JP2859205B2 - 携帯型情報処理システムのフラッシュ・メモリのデータ記録装置及びデータ記録方法 - Google Patents

携帯型情報処理システムのフラッシュ・メモリのデータ記録装置及びデータ記録方法

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JP2859205B2 JP10142296A JP10142296A JP2859205B2 JP 2859205 B2 JP2859205 B2 JP 2859205B2 JP 10142296 A JP10142296 A JP 10142296A JP 10142296 A JP10142296 A JP 10142296A JP 2859205 B2 JP2859205 B2 JP 2859205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型情報処理シス
テムのフラッシュ・メモリのデータ記録装置に関し、特
に、電池を電源とし、電源切断時に予備電池のバックア
ップにより切断直前の動作状態を一時記憶しておき電源
再投入時に該動作状態を再現するサスペンド及びレジュ
ーム機能を有し、動作中に得られた記録が必要なデータ
を記録保持のための電源が不要なフラッシュ・メモリへ
記録する携帯型情報処理システムに用いられ、前記フラ
ッシュ・メモリへのデータの記録を制御するデータ記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯型情報処理システムにおけ
る従来のフラッシュ・メモリ(電気的に書き換え可能な
一括消去型リード・オンリー・メモリ、以下、フラッシ
ュROMと称す)のデータ記録装置を図7に示す。フラ
ッシュROMの消去や書き換えに必要な電源電圧値は他
の通常の回路のそれよりも高い。図7において、フラッ
シュROMのデータ記録装置7は、電池電圧チェック手
段71及びフラッシュROMへの記録手段72を有する
データ記録制御部70のみから構成されている。図示し
ていない携帯型情報処理システムの主制御部からの指示
によりデータ2をフラッシュROM3へ記録する場合、
まず、電池電圧チェック手段71においてフラッシュR
OM3へ供給される電池4からの電源電圧値がデータを
書き込むことができる値か否かチェックする。チェック
の結果、データ書き込みが可能と判断した場合、フラッ
シュROMへの記録手段72によりデータ2をフラッシ
ュROM3に記録する。チェックの結果、データ書き込
みが不可能と判断した場合は、フラッシュROM3への
記録は行わない。フラッシュROM3への記録が行われ
なかったとき、利用者が意識してフラッシュROM3に
データを記録する場合には、記録できなかった旨を利用
者に通知し、電池4の交換後、再度データを記録するよ
う促すことができる。しかし、システムが内部処理の記
録データをフラッシュROM3に記録したり、システム
が自動訂正可能なメモリ誤りの発生状況を自動記録した
りする場合には、利用者はフラッシュROM3にデータ
を書き込むことを意識しておらず、フラッシュROM3
内の情報が古いままとなってしまっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のフラッシュ・メモリ(ROM)のデータ記録装置
では、電池電圧の低下によりフラッシュ・メモリへの記
録が行われなかった場合に、後で記録し直す処理が行わ
れず、フラッシュ・メモリの内容は古いままになってし
まう場合があり、フラッシュ・メモリ内のデータの信頼
性が低かった。
【0004】したがって本発明の目的は、電池電圧の低
下によりフラッシュ・メモリへのデータ記録が行えなか
った場合、電池電圧が復帰した時に、前回フラッシュ・
メモリに記録できなかった内容を記録し直すことによ
り、フラッシュ・メモリ内のデータの信頼性を高めるこ
とが可能なフラッシュ・メモリのデータ記録装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型情報処理
システムのフラッシュ・メモリのデータ記録方法は、電
池を電源とし、電源切断時に予備電池のバックアップに
