JPH11110085A - ポータブルコンピュータ - Google Patents

ポータブルコンピュータ

Info

Publication number
JPH11110085A
JPH11110085A JP9265883A JP26588397A JPH11110085A JP H11110085 A JPH11110085 A JP H11110085A JP 9265883 A JP9265883 A JP 9265883A JP 26588397 A JP26588397 A JP 26588397A JP H11110085 A JPH11110085 A JP H11110085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
speed
electric fan
temperature
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9265883A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Yamanaka
勇二 山中
Kunihei Kitahara
地平 北原
Hiroyuki Oda
博幸 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9265883A priority Critical patent/JPH11110085A/ja
Publication of JPH11110085A publication Critical patent/JPH11110085A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの選択に応じてCPUの動作速度の低下
と電動ファンの回転という2つの冷却機能を有効に組み
合わせてCPUの過熱を効果的に防止する。 【解決手段】CPU11の動作速度の低下と電動ファン
19の回転という2つのCPU冷却機能が設けられてお
り、ユーザによる冷却モードの設定に応じてそれら2つ
の冷却機能を有効に組み合わせてCPUの過熱を効果的
に防止する。すなわち、ユーザによって“Quiet”
モードが選択されている場合には、バッテリ動作時間を
長くするための低消費電力優先のモードとなり、CPU
11の動作速度の低下が主として実行され、最終手段と
して電動ファン19の回転が実行される。一方、ユーザ
によって“Performance”モードが選択され
ている場合には、性能優先モードとなり、電動ファン1
9の回転が主として実行され、最終手段としてCPU1
1の動作速度の低下が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラップトップタ
イプまたはノートブックタイプのポータブルコンピュー
タに関し、特にCPUの過熱を防止するための機能を持
つポータブルコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作
可能なラップトップタイプまたはノートブックタイプの
パーソナルポータブルコンピュータが種々開発されてい
る。この種のポータブルコンピュータに於いては、CP
Uの高性能化が進められており、これによってユーザは
快適な使用環境を容易に手にすることが可能になってき
ている。
【0003】しかし、CPUの高性能化に伴い、CPU
の発熱量が大きくなり、その熱による障害が問題となっ
てきている。つまり、CPUからの発熱により、コンピ
ュータ内の温度が他の部品の動作補償温度を越えてしま
ったり、CPU自体がその熱によって誤動作するなどの
問題が生じている。
【0004】そこで、最近では、CPU自体の温度を監
視し、発熱が大きい場合にはCPUの動作速度を低下さ
せたり、電動ファンによってCPUを冷却するなどの手
法が採用され始めている。
【0005】ところで、CPUの動作速度を低下させる
手法を採用すると、コンピュータの動作性能がユーザの
意思に反して自動的に低下されてしまうため、使用環境
が悪化するなどの問題がある。一方、電動ファンを回転
させる手法を採用すると、その電動ファンによって比較
的大きな電力が消費されるため、ポータブルコンピュー
タのバッテリ動作可能時間が短くなってしまうなどの問
題が発生する。
【0006】このようなことから、例えば使用環境に応
じた最適な冷却機能をユーザが任意に選択して使用でき
るようにすることで、その使用環境を悪化させること無
くCPUの過熱を効率良く防止することが可能なポータ
ブルコンピュータなどが考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この使
用環境に応じた最適な冷却機能をユーザが任意に選択し
て使用できるポータブルコンピュータを含む従来のポー
タブルコンピュータに適用されるCPUの冷却手法にお
いては、CPU動作速度の低下および電動ファンの回転
の一方が排他的に選択されるものであるため、例え2つ
の冷却機能を備えている場合であっても、いずれかの機
能しか活用することができないといった問題があった。
【0008】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、CPU動作速度の低下および電動ファンの
回転の双方の冷却機能をユーザの選択に応じて有効に組
み合わせ、より効果的なCPUの冷却制御を実行するポ
ータブルコンピュータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明のポータブルコンピュータは、CPU
の冷却手法の一つとして、CPUの温度がある境界温度
を上回ったときに、主としてCPU動作速度の低下によ
るCPUの冷却を図り、さらにCPUの温度が上昇した
ときには、最終的な手段として電動ファンの回転による
CPUの冷却を図るといった手法を加えたものである。
【0010】このCPUの動作速度と電動ファンの回転
速度とは多段階に制御されることが好ましいが、その場
合、この冷却制御を段階的に実行するために必要とする
CPUの温度を監視するための境界温度は多数に及ぶ。
そこで、この発明のポータブルコンピュータにおいて
は、状況に応じてこの境界温度を動的に設定し直すこと
により、実際に必要とする境界温度の数よりも少ない数
の設定のみで、CPUの動作速度と電動ファンの回転速
度との段階的な制御を可能とする。
【0011】また、この発明のポータブルコンピュータ
では、電動ファンの回転速度を一段階上げたときに、所
定の間隔ごとに所定の期間その回転速度を一段階下げる
といった制御を実行する。これにより、電動ファンを回
転させる状況に至った場合であっても、その電動ファン
から発せられるノイズを極力抑えることにより、ユーザ
に必要以上に不快感を与えることなどを防止する。
【0012】また、この発明のポータブルコンピュータ
は、CPUの冷却手法の一つとして、CPUの温度があ
る境界温度を上回ったときに、主として電動ファンの回
転によるCPUの冷却を図り、さらにCPUの温度が上
昇したときには、最終的な手段としてCPU動作速度の
低下によるCPUの冷却を図るといった手法を加えたも
