JPH07226016A - ディスク装置のモータ起動制御方法 - Google Patents

ディスク装置のモータ起動制御方法

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JPH07226016A
JPH07226016A JP6017549A JP1754994A JPH07226016A JP H07226016 A JPH07226016 A JP H07226016A JP 6017549 A JP6017549 A JP 6017549A JP 1754994 A JP1754994 A JP 1754994A JP H07226016 A JPH07226016 A JP H07226016A
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JP6017549A
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Kazuo Nishimura
和男 西村
Tatsuro Sasamoto
達郎 笹本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20Arrangements for starting
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 本発明は情報の記録再生のために、ディスク状の記録媒
体を回転させるモータを備えるディスク装置のモータ起
動制御方法に関し、信頼性を高くスタンバイ状態からの
モータ起動時間の短縮を図ることを目的とする。 【構成】 定常回転(ST1)しているモータに停止命
令が行われて該モータを停止させ(ST2)、該モータ
の停止後に、該モータのロータ及びステータの相対位置
を特定するアライン動作を行わせる(ST3)。そし
て、該モータの起動命令によりモータの同期制御を行
い、定常回転とさせる(ST5)構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録再生のため
にディスク状の記録媒体を回転させるモータを備えるデ
ィスク装置のモータ起動制御方法に関する。
【0002】近年、コンピュータシステムの大容量化、
高速化、低価格化、小型化の要求に伴い、外部記憶装置
である磁気ディスク装置においても大容量化、高速化、
低価格化、小型化が要求されており、ディスクのスピン
ドル駆動にセンサレスモータが使用されてきている。ま
た、低消費電力化のために所定時間にアクセス要求がな
いときにセンサレスモータを一時停止させるスタンバイ
モードの機能を備えるものが使用されてきている。
【0003】そのため、スタンバイモードからセンサレ
スモータを定常回転まで立ち上げる場合の時間を短縮さ
せることが望まれている。
【0004】
【従来の技術】図8に、従来の磁気ディスク装置の一例
の平面図を示す。図8に示す磁気ディスク装置11にお
いて、アクチュエータ12がアーム13より支持ばね機
構13aを介してその先端に磁気ヘッド14が搭載され
ており、アーム13の基部がピボット15に回転自在に
軸支される。
【0005】また、アーム13のピボット15の反対側
には回動支持部16が形成され、該回動支持部16に巻
回されたコイル17が設けられる。そして、コイル17
の下方には2つのマグネット18a,18bが固定配置
される。このコイル17及びマグネット18a,18b
によりVCM(ボイスコイルモータ)を構成する。
【0006】このようなアクチュエータ12は、センサ
レスタイプのスピンドルモータ(図に表われず)のスピ
ンドル19に固定されて回転される磁気ディスク20に
対し、コイル17に配線基板21よりフレキシブルプリ
ント板22を介して通電することにより磁気ヘッド14
を磁気ディスク20の半径方向に移動させるようにアー
ム13が回動されるものである。この場合、磁気ヘッド
14は磁気ディスク14の回転で生じる空気流により浮
上する。
【0007】なお、磁気ディスク20を回転させるモー
タとしてセンサレスタイプのものが使用されるのは、小
型薄型化の要求からセンサの設置スペースを確保するの
が困難だからである。
【0008】そして、図には表われないが制御基板が取
り付けられる。制御基板は大別して、CPU(中央演算
処理ユニット)、MPU(マイクロプロセッサユニッ
