JP2001057010A - 磁気記録再生装置及び同装置における動作保証方法 - Google Patents

磁気記録再生装置及び同装置における動作保証方法

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JP2001057010A
JP2001057010A JP11230200A JP23020099A JP2001057010A JP 2001057010 A JP2001057010 A JP 2001057010A JP 11230200 A JP11230200 A JP 11230200A JP 23020099 A JP23020099 A JP 23020099A JP 2001057010 A JP2001057010 A JP 2001057010A
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temperature
medium
range
magnetic recording
cpu
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JP11230200A
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Yutaka Arakawa
豊 荒川
Osamu Ishii
修 石井
Akio Mizuno
晶夫 水野
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、磁気記録再生装置において、装置の安
定動作を保証する温度より低い低温環境下において、装
置の安定動作を確保する機能がなく、短時間で安定動作
するような環境を作る機能をHDD自身が持つことが求
められていた。 【解決手段】 本発明の磁気記録再生装置は、装置内の
温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検
出された温度が装置全体の動作保証範囲内であるかを判
定する判定手段と、判定手段において動作保証範囲より
も低いと判定された場合、装置内の温度を上昇させるべ
く装置内の特定の回路に選択的に電源供給を行う装置温
度上昇手段とを具備し、低温環境下でのHDDの安定動
作を確保するための動作保証機能を磁気記録再生装置自
身に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブなどの磁気記録再生装置と同装置の動作保証方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置(以下、ハードディス
クドライブ:HDDと呼ぶ。)において、ディスク上に
は磁気ヘッドをトラックの中央に位置決めするためのサ
ーボ情報が記録されている。HDDは、ディスクより読
み出したサーボ情報から磁気ヘッドのトラック中央に対
する位置ずれ量を表す誤差を求め、この誤差が減少する
方向に磁気ヘッドを移動させる動作を繰り返すことによ
り磁気ヘッドの位置決めを行う。
【0003】ところで、HDDにおいては、安定動作を
保証する温度範囲が機器毎に仕様上定められている。例
えば、5℃〜55℃程度を安定動作を保証する温度とし
ているものが多い。従来のHDDにおいてはこの保証温
度外での動作を許すものは少なく、HDDの動作中に保
証温度外、特に高温であることが確認された場合、書
込み動作を禁止する。書込み動作を禁止し更にディス
クの回転を強制的に停止する。更にヘッド駆動手段の
駆動を強制的に停止する等の動作を行いHDD内の発熱
を抑えることで、安定動作を保証する温度範囲を超えな
いような処置を取ることが検討されていた。
【0004】ところが、近年HDDの使用環境が拡大
し、車載用としても用いられることが検討される中、高
温への対策ばかりでなく低温環境下におけるHDDの安
定動作の保証が求められてきている。例えば、寒冷地に
おける使用において、HDDは動作保証温度に達してい
ないため正常な動作ができないという状況に陥る可能性
もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、車載用と
して用いられる磁気記録再生装置等において、装置の安
定動作を保証する温度より低い低温環境下においても、
安定した動作が要求されることはもちろん、できるだけ
短時間で安定動作するような環境を作る機能をHDD自
身が持つことが求められている。
【0006】本発明はこのような課題を解決するための
もので、低温環境下でのHDDの安定動作を確保するた
めの動作保証機能を持つ磁気記録再生装置と動作保証方
法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の磁気記録再生装置は、請求項1に記載
されるように、情報を書込み可能な記録媒体と、前記記
