JP2002272172A - 流体軸受けスピンドルモータを備えたディスク記憶装置及び同スピンドルモータの異常検出方法 - Google Patents

流体軸受けスピンドルモータを備えたディスク記憶装置及び同スピンドルモータの異常検出方法

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JP2002272172A
JP2002272172A JP2001074209A JP2001074209A JP2002272172A JP 2002272172 A JP2002272172 A JP 2002272172A JP 2001074209 A JP2001074209 A JP 2001074209A JP 2001074209 A JP2001074209 A JP 2001074209A JP 2002272172 A JP2002272172 A JP 2002272172A
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fluid bearing
bearing spindle
motor
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Shinsuke Kotake
信介 小竹
Hiroshi Okamura
博司 岡村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流体軸受けスピンドルモータに供給されるモー
タ電流を監視することで当該スピンドルモータの異常を
簡単に検出する。 【解決手段】電流センサ17はドライバIC12から流
体軸受けスピンドルモータ13に供給される電流を検出
する。CPU11は温度センサ14により検出された周
囲温度をA/D変換器111を介して定期的に読み込
み、温度テーブル110aを参照することで、その周囲
温度のときで且つスピンドルモータ13が正常な場合に
当該モータ13に供給される電流に相当する基準電圧値
を取得する。CPU11はこの基準電圧値の基準電圧を
基準電圧発生回路15により発生させる。比較器16
は、電流センサ17の検出値と基準電圧発生回路15に
より発生された基準電圧とを比較する。コントローラ1
8は、比較器16の比較結果からスピンドルモータ13
の異常が判定される場合、CPU11に割り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク媒体を回
転駆動する流体軸受けスピンドルモータを備えたディス
ク記憶装置に係り、特に流体軸受けスピンドルモータの
異常を検出するのに好適なディスク記憶装置及び同スピ
ンドルモータの異常検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク媒体を回転駆動するスピ
ンドルモータを備えたディスク記憶装置では、当該モー
タの軸受けに玉軸受けを用いるのが一般的であった。こ
の玉軸受けを用いたスピンドルモータ(玉軸受けスピン
ドルモータ)は、常温領域に比べると低温領域で幾分起
動しにくいことが知られているが、実用上殆ど問題のな
いものであった。
【0003】一方、近年は、玉軸受けに代えてランアウ
ト/軸振れの少ない流体軸受けを用いたスピンドルモー
タ(流体軸受けスピンドルモータ)が適用されるように
なってきた。ところが、この流体軸受けスピンドルモー
タは、玉軸受けスピンドルモータに比べて起動トルク、
即ち起動(駆動)に必要なエネルギ量の温度依存性が大
きく、特にモータ回転時に発生する流体中に含まれる気
泡、或いは流体中の塵埃の影響でNRROと称されるス
ピンドルモータに同期しない非繰り返しランアウト(No
n Repeatable Runout)が発生する恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、流体
軸受けスピンドルモータは、モータ回転時に発生する流
体中に含まれる気泡、或いは流体中の塵埃の影響でNR
ROが発生するという問題があった。
【0005】本発明者は、この問題が上述の如く流体軸
受けスピンドルモータの回転時に発生する流体中に含ま
れる気泡、或いは流体中の塵埃の位置に起因しており、
スピンドルモータの回転の状態を変えることで、解消さ
れ得ることを認識するに至った。また、この問題が発生
するときはスピンドルモータに供給される電流が増加す
ることも認識するに至った。
【0006】一方、特開平11−39840号公報に
は、磁気ディスク装置に搭載したシステムにおける磁気
ディスク装置の冷却手法が記載されている。ここには、
磁気ディスク装置全体の発熱量が消費電力によって異な
るので、その消費電力に適した風量を装置に送ることで
効率的に冷却を行うことができること、そして磁気ディ
スク装置の消費電力を当該装置に供給される電流値を測
定することで測定することが記載されている。しかし、
特開平11−39840号公報には、流体軸受けスピン
ドルモータの状態と当該スピンドルモータに供給される