のである。
【0013】このように、CPU動作速度の低下および
電動ファンの回転の双方の冷却機能を有効に組み合わせ
ることによって、より効果的なCPUの冷却制御を実行
することを可能とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施形態を説明する。図1には、この発明の実施形態
に係るコンピュータシステムの構成が示されている。こ
のコンピュータシステムは、ラップトップタイプまたは
ノートブックタイプのポータブルパーソナルコンピュー
タシステムであり、CPU11、システムコントローラ
12、システムメモリ13、BIOS−ROM14、リ
アルタイムクロック(RTC)15、電源マイコン1
6、キーボードコントローラ17、通信用ゲートアレイ
18、電動ファン19、ファン駆動制御回路20、温度
センサ21を備えている。
【0015】CPU11としては、例えば、米インテル
社により製造販売されているマイクロプロセッサSL
Enhanced Intel486、またはPent
iumがなどが使用される。CPU11はPLL回路を
内蔵しており、このPLL回路は外部クロックCLKに
基づいてその外部クロックCLKと同一またはそれより
も高速の内部クロックCLK2を生成する。このCPU
11は、図2に示されているように、電力消費の異なる
3つの動作ステート、つまり、ノーマルステート(No
rmal State)、ストップグラントステート
(Stop Grant State)、およびストッ
プクロックステート(STOP Clock Stat
e)を有している。
【0016】ノーマルステートはCPU11の通常の動
作ステートであり、命令はこのノーマルステートにおい
て実行される。このノーマルステートは電力消費の最も
多いステートであり、その消費電流は〜700mA程度
である。
【0017】最も電力消費の少ないのはストップクロッ
クステートであり、その消費電流は〜30μA程度であ
る。このストップクロックステートにおいては、命令の
実行が停止されるだけでなく、外部クロックCLKおよ
び内部クロックCLK2も停止されている。
【0018】ストップグラントステートは、ノーマルス
テートとストップクロックステートの中間の動作ステー
トであり、その消費電流は20〜55mA程度と比較的
少ない。ストップグラントステートにおいては、命令は
実行されない。また、外部クロックCLKおよび内部ク
ロックCLK2は共にランニング状態であるが、CPU
内部ロジック(CPUコア)への内部クロックCLK2
の供給は禁止される。このストップグラントステートは
外部クロックCLKの停止可能なステートであり、この
ストップグラントステートにおいて外部クロックCLK
を停止すると、CPU11はストップグラントステート
からストップクロックステートに移行する。
【0019】ノーマルステートとストップグラントステ
ート間の遷移は、ストップクロック(STPCLK#)
信号によって高速に行うことができる。すなわち、ノー
マルステートにおいてCPU11に供給されるSTPC
LK#信号がイネーブルつまりアクティブステートに設
定されると、CPU11は、現在実行中の命令が完了
後、次の命令を実行すること無く、内部のパイプライン
をすべて空にしてから、ストップグラントサイクルを実
行して、ノーマルステートからストップグラントステー
トに移行する。一方、ストップグラントステートにおい
てSTPCLK#信号がディスエーブルつまりインアク
イブステートに設定されると、CPU11は、ストップ
グラントステートからノーマルステートに移行し、次の
命令の実行を再開する。
【0020】また、ストップグラントステートからスト
ップクロックステートへの移行は、外部クロックCLK
を停止することによって瞬時に行われる。ストップクロ
ックステートにおいてCPU11への外部クロックCL
Kの供給が再開されると、1ms後にCPU11はスト
ップグラントステートに移行する。このようにストップ
クロックステートからの復帰には時間がかかる問題があ
る。
【0021】以上のように、ストップグラントステート
は、ノーマルステートに比べ非常にローパワーであり、
且つSTPCLK#信号によってノーマルステート、つ
まり命令実行状態に高速に復帰できるという特徴を持っ
ている。このため、このシステムでは、CPU動作速度
を低下させるための機能として、ストップグラントステ
ートを利用している。
【0022】さらに、図1のCPU11は、次のような
システム管理機能を備えている。すなわち、CPU11
は、アプリケーションプログラムやOSなどのプログラ
ムを実行するためのリアルモード、プロテクトモード、
仮想86モードの他、システム管理モード(SMM;S
ystem Management mode)と称さ
れるシステム管理または電力管理専用のシステム管理プ
ログラムを実行するための動作モードを有している。
【0023】リアルモードは、最大で1Mバイトのメモ
リ空間をアクセスできるモードであり、セグメントレジ
スタで表されるベースアドレスからのオフセット値で物
理アドレスが決定される。プロテクトモードは1タスク
当たり最大4Gバイトのメモリ空間をアクセスできるモ
ードであり、ディスクプリタテーブルと称されるアドレ
スマッピングテーブルを用いてリニアアドレスが決定さ
れる。このリニアアドレスレスは、ページングによって
最終的に物理アドレスに変換される。仮想86モード
は、リアルモードで動作するように構成されたプログラ
ムをプロテクトモードで動作させるためのモードであ
り、リアルモードのプログラムはプロテクトモードにお
ける1つのタスクとして扱われる。
【0024】システム管理モード(SMM)は疑似リア
ルモードであり、このモードでは、ディスクプリタテー
ブルは参照されず、ページングも実行されない。システ
ム管理割込み(SMI;System Management Inter
rupt)がCPU11に発行された時、CPU11の動作
モードは、リアルモード、プロテクトモード、または仮
想86モードから、SMMにスイッチされる。SMMで
は、システム管理またはパワーセーブ制御専用のシステ
ム管理プログラムが実行される。
【0025】SMIはマスク不能割込みNMIの一種で
あるが、通常のNMIやマスク可能割込みINTRより
も優先度の高い、最優先度の割り込みである。このSM
Iを発行することによって、システム管理プログラムと
して用意された種々のSMIサービスルーチンを、実行
中のアプリケーションプログラムやOS環境に依存せず
に起動することができる。このコンピュータシステムに
おいては、OS環境に依存せずに、CPU11を冷却す
るために、このSMIを利用してCPU動作速度と電動
ファン19の回転制御が行われる。
【0026】システムコントローラ12は、このシステ
ム内のメモリやI/Oを制御するためのゲートアレイで
あり、ここにはCPU11へのSMI信号およびSTP
CLK#信号の発生を制御するためのハードウェアが組
み込まれている。
【0027】システムメモリ13は、オペレーティング
システム、処理対象のアプリケーションプログラム、お
