JP3492049B2 - データ制御装置 - Google Patents
データ制御装置Info
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Description
リに対して複数系のデータアクセス装置によってデータ
の書き込み及び読み出しを行うデータ制御装置に関し、
特に、この揮発性メモリへの電源の切断時においてこの
揮発性メモリ内のデータをディスク装置に退避させるデ
ータ制御装置に関する。
による複数台の磁気ディスク装置へのデータアクセスを
行う磁気ディスク制御装置(データ制御装置)が実用さ
れている。この磁気ディスク制御装置の概略構成を、図
6に示す。図6において、磁気ディスク制御装置には、
揮発性メモリからなる単一の共用メモリ100,及び、
この共用メモリ100にバックアップ電源を供給するバ
ッテリ101が備えられている。そして、この共用メモ
リ100は、信頼性向上のために2グループ設けられた
データアクセス部から、夫々アクセス可能となってい
る。各データアクセス部は、夫々、この共用メモリ10
0に対して共通バスBを介して接続されたチャネルアダ
プタ(CA)102,デバイスアダプタ(DA)10
3,及び、サービスアダプタ(SA)104,並びに、
このサービスアダプタ(SA)104に接続された内蔵
ディスク105を、有している。
トコンピュータに接続されており、デバイスアダプタ
(DA)103は、磁気ディスク装置である直接アクセ
ス記憶装置(DASD:Direct Access Storage Devic
e)に接続されている。また、サービスアダプタ(S
A)104には、内蔵ディスク105が接続されてい
る。
御装置に接続されたホストコンピュータから磁気ディス
ク装置へのデータ書き込み時におけるキャッシュメモリ
として機能する。また、この共用メモリ100には、デ
ータの書き込みやデータの書き出しの履歴を示す履歴管
理テーブルや、その他装置内で使用する固有データが、
保持される。
いては磁気ディスク装置の主電源によって電源電圧の供
給を受けているが、この主電源の切断時においてはバッ
テリ101からバックアップ電源を受ける。そして、こ
の共用メモリ100内のデータは、デバイスアダプタ
(DA)103によって直接アクセス記憶装置(DAS
D)に退避される。
切断時には共用メモリ100内のデータが共用メモリ1
00外に退避されるのであるが、データアクセス部が2
グループ構成になっていると、何れのグループのデータ
アクセス部にデータを退避させれば良いのかを決定でき
ない。また、データ退避先のデータアクセス部を決定す
る法則がないことに起因し、データの復帰時において、
どちらのデータアクセス部にデータが退避しているのか
を知ることができない。その結果、電源復旧時に退避さ
れたデータを探し出すのに手間取るという問題が生じて
いた。
のであり、揮発性の共用メモリにアクセスするデータア
クセス部を複数グループ備えた構成を採る場合におい
て、共用メモリ内のデータを退避させるべきデータアク
セス部を論理的に決定できるとともに、実際にどちらの
データアクセス部にデータが退避されたかを容易に知る
ことができる、データ制御装置を提供することを課題と
する。
タ制御装置は、上記課題を解決するために、図1の原理
図に示す構成を採用した。即ち、請求項1によるデータ
制御装置は、揮発性メモリ(200)及び不揮発性メモ
リ(201)を有するとともに、前記揮発性メモリ(2
00)に対してデータの書き込み及び読み出しを行うデ
ータアクセス部(202)を複数系有するデータ制御装
置であって、前記各データアクセス部(202)は、夫
々、ディスク装置(203)と、前記揮発性メモリ(2
00)に電源を供給する電源部(204)と、他方のデ
ータアクセス部(202)の前記電源の状態を監視する
監視手段(205)と、自己のデータアクセス部(20
2)の前記電源の切断に際して、前記監視手段(20
5)によって前記他方のデータアクセス部(202)の
前記電源が切断状態にあると判断された場合に、前記揮
発性メモリ(200)内のデータを前記ディスク装置
(203)に退避させる退避手段(206)と、前記退
避手段(206)による退避がなされた場合に、前記揮