電流との関係については何も記載されていない。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、流体軸受けスピンドルモータに供給され
るモータ電流を監視することで当該スピンドルモータの
異常を簡単に検出できるディスク記憶装置及び同スピン
ドルモータの異常検出方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、流体軸受けスピンド
ルモータの異常を簡単に解消することが可能なディスク
記憶装置及び同スピンドルモータの異常検出方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク媒体
を回転駆動する流体軸受けスピンドルモータを備えたデ
ィスク記憶装置において、上記流体軸受けスピンドルモ
ータに供給する電流を制御することで当該スピンドルモ
ータを指定の回転速度で回転駆動させるモータドライバ
回路と、このモータドライバ回路から流体軸受けスピン
ドルモータに供給される電流を検出する電流検出器と、
この電流検出器の検出値を流体軸受けスピンドルモータ
の正常動作時の電流値に相当する基準値と比較すること
で流体軸受けスピンドルモータの異常を判定する判定手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】このように本発明は、流体軸受けスピンド
ルモータが異常状態になると、モータドライバ回路のフ
ィードバック制御により当該スピンドルモータに供給さ
れる電流が増加することに着目し、モータドライバ回路
から当該スピンドルモータに供給される電流を電流検出
器で検出し、その検出値を流体軸受けスピンドルモータ
の正常動作時の電流値に相当する基準値と比較すること
で、流体軸受けスピンドルモータの異常を容易に検出可
能としている。
【0011】ここで、流体軸受けスピンドルモータの正
常動作時の電流値が、周囲温度によって、またディスク
記憶装置個々に異なることを考慮して、流体軸受けスピ
ンドルモータの正常動作時に当該スピンドルモータに供
給される電流と温度との関係を表した温度−モータ電流
特性情報を予め取得して記憶手段に記憶しておくと共
に、流体軸受けスピンドルモータの周囲温度を検出する
温度検出器を設け、この温度検出器で検出された周囲温
度と記憶手段に記憶されている温度−モータ電流特性情
報とに基づいて、検出された周囲温度における流体軸受
けスピンドルモータの正常動作時の電流値に相当する基
準値を決定して、上記電流検出器の検出値を当該基準値
と比較することで流体軸受けスピンドルモータの異常を
判定するようにするとよい。
【0012】このような構成においては、流体軸受けス
ピンドルモータの異常をより高精度に検出できる。
【0013】また、上記の判定を定期的に繰り返し実行
することにより、常に流体軸受けスピンドルモータの最
新の状態を判定することが可能となる。
【0014】また本発明は、流体軸受けスピンドルモー
タが異常であると判定された場合、上記モータドライバ
回路を制御して流体軸受けスピンドルモータの状態を強
制的に変える制御手段を更に備えたことをも特徴とす
る。
【0015】このように、異常と判定された流体軸受け
スピンドルモータの状態を変えることにより、その異常
の要因がスピンドルモータの回転時に発生する流体中に
含まれる気泡、或いは流体中の塵埃の位置にある場合に
は、その気泡或いは塵埃を別の位置に移動させるだけで
異常を解消し得るようになる。ここで流体軸受けスピン
ドルモータの状態を変えるには、当該スピンドルモータ
の回転速度を変更すればよい。また、スピンドルモータ
の回転速度を変更した場合、上記記憶手段に記憶されて
いる温度−モータ電流特性情報が利用できないため、一
定時間後に元の回転速度に戻すとよい。もし、一定時間
の間、スピンドルモータの回転速度(状態)を変えたこ
とで、当該スピンドルモータの異常が解消された場合に
は、元の回転速度に戻しても当該スピンドルモータの正
常状態は維持される。
【0016】また、上記のように流体軸受けスピンドル
モータの異常を解消するための制御に代えて、流体軸受
けスピンドルモータが異常のまま長時間動作するのを防
止するために、つまり当該スピンドルモータの劣化が進
むのを防止するために、ディスク記憶装置を利用するホ
ストシステムから当該ディスク記憶装置へのアクセスが
なかった場合に自動的に当該スピンドルモータの回転を
停止させるまでの時間を、通常時より短縮するモードに
切り替え設定する構成とすることも可能である。また、
両者を併用してもよい。
【0017】この他に、流体軸受けスピンドルモータが
異常と判定された際の、電流検出器の検出値及び温度検
出器の検出値を含むログ情報をホストシステムから読み
取り可能な故障診断情報の一部として保存する構成とす
るならば、流体軸受けスピンドルモータの異常原因を解
明する際の手がかりとすることができる。また、流体軸
受けスピンドルモータの異常を直接にホストシステムお