ト)、リード/ライト制御部、ヘッド位置決め制御部、
スピンドルモータ制御部により構成される。
【0009】ここで、図9に、磁気ディスク装置が使用
されるコンピュータの側面図を示す。図9は、薄型携帯
用のパーソナルコンピュータ23を示したもので、操作
部24aを有する本体24と、表示部25aを有する開
閉自在の蓋体25とにより構成される。そして、本体2
4の側面より例えば上述の磁気ディスク装置11が装着
される。
【0010】すなわち、本体24内のホストコンピュー
タと磁気ディスク装置11内のCPUがSCSIインタ
フェースを介して接続されコマンド、データ等の送受が
行われるものである。
【0011】また、上述の薄型携帯用のパーソナルコン
ピュータ23のようなものでは駆動のためのバッテリを
搭載しているのが一般的であり、低消費電力のための機
能を備えている。
【0012】すなわち、磁気ディスク装置11が動作中
でなく、かつ所定時間以上ホストコンピュータよりアク
セス要求がない場合にスピンドルモータを停止させてス
タンバイモードとし、アクセス要求があったときにスピ
ンドルモータを回転させることが行われている。
【0013】そこで、図10に、従来のスタンバイモー
ドからのモータ起動の説明図を示す。図10において、
ホストコンピュータから装置11内のCPUにアクセス
要求があると、MPUよりスピンドル制御部に対してス
ピンオン(Spin on)命令が出されることにより
(ステップ(ST)1)、アライン動作が行われる(S
T2)。通常、2〜3秒の時間を要する。
【0014】アライン動作はスピンドルモータの所定の
相に電流を供給し、ロータとコイルの相対位置を特定さ
せるためのものであり、センサを有しないセンスレスタ
イプのスピンドルモータには必要なものである。
【0015】そして、逆起電圧(BEMF)検出可能回
転数まで、強制的に回転磁界を与える同期制御を行い
(ST3)、BEMF検出制御(ST4)でBEMF信
号を検出し、正しい相にパワーを駆けて駆動することに
より定常回転(ST5)させるものである。
【0016】一方、スピンドルモータが回転していない
ときには、磁気ヘッド14は磁気ディスク20上で接触
した状態であり、この状態が長く続くと吸着状態とな
る。そのため、出荷段階において所定条件下で吸着トル
クの測定が行われる。測定方法は、例えば印加電圧とト
ルクとの関係を予め求めており、印加電圧を徐々に高く
して吸着トルクを測定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
スタンバイモードよりスピンドルモータを起動させる場
合にモータの位置が不定なためにアライン動作を必要と
することから、起動命令より定常回転になるまでにアラ
イン動作分の時間を要するという問題がある。このこと
は、モータの定常回転までの起動時間の短縮を図った特
開平4−109891号公報、特開平4−109892
号公報に記載された発明に共通した問題である。
【0018】また、特開平(92P03754)号公報
記載のように、予め磁気ディスクの所定部分に記録した
当該磁気ディスクの回転角度位置の情報に基づいてスピ
ンドルモータの回転角度位置を検出することによりモー
タの起動制御して定常回転までの起動時間を短縮させる
ことも知られているが、磁気ディスクの回転角度位置の
情報を磁気ディスクに記憶しておくことは、情報が保証
されず信頼性に問題がある。
【0019】一方、吸着トルクの測定において、スピン
オン命令によってスピンドルモータのアライン動作を行
う場合に、アライン動作実行時に逆回転する場合があ
り、正確な測定を行うことができないという問題があ
る。
【0020】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、第1の目的は信頼性を高く起動時間の短縮を図
り、第2の目的は吸着トルクを正確に測定するディスク
装置のモータ起動制御方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1において、図1
に本発明の原理説明図を示す。図1に示すように、磁気
ヘッドより情報の記録、再生を行うディスク状の記録媒
体を回転させるための、位置検出するセンサを有しない
モータを備えるディスク装置のモータ起動制御方法にお
いて、定常回転(ST1)している前記モータに停止命
