JP2002324392A - スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム - Google Patents

スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム

Info

Publication number
JP2002324392A
JP2002324392A JP2001130082A JP2001130082A JP2002324392A JP 2002324392 A JP2002324392 A JP 2002324392A JP 2001130082 A JP2001130082 A JP 2001130082A JP 2001130082 A JP2001130082 A JP 2001130082A JP 2002324392 A JP2002324392 A JP 2002324392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle motor
temperature
heating
host system
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001130082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002324392A5 (ja
Inventor
Yoichi Nakabayashi
陽一 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001130082A priority Critical patent/JP2002324392A/ja
Priority to US10/091,525 priority patent/US20020159354A1/en
Publication of JP2002324392A publication Critical patent/JP2002324392A/ja
Publication of JP2002324392A5 publication Critical patent/JP2002324392A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1406Reducing the influence of the temperature
    • G11B33/144Reducing the influence of the temperature by detection, control, regulation of the temperature

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スピンドルモータが起動されない状況をホスト
システムから逐次ユーザに伝えることを可能とする。 【解決手段】HDD10内のCPU16は、SPM12
の起動に失敗し、且つ温度センサ15で測定されたSP
M12の温度が起動可能温度テーブル161aに登録さ
れているスピンドルモータ起動可能温度範囲から外れて
いる場合、ホストシステム20に対して、加熱または冷
却を要求する加熱/冷却要求フラグと、現在のSPM1
2の温度と、加熱または冷却により起動可能となるまで
の待ち時間とをHDC14を介して定期的に通知する。
ホストシステム20は、HDC14を介して通知された
要求フラグに従い加熱/冷却機30を制御すると共に、
上記SPM12の温度と待ち時間とをディスプレイ21
に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
を備えた装置、例えばディスク媒体を回転させるスピン
ドルモータを備えたディスク記憶装置に係り、特にスピ
ンドルモータの動作保証温度を大幅に外れた温度での当
該モータの起動に好適なスピンドルモータを備えた装
置、及び同装置を有するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】スピンドルモータを備えた装置、例えば
磁気ディスク媒体を高速回転させるスピンドルモータを
備えた磁気ディスク装置では、当該ディスク装置が置か
れる温度環境がスピンドルモータの動作保証温度から低
温側に大幅に外れた場合、スピンドルモータの軸受け部
の潤滑が悪くなって起動時間が著しく遅くなるか、最悪
の場合いつまでも起動できない恐れがある。
【0003】そこで従来は、例えば特開平6−1397
49号公報に記載されているように、温度センサでモー
タの温度を検出し、検出温度が所定温度以下であった場
合、ヒータでモータを温めることによって当該モータの
軸受けの潤滑を良くし、当該モータを安定して起動でき
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、スピ
ンドルモータを備えた従来の装置では、温度センサでモ
ータの温度を検出し、検出温度が所定温度以下であった
場合、ヒータでモータを温めることによって当該モータ
の軸受けの潤滑を良くし、低温下でもモータを安定して
起動できるようにしている。
【0005】しかし、装置の温度環境がスピンドルモー
タの動作保証温度から低温側に大幅に外れている場合、
当該モータが安定して起動可能な状態となるまでヒータ
により当該モータを温めるには長時間を要する。この場
合、当該装置を利用するホストシステム、例えば当該装
置が磁気ディスク装置であるものとすると、パーソナル
コンピュータ等のホストシステムには、スピンドルモー
タの起動に失敗したという情報しか伝わらず、当該ホス
トシステムはモータが起動されるまで待ち続ける。
【0006】このような状態では、ユーザからはホスト
システムが待ち状態にある要因が、ホストシステムの故
障、磁気ディスク装置の故障、或いはそれ以外にあるの
か分からず、そのまま待つか、ある程度の時間が経過し
た時点で使用を諦めるしかなかった。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、スピンドルモータの温度が予め定められ
たスピンドルモータ起動可能温度範囲から外れているた
めに当該スピンドルモータの起動に失敗したとき、スピ
ンドルモータの温度が上記温度範囲に入るように制御さ
れるだけでなく、現在のスピンドルモータ温度と、当該
スピンドルモータが起動可能となるまでに要する待ち時
間がホストシステムに通知される構成とすることによ
り、スピンドルモータが起動されない状況をホストシス
テムから逐次ユーザに伝えることができる、スピンドル
モータを備えた装置、及び同装置を有するシステムを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータドライ
バから供給される電流により駆動されるスピンドルモー
タを備えた装置において、上記スピンドルモータの温度
を測定する温度センサと、ホストシステムとの間のデー