録媒体を回転させる媒体回転手段と、前記記録媒体に対
し情報の書込み/読出しを行う磁気ヘッドと、前記磁気
ヘッドを前記記録媒体上に移動させるヘッド駆動手段
と、装置内の各回路に電源を供給する手段と、前記装置
内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段
により検出された温度が装置全体の動作保証範囲内であ
るかを判定する判定手段と、少なくとも媒体回転手段と
ヘッド駆動手段を駆動し、装置内の動作を制御する中央
演算処理回路(CPU)と、前記判定手段において前記
温度検出手段で検出された温度が動作保証範囲よりも低
いと判定された場合、装置内の温度を上昇させるべく、
前記装置内の前記中央演算処理回路(CPU)、前記媒
体回転手段、前記ヘッド駆動手段の少なくとも1つに選
択的に電源供給を行う装置温度上昇手段とを具備して構
成されるものである。
【0008】すなわち、本発明は、装置内の温度が動作
保証範囲よりも低い場合、HDD自身の特定の回路に選
択的に電源供給を行うことで、特定の回路の温度を上昇
させ、これによりHDD装置内の温度を動作保証範囲ま
で上昇させることができる。
【0009】さらに、本発明の磁気記録再生装置は、請
求項7に記載されるように、情報を書込み可能な記録媒
体と、前記記録媒体を回転させる媒体回転手段と、前記
記録媒体に対し情報の書込み/読出しを行う磁気ヘッド
と、前記磁気ヘッドを前記記録媒体上に移動させるヘッ
ド駆動手段と、装置内の各回路に電源を供給する手段
と、前記装置内の温度を検出する温度検出手段と、前記
温度検出手段により検出された温度が装置全体の動作保
証範囲より低いか、保証範囲内にあるか、保証範囲より
高いかを判定する判定手段と、少なくとも媒体回転手段
とヘッド駆動手段を駆動し、装置内の動作を制御する中
央演算処理回路(CPU)と、複数の動作モードを記憶
するレジスタとを持ち、前記判定手段の判定結果に応じ
て、前記レジスタを参照して前記複数の動作モードから
1つの動作モードを選択して実行するモード切換手段と
を具備して構成されたものである。
【0010】この発明においては、装置内の温度が動作
保証範囲よりも低い場合だけでなく、高い場合、範囲内
の場合に応じて適切な動作モードに選択に切換える制御
を付加することで、装置のスループットと信頼性をを確
保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気記録再生装置
及び同装置の動作保証方法を実施する場合の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態である
HDDの全体的な構成を示すブロック図である。
【0012】同図において、1は磁気ディスク媒体(以
下、単にディスクと呼ぶ。)、2はディスク1を駆動す
るスピンドルモータ(以下、SPMと呼ぶ。)、3は磁
気ヘッド、4は磁気ヘッドをディスク1の目的の位置に
移動させるためのヘッド位置決め機構を駆動するボイス
コイルモータ(以下、VCMと呼ぶ。)、5はSPM2
及びVCMに駆動電流を供給するモータドライバであ
る。
【0013】ディスク1へのデータの書込み時、ホスト
システム6からハードディスクコントローラ(以下、H
DCと呼ぶ。)7に転送されたデータは、一旦、バッフ
ァRAM8に格納され、HDC7はバッファRAM8に
格納されているデータに対し、ゲートアレイ9より与え
られる制御用の確信号に従って倍密度化のためのFMF
変調等の符号化を行う。符号化データはリード/ライト
IC10によりディスク書込み用の信号に変換され、ヘ
ッドIC11により増幅後、磁気ヘッド3を通じてディ
スク1に書き込まれる。
【0014】また、ディスク1からのデータの読み出し
時、磁気ヘッド3によってディスク1から読み出された
アナログ状の信号はヘッドIC11によって増幅された
後、リード/ライトIC10によってピーク検出及びパ
ルス整形され、読み出しデータパルス列となって出力さ
れる。HDC7は、その読み出しデータパルス列から、
ゲートアレイ9より与えられる制御信号の各信号に従っ
てホストシステム6に転送すべきデータを生成する。こ
のデータは一旦、バッファRAM8に格納された後、ホ
ストシステムに転送される。
【0015】ゲートアレイ9には温度センサモニタ12
を通じて温度センサ13が接続されている。なお、温度
センサ13はHDDの内部温度を検出できればどこに設
けても構わない。温度センサモニタ12は、温度センサ
の検出温度が、設定温度範囲つまりHDDの安定動作を
保証する温度範囲(例えば5℃から55℃)内にあるか
どうかを一定の時間周期で監視し、その監視結果をゲー
トアレイ9に出力する。
【0016】ゲートアレイ9には中央演算処理回路(以
下、CPUと呼ぶ)14によって読み出し及び書き込み
が可能なレジスタが存在している。そして、このレジス