令が行われて前記モータを停止させる(ST2)。続い
て、前記モータの停止後に、前記モータのロータ及びス
テータの相対位置を特定するアライン動作を行わせる
(ST3)。そして、前記モータの起動命令(ST4)
により前記モータの同期制御を行い、定常回転させる
(ST5)。
【0022】請求項2,3では、前記モータの停止後
に、前記アライン動作を行ったことの情報を記憶手段、
一態様として不揮発性メモリに記憶させるステップを含
み、前記情報が記憶されていないときに前記モータの起
動命令後に前記アライン動作を行わせる。
【0023】また、請求項4では、前記モータを、アク
セス不要求が所定時間に達したときに前記モータの停止
命令が行われる。
【0024】そして、請求項5では、前記モータの停止
時からの起動における、前記記録媒体への前記磁気ヘッ
ドの吸着トルクの測定を、前記モータの起動命令より定
常回転までにおいて行う。
【0025】
【作用】請求項1,4の発明では、例えばスタンバイモ
ードとしてモータの停止後にアライン動作を行わせてモ
ータ起動時にアライン動作を行わないこととすることに
より、記録媒体に位置情報を書き込むことなく、信頼性
を高く、モータの定常回転までの時間短縮を図ることが
可能となるものである。
【0026】また、請求項2,3の発明では、アライン
動作があった場合記憶手段、一態様として不揮発性のメ
モリに記憶させる。すなわち、モータの起動後に記憶手
段にアライン動作が既に行われている旨の情報を記憶さ
せておき、アクセス要求によるモータ起動時に記憶手段
でこの情報を読み取ることでアライン動作を行わずに信
頼性高くモータの定常回転までの時間短縮を図ることが
可能となる。この場合、モータ停止時にアライン動作が
行われていないときには、その旨が判別されモータ起動
時にアライン動作を行うことができるものである。
【0027】そして、請求項5の発明では、吸着トルク
を測定する際にはアライン動作を行わなくてもよく、ア
ライン動作実行による逆回転の発生が防止され、正確に
吸着トルクを測定することが可能となる。
【0028】
【実施例】図2に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図1はディスク装置としての磁気ディスク装置31のC
PU,MPUの主要部及びスピンドルモータ制御部分を
示したものであり、他の制御系、機構系、及び適用例は
図8及び図9と同様である。
【0029】図2において、磁気ディスク装置31は、
ホストコンピュータにSCSI(Small Comp
uter Systems Interface)イン
タフェース(I/F)を介して接続されるCPU32及
びCPU32にバス33により接続されるMPU34を
備える。また、CPU32にはタイマ部35が接続さ
れ、MPU34には記憶手段としてのフラッシュメモ
リ、EPROM等の不揮発性メモリであるメモリ部36
が接続される。このメモリ部36には、後述するアライ
ン動作を行った場合に、その旨の情報としてフラグが立
てられる。
【0030】CPU32は、タイマ部35によるホスト
コンピュータからのアクセス要求のない時間のカウント
が所定値(所定時間)に達したときに後述するスピンド
ルモータを停止させるスタンバイモードを判断すると共
に、ホストコンピュータから受領した命令を分解してM
PU34に命令を発行するものである。
【0031】MPU34は、ホストコンピュータからの
命令によりMSC(モータスピードコントローラ)37
に対して後述するスピンドルモータのオン、オフ指令を
発行すると共に、該スピンドルモータからのBEMF信
号の周期を測定してMSC37に対して加速/減速を指
示する。なお、後述するようにBEMF信号が出力され
ない状態からの時間を計測するタイマ機能を備える。
【0032】ここで、記録媒体である磁気ディスク(図
8参照)は3相のDCブラシレスモータであって位置検
出のためのセンサを有しないセンサレスタイプのスピン
ドルモータ38のスピンドルに取り付けられて回転され
るもので、スピンドルモータ38はU相コイル38U
V相コイル38V ,W相コイル38W が配設されたステ
ータとマグネットを有するロータとで構成される。従っ
て、スピンドルモータ38からはU相ライン38U ,V
相ライン38V ,W相ライン38W 及び中性点ライン3
O が延出される。どの相が通電されるかは、MPU3
4の指示による。