発性メモリ(200)内のデータを自己のデータアクセ
ス部(202)の前記ディスク装置(203)に退避さ
せた旨の表示を前記不揮発性メモリ(201)に記録す
る記録手段(207)とを備えたことを特徴とする。こ
のデータ制御装置は、磁気ディスク制御装置であっても
良い。揮発性メモリ(200)は、キャッシュメモリと
して用いられていても良いRAM等である。ディスク装
置(203)は、ハードディスク,シリコンディスク,
フロッピーディスク,光磁気ディスク等、電源によるバ
ックアップを必要とせずにデータを保持することができ
るデータ記憶装置であれば良い。不揮発性メモリ(20
1)は、フラッシュメモリ等のEEPROM(EPRO
M)を用いることができる。
ータアクセス部(202)の退避手段(206)は、自
己のデータアクセス部(202)の電源の切断に際し
て、前記監視手段(205)による他方のデータアクセ
ス部(202)の電源状態の監視結果をチェックする。
そして、監視手段(205)によって他方のデータアク
セス部(202)の電源が切断状態にあると判断された
場合に、揮発性メモリ(200)内のデータをディスク
装置(203)に退避させる。一方、監視手段(20
5)によって他方のデータアクセス部(202)の電源
が切断状態にないと判断された場合には、データの退避
は行わない。このように、電源切断時において揮発性メ
モリ(200)内のデータをどちらのデータアクセス部
(202)のディスク装置(203)に退避させるべき
かは、他方のデータアクセス部(202)での電源の状
態に依って一義的に定まる。また、退避手段(206)
による退避がなされた場合には、記録手段(207)
は、揮発性メモリ(200)内のデータを自己のデータ
アクセス部(202)のディスク装置(203)に退避
させた旨の表示を、不揮発性メモリ(201)に記録す
る。従って、データを揮発性メモリ(200)内に再展
開する場合においても、どちらのデータアクセス部(2
02)のディスク装置(203)にデータを退避させた
かを直ちに知ることができ、迅速且つ正確なデータ展開
が可能になる。
各データアクセス部が、夫々、自己のデータアクセス部
の前記電源部による前記電源の投入時において、前記不
揮発性メモリに記録された内容を読み出す読出手段と、
前記揮発性メモリ内のデータを自己のデータアクセス部
の前記ディスク装置に退避させた旨の表示が前記読出手
段によって読み出された場合に、前記ディスク装置に退
避されている前記データを前記揮発性メモリに展開する
展開手段とを更に備えたことで特定したものである。こ
のようにすれば、読出手段は、不揮発性メモリに記載さ
れたメモに基づいて、どちらのデータアクセス部のディ
スク装置にデータが退避されているのかを知ることがで
きる。従って、展開手段によるデータ展開が容易に可能
になる。
データ制御装置において、両データアクセス部の電源部
による電源が共に切断されてから前記データの前記ディ
スク装置への退避が完了するまでの間、前記揮発性メモ
リにバックアップ電源を供給するバッテリを更に備えた
ことで、特定したものである。このようにすれば、電源
部による電源供給が不確実である期間においても揮発性
メモリ内のデータを揮発させることなく保持することが
できる。
2のディスク装置に退避されている前記データを前記揮
発性メモリに展開し終えた時点で前記揮発性メモリへバ
ックアップ電源を供給し始めるとともに、前記データの
前記ディスク装置への退避が完了した時点で前記揮発性
メモリへのバックアップ電源の供給を中止するバッテリ
を更に備えたことで、特定したものである。このように
すれは、電源部による電源供給が不確実である期間にお
いても揮発性メモリ内のデータを揮発させることなく保
持することができるとともに、データの退避が済んでデ
ータ揮発の危険が無くなった時点における無駄な電源供
給を省くことができる。
5のディスク装置に退避される揮発性メモリ内のデータ
が、装置内で用いられる固有データであることで、特定
したものである。
の実施の形態を説明する。 <磁気ディスク制御装置(データ制御装置)の回路構成
>図2は、本実施形態による磁気ディスク制御装置(デ
ータ制御装置)の概略構成を示すブロック図である。図
