JP2536560Y2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

Info

Publication number
JP2536560Y2
JP2536560Y2 JP1990030974U JP3097490U JP2536560Y2 JP 2536560 Y2 JP2536560 Y2 JP 2536560Y2 JP 1990030974 U JP1990030974 U JP 1990030974U JP 3097490 U JP3097490 U JP 3097490U JP 2536560 Y2 JP2536560 Y2 JP 2536560Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
voice coil
coil motor
carriage
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990030974U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03124366U (ja
Inventor
浩行 苅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1990030974U priority Critical patent/JP2536560Y2/ja
Publication of JPH03124366U publication Critical patent/JPH03124366U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536560Y2 publication Critical patent/JP2536560Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はボイスコイルモータの駆動力で磁気ヘッドを
シークさせるキャリッジ機構を備えた磁気ディスク装置
に関する。
(従来の技術) 従来、ハードディスク装置において、磁気ヘッドをシ
ークさせるためのキャリッジ機構としては、第4図及び
第5図に示されるものが知られている。第4図は従来の
キャリッジ機構の構成を示す斜視図、第5図は第4図を
V−V線に沿って切った断面図である。記録媒体上にデ
ータのリード/ライトを行う磁気ヘッド(ここでは、S0
およびS1の2つのヘッド)11は、キャリッジ12に搭載さ
れている。このキャリッジ12は、軸13を支点に回動自在
に取り付けられており、ボイスコイルモータ14の駆動力
によって磁気ヘッド11を記録媒体の半径方向に移動させ
る。
ところで、このような構成のキャリッジ機構におい
て、磁気ヘッド11のシーク方向はボイスコイルモータ14
のボイスコイル15に流す電流の方向によって決まる。す
なわち、ボイスコイルモータ14は、ボイスコイル15およ
びマグネット16から構成されており、ボイスコイル15に
流れる電流の方向とマグネット16の磁場の方向によって
定まるフレミングの左手の法則により、第5図に示す矢
印AあるいはB方向の力を発生する。したがって、ボイ
スコイル15への電流供給方向を制御して、例えばボイス
コイルモータ14に矢印A方向の力を発生させると、磁気
ヘッド11は記録媒体の外周方向(第4図の矢印C方向)
に移動する。一方、ボイスコイルモータ14に矢印B方向
の力を発生させると、磁気ヘッド11は記録媒体の内周方
向(第4図の矢印D方向)に移動する。
第6図は従来のボイスコイルモータ駆動回路の構成を
示す図である。従来では、4つのトランジスタ21〜24を
備え、トランジスタ21、24とトランジスタ22、23を2つ
1組にして、オン/オフ制御して、ボイスコイル15に流
す電流の方向を切替えていた。この例では、トランジス
タ21、24をオン、トランジスタ22、23をオフすると、ボ
イスコイル15に矢印E方向の電流が流れることになる。
逆に、トランジスタ21、24をオフ、トランジスタ22、23
をオンすると、ボイスコイル15に矢印E方向とは逆方向
の電流が流れることになる。なお、信号S1〜S4はトラン
ジスタ21〜24をそれぞれオン/オフするための信号、信
号S5はボイスコイル15に流す電流の量を決定するための
信号である。
(考案が解決しようとする課題) 上記したように、従来、磁気ヘッドのシーク制御に
は、ボイスコイル15に流す電流の切替え制御が必要であ
った。このため、その駆動回路が複雑化し、特に複数の
トランジスタそれぞれの特性のばらつきによって、エラ
ーを招きやすい問題があった。
また、一般に、異常状態を含めて電源が遮断された場
合には、磁気ヘッド11を所定の停止位置、例えば記録媒
体上の最内周に設けられたCSS(コンタクト・スタート
・ストップ)エリアに速やかに移動させる必要がある。
このような場合、電源が遮断されているため、従来で
は、例えば通常時に蓄えたコンデンサの電荷エネルギを
利用するか、あるいは電源遮断時に生じるDCモータの逆
起電力を利用して磁気ヘッド11を移動させなければなら
ず、大変に不便であった。さらに、磁気ヘッド11が停止
位置にあるときには、その停止状態をロックする機構が
必要となり、構造的にも複雑化する問題があった。
本考案は上記のような点に鑑みなされたもので、電流
の切替え制御を必要とせず、簡単な構成で磁気ヘッドを
シークさせることのできる磁気ディスク装置を提供する
ことを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) すなわち、本考案に係る磁気ディスク装置は、一端に
磁気ヘッドを支持し、他端に第1のマグネットとその第
1のマグネットを囲むように配設されたコイルからなる
ボイスコイルモータが取り付けられ、上記ボイスコイル
モータの起動力により軸を中心に回動するキャリッジ
と、上記ボイスコイルモータ内に設けられた上記第1の
マグネットを中心にその両側に位置するように設けられ
た第2および第3のマグネットからなり、上記第1のマ
グネットと上記第2のマグネットは反発関係にあり、上
記第1のマグネットと上記第3のマグネットは吸引関係
にあり、上記第1のマグネットと上記第2および第3の
マグネットとの互いの磁力作用により上記キャリッジを
常に第1の方向に回動させるように付勢する付勢手段
と、1つのスイッチ回路を有し、このスイッチ回路のオ
ン/オフ制御によって上記ボイスコイルモータの上記コ
イルに一定方向のみの電流を流し、上記付勢手段の力に