よびそのユーザに通知して、注意を促すようにしてもよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0019】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック
図である。図1の磁気ディスク装置(HDD)におい
て、CPU11は装置全体の制御及びモータドライバI
C12の制御を時分割で行う。モータドライバIC12
はCPU11からの制御により、図示せぬ磁気ディスク
(ディスク媒体)を定常回転させる流体軸受けスピンド
ルモータ(SPM)13と、図示せぬ磁気ヘッドを目標
位置に移動させるボイスコイルモータ(VCM)とを駆
動するための電流を、当該スピンドルモータ13及びボ
イスコイルモータに流す。磁気ディスク装置のヘッドデ
ィスクアセンブリ(HDA)には、当該磁気ディスク装
置の温度(流体軸受けスピンドルモータ13の周囲温
度)を測定するための温度センサ14が設けられてい
る。
【0020】CPU11は書き換え可能な不揮発性メモ
リとしてのフラッシュROM(以下、FROMと称す
る)110とA/D変換器(ADC)111を内蔵して
いる。FROM110には、CPU11が実行する制御
プログラムが予め格納されている。FROM110には
また、スピンドルモータ13が正常な状態において当該
スピンドルモータ13に供給されるモータ電流と温度と
の関係を表した温度テーブル110aが格納されてい
る。この温度テーブル110aは、各磁気ディスク装置
毎に、例えば当該装置の出荷時に当該装置の温度を変え
てスピンドルモータ13の電流を計測することで、取得
されるものである。したがって、取得された温度テーブ
ル110aの示すモータ電流の温度との関係は、対応す
る磁気ディスク装置に固有のものとなる。A/D変換器
111は、温度センサ14で計測された装置の周囲温度
(を表す出力電圧)をデジタル値に変換する。
【0021】CPU11には基準電圧発生回路15が接
続されている。この基準電圧発生回路15は、CPU1
1からの指示により、温度センサ14で計測された装置
温度(装置の周囲温度)で決まるSPM電流に相当する
基準電圧を発生する。この基準電圧発生回路15の出力
(即ち基準電圧発生回路15で発生された基準電圧)は
比較器16の一方の入力となる。比較器16の他方の入
力は、モータドライバIC12から流体軸受けスピンド
ルモータ(SPM)13に供給されるSPM電流(モー
タ電流)を検出して電圧に変換する電流センサ17の出
力と接続されている。比較器16は、温度センサ14で
計測された現在の温度に対応した基準電圧を電流センサ
17の出力電圧と比較する。
【0022】比較器16の比較結果は、例えばASIC
(特定用途向けIC)で構成されたコントローラ18に
入力される。コントローラ18は、HDDを利用するホ
ストシステムとインタフェース(I/F)19を介して
接続されている。コントローラ18は、ホストシステム
との間のコマンド(ライトコマンド、リードコマンド
等)、データの通信を制御するインタフェース制御機能
と、ディスクとの間のデータ転送を制御するディスク制
御機能とを有している。コントローラ18は更に、比較
器16の比較結果に応じてCPU11に割り込みを発生
する割り込み機能も有している。
【0023】次に、図1の構成の磁気ディスク装置の動
作について、図2のフローチャートを参照して説明す
る。まず、CPU11はモータドライバIC12を制御
して当該モータドライバIC12から流体軸受けスピン
ドルモータ13にモータ(SPM)電流を供給させるこ
とで、当該スピンドルモータ13を起動または動作させ
る。以後、モータドライバIC12は、スピンドルモー
タ13の回転速度が予め定められた回転速度(定常回転
速度)となるように、フィードバック制御を行う。
【0024】このフィードバック制御により、流体軸受
けスピンドルモータ13の回転時に発生する流体中に含
まれる気泡、或いは流体中の塵埃の影響で当該スピンド
ルモータ13にNRROが発生する状態では、モータド
ライバIC12からスピンドルモータ13に供給される
電流量は増加する。このモータドライバIC12からス
ピンドルモータ13に供給される電流量は電流センサ1
7により検出されて電圧に変換される。
【0025】さて、モータドライバIC12からスピン
ドルモータ13に供給される電流量は、HDDの周囲温
度によって変化する。そこで本実施形態では、HDAに
設定された温度センサ14によりHDDの周囲温度を計
測するようにしている。
【0026】CPU11は、温度センサ14により計測
された周囲温度をA/D変換器111を介して一定周期
で読み込む(ステップ201,202,206)。次に
CPU11は読み込んだ周囲温度でFROM110内の
温度テーブル110aを参照し、当該周囲温度が属する
温度範囲の温度テーブル110a内エントリの値を、そ
の周囲温度のときで且つ流体軸受けスピンドルモータ1
3が正常な場合にモータドライバIC12から当該スピ