よびアプリケーションプログラムによって作成されたユ
ーザデータ等を格納する。SMRAM(System
Management RAM)50は、メインメモリ
13のアドレス30000Hから3FFFFHまでのア
ドレス空間にマッピングされるオ−バレイであり、SM
I信号がCPU11に入力された時だけアクセス可能と
なる。ここで、SMRAMがマッピングされるアドレス
範囲は固定ではなく、SMBASEと称されるレジスタ
によって4Gバイト空間の任意の場所に変更することが
可能である。SMBASEレジスタは、SMM中でない
とアクセスできない。SMBASEレジスタの初期値
は、アドレス3000Hである。
【0028】CPU11がSMMに移行する時には、C
PUステータス、つまりSMIが発生された時のCPU
11のレジスタ等が、SMRAM50にスタック形式で
セーブされる。このSMRAM50には、BIOS−R
OM14のシステム管理プログラムを呼び出すための命
令が格納されている。この命令は、CPU11がSMM
に入った時に最初に実行される命令であり、この命令実
行によってシステム管理プログラムに制御が移る。
【0029】BIOS−ROM14は、BIOS(Bas
ic I/O System )を記憶するためのものであり、
プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモリに
よって構成されている。BIOSは、リアルモードで動
作するように構成されている。このBIOSには、シス
テムブート時に実行されるIRTルーチンと、各種I/
Oデバイスを制御するためのデバイスドライバと、シス
テム管理プログラムが含まれている。システム管理プロ
グラムは、SMMにおいて実行されるプログラムであ
り、CPU動作速度の制御や電動ファン19の回転制御
を行うためのSMI処理ルーチンなどを含むSMIプロ
グラムと、実行するSMIルーチンを決定するためのS
MIハンドラ等を含んでいる。
【0030】SMIハンドラは、SMIが発生した時に
CPU11によって最初に呼び出されるBIOS内のプ
ログラムであり、これによって、SMIの発生要因のチ
ェックや、その発生要因に対応したSMIルーチンの呼
び出しが実行される。
【0031】RTC15は、独自の動作用電池を持つ時
計モジュールであり、その電池から常時電源が供給され
るCMOSメモリを有している。このCMOSメモリ
は、システム動作環境を示すセットアップ情報の格納等
に利用される。このセットアップ情報には、CPU11
を冷却するモードとして“Performance”モ
ードと“Quiet”モードの2つのモードが用意され
ており、どちらのモードを使用するかはユーザが指定す
ることができる。
【0032】“Performance”モードは、C
PU11の動作性能を極力低下させずにCPU11の温
度を低下させるモードである。このモードでは、CPU
11の温度が所定温度以上に上がると、電動ファン19
の回転が開始される。この電動ファン19の回転は、C
PU11の温度のその後の移行状況に応じて低速から高
速へと多段階に制御され、また、この電動ファン19を
最高速で回転させたにも関わらず、CPU11の温度が
さらに上昇したときには、最終的な手段としてCPU1
1の動作速度が低下される。
【0033】一方、“Quiet”モードは、ノイズ源
となる電動ファン19を極力使用せずにCPU11の温
度を低下させるモードである。このモードでは、CPU
11の温度が所定温度以上に上がると、CPU11の動
作速度が低下される。これは、定期的にCPU11をス
トップグラントステートに設定して、CPU11を断続
的に動作させる事によって行われる。また、このCPU
11の動作速度を低下させたにも関わらず、CPU11
の温度がさらに上昇したときは、最終的な手段として電
動ファン19の回転が開始される。なお、この電動ファ
ン19の回転は、“Performance”モードと
同様、CPU11の温度のその後の移行状況に応じて低
速から高速へと多段階に制御されるが、この“Quie
t”モードでは、ノイズ源となる電動ファン19を極力
使用しないという前提から、その回転速度を一段階上げ
た際、たとえば30秒〜3分といった所定の時間経過後
に、一旦その回転速度を戻してみる(すなわち一段階下
げてみる)といった制御を実施する。
【0034】そして、この“Performance”
モードおよび“Quiet”モードでの冷却手法のよう
に、CPU11の動作速度の低下と電動ファン19の回
転といった2つの冷却機能をユーザの選択に応じて有効
に組み合わせた点が、この実施形態のコンピュータシス
テムの特徴とするところである。
【0035】また、このシステムでは、これらモードを
所定のキー入力操作によって切り替えるためのホッキー
機能が設けられている。ここで、ホットキーとは、シス
テム動作環境の設定/変更のために行う各種動作モード
切り替え等をCPU11に対して直接的に要求するため
のキーであり、キーボード上の特定の幾つかのキーがそ
のホットキーとして割り当てられている。このホットキ
ーが操作されると、CPU11によって提供されるシス
テム動作環境の設定/変更に係わる幾つかの機能が直接
呼び出され、実行される。このホットキー処理において
は、通常のキーデータ送信の場合とは異なり、CPU1
1にSMIが発行され、これによってホットキーが押さ
れたことがCPU11に通知される。SMIを利用した
ホットキーの技術は、例えば本出願人によって出願され
た特願平4−272479号に記載されている。
【0036】電源マイコン16は、電源回路を制御して
システム内の各ユニットに電源を供給するタイマ機能を
有したコントローラであり、1チップマイクロコンピュ
ータによって構成されている。この電源マイコン16
は、リセットスイッチのオン/オフ、メイン電源スイッ
チのオン/オフ、バッテリ残存容量、ACアダプタの接
続の有無、ディスプレイパネル開閉検出スイッチのオン
/オフなどの状態管理を初め、温度センサ21を利用し
てCPU11の温度を監視している。電源マイコン16
は、CPU11が所定温度に達したことを検出すると、
SMIによってそれをCPU11に通知する。
【0037】この場合、SMIを利用した電源マイコン
16からCPU11へのコマンド通知は、次の手順で行
われる。すなわち、電源マイコン16には予め複数の監
視温度が設定されており、CPU温度がそれら温度のい
ずれかに達すると、まず、その時の温度を示す温度デー
タを通信用ゲートアレイ18のステータスレジスタにセ
ットする。次いで、電源マイコン16は、SMI発生フ
ラグを通信用ゲートアレイ18のSMI発生用レジスタ
にセットする。これにより、通信用ゲートアレイ18か
らSMI(ここでは、PS−SMI)が発生され、それ
がシステムコントローラ12を介してCPU11に供給
される。
【0038】この電源マイコン16に設定される複数の
監視温度は、BIOSに含まれるシステム管理プログラ
ムによりCPU11の温度の移行状況に応じて動的に設
定されるものである。すなわち、この実施形態のコンピ
ュータシステムでは、電源マイコン16は、CPU11