タ内には温度センサモニタ12の出力信号つまり温度セ
ンサ13の検出温度が上記設定温度内にあるかどうかを
示すビットが含まれている。CPU14はこのビットを
適時読み込み、その内容に応じて動作を分岐する。RO
M15にはCPU14の制御用プログラムや各種データ
が格納されている。
【0017】コミュニケーションレジスタ17はHDC
7に接続され、ホストシステム6とHDDとの間での情
報を共有のための複数のレジスタ(後述)が設けられて
いる。そして、このレジスタにアクセスするために予め
設けられた専用コマンドによって、CPU14が、読み
出し要求か動作モードの設定要求かの判断を行い、これ
に対応する処理を実行する。
【0018】次に、HDDの動作を説明する。このHD
Dの第1の特徴は、装置内の温度が動作保証範囲よりも
低い場合、HDD自身の特定の回路に選択的に電源供給
を行うことで、特定の回路の温度を上昇させ、これによ
りHDD装置内の温度を動作保証範囲まで上昇させる点
にある。
【0019】以下、この動作の詳細を図2のフローチャ
ートにそって説明する。HDDに電源が投入されると、
通常の以下の処理を実行する。まずHDC7、リード/
ライトIC10への電源供給(以下、パワーONと呼
ぶ。)を行う(ステップ2)。次いでHDC7、ゲート
アレイ9、リード/ライトIC10に各種の初期設定を
行い(ステップ3)、リード/ライトIC10等の不要
なICへの電源供給を停止(以下、パワーOFFと呼
ぶ。)して終了する。
【0020】本発明では、HDDに電源が投入される
と、温度制御が許可されているかどうかを判断し(ステ
ップ1)、許可されていれば、HDC7、リード/ライ
トIC10のパワーONを実行(ステップ5)し、次い
でHDC7、ゲートアレイ9、リード/ライトIC10
に各種の初期設定を行う(ステップ6)。
【0021】次いで、温度センサモニタ12により温度
センサ13の温度を確認し、装置内の温度が動作保証範
囲以下であるかを判断する(ステップ7)。もし、装置
内の温度が動作保証範囲内であれば、ステップ4に処理
を移しリード/ライトIC10との不要なICをパワー
OFFして処理を終了する。
【0022】もし、装置内温度が動作保証範囲以下であ
るならば、以下ステップ8〜ステップ14の動作を実行
し装置内の温度を上昇させるための処理を段階的に実施
する。
【0023】まず、CPU14に対し電源供給を行うと
共に、装置の実動作に関係しない演算、例えばダミー演
算を所定の時間実行させることによりCPU14の温度
を上昇させ、装置内の温度を上昇させる(ステップ
8)。
【0024】この後、再度温度センサモニタ12により
温度センサ13の温度を確認し、装置内の温度が動作保
証範囲以下であるかを判断する(ステップ9)。もし、
装置内の温度が動作保証範囲内であれば、ステップ4に
処理を移しリード/ライトIC10との不要なICをパ
ワーOFFして処理を終了する。
【0025】もし、装置内温度が動作保証範囲以下であ
るならば、次いで装置内のVCM/SPMドライバ5に
対し前記媒体が回転しないように電源供給を所定の時間
行うことによりVCM/SPMドライバ5およびSPM
のコイル巻線を発熱させることにより装置内の温度を上
昇させる(ステップ10)。
【0026】この後、再度温度センサモニタ12により
温度センサ13の温度を確認し、装置内の温度が動作保
証範囲以下であるかを判断する(ステップ11)。も
し、装置内の温度が動作保証範囲内であれば、ステップ
4に処理を移しリード/ライトIC10との不要なIC
をパワーOFFして処理を終了する。
【0027】もし、装置内温度が動作保証範囲以下であ
るならば、更に装置内のVCM/SPMドライバ5に対
しディスクが回転するように電源供給を所定の時間行
い、SPM2を回転させることで、ディスクの風損、ス
ピンドル摩擦損によって起こる発熱により装置内の温度
を上昇させる(ステップ12)。
【0028】この後、再度温度センサモニタ12により
温度センサ13の温度を確認し、装置内の温度が動作保
証範囲以下であるかを判断する(ステップ13)。も
し、装置内の温度が動作保証範囲内であれば、ステップ
4に処理を移しリード/ライトIC10との不要なIC
をパワーOFFして処理を終了する。
【0029】もし、装置内温度が動作保証範囲以下であ
るならば、更に装置内のヘッド駆動手段であるVCM4
への電源供給を所定の時間行うと共に、磁気ヘッド3を
実動作に関係しない移動動作であるダミーシークを実行
させ、前記装置内の温度を上昇させる(ステップ1
4)。
【0030】次に、パワーセーブ制御の処理動作の詳細
について図3のフローチャートにそって説明する。通常
の処理は、ホストシステム6からのアクセス間隔をCP
U14が判断し、アクセス間隔が一定時間以上経過した
かどうかを判断し(ステップ21)、一定時間以上経過