タの通信を制御するインタフェース制御回路と、上記モ
ータドライバを介して上記スピンドルモータの起動を制
御するCPUであって、スピンドルモータの起動に失敗
し、且つ上記温度センサで測定されたスピンドルモータ
の温度が予め定められたスピンドルモータ起動可能温度
範囲から外れている場合、上記ホストシステムに対し
て、スピンドルモータの温度を上記温度範囲内に入れる
ための加熱または冷却要求と、上記温度センサで測定さ
れた現在のスピンドルモータの温度と、加熱または冷却
により起動可能となるまでの待ち時間とを、上記インタ
フェース制御回路を介して通知するCPUとを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】このような構成においては、スピンドルモ
ータの温度がスピンドルモータ起動可能温度範囲から外
れているために当該スピンドルモータの起動に失敗した
とき、スピンドルモータの温度が上記温度範囲に入るよ
うに制御されると共に、現在のスピンドルモータ温度
と、当該スピンドルモータが起動可能となるまでに要す
る待ち時間とがホストシステムに通知される。これによ
り、スピンドルモータが起動されない状況、即ち現在の
スピンドルモータの温度と当該スピンドルモータが起動
可能となるまでに要する待ち時間とが反映されたユーザ
にとって有用な情報を、ホストシステムから例えばディ
スプレイを介して逐次ユーザに伝えることができる。
【0010】なお、スピンドルモータの起動に失敗した
際の当該スピンドルモータの温度が上記温度範囲の下限
より低い場合に、当該スピンドルモータの温度が上記温
度範囲に入るように制御されると共に、現在のスピンド
ルモータ温度と、当該スピンドルモータが起動可能とな
るまでに要する待ち時間とがホストシステムに通知され
る構成とすることも可能である。
【0011】また、スピンドルモータの起動に失敗した
際の当該スピンドルモータの温度が上記温度範囲の上限
より高い場合に、当該スピンドルモータの温度が上記温
度範囲に入るように制御されると共に、現在のスピンド
ルモータ温度と、当該スピンドルモータが起動可能とな
るまでに要する待ち時間とがホストシステムに通知され
る構成とすることも可能である。
【0012】また、上記スピンドルモータを備えた装置
に、少なくとも当該スピンドルモータを加熱または冷却
する加熱/冷却機を設け、スピンドルモータの起動に失
敗した際の当該スピンドルモータの温度が上記温度範囲
から外れている場合に、当該装置内のCPU自身がこの
加熱/冷却機を制御することで、スピンドルモータの温
度を上記温度範囲内に入れるようにすることも可能であ
る。
【0013】ここで、上記スピンドルモータが起動可能
となるまでに要する待ち時間を、現在のスピンドルモー
タの温度と、一定時間当たりの当該モータの温度の変化
量から算出するとよい。
【0014】また、スピンドルモータ起動可能温度範囲
をスピンドルモータの種類に応じて設定し、不揮発性記
憶手段に予め記憶させておくとよい。
【0015】また、上記CPUからホストシステムへの
上記通知(スピンドルモータ温度、待ち時間等の通知)
を定期的に行うようにするとよい。
【0016】以上の構成のスピンドルモータを備えた装
置の具体例としては、ディスク媒体を高速回転させるス
ピンドルモータを備えた磁気ディスク装置に代表される
ディスク記憶装置がある。特に、車載用の磁気ディスク
装置では、当該ディスク装置を加熱/冷却する加熱/冷
却機として、車両に搭載された冷暖房可能な空調機を利
用することができるため、専用の加熱/冷却機を用意し
なくて済む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両に搭載して用
いられる磁気ディスク装置に適用した実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置を備えたシステムの全体構成を示すブロック図
である。図1のシステムは、磁気ディスク装置(以下、
HDDと称する)10と、ホストシステム20と、加熱
/冷却機30とを備えている。
【0019】HDD10は、磁気ディスク11を回転さ
せるスピンドルモータ(以下、SPMと称する)12
と、このSPM12に電流を供給して当該SPM12を
駆動するモータドライバ13と、ホストシステム20と
の間のコマンド(ライトコマンド、リードコマンド
等)、及びデータの通信を制御するインタフェース制御
機能と、磁気ディスク11との間のデータ転送を制御す
るディスク制御機能とを有するディスクコントローラ
(以下、HDCと称する)14とを備えている。HDD
10はまた、SPM12の温度を測定する温度センサ1
5と、モータドライバ13の制御を伴うHDD10の起
動動作を含む装置全体の制御を行うCPU16とを備え
ている。温度センサ15はSPM12に近接して配置さ
れている。
【0020】CPU16は、ROM(Read Only Memor
y)161とA/D(アナログ/デジタル)変換器(以
下、ADCと称する)162とを内蔵している。ROM
161には、CPU16が実行する制御プログラムが予
め格納されている。ROM161にはまた、SPM12
の起動が可能な温度範囲(の上限及び下限)が予め登録
された起動可能温度テーブル161aが格納されてい
る。この温度範囲(以下、SPM起動可能温度範囲と称
する)はSPM12の種類、例えば玉軸受けSPMであ
るか、或いは流体軸受けSPMであるかにより異なる。
ADC162は、温度センサ15で測定されたSPM1
2の温度を表すアナログ出力電圧をデジタル値に変換す
る。CPU16は、SPM12の起動に失敗し、且つ温
度センサ15で測定された当該SPM12の温度が起動
可能温度テーブル161aの示すSPM起動可能温度範
囲から外れている場合、ホストシステム20に対して、
加熱または冷却要求(を表す加熱/冷却要求フラグ)
と、現在のSPM12の温度と、加熱または冷却により
起動可能となるまでの待ち時間とをHDC14を介して
一定時間間隔で通知する。
【0021】ホストシステム20は、HDD10を利用
する装置であり、当該HDD10との間でコマンド及び
データの送受信を行うと共に、当該HDD10から通知
されるSPM12の起動に関する情報に従って加熱/冷
却機30を制御する。本実施形態において、ホストシス
テム20は、HDD10に対して当該HDD10を起動
させる命令を発行した結果、当該HDD10の起動に失
敗したと判定した場合、当該HDD10の状態を表す情
報を当該HDD10のHDC14から一定時間間隔で読
み込むように予め設定されている。ホストシステム20
は、例えば車両に搭載されるナビゲーション装置本体で
ある。ホストシステム20には、ディスプレイ21が付
加されている。
【0022】加熱/冷却機30は、例えば車両に搭載さ
れる冷暖房機能を有する空調機である。
【0023】次に、図1のシステムにおける動作を図2
及び図3のフローチャートを参照して説明する。まず、
ホストシステム20からHDD10に対して磁気ディス