【0033】一方、MSC37はスピンドルモータ38
の各コイル38U ,38V ,38Wに通電する電流の大
きさをMPU34からの加速/減速信号によって変化さ
せて、例えばパワートランジスタで構成されるドライバ
40に指示する。また、スピンドルモータ38の各コイ
ル38U ,38V ,38W (各相ライン38U ,3
V ,38W )の逆起電圧及び中性点ライン39O から
の中性点電位からBEMF信号を作成し、MPU34に
供給する。
【0034】ドライバ40は、MSC37の指示に従っ
てスピンドルモータ38の所定の相コイルに同期パルス
に同期パルスを同期させて通電を行うものである。
【0035】そこで、図3に図2の動作説明図を示す。
なお、詳細な動作説明は図4〜図6において説明する。
図3において、スピンドルモータ38が定常回転してい
るときに(ST11)、スピンドルモータ38を停止さ
せるスピンオフ(Spinoff)命令が発行されると
(ST12)、スピンドルモータ38が停止される(S
T13)。停止後に、アライン動作が行われ(ST1
4)、スピンドルモータ38の停止が完了してスタンバ
イモードとなる(ST15)。このとき、アライン動作
を行った旨のフラグがメモリ部36に記憶される。
【0036】その後、スピンオン(Spin on)命
令が発行されると(ST16)、同期制御が行われ(S
T17)、BEMF検出制御によりBEMF信号がMS
C37よりMPS34に送られて(ST18)、スピン
ドルモータ38は定常回転(ST11)となる。このよ
うに、スピンドルモータ38を立ち上げて定常回転させ
るにあたり、アライン動作が行われないものである。
【0037】ここで、図4にスピンドルモータ停止時の
フローチャートを示すと共に、図5にスピンドルモータ
起動時のフローチャートを示す。また、図6にスピンド
ルモータの同期回転のタイミングチャートを示す。
【0038】図4において、まずスピンドルモータ38
が通常回転しており(ST21)、CPU32よりスピ
ンオフ(Spin off)命令が発していない間定常
回転を続ける(ST22)。CPU32は、ホストコン
ピュータよりアクセス要求のない時間をタイマ部35に
よりカウントし、所定時間に達したときにMPU34に
おいてスタンバイモードとしてスピンオフ(Spin
off)命令をMPU34に送る。
【0039】MPU34は、MSC37に対してスピン
オフ(Spin off)命令を発すると共に(ST2
2)、減速命令を発してブレーキ動作を行わせる(ST
23)。この場合、MPU34はスピンドルモータ38
の回転が低下してBEMF信号が出力されない状態より
一定時間経過後(タイマ時間)にスピンドルモータ38
が停止したものとみなし(ST24)、アライン動作を
行う(ST25)。
【0040】アライン動作は、MPU34が相切り換え
信号で特定の相を選定し(例えばU相−V相)、加速信
号及びスピンオン(Spin on)信号をMSC37
に送ることにより行われるものである。そして、アライ
ン動作を一定時間実行後、再びスピンオフ(Spin
off)信号及び減速信号をMSC37に送ることによ
りアライン動作が終了する。
【0041】アライン動作終了後、メモリ部36にアラ
イン動作が行われた旨のフラグを書き込み、CPU32
にスピンオフ(Spin off)命令の終了を報送す
る(ST26)。
【0042】次に、スピンドルモータの起動について説
明する。図5において、ホストコンピュータからのアク
セス要求によりCPU32からスピンオン(Spin
on)命令が発行されるとスピンアップ(Spin u
p)状態となり(ST31)、MPU34はメモリ部3
6上のアライン動作実行のフラグを確認する(ST3
2)。スピンオフ(Spin off)時にアライン動
作が実行されていればメモリ部36上のフラグをクリア
とし(ST33)、アライン動作が実行されていなけれ
ばアライン動作を実行した後(ST34)にフラグをク
リアする(ST33)。
【0043】すなわち、何らかの理由で電源等が断たれ
てスピンドルモータ38が停止したときにはスピンドル
モータ38の起動開始前にアライン動作を行い、CPU
32からのスピンオフ(Spin off)命令により
スピンドルモータ38が停止した場合には起動時にアラ
イン動作が省略されるものである。
【0044】メモリ部36上のフラグがクリアされると