していれば、磁気ヘッド3がリトラクトしているかいな
いかの状態を判断する(ステップ22)。
【0031】もし、磁気ヘッド3がリトラクトしていな
ければ、ヘッドのリトラクトを実行する(ステップ2
6)。もし、磁気ヘッド3がリトラクトしていれば、再
びホストシステム6からのアクセス間隔をCPU14が
判断し、(ステップ23)、アクセス間隔が一定時間以
上経過していればSPM2の停止を実行する(ステップ
24)。
【0032】ステップ21とステップ23でホストシス
テム6からのアクセス間隔が一定時間を経過していなけ
れば、ホストシステム6からコマンドが発行されたかど
うかを判断する(ステップ25)。
【0033】本発明では、特にステップ21の前段階
で、温度センサモニタ12によって温度センサ13の温
度を確認し、動作保証範囲内か否かを確認した後に、通
常の処理(上述のステップ21からステップ25までの
処理)か、強制リトラクト、モータ停止処理(後述のス
テップ27からステップ29までの処理)を実行するか
別れる点がポイントである。
【0034】もし、温度センサモニタ12によってモニ
タした温度センサ13の温度が動作保証範囲内であるな
らば、上述の通常処理を実行する。もし、温度センサモ
ニタ12によってモニタした温度センサ13の温度が動
作保証範囲を超えている場合、温度センサモニタ12で
確認した温度が高温か低温下を判断する(ステップ2
7)。
【0035】もし、高温であるならば、直ちに磁気ヘッ
ド3のリトラクトを実行し(ステップ28)、SPM2
の停止を実行する。もし、低温であるならば、特に何も
処理をせず、ステップ25のホストシステム6からコマ
ンドが発行されたかどうかを判断する処理に処理を移
す。
【0036】かくして、このHDDによれば、装置内の
温度が動作保証範囲よりも低い低温環境下においても、
HDD自身の特定の回路に選択的に電源供給を行うこと
で、特定の回路等の温度を上昇させ、これによりHDD
装置内の温度を動作保証範囲まで上昇させることができ
る。
【0037】次に、このHDDの第2の特徴は、装置内
の温度が動作保証範囲よりも低い場合だけでなく、高い
場合、範囲内の場合に応じて適切な動作モードに選択に
切換える制御を付加することで、装置のスループットと
信頼性をを確保することができる点にある。
【0038】図4から図6にコミュニケーションレジス
タ17の内容と、コマンドレジスタ、特徴レジスタ(以
下、Fearureレジスタと呼ぶ)の設定値について
説明する。
【0039】図4は、ホストシステム6とHDD間の情
報を共有するためのコミュニケーションレジスタ17
で、HDC7に接続される。コミュニケーションレジス
タ17は動作モードの選択状況が設定されている。0H
が通常動作モードであり、省エネルギーを目的としたパ
ワー制御を行い、所定の動作温度範囲における動作を補
償するモードである。
【0040】1Hは性能優先動作モードであり、基本的
には通常動作モードのようなパワー制御を行わず、デー
タアクセス時間を最も早くするような制御を行い、所定
の動作温度範囲における動作を保証するモードである。
【0041】2Hは信頼性動作モードであり、通常動作
モード及び性能優先動作モードを目的としたパワー制御
は行わず、装置温度が所定の動作温度範囲内の場合はよ
り良好な温度条件にするようなパワー制御を行い、装置
が所定の動作温度範囲外にある場合には、装置自身が所
定の動作温度範囲内になるようなパワー制御を行うこと
で実質的な動作温度の拡大を図るモードである。
【0042】本発明では、ホストシステム6とHDD間
で情報を共有するためのコミュニケーションレジスタ1
7が設けられ、このコミュニケーションレジスタ17に
は動作モードの選択状況が設定されている。コミュニケ
ーションレジスタ17は、例えば、図2で説明した電源
投入制御、或いは図3で説明したパワーセーブ制御の時
に参照される。
【0043】コミュニケーションレジスタ17にアクセ
スするための専用コマンドを設け、一例を図5、図6に
その仕様を示す。以下、この動作の詳細を図7のフロー
チャートにそって説明する。
【0044】まず、コマンドが発行されると現在の設定
状況の読み出し要求か、或いは動作モードの設定要求か
の判断を行う(ステップ30)。もし、読み出し要求で
あれば、図4に示すコミュニケーションレジスタ17の
動作モード(MODE_SEL(MD3〜MD0))を
セクターカウント(SectorCount)へ設定し
て(ステップ31)、コマンドを終了する。
【0045】もし、動作モードの設定要求であれば、デ
フォルト設定値に戻す要求であるか、ユーザー指定モー
ドへの切り替え要求であるかを判断する(ステップ3
2)。もし、デフォルト設定値に戻す要求であるなら
ば、出荷時の動作モードを設定する(ステップ34)。
もし、ユーザ指定モードへの切り替え要求であるなら
ば、図4のコミュニケーションレジスタ17の動作モー