ク装置起動の命令が発行されたものとする(ステップS
21)。このホストシステム20からの命令は、HDC
14を介してCPU16に渡される。すると、CPU1
6はモータドライバ13を制御してSPM12を起動さ
せる(ステップS1)。
【0024】モータドライバ13はSPM12が1回転
する毎にパルスを発生する。このSPM12の回転に同
期したパルスの列はCPU16に出力される。CPU1
6は、このモータドライバ13からのパルス列における
隣接するパルスの時間間隔からSPM12の回転速度を
算出する。そしてCPU16は、一定時間が経過するま
でにSPM12の回転速度が予め定められた回転速度の
範囲(例えば4200rpm±0.1%の範囲)に到達
したか否か、つまり定常回転状態に到達したか否かによ
り、SPM12の起動に成功したか否かを判定する(ス
テップS2)。
【0025】もし、SPM12の起動に成功した場合に
は、CPU16は図示せぬヘッド(リード/ライトヘッ
ド)を磁気ディスク11上の予め定められたトラックに
移動するシーク制御を行い、ヘッドシークを含むHDD
10の起動が全て完了したならば、つまりHDD10が
ホストシステム20から使用可能な状態になったなら、
HDD10のレディ状態を通知するためのレディ信号を
HDC14を介してホストシステム20に返す(ステッ
プS3)。
【0026】これに対し、SPM12の起動に失敗した
場合には、CPU16は温度センサ15によって測定さ
れたSPM12の温度を(表す当該温度センサ15の出
力電圧を)ADC162を介して読み込む(ステップS
4)。そしてCPU16は、読み込んだ温度と起動可能
温度テーブル161aによって示されるSPM起動可能
温度範囲の上限及び下限とを比較することで、SPM1
2の温度が当該温度範囲に入っているか否かを判定する
(ステップS4,S5)。
【0027】もし、現在のSPM12の温度がSPM起
動可能温度範囲に入っているならば、CPU16はSP
M12の起動失敗の要因が当該SPM12の温度以外に
あるものと判断し、SPM12の起動をリトライする
(ステップS6)。CPU16はSPM起動リトライに
成功したならば、次の動作(シークなど)に移り、HD
D10の起動が全て完了したならばレディ信号をHDC
14を介してホストシステム20に返す。
【0028】これに対し、現在のSPM12の温度がS
PM起動可能温度範囲から外れているならば(ステップ
S5)、CPU16は、このことがSPM12の起動失
敗の要因であると判断する。
【0029】ここで、SPM12の温度がSPM起動可
能温度範囲の下限より低い場合には、当該SPM12の
軸受け部の潤滑が悪くなって起動時間が著しく遅くなる
か、最悪の場合いつまでも起動できない恐れがある。特
にSPM12として、従来の玉軸受けに代えてランアウ
ト/軸振れの少ない流体軸受けを用いたSPM(流体軸
受けSPM)を適用した場合には、この問題はより顕著
となる。その理由は、流体軸受けSPMは、低温で、玉
軸受けSPMに比べて起動トルク、即ち起動(駆動)に
必要なエネルギ量の温度依存性が大きいためである。
【0030】また、SPM12の温度がSPM起動可能
温度範囲の上限より高い場合には、当該SPM12の回
転中心がずれて当該SPM12を安定して起動できない
現象、つまりNRROと称されるスピンドルモータに同
期しない非繰り返しランアウト(Non Repeatable Runou
t)が発生する恐れがある。
【0031】本実施形態のように車両にHDD10を搭
載した場合には、SPM12の温度がSPM起動可能温
度範囲から外れることは起こり得る。
【0032】そこでCPU16は、SPM12の温度が
SPM起動可能温度範囲から外れているために当該SP
M12の起動に失敗した場合(ステップS5)、ホスト
システム20が一定時間間隔でHDD10の状態を示す
情報を読み込む動作を行うものとして、タイマを起動し
た上で(ステップS7)、HDC14内の図示せぬ特定
レジスタブロックに(1)現在のSPM12の温度、
(2)SPM12(を備えたHDD10)の加熱または
冷却が必要な加熱または冷却要求状態にあることを示す
加熱/冷却要求フラグ、及び(3)加熱または冷却でS
PM12が起動可能となるまでの待ち時間の各情報を設
定することにより、当該各情報で示されるHDD10の
状態を通知する(ステップS8)。明らかなように、S
PM12の温度がSPM起動可能温度範囲の下限を下回
っている場合には、加熱要求状態にあることを示す加熱
/冷却要求フラグが設定され、上限を上回っている場合
には冷却要求状態にあることを示す加熱/冷却要求フラ
グが設定される。なお、SPM12が起動可能となるま
での予測時間の算出方法については後述する。
【0033】ホストシステム20は、HDD10に対し
て起動命令を発行した後、予め定められた時間を待って
もHDD10からレディ信号が返されない場合(ステッ
プS22,S23)、タイマを起動した後(ステップS
24)、当該HDD10の状態を確認するために、当該
HDD10のHDC14内の特定レジスタブロックから
上記(1),(2),(3)の情報、即ちSPM12の
温度と、加熱/冷却要求フラグと、起動可能な温度とな
るまでの待ち時間とを読み込む(ステップS25)。
【0034】次にホストシステム20は、HDD10か
ら読み込んだ上記(2)の加熱/冷却要求フラグの状態
から、加熱または冷却が要求されている場合には(ステ
ップS26)、この例のように加熱/冷却機30による
加熱または冷却中でないならば、当該加熱/冷却機30
を用いてSPM12の加熱または冷却(ここでは温風ま
たは冷風による加熱または冷却)を開始する(ステップ
S27,S28)。但し、加熱/冷却機30として、車
両に搭載された冷暖房機能を有する空調機を利用した本
実施形態では、SPM12を備えたHDD10は勿論、
車室内が加熱または冷却される。また、HDD10から
の加熱/冷却要求フラグにより加熱または冷却が要求さ
れている場合に加熱/冷却機30による加熱または冷却
中であるならば、ホストシステム20は、加熱/冷却機
30による加熱または冷却を継続する(ステップS2
7,S29)。明らかなようにHDD10(内のCPU
16)は、加熱/冷却要求フラグにより加熱/冷却機3
0を間接的に制御することになる。
【0035】また、ホストシステム20は、HDD10
から読み込んだ上記(3)の待ち時間と(1)の温度の
情報に基づき、ディスプレイ21に例えば現在のSPM
温度(HDD温度)とHDD10(内のSPM12)が
起動可能な温度となるまでの待ち時間とを表示する(ス
テップS30)。ここで、単に現在温度を表示するので
はなく、温度が××℃と、動作保証温度より極めて低い
ため(または極めて高いため)にHDD10が起動でき
ない旨のメッセージを表示するとよい。
【0036】以上のステップS30の表示により、利用
者はシステムの状況をディスプレイ21の画面上で確認
して、HDD10が起動できない理由と、いつ起動でき