2において、磁気ディスク制御装置には、揮発性メモリ
からなる単一の共用メモリ1,この共用メモリ1にバッ
クアップ電源を供給するバッテリ6,及び単一の不揮発
メモリ9が備えられている。そして、共用メモリ1は、
信頼性向上のために2グループ設けられたデータアクセ
ス部から、夫々アクセス可能となっている。図2におい
ては、図の上方に示されたグループをGROUP0と
し、図の下方に示されたグループをGROUP1として
いる。
1に対して共通バスBを介して接続されたチャネルアダ
プタ(CA)2,デバイスアダプタ(DA)3,及び、
サービスアダプタ(SA)4,このサービスアダプタ
(SA)4に接続された内蔵ディスク(ハードディス
ク)5,主電源7,並びに、バッテリ6を制御するコン
トローラ8を、有している。
にマイクロプロセッサを備えた機能モジュールであり、
この磁気ディスク制御装置に接続されたホストコンピュ
ータ(HOST)との間でデータの授受を行う。このチ
ャネルアダプタ(CA)2は、この磁気ディスク制御装
置に接続されたホストコンピュータ(HOST)が複数
台あるときには、各ホストコンピュータ(HOST)に
対応して複数個設けられる。
にマイクロプロセッサを備えた機能モジュールであり、
この磁気ディスク制御装置に接続された磁気ディスク装
置である直接アクセス記憶装置(DASD:Direct Acc
ess Storage Device)との間でデータの授受を行う。こ
のデバイスアダプタ(DA)も、この磁気ディスク制御
装置に接続された直接アクセス記憶装置(DASD)が
複数台ある場合には、各直接アクセス記憶装置(DAS
D)に対応して複数個設けられる。
手段としてのサービスアダプタ(SA)4は、各データ
アクセス部全体の動作を管理するマイクロプロセッサを
内蔵した機能モジュールである。このサービスアダプタ
(SA)4は、自グループの主電源7のパワーオン時或
いはパワーオフ時において、必要な処理を実行する。こ
のサービスアダプタ(SA)4には、ハードディスクで
ある内蔵ディスク5が接続されている。
には、チャネルアダプタ(CA)2及びデバイスアダプ
タ(DA)3内のマイクロプロセッサにて実行されるプ
ログラムが格納されているとともに、主電源7のパワー
オフ時において、共用メモリ1内に格納されていた固有
データ(履歴管理テーブル(差分バックアップ用ビット
マップ))が退避される。
磁気ディスク制御装置に接続されたホストコンピュータ
(HOST)から直接アクセス記憶装置(DASD)へ
のデータ書き込み時におけるキャッシュメモリとして機
能する。即ち、ホストコンピュータ(HOST)からの
データは、チャネルアダプタ(CA)2によって、一旦
共用メモリ1に書き込まれて保持される。そして、共用
メモリ1に保持されている間にホストコンピュータ(H
OST)からこのデータの読み出し要求があった場合に
は、このデータはこの共用メモリ1から直接に読み出さ
れる。また、この共用メモリ1の記憶容量が一杯になっ
た場合には、最先に書き込まれたデータから、書き込み
先の直接アクセス記憶装置(DASD)へ書き出される
のである。また、この共用メモリ1には、データの書き
込みやデータの書き出しの履歴を示す履歴管理テーブル
(差分バックアップ用ビットマップ)や、その他装置内
で使用する固有データが、保持される。
データアクセス部を駆動する電源を供給する。このデー
タアクセス部に電源を供給している状態が「パワーオ
ン」の状態であり、データアクセス部に電源を供給して
いない状態が「パワーオフ」の状態である。主電源7
は、「パワーオン」の状態の時には、共用メモリ1にデ
ータ保持用の電源を供給するとともに、バッテリ6を充
電する。
時,特に、主電源7の異常切断時に、共用メモリ1にデ
ータ保持用のバックアップ電源を供給する。このバッテ
リ6が共用メモリ1にバックアップ電源を供給するか否
かは、コントローラ8によって制御される。
ビスアダプタ(SA)4と信号線(a)によって接続さ
れている。そして、自グループの主電源7がパワーオン
状態であるか否かを常時監視し、その監視結果をサービ
スアダプタ(SA)4に通知する。また、バッテリ6に
よるバックアップ電源供給の制御をするに際しては、サ
ービスアダプタ(SA)4による指示に従う。
