JPH10307648A - コンピュータシステムおよびそのクーリング制御方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよびそのクーリング制御方法

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JPH10307648A
JPH10307648A JP9119640A JP11964097A JPH10307648A JP H10307648 A JPH10307648 A JP H10307648A JP 9119640 A JP9119640 A JP 9119640A JP 11964097 A JP11964097 A JP 11964097A JP H10307648 A JPH10307648 A JP H10307648A
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temperature
fan
cooling
cpu
air
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Shinichi Suzuki
真市 鈴木
Hiroaki Yokomichi
宏明 横道
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    • G06F1/206Cooling means comprising thermal management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S388/00Electricity: motor control systems
    • Y10S388/923Specific feedback condition or device
    • Y10S388/934Thermal condition

Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却対象のデバイスに応じて使用するクーリン
グ方式を切り替えることにより、ファンを用いてクーリ
ングを行うシステムの低ノイズ化、低消費電力化を図
る。 【解決手段】CPU11、HDD19、およびPCカー
ドコントローラ20それぞれの近くには温度センサA,
B,Cが設けられており、個々のデバイスの温度変化が
それら温度センサによって監視される。ある温度センサ
が対応するデバイスの温度が閾値温度以上であることを
検出すると、その温度センサを識別することによりどの
デバイスが冷却が必要なデバイスであるかが判断され、
そのデバイスにあった回転速度で空冷ファンが回転され
る。これにより、各デバイスの温度特性に合致した強さ
の空冷を実現できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムに関し、特にシステム内のデバイスの過熱を防止す
るための機能を持つコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作
可能なラップトップタイプまたはノートブックタイプの
パーソナルコンピュータが種々開発されている。この種
のパーソナルコンピュータに於いては、CPUの高性能
化が進められており、これによってユーザは快適な使用
環境を容易に手にすることが可能になってきている。
【0003】しかし、CPUの高性能化に伴い、CPU
の発熱量が大きくなり、その熱による障害が問題となっ
てきている。つまり、CPUからの発熱により、コンピ
ュータ内の温度が他の部品の動作補償温度を越えてしま
ったり、CPU自体がその熱によって誤動作するなどの
問題が生じている。
【0004】そこで、最近では、CPUの周辺に配置さ
れた温度センサによってCPUの温度を監視し、発熱が
大きい場合には空冷用のファンによってCPUを冷却す
るなどの手法が採用され始めている。この場合、CPU
の温度があらかじめ設定されたファン回転開始温度に達
すると空冷用ファンの回転が開始され、CPUの冷却が
行われる。そして、CPU温度があらかじめ設定された
ファン回転停止温度以下になると、空冷用ファンの回転
が停止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パーソナル
コンピュータにおいては、実際には、熱源となるデバイ
スはCPUだけではなく、たとえばハードディスクドラ
イブやPCカードコンローラなどについてもかなりの高
温を発する。
【0006】しかし、空冷用ファンを用いた従来のクー
リング制御方法では、一個の温度センサしか用いられて
ないため、CPU温度が低下すると、その時のハードデ
ィスクドライブやPCカードコンローラなどの他のデバ
イスがたとえ過熱状態であったとしても、ファンの回転
は停止されてしまう。このため、ハードディスクドライ
ブやPCカードコンローラなどに対しては十分なクーリ
ングを行うことができないという問題があった。
【0007】この問題は、前述のファン回転開始温度、
つまりファン回転を開始するCPU温度の値を十分に低
めに設定しておくことによってある程度は解決すること
が可能であるが、このようにすると、今度は、ハードデ
ィスクドライブやPCカードコンローラの温度が低くそ
の冷却が不要なときであってもファンが回転してしま
い、無駄なファン回転による電力消費やノイズの増大と
いった問題が生じることになる。
【0008】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、過熱からの保護が必要な複数のデバイスそ
れぞれに合った冷却方式を使用することが可能なコンピ
ュータシステムおよびそのクーリング制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によるコンピュ
ータシステムは、空冷ファンと、冷却対象の複数のデバ
イスそれぞれの周辺に設けられ、各々がその対応するデ
バイス周辺の温度を検出する複数の温度センサと、所定
の閾値温度以上を検出した温度センサを識別し、その温
度センサに対応するデバイスに応じて前記空冷ファンの
回転速度を可変制御するファン回転速度制御手段とを具
備することを特徴とする。
【0010】このコンピュータシステムにおいては、冷
却対象のデバイス毎に温度センサが設けられており、個
々のデバイスの温度変化がそれぞれ監視される。そし
て、閾値温度以上を検出した温度センサを識別すること
により、どのデバイスが冷却が必要なデバイスであるか
が判断され、そのデバイスにあった回転速度で空冷ファ
ンが回転される。これにより、各デバイスの温度特性に
合致した強さの空冷を実現できるようになる。また、閾
値温度はセンサ毎に別個に設定することができるので、
空冷の強度だけでなく、空冷開始温度についてもデバイ
ス毎に最適な値に設定することができる。よって、無駄
に空冷ファンに回転させることなく、デバイス個々の過
熱対策を講じることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0012】図1には、この発明の第1実施形態に係わ
るコンピュータシステムの構成が示されている。このコ
ンピュータシステムは、ラップトップタイプまたはノー
トブックタイプのポータブルパーソナルコンピュータシ
ステムであり、図示のように、CPU11、システムコ
ントローラ12、システムメモリ13、BIOS−RO
M14、リアルタイムクロック(RTC)15、電源コ
ントローラ16、キーボードコントローラ17、通信用
ゲートアレイ18、ハードディスクドライブ19、PC
−カードコントローラ20、空冷用電動ファン21、フ
ァン駆動制御回路22、および3つの温度センサA,
B,Cを備えている。
【0013】CPU11としては、例えば、米インテル
社により製造販売されているマイクロプロセッサ“pe
ntium”などが使用される。CPU11はPLL回
路を内蔵しており、このPLL回路は外部クロックCL
Kに基づいてその外部クロックCLKと同一またはそれ
よりも高速の内部クロックCLK2を生成する。このC