(ST33)、MPU34はMSC37に対してスピン
オン(Spin on)命令を発すると共に、加速信号
を発して同期回転を開始する(ST35)。同期回転
は、スピンドルモータ38の回転が上昇してBEMF信
号がMSC37より出力されるまで相切り替え信号を切
り換えて強制的に回転磁界を発生させてスピンドルモー
タ38を回転させる。
【0045】BEMF制御(ST36)によりBEMF
信号がMPU34において検出される回転数に達する
と、当該BEMF信号をもとに定常回転数になるまで相
を切り換えると共に加速/減速信号を切り換えて定常回
転させるものである(ST37)。
【0046】この場合の同期回転のタイミングチャート
が図6に示される。図6に示すように、所定の物理角
(度)での同期パルス(EXTCOM)に同期させて位
相を順次変化させてU相ライン38U に矩形状の駆動電
流IU を供給し、V相ライン38V に矩形状の駆動電流
V を供給し、そしてW相ライン38W に矩形状の駆動
電流IW を供給する。スピンドルモータ38が同期回転
されると、U相ライン38U より正弦波の逆起電圧U
BEMFがMSC37で検出されると共に、V相ライン38
V より正弦波の逆起電圧VBEMF,W相ライン38W より
正弦波の逆起電圧W BEMFがそれぞれ位相を異ならせて検
出されるものである。
【0047】このように、スピンドルモータ38の停止
時にアライン動作を行って、次の起動時にアライン動作
を行わないことにより、スピンドルモータ38の位置検
出情報を磁気ディスクに書き込む必要がなく高い信頼性
でスタンバイ状態からの定常回転までの起動時間を短縮
させることができるものである。また、何らかの理由で
スピンドルモータ38の停止時にアライン動作を行うこ
とができない場合には、これを判別して起動時にアライ
ン動作させることができるものである。
【0048】これにより、適用されるコンピュータシス
テムにおける磁気ディスク装置のパワーセーブのスタン
バイ状態より、短時間に立ち上げることができるもので
ある。
【0049】次に、図7に、吸着トルク測定のフローチ
ャートを示す。磁気ディスク装置31の吸着トルクの測
定は、前述のように、スピンドルモータ38の停止後に
アライン動作を行い、メモリ部36上に実行フラグが書
き込まれた状態(スタンバイモード)、又は何らかの理
由で電源等が断たれてスピンドルモータ38が停止した
状態で、所定温度や湿度の雰囲気中のディスクエンクロ
ージャ内に所定時間放置される。これにより、磁気ヘッ
ドが磁気ディスク上に接触し、時間経過により吸着され
た状態となる。このときの吸着トルクを測定して、装置
評価を短時間で行うとするものである。
【0050】図7において、ホストコンピュータからの
アクセス要求によりCPU32からスピンオン(Spi
n on)命令が発行されるとスピンアップ(Spin
up)状態となり(ST41)、MPU34はメモリ
部36上のアライン動作実行のフラグを確認する(ST
42)。スピンオフ(Spin off)時にアライン
動作が実行されていればメモリ部26上のフラグをクリ
アとし(ST43)、アライン動作が実行されていなけ
ればアライン動作を実行した後(ST44)にフラグを
クリアする(ST43)。
【0051】すなわち、何らかの理由で電源等が断たれ
てスピンドルモータ38が停止したときにはスピンドル
モータ38の起動開始前にアライン動作を行い、CPU
32からのスピンオフ(Spin off)命令により
スピンドルモータ38が停止した場合には起動時にアラ
イン動作が省略されるものである。
【0052】メモリ部36上のフラグがクリアされると
(ST43)、MPU34はMSC37に対してスピン
オン(Spin on)命令を発すると共に、所定の加
速信号を段階的に発して、段階的に電圧を印加する(S
T45)。例えばスピンドルモータ38の定格電圧より
低い値から段階に印加する。この場合、印加電圧と吸着
トルクとの関係を予め求めておく。
【0053】MPU34はこのときのBEMF信号で回
転の確認を行い(ST46)、スピンドルモータ38が
定常回転に達するまで、ST45以下を繰り返し、定常
回転に達するまでの吸着トルクが測定される(ST4
7)。
【0054】すなわち、スピンドルモータ38の停止時
にアライン動作を実行させることで、起動時にアライン
動作を行う必要がなく、アライン動作実行時のモータの
