JP3163665B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP3163665B2
JP3163665B2 JP20774291A JP20774291A JP3163665B2 JP 3163665 B2 JP3163665 B2 JP 3163665B2 JP 20774291 A JP20774291 A JP 20774291A JP 20774291 A JP20774291 A JP 20774291A JP 3163665 B2 JP3163665 B2 JP 3163665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドがディスク媒
体の回転により浮上し、ディスク媒体の回転停止に伴い
ディスク媒体に接触するコンタクト・スタート・ストッ
プ(以後CSSと略す)動作を行う磁気ディスク装置に
係り、特に携帯形情報処理装置に使用された場合に、デ
ィスク媒体の寿命を長くすることを可能とする磁気ディ
スク装置に関する。
【0002】近年、携帯形の情報処理装置であるパーソ
ナルコンピュータやワードプロセッサ等に、小型磁気デ
ィスク装置が搭載されるようになったが、携帯形の情報
処理装置は、通常電池により電源が供給されており、こ
の電池の寿命を長くするため、使用状況を監視する回路
が一定時間内に処理の実行命令が無いと電源を落とすよ
うにしている。
【0003】磁気ディスク装置は電源が落とされると、
ディスク媒体の回転が停止するため、CSS動作が行わ
れることとなるが、CSS動作時には磁気ヘッドのスラ
イダとディスク媒体の保護膜とが擦り合わされるため、
次第に保護膜が薄くなって耐久性が低下する。
【0004】従って、このCSS動作によって、携帯形
の情報処理装置に要求される規格に対し、磁気ディスク
装置の耐久性が不足するようなことの無いことが必要で
ある。
【0005】
【従来の技術】図3は従来技術の一例を説明する図であ
る。図3に示す1はディスク媒体、3は磁気ヘッド、2
0はディスク媒体1に設けられたCSS領域、21は磁
気ヘッド3を取付けるバネで構成されるジンバル部、2
2はアクチュエータ、23は軸、24はボイス・コイル
・モータのコイルである。
【0006】ボイス・コイル・モータのコイル24に電
流が流れると、図示省略した磁石で形成される磁界によ
って、アクチュエータ22が軸23を中心として矢印A
又はBの方向に回転し、ジンバル部21によってアクチ
ュエータ22に取付けられた磁気ヘッド3がディスク媒
体1の指定された位置に位置付けされる。
【0007】CSS動作を行う磁気ディスク装置は、デ
ィスク媒体1上にデータ記録領域とは別にCSS領域2
0を設け、電源切断時には、常に磁気ヘッド3をこのC
SS領域20に移動させている。
【0008】これは、ディスク媒体1のデータ記録領域
でCSS動作を行わせると、データの保護が難しいとの
判断に基づくものであるが、このCSS領域20の許容
CSS回数は、普通の磁気ディスク装置の寿命期間内
(5年又は15000時間)で、およそ2万回と言われ
ており、一日当たり10回に相当する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】携帯形の情報処理装置
は、前記の如く、電池の消耗を軽減するために、一定時
間内に処理の実行が指示されないと、情報処理装置の電
源を切断するため、磁気ディスク装置のディスク媒体1
を回転させるモータやヘッド駆動用のモータ等の電源も
切断される。
【0010】従って、CSS動作の回数が増大し、一日
に100回以上のCSS動作が予想されている。しか
し、現行のディスク媒体1と磁気ヘッド3では、一日当
たり10回のCSS動作が限界であり、それ以上のCS
S耐久性を持たせることは技術的に難しいという問題が
ある。
【0011】一方、CSS領域を設けず、データ記録領
域でCSS動作を行うことも提案されている。この場
合、電源切断時、磁気ヘッドをCSS領域に移動させる
ための機構を設ける必要がなくなる。しかし、電源切断
後、ヘッド駆動用モータの制御が無くなるため、ディス
ク媒体の回転により生ずる風力、ディスク媒体との摩擦
により、磁気ヘッドは外周に移動し、最外周でのCSS
動作が増加する傾向にある。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑み、CSS
領域を限定せず、電源が切断された時点における磁気ヘ
ッドの位置近傍で磁気ヘッドをディスク媒体に接触さ
せ、電源投入により、この位置から磁気ヘッドを浮上さ
せるようにして、ディスク媒体上のランダムな位置での
CSS動作を行わせ、CSS耐久性を向上させることを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するブロック図である。磁気ディスク装置は、ディス
ク媒体1を回転させるN相のディスク駆動モータ2と、
磁気ヘッド3をディスク媒体1上の指定された位置に位
置付けするヘッド駆動モータ4とを備えて、コンタクト
・スタート・ストップ動作を行う。
【0014】そして、電源6から供給される電源の切断
を検出した時、ディスク駆動モータ2の(N−1)相を
短絡すると共に、残りの1相に発生する逆起電力を、ヘ
ッド駆動モータ4に供給する切替手段5を設けている。
【0015】そして、磁気ディスク装置の電源が切断さ
れた時、ディスク駆動モータ2の1相が発生する逆起電
力により、ヘッド駆動モータ4に電流を供給して、磁気
ヘッド3のディスク媒体1上の位置を固定する。
【0016】
【作用】上記の如く構成することにより、磁気ヘッド3
は電源が切断された時のディスク媒体1上の位置に固定