PU11は、図2に示されているように、電力消費の異
なる3つの動作ステート、つまり、ノーマルステート
(Normal State)、ストップグラントステ
ート(Stop Grant State)、およびス
トップクロックステート(STOP Clock St
ate)を有している。
【0014】ノーマルステートはCPU11の通常の動
作ステートであり、命令はこのノーマルステートにおい
て実行される。このノーマルステートは電力消費の最も
多いステートであり、その消費電流は〜700mA程度
である。
【0015】最も電力消費の少ないのはストップクロッ
クステートであり、その消費電流は〜30μA程度であ
る。このストップクロックステートにおいては、命令の
実行が停止されるだけでなく、外部クロックCLKおよ
び内部クロックCLK2も停止されている。
【0016】ストップグラントステートは、ノーマルス
テートとストップクロックステートの中間の動作ステー
トであり、その消費電流は20〜55mA程度と比較的
少ない。ストップグラントステートにおいては、命令は
実行されない。また、外部クロックCLKおよび内部ク
ロックCLK2は共にランニング状態であるが、CPU
内部ロジック(CPUコア)への内部クロックCLK2
の供給は禁止される。このストップグラントステートは
外部クロックCLKの停止可能なステートであり、この
ストップグラントステートにおいて外部クロックCLK
を停止すると、CPU11はストップグラントステート
からストップクロックステートに移行する。
【0017】ノーマルステートとストップグラントステ
ート間の遷移は、ストップクロック(STPCLK#)
信号によって高速に行うことができる。
【0018】すなわち、ノーマルステートにおいてCP
U11に供給されるSTPCLK#信号がイネーブルつ
まりアクティブステートに設定されると、CPU11
は、現在実行中の命令が完了後、次の命令を実行するこ
と無く、内部のパイプラインをすべて空にしてから、ス
トップグラントサイクルを実行して、ノーマルステート
からストップグラントステートに移行する。一方、スト
ップグラントステートにおいてSTPCLK#信号がデ
ィスエーブルつまりインアクティブステートに設定され
ると、CPU11は、ストップグラントステートからノ
ーマルステートに移行し、次の命令の実行を再開する。
【0019】また、ストップグラントステートからスト
ップクロックステートへの移行は、外部クロックCLK
を停止することによって瞬時に行われる。ストップクロ
ックステートにおいてCPU11への外部クロックCL
Kの供給が再開されると、1ms後にCPU11はスト
ップグラントステートに移行する。このようにストップ
クロックステートからの復帰には時間がかかる問題があ
る。
【0020】以上のように、ストップグラントステート
は、ノーマルステートに比べ非常にローパワーであり、
且つSTPCLK#信号によってノーマルステート、つ
まり命令実行状態に高速に復帰できるという特徴を持っ
ている。このため、このシステムでは、CPU動作速度
を低下させるための機能として、ストップグラントステ
ートを利用している。
【0021】さらに、図1のCPU11は、次のような
システム管理機能を備えている。
【0022】すなわち、CPU11は、アプリケーショ
ンプログラムやOSなどのプログラムを実行するための
リアルモード、プロテクトモード、仮想86モードの
他、システム管理モード(SMM;System Ma
nagement mode)と称されるシステム管理
または電力管理専用のシステム管理プログラムを実行す
るための動作モードを有している。
【0023】リアルモードは、最大で1Mバイトのメモ
リ空間をアクセスできるモードであり、セグメントレジ
スタで表されるベースアドレスからのオフセット値で物
理アドレスが決定される。プロテクトモードは1タスク
当たり最大4Gバイトのメモリ空間をアクセスできるモ
ードであり、ディスクプリタテーブルと称されるアドレ
スマッピングテーブルを用いてリニアアドレスが決定さ
れる。このリニアアドレスは、ページングによって最終
的に物理アドレスに変換される。仮想86モードは、リ
アルモードで動作するように構成されたプログラムをプ
ロテクトモードで動作させるためのモードであり、リア
ルモードのプログラムはプロテクトモードにおける1つ
のタスクとして扱われる。
【0024】システム管理モード(SMM)は疑似リア
ルモードであり、このモードでは、ディスクプリタテー
ブルは参照されず、ページングも実行されない。システ
ム管理割込み(SMI;System Managem
ent Interrupt)がCPU11に発行され
た時、CPU11の動作モードは、リアルモード、プロ
テクトモード、または仮想86モードから、SMMにス
イッチされる。SMMでは、システム管理またはパワー
セーブ制御専用のシステム管理プログラムが実行され
る。
【0025】SMIはマスク不能割込みNMIの一種で
あるが、通常のNMIやマスク可能割込みINTRより
も優先度の高い、最優先度の割り込みである。このSM
Iを発行することによって、システム管理プログラムと
して用意された種々のSMIサービスルーチンを、実行
中のアプリケーションプログラムやOS環境に依存せず
に起動することができる。このコンピュータシステムに
おいては、OS環境に依存せずに、システム内部のデバ
イスのクーリングを実現するために、このSMIを利用
して電動ファン21の回転制御およびCPU11の動作
速度制御が行われる。
【0026】システムコントローラ12は、このシステ
ム内のメモリやI/Oを制御するためのゲートアレイで
あり、ここにはCPU11へのSMI信号およびSTP
CLK#信号の発生を制御するためのハードウェアが組
み込まれている。
【0027】システムメモリ13は、オペレーティング
システム、処理対象のアプリケーションプログラム、お
よびアプリケーションプログラムによって作成されたユ
ーザデータ等を格納する主メモリである。SMRAM
(System Management RAM)50
は、メインメモリ13のアドレス30000Hから3F
FFFHまでのアドレス空間にマッピングされるオ−バ
レイであり、SMI信号がCPU11に入力された時だ
けアクセス可能となる。ここで、SMRAMがマッピン
グされるアドレス範囲は固定ではなく、SMBASEと
称されるレジスタによって4GバイトのCPメモリアド
レス空間の任意の場所に変更することが可能である。S
MBASEレジスタは、SMM中でないとアクセスでき
ない。SMBASEレジスタの初期値は、アドレス30
00Hである。
【0028】CPU11がSMMに移行する時には、C
PUステータス、つまりSMIが発生された時のCPU
11のレジスタ等が、SMRAM50にスタック形式で
セーブされる。このSMRAM50には、BIOS−R
OM14のシステム管理プログラムを呼び出すための命
令が格納されている。この命令は、CPU11がSMM
に入った時に最初に実行される命令であり、この命令実
行によってシステム管理プログラムに制御が移る。
【0029】BIOS−ROM14は、BIOS(Ba
sic I/O System)を記憶するためのもの
であり、プログラム書き替えが可能なようにフラッシュ
メモリによって構成されている。BIOSは、リアルモ
ードで動作するように構成されている。このBIOSに
は、システムブート時に実行されるIRTルーチンと、
各種I/Oデバイスを制御するためのデバイスドライバ
と、システム管理プログラムが含まれている。システム
管理プログラムは、SMMにおいて実行されるプログラ
ムであり、CPU動作速度の制御や電動ファン21の回
転制御を行うためのSMI処理ルーチンなどを含むSM
Iプログラムと、実行するSMIルーチンを決定するた
めのSMIハンドラ等を含んでいる。
【0030】SMIハンドラは、SMIが発生した時に
CPU11によって最初に呼び出されるBIOS内のプ
ログラムであり、これによって、SMIの発生要因のチ
ェックや、その発生要因に対応したSMIルーチンの呼
び出しが実行される。
【0031】RTC15は、独自の動作用電池を持つ時