の段階的な冷却制御のために必要とする監視温度の数よ
りも少ない数の設定を受付けられれば良いことになる
(一度に監視することのできる境界温度の数が少ない電
源マイコンでも適用可能となる)。
【0039】キーボードコントローラ17は、コンピュ
ータ本体に組み込まれている標準装備の内蔵キーボード
を制御するためのものであり、内蔵キーボードのキーマ
トリクスをスキャンして押下キーに対応する信号を受け
とり、それを所定のキーコード(スキャンコード)に変
換する。キーボードコントローラ17は2つの通信ポー
トP1,P2を有しており、通信ポートP1はシステム
バス1に接続され、通信ポートP2はゲートアレイ18
に接続されている。
【0040】内蔵キーボード上に設けられているホット
キーに対応するキーコード(例えば、Fn + F2キ
ー)は、通信ポートP2からゲートアレイ18に送ら
れ、そのゲートアレイ18内のステータスレジスタにセ
ットされる。この場合、ゲートアレイ17からはSMI
(HOTキーSMI)が発生され、これによってCPU
11にホットキーがオンされたことが通知される。
【0041】一方、ホットキー以外の他のキーコード
は、通常通り、通信ポートP1からシステムバス1に出
力される。電動ファン19は、CPU11を冷却するた
めのファンであり、その通風炉がCPU11に対向する
ように配置されている。この電動ファン19の回転数
は、駆動制御回路20によって可変制御される。
【0042】温度センサ21は、CPU11の温度を検
出するためのものであり、サーミスタなどによって構成
されている。この温度センサ21は、CPU11のLS
Iパッケージ上に配置されている。
【0043】次に、システムコントローラ12に設けら
れた、SMIおよびSTPCLK#の発生制御のための
ハードウェア構成について説明する。また、このシステ
ムコントローラ12においては、CPU11に外部クロ
ックCLKを供給するクロック発生回路121、CPU
11にSMIを供給するSMI発生回路122、STP
CLK#の発生制御を行うストップクロック制御回路1
23、STPCLK#の発生間隔を制御するストップク
ロックインターバルタイマ124、CPU11をストッ
プグラントステートに保持する期間を制御するストップ
クロックホールドタイマ125、およびこれらタイマ1
24,125のタイムアウトカウント値をプログラブル
にするためのレジスタ群126が設けられている。
【0044】このシステムでは、CPU11の動作速度
低下を実現するために、ストップグラントステートとノ
ーマルステートとをある時間間隔で交互に繰り返すため
の制御が行われる。以下、この制御動作について、図3
を参照して説明する。
【0045】ストップクロックインターバルタイマ12
4は、レジスタ群126にストップクロックインターバ
ル時間がセットされると、その時間毎に定期的にタイム
アウト出力を発生する。このタイムアウト出力に応答し
て、ストップクロック制御回路123はSTPCLK#
をアクティブステートに設定する。また、ストップクロ
ックホールドタイマ125は、STPCLK#がアクテ
ィブステートに設定されてから、レジスタ群126にセ
ットされたホールド時間だけ経過した時にタイムアウト
出力を発生する。このタイムアウト出力に応答して、ス
トップクロック制御回路123はSTPCLK#をイン
アマティブステートに戻す。
【0046】STPCLK#がアクティブステートに設
定されると、CPU11はグラントサイクルを実行した
後、ノーマルステートからストップグラントステートに
移行する。そして、STPCLK#がインフクティブス
テートに戻されるまで、ストップグラントステートに維
持される。
【0047】従って、CPU11はストップグラントス
テートとノーマルステートとをある時間間隔で交互に繰
り返すので、その平均動作速度が低下される。この場
合、動作速度の低下の割合は、ストップクロックインタ
ーバル時間とホールド時間との比によって決定される。
【0048】次に、図4乃至図6を参照して、このシス
テムに用意された2つの冷却モード(“Perform
ance”モード、“Quiet”モード)について詳
細に説明する。
【0049】図4には、このシステムで使用されるセッ
トアップ画面の一例が示されている。図示のように、こ
のセットアップ画面には、システム動作環境を規定する
ための設定情報として、メモリに関する設定情報、ディ
スプレイに関する設定情報、ハードディスクに関する設
定情報、I/Oポートに関する設定情報、パスワード登
録に関する設定情報、およびその他の設定情報(OTH
ERS)が表示される。このセットアップ画面はBIO
S−ROM14のセットアップルーチンなどによって提
供されるものであり、キーボードからの所定のコマンド
入力によって呼び出すことができ、このセットアップ画
面上で設定した動作環境にポータブルコンピュータを設
定することができる。
【0050】このセットアップ画面におけるその他の設
定情報(OTHERS)内には、バッテリセーブモード
(Battery Save Mode)の設定状態を
規定するための複数の項目が含まれている。このシステ
ムでは、バッテリセーブモードとして、フルパワーモー
ド(Full Power)、ローパワーモード(Lo
w Power)、ユーザセッティングモード(Use
r Setting)の3つのモードがある。
【0051】(1)フルパワーモードは高性能動作のた
めの動作モードであり、フルパワーモードにおける環境
設定の内容は、図5(a)のようなウインドウ表示によ
ってユーザに提示される。すなわち、フルパワーモード
においては、処理速度は高速(High)に設定され、
その他、CPUスリープ機能などは無効状態(Disa
ble)に設定される。
【0052】また、このフルパワーモードにおいては、
冷却モード(Cooling Method)は“Pe
rformance”モードに設定される。 (2)ロウパワーモードは、バッテリ使用時間を延ばす
ための低消費電力化のための動作モードであり、ロウパ
ワーモードにおける環境設定の内容は、図5(b)のよ
うなウインドウ表示によってユーザに提示される。すな
わち、ロウパワーモードにおいては、処理速度は低速
(Low)に設定され、その他、CPUスリープ機能な
どは有効状態(Enable)に設定される。
【0053】また、このロウパワーモードにおいては、
冷却モード(Cooling Method)は“Qu
iet”モードに設定される。 (3)ユーザセッティングモードは、ユーザがセットア
ッププログラムで設定した各バッテリセーブオプション
情報にしたがって動作環境を規定するモードであり、図
5(c)のようなウインドウ上で項目毎に動作状態を設
定することがでできる。この場合、冷却モード(Coo
ling Method)については、“Perfor
mance”モードと“Quiet”モードのどちらを
選択することもできる。
【0054】これら3つのバッテリセーブモードと冷却
モード(Cooling Method)との関係を図
6に示す。図6から分かるように、バッテリセーブモー
ドと冷却モードとは互いに連携されており、AC電源使