揮発メモリ9は、各データアクセス部のサービスアダプ
タ(SA)4と、夫々信号線(b)によって接続されて
いる。そして、各サービスアダプタ(SA)4によっ
て、データ退避の有無が書き込まれるとともに、書き込
まれたデータ退避の有無の情報が読み取られる。
プタ(SA)4同士は、信号線(c)によって相互に接
続されて、互いのデータアクセス部のパワーオン/パワ
ーオフの状態を通知し合う。 <各データアクセス部での処理内容>次に各データアク
セス部において実行される処理の内容を説明する。 〔起動中処理〕図3は、各データアクセス部において、
パワーオンの状態の期間中において実行される処理(起
動中処理)の内容を示すフローチャートである。
おいて他の処理が実行される。即ち、各チャネルアダプ
タ(CA)2による共用メモリ1へのキャッシュデータ
の書き込みや、共用メモリ1からのキャッシュデータの
読み出し、デバイスアダプタ(DA)3による共用メモ
リ1内のキャッシュデータの書き出しや共用メモリ1へ
のキャッシュデータの書き込み等が、実行される。
A)4は、他グループのサービスアダプタ(SA)4か
らパワーオフか否かのチェックを受けたかどうかを判定
する。そして、チェックを受けていないのであれば、処
理をS01に戻し、チェックを受けている場合には、処
理をS03に進める。
は、他グループのサービスアダプタ(SA)4に対し
て、自グループがパワーオフでないので、他グループの
内蔵ディスク5に共用メモリ1内のデータを退避(セー
ブ)させる必要がない旨を通知する。なお、自グループ
がパワーオフである場合には、当然に、この処理は実行
されないので、他グループに対して通知が行われないこ
とになる。このS03の処理完了後、処理がS01に戻
される。 〔パワーオフ時の処理〕図4は、コントローラ8が主電
源7への切断要求を検出したことによりスタートする処
理を示すフローチャートである。このフローチャートに
おいてスタート後最初のS11において、サービスアダ
プタ(SA)4は、他グループのデータアクセス部がパ
ワーオフ状態にあるかどうかを、他グループのサービス
アダプタ(SA)4の状態を見てチェックする(監視手
段に対応)。そして、他グループがパワーオンであれ
ば、図3のS03が実行されて通知がなされるが、他グ
ループがパワーオフであると、何ら通知がなされないこ
とになる。
(SA)4は、この通知の有無により、他グループがパ
ワーオフであるか否かをチェックし、パワーオフである
と、処理をS13に進める。S13では、デバイスアダ
プタ(DA)3が、共用メモリ1内にライトキャッシュ
されたキャッシュデータを、直接アクセス記憶装置(D
ASD)に書き出す。
(SA)4は、装置内で使用する固有データ(履歴管理
テーブル(差分バックアップ用ビットマップ))を、共
用メモリ1から内蔵ディスク5へ書き出す(退避手段に
対応)。
(SA)4は、バッテリ6によるバックアップ電源を共
用メモリ1に供給しなくても良い旨を、コントローラ8
に対して通知する。
(SA)4は、共用メモリ1内の上記固有データが自グ
ループの内蔵ディスク5に退避した旨を、不揮発メモリ
9にメモする(記録手段に対応)。
であると判定した場合には、S17において、サービス
アダプタ(SA)4は、共用メモリ1内の上記固有デー
タが自グループの内蔵ディスク5に退避していない旨
を、不揮発メモリ9にメモする。 以上のようにしてS
16又はS17の処理が完了した後に、このパワーオフ
時の処理は、終了する。主電源7は、この処理の終了を
待って、実際に切断される。 〔パワーオン時の処理〕図5は、コントローラ8が主電
源7の起動を検出したことによりスタートする処理を示
すフローチャートである。このフローチャートにおい
て、スタート後最初のS21では、サービスアダプタ
(SA)4は、不揮発メモリ9に書き込まれているメモ
を読み取り、上記固有データが自グループの内蔵ディス
ク5に退避しているかどうかを判断する(読出手段に対
応)。そして、自グループの内蔵ディスク5に退避して
いると判断した場合には、サービスアダプタ(SA)4
は、内蔵ディスク5内に格納されている上記固有データ
を、共有メモリ1上に書き込んで展開する(展開手段に
対応)。