計モジュールであり、その電池から常時電源が供給され
るCMOSメモリを有している。このCMOSメモリ
は、システム動作環境を示すセットアップ情報の格納等
に利用される。このセットアップ情報には、冷却モード
として“Performance”モードと“Quie
t”モードの2つのモードが用意されており、どちらの
モードを使用するかはユーザが指定することができる。
【0032】“Performance”モードは、C
PU11の動作性能を低下させずに、システム内部の温
度を低下するモードである。このモードでは、温度セン
サA,B,Cそれぞれによって検出されたCPU温度、
HDD温度、PCカードコントローラ周辺温度に基づい
て、ファン19の回転・停止のタイミング、および回転
速度が制御される。
【0033】“Quiet”モードは、ノイズ源となる
電動ファン21を使用せずに、CPU11の発熱量を低
下させるモードである。このモードでは、CPU11の
温度が所定温度以上に上がると、CPU11の動作速度
が低下される。これは、定期的にCPU11をストップ
グラントステートに設定して、CPU11を断続的に動
作させる事によって行われる。
【0034】また、このシステムでは、これらモードを
所定のキー入力操作によって切り替えるためのホットキ
ー機能が設けられている。ここで、ホットキーとは、シ
ステム動作環境の設定/変更のために行う各種動作モー
ド切り替え等をCPU11に対して直接的に要求するた
めのキーであり、キーボード上の特定の幾つかのキーが
そのホットキーとして割り当てられている。このホット
キーが操作されると、CPU11によって提供されるシ
ステム動作環境の設定/変更に係わる幾つかの機能が直
接呼び出され、実行される。このホットキー処理におい
ては、通常のキーデータ送信の場合とは異なり、CPU
11にSMIが発行され、これによってホットキーが押
されたことがCPU11に通知される。SMIを利用し
たホットキーの技術は、例えば本出願人によって出願さ
れた特願平4−272479号公報に記載されている。
【0035】電源コントローラ16は、電源回路を制御
してシステム内の各ユニットに電源を供給するものであ
り、1チップマイクロコンピュータを内蔵している。こ
の電源コントローラ16は、リセットスイッチのオン/
オフ、メイン電源スイッチのオン/オフ、バッテリ残存
容量、ACアダプタの接続の有無、ディスプレイパネル
開閉検出スイッチのオン/オフなどの状態管理を初め、
温度センサA,B,Cを利用してCPU11、HDD1
9、およびPCカードコントローラ20の温度を監視し
ている。
【0036】この場合、温度センサA,B,Cには、C
PU11、HDD19、およびPCカードコントローラ
20の温度特性にそれぞれあった閾値温度が設定されて
いる。すなわち、温度センサAにはファン回転開始を示
す閾値温度A2とファン回転停止を閾値温度A1(A2
>A1)が割り当てられており、同様に、温度センサB
にはファン回転開始を示す閾値温度B2とファン回転停
止を示す閾値温度B1(B2>B1)が、温度センサC
にはファン回転開始を示す閾値温度C2とファン回転停
止を示す閾値温度C1(C2>C1)が割り当てられて
いる。ファン回転開始温度よりもファン回転停止温度が
低いのは、十分なクーリングを行った後にファンの回転
を停止するためである。これら各ファン回転開始温度お
よびファン回転停止温度の値はシステムパワーオン時に
IRTによって電源コントローラ16に設定される。
【0037】システム内で最も高温となるのはCPU1
1であり、次に、HDD16、PCカード周辺と続く。
このため、閾値温度の温度関係は、A2>B2>C2、
A1>B1>C1となっている。
【0038】電源コントローラ16は、温度センサA,
B,Cそれぞれによる検出温度と、対応するファン回転
開始温度A2,B2,C2およびファン回転停止温度A
1,B1,C1とを常時比較し、ある温度センサがファ
ン回転開始温度またはファン回転停止温度に達したと
き、SMIにてそれをCPU11に通知する。
【0039】この場合、SMIを利用した電源コントロ
ーラ16からCPU11への情報通知は、次の手順で行
われる。
【0040】ここでは、CPU11の温度に着目し、温
度センサAを例に取る。温度センサAによって検出され
たCPU11の温度がA2以上になった場合や、A1以
下になった場合、電源コントローラ16からCPU11
にSMIが発行される。この場合、電源コントローラ1
6は、まず、温度センサAのIDと、温度上昇によるS
MIか温度低下によるSMIかを示す情報を通信用ゲー
トアレイ18のステータスレジスタにセットする。次い
で、電源コントローラ16は、SMI発生フラグを通信
用ゲートアレイ18のSMI発生用レジスタにセットす
る。これにより、通信用ゲートアレイ18からSMI
(ここでは、PS−SMI)が発生され、それがシステ
ムコントローラ12を介してCPU11に供給される。
【0041】SMIルーチンは、通信用ゲートアレイ1
8のステータスレジスタから温度センサID、および温
度上昇/下降情報を読みとる。温度センサIDから温度
センサAであることが識別される。また温度上昇/下降
情報から温度上昇によるSMIか、下降によるSMIで
あるかが識別される。温度センサAによって検知された
温度上昇に起因するSMIである場合には、SMIルー
チンは、CPU11、HDD19、PCカードコントロ
ーラ20それぞれに対応するクーリング方式A,B,C
の中で、CPU11の冷却に最も好適なクーリング方式
Aを選択し、そのクーリング方式Aで定義された回転速
度でファン21を回転させる。ここで、ファン21の回
転速度はクーリング方式A,B,Cの順に低く設定され
ている。もしもクーリング方式Aの実施中に温度センサ
BによるSMIが発生したとしても、クーリング方式A
はクーリング方式Bよりも強力な空冷であるため、クー
リング方式Aが優先となり、クーリング方式Bは実施さ
れない。クーリング方式B,Cが有効となるのは、温度
センサAによって検出されたCPU11の温度がA1以
下となることによって、クーリング方式Aが解除された
後である。
【0042】同様に、クーリング方式Bの実施中に温度
センサCによるSMIが発生しても、クーリング方式B
を優先し、クーリング方式Cは実施しない。クーリング
方式Cが有効となるのは、温度センサBによって検出さ
れたHDD19の温度がB1以下となることによって、
クーリング方式Bが解除された後である。
【0043】キーボードコントローラ17は、コンピュ
ータ本体に組み込まれている標準装備の内蔵キーボード
を制御するためのものであり、内蔵キーボードのキーマ
トリクスをスキャンして押下キーに対応する信号を受け
とり、それを所定のキーコード(スキャンコード)に変
換する。キーボードコントローラ17は2つの通信ポー
トP1,P2を有しており、通信ポートP1はシステム
バス1に接続され、通信ポートP2はゲートアレイ18
に接続されている。
【0044】内蔵キーボード上に設けられているホット
キーに対応するキーコード(例えば、Fn + F2キ
ー)は、通信ポートP2からゲートアレイ18に送ら
れ、そのゲートアレイ18内のステータスレジスタにセ
ットされる。この場合、ゲートアレイ17からはSMI
(HOTキーSMI)が発生され、これによってCPU
11にホットキーがオンされたことが通知される。
【0045】一方、ホットキー以外の他のキーコード
は、通常通り、通信ポートP1からシステムバス1に出
力される。
【0046】空冷用電動ファン21は排気用ファンであ
り、これによりコンピュータ本体に設けられた吸気口か
ら排気口に向かって外気が導入され、コンピュータ本体
内の暖かい空気が外部に排出される。このファン22の
回転数は、CPU11の制御の下、駆動制御回路20に
よって可変制御される。
【0047】温度センサA,B,Cは、前述したように
それぞれCPU11、HDD19、およびPCカード周
辺の温度を検出するためのものであり、各々サーミスタ
などによって構成されている。
【0048】次に、システムコントローラ12に設けら