反抗して上記キャリッジを上記第1の方向とは反対の第
2の方向に回動させる駆動手段とを具備したものであ
る。
(作用) 上記の構成によれば、第1〜第3のマグネットからな
る付勢手段の磁力作用によって、キャリッジは常に第1
の方向(例えば記録媒体の内周方向)に付勢されてい
る。したがって、データのリード/ライト時にボイスコ
イルモータを駆動するに際し、一定方向つまり付勢手段
による第1の方向とは反対の第2の方向(例えば記録媒
体の外周方向)に駆動すれば済む。これにより、従来の
ようにボイスコイルモータに流す電流を磁気ヘッドのシ
ーク方向に応じて適宜切替える必要がなくなり、その駆
動回路を簡単化することができる。
また、付勢手段の磁力作用を利用すれば、電源遮断時
において、磁気ヘッドを記録媒体上の停止位置(例えば
記録媒体の最内周に設けられたCSSエリア)に簡単に移
動させることができ、さらに、その停止位置で磁気ヘッ
ドをロックすることもできる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の一実施例に係る磁気デ
ィスク装置を説明する。
第1図は同実施例のキャリッジ機構の構成を示す斜視
図、第2図は第1図をII-II線に沿って切った断面図で
ある。先端部に磁気ヘッド11を搭載したキャリッジ12
は、軸13を支点に回動自在に取り付けられており、ボイ
スコイルモータ14の駆動力によって、磁気ヘッド11を記
録媒体の半径方向に移動させる。磁気ヘッド11は、記録
媒体上をシークすることにより、データのリード/ライ
トを行う。ボイスコイルモータ14は、ボイスコイル15お
よびマグネット16からなり、ボイスコイル15に流れる電
流の方向に応じて、第2図に示す矢印AあるいはB方向
の力を発生する。
ここで、同実施例では、キャリッジ12を記録媒体の内
周方向(第1図の矢印D方向)に付勢するマグネット機
構が設けられている。このマグネット機構は、ボイスコ
イルモータ14に取り付けられたマグネット31と、ボイス
コイルモータ14の両側に配設されたマグネット32、33か
らなる。マグネット31とマグネット32は、反発関係にあ
る。一方、マグネット31とマグネット33は、吸引関係に
ある。この3つのマグネット31〜33の磁力作用により、
キャリッジ12には常時矢印D方向の力が働いている。な
お、上記マグネット機構の構成において、マグネット31
の片側だけでなく両側にマグネット32、33を配設してい
る理由は、片側だけの場合ではマグネット31の位置によ
って磁力が異なるためである。
第3図は同実施例のボイスコイルモータ駆動回路の構
成を示す図である。同実施例では、1つのトランジスタ
41を備え、このトランジスタ41をオン/オフ制御するこ
とにより、ボイスコイル15に矢印E方向のみの電流を流
すように構成されている。なお、信号S11はトランジス
タ41をオン/オフするための信号、信号S5はボイスコイ
ル15に流す電流の量を決定するための信号である。
次に、同実施例の動作を説明する。
キャリッジ12には、マグネット機構により常に矢印D
方向の力が働いている。ここで、磁気ヘッド11を外周方
向(矢印C方向)に移動させる場合、第3図に示すトラ
ンジスタ41を通じて、ボイスコイル15に矢印E方向の電
流が流れる。ボイスコイル15に矢印E方向の電流が流れ
ると、ボイスコイルモータ14に第2図に示す矢印A方向
の力が発生する。この矢印A方向の力により、キャリッ
ジ12はマグネット機構のマグネット力に抗して矢印C方
向に回動する。これにより、磁気ヘッド11も矢印C方向
に移動することになる。
一方、磁気ヘッド11を内周方向(矢印D方向)に移動
させる場合には、ボイスコイルモータ14の駆動を停止す
る。このボイスコイルモータ14の駆動を停止すると、キ
ャリッジ12はマグネット機構のマグネット力により矢印
D方向に回動する。これにより、磁気ヘッド11も矢印D
方向に回動することになる。
このように、磁気ヘッド11の外周方向の移動に際して
はボイスコイルモータ14の力を用い、磁気ヘッド11の内
周方向の移動に際してはマグネット機構のマグネット力
を用いて、磁気ヘッド11をシークさせることができる。
したがって、従来のようにボイスコイル15に流す電流を
切替える必要がなく、ボイスコイルモータ駆動回路を第
3図のように簡単化できる。
また、電源遮断時において、従来のようなコンデンサ
の電荷エネルギやDCモータの逆起電力を利用せずとも、
マグネット力によって、磁気ヘッド11を記録媒体上の所
定の停止位置(例えばCSSエリア)に移動させることが
できる。さらに、停止状態でも、マグネット力によっ
て、その停止状態をロックすることができるため、通常
必要なロック機構が不要となる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、マグネット機構によっ
てキャリッジ機構を常時所定方向に付勢する構成とした
ため、マグネット機構のマグネット力とは逆方向にボイ
スコイルモータを駆動するだけで済む。これにより、従
来のような電流を切替え制御が不要となり、ボイスコイ
ルモータ駆動回路を簡単化できる。また、マグネット力
を利用して、電源遮断時の磁気ヘッドの停止位置への移
動や、その停止状態をロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るキャリッジ機構の構成
を示す斜視図、第2図は第1図をII-II線に沿って切っ
た断面図、第3図は同実施例のボイスコイルモータ駆動
回路の構成を示す図、第4図は従来のキャリッジ機構の
構成を示す斜視図、第5図は第4図をV−V線に沿って
切った断面図、第6図は従来のボイスコイルモータ駆動
回路の構成を示す図である。 11……磁気ヘッド、12……キャリッジ、13……軸、14…
…ボイスコイルモータ、15……ボイスコイル、16……マ
グネット、31〜33……マグネット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に磁気ヘッドを支持し、他端に第1の
    マグネットとその第1のマグネットを囲むように配設さ
    れたコイルからなるボイスコイルモータが取り付けら
    れ、上記ボイスコイルモータの起動力により軸を中心に
    回動するキャリッジと、 上記ボイスコイルモータ内に設けられた上記第1のマグ
    ネットを中心にその両側に位置するように設けられた第
    2および第3のマグネットからなり、上記第1のマグネ
    ットと上記第2のマグネットは反発関係にあり、上記第