より切断直前の動作状態を一時記憶しておき電源再投入
時に該動作状態を再現するサスペンド及びレジューム機
能を有する携帯型情報処理システムにおける、データの
書き込みには他の回路より高い電源電圧を要しデータの
記録保持には電源を要しないフラッシュ・メモリに対し
動作中に得られたシステム内部処理のための記録が必要
なデータを記録する方法において、前記データの前記フ
ラッシュ・メモリへの記録要求発生時に、前記電池の電
圧が前記フラッシュ・メモリのデータ書き込み可能な値
か判定し、データ書き込み可能な値ならば、該当するデ
ータを前記フラッシュ・メモリに記録し、全データの記
録が完了したら前記予備電池により記録保持が支援され
たメモリ上の前記フラッシュ・メモリへのデータ記録の
成否を記録するための未記録フラグをデータ記録ができ
た旨を示す値に設定し、前記電池の電圧がデータ書き込
み不可能な値ならば、該当するデータを前記予備電池に
より記録保持が支援されたメモリ上に一時的に記録し、
前記未記録フラグをデータ記録ができなかった旨を示す
値に設定し、レジューム起動時に、前記未記録フラグの
設定内容を参照して前記フラッシュ・メモリに記録でき
なかったデータの有無を判定するとともに、前記電池の
電圧が前記フラッシュ・メモリのデータ書き込み可能な
値か判定し、未記録のデータがあり、かつ、前記電池の
電圧がデータ書き込み可能な値ならば、前記作業領域に
一時記録された前回書き込むことができなかったデータ
を前記フラッシュ・メモリに記録し、全データの記録が
完了したら前記未記録フラグの設定内容をデータ記録が
できた旨を示す値に変更してからレジューム処理を行わ
せ、未記録のデータがないか、あるいは、未記録のデー
タがあっても前記電池の電圧がデータ書き込み不可能な
値ならば、前記フラッシュ・メモリに対する記録及び前
記未記録フラグの設定内容変更を行わずにレジューム処
理を行わせる工程を有する。
【0006】本発明の携帯型情報処理システムのフラッ
シュ・メモリのデータ記録装置は;電池を電源とし、電
源切断時に予備電池のバックアップにより切断直前の動
作状態を一時記憶しておき電源再投入時に該動作状態を
再現するサスペンド及びレジューム機能を有する携帯型
情報処理システムにおける、データの書き込みには他の
回路より高い電源電圧を要しデータの記録保持には電源
を要しないフラッシュ・メモリに対し動作中に得られた
システム内部処理のための記録が必要なデータを記録す
る装置において;前記電池の電圧が前記フラッシュ・メ
モリにデータを書き込むことができる値か判定する電池
電圧チェック手段と;前記フラッシュ・メモリへのデー
タ記録の成否を記録する前記予備電池により記録保持が
支援されたメモリ上の未記録フラグと;前記フラッシュ
・メモリに記録できなかったデータをいったん記録する
前記予備電池により記録保持が支援されたメモリ上の作
業領域と;通常時にデータ記録指示を受けると、前記電
池電圧チェック手段の判定結果を参照して前記フラッシ
ュ・メモリへのデータ書き込みの可否を判定し、データ
書き込み可能ならば該当するデータを前記フラッシュ・
メモリに記録し、全データの記録が完了したら前記未記
録フラグをデータ記録ができた旨を示す値に設定し、前
記電池の電圧がデータ書き込み不可能ならば該当するデ
ータを前記作業領域に一時的に記録し、前記未記録フラ
グをデータ記録ができなかった旨を示す値に設定する第
1の制御手段と;レジューム時に起動され、前記未記録
フラグの設定内容を参照して前記フラッシュ・メモリに
記録できなかったデータの有無を判定するとともに前記
電池電圧チェック手段の判定結果を参照して前記フラッ
シュ・メモリへのデータ書き込みの可否を判定し、未記
録のデータがあり、かつ、前記電池の電圧がデータ書き
込み可能な値ならば、前記作業領域に一時記録された前
回書き込むことができなかったデータを前記フラッシュ
・メモリに記録し、全データの記録が完了したら前記未
記録フラグの設定内容をデータ記録ができた旨を示す値
に変更してからレジューム処理を行わせ、未記録のデー
タがないか、あるいは、未記録のデータがあっても前記
電池の電圧がデータ書き込み不可能な値ならば、前記フ