用時に利用される事が多いフルパワーモードにおいて
は、Cooling MethodとしてCPU速度を
優先した“Performance”モードが利用され
る。一方、バッテリ駆動時に使用される事が多いローパ
ワーモードにおいては、Cooling Method
としは低消費電力を優先した“Quiet”モードが利
用される。
【0055】これら3つのモード(フルパワーモード、
ロウパワーモード、ユーザセッティングモード)は、セ
ットアップ画面を利用せずに、前述したホットキー操作
(Fn+F2)によって順番に切り替える(フルパワー
モード、ロウパワーモード、ユーザセッティングモード
の順にトグルさせる)こともできる。
【0056】次に、図7および図8を参照して、“Pe
rformance”モードおよび“Quiet”モー
ドそれぞれにおけるCPU冷却動作について説明する。
図7は“Performance”モードにおけるCP
U冷却動作を説明するための温度変化図である。
【0057】“Performance”モードにおけ
るCPU冷却動作は、図7に示されている7つの境界温
度(Tpof、Tb−2、Tb−1、Ta2−2、Ta
1−2、Ta2−1、Ta1−1)によって制御され
る。前述したように、これらの境界温度は、BIOSに
含まれるシステム管理プログラムによりCPU11の温
度の移行状況に応じて動的に設定されるものである。た
とえば、最も直前に検出された境界温度を挟んだ上下1
つずつ必要とする境界温度を設定していくなどである。
したがって、この場合、この電源マイコン16は、7つ
の境界温度の中の2つの境界温度のみを同時に監視でき
るものであれば良い(実際には、強制サスペンド要求を
発行するCPU温度(後述するTpof)を常に監視す
るため、3つの境界温度を同時に監視できるものが必要
となる)。
【0058】Tpofは強制サスペンド要求を発行する
CPU温度であり、CPU温度がTpofに達した事が
検出されると、サスペンド処理が自動実行される。Tb
−2はCPU動作スピードダウン要求を発行する温度で
あり、またTb−1はCPU動作スピードアップ要求を
発行する温度である。
【0059】Ta2−2は電動ファン回転UP要求を発
行する温度であり、またTa1−2は電動ファン回転D
OWN要求を発行する温度である。一方、Ta2−1は
電動ファン低速ON要求を発行する温度であり、またT
a1−1は電動ファンOFF要求を発行する温度であ
る。
【0060】この“Performance”モードで
は、CPU温度がTa2−1に達すると、電動ファン1
9が低速で回転される。その後、CPU温度がTa2−
2にまで上がると、電動ファン19は高速で回転され
る。そして、さらにCPU温度がTb−2にまで上がる
と、今度はCPU動作速度が低下される。一方、CPU
温度がTb−1にまで下がると、CPU動作速度は元の
速度にまで上昇される。その後、CPU温度がTa1−
2にまで下がると、電動ファン19は低速で回転され
る。そして、さらにCPU温度がTa1−1にまで上が
ると、電動ファン19は回転停止される。
【0061】図8は“Quiet”モードにおけるCP
U冷却動作を説明するための温度変化図である。“Qu
iet”モードにおけるCPU冷却動作は、図8に示さ
れている7つの境界温度(Tpof、Ta2−2、Ta
1−2、Ta2−1、Ta1−1、Tb−2、Tb−
1)によって制御される。これらの境界温度は、前述し
た“Performance”モードと同様、BIOS
に含まれるシステム管理プログラムによりCPU11の
温度の移行状況に応じて動的に設定されるものである。
また、この7つの境界温度それぞれのもつ意味は、前述
した“Performance”モードと同様である
が、この“Quiet”モードと前述した“Perfo
rmance”モードとの違いは、これらの実行順序に
ある。
【0062】すなわち、この“Quiet”モードで
は、CPU温度がTb−2に達すると、CPU動作速度
が低下される。その後、CPU温度がTa2−1にまで
上がると、電動ファン19が低速で回転される。そし
て、さらにCPU温度がTa2−2にまで上がると、今
度は電動ファン19が高速で回転される。一方、CPU
温度がTa1−2にまで下がると、電動ファン19は低
速で回転される。その後、CPU温度がTa1−1にま
で下がると、電動ファン19は回転停止される。そし
て、さらにCPU温度がTb1にまで上がると、CPU
動作速度は元の速度にまで上昇される。
【0063】なお、電源マイコン16は、現在の冷却モ
ードが“Performance”モード/“Quie
t”モードのどちらであるかは認識しておらず、CPU
温度がシステム管理プログラムにより設定された境界温
度のいずれかに達した事を検出したときに、その時の温
度を示す温度データとSMI発生要求フラグを利用し
て、(1)電動ファンオフ要求コマンド、(2)電動フ
ァン低速オン要求コマンド、(3)電動ファン回転ダウ
ン要求コマンド、(4)電動ファン回転アップ要求コマ
ンド、(5)CPU動作スピードアップ要求コマンド、
(6)CPU動作スピードダウン要求コマンド、(7)
強制サスペンド要求コマンドのいずれかを発行する。
【0064】これら電源マイコン16からの各コマンド
(温度データとSMI発生要求フラグ)に対するSMI
処理ルーチンの動作は次の通りである。 (1)電動ファンオフ要求コマンド、 CPU11の温度がTa1−1にまで下がると、電源マ
イコン16から電動ファンオフ要求コマンド(Ta1−
1を示す温度データ+SMI)が発行される。BIOS
のSMI処理ルーチンは、このコマンドを受信すると、
電動ファン19をオフにする。 (2)電動ファン低速オン要求コマンド CPU11の温度がTa2−1を越えると、電源マイコ
ン16から電動ファン低速オン要求コマンド(Ta2−
1を示す温度データ+SMI)が発行される。BIOS
のSMI処理ルーチンは、このコマンドを受信すると、
電動ファン19を低速でオンにする。 (3)電動ファン回転ダウン要求コマンド CPU11の温度がTa1−2にまで下がると、電源マ
イコン16から電動ファン回転ダウン要求コマンド(T
a1−2を示す温度データ+SMI)が発行される。B
IOSのSMI処理ルーチンは、このコマンドを受信す
ると、電動ファン19の回転速度を低速にダウンさせ
る。 (4)電動ファン回転アップ要求コマンド CPU11の温度がTa2−2を越えると、電源マイコ
ン16から電動ファン回転アップ要求コマンド(Ta2
−2を示す温度データ+SMI)が発行される。BIO
SのSMI処理ルーチンは、このコマンドを受信する
と、電動ファン19の回転速度を高速にアップさせる。
なお、“Quiet”モード”の場合、電源マイコン1
6は、この電動ファン回転アップ要求コマンドを発行し
た後、自己のタイマ機能により所定の時間の経過を監視
し、その所定時間経過時に、前述の電動ファン回転ダウ
ン要求コマンドを発行する。その後、この状態のまま所
定の時間内にCPU温度がTa2−2より下がらなかっ
た場合には、再び電動ファン回転アップ要求コマンドを
発行する。これにより、Quiet”モード”の場合に
は、CPU11の温度がTa2−2を越えている間中、