ンドルモータ13に供給される電流(SPM電流)に相
当する基準電圧値であるとして取得する(ステップ20
3,204)。そしてCPU11は、取得した基準電圧
値の基準電圧を基準電圧発生回路15により発生させる
(ステップ205)。
【0027】一方、電流センサ17は、モータドライバ
IC12から流体軸受けスピンドルモータ13に供給さ
れる電流を検出して電圧に変換する。比較器16は電流
センサ17で変換された電圧値と基準電圧発生回路15
により発生された基準電圧との大小を比較する。比較器
16は、この電流センサ17で変換された電圧値と基準
電圧値との比較結果をコントローラ18に通知する。コ
ントローラ18は、比較器16の比較結果を参照し、電
流センサ17で変換された電圧値、つまりモータドライ
バIC12からスピンドルモータ13に実際に供給され
ている電流の値に相当する電圧値の方が、基準電圧値、
つまり現在の周囲温度で決まる、スピンドルモータ13
が正常な場合のモータ電流値に相当する電圧値より大き
いならば、流体軸受けスピンドルモータ13の異常を判
定してCPU11に割り込む。
【0028】CPU11は、コントローラ18からの割
り込みを検出すると(ステップ207)、その際のスピ
ンドルモータ電流値及び周囲温度を含むログ情報を、例
えば磁気ディスクの最内周に確保されたユーザからはア
クセス不可能な領域(以下、システム領域と称する)に
故障診断情報の一部として保存する(ステップ20
8)。この故障診断情報(の一部をなすログ情報)は、
ホストシステムからの特定のコマンドにより当該ホスト
システムからインタフェース19及びコントローラ18
を介して読み込むことが可能である。したがって、スピ
ンドルモータ13の異常が判定された際のスピンドルモ
ータ電流値及び周囲温度を含むログ情報を故障診断情報
の一部として保存することは、コントローラ18からイ
ンタフェース19を介してホストシステムに警告を発す
るのと等価である。また、ログ情報を(故障診断情報の
一部として)残すことで、流体軸受けスピンドルモータ
13の異常原因を解明する際の手がかりとすることがで
きる。
【0029】またCPU11は、流体軸受けスピンドル
モータ13の状態を変えて当該スピンドルモータ13の
異常を回避できるように、当該スピンドルモータ13に
対して適切な処置を施す。ここでは、CPU11は、モ
ータドライバIC12に対してスピンドルモータ13の
回転速度を変えるように制御する(ステップ209)。
この場合、スピンドルモータ13の回転速度を上げるよ
うにしても、或いは下げるようにしてもよく、要はスピ
ンドルモータ13の状態を変えればよい。
【0030】またCPU11は、スピンドルモータ13
が異常な状態のままで動作を継続した場合に当該スピン
ドルモータ13の劣化が進むのを防止するために、ホス
トシステムからアクセスがなかった場合に自動的に当該
スピンドルモータの回転を停止させるまでの時間、いわ
ゆる自動電源オフまでの時間を、通常時より短縮するモ
ードに切り替える(ステップ210)。
【0031】その後CPU11は、一定時間が経過する
のを待って、スピンドルモータ13の回転速度を元の定
常回転速度に戻させる(ステップ211)。
【0032】もし、ステップ209でスピンドルモータ
13の状態(回転速度)を一定時間変えたことで、当該
スピンドルモータ13の流体中に存在した気泡、或いは
塵埃が移動して、当該スピンドルモータ13が正常状態
に戻った場合には、当該スピンドルモータ13の回転速
度を元の定常回転速度に戻しても当該スピンドルモータ
13の正常状態は維持される。そこでCPU11は、そ
の確認のため、ステップ201以降の処理に戻る。
【0033】[第2の実施形態]図3は本発明の第2の
実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック
図である。図3の構成の磁気ディスク装置(HDD)の
特徴は、図1の磁気ディスク装置がスピンドルモータ1
3の異常をハードウェア的に検出していたのに対し、ソ
フトウエア的に検出する点にある。
【0034】そのために図3の磁気ディスク装置では、
図1中のCPU11に代えて、図3に示すように、電流
センサ17で変換(検出)された電圧値をデジタル値に
変換するA/D変換器(ADC)112を内蔵したCP
U31を用いている。
【0035】次に、図3の構成におけるCPU31によ
るスピンドルモータ異常検出処理と異常検出時の処理と
について、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0036】CPU31は、前記実施形態におけるCP
U11と同様に、温度センサ14により計測された周囲
温度をA/D変換器111を介して一定周期で読み込む
(ステップ401,402,408)。次にCPU31
は読み込んだ周囲温度でFROM110内の温度テーブ
ル110aを参照することで、その周囲温度のときで且
つ流体軸受けスピンドルモータ13が正常な場合にモー