るかを知ることができる。これに対して従来は、HDD
10が例えば低温下で起動できない場合には当該HDD
10を加熱するものの、その情報がユーザに伝わらない
ために、なぜ起動できないのか?、或いはいつ起動でき
るのか?というように、ユーザが不安に思う問題があっ
た。本実施形態では、この問題を解消することができ
る。
【0037】ホストシステム20は、ディスプレイ21
の表示内容を一定時間間隔で更新するために、ステップ
S25の読み込みを当該一定時間間隔で繰り返す(ステ
ップS31,S24)。
【0038】一方、HDD10のCPU16は、上記
(1),(2),(3)の情報をホストシステム20に
通知するための処理(ステップS8)を行うと、ステッ
プS7で起動したタイマが一定時間をカウントしてタイ
ムアウトとなるのを待つ(ステップS9)。そしてCP
U16は、温度センサ15で測定されたSPM12の温
度をADC162を介して読み込み、その温度が、温度
テーブル161aによって示されるSPM起動可能温度
範囲に入っているか否かを判定する(ステップS10,
S11)。もし、SPM起動可能温度範囲に入っていな
いならば、CPU16はステップS7以降の処理を再度
実行する。即ちCPU16は、SPM12の温度がSP
M起動可能温度範囲に入らない限り、上記(1),
(2),(3)の情報をホストシステム20に通知する
ための処理を一定時間間隔で繰り返す。
【0039】ここでCPU16は、上記(3)の待ち時
間を次のようにして算出する。即ちCPU16は、例え
ば前回温度センサ15で測定されたSPM12の温度
(前回測定温度)を保持しておき、この前回測定温度と
一定時間経過後の今回の測定温度とから、一定時間当た
りの温度変化量を算出し、この変化量と今回測定温度か
ら、SPM12の温度がSPM起動可能温度範囲に入る
までの時間、つまり上記(3)の待ち時間を算出する。
この算出方法は、本実施形態のようにHDD10のCP
U16からは、加熱/冷却機30の加熱/冷却能力が分
からない場合に有効である。但し、SPM12の起動失
敗に伴うHDD10の状態の1回目の通知では、前回測
定温度が利用できないため、上記待ち時間は算出できな
い。そこで、1回目の通知では上記待ち時間として予め
定められた特定時間情報、例えば無限大を表す情報をホ
ストシステム20に通知する。この場合、ホストシステ
ム20は例えば「待ち時間を計算中です」といったメッ
セージ、或いは仮の待ち時間をディスプレイ21に表示
すればよい。また、HDD10の状態の通知は一定時間
間隔で行われ、したがって1回目の通知から当該一定時
間後には最初の待ち時間を算出可能であることから、最
初の待ち時間を表示できるまでの時間を表示するように
してもよい。なお上記待ち時間の算出に、前回測定温度
に代えて、n回前の測定温度を用いることも可能であ
る。明らかなように、n=1の場合には、n回前の測定
温度は前回測定温度となる。
【0040】さて、ホストシステム20の制御による加
熱/冷却機30を用いた加熱または冷却により、SPM
12の温度がSPM起動可能温度範囲に入るようになる
と(ステップS11)、CPU16はHDD10の加熱
または冷却のし過ぎを防止するために、HDC14内に
設定してある加熱/冷却要求フラグを加熱/冷却要求解
除状態に更新して加熱/冷却要求を取り下げる(ステッ
プS12)。そしてCPU16は、ホストシステム20
からのHDD10に対する再度の起動命令を待つ(ステ
ップS13)。
【0041】ホストシステム20は、ステップS25で
HDD10から読み込んだ上記情報のうちの加熱/冷却
要求フラグが加熱/冷却要求解除状態に更新されている
場合(ステップS26)、加熱/冷却機30による加熱
または冷却を停止する(ステップS32)。そしてホス
トシステム20は、HDD10を再起動するために当該
HDD10に対して起動命令を再発行する(ステップS
33)。
【0042】以上に述べた実施形態では、SPM12を
備えたHDD10が車両に搭載されると共に、当該HD
D10を利用するホストシステム20がナビゲーション
装置本体であるものとして説明したが、これに限るもの
ではない。例えば、ホストシステム20がパーソナルコ
ンピュータであって、HDD10が当該パーソナルコン
ピュータに内蔵して用いられるものであっても構わな
い。この場合、ホストシステム20から制御可能な、H
DD10に対する加熱/冷却専用の加熱/冷却機30が
必要となる。
【0043】この他、図4に示すように、HDD10に
代えて、SPM12を加熱/冷却するための加熱/冷却
機300が実装されたHDD100を用いるようにして
もよい。図4の例では、加熱/冷却機300は、SPM
12に近接して配置されている。HDD100において
は、SPM12の温度がSPM起動可能温度範囲から外
れているために当該SPM12の起動に失敗した場合、
図1中のCPU16に相当するCPU160が加熱/冷
却機300を制御すればよい。ここでは、図1中のホス
トシステム20に相当するホストシステム200が、加
熱/冷却機300を制御する必要がないため、CPU1
60は上記(1)の温度と上記(3)の待ち時間とをホ
ストシステム200に通知すればよい。
【0044】また、図4のシステムでは、加熱/冷却機
300の加熱/冷却能力は予め分かっていることから、
当該加熱/冷却能力を登録した加熱/冷却能力テーブル
をROM161内に用意することが可能である。この場
合、CPU160は加熱/冷却能力テーブルに登録され
た加熱/冷却能力を用いることで、現在のSPM12の
温度だけから上記(3)の待ち時間を算出することがで
きる。また、SPM12の温度と待ち時間の関係を登録
したテーブルを用いるならば、現在のSPM12の温度
で当該テーブルを参照するだけで、上記待ち時間を求め
る(予測する)ことが可能となる。
【0045】また、以上に述べた実施形態では、温度セ
ンサ15がSPM12の温度を測定するために当該SP
M12に近接して配置されてものとして説明したが、こ
れに限るものではない。例えば、SPM12が起動可能
な当該SPM12の上限温度及び下限温度とその際のH
DD10の特定箇所の温度との関係は予め求めることが
可能であることから、温度センサ15がHDD10のS
PM12以外の特定箇所の温度を測定するものであって
も構わない。この場合、SPM12の温度を間接的に測
定することになる。
【0046】また、以上に述べた実施形態では、SPM
12の温度がSPM起動可能温度範囲の下限より低い場
合には当該SPM12を加熱し、上限より高い場合には
当該SPM12を冷却するものとして説明したが、いず
れか一方の場合、例えば下限より低い場合だけに対応す
るようにしてもよい。このようにしても、SPM12の
温度がSPM起動可能温度範囲の下限を下回ったために
当該SPM12の起動に失敗した場合には、当該SPM
12が起動されない状況をホストシステム20から逐次
ユーザに伝えることができる。
【0047】また、以上に述べた実施形態では、CPU
16がHDD10の状態を示す情報を一定時間間隔でH