電動ファン19の回転速度は高速と低速とが交互に繰り
返されることになる。これは、Quiet”モード”の
場合、ノイズ源となる電動ファン19を極力使用しない
という前提によるものである。 (5)CPU動作スピードアップ要求コマンド CPU11の温度がTb−1にまで下がると、電源マイ
コン16からCPU動作スピードアップ要求コマンド
(Tb−1を示す温度データ+SMI)が発行される。
BIOSのSMI処理ルーチンは、このコマンドを受信
すると、CPU11の動作性能を100%に上げる。 (6)CPU動作スピードダウン要求コマンド CPU11の温度がTb−2を越えると、電源マイコン
16からCPU動作スピードダウン要求コマンド(Tb
−2を示す温度データ+SMI)が発行される。BIO
SのSMI処理ルーチンは、このコマンドを受信する
と、CPU11の動作性能を90%に下げる。その後、
CPU温度がTb−2より下がるまでの期間は電源マイ
コン16からこのCPU動作スピードダウン要求コマン
ドが一定時間間隔で送信されてくるが、SMI処理ルー
チンは、そのコマンドを受信する度に、CPU11の動
作性能を10%ずつ下げる。CPU11の動作性能が5
0%になった場合には、それ以上は下げずに50%のま
まとする。
【0065】図9には、CPU11の温度がTb−2を
越えてからCPU11の動作性能が90%、80%、7
0%、60%のように10%ずつ下げられ、60%のと
きにCPU温度がTb−2に下がり、以降、CPU温度
がTb−1に達するまで、CPU動作性能が60%に維
持される場合の様子が示されている。
【0066】このように、CPU動作性能を徐々に低下
させるのは、アプケーション実行速度などが急に低下さ
れるといったユーザによって不快な現象が発生する事を
防止するためである。CPU動作性能とレジスタ126
に対する設定値との関係は図10の通りである。
【0067】すなわち、レジスタ126に対するタイマ
値によってCPU11の動作率(ストップクロックイン
ターバルタイマ時間内におけるストップクロックホール
ドタイム時間の割合)を変化させる事により、CPU動
作性能を段階的に低下させることができる。 (7)強制サスペンド要求コマンド CPU11の温度がTpofにまで上がると、電源マイ
コン16から強制サスペンド要求コマンド(Tpofを
示す温度データ+SMI)が発行される。BIOSのS
MI処理ルーチンは、このコマンドを受信すると、電源
スイッチがオフされた場合と同様に、サスペンド処理を
実行し、システムをパワーオフする。
【0068】図11はSMI処理ルーチンの動作手順を
示すフローチャートである。図11に示すように、この
SMI処理ルーチンは、電源マイコン16から発行され
たコマンドの種類を判定し(ステップA1,A3,A
5,A7,A9,A11,A13)、その判定結果にし
たがって、CPU11に対する各種冷却制御を実行する
(ステップA2,A4,A6,A8,A10,A12,
A14)。
【0069】次に、図12を参照して、ファン駆動制御
回路20の具体的な構成例を説明する。図12において
は、ファン駆動制御回路20は、レジスタ201、PW
M制御回路202、駆動回路203から構成されてい
る。PWM制御回路202は、レジスタ201にセット
されたデータによって指定されるパルス幅を持つパルス
信号を発生する。このパルス信号は、駆動回路203の
抵抗R1およびコンデンサC1によって平滑化されて、
パルス幅に対応する直流電圧値に変換される。この電圧
値に応じて、電動ファン19を駆動する電圧値が決定さ
れる。したがって、レジスタ201にセットするパルス
幅データの値に応じて電動ファン19のファン回転数を
可変制御する事ができる。
【0070】これにより、電源マイコン16から発行さ
れる電動ファン回転ダウン要求コマンドおよび電動ファ
ン回転アップ要求コマンドに基づく電動ファン19の回
転速度制御が可能となる。
【0071】なお、この実施形態では、セットアップ画
面によってユーザがバッテリセーブモードをフルパワー
モードとロウパワーモードのどちらに設定したかによっ
て“Performance”モードと“Quiet”
モードが決定されるようにしたが、システム起動時に実
行されるIRTルーチンによって、“Performa
nce”モードと“Quiet”モードを自動的に選択
するように構成しても良い。この場合のIRTルーチン
の動作手順を図13に示す。
【0072】まず、IRTルーチンは、まず、電源マイ
コン16から電源ステータスを取得し、現在のメイン電
源が外部AC電源であるかバッテリであるか、つまりA
Cアダプタが接続されているか否かを調べる(ステップ
B1,B2)。ACアダプタが接続されている場合、つ
まりメイン電源が外部AC電源であれば、IRTルーチ
ンは、“Performance”モードを示すデータ
をCMOSメモリに書き込んで、冷却モードをPerf
ormanceモードに設定する(ステップB3)。一
方、ACアダプタが接続されて無い場合、つまりメイン
電源がバッテリであれば、IRTルーチンは、“Qui
et”モードを示すデータをCMOSメモリに書き込ん
で、冷却モードを“Quiet”モードに設定する(ス
テップB4)。これにより、実際のコンピュータ使用環
境に応じた冷却モードの自動設定が可能となる。
【0073】もちろん、このように自動設定された冷却
モードをセットアップ画面やホットキーを使用して変更
することもできる。また、冷却モードそのものを自動設
定するのでは無く、バッテリセーブモード(フルパワー
/ロウパワー)を、メイン電源が外部AC電源であるか
バッテリであるかに応じて自動設定するようにしても良
い。
【0074】さらに、ポータブルコンピュータ本体に周
囲温度を検出する温度センサを設ければ、CPU性能を
周囲温度が高い時は低く、周囲温度が低い時は高く設定
しておくこともできる。
【0075】以上説明したように、この実施形態におい
ては、CPU11の動作速度の低下と電動ファン19の
回転という2つの冷却機能を、ユーザの選択(性能を優
先する“Performance”モード、または低消
費電力および低ノイズを優先する“Quiet”モー
ド)に応じて有効に組み合わせてCPU11の過熱を効
果的に防止することが可能となる。
【0076】なお、ここでは、CPU11の動作速度を
低下させるためのSTPCLK#機能を利用したが、P
LLを内蔵せず、外部クロックを動的に変化させる事が
できるCPUについては、外部クロック周波数を変える
ことによってCPU動作速度を制御しても良い。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、例えば性能を優先するのか、または低消費電力およ
び低ノイズを優先するのかといったユーザの選択に応じ
て、CPUの動作速度の低下および電動ファンの回転と
いう2つの冷却機能を有効に組み合わせてCPUの過熱
を効果的に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のシステムに設けられたCPUの3
つの動作ステートを説明するための図。
