JPH054099Y2 - - Google Patents

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JPH054099Y2
JPH054099Y2 JP10027885U JP10027885U JPH054099Y2 JP H054099 Y2 JPH054099 Y2 JP H054099Y2 JP 10027885 U JP10027885 U JP 10027885U JP 10027885 U JP10027885 U JP 10027885U JP H054099 Y2 JPH054099 Y2 JP H054099Y2
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tape recorder
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transistor
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、再生機能を有すると共に磁気テープ
の終端を検出することにより停止状態に切換える
自動停止装置を備えた第1テープレコーダーと電
動機の回転力にて回転ヘツドを回転変位せしめる
ことにより往復再生動作を行なうことが出来ると
共に磁気テープの終端を検出することにより停止
状態に切換える自動停止装置を備えた第2テープ
レコーダーとが同一のキヤビネツト内に組込まれ
ているテープレコーダーの動作制御回路に関す
る。
(ロ) 従来の技術 テープレコーダーは、一般に再生動作時磁気テ
ープの終端を検出することにより自動的に停止状
態に切換える所謂自動停止装置を備えている。ま
た最近では、同一のキヤビネツト内に2つのテー
プレコーダーが組込まれている所謂ダブルテープ
レコーダーが普及しており、斯かるテープレコー
ダーの中には2つのテープレコーダーの再生動作
を連続して行なう機能即ち連続再生機能を備えた
ものがある。斯かる連続再生動作を電動機の回転
動作を制御することによつて行なうようにした技
術として、例えば実開昭58−159654号公報に開示
されたものがある。そして、最近のテープレコー
ダーの中には第1方向への再生機能に加えて該第
1方向の反対方向である第2方向への再生機能を
有するテープレコーダー即ち往復再生機能付テー
プレコーダーが開発されている。斯かる往復再生
機能付テープレコーダーに使用される磁気ヘツド
としては、第1方向へのトラツクに対応する磁気
ヘツドと第2方向へのトラツクに対応する磁気ヘ
ツドとが一体的に組込まれた固定ヘツドが一般的
であるが、最近では特開昭59−68813号公報に開
示されているように回転ヘツドを使用するものが
多くみられる。そして、斯かる回転ヘツドの回転
変位動作を電動機の回転力を利用して行なうよう
に構成させた技術が開発されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前述した連続再生動作を電動機の回転動作を制
御することにより行なうように構成されたテープ
レコーダーに回転ヘツドの回転変位動作を電動機
の回転力を利用して行なう技術を採用すると次の
ような問題がある。即ち、回転ヘツドが組込まれ
ているテープレコーダーが再生待機状態にあると
きには電動機の回転が停止せしめられた状態にあ
り、斯かる状態において回転ヘツドの反転操作を
行なうと停止状態にある電動機の回転動作が所定
時間行なわれるのでその間磁気テープが走行した
り、ソフトメカニズムが組込まれたテープレコー
ダーでは摺動基板等が動作位置の途中まで変位せ
しめられて停止するというような問題がある。本
考案は、斯かる点を改良した動作制御回路を提供
しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の動作制御回路は、第1テープレコーダ
ーに設けられている再生用操作釦が動作位置にロ
ツク保持されているとき閉成状態にある第1スイ
ツチと、第2テープレコーダーに設けられている
再生用操作釦が動作位置にロツク保持されている
とき閉成状態にある第2スイツチと、第1テープ
レコーダーの磁気テープを走行駆動する第1電動
機と、第2テープレコーダーの磁気テープを走行