れた、SMIおよびSTPCLK#の発生制御のための
ハードウェア構成について説明する。
【0049】システムコントローラ12においては、C
PU11に外部クロックCLKを供給するクロック発生
回路121、CPU11にSMIを供給するSMI発生
回路122、STPCLK#の発生制御を行うストップ
クロック制御回路123、STPCLK#の発生間隔を
制御するストップクロックインターバルタイマ124、
CPU11をストップグラントステートに保持する期間
を制御するストップクロックホールドタイマ125、お
よびこれらタイマ124,125のタイムアウトカウン
ト値をプログラマブルにするためのレジスタ群126が
設けられている。
【0050】このシステムでは、CPU11の動作速度
低下を実現するために、ストップグラントステートとノ
ーマルステートとをある時間間隔で交互に繰り返すため
の制御が行われる。以下、この制御動作について、図3
を参照して説明する。
【0051】ストップクロックインターバルタイマ12
4は、レジスタ群126にストップクロックインターバ
ル時間がセットされると、その時間毎に定期的にタイム
アウト出力を発生する。このタイムアウト出力に応答し
て、ストップクロック制御回路123はSTPCLK#
をアクティブステートに設定する。また、ストップクロ
ックホールドタイマ125は、STPCLK#がアクテ
ィブステートに設定されてから、レジスタ群126にセ
ットされたホールド時間だけ経過した時にタイムアウト
出力を発生する。このタイムアウト出力に応答して、ス
トップクロック制御回路123はSTPCLK#をイン
アクティブステートに戻す。
【0052】STPCLK#がアクティブステートに設
定されると、CPU11はグラントサイクルを実行した
後、ノーマルステートからストップグラントステートに
移行する。そして、STPCLK#がインアクティブス
テートに戻されるまで、ストップグラントステートに維
持される。
【0053】従って、CPU11はストップグラントス
テートとノーマルステートとをある時間間隔で交互に繰
り返すので、その平均動作速度が低下される。この場
合、動作速度の低下の割合は、ストップクロックインタ
ーバル時間とホールド時間との比によって決定される。
【0054】次に、図4乃至図6を参照して、このシス
テムに用意された2つの冷却モード(“Perform
ance”モード、“Quiet”モード)について詳
細に説明する。
【0055】図4には、このシステムで使用されるセッ
トアップ画面の一例が示されている。
【0056】図示のように、このセットアップ画面に
は、システム動作環境を規定するための設定情報とし
て、メモリに関する設定情報、ディスプレイに関する設
定情報、ハードディスクに関する設定情報、I/Oポー
トに関する設定情報、パスワード登録に関する設定情
報、およびその他の設定情報(OTHERS)が表示さ
れる。このセットアップ画面はBIOS−ROMのセッ
トアップルーチンなどによって提供されるものであり、
キーボードからの所定のコマンド入力によって呼び出す
ことができ、このセットアップ画面上で設定した動作環
境にポータブルコンピュータを設定することができる。
【0057】このセットアップ画面におけるその他の設
定情報(OTHERS)内には、バッテリセーブモード
(Battery Save Mode)の設定状態を
規定するための複数の項目が含まれている。このシステ
ムでは、バッテリセーブモードとして、フルパワーモー
ド(Full Power)、ローパワーモード(Lo
w Power)、ユーザセッティングモード(Use
r Setting)の3つのモードがある。
【0058】(1)フルパワーモードは高性能動作のた
めの動作モードであり、フルパワーモードにおける環境
設定の内容は、図5(a)のようなウインドウ表示によ
ってユーザに提示される。すなわち、フルパワーモード
においては、処理速度は高速(High)に設定され、
その他、CPUスリープ機能などは無効状態(Disa
ble)に設定される。
【0059】また、このフルパワーモードにおいては、
冷却モード(Cooling Method)は“Pe
rformance”モードに設定される。
【0060】(2)ロウパワーモードは、バッテリ使用
時間を延ばすための低消費電力化のための動作モードで
あり、ロウパワーモードにおける環境設定の内容は、図
5(b)のようなウインドウ表示によってユーザに提示
される。すなわち、ロウパワーモードにおいては、処理
速度は低速(Low)に設定され、その他、CPUスリ
ープ機能などは有効状態(Enable)に設定され
る。
【0061】また、このロウパワーモードにおいては、
冷却モード(Cooling Method)は“Qu
iet”モードに設定される。
【0062】(3)ユーザセッティングモードは、ユー
ザがセットアッププログラムで設定した各バッテリセー
ブオプション情報にしたがって動作環境を規定するモー
ドであり、図5(C)のようなウインドウ上で項目毎に
動作状態を設定することがでできる。この場合、冷却モ
ード(Cooling Method)については、
“Performance”モードと“Quiet”モ
ードのどちらを選択することもできる。
【0063】これら3つのバッテリセーブモードと冷却
モード(Cooling Method)との関係を図
6に示す。
【0064】図6から分かるように、バッテリセーブモ
ードと冷却モードとは互いに連係されており、AC電源
使用時に利用される事が多いフルパワーモードにおいて
は、Cooling MethodとしてCPU速度を
優先した“Performance”モードが利用され
る。一方、バッテリ駆動時に使用される事が多いローパ
ワーモードにおいては、Cooling Method
としては低消費電力を優先した“Quiet”モードが
利用される。
【0065】これら3つのモード(フルパワーモード、
ロウパワーモード、ユーザセッティングモード)は、セ
ットアップ画面を利用せずに、前述したホットキー操作
(Fn+F2)によって順番に切り替える(フルパワー
モード、ロウパワーモード、ユーザセッティングモード
の順にトグルさせる)こともできる。
【0066】次に、“Performance”モード
と“Quiet”モードそれぞれにおける冷却動作につ
いて説明する。
【0067】(1)“Quiet”モードは、ノイズ源
となる空冷ファン21を用いずにシステムを冷却するモ
ードであり、温度センサAによって検知されたCPU1
1の温度に基づいて、CPU11の動作速度が制御され
る。この場合、前述の閾値温度A2はCPU動作スピー
ドダウン要求を示すSMIを発行する温度として用いら
れ、またA1はCPU動作スピードアップ要求を示すS
MIを発行する温度として用いられる。
【0068】(2)“Performance”モード
においては、空冷ファン21を用いたクーリングが実行
される。この場合、空冷ファン21の回転速度は、以下
のように4段階に可変設定される。
【0069】0:停止 1:動作弱 2:動作中 3:動作強 どの回転速度を用いるかは、前述したようにSMI発生
要因となった温度センサIDによって決定される。
【0070】温度センサA,B,Cそれぞれに設定され
た閾値温度と、実施されるクーリング方式、および空冷
ファン21の回転速度との対応関係を図7に示す。
【0071】図7から分かるように、温度センサAによ
ってCPU温度が閾値温度A2以上になったことが検出
された場合には、CPU11の温度特性にあったクーリ
ング方式Aが実施される。この場合の空冷ファン21の
回転速度は、fan=3、つまり「動作強」に設定され
る。クーリング方式Aの実施は、温度センサAによって
CPU温度が閾値温度A1以下になったことが検出され
た場合に解除される。この場合の空冷ファン21の回転
速度は、fan=0、つまり「停止」される。同様に、
温度センサBによってHDD温度が閾値温度B2以上に
なったことが検出された場合には、HDD19の温度特
性にあったクーリング方式Bが実施される。この場合の
空冷ファン21の回転速度は、fan=2、つまり「動
作中」に設定される。クーリング方式Bの実施は、温度