【図3】同実施形態のシステムで使用されるCPU動作
性能制御動作を説明するための図。
【図4】同実施形態のシステムで使用されるセットアッ
プ画面の一例を示す図。
【図5】図4のセットアップ画面上にウインドウ表示さ
れるバッテリセーブオプションの内容を説明するための
図。
【図6】同実施形態のシステムに用意された3つのバッ
テリセーブモードと2つの冷却モードとの対応関係を説
明するための図。
【図7】同実施形態のシステムにおける“Perfor
mance”モードが選択されたときのCPU冷却動作
を説明するための温度変化図。
【図8】同実施形態のシステムにおける“Quiet”
モードが選択されたときのCPU冷却動作を説明するた
めの温度変化図。
【図9】同実施形態のシステムにおいてCPU動作性能
を段階的に低下させる処理を説明するための図。
【図10】同実施形態のシステムにおけるCPU動作率
とレジスタ設定値との関係を説明するための図。
【図11】同実施形態のシステムにおけるSMI処理ル
ーチンの動作手順を説明するためのフローチャート。
【図12】同実施形態のシステムに設けられたファン駆
動制御回路の具体的な構成の一例を示す回路図。
【図13】同実施例のシステムに用意されたIRTルー
チンの動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU、12…システムコントローラ、13…メ
インメモリ、14…BIOS ROM、16…電源マイ
コン、17…キーボードコントローラ、19…電動ファ
ン、123…ストップクロック制御回路、124…スト
ップクロックインターバルタイマ、125…ストップク
ロックホールドタイマ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ駆動可能なポータブルコンピュ
    ータにおいて、 CPUと、 このCPUの温度を検出する温度センサと、 この温度センサからの温度検出信号により前記CPUの
    温度が予め設定された境界温度を上回っていないか監視
    するCPU温度監視手段と、 前記CPUの動作速度を多段階に切替え制御するCPU
    速度制御手段と、 前記CPUを冷却するための電動ファンと、 この電動ファンの回転速度を多段階に切替え制御する電
    動ファン速度制御手段と、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が境
    界温度を上回ったことが検出されたときに、前記CPU
    が最も遅い速度以外の速度で動作している状態にあれば
    前記CPUの動作速度を一段階下げ、前記CPUが最も
    遅い速度で動作している状態であって前記電動ファンが
    停止している状態にあれば前記電動ファンを最も遅い速
    度で回転させ、前記CPUが最も遅い速度で動作してい
    る状態であって前記電動ファンが最も速い速度以外の速
    度で回転している状態にあれば前記電動ファンの回転速
    度を一段階上げるように前記CPU速度制御手段および
    前記電動ファン速度制御手段を利用して前記CPUを冷
    却制御するCPU冷却制御手段とを具備してなることを
    特徴とするポータブルコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記CPU温度監視手段は、前記CPU
    の動作速度および前記電動ファンの回転速度を多段階に
    切替え制御するために必要とする数よりも少ない数の境
    界温度を保持し、 前記CPU温度監視手段の保持する境界温度を状況に応
    じて動的に設定し直す境界温度設定手段をさらに具備し
    てなることを特徴とする請求項1記載のポータブルコン
    ピュータ。
  3. 【請求項3】 前記境界温度設定手段は、少なくとも前
    記CPUの動作速度を一段階下げるか、もしくは前記電
    動ファンを最も遅い速度で回転させ、またはその回転速
    度を一段階上げる第1の境界温度と、サスペンド処理を
    強制的に実行させる第2の境界温度とを設定する請求項
    2記載のポータブルコンピュータ。
  4. 【請求項4】 バッテリ駆動可能なポータブルコンピュ
    ータにおいて、 CPUと、 このCPUの温度を検出する温度センサと、 この温度センサからの温度検出信号により前記CPUの
    温度が予め設定された境界温度を上回っていないか監視
    するCPU温度監視手段と、 前記CPUの動作速度を多段階に切替え制御するCPU
    速度制御手段と、 前記CPUを冷却するための電動ファンと、 この電動ファンの回転速度を多段階に切替え制御する電
    動ファン速度制御手段と、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が第
    1の境界温度を上回ったことが検出されたときに、前記
    CPUが最も遅い速度以外の速度で動作している状態に
    あれば前記CPUの動作速度を一段階下げ、前記CPU
    が最も遅い速度で動作している状態であって前記電動フ
    ァンが停止している状態にあれば前記電動ファンを最も
    遅い速度で回転させ、前記CPUが最も遅い速度で動作
    している状態であって前記電動ファンが最も速い速度以
    外の速度で回転している状態にあれば前記電動ファンの
    回転速度を一段階上げるように前記CPU速度制御手段
    および前記電動ファン速度制御手段を利用して前記CP
    Uを冷却制御するCPU冷却制御手段と、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が第
    2の境界温度を上回ったことが検出されたときに、サス
    ペンド処理を強制的に実行させるサスペンド実行制御手
    段とを具備してなることを特徴とするポータブルコンピ
    ュータ。
  5. 【請求項5】 前記CPU冷却制御手段は、前記電動フ
    ァンの回転速度を一段階上げたときに、所定の間隔ごと
    に所定の期間その回転速度を一段階下げることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載のポータブルコンピ
    ュータ。
  6. 【請求項6】 前記CPU冷却制御手段は、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が境
    界温度を下回ったことが検出されたときに、前記電動フ
    ァンが最も遅い速度以外の速度で回転している状態にあ
    れば前記電動ファンの回転速度を一段階下げ、前記電動
    ファンが最も遅い速度で回転している状態であれば前記
    電動ファンを停止させ、前記電動ファンが停止している
    状態であれば前記CPUの動作速度を一段階上げること
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のポー
    タブルコンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記境界温度設定手段は、少なくとも前