ラッシュ・メモリに対する記録及び前記未記録フラグの
設定内容変更を行わずにレジューム処理を行わせる第2
の制御手段とを有する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施の形態を示すブロ
ック構成図であり、電池を電源とし、電源切断時に予備
電池のバックアップにより切断直前の動作状態を一時記
憶しておき電源再投入時に該動作状態を再現するサスペ
ンド及びレジューム機能を有し、動作中に得られた記録
が必要なデータを記録保持のための電源が不要なフラッ
シュ・メモリ(フラッシュROM)へ記録する携帯型情
報処理システムのうち本発明に関わる部分のみを示す。
図1において、本発明のフラッシュROMのデータ記録
装置1は、通常運用時にフラッシュROM3へのデータ
記録を制御するデータ記録制御部11と、レジューム時
に起動されフラッシュROM3へのデータ記録を制御す
るレジューム時のデータ記録制御部12と、揮発性メモ
リ(RAM)13に設けられたフラッシュROM3への
データ記録の成否を記録する未記録フラグ14及びフラ
ッシュROM3に記録できなかったデータをいったん記
録する作業領域15とで構成されており、フラッシュR
OM3と同様に電池4を電源とする。この電池4からの
電源供給が正常に行えない場合にバックアップ電池5か
らRAM13に対して電源供給し、記録内容を保持させ
る。
【0009】データ記録制御部11は、電池4がフラッ
シュROM3にデータを書き込むことができる電圧状態
かチェックする電池電圧チェック手段111と、フラッ
シュROM3へデータ2を記録するフラッシュROMへ
の記録手段112と、電池4の電圧が低下していた場合
にフラッシュROM3へのデータ記録ができなかった旨
を未記録フラグ14に設定する未記録フラグ設定手段1
13と、フラッシュROM3に記録できなかったデータ
2の一部あるいは全部を一時的に作業領域15に記録す
る作業領域への記録手段114とを有している。
【0010】レジューム時のデータ記録制御部12は、
未記録フラグ14を参照し前回フラッシュROM3に記
録できなかったデータがあるかをチェックする未記録フ
ラグチェック手段121と、電池4がフラッシュROM
3にデータを書き込むことができる電圧状態かチェック
する電池電圧チェック手段122と、未記録データがあ
り電池電圧が正常値であれば前回書き込むことができな
かったデータをフラッシュROM3に記録する作業領域
からフラッシュROMへのコピー手段123と、未記録
フラグ14をクリアする未記録フラグクリア手段124
とを有している。なお、電池電圧チェック手段111,
121をデータ記録制御部11とレジューム時のデータ
記録制御部12とにそれぞれ設けてあるが、どちらか一
方のみとし共用するようにしてもよい。この電池電圧チ
ェック手段111,121には、フラッシュROM3に
データを書き込むことができる電源電圧の下限値をあら
かじめ設定しておく。例えば、データ記録が可能なフラ
ッシュROM3の電源電圧が7V以上の場合は、その値
を電池電圧チェック手段111,121に設定してお
き、電池4から供給される実際の電源電圧と比較させ
る。なお、フラッシュROM3以外の回路は電源電圧が
フラッシュROM3の動作保証下限値よりある程度(例
えば6Vまで)低下しても動作が保証されるものとす
る。また、電池4は、満充電時の電圧がフラッシュRO
M3の動作保証下限値より高く(例えば8V)なるよう
に構成しておく。
【0011】次に、通常時の処理手順の流れを示す図2
及びレジューム時の処理手順の流れを示す図3を併せ参
照して動作を説明する。
【0012】通常時にデータ2をフラッシュROM3に
記録したい場合、図示していない携帯型情報処理システ
ムの主制御部からデータ記録制御部11に制御が渡され
る。まず、電池4の電圧の状態をチェックし(図2のス
テップS21)、フラッシュROM3にデータを記録可
能なレベルの電圧値かどうかの判定を行う(ステップS
22)。データを記録可能なレベルであれば、フラッシ
ュROM3へデータ2を記録する(ステップS23)。
データを記録不可能なレベルであれば、未記録フラグ1