逆回転を防止することができ、吸着トルクを正確に測定
することができるものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように請求項1,4の発明によれ
ば、モータの停止後にアライン動作を行わせてモータ起
動時にアライン動作を行わないこととすることにより、
記録媒体に位置情報を書き込むことなく、信頼性を高
く、モータの定常回転までの時間短縮を図ることができ
る。
【0056】また、請求項2,3の発明によれば、アラ
イン動作があった場合記憶手段、一態様として不揮発性
のメモリに記憶させ、アクセス要求によるモータ起動時
に記憶手段でこの情報を読み取ることによりアライン動
作を行わずに信頼性高くモータの定常回転までの時間短
縮を図ることができる。
【0057】そして、請求項5の発明によれば、吸着ト
ルクを測定する際にはアライン動作を行わなくてもよい
ことにより、アライン動作実行による逆回転の発生が防
止され、正確な吸着トルクを測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例の構成図である。
【図3】図2の動作説明図である。
【図4】スピンドルモータ停止時のフローチャートであ
る。
【図5】スピンドルモータ起動時のフローチャートであ
る。
【図6】スピンドルモータの同期回転のタイミングチャ
ートである。
【図7】吸着トルク測定のフローチャートである。
【図8】従来の磁気ディスク装置の一例の平面図であ
る。
【図9】磁気ディスク装置が使用されるコンピュータの
側面図である。
【図10】従来のスタンバイモードからのモータ起動の
説明図である。
【符号の説明】
31 磁気ディスク装置 32 CPU 33 バス 34 MPU 35 タイマ部 36 メモリ部 37 MSC 38 スピンドルモータ 38U U相コイル 38V V相コイル 38W W相コイル 39U U相ライン 39V V相ライン 39W W相ライン 39O 中性点ライン 40 ドライバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドより情報の記録、再生を行う
    ディスク状の記録媒体を回転させるための、位置検出す
    るセンサを有しないモータを備えるディスク装置のモー
    タ起動制御方法において、 定常回転している前記モータ(38)に停止命令が行わ
    れて前記モータ(38)を停止させるステップと、 前記モータ(38)の停止後に、前記モータ(38)の
    ロータ及びステータの相対位置を特定するアライン動作
    を行わせるステップと、 前記モータ(38)の起動命令により前記モータの同期
    制御を行い、定常回転させるステップと、 を含むことを特徴とするディスク装置のモータ起動制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記モータ(38)の停止後に前記アラ
    イン動作を行ったことの情報を記憶手段(36)に記憶
    させるステップを含み、前記情報が記憶されていないと
    きに前記モータ(38)の起動命令後に前記アライン動
    作を行わせることを特徴とする請求項1記載のディスク
    装置のモータ起動制御方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段(36)は不揮発性メモリ
    が使用されることを特徴とする請求項2記載のディスク
    装置のモータ起動制御方法。
  4. 【請求項4】 前記モータ(38)に対して、アクセス
    不要求が所定時間に達したときに前記モータ(38)の
    停止命令が行われることを特徴とする請求項1又は2記
    載のディスク装置のモータ起動制御方法。
  5. 【請求項5】 前記モータ(38)の停止時からの起動
    における、前記記録媒体への前記磁気ヘッドの吸着トル
    クの測定を、前記モータの起動命令より定常回転までに
    おいて行うことを特徴とする請求項1又は2記載のディ
    スク装置のモータ起動制御方法。
JP6017549A 1994-02-14 1994-02-14 ディスク装置のモータ起動制御方法 Pending JPH07226016A (ja)

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