センサBによってHDD温度が閾値温度B1以下になっ
たことが検出された場合に解除される。この場合の空冷
ファン21の回転速度は、fan=0、つまり「停止」
される。
【0072】また、温度センサCによってPCカード周
辺温度が閾値温度C2以上になったことが検出された場
合には、PCカードコントローラ周辺の温度特性にあっ
たクーリング方式Cが実施される。この場合の空冷ファ
ン21の回転速度は、fan=1、つまり「動作弱」に
設定される。クーリング方式Cの実施は、温度センサC
によってPCカード周辺温度が閾値温度C1以下になっ
たことが検出された場合に解除される。この場合の空冷
ファン21の回転速度は、fan=0、つまり「停止」
される。
【0073】図8には、システム内の温度上昇時および
下降時におけるファン回転速度の変化の様子が示されて
いる。
【0074】ここでは、閾値温度の上下関係は、 A2>B2>A1>C2>B1>C1 である場合を想定している。この場合、もし温度センサ
C,B,Aの順で温度検知対象デバイス周辺の温度がC
2,B2,A2以上になったことが検出されたと仮定す
ると、ファン回転速度は、図8(A)のように、fan
=0,1,2,3の順で段階的に速くなる。
【0075】一方、各デバイスの温度低下時において
は、ファン回転速度は原理的には図8(B)のように変
化する。すなわち、fan=3のクーリング(クーリン
グ方式A)はクーリング方式B(fan=2)よりも優
先であるため、クーリング方式Aが一旦実施されると、
CPU温度がA1以下になるまで他のクーリング方式へ
の切り替えは行われない。同様に、fan=2のクーリ
ング(クーリング方式B)はクーリング方式C(fan
=1)よりも優先であるため、クーリング方式Bが一旦
実施されると、HDD温度がB1以下になるまでクーリ
ング方式Cへの切り替えは行われない。
【0076】図9には、“Performance”モ
ードにおけるクーリング制御の第2の例が示されてい
る。
【0077】ここでは、CPU温度が閾値温度A2以上
になった場合には、空冷ファン21を用いたクーリング
(fan=3)とCPU動作速度の低下(low)とが
組み合わされ、HDD温度が閾値温度B2以上になった
場合、およびPCカード周辺温度が閾値温度C2以上に
なった場合のクーリングは前述の例と同様に空冷ファン
21の制御のみで行われる。これにより、CPU11が
過熱したときは最も冷却効果の高いクーリング方式を適
用できるようになり、いち早くCPU11を冷却するこ
とが可能となる。図9のクーリング制御を行った場合に
おけるシステム内の温度上昇時および下降時におけるフ
ァン回転速度の変化の様子を図10(A),(B)に示
す。
【0078】次に、図11のフローチャートを参照し
て、SMIルーチンによって実行される“Perfor
mance”モードにおけるクーリング制御処理の手順
について説明する。
【0079】SMIルーチンは、電源コントローラ16
からのSMIによって起動されると、まず、通信用ゲー
トアレイ18のステータスレジスタから温度センサI
D、および温度上昇/下降情報を読みとる(ステップS
101)。
【0080】SMIルーチンは、読みとった温度センサ
IDから温度センサAによるSMIであるか否かを調べ
(ステップS102)、温度センサAによるSMIであ
れば、温度上昇/下降のいずれに起因するSMIである
かを判断する(ステップS103)。温度上昇に伴う温
度センサAからのSMIであれば、SMIルーチンは、
クーリング方式Aの設定(fan=3、または fan
=3、およびCPU=low)を行う(ステップS10
4)。一方、温度下降に伴う温度センサAからのSMI
であれば、SMIルーチンは、クーリング方式Aの設定
解除(fan=0、または fan=0、およびCPU
=high)を行う(ステップS105)。
【0081】温度センサAによるSMIではない場合に
は、まず、クーリング方式Aが実行中であるか否かが調
べられ(ステップS106)、実行中であれば、その時
点でSMIルーチンは終了する。これにより、クーリン
グ方式Aの実行中においては、クーリング方式B,Cへ
の切り替えは禁止される。
【0082】クーリング方式Aが実行中でなければ、ス
テップS101で読みとった温度センサIDから温度セ
ンサBによるSMIであるか否かを調べ(ステップS1
07)、温度センサBによるSMIであれば、温度上昇
/下降のいずれに起因するSMIであるかを判断する
(ステップS108)。温度上昇に伴う温度センサBか
らのSMIであれば、SMIルーチンは、クーリング方
式Bの設定(fan=2)を行う(ステップS10
9)。一方、温度下降に伴う温度センサBからのSMI
であれば、SMIルーチンは、クーリング方式Bの設定
解除(fan=0)を行う(ステップS110)。
【0083】温度センサBによるSMIではない場合に
は、クーリング方式Bが実行中であるか否かが調べられ
(ステップS111)、実行中であれば、その時点でS
MIルーチンは終了する。これにより、クーリング方式
Bの実行中においては、クーリング方式Cへの切り替え
は禁止される(クーリング方式Aへの切り替えは可
能)。
【0084】クーリング方式Bが実行中でなければ、ス
テップS101で読みとった温度センサIDから温度セ
ンサCによるSMIであるか否かを調べ(ステップS1
12)、温度センサCによるSMIであれば、温度上昇
/下降のいずれに起因するSMIであるかを判断する
(ステップS113)。温度上昇に伴う温度センサCか
らのSMIであれば、SMIルーチンは、クーリング方
式Cの設定(fan=1)を行う(ステップS11
4)。一方、温度下降に伴う温度センサCからのSMI
であれば、SMIルーチンは、クーリング方式Cの設定
解除(fan=0)を行う(ステップS115)。
【0085】図12には、図11のクーリング制御を行
った場合におけるシステム内の温度変化の一例が示され
ている。
【0086】図12において、実線はCPU温度、一点
鎖線はHDD温度、二点鎖線はPCカード周辺温度を示
している。なお、この図12においては、その説明を簡
単にするために、CPU温度、HDD温度、PCカード
周辺温度間の相関関係については無視している。
【0087】図12の例においては、まず、最初に、C
PU温度が閾値温度A2に達っすることにより、クーリ
ング方式Aによるクーリングが開始されている。クーリ
ング方式Aによるクーリング中にHDD温度がB2に達
するが、クーリング方式Aによるクーリングはそのまま
維持される。そして、CPU温度が閾値温度A1以下に
なった時点でクーリング方式Aの設定が解除される。こ
の後、HDD温度がB2に達すると、クーリング方式B
によるクーリングが開始される。クーリング方式Bによ
るクーリング中にCPU温度が閾値温度A2に再び達っ
すると、クーリング方式Bからクーリング方式Aへの切
り替えが行われる。
【0088】以上のように、第1実施形態においては、
CPU11、HDD19、およびPCカードコントロー
ラ20それぞれの近くに温度センサA,B,Cを設け、
それらCPU11、HDD19、およびPCカードコン
トローラ20毎に異なる閾値温度とクーリング方式を割
り当てることにより、冷却が必要なデバイスそれぞれに
合った適切なファン回転速度でそのデバイスのクーリン
グを行うことができる。
【0089】よって、従来のようにファン回転を開始す
るCPU温度を、CPUの温度特性で決まる本来のファ
ン回転開始温度よりも低く設定するといった制御を行う
ことなく、HDD19、およびPCカード周辺の冷却を
行うことが可能となり、無駄に空冷ファン21に回転さ
せることなく、デバイス個々の過熱対策を講じることが
できるようになる。
【0090】次に、この発明の第2実施形態について説
明する。
【0091】図13には、この発明の第2実施形態に係
るパーソナルコンピュータのシステム構成が示されてい
る。
【0092】このシステムにおいては、3つの空冷用電
動ファン21a,21b,21cが設けられており、第
1実施形態における多段階のファン回転数制御の代わり
に、同時に駆動するファン数を可変制御する構成であ