タドライバIC12から当該スピンドルモータ13に供
給される電流(SPM電流)に相当する基準電圧値を取
得する(ステップ403,404)。またCPU31
は、電流センサ17の出力電圧値、即ちスピンドルモー
タ13に供給される電流量に相当する電圧値をA/D変
換器112を介して読み込む(ステップ405)。
【0037】CPU31は、ステップ405で読み込ん
だ電圧値をステップ404で取得した基準電圧値と比較
する(ステップ406)。もし、読み込んだ電圧値が基
準電圧値以下ならば、CPU31は、スピンドルモータ
13は正常であると判定する(ステップ407)。この
場合、CPU31は、周囲温度計測時より一定時間が経
過するのを待って(ステップ408)、再び温度センサ
14により計測された周囲温度をA/D変換器111を
介して読み込む(ステップ401,402)。これに対
し、読み込んだ電圧値が基準電圧値を超えているなら
ば、CPU31は、スピンドルモータ13は異常である
と判定する(ステップ409)。この異常判定後のCP
U31の処理内容は、前記実施形態におけるCPU11
での割り込み検出後の処理内容(ステップ208〜21
0)と同様である。即ちCPU31は、異常判定時のス
ピンドルモータ電流値及び周囲温度を含むログ情報を磁
気ディスクに保存すると共に(ステップ409)、モー
タドライバIC12に対してスピンドルモータ13の回
転速度を変えるように制御する(ステップ410)。ま
たCPU11は、スピンドルモータ13の自動電源オフ
までの時間を、通常時より短縮するモードに切り替える
(ステップ411)。その後CPU31は、一定時間が
経過するのを待って、スピンドルモータ13の回転速度
を元の定常回転速度に戻させる(ステップ412)。
【0038】なお、以上に述べた各実施形態では、流体
軸受けスピンドルモータ13が正常な状態において当該
スピンドルモータ13に供給されるモータ電流と温度と
の関係、つまりモータ電流の温度特性を表すのに、温度
テーブル110aを用いた場合について説明したが、こ
れに限るものではない。例えば、出荷時に測定した温度
とモータ電流との関係を表す曲線式(近似式)とパラメ
ータを求めて、それをFROM110内に保持するよう
にしてもよい。
【0039】また、以上に述べた各実施形態では、スピ
ンドルモータ13の異常が判定された際のスピンドルモ
ータ電流値及び周囲温度を含むログ情報を故障診断情報
の一部として保存することで、等価的にホストシステム
に警告を発するものとして説明したが、スピンドルモー
タ13の異常を直接ホストシステム及びそのユーザに通
知して警告を発するようにしてもよい。この場合、ホス
トシステム及びそのユーザに直接に注意を促すことが可
能となる。
【0040】以上は本発明を磁気ディスク装置(HD
D)に実施した場合について説明したが、本発明はヘッ
ドによりリード/ライト可能なディスク記憶装置であれ
ば光磁気ディスク装置などHDD以外のディスク記憶装
置にも適用できる。
【0041】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、流
体軸受けスピンドルモータが異常状態になると、モータ
ドライバ回路のフィードバック制御により当該スピンド
ルモータに供給される電流が増加することに着目して、
モータドライバ回路から当該スピンドルモータに供給さ
れる電流を検出し、その検出値を当該スピンドルモータ
の正常動作時の電流値に相当する基準値と比較するよう
にしたので、当該スピンドルモータの異常を簡単に検出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図。
【図2】同第1の実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図。
【図4】同第2の実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
11,31…CPU(判定手段、制御手段、ログ採取手
段、異常通知手段) 12…モータドライバIC 13…流体軸受けスピンドルモータ 14…温度センサ(温度検出器) 15…基準電圧発生回路 16…比較器(判定手段) 17…電流センサ(電流検出器) 18…コントローラ(判定手段) 110…FROM 110a…温度テーブル 111,112…A/D変換器(ADC)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体を回転駆動する流体軸受け
    スピンドルモータを備えたディスク記憶装置において、 前記流体軸受けスピンドルモータに供給する電流を制御
    することで当該スピンドルモータを指定の回転速度で回
    転駆動させるモータドライバ回路と、 前記モータドライバ回路から前記流体軸受けスピンドル
    モータに供給される電流を検出する電流検出器と、 前記電流検出器の検出値を前記流体軸受けスピンドルモ
    ータの正常動作時の電流値に相当する基準値と比較する
    ことで前記流体軸受けスピンドルモータの異常を判定す