されるため、この位置でCSS動作を行う。
【0017】電源切断時の磁気ヘッド3のディスク媒体
1上の位置は、ランダムな位置であり、CSS動作領域
はディスク媒体1上の特定領域で無く、全領域が対象と
なって実行されることとなる。
【0018】従って、特定の領域のみで一日に10回の
CSS動作が限度であっても、CSS領域がディスク媒
体1の全領域に拡大されたことにより、携帯形の情報処
理装置に要求される磁気ディスク装置の耐久性を十分満
足させることが出来る。
【0019】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す回路のブロッ
ク図である。電源6からVCM駆動回路7とSPM駆動
回路8と継電器9に電源が供給され、VCM駆動回路7
は、図示省略した制御回路からの指示に基づき、ボイス
・コイル・モータ(VCM)12のコイル24に電流を
供給し、図3で説明したアクチュエータ22を回転さ
せ、磁気ヘッド3をディスク媒体1上の指定された位置
に位置付けする。
【0020】又、継電器9は電源を供給されると、点線
に示す如く、接点を接続するため、SPM駆動回路8は
継電器9の点線で示す如く接続された接点を経て、スピ
ンドルモータ(SPM)13の3相のコイル14〜16
に電流を供給して、図3に示すディスク媒体1を回転さ
せる。
【0021】電源6からの電源供給が停止すると、継電
器9は実線で示す如く、接点の接続を切替える。従っ
て、SPM13のコイル15と16に発生する逆起電力
による電流が短絡されるため、ディスク媒体1の慣性に
よる回転にブレーキがかけられて、ディスク媒体1の回
転が低下する。
【0022】又、同時にSPM13のコイル14に発生
する逆起電力は、抵抗を経てトランジスタ11のベース
に供給されるため、トランジスタ11をオンとすると共
に、この逆起電力による電流は、整流器10を経てVC
M12のコイル24を流れ、オンとなったトランジスタ
11を経て整流器17及び18を経由して、コイル15
及び16を夫々通り、コイル14に還流する。
【0023】VCM12は電源供給停止によりVCM駆
動回路7から供給されていた電流が停止することで、図
3に示すアクチュエータ22の制御力を失うが、このコ
イル14が供給する電流により、ディスク媒体1の回転
に伴う風圧と、磁気ヘッド3がディスク媒体1に接触し
た時の摩擦によって、磁気ヘッド3がディスク媒体1の
外周側に移動させられる力を打ち消して、磁気ヘッド3
が電源切断時に位置付けされていたディスク媒体1上の
位置を略確保することが出来る。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は磁気ディス
ク装置に供給される電源が停止した時、磁気ヘッドがデ
ィスク媒体上で位置付けされていた位置を確保する。
【0025】電源切断時に磁気ヘッドが位置付けされて
いるディスク媒体上の位置は、ランダムであり、このた
め、CSS動作はディスク媒体上のランダムな領域で実
行されるため、特定領域のみでCSS動作を行わせる場
合に比し、磁気ディスク装置の耐久性を大幅に向上させ
ることが出来る。
【0026】従って、携帯形の情報処理装置に要求され
る磁気ディスク装置の耐久性を十分満足させることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示す回路のブロック図
【図3】 従来技術の一例を説明する図
【符号の説明】
1 ディスク媒体 2 ディスク駆動モータ 3 磁気ヘッド 4 ヘッド駆動モータ 5 切替手段 6 電源 7 VCM駆動回路 8 SPM駆動回路 9 継電器 10、17、18 整流器 11 トランジスタ 12 ボイス・コイル・モータ 13 スピンドル・モータ 14、15、16、24 コイル 20 コンタクト・スタート・ストップ領域 21 ジンバル部 22 アクチュエータ 23 軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−113881(JP,A) 特開 平2−289968(JP,A) 特開 平1−229453(JP,A) 特開 昭63−83980(JP,A) 特開 昭62−48278(JP,A) 特開 昭59−165269(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/00 G11B 19/20 G11B 21/12 G11B 21/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体を回転させるN相のディス
    ク駆動モータと、磁気ヘッドを該ディスク媒体上の指定
    された位置に位置付けするヘッド駆動モータとを備え
    て、コンタクト・スタート・ストップ動作を行う磁気デ
    ィスク装置において、 電源切断を検出した時、前記ディスク駆動モータの(N
    −1)相を短絡すると共に、残りの1相に発生する逆起
    電力を、前記ヘッド駆動モータに供給する切替手段を設
    け、 装置の電源が切断された時、該逆起電力により前記ヘッ
    ド駆動モータに電流を供給して、前記磁気ヘッドの位置
    を、前記磁気ヘッドが前記電源切断時に位置付けされて
    いた前記ディスク媒体上の位置に固定することを特徴と
    する磁気ディスク装置。
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KR19990065764A (ko) * 1998-01-16 1999-08-05 윤종용 하드디스크 드라이브의 스핀들모터 구동제어장치 및 그 방법

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