駆動すると共に回転ヘツドの回転変位動作を行な
う第2電動機と、前記第1スイツチ及び第2スイ
ツチにより動作が制御されると共に前記第1電動
機及び第2電動機が各々負荷として接続され、且
つ導通状態にあるトランジスターが他方のトラン
ジスターを非導通状態にするべく接続されている
第1駆動トランジスター及び第2駆動トランジス
ターと、第2テープレコーダーの再生方向の切換
操作により閉成されると共に切換動作が完了する
まで閉成状態に保持される再生方向切換スイツチ
と、前記第2電動機が負荷として接続されている
と共に前記再生方向切換スイツチが閉成状態にあ
るときバイアスされて導通状態になる切換用トラ
ンジスターと、前記第2スイツチが閉成状態にあ
り、且つ前記第2駆動トランジスターが非導通状
態にあるときバイアスされて導通状態になると共
に前記切換用トランジスターの導通状態への反転
を阻止する制御トランジスターとより構成されて
いる。
(ホ) 作用 本考案は、連続再生動作を電動機の回転を制御
することによつて行なうように構成すると共に第
2テープレコーダーに組込まれている電動機が第
1テープレコーダーの再生動作により回転が停止
せしめられた状態にあるとき再生方向の切換操作
が行なわれた場合に該電動機の回転動作を阻止す
るようにしたものである。
(ヘ) 実施例 図示した回路は、本考案の動作制御回路の一実
施例である。図において、1は再生機能を有する
と共に磁気テープの終端を検出することにより停
止状態に切換える自動停止装置を備えた第1テー
プレコーダーの磁気テープを走行駆動せしめる第
1電動機、2は回転ヘツドを回転変位せしめるこ
とによつて往復再生動作を行なうことが出来ると
共に磁気テープの終端を検出することにより停止
状態に切換える自動停止装置を備えた第2テープ
レコーダーの磁気テープを走行駆動せしめると共
に再生方向の切換操作時切換機構との協働により
前記回転ヘツドを回転変位せしめる第2電動機で
ある。3は第1テープレコーダーに設けられてい
る再生用操作釦が動作位置にロツク保持されてい
るとき閉成される第1スイツチであり、接地され
ている第1端子3a及び第2端子3bを備えてい
る。4は第2テープレコーダーに設けられている
再生用操作釦が動作位置にロツク保持されている
とき閉成される第2スイツチであり、接地されて
いる第1端子4a及び第2端子4bを備えてい
る。5は前記第1電動機1がコレクタに負荷とし
て接続されていると共にエミツタが前記第1スイ
ツチ3の第2端子3bに接続されている第1駆動
トランジスターであり、そのベースは抵抗6及び
前記第2電動機2を介して電源に接続されてい
る。7は前記第2電動機2がコレクタに負荷とし
て接続されていると共にエミツタが前記第2スイ
ツチ4が第2端子4bに接続されている第2駆動
トランジスターであり、そのベースは抵抗8及び
前記第1電動機1を介して電源に接続されてい
る。9は再生方向の切換操作時閉成されると共に
切換機構によつて切換動作が完了するまで閉成状
態に保持される再生方向切換スイツチであり、電
源に接続されている第1端子9a及び抵抗10と
ダイオード11を介して前記第1駆動トランジス
ター5のベースに接続されている第2端子9bを
備えている。12はコレクタに前記第2電動機2
が負荷として接続されていると共にエミツタが接
地されている切換用トランジスターであり、その
ベースは抵抗13を介して前記再生方向切換スイ
ツチ9の第2端子9bに接続されている。14は
前記切換用トランジスター12の動作を制御する
べくコレクタがそのベースに接続されていると共
にエミツタが前記第2スイツチ4の第2端子4b
に接続されている制御トランジスターであり、そ
のベースは抵抗15を介して前記第2駆動トラン
ジスター7のコレクタに接続されている。16は
前記ダイオード11のアノードにコレクタが接続
されていると共にエミツタが接地されているスイ
ツチングトランジスターであり、そのベースは抵
抗17を介して前記第1駆動トランジスター5の
コレクタに接続されている。斯かる構成におい
て、第1駆動トランジスター5及び制御トランジ
スター14のベース電流は第2電動機2を通して
供給されるがその電流値は該第2電動機2が回転
することが出来ない値になるように設定されてい
る。また第2駆動トランジスター7及びスイツチ