DC14に設定し、それをホストシステム20が定期的
に読み込むものとして説明したが、これに限るものでは
ない。例えば、ホストシステム20とHDD10とを接
続するインタフェースに、HDD10からホストシステ
ム20に割り込むことが可能なインタフェースを用いる
ならば、CPU16がHDD10の状態を示す情報を一
定時間間隔でHDC14に設定する毎に、HDC14か
らホストシステム20に対して割り込みを発生し、この
割り込みが受け付けられることにより、HDC14から
ホストシステム20に対してHDD10の状態を示す情
報を転送することも可能である。
【0048】また、以上に述べた実施形態では、本発明
を、磁気ディスクを回転させるSPMを備えたHDD
(磁気ディスク装置)について説明したが、これに限る
ものではなく、本発明は、他のディスク媒体、例えば光
磁気ディスクを回転させるSPMを備えた光磁気ディス
ク装置などのディスク記憶装置にも適用可能である。ま
た本発明は、ディスク記憶装置に限らず、SPMを備え
た装置全般に適用可能である。
【0049】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
タ起動可能温度範囲から外れているために当該スピンド
ルモータの起動に失敗したとき、当該スピンドルモータ
の温度が上記温度範囲に入るように制御するのと並行し
て、現在のスピンドルモータ温度と、当該スピンドルモ
ータが起動可能となるまでに要する待ち時間とをホスト
システムに通知するようにしたので、スピンドルモータ
が起動されない状況をホストシステムから逐次ユーザに
伝えることができる、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置を
備えたシステムの全体構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるHDD10の起動命令受信
時の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】同実施形態におけるホストシステム20の起動
命令発行を含む動作を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明の他の実施形態に係る磁気ディスク装置
を備えたシステムの全体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10,100…磁気ディスク装置(HDD) 11…磁気ディスク 12…スピンドルモータ(SPM) 13…モータドライバ 14…ディスクコントローラ(HDC、インタフェース
制御回路) 15…温度センサ 16,160…CPU 20,200…ホストシステム 21…ディスプレイ 30,300…加熱/冷却機 161…ROM(不揮発性記憶手段) 161a…起動可能温度テーブル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されるスピンドルモータを備えた装置において、 前記スピンドルモータの温度を測定する温度センサと、 前記装置を利用するホストシステムとの間のデータの通
    信を制御するインタフェース制御回路と、 前記モータドライバを介して前記スピンドルモータの起
    動を制御するCPUであって、前記スピンドルモータの
    起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前記ス
    ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
    タ起動可能温度範囲から外れている場合、前記ホストシ
    ステムに対して、前記スピンドルモータの温度を前記温
    度範囲内に入れるための加熱または冷却要求と、前記温
    度センサで測定された現在の前記スピンドルモータの温
    度と、加熱または冷却により起動可能となるまでの待ち
    時間とを、前記インタフェース制御回路を介して通知す
    るCPUとを具備することを特徴とするスピンドルモー
    タを備えた装置。
  2. 【請求項2】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されるスピンドルモータを備えた装置において、 前記スピンドルモータの温度を測定する温度センサと、 前記装置を利用するホストシステムとの間のデータの通
    信を制御するインタフェース制御回路と、 前記モータドライバを介して前記スピンドルモータの起
    動を制御するCPUであって、前記スピンドルモータの
    起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前記ス
    ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
    タ起動可能温度範囲の下限より低い場合、前記ホストシ
    ステムに対して、加熱要求と、前記温度センサで測定さ
    れた現在の前記スピンドルモータの温度と、加熱により
    起動可能となるまでの待ち時間とを、前記インタフェー
    ス制御回路を介して通知するCPUとを具備することを
    特徴とするスピンドルモータを備えた装置。
  3. 【請求項3】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されるスピンドルモータを備えた装置において、 前記スピンドルモータの温度を測定する温度センサと、 前記装置を利用するホストシステムとの間のデータの通
    信を制御するインタフェース制御回路と、 前記モータドライバを介して前記スピンドルモータの起
    動を制御するCPUであって、前記スピンドルモータの
    起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前記ス
    ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
    タ起動可能温度範囲の上限より高い場合、前記ホストシ
    ステムに対して、冷却要求と、前記温度センサで測定さ
    れた現在の前記スピンドルモータの温度と、冷却により
    起動可能となるまでの待ち時間とを、前記インタフェー
    ス制御回路を介して通知するCPUとを具備することを
    特徴とするスピンドルモータを備えた装置。
  4. 【請求項4】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されるスピンドルモータを備えた装置において、 前記スピンドルモータの温度を測定する温度センサと、 少なくとも前記スピンドルモータを加熱または冷却する
    加熱/冷却機と、 前記装置を利用するホストシステムとの間のデータの通
    信を制御するインタフェース制御回路と、 前記モータドライバを介して前記スピンドルモータの起