4にデータを記録できなかった旨の値“1”を設定する
(ステップS24)。そして、記録できなかったデータ
2をいったん作業領域15へ記録しておく(ステップS
25)。一旦、電池4の電圧が記録可能な状態としてフ
ラッシュROM3へデータ2を記録中に電池4の電圧が
低下し記録が不可能な状態になれば、上記処理と同様
に、残りのデータを作業領域15に記録し、未記録フラ
グ14に“1”を設定する。作業領域15は、未記録デ
ータを格納するためにじゅうぶんな大きさを確保してお
く必要がある。また、未記録フラグ14の初期値は
“0”を設定しておく。
【0013】レジューム時には、必ず、レジューム時の
データ記録制御部12に図示していない主制御部からの
制御が渡される。レジューム時のデータ記録制御部12
に制御が渡される前の処理では、未記録フラグ14と作
業領域15との初期化を行ってはならない。
【0014】レジューム時のデータ記録制御部12で
は、まず、未記録フラグ14をチェックし、前回フラッ
シュROM3に記録できなかったデータがあるかどうか
を判断する(図3のステップS31)。未記録フラグ1
4の値が“0”であれば、フラッシュROM3に記録で
きなかったデータはないとみなし、なにもせず処理を終
了する。未記録フラグの値が“1”であれば、フラッシ
ュROM3に記録できなかったデータがあると判断し、
電池4の電圧の状態をチェックし(ステップS32)、
フラッシュROM3にデータを記録可能なレベルの電圧
値かどうかの判定を行う(ステップS33)。判定の結
果、データを記録可能なレベルの電圧値であれば、デー
タを作業領域15からフラッシュROM3へコピーする
(ステップS34)。すべての未記録データのフラッシ
ュROM3へのコピーが終了すれば、未記録フラグ14
を“0”にクリアする(ステップS35)。
【0015】なお、レジューム時のデータ記録制御部1
2の電池4の電圧チェックにおいて電池電圧値がデータ
を記録不可能なレベルであれば、フラッシュROM3へ
のデータ記録は今回はあきらめ、次回のレジューム時に
電池交換等によって電圧値が復帰していればフラッシュ
ROM3へデータを記録する。また、作業領域15から
フラッシュROM3へのデータコピーの途中で電池4の
電圧が低下し、一部の未記録データがコピーできなかっ
た場合は、未記録フラグ14の値は“1”のままにして
おき、次回のレジューム時に電池電圧値が復帰していれ
ばフラッシュROM3へデータを記録する。
【0016】図4,5,及び6に未記録データを一時的
に記録しておく作業領域15の構造例を示す。作業領域
15のデータ書き込み,読み出しは、先入れ先出しの方
式をとり、ヘッダとして未記録データの先頭ポインタ
と、次に未記録データを書き込むポインタとを格納する
エリアを有する。以降はデータ長と未記録データの内容
とを1ブロックとして格納する。このとき、未記録デー
タの内容を格納するエリアの大きさは、固定としても可
変としても構わない。
【0017】図4は、未記録データAと、未記録データ
Bと、未記録データCとを順に格納した場合の作業領域
15の状態を示している。未記録データAだけを格納し
た状態では、未記録データ先頭ポインタには、データ長
Aのポインタが格納されており、次に書き込むポインタ
には未記録データAの次のポインタが格納されている。
未記録データB、未記録データCが書き込まれる度に、
次に書き込むポインタを後ろにずらしていき、未記録デ
ータCが書き込まれた後は、次に書き込むポインタは未
記録データCの次を指している。
【0018】図5は、図4に示す状態の後、レジューム
時に未記録データAだけフラッシュROM3へのコピー
に成功し、その後未記録データDを作業領域に格納した
状態である。図4の状態でサスペンド(記録保持)し、
次回レジュームした時点で電池電圧が復帰しており、未
記録データAをフラッシュROM3にコピーできた場
合、未記録データ先頭ポインタをデータ長Bにずらす。
この時点で電池電圧が低下し、フラッシュROM3への
書き込みが行えなくなった場合は、フラッシュROM3
へのデータのコピーを中断する。この場合、すべての未
記録データがコピーされたわけではないので、未記録フ
ラグ14は“1”のままとしておく。新たに、未記録デ