A)4は、コントローラ8に対して、主電源7の異常切
断に備えてバッテリ6のバックアップ電源を共用メモリ
1に供給することを指示する。
蔵ディスク5に退避していないと判断した場合には、サ
ービスアダプタ(SA)4は、他グループのサービスア
ダプタ(SA)4が上記固有データを共有メモリ1に書
き終えた時点で、コントローラ8に対して、主電源7の
異常切断に備えてバッテリ6のバックアップ電源を共用
メモリ1に供給することを指示する。
が完了した後に、このパワーオン時の処理は、終了す
る。 <磁気ディスク制御装置(データ制御装置)の動作>次
に、以上のように構成される本実施形態による磁気ディ
スク制御装置(データ制御装置)の動作例を説明する。
ワーオンの状態である間に、グループ0のデータアクセ
ス部のコントローラ8が主電源7への電源切断要求を検
出したとする。すると、グループ0のサービスアダプタ
(SA)4は、グループ1のサービスアダプタ(SA)
4の状態を見て、グループ1がパワーオフであるかどう
かをチェックする(S11)。すると、グループ1のサ
ービスアダプタ(SA)4は、グループ0のサービスア
ダプタ(SA)4に対し、パワーオフでないので、内蔵
ディスク5への固有データのセーブをする必要がない旨
を通知する(S03)。
ダプタ(SA)4は、不揮発メモリ9に、自グループの
内蔵ディスク5には固有データが退避していない旨を書
き込む(S17)。そして、グループ0の主電源7は、
このままパワーオフとなる。
フになった後、グループ1のデータアクセス部のコント
ローラ8が主電源7への電源切断要求を検出したとす
る。この場合も、グループ1のサービスアダプタ(S
A)4は、グループ0のサービスアダプタ(SA)4の
状態を見て、グループ0がパワーオフであるかどうかを
チェックする(S11)。
プタ(SA)4からは何ら通知(S03)が戻って来な
いので、グループ1のサービスアダプタ(SA)4は、
共用メモリ1内のキャッシュデータを各直接アクセス記
憶装置(DASD)に退避させるとともに(S13)、
共用メモリ1内の上記固有データ(履歴管理テーブル
(差分バックアップ用ビットマップ))を内蔵ディスク
5に書き出す(S14)。しかる後に、グループ1のサ
ービスアダプタ(SA)4は、コントローラ8に対し
て、バッテリ6による共用メモリ1へのバックアップ電
源の供給を停止させ(S15)、グループ1の内蔵ディ
スク5に上記固有データを退避させた旨を不揮発メモリ
9にメモする(S16)。その後、グループ1の主電源
7はパワーオフとなるのである。
パワーオフの状態である間に、グループ0の主電源7が
投入されたとする。すると、グループ0のサービスアダ
プタ(SA)4は、不揮発メモリ9に記載されたメモの
内容を見て、共用メモリ1内の上記固有データがグルー
プ0の内蔵ディスク5に退避しているかどうかをチェッ
クする(S21)。この場合、不揮発メモリ9には、グ
ループ1の内蔵ディスク内に固有データが退避している
旨がメモされているので、グループ0のサービスアダプ
タ(SA)4は、グループ1のデータアクセス部による
共用メモリ1上への上記固有データの展開を待つ(S2
4)。
グループ1の主電源7が投入されたとする。すると、グ
ループ1のサービスアダプタ(SA)4は、不揮発メモ
リ9に記載されたメモの内容を見て、共用メモリ1内の
上記固有データがグループ1の内蔵ディスク5に退避し
ているかどうかをチェックする(S21)。この場合、
不揮発メモリ9には、グループ1の内蔵ディスク内に固
有データが退避している旨がメモされているので、グル
ープ1のサービスアダプタ(SA)4は、上記固有デー
タを内蔵ディスク5から共用メモリ1上へ展開する(S
22)。
ビスアダプタ(SA)4は、この時点で、コントローラ
8に対してバッテリ6によるバックアップ電源を共用メ
モリ1に供給すべきことを指示する(S24)。同時
に、グループ1のサービスアダプタ(SA)4も、コン
トローラ8に対してバッテリ6によるバックアップ電源
を共用メモリ1に供給すべきことを指示する(S2
3)。
ータ制御装置によると、各グループのサービスアダプタ
(SA)4は、信号線(c)によって接続され、互いの
状態(パワーオフ/パワーオン)を通知しあっているの