    動を制御するCPUであって、前記スピンドルモータの
    起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前記ス
    ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
    タ起動可能温度範囲から外れている場合、前記スピンド
    ルモータの温度が前記温度範囲内に入るように前記加熱
    /冷却機により前記スピンドルモータを加熱または冷却
    させると共に、前記ホストシステムに対して、前記温度
    センサで測定された現在の前記スピンドルモータの温度
    と、加熱または冷却により起動可能となるまでの待ち時
    間とを、前記インタフェース制御回路を介して通知する
    CPUとを具備することを特徴とするスピンドルモータ
    を備えた装置。
  5. 【請求項5】 前記CPUは、前記待ち時間を、現在の
    前記スピンドルモータの温度と、一定時間当たりの当該
    モータの温度の変化量から算出することを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスピンドルモー
    タを備えた装置。
  6. 【請求項6】 前記スピンドルモータの種類に固有の前
    記スピンドルモータ起動可能温度範囲が予め記憶された
    不揮発性記憶手段を更に具備し、 前記CPUは、前記温度センサで測定された前記スピン
    ドルモータの温度と前記不揮発性記憶手段に記憶された
    前記スピンドルモータ起動可能温度範囲とを比較するこ
    とで、前記スピンドルモータの温度が当該温度範囲から
    外れているか否かを判定することを特徴とする請求項1
    または請求項4記載のスピンドルモータを備えた装置。
  7. 【請求項7】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されてディスク媒体を回転させるスピンドルモー
    タを備えたディスク記憶装置において、 前記スピンドルモータの温度を測定する温度センサと、 前記ディスク記憶装置を利用するホストシステムとの間
    のデータの通信を制御するインタフェース制御機能を有
    するディスクコントローラと、 前記モータドライバを介して前記スピンドルモータの起
    動を制御するCPUであって、前記スピンドルモータの
    起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前記ス
    ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
    タ起動可能温度範囲から外れている場合、前記ホストシ
    ステムに対して、前記スピンドルモータの温度を前記温
    度範囲内に入れるための加熱または冷却要求と、前記温
    度センサで測定された現在の前記スピンドルモータの温
    度と、加熱または冷却により起動可能となるまでの待ち
    時間とを、前記ディスクコントローラを介して通知する
    CPUとを具備することを特徴とするディスク記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されてディスク媒体を回転させるスピンドルモー
    タを備えたディスク記憶装置において、 前記スピンドルモータの温度を測定する温度センサと、 少なくとも前記スピンドルモータを加熱または冷却する
    加熱/冷却機と、 前記ディスク記憶装置を利用するホストシステムとの間
    のデータの通信を制御するインタフェース制御機能を有
    するディスクコントローラと、 前記モータドライバを介して前記スピンドルモータの起
    動を制御するCPUであって、前記スピンドルモータの
    起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前記ス
    ピンドルモータの温度が予め定められたスピンドルモー
    タ起動可能温度範囲から外れている場合、前記スピンド
    ルモータの温度が前記温度範囲内に入るように前記加熱
    /冷却機により前記スピンドルモータを加熱または冷却
    させると共に、前記ホストシステムに対して、前記温度
    センサで測定された現在の前記スピンドルモータの温度
    と、加熱または冷却により起動可能となるまでの待ち時
    間とを、前記ディスクコントローラを介して通知するC
    PUとを具備することを特徴とするディスク記憶装置。
  9. 【請求項9】 モータドライバから供給される電流によ
    り駆動されるスピンドルモータを備えた装置と、 前記装置を利用するホストシステムと、 前記ホストシステムから出力される情報を表示するディ
    スプレイと、 前記ホストシステムの制御により少なくとも前記装置を
    加熱または冷却する加熱/冷却機とを具備し、 前記装置は、前記スピンドルモータの温度を測定する温
    度センサと、前記ホストシステムとの間のデータの通信
    を制御するインタフェース制御回路と、前記モータドラ
    イバを介して前記スピンドルモータの起動を制御するC
    PUであって、前記スピンドルモータの起動に失敗し、
    且つ前記温度センサで測定された前記スピンドルモータ
    の温度が予め定められたスピンドルモータ起動可能温度
    範囲から外れている場合、前記ホストシステムに対し
    て、前記スピンドルモータの温度を前記温度範囲内に入
    れるための加熱または冷却要求と、前記温度センサで測
    定された現在の前記スピンドルモータの温度と、加熱ま
    たは冷却により起動可能となるまでの待ち時間とを、前
    記インタフェース制御回路を介して通知するCPUとを
    備え、 前記ホストシステムは、前記インタフェース制御回路を
    介して通知される前記加熱または冷却要求に応じて前記
    加熱/冷却機を制御すると共に、前記インタフェース制
    御回路を介して通知される前記スピンドルモータの温度
    と前記待ち時間とが反映された情報を前記ディスプレイ
    に表示することを特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 モータドライバから供給される電流に
    より駆動されるスピンドルモータを備えた装置と、 前記装置を利用するホストシステムと、 前記ホストシステムから出力される情報を表示するディ
    スプレイとを具備し、 前記装置は、前記スピンドルモータの温度を測定する温
    度センサと、少なくとも前記スピンドルモータを加熱ま
    たは冷却する加熱/冷却機と、前記ホストシステムとの
    間のデータの通信を制御するインタフェース制御回路
    と、前記モータドライバを介して前記スピンドルモータ
    の起動を制御するCPUであって、前記スピンドルモー