ータDが作業領域15に格納された場合には、次に書き
込むポインタを未記録データDの次にずらす。次回レジ
ューム時に電池電圧が復帰していれば、未記録データ先
頭ポインタが示す未記録データBからコピーを開始す
る。
【0019】上記の実施形態例では、作業領域15の構
造を図4に示すように、データ長と未記録データの内容
とを1ブロックとしたが、複数種類のデータをフラッシ
ュROM3に書き込むシステムでは、図6に示すように
データ種別を加えることで対応可能である。例えば、デ
ータ種別が“1”であれば、記録できなかったデータの
内容は消耗部品の利用状況を示し、利用時間や利用回数
等のデータを格納する。データ種別が“2”であれば、
記録できなかったデータの内容はメモリ誤りの発生状況
を示し、メモリ誤りの発生時間や発生アドレス等のデー
タを格納する。レジューム時のデータ記録制御部12で
は、データ長とデータ種別を参照し、データ種別に従っ
て、適切なフラッシュROM3のエリアへデータをコピ
ーすればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
池の電圧低下によりフラッシュ・メモリへのデータの記
録が行えない場合に、予備電池により記録保持が支援さ
れたメモリに該データを記録しておき、電池の電圧が正
常値に復帰した状態でレジューム処理が行われる場合
に、該データをフラッシュ・メモリへ記録し直すので、
データを自動的に漏れることなく正しくフラッシュ・メ
モリへ記録でき、フラッシュ・メモリ内のデータの信頼
性が高まる。このことにより、たとえば、メモリ誤りの
発生状況等をフラッシュ・メモリに自動記録するシステ
ムの場合、従来よりも信頼性の高い情報が得られ、障害
解析時の正確なデータとして役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック構成図で
ある。
【図2】図1に示すデータ記録制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1に示すレジューム時のデータ記録制御部の
動作を示すフローチャートである。
【図4】作業領域のデータ格納構造例を示す図である。
【図5】作業領域のデータ格納構造の他の例を示す図で
ある。
【図6】作業領域のデータ格納構造のさらに他の例を示
す図である。
【図7】従来技術を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 フラッシュROMのデータ記録装置 3 フラッシュROM 4 電池 5 バックアップ電池 11 データ記録制御部 12 レジューム時のデータ記録制御部 14 未記録フラグ 15 作業領域 111,122 電池電圧チェック手段 112 フラッシュROMへの記録手段 113 未記録フラグ設定手段 114 作業領域への記録手段 121 未記録フラグチェック手段 123 作業領域からフラッシュROMへのコピー手
段 124 未記録フラグクリア手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を電源とし、電源切断時に予備電池
    のバックアップにより切断直前の動作状態を一時記憶し
    ておき電源再投入時に該動作状態を再現するサスペンド
    及びレジューム機能を有する携帯型情報処理システムに
    おける、データの書き込みには他の回路より高い電源電
    圧を要しデータの記録保持には電源を要しないフラッシ
    ュ・メモリに対し動作中に得られたシステム内部処理の
    ための記録が必要なデータを記録する方法において、 前記データの前記フラッシュ・メモリへの記録要求発生
    時に、前記電池の電圧が前記フラッシュ・メモリのデー
    タ書き込み可能な値か判定し、データ書き込み可能な値
    ならば、該当するデータを前記フラッシュ・メモリに記
    録し、全データの記録が完了したら前記予備電池により
    記録保持が支援されたメモリ上の前記フラッシュ・メモ
    リへのデータ記録の成否を記録するための未記録フラグ
    をデータ記録ができた旨を示す値に設定し、前記電池の