ド(MODE_SEL(MD3〜MD0))にセクター
カウント(SectorCount)の内容を設定して
(ステップ33)、コマンドを終了する。
【0046】かくして、このHDDによれば、装置内の
温度が動作保証範囲よりも低い場合だけでなく、高い場
合、範囲内の場合に応じて適切な動作モードに選択に切
換える制御を付加することで、装置のスループットと信
頼性をを確保することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気記録再
生装置によれば、装置内の温度が動作保証範囲よりも低
い低温環境下においても、HDD自身の特定の回路に選
択的に電源供給を行うことで、特定の回路等の温度を上
昇させ、これによりHDD装置内の温度を動作保証範囲
まで上昇させることができる。
【0048】また、本発明によれば、装置内の温度が動
作保証範囲よりも低い場合だけではなく、高い場合、範
囲内の場合に応じて適切な動作モードに選択に切換える
制御を付加することで、装置のスループットと信頼性を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるHDDの全体的な構成
を示すブロック図
【図2】図1のHDDにおける動作保証温度よりも低温
時の動作保証方法の手順を示すフローチャート
【図3】図1のHDDにおけるパワーセーブ制御の手順
を示すフローチャート
【図4】コミュニケーションレジスタの設定概要を示す
対応図
【図5】コマンドレジスタの内容とこれに対応するコマ
ンドコードを示す対応図
【図6】特徴レジスタ(Featureレジスタ)の設
定値を示す対応図
【図7】図1のHDDにおける専用コマンドに対応する
処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1………磁気ディスク 2………スピンドルモータ(SPM) 3………磁気ヘッド 4………ボイスコイルモータ(VCM) 5………モータドライバ 6………ホストシステム 7………ハードディスクコントローラ(HDC) 8………バッファRAM 9………ゲートアレイ 10……リード/ライトIC 11……ヘッドIC 12……温度センサモニタ 13……温度センサ 14……中央演算処理回路(CPU) 15……ROM 16……RAM 17……コミュニケーションレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 修 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 水野 晶夫 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 コンピュータエンジニアリング株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を書込み可能な記録媒体と、前記記
    録媒体を回転させる媒体回転手段と、前記記録媒体に対
    し情報の書込み/読出しを行う磁気ヘッドと、前記磁気
    ヘッドを前記記録媒体上に移動させるヘッド駆動手段
    と、装置内の各回路に電源を供給する手段と、前記装置
    内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段
    により検出された温度が装置全体の動作保証範囲内であ
    るかを判定する判定手段と、少なくとも媒体回転手段と
    ヘッド駆動手段を駆動し、装置内の動作を制御する中央
    演算処理回路(CPU)と、前記判定手段において前記
    温度検出手段で検出された温度が動作保証範囲よりも低
    いと判定された場合、装置内の温度を上昇させるべく、
    前記装置内の前記中央演算処理回路(CPU)、前記媒
    体回転手段、前記ヘッド駆動手段の少なくとも1つに選
    択的に電源供給を行う装置温度上昇手段とを備えた磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の磁気記録再生装置において、
    前記温度上昇手段は、前記判定手段において前記温度検
    出手段で検出された温度が動作保証温度よりも低いと判
    定された場合、装置内の中央演算処理回路(CPU)に
    対し電源供給を行うと共に、前記装置の実動作に関係し
    ない演算を実行させることにより前記中央演算処理回路
    (CPU)の温度を上昇させ、前記装置内の温度を上昇
    させることを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の磁気記録再生装置において、
    前記温度上昇手段は、前記判定手段において前記温度検
    出手段で検出された温度が動作保証温度よりも低いと判
    定された場合、装置内の前記媒体回転手段に対し前記媒