る。
【0093】すなわち、CPU11、HDD19、およ
びPCカードコントローラ20それぞれの近くに温度セ
ンサA,B,Cを設け、それらCPU11、HDD1
9、およびPCカードコントローラ20毎に異なる閾値
温度とクーリング方式を割り当てる点は第1実施形態と
同じであり、異なるのは、冷却が必要なデバイスそれぞ
れに合った冷却強度を、同時に駆動するファン数を可変
制御することで行う点だけである。
【0094】次に、図14を参照して、第2実施形態に
おける“Performance”モードと“Quie
t”モードそれぞれにおける冷却動作について説明す
る。
【0095】(1)“Quiet”モードは、ノイズ源
となる空冷ファン21a,21b,21cを用いずにシ
ステムを冷却するモードであり、第1実施形態と同様に
して、温度センサAによって検知されたCPU11の温
度に基づいてCPU11の動作速度が制御される。この
場合、前述の閾値温度A2はCPU動作スピードダウン
要求を示すSMIを発行する温度として用いられ、また
A1はCPU動作スピードアップ要求を示すSMIを発
行する温度として用いられる。
【0096】(2)“Performance”モード
においては、空冷ファン21a,21b,21cを選択
的に用いたクーリングが実行される。この場合、同時に
駆動される空冷ファンの数は、以下のように4段階に可
変設定される。
【0097】0:全停止 1:1つ動作 2:2つ動作 3:3つ動作 同時に何個の空冷ファンを駆動するかは、SMI発生要
因となった温度センサIDなどに基づいて決定される。
【0098】温度センサA,B,Cそれぞれに設定され
た閾値温度と、実施されるクーリング方式、および同時
に駆動される空冷ファン数との対応関係を図15に示
す。
【0099】図15から分かるように、温度センサAに
よってCPU温度が閾値温度A2以上になったことが検
出された場合には、CPU11の温度特性にあったクー
リング方式Aが実施される。この場合の同時駆動ファン
数は、fan=3、つまり「3つ動作」に設定される。
クーリング方式Aの実施は、温度センサAによってCP
U温度が閾値温度A1以下になったことが検出された場
合に解除される。この場合の同時駆動ファン数は、fa
n=0、つまり「全停止」にされる。
【0100】同様に、温度センサBによってHDD温度
が閾値温度B2以上になったことが検出された場合に
は、HDD19の温度特性にあったクーリング方式Bが
実施される。この場合の同時駆動空冷ファン数は、fa
n=2、つまり「2つ動作」に設定される。クーリング
方式Bの実施は、温度センサBによってHDD温度が閾
値温度B1以下になったことが検出された場合に解除さ
れる。この場合の同時駆動空冷ファン数は、fan=
0、つまり「全停止」にされる。
【0101】また、温度センサCによってPCカード周
辺温度が閾値温度C2以上になったことが検出された場
合には、PCカードコントローラ周辺の温度特性にあっ
たクーリング方式Cが実施される。この場合の同時駆動
空冷ファン数は、fan=1、つまり「1つ動作」に設
定される。クーリング方式Cの実施は、温度センサCに
よってPCカード周辺温度が閾値温度C1以下になった
ことが検出された場合に解除される。この場合の同時駆
動空冷ファン数は、fan=0、つまり「全停止」にさ
れる。
【0102】閾値温度の上下関係は、 A2>B2>A1>C2>B1>C1 である。この場合、もし温度センサC,B,Aの順で温
度検知対象デバイス周辺の温度がC2,B2,A2以上
になったことが検出されたと仮定すると、同時駆動ファ
ン数は、fan=0,1,2,3の順で段階的に増え
る。
【0103】一方、各デバイスの温度低下時において
は、fan=3のクーリング(クーリング方式A)はク
ーリング方式B(fan=2)よりも優先であるため、
クーリング方式Aが一旦実施されると、CPU温度がA
1以下になるまで他のクーリング方式への切り替えは行
われない。同様に、fan=2のクーリング(クーリン
グ方式B)はクーリング方式C(fan=1)よりも優
先であるため、クーリング方式Bが一旦実施されると、
HDD温度がB1以下になるまでクーリング方式Cへの
切り替えは行われない。
【0104】図16には、第2実施形態における“Pe
rformance”モード時のクーリング制御の第2
の例が示されている。
【0105】ここでは、CPU温度が閾値温度A2以上
になった場合には、空冷ファン21a,21b,21c
を用いたクーリング(fan=3)とCPU動作速度の
低下(low)とが組み合わされ、HDD温度が閾値温
度B2以上になった場合、およびPCカード周辺温度が
閾値温度C2以上になった場合のクーリングは前述の例
と同様に駆動する空冷ファン数の制御のみで行われる。
これにより、CPU11が過熱したときは最も冷却効果
の高いクーリング方式を適用できるようになり、いち早
くCPU11を冷却することが可能となる。
【0106】次に、この発明の第3実施形態について説
明する。
【0107】図17には、この発明の第3実施形態に係
るパーソナルコンピュータのシステム構成が示されてい
る。
【0108】このシステムにおいては、3つの空冷用電
動ファン21a,21b,21cがそれぞれCPU1
1、HDD19、PCカードコントローラ20に隣接し
て設けられており、冷却対象デバイスに対応するファン
を駆動制御する構成である。
【0109】すなわち、温度センサAによってCPU1
1の冷却が必要であることが検出されるとファン21a
が回転され、同様に、温度センサBによってHDD19
の冷却が必要であることが検出されるとファン21b
が、温度センサCによってPCカード周辺の冷却が必要
であることが検出されるとファン21cが回転される。
このように、冷却対象デバイス毎に駆動するファンを変
えることにより、各デバイス毎に最適なクーリングを実
現できる。
【0110】次に、図18を参照して、第3実施形態に
おける“Performance”モードと“Quie
t”モードそれぞれにおける冷却動作について説明す
る。
【0111】(1)“Quiet”モードは、ノイズ源
となる空冷ファン21a,21b,21cを用いずにシ
ステムを冷却するモードであり、第1実施形態と同様に
して、温度センサAによって検知されたCPU11の温
度に基づいてCPU11の動作速度が制御される。この
場合、前述の閾値温度A2はCPU動作スピードダウン
要求を示すSMIを発行する温度として用いられ、また
A1はCPU動作スピードアップ要求を示すSMIを発
行する温度として用いられる。
【0112】(2)“Performance”モード
においては、空冷ファン21a,21b,21cを選択
的に用いたクーリングが実行される。この場合、空冷フ
ァン21a(FAN−A),21b(FAN−B),2
1c(FAN−C)の各々は、以下のようにオン・オフ
の2段階の動作制御が行われる。
【0113】FAN−A 0:全停止 1:動作 FAN−B 0:全停止 1:動作 FAN−C 0:全停止 1:動作 どのファンをオン・オフ制御するかは、SMI発生要因
となった温度センサIDなどに基づいて決定される。
【0114】温度センサA,B,Cそれぞれに設定され
た閾値温度と、実施されるクーリング方式、およびオン
・オフ制御される空冷ファンとの対応関係を図19に示
す。図19から分かるように、温度センサAによってC
PU温度が閾値温度A2以上になったことが検出された
場合には、CPU11の温度特性にあったクーリング方
式Aが実施される。この場合のファン制御は、FAN−
A=1、つまりFAN−Aが「動作」状態に設定され
る。クーリング方式Aの実施は、温度センサAによって
CPU温度が閾値温度A1以下になったことが検出され
た場合に解除される。この場合、FAN−A=0、つま
りFAN−Aが「停止」状態に設定される。
【0115】同様に、温度センサBによってHDD温度
が閾値温度B2以上になったことが検出された場合に
は、HDD19の温度特性にあったクーリング方式Bが
実施される。この場合のファン制御は、FAN−B=
1、つまりFAN−Bが「動作」状態に設定される。ク