    タの起動に失敗し、且つ前記温度センサで測定された前
    記スピンドルモータの温度が予め定められたスピンドル
    モータ起動可能温度範囲から外れている場合、前記スピ
    ンドルモータの温度が前記温度範囲内に入るように前記
    加熱/冷却機により前記スピンドルモータを加熱または
    冷却させると共に、前記ホストシステムに対して、前記
    温度センサで測定された現在の前記スピンドルモータの
    温度と、加熱または冷却により起動可能となるまでの待
    ち時間とを、前記インタフェース制御回路を介して通知
    するCPUとを備え、 前記ホストシステムは、前記インタフェース制御回路を
    介して通知される前記スピンドルモータの温度と前記待
    ち時間とが反映された情報を前記ディスプレイに表示す
    ることを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 前記CPUは、前記ホストシステムへ
    の前記通知を定期的に行うことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載のスピンドルモータを備え
    た装置、または請求項7記載のディスク記憶装置、また
    は請求項8記載のディスク記憶装置、または請求項9記
    載のシステム、または請求項10記載のシステム。
JP2001130082A 2001-04-26 2001-04-26 スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム Withdrawn JP2002324392A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130082A JP2002324392A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム
US10/091,525 US20020159354A1 (en) 2001-04-26 2002-03-07 Disk drive apparatus with spindle motor for rotating disk medium, storage system including the apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130082A JP2002324392A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002324392A true JP2002324392A (ja) 2002-11-08
JP2002324392A5 JP2002324392A5 (ja) 2005-09-08

Family

ID=18978521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001130082A Withdrawn JP2002324392A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020159354A1 (ja)
JP (1) JP2002324392A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026549A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Funai Electric Co Ltd 情報記録/再生装置
JP2007026542A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Funai Electric Co Ltd 情報記録/再生装置
KR100699867B1 (ko) 2005-10-05 2007-03-28 삼성전자주식회사 온도에 따른 스핀들 기동방법 및 그 장치
US9310798B2 (en) 2012-03-30 2016-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Motor drive device
JP2022077972A (ja) * 2020-11-05 2022-05-24 アクシス アーベー データストレージデバイスの温度を制御するための方法及びシステム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7708809B2 (en) * 2002-11-20 2010-05-04 Mitsubishi Materials Corporation Hydrogen permeable membrane
JP2006351093A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Denso Corp ハードディスク装置
JP4470883B2 (ja) * 2005-12-28 2010-06-02 ソニー株式会社 ディスク駆動装置および撮像装置
CN101311899B (zh) * 2007-05-25 2010-10-27 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 信息处理装置的预热控制系统及其控制方法
US20090077404A1 (en) * 2007-09-14 2009-03-19 Gainspan, Inc. Method and system of reducing power consumption of system on chip based on analog-to-digital control circuitry
US8189283B2 (en) 2010-02-04 2012-05-29 Apple Inc. Disk drive with state-information data buffer
US8804267B2 (en) * 2012-11-07 2014-08-12 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive predicting spindle motor failure by evaluating current draw relative to temperature
JP5902767B2 (ja) * 2014-07-09 2016-04-13 ファナック株式会社 モータの過熱推定を行う工作機械の制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075498Y2 (ja) * 1987-10-19 1995-02-08 株式会社リコー 画像形成装置の待機時間表示装置
JP2692774B2 (ja) * 1992-05-29 1997-12-17 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 光ドライブ装置の動作温度を動的に制御する装置及び方法