ングトランジスター16のベース電流は第1電動
機1を通して供給されるがその電流値は該第1電
動機1が回転することが出来ない値になるように
設定されている。
以上の如く本考案の動作制御回路は構成されて
おり、次に動作について説明する。図示した状態
は停止状態であり、斯かる状態にあるときスイツ
チングトランジスター16のベースに第1電動機
及び抵抗17を通してバイアス電流が供給された
状態にあるため該スイツチングトランジスター1
6は導通状態にある。斯かる状態にあるときに第
1テープレコーダーの再生操作をすると再生用操
作釦が動作位置にロツク保持されると共に第1ス
イツチ3が閉成される。該第1スイツチ3が閉成
されると第1駆動トランジスター5のエミツタが
接地されるため第2電動機2及び抵抗6を通して
該第1駆動トランジスター5のベースにバイアス
電流が流れ、該第1駆動トランジスター5は導通
状態になる。前記第1駆動トランジスター5が導
通状態になるとそのコレクタに負荷として接続さ
れている第1電動機1に駆動電流が流れ、該第1
電動機1が回転を開始するので第1テープレコー
ダーは再生動作状態になる。このようにして第1
テープレコーダーの再生動作は開始されるが、再
生動作状態にあるときに停止操作をすると再生用
操作釦の非動作位置への復帰に伴ない第1スイツ
チ3が開放され、第1テープレコーダーは停止状
態になる。
以上の如く第1テープレコーダーの再生動作は
行なわれるが、次に第2テープレコーダーの再生
動作について説明する。図示した状態にあるとき
に第2テープレコーダーの再生操作をすると再生
用操作釦が動作位置にロツク保持されると共に第
2スイツチ4が閉成される。該第2スイツチ4が
閉成されると第2駆動トランジスター7のエミツ
タが接地されるため第1電動機1及び抵抗8を通
して該第2駆動トランジスター7のベースにバイ
アス電流が流れ、該第2駆動トランジスター7は
導通状態になる。前記第2駆動トランジスター7
が導通状態になるとそのコレクタに負荷として接
続されている第2電動機2に駆動電流が流れ、該
第2電動機2が回転を開始するので第2テープレ
コーダーは再生動作状態になる。このようにして
第2テープレコーダーの再生動作は開始される
が、再生動作状態にあるときに停止操作をすると
再生用操作釦の非動作位置への復帰に伴ない第2
スイツチ4が開放され、第2テープレコーダーは
停止状態になる。このように第2テープレコーダ
ーの再生動作は行なわれるが、次に再生方向の切
換動作について説明する。まずテープレコーダー
が停止状態にあるときに再生方向の切換操作を行
なう場合について説明する。テープレコーダーが
停止状態になるときに再生方向の切換操作をする
と再生方向切換スイツチ9が閉成される。前記再
生方向切換スイツチ9が閉成されると該スイツチ
9及び抵抗13を通して切換用トランジスター1
2のベースにバイアス電流が流れ該切換用トラン
ジスター12は導通状態になる。該切換用トラン
ジスター12が導通状態になるとそのコレクタに
負荷として接続されている第2電動機2が回転駆
動され、その結果切換機構との協働によつて回転
ヘツドの回転変位動作及び駆動機構の反転動作が
行なわれる。そして斯かる切換動作が完了すると
再生切換スイツチ9が開放され、切換用トランジ
スター12のベースへのバイアス電流が断たれる
ので該切換用トランジスター12が非導通状態に
反転すると共に第2電動機2が回転を停止する。
従つて斯かる状態より再生操作をすると反対方向
への再生動作が開始されることになる。このよう
にテープレコーダーが停止状態にある場合の再生
方向の切換動作は行なわれるが、次に第2テープ
レコーダーが再生動作状態にあるときに再生方向
の切換操作を行なつた場合の動作について説明す
る。第2テープレコーダーが再生動作状態にある
ときには第2電動機2は回転動作状態にあるため
再生方向の切換操作を行なうと切換機構が動作し
回転ヘツドの回転変位動作及び駆動機構の反転動
作が行なわれ第2テープレコーダーは反対方向へ
の再生動作を行なう状態になる。
以上の如く第1テープレコーダーと第2テープ
レコーダーの一方のみを動作させた場合の動作は
行なわれるが、次に第1テープレコーダーから第
2テープレコーダーへの連続再生動作について説
明する。斯かる動作は第1テープレコーダーの再