    電圧がデータ書き込み不可能な値ならば、該当するデー
    タを前記予備電池により記録保持が支援されたメモリ上
    に一時的に記録し、前記未記録フラグをデータ記録がで
    きなかった旨を示す値に設定し、 レジューム起動時に、前記未記録フラグの設定内容を参
    照して前記フラッシュ・メモリに記録できなかったデー
    タの有無を判定するとともに、前記電池の電圧が前記フ
    ラッシュ・メモリのデータ書き込み可能な値か判定し、
    未記録のデータがあり、かつ、前記電池の電圧がデータ
    書き込み可能な値ならば、前記作業領域に一時記録され
    た前回書き込むことができなかったデータを前記フラッ
    シュ・メモリに記録し、全データの記録が完了したら前
    記未記録フラグの設定内容をデータ記録ができた旨を示
    す値に変更してからレジューム処理を行わせ、未記録の
    データがないか、あるいは、未記録のデータがあっても
    前記電池の電圧がデータ書き込み不可能な値ならば、前
    記フラッシュ・メモリに対する記録及び前記未記録フラ
    グの設定内容変更を行わずにレジューム処理を行わせる
    ことを特徴とする携帯型情報処理システムのフラッシュ
    ・メモリのデータ記録方法
  2. 【請求項2】 電池を電源とし、電源切断時に予備電池
    のバックアップにより切断直前の動作状態を一時記憶し
    ておき電源再投入時に該動作状態を再現 するサスペンド
    及びレジューム機能を有する携帯型情報処理システムに
    おける、データの書き込みには他の回路より高い電源電
    圧を要しデータの記録保持には電源を要しないフラッシ
    ュ・メモリに対し動作中に得られたシステム内部処理の
    ための記録が必要なデータを記録する装置において、 前記電池の電圧 が前記フラッシュ・メモリにデータを書
    き込むことができる値か判定する電池電圧チェック手段
    と、 前記フラッシュ・メモリへのデータ記録の成否を記録す
    前記予備電池により記録保持が支援されたメモリ上の
    未記録フラグと、 前記フラッシュ・メモリに記録できなかったデータをい
    ったん記録する前記予備電池により記録保持が支援され
    たメモリ上の作業領域と、 通常時にデータ記録指示を受けると、前記電池電圧チェ
    ック手段の判定結果を参照して前記フラッシュ・メモリ
    へのデータ書き込みの可否を判定し、データ書き込み可
    能ならば該当するデータを前記フラッシュ・メモリに記
    録し、全データの記録が完了したら前記未記録フラグを
    データ記録ができた旨を示す値に設定し、前記電池の電
    圧がデータ書き込み不可能ならば該当するデータを前記
    作業領域に一時的に記録し、前記未記録フラグをデータ
    記録ができなかった旨を示す値に設定する第1の制御
    段と、 レジューム時に起動され、前記未記録フラグの設定内容
    を参照して前記フラッシュ・メモリに記録できなかった
    データの有無を判定するとともに前記電池電圧チェック
    手段の判定結果を参照して前記フラッシュ・メモリへの
    データ書き込みの可否を判定し、未記録のデータがあ
    り、かつ、前記電池の電圧がデータ書き込み可能な値な
    らば、前記作業領域に一時記録された前回書き込むこと
    ができなかったデータを前記フラッシュ・メモリに記録
    し、全データの記録が完了したら前記未記録フラグの設
    定内容をデータ記録ができた旨を示す値に変更してから
    レジューム処理を行わせ、未記録のデータがないか、あ
    るいは、未記録のデータがあっても前記電池の電圧がデ
    ータ書き込み不可能な値ならば、前記フラッシュ・メモ
    リに対する記録及び前記未記録フラグの設定内容変更を
    行わずにレジューム処理を行わせる第2の制御手段とを
    有することを特徴とする携帯型情報処理システムのフラ
    ッシュ・メモリのデータ記録装置。
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