    る判定手段とを具備することを特徴とするディスク記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記流体軸受けスピンドルモータの正常
    動作時に当該スピンドルモータに供給される電流と温度
    との関係を表した温度−モータ電流特性情報が予め記憶
    された記憶手段と、 前記流体軸受けスピンドルモータの周囲温度を検出する
    温度検出器とを更に具備し、 前記判定手段は、前記温度検出器で検出された周囲温度
    と前記記憶手段に記憶されている前記温度−モータ電流
    特性情報とに基づいて、前記検出された周囲温度におけ
    る前記流体軸受けスピンドルモータの正常動作時の電流
    値に相当する基準値を決定し、前記電流検出器の検出値
    を当該基準値と比較することを特徴とする請求項1記載
    のディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記判定を定期的に実
    行することを特徴とする請求項2記載のディスク記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段により前記流体軸受けスピ
    ンドルモータが異常であると判定された場合、前記モー
    タドライバ回路を制御して前記流体軸受けスピンドルモ
    ータの状態を強制的に変える制御手段を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項2記載のディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記流体軸受けスピン
    ドルモータの回転速度を変更させることで、当該スピン
    ドルモータの状態を変えることを特徴とする請求項4記
    載のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記流体軸受けスピン
    ドルモータの回転速度を一定時間だけ変更させ、しかる
    後に元の回転速度に戻させることを特徴とする請求項5
    記載のディスク記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段により前記流体軸受けスピ
    ンドルモータが異常であると判定された場合、前記ディ
    スク記憶装置を利用するホストシステムから当該ディス
    ク記憶装置へのアクセスがなかった場合に自動的に前記
    スピンドルモータの回転を停止させるまでの時間を、通
    常時より短縮するモードに切り替え設定する制御手段を
    更に具備することを特徴とする請求項2記載のディスク
    記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段により前記流体軸受けスピ
    ンドルモータが異常であると判定された場合、その際の
    前記電流検出器の検出値及び前記温度検出器の検出値を
    含むログ情報を前記ディスク記憶装置を利用するホスト
    システムから読み取り可能な故障診断情報の一部として
    保存するログ採取手段を更に具備することを特徴とする
    請求項2記載のディスク記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段により前記流体軸受けスピ
    ンドルモータが異常であると判定された場合、その旨を
    前記ディスク記憶装置を利用するホストシステム及びそ
    のユーザに通知する異常通知手段を更に具備することを
    特徴とする請求項2記載のディスク記憶装置。
  10. 【請求項10】 ディスク媒体を回転駆動する流体軸受
    けスピンドルモータと、前記流体軸受けスピンドルモー
    タに供給する電流を制御することで当該スピンドルモー
    タを指定の回転速度で回転駆動させるモータドライバ回
    路とを備えたディスク記憶装置における流体軸受けスピ
    ンドルモータの異常検出方法であって、 前記モータドライバ回路から前記流体軸受けスピンドル
    モータに供給される電流を検出するステップと、 前記電流の検出値を前記流体軸受けスピンドルモータの
    正常動作時の電流値に相当する基準値と比較することで
    前記流体軸受けスピンドルモータの異常を判定するステ
    ップとを具備することを特徴とする流体軸受けスピンド
    ルモータの異常検出方法。
  11. 【請求項11】 前記流体軸受けスピンドルモータが異
    常であると判定された場合、前記モータドライバ回路を
    制御して前記流体軸受けスピンドルモータの状態を強制
    的に変えるステップを更に具備することを特徴とする請
    求項10記載の流体軸受けスピンドルモータの異常検出
    方法。
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