生操作を行なつた後第2テープレコーダーの再生
操作を行なうことによつて行なわれる。第1テー
プレコーダーの再生操作をすると前述したように
第1スイツチ3の閉成による第1駆動トランジス
ター5の導通によつて第1電動機1が回転駆動さ
れ第1テープレコーダーの再生動作状態が構成さ
れる。第1テープレコーダーが再生動作状態にあ
るときに第2テープレコーダーの再生操作をする
と再生用操作釦が動作位置にロツク保持されると
共に第2スイツチ4が閉成される。該第2スイツ
チ4が閉成されると第2駆動トランジスター7の
エミツタが接地されるが第1駆動トランジスター
5が導通状態にあるため前記第2駆動トランジス
ター7のベースにバイアス電流が供給されず、該
第2駆動トランジスター7は導通状態に反転する
ことはなく第2電動機2は回転駆動されることは
ない。このように第1テープレコーダーが再生動
作状態にあるときに第2テープレコーダーの再生
操作をすると再生用操作釦は動作位置にロツク保
持されるが、第2電動機2が回転駆動されないの
で第2テープレコーダーの再生動作は開始される
ことはない。斯かる状態のままで第1テープレコ
ーダーの再生動作が行なわれ磁気テープが終端ま
で走行すると第1テープレコーダーに組込まれて
いる自動停止装置の働きによつて第1テープレコ
ーダーは再生動作状態より停止状態に復帰せしめ
られる。第1テープレコーダーが停止状態に復帰
すると閉成状態にあつた第1スイツチ3が開放さ
れ、第1駆動トランジスター5の非導通状態への
反転により第1電動機1が回転を停止する。斯か
る動作が行なわれると第1駆動トランジスター5
のコレクタ電位が上昇するので第1電動機1及び
抵抗8を通して第2駆動トランジスター7のベー
スにバイアス電流が流れ、該第2駆動トランジス
ター7の導通によつて第2電動機2の回転駆動動
作が行なわれる。前記第2電動機2が回転駆動さ
れると前述したように第2テープレコーダーの再
生動作状態が構成されて再生動作が開始される。
このように第1テープレコーダーが再生動作状態
にあるときに第2テープレコーダーの再生操作を
行なうと第2テープレコーダーは再生待機状態に
なり、第1テープレコーダーが自動停止装置又は
停止操作によつて停止状態に復帰せしめられると
第2テープレコーダーの再生動作が開始され、第
1テープレコーダーから第2テープレコーダーへ
の連続再生動作が行なわれる。斯かる動作によつ
て第1テープレコーダーから第2テープレコーダ
ーへの連続再生動作は行なわれるが、第2テープ
レコーダーが再生待機状態にあるときに使用者が
再生方向の切換操作を行なつた場合について説明
する。第2テープレコーダーが前述した再生待機
状態にあるときには、第2スイツチ4が閉成され
ているにもかかわらず第2駆動トランジスター7
は非導通状態にあり、そのコレクタ電位は高電位
にある。従つて前記第2スイツチ4の第2端子4
bにエミツタが接続されていると共にベースが抵
抗15を介して前記第2駆動トランジスター7の
コレクタに接続されている制御トランジスター1
4はバイアスされて導通状態にある。斯かる状態
にあるときに再生方向の切換操作を行なうと再生
方向切換スイツチ9が閉成されるが前記制御トラ
ンジスター14が導通状態にあるため切換用トラ
ンジスター12は逆バイアスされた状態にあり、
導通状態に反転することはない。それ故第2電動
機2の回転駆動は行なわれることはなく、第2テ
ープレコーダーは再生待機状態のまま保持される
ことになる。このように第2テープレコーダーが
再生待機状態にあるときに走行方向の切換操作を
行なつた場合第2電動機2の回転駆動動作を阻止
するようにしたので第2テープレコーダーの待機
動作に対して何等影響を与えることがない。
以上の如く第1テープレコーダーから第2テー
プレコーダーへの連続再生動作は行なわれるが、
次に第2テープレコーダーから第1テープレコー
ダーへの連続再生動作について説明する。斯かる
動作は第2テープレコーダーの再生操作を行なつ
た後第1テープレコーダーの再生操作を行なうこ
とによつて行なわれるが、第2テープレコーダー
の再生操作をすると前述したように第2スイツチ
4が閉成されると共に第2電動機2の回転動作が
開始されて第2テープレコーダーの再生動作状態
が構成される。第2テープレコーダーが再生動作
