繊維を付着させ、このシート体の
上方より熱風(180°C)を−送り、下方より吸引す
る方法により加熱した。
冷却後、シート体を所定の大きさにカットしたものの周
囲を木綿糸で縫製したシート状油吸着材を調製した。得
られたシート状油吸着材の吸水量、吸油量、カポック繊
維飛散量および吸油後の破断強度を測定した。測定方法
は、実施例1および2に準じて行なった。
囲を木綿糸で縫製したシート状油吸着材を調製した。得
られたシート状油吸着材の吸水量、吸油量、カポック繊
維飛散量および吸油後の破断強度を測定した。測定方法
は、実施例1および2に準じて行なった。
第3表
〔発明の効果〕
本発明によれば、比較的高価な靭皮繊維を使用しないた
め原料コストを低減することができ、しかもニードルパ
ンチ工程を省略できるため製造工程の簡略化が図られる
ため低度なシート状油吸着材を得ることが可能となった
。さらに吸油性と加工性に優れカポック繊維が飛散せず
、しかも吸油後のシートが十分な強度を有し、回収の容
易なシート状油吸層材得ることができる。これは、近年
のシート状油吸着材に対するニーズにも応えた有用な発
明である。
め原料コストを低減することができ、しかもニードルパ
ンチ工程を省略できるため製造工程の簡略化が図られる
ため低度なシート状油吸着材を得ることが可能となった
。さらに吸油性と加工性に優れカポック繊維が飛散せず
、しかも吸油後のシートが十分な強度を有し、回収の容
易なシート状油吸層材得ることができる。これは、近年
のシート状油吸着材に対するニーズにも応えた有用な発
明である。
−他3名
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カポック繊維、木綿繊維および熱溶融繊維とからな
り、前記カポック繊維および木綿繊維が熱溶融繊維によ
り接着、固定されているシート状油吸着材。 2 カポック繊維が20〜70wt%、木綿繊維が20
〜70wt%および熱溶融繊維が10〜40wt%であ
ることを特徴とする請求項1記載のシート状油吸着材。 3 熱溶融繊維がポリプロピレンまたはポリエステルで
あることを特徴とする請求項1または2記載のシート状
油吸着材。 4 シート状油吸着材の表裏面が縫製されていることを
特徴とする請求項1ないし3記載のシート状油吸着材。 5 カポック繊維、木綿繊維および熱溶融繊維とからな
り、前記カポック繊維および木綿繊維が熱溶融繊維によ
り接着、固定されているシート状油吸着材において、シ
ート状油吸着材の表裏面に熱溶融繊維層を付着させたこ
とを特徴とするシート状油吸着材。 6 カポック繊維、木綿繊維および熱溶融繊維とからな
り、前記カポック繊維および木綿繊維が熱溶融繊維によ
り接着、固定されているシート状油吸着材において、中
間に未晒ガーゼ状布帛を配し、シート状油吸着材の表裏
面に熱溶融繊維層を付着させ、表裏面が縫製されたこと
を特徴とするシート状油吸着材。 7 シート状油吸着材の表裏面の熱溶融繊維がポリプロ
ピレンまたはポリエステルである請求項5または6記載
のシート状油吸着材。 8 シート状油吸着材の表裏面の熱溶融繊維の付着量が
シート状油吸着材当り5〜10wt%である請求項5ま
たは6記載のシート状油吸着材。 9 未晒ガーゼ状布帛の量が、シート状油吸着材当り5
〜10wt%である請求項5記載のシート状油吸着材。 10 シート状油吸着材の表裏面が縫製されている請求
項5記載のシート状油吸着材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289074A JPH04161289A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | シート状油吸着材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289074A JPH04161289A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | シート状油吸着材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04161289A true JPH04161289A (ja) | 1992-06-04 |
Family
ID=17738490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2289074A Pending JPH04161289A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | シート状油吸着材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04161289A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5310590A (en) * | 1993-02-04 | 1994-05-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Stitchbonded articles |
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NL2000086C2 (nl) * | 2006-06-02 | 2007-12-04 | M H B Achtereekte Beheer B V | Werkwijze en inrichting voor vervaardiging van materialen van hydrofobe holle natuurvezels en gebruik daarvan. |
FR2934476A1 (fr) * | 2008-08-01 | 2010-02-05 | Oreal | Dispositif d'application d'un produit cosmetique comprenant des fibres de kapok, et procede associe |
JP2020090732A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 旭化成アドバンス株式会社 | わた |
JP2023026147A (ja) * | 2021-08-13 | 2023-02-24 | 青島紗支紡織科技有限公司 | 綿、機能性材、綿の機能性材としての使用、綿を含む製品、機能を示す方法、及び綿の製造方法 |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP2289074A patent/JPH04161289A/ja active Pending
Cited By (14)
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