    体が回転しないように電源供給を行い、前記装置内の温
    度を上昇させることを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の磁気記録再生装置において、
    前記温度上昇手段は更に、装置内の媒体回転手段に対し
    前記媒体を回転させるように電源供給を行い、前記装置
    の温度を上昇させることを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1の磁気記録再生装置において、
    前記温度上昇手段は、前記判定手段において前記温度検
    出手段で検出された温度が動作保証温度よりも低いと判
    定された場合、装置内の前記ヘッド駆動手段への電源供
    給を行うと共に、前記磁気ヘッドを実動作に関係しない
    移動動作を実行させ、前記装置内の温度を上昇させるこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の磁気記録再生装置において、
    前記判定手段は、前記温度検出手段により検出された温
    度が装置全体の動作補償範囲内であるかどうかを、装置
    への電源投入時に判定することを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】 情報を書込み可能な記録媒体と、前記記
    録媒体を回転させる媒体回転手段と、前記記録媒体に対
    し情報の書込み/読出しを行う磁気ヘッドと、前記磁気
    ヘッドを前記記録媒体上に移動させるヘッド駆動手段
    と、装置内の各回路に電源を供給する手段と、前記装置
    内の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段
    により検出された温度が装置全体の動作保証範囲より低
    いか、保証範囲内にあるか、保証範囲より高いかを判定
    する判定手段と、少なくとも媒体回転手段とヘッド駆動
    手段を駆動し、装置内の動作を制御する中央演算処理回
    路(CPU)と、複数の動作モードを記憶するレジスタ
    とを持ち、前記判定手段の判定結果に応じて、前記レジ
    スタを参照して前記複数の動作モードから1つの動作モ
    ードを選択して実行するモード切換手段とを備えたこと
    を特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 情報を書込み可能な記憶媒体とこれを駆
    動する媒体回転手段と、この記憶媒体に対し情報の書込
    み/読出しを行う磁気ヘッドとこれを駆動するヘッド駆
    動手段と、装置内の各回路に電源を供給する手段と、少
    なくとも媒体回転手段とヘッド駆動手段を駆動し、装置
    内の動作を制御する中央演算処理回路(CPU)と、装
    置内の温度を検出する温度検出手段を有する磁気記録再
    生装置の動作保証方法であって、 検出された装置内の温度が装置全体の動作保証範囲内で
    あるかどうかを判定し、前記温度が動作保証範囲より低
    いと判定された場合、特定の回路に選択的に電源を供給
    して装置内の温度を上昇させることを特徴とする磁気記
    録再生装置の動作保証方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の動作保証方法において、前記
    温度検出手段で検出された温度が動作保証範囲より低い
    と判定された場合、前記中央演算処理回路(CPU)に
    対し電源供給を行い、前記中央演算処理回路(CPU)
    で実動作に関係しない演算処理を実行し、前記中央演算
    処理回路(CPU)の温度を上昇させることにより前記
    装置内の温度を上昇させることを特徴とする磁気記録再
    生装置の動作保証方法。
  10. 【請求項10】 請求項8の動作保証方法において、前
    記温度検出手段で検出された温度が動作保証範囲より低
    いと判定された場合、前記媒体回転手段に対する電源供
    給を行い、前記媒体回転手段の温度を上昇させることに
    より前記装置内の温度を上昇させることを特徴とする磁
    気記録再生装置の動作保証方法。
  11. 【請求項11】 請求項8の動作保証方法において、前
    記温度検出手段で検出された温度が動作保証範囲より低
    いと判定された場合、前記ヘッド駆動手段に対する電源
    供給を行い、前記磁気ヘッドを実動作に関係しない移動
    動作を実行させることにより前記装置内の温度を上昇さ
    せることを特徴とする磁気記録再生装置の動作保証方
    法。
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