US5764430A (en) * 1996-04-01 1998-06-09 International Business Machines Corporation Disk drive having optimized spindle speed for environment
US6088662A (en) * 1996-12-13 2000-07-11 Seagate Technology, Inc. Thermoelectric temperature sensing system in a computer hard disc drive
JP3637181B2 (ja) * 1997-05-09 2005-04-13 株式会社東芝 コンピュータシステムおよびそのクーリング制御方法
US6055120A (en) * 1997-09-03 2000-04-25 International Business Machines Corporation Disk drive start-up failure detection under disparate conditions
KR100382636B1 (ko) * 1998-07-15 2005-09-20 삼성전자주식회사 컴퓨터의냉각팬제어장치
AU1104600A (en) * 1998-10-13 2000-05-01 Avid Technology, Inc. Disk drive enclosure
US6078158A (en) * 1998-12-04 2000-06-20 International Business Machines Corporation Disk drive motor spin-up control
JP3966534B2 (ja) * 2000-04-24 2007-08-29 パイオニア株式会社 記録再生装置
US6735035B1 (en) * 2000-11-20 2004-05-11 International Business Machines Corporation Method and apparatus for enabling cold temperature performance of a disk
JP3769200B2 (ja) * 2001-03-06 2006-04-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 冷却ファンの制御方法および装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026549A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Funai Electric Co Ltd 情報記録/再生装置
JP2007026542A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Funai Electric Co Ltd 情報記録/再生装置
JP4604892B2 (ja) * 2005-07-15 2011-01-05 船井電機株式会社 情報記録/再生装置
JP4692117B2 (ja) * 2005-07-15 2011-06-01 船井電機株式会社 情報記録/再生装置
KR100699867B1 (ko) 2005-10-05 2007-03-28 삼성전자주식회사 온도에 따른 스핀들 기동방법 및 그 장치
US9310798B2 (en) 2012-03-30 2016-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Motor drive device
JP2022077972A (ja) * 2020-11-05 2022-05-24 アクシス アーベー データストレージデバイスの温度を制御するための方法及びシステム
JP7431206B2 (ja) 2020-11-05 2024-02-14 アクシス アーベー データストレージデバイスの温度を制御するための方法及びシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20020159354A1 (en) 2002-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002324392A (ja) スピンドルモータを備えた装置、及び同装置を有するシステム
JP4325817B2 (ja) ディスクアレイ装置
JP2010146630A (ja) ディスク・ドライブ及びディスク・アレイ・システム
JP2001331243A (ja) 情報処理装置及び省電力制御方法及び省電力制御プログラムを格納した記録媒体
JP2002216417A (ja) ディスクの低温動作を可能にする方法および装置
JP3563712B2 (ja) 光ディスク装置及び記録速度制御方法
JP2003173638A (ja) ディスク記憶装置及びモータ制御方法
JPH07226016A (ja) ディスク装置のモータ起動制御方法
JP2002324392A5 (ja)
JP2001057010A (ja) 磁気記録再生装置及び同装置における動作保証方法
JPS58211359A (ja) 磁気デイスク装置
JP2005031729A (ja) ディスク制御装置、ディスク装置、ディスク制御方法、ディスク制御プログラム
JP2006302300A (ja) ディスクアレイ装置
JP2002272172A (ja) 流体軸受けスピンドルモータを備えたディスク記憶装置及び同スピンドルモータの異常検出方法
JPWO2006100760A1 (ja) 記憶装置、記憶装置管理システムおよび記憶装置管理方法
US7095201B1 (en) Method and apparatus for providing a user selectable start-up current in a disk drive
JP2009187624A (ja) 記憶装置および記憶装置のスピンドルモータの制御方法
JP2007164738A (ja) データ記憶装置及び画像処理装置
JP2002251816A (ja) ディスク録再装置
JP3492049B2 (ja) データ制御装置
JP2002329363A (ja) 情報処理装置、及び記憶装置の制御方法
JP2543295B2 (ja) 記録媒体の読取方法
JP2009054209A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置を有するディスク・ドライブ装置及びそのディスク・ドライブ装置において不揮発性半導体メモリ装置にデータを格納する方法
JP2003331572A (ja) 電子機器および動作制御方法
JP2001035055A (ja) 光ディスクライブラリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060811