    記電動ファンの回転速度を一段階下げるか、または停止
    させ、もしくは前記CPUの動作速度を一段階上げる境
    界温度をさらに設定する請求項3記載のポータブルコン
    ピュータ。
  8. 【請求項8】 バッテリ駆動可能なポータブルコンピュ
    ータにおいて、 CPUと、 このCPUの温度を検出する温度センサと、 この温度センサからの温度検出信号により前記CPUの
    温度が予め設定された境界温度を上回っていないか監視
    するCPU温度監視手段と、 前記CPUの動作速度を多段階に切替え制御するCPU
    速度制御手段と、 前記CPUを冷却するための電動ファンと、 この電動ファンの回転速度を多段階に切替え制御する電
    動ファン速度制御手段と、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が境
    界温度を上回ったことが検出されたときに、前記電動フ
    ァンが停止している状態にあれば前記電動ファンを最も
    遅い速度で回転させ、前記電動ファンが最も速い速度以
    外の速度で回転している状態にあれば前記電動ファンの
    回転速度を一段階上げ、前記電動ファンが最も速い速度
    で回転している状態にあれば前記CPUの動作速度を一
    段階下げるように前記CPU速度制御手段および前記電
    動ファン速度制御手段を利用して前記CPUを冷却制御
    するCPU冷却制御手段とを具備してなることを特徴と
    するポータブルコンピュータ。
  9. 【請求項9】 CPUと、このCPUの温度を検出する
    温度センサと、この温度センサからの温度検出信号によ
    り前記CPUの温度が予め設定された境界温度を上回っ
    ていないか監視するCPU温度監視手段と、前記CPU
    の動作速度を多段階に切替え制御するCPU速度制御手
    段と、前記CPUを冷却するための電動ファンと、この
    電動ファンの回転速度を多段階に切替え制御する電動フ
    ァン速度制御手段とを備えたバッテリ駆動可能なポータ
    ブルコンピュータに適用されるCPUの冷却制御方法に
    おいて、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が境
    界温度を上回ったことが検出されたときに、前記CPU
    が最も遅い速度以外の速度で動作している状態にあれば
    前記CPUの動作速度を一段階下げ、前記CPUが最も
    遅い速度で動作している状態であって前記電動ファンが
    停止状態にあれば前記電動ファンを最も遅い速度で回転
    させ、前記CPUが最も遅い速度で動作している状態で
    あって前記電動ファンが最も速い速度以外の速度で回転
    している状態にあれば前記電動ファンの回転速度を一段
    階上げるように前記CPU速度制御手段および前記電動
    ファン速度制御手段を利用して前記CPUを冷却制御す
    ることを特徴とするCPUの冷却制御方法。
  10. 【請求項10】 前記電動ファンの回転速度を一段階上
    げたときに、所定の間隔ごとに所定の期間だけ前記電動
    ファンの回転速度を一段階下げることを特徴とする請求
    項9記載のCPUの冷却制御方法。
  11. 【請求項11】 前記CPU温度監視手段によって前記
    CPUの温度が境界温度を下回ったことが検出されたと
    きに、前記電動ファンが最も遅い速度以外の速度で回転
    している状態にあれば前記電動ファンの回転速度を一段
    階下げ、前記電動ファンが最も遅い速度で回転している
    状態であれば前記電動ファンを停止させ、前記電動ファ
    ンが停止している状態であれば前記CPUの動作速度を
    一段階上げることを特徴とする請求項9または10記載
    のCPUの冷却制御方法。
  12. 【請求項12】 CPUと、このCPUの温度を検出す
    る温度センサと、この温度センサからの温度検出信号に
    より前記CPUの温度が予め設定された境界温度を上回
    っていないか監視するCPU温度監視手段と、前記CP
    Uの動作速度を多段階に切替え制御するCPU速度制御
    手段と、前記CPUを冷却するための電動ファンと、こ
    の電動ファンの回転速度を多段階に切替え制御する電動
    ファン速度制御手段とを備えたバッテリ駆動可能なポー
    タブルコンピュータに適用されるCPUの冷却制御方法
    において、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が第
    1の境界温度を上回ったことが検出されたときに、前記
    CPUが最も遅い速度以外の速度で動作している状態に
    あれば前記CPUの動作速度を一段階下げ、前記CPU
    が最も遅い速度で動作している状態であって前記電動フ
    ァンが停止している状態にあれば前記電動ファンを最も
    遅い速度で回転させ、前記CPUが最も遅い速度で動作
    している状態であって前記前記電動ファンが最も速い速
    度以外の速度で回転している状態にあれば前記電動ファ
    ンの回転速度を一段階上げるように前記CPU速度制御
    手段および前記電動ファン速度制御手段を利用して前記
    CPUを冷却制御し、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が第
    2の境界温度を上回ったことが検出されたときに、サス
    ペンド処理を強制的に実行させることを特徴とするCP
    Uの冷却制御方法。
  13. 【請求項13】 CPUと、このCPUの温度を検出す
    る温度センサと、この温度センサからの温度検出信号に
    より前記CPUの温度が予め設定された境界温度を上回
    っていないか監視するCPU温度監視手段と、前記CP
    Uの動作速度を多段階に切替え制御するCPU速度制御
    手段と、前記CPUを冷却するための電動ファンと、こ
    の電動ファンの回転速度を多段階に切替え制御する電動
    ファン速度制御手段とを備えたバッテリ駆動可能なポー
    タブルコンピュータに適用されるCPUの冷却制御方法
    において、 前記CPU温度監視手段によって前記CPUの温度が境
    界温度を上回ったことが検出されたときに、前記電動フ
    ァンが停止している状態にあれば前記電動ファンを最も
    遅い速度で回転させ、前記電動ファンが最も速い速度以
    外の速度で回転している状態にあれば前記電動ファンの
    回転速度を一段階上げ、前記電動ファンが最も速い速度
    で回転している状態にあれば前記CPUの動作速度を一
    段階下げるように前記CPU速度制御手段および前記電
    動ファン速度制御手段を利用して前記CPUを冷却制御
    することを特徴とするCPUの冷却制御方法。
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