ーリング方式Bの実施は、温度センサBによってHDD
温度が閾値温度B1以下になったことが検出された場合
に解除される。この場合のファン制御は、FAN−B=
0、つまりFAN−Bが「停止」状態に設定される。
【0116】また、温度センサCによってPCカード周
辺温度が閾値温度C2以上になったことが検出された場
合には、PCカードコントローラ周辺の温度特性にあっ
たクーリング方式Cが実施される。この場合のファン制
御は、FAN−C=1、つまりFAN−Cが「動作」状
態に設定される。クーリング方式Cの実施は、温度セン
サCによってPCカード周辺温度が閾値温度C1以下に
なったことが検出された場合に解除される。この場合の
ファン制御は、FAN−C=0、つまりFAN−Cが
「停止」状態に設定される。
【0117】閾値温度の上下関係は、 A2>B2>A1>C2>B1>C1 である。この場合、もし温度センサC,B,Aの順で温
度検知対象デバイス周辺の温度がC2,B2,A2以上
になったことが検出されたと仮定すると、ファン21c
(FAN−C)、ファン21b(FAN−B)、ファン
21a(FAN−A)の順で動作状態に設定される。し
たがって、デバイス毎のファン制御ではあっても、全体
的には段階的にクーリング強度が切り替えられることに
なる。
【0118】一方、各デバイスの温度低下時において
は、クーリング方式間に優先度の関係はなく、ファン回
転停止温度以下になったことが検出されたデバイス毎
に、対応するファンの動作が停止される。
【0119】図20には、第3実施形態における“Pe
rformance”モード時のクーリング制御の第2
の例が示されている。
【0120】ここでは、CPU温度が閾値温度A2以上
になった場合には、空冷ファン21aを用いたクーリン
グ(FAN−A=1)とCPU動作速度の低下(lo
w)とが組み合わされ、HDD温度が閾値温度B2以上
になった場合、およびPCカード周辺温度が閾値温度C
2以上になった場合のクーリングは前述の例と同様に対
応するファンの駆動制御のみで行われる。これにより、
CPU11が過熱したときは最も冷却効果の高いクーリ
ング方式を適用できるようになり、いち早くCPU11
を冷却することが可能となる。
【0121】以上のように、第1乃至第3実施形態にお
いては、複数の温度センサA,B,Cを用いてデバイス
毎にその周辺温度を管理する事により、過熱したデバイ
スに応じて最適なクーリング方式(ファン回転数、同時
駆動ファン数、使用するファンの選択、ファン制御とC
PU動作速度との組み合わせ)を選択できるようにな
り、より少ないノイズおよび電力消費で効率よくクーリ
ングを行うことが可能となる。
【0122】なお、以上の説明では、温度センサA,
B,Cそれぞれに対して閾値温度の値が固定的に決めら
れている場合について説明したが、これら各閾値温度の
値をユーザが変更できるようにするためのユーザインタ
ーフェースを設けることが好ましい。以下、図21およ
び図22を参照して、このユーザインタフェースについ
て説明する。
【0123】図21は、セットアップ画面で提供される
フルパワーモードにおける環境設定情報の内容が示され
ている。この画面は図5(a)に相当するものである
が、ここでは、さらに、クーリングレベルメニュー(C
ooling Level Menue)という項目が
追加されている。この項目は、冷却対象のデバイス毎に
その冷却開始温度の値を変化させるためのものであり、
「Normal」においては、システムで予め決められ
た値の閾値温度(A2,A1,B2,B1,C2,C
1)が用いられる。ユーザが画面上でクーリングレベル
メニューを「User」に変更すると、図22のクーリ
ングレベルメニュー設定ウインドウが現れる。
【0124】このクーリングレベルメニュー設定ウイン
ドウには、図示のように、CPU冷却開始温度、HDD
冷却開始温度、およびPCカード周辺の冷却開始温度を
それぞれ調整するための3つのスケールが表示される。
各スケール上のカーソル位置はNormalモードでは
右端に位置されている。このカーソル位置は、システム
で規定されたデフォルトの冷却開始温度を示している。
このデフォルトの冷却開始温度の値は、最高レベル、つ
まりシステム動作を保証できる範囲の中の最大値に設定
されている。
【0125】ユーザはカーソルを左に移動することによ
り、各デバイスの冷却開始温度をシステム値よりも低く
設定し直すことができる。しかし、システム値よりも高
く設定することはできない。高く設定すると、システム
動作が保障されない危険があるためである。
【0126】たとえば、CPU冷却開始温度調整スケー
ル上のカーソルをユーザがマウスドラッキング操作など
によって左に移動させると、その冷却開始温度を示す閾
値(A2)の値は低下される。このA2の値の変化に連
動して、A2>A1の関係が維持されるように、A1の
値は自動的に変更される。
【0127】また、CPU冷却開始温度調整スケール上
のカーソルが左端に移動されたときは、実際のCPU温
度とは無関係に全てのファンが常時回転され続ける最大
クーリングモードに設定される。この場合、ファンが1
個の第1実施形態においては、温度センサA,B,Cに
よる検出温度とは無関係にファン21が常に最大強度で
回転されることになる。
【0128】クーリングレベルメニュー設定ウインドウ
上で変更されたクーリングレベルの内容、電源コントロ
ーラ16に反映される。これにより、以降のSMIの発
生は、変更されたクーリングレベルに従って制御され
る。
【0129】図23には、第1実施形態のシステムの吸
気機構の変形例が示されている。
【0130】ここでは、コンピュータ本体に設けられた
吸気口に隣接した位置に吸気用の電動ファン500が追
加されている。この電動ファン500を回転することに
より、空気循環が高められ、より強力なクーリングを実
現することが可能となる。したがって、たとえば、この
電動ファン500を上述のクーリング方式Aのときに回
転させ、クーリング方式B,Cのときに電動ファン50
0の回転を停止させることにより、CPU温度が過熱し
て強力なクーリングが必要になったときにCPU温度を
急速に低下させることが可能となる。このような吸気用
ファン500との連動によるクーリング制御は、第2お
よび第3実施形態に対しても同様にして適用することが
できる。この場合、第3実施形態においては、CPU冷
却用のファン21aの回転・停止と連動して吸気用ファ
ン500の回転・停止を制御すればよい。
【0131】また、クーリング方式A,B,Cのいずれ
かが実施されているとき吸気用ファン500を回転さ
せ、どのクーリング方式も実行されてないときに吸気用
ファン500を停止させるといった制御を行ってもよ
い。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、デバイス毎に設けた温度センサによって各デバイス
の温度を管理することにより、各デバイスの温度特性に
合致した最適なクーリング方式で各デバイスを冷却でき
るようになる。よって、無駄に空冷ファンに回転させる
ことなく、デバイス個々に対する過熱対策を効率よく講
じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係わるコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のシステムに設けられたCPU
の3つの動作ステートを説明するための図。
【図3】同第1実施形態のシステムで使用されるCPU
動作性能制御動作を説明するための図。
【図4】同第1実施形態のシステムで使用されるセット
アップ画面の一例を示す図。
【図5】図4のセットアップ画面上にウインドウ表示さ
れるバッテリセーブオプションの内容を説明するための
図。
【図6】同第1実施形態のシステムに用意された3つの
バッテリセーブモードと2つの冷却モードとの対応関係
を説明するための図。
【図7】同第1実施形態のシステムにおけるデバイス毎
の温度とクーリング方式との関係を説明するための図。
【図8】同第1実施形態のシステムにおけるファン回転
速度の変化の様子を示す図。