で、共有メモリ1内に展開している固有データ(履歴管
理テーブル(差分バックアップ用ビットマップ))をパ
ワーオフ時に退避させる場合においても、どちらのグル
ープの内蔵ディスク5に退避すべきかを一義的に決定す
ることができる。
A)4は、各グループによって共用される不揮発メモリ
9に夫々接続され、自グループの内蔵ディスク5に上記
固有データを退避させたか否かをこの不揮発メモリ9に
書き込むので、パワーオン時において、どちらのグルー
プの内蔵ディスク5に上記固有データを退避させたかを
直ちに知ることができる。従って、容易にパワーオン時
の処理を実行することができる。
固有データがパワーオフ時に内蔵ディスク5に退避され
るとともにキャッシュデータが各直接アクセス記憶装置
(DASD)に書き出されることから、パワーオフの状
態の間においては、共用メモリ1はデータを保持する必
要がない。従って、その間に共用メモリ1にバッテリ6
からバックアップ電源を供給する必要はない。その結
果、バッテリ6の使用可能期間が長くなるとともに、パ
ワーオン時においてバッテリ6に常に充電する手間も省
くことができる。
御装置によると、揮発性の共用メモリにアクセスするデ
ータアクセス部を複数グループ備えた構成を採る場合で
あっても、共用メモリ内のデータを退避させるべきデー
タアクセス部を論理的に決定できるとともに、実際にど
ちらのデータアクセス部にデータが退避されたかを容易
に知ることができる。
置(データ制御装置)の概略を示すブロック図
起動中処理を示すフローチャート
パワーオフ時における処理を示すフローチャート
パワーオン時における処理を示すフローチャート
置)の概略を示すブロック図
Claims (5)
- 【請求項1】揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有する
とともに、前記揮発性メモリに対してデータの書き込み
及び読み出しを行うデータアクセス部を複数系有するデ
ータ制御装置であって、 前記各データアクセス部は、夫々、 ディスク装置と、 前記揮発性メモリに電源を供給する電源部と、 他方のデータアクセス部の前記電源の状態を監視する監
視手段と、 自己のデータアクセス部の前記電源の切断に際して、前
記監視手段によって前記他方のデータアクセス部の前記
電源が切断状態にあると判断された場合に、前記揮発性
メモリ内のデータを前記ディスク装置に退避させる退避
手段と、 前記退避手段による退避がなされた場合に、前記揮発性
メモリ内のデータを自己のデータアクセス部の前記ディ
スク装置に退避させた旨の表示を前記不揮発性メモリに
記録する記録手段とを備えたことを特徴とするデータ制
御装置。 - 【請求項2】前記各データアクセス部は、夫々、 自己のデータアクセス部の前記電源部による前記電源の
投入時において、前記不揮発性メモリに記録された内容
を読み出す読出手段と、 前記揮発性メモリ内のデータを自己のデータアクセス部
の前記ディスク装置に退避させた旨の表示が前記読出手
段によって読み出された場合に、前記ディスク装置に退
避されている前記データを前記揮発性メモリに展開する
展開手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1記載
のデータ制御装置。 - 【請求項3】前記両データアクセス部の前記電源部によ
る電源が共に切断されてから前記データの前記ディスク
装置への退避が完了するまでの間、前記揮発性メモリに
バックアップ電源を供給するバッテリを更に備えたこと
を特徴とする請求項1記載のデータ制御装置。 - 【請求項4】前記ディスク装置に退避されている前記デ
ータを前記揮発性メモリに展開し終えた時点で前記揮発
性メモリへバックアップ電源を供給し始めるとともに、
前記データの前記ディスク装置への退避が完了した時点
で前記揮発性メモリへのバックアップ電源の供給を中止
するバッテリを更に備えたことを特徴とする請求項2記
載のデータ制御装置。 - 【請求項5】前記ディスク装置に退避される揮発性メモ
リ内のデータは、装置内で用いられる固有データである
ことを特徴とする請求項1記載のデータ制御装置。
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