    1のマグネットと上記第3のマグネットは吸引関係にあ
    り、上記第1のマグネットと上記第2および第3のマグ
    ネットとの互いの磁力作用により上記キャリッジを常に
    第1の方向に回動させるように付勢する付勢手段と、 1つのスイッチ回路を有し、このスイッチ回路のオン/
    オフ制御によって上記ボイスコイルモータの上記コイル
    に一定方向のみの電流を流し、上記付勢手段の力に反抗
    して上記キャリッジを上記第1の方向とは反対の第2の
    方向に回動させる駆動手段と を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。
JP1990030974U 1990-03-28 1990-03-28 磁気ディスク装置 Expired - Lifetime JP2536560Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990030974U JP2536560Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 磁気ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990030974U JP2536560Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 磁気ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03124366U JPH03124366U (ja) 1991-12-17
JP2536560Y2 true JP2536560Y2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=31533701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990030974U Expired - Lifetime JP2536560Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 磁気ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2536560Y2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62287475A (ja) * 1986-06-05 1987-12-14 Seiko Epson Corp デイスク装置
JPH01294279A (ja) * 1988-05-20 1989-11-28 Tokico Ltd 磁気ディスク装置
JPH01319181A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Toshiba Corp 磁気ディスク装置のキャリッジ機構
JPH025154B2 (ja) * 1985-05-22 1990-01-31 Waseda Daigaku

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025154U (ja) * 1988-06-21 1990-01-12

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025154B2 (ja) * 1985-05-22 1990-01-31 Waseda Daigaku
JPS62287475A (ja) * 1986-06-05 1987-12-14 Seiko Epson Corp デイスク装置
JPH01294279A (ja) * 1988-05-20 1989-11-28 Tokico Ltd 磁気ディスク装置
JPH01319181A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Toshiba Corp 磁気ディスク装置のキャリッジ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03124366U (ja) 1991-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6710981B1 (en) Disk drive having a low inertia and narrow angle coil
JPH06251517A (ja) 磁気ディスク装置
US5729405A (en) Disk apparatus
JPH08249846A (ja) ディスク装置のロータリー型アクチュエータ
JPH11122971A (ja) モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置
JP2536560Y2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2000100091A (ja) ハ―ドディスクドライブ装置
JP2005190614A (ja) ディスク装置
US6061208A (en) Magnetic disc device with stopper on carriage to limit rotational movement of support spring
JPH0333964Y2 (ja)
JP3163665B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP4194770B2 (ja) 光ディスク装置
JPH054099Y2 (ja)
JP2502806Y2 (ja) ハ―ドディスク装置
JPH061589B2 (ja) フロツピ−デイスクドライブの低消費電力化の方法
JPS609945Y2 (ja) カセツトテ−プレコ−ダ−
JP2826355B2 (ja) ディスク装置のステッピングモータ駆動制御回路
JPH0428048A (ja) 回転ヘッド装置
JPS61277399A (ja) ステツピングモ−タ制御回路
JPS6013341A (ja) テ−プレコ−ダのモ−タ駆動回路
JPH05227722A (ja) ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置
JPS63136355A (ja) 磁気デイスク装置
JPS62241184A (ja) ヘツド位置ズレ軽減装置
JPH01113866U (ja)
JPS61187066U (ja)