【図9】同第1実施形態のシステムにおけるデバイス毎
の温度とクーリング方式との関係の他の例を説明するた
めの図。
【図10】同第1実施形態のシステムにおけるファン回
転速度およびCPU動作速度の変化の様子を示す図。
【図11】同第1実施形態のシステムにおけるクーリン
グ制御処理の手順を説明するためのフローチャート。
【図12】図11のクーリング制御処理を実行した場合
における各デバイスの温度変化の様子を示す図。
【図13】この発明の第2実施形態に係わるコンピュー
タシステムの構成を示すブロック図。
【図14】同第2実施形態のシステムに用意された3つ
のバッテリセーブモードと2つの冷却モードとの対応関
係を説明するための図。
【図15】同第2実施形態のシステムにおけるデバイス
毎の温度とクーリング方式との関係を説明するための
図。
【図16】同第2実施形態のシステムにおけるデバイス
毎の温度とクーリング方式との関係の他の例を説明する
ための図。
【図17】この発明の第3実施形態に係わるコンピュー
タシステムの構成を示すブロック図。
【図18】同第3実施形態のシステムに用意された3つ
のバッテリセーブモードと2つの冷却モードとの対応関
係を説明するための図。
【図19】同第3実施形態のシステムにおけるデバイス
毎の温度とクーリング方式との関係を説明するための
図。
【図20】同第3実施形態のシステムにおけるデバイス
毎の温度とクーリング方式との関係の他の例を説明する
ための図。
【図21】この発明の各実施形態で用いられるセットア
ップ画面の変形例を示す図。
【図22】この発明の各実施形態で用いられるクーリン
グレベル設定ウインドウの一例を示す図。
【図23】この発明の各実施形態で用いられる吸気構造
を説明するための図。
【符号の説明】
11…CPU 12…システムコントローラ 13…メインメモリ 14…BIOS−ROM 16…電源コントローラ 17…キーボードコントローラ 19…HDD 20…PCカードコントローラ 21,21a,21b,21c…排気用電動ファン 123…ストップクロック制御回路 124…ストップクロックインターバルタイマ 125…ストップクロックホールドタイマ A,B,C…温度センサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空冷ファンと、 冷却対象の複数のデバイスそれぞれの周辺に設けられ、
    各々がその対応するデバイス周辺の温度を検出する複数
    の温度センサと、 所定の閾値温度以上を検出した温度センサを識別し、そ
    の温度センサに対応するデバイスに応じて前記空冷ファ
    ンの回転速度を可変制御するファン回転速度制御手段と
    を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数のデバイスにはそれぞれファン
    回転開始を示す閾値温度およびそのときのファン回転速
    度が割り当てられており、 前記ファン回転速度制御手段は、温度センサがそれに対
    応するデバイスの温度が前記デバイスに対応する閾値温
    度以上になったことを検出したとき、その温度センサに
    対応するデバイスに割り当てられたファン回転速度で前
    記空冷ファンを回転させることを特徴とする請求項1記
    載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記複数の温度センサの1つは前記コン
    ピュータシステムのCPUの周辺に配置されており、 前記CPUの近くに配置された温度センサがそれに割り
    当てられた所定の閾値温度以上の温度を検出したとき、
    前記CPUの動作速度を低下させる手段をさらに具備す
    ることを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ファン回転速度制御手段は、 前記複数の温度センサの中のいずれかがそれに割り当て
    られた所定の閾値温度以上の温度を検出したとき、その
    温度センサを示す温度センサIDを、割り込み信号を利
    用して前記コンピュータシステムのCPUに通知する手
    段を含み、 前記CPUは、 前記通知された温度センサIDに基づいて前記空冷ファ
    ンの回転速度を決定し、前記空冷ファンの回転速度がそ
    の決定した回転速度になるように前記空冷ファンを制御
    することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記空冷ファンは、前記複数のデバイス
    が収容されている前記コンピュータシステム内から外部
    に空気を排出する排気ファンであり、 外部から前記コンピュータシステム内部に外気を取り込
    む吸気ファンをさらに具備することを特徴とする請求項
    1記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 空冷ファンと、 冷却対象の複数のデバイスそれぞれの周辺に設けられ、
    各々がその対応するデバイス周辺の温度を検出する複数
    の温度センサと、 これら複数の温度センサによって検出された前記複数の
    デバイスそれぞれの周辺温度と、前記冷却対象の各デバ
    イス毎に予め決められたファン回転開始温度及びファン
    回転停止温度とに基づいて、前記空冷ファンの回転を制
    御するファン制御手段とを具備することを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記ファン制御手段は、 ファン回転開始温度を越えたデバイスに応じて前記空冷
    ファンの回転速度を可変制御することを特徴とする請求
    項6記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 複数の空冷ファンと、 冷却対象の複数のデバイスそれぞれの周辺に設けられ、
    各々がその対応するデバイス周辺の温度を検出する複数
    の温度センサと、 所定の閾値温度以上を検出した温度センサを識別し、そ
    の温度センサに対応するデバイスに応じて、駆動する空
    冷ファンの数を可変制御するファン数制御手段とを具備
    することを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 冷却対象の複数のデバイスそれぞれの周
    辺に設けられた複数の空冷ファンと、 前記冷却対象の複数のデバイスそれぞれの周辺に設けら
    れ、各々がその対応するデバイス周辺の温度を検出する
    複数の温度センサと、 所定の閾値温度以上を検出した温度センサを識別し、そ
    の温度センサに対応するデバイス周辺の空冷ファンを駆
    動する手段とを具備することを特徴とするコンピュータ
    システム。
  10. 【請求項10】 CPUと、 空冷ファンと、 冷却対象の複数のデバイスそれぞれの周辺に設けられ、
    各々がその対応するデバイス周辺の温度を検出する複数
    の温度センサと、 所定の閾値温度以上を検出した温度センサに対応するデ
    バイスに応じて使用すべきクーリング方式を選択し、そ
    のクーリング方式にて前記空冷ファンを駆動する手段と
    を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 空冷ファンと、冷却対象の複数のデバ
    イスそれぞれの周辺に設けられ、各々がその対応するデ
    バイス周辺の温度を検出する複数の温度センサとを有す
    るコンピュータシステムで使用され、そのコンピュータ
    システムをクーリングするクーリング制御方法であっ
    て、 前記複数の温度センサの中で所定の閾値温度以上を検出
    した温度センサを識別し、 その温度センサによって所定の閾値温度以上であること
    が検出されたデバイスに応じて、前記空冷ファンの回転
    速度を可変制御することを特徴とするクーリング制御方
    法。
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