状態にあるときに第1テープレコーダーの再生操
作をすると再生用操作釦が動作位置にロツク保持
されると共に第1スイツチ3が閉成される。該第
1スイツチ3が閉成されると第1駆動トランジス
ター5のエミツタが接地されるが第2駆動トラン
ジスター7が導通状態にあるため前記第1駆動ト
ランジスター5のベースにバイアス電流が供給さ
れず、該第1駆動トランジスター5は導通状態に
反転することはなく第1電動機1は回転駆動され
ることはない。このように第2テープレコーダー
が再生動作状態にあるときに第1テープレコーダ
ーの再生操作をすると再生用操作釦は動作位置に
ロツク保持されるが、第1電動機1が回転駆動さ
れないので第1テープレコーダーの再生動作は開
始されることはない。斯かる状態のままで第2テ
ープレコーダーの再生動作が行なわれ磁気テープ
が終端まで走行すると第2テープレコーダーに組
込まれている自動停止装置の働きによつて第2テ
ープレコーダーは再生動作状態より停止状態に復
帰せしめられる。第2テープレコーダーが停止状
態に復帰すると閉成状態にあつた第2スイツチ4
が開放され、第2駆動トランジスター7の非導通
状態への反転により第2電動機2が回転を停止す
る。斯かる動作が行なわれると第2駆動トランジ
スター7のコレクタ電位が上昇するので第2電動
機2及び抵抗6を通して第1駆動トランジスター
5のベースにバイアス電流が流れ、該第1駆動ト
ランジスター5の導通によつて第1電動機1の回
転駆動動作が行なわれ。前記第1電動機1が回転
駆動されると前述したように第1テープレコーダ
ーの再生動作状態が構成されて再生動作が開始さ
れる。このように第2テープレコーダーが再生動
作状態にあるときに第1テープレコーダーの再生
操作を行なうと第1テープレコーダーは再生待機
状態になり、第2テープレコーダーが自動停止装
置又は停止操作によつて停止状態に復帰せしめら
れると第1テープレコーダーの再生動作が開始さ
れ、第2テープレコーダーから第1テープレコー
ダーへの連続再生動作が行なわれる。斯かる動作
によつて第2テープレコーダーから第1テープレ
コーダーへの連続再生動作は行なわれるが、第1
テープレコーダーが第2テープレコーダーの再生
動作によつて再生待機状態にあるときに第2テー
プレコーダーの再生方向の切換操作を行なつた場
合の動作について説明する。斯かる状態にあると
きに再生方向の切換操作を行なうと第2電動機2
はすでに回転状態にあるため回転ヘツドの回転変
位動作及び駆動機構の反転動作が行なわれ第2テ
ープレコーダーは反対方向への再生動作を行なう
状態になる。一方第1テープレコーダーは再生待
機状態にあり、斯かる状態にあるとき第1スイツ
チ3が閉成状態にあるにもかかわらず第1駆動ト
ランジスター5は非導通状態にある。従つて斯か
る状態にあるとき第1電動機1及び抵抗17を通
してスイツチングトランジスター16のベースに
バイアス電流が供給され該スイツチングトランジ
スター16は導通状態にある。それ故斯かる状態
にあるとき再生方向の切換操作によつて再生方向
切換スイツチ9が閉成されても第1駆動トランジ
スター5のベースにバイアス電圧が印加されるこ
とはなく該第1駆動トランジスター5は導通状態
に反転することはない。このように第1テープレ
コーダーが第2テープレコーダーの再生動作によ
つて待機状態にあるときに第2テープレコーダー
の再生方向の切換動作に行なつても第1テープレ
コーダーの待機動作に対して何等影響を与えるこ
とがない。
以上の如く第1テープレコーダーから第2テー
プレコーダーへの連続再生動作及び第2テープレ
コーダーから第1テープレコーダーへの連続再生
動作は行なわれるが、次に第1テープレコーダー
が再生動作状態にあり、且つ第2テープレコーダ
ーが停止状態にあるときに再生方向の切換操作を
行なつた場合について説明する。第2テープレコ
ーダーが停止状態にあるときに再生方向の切換操
作をすると前述したように再生方向切換スイツチ
9の閉成による切換用トランジスター12の導通
によつて第2電動機2の回転駆動動作が行なわれ
る。このとき切換用トランジスター12の導通に
よつてそのコレクタ電位が低下するが、スイツチ
ングトランジスター16が非導通状態にあるた
め、再生方向切換スイツチ9、抵抗10及びダイ
オード11を通して第1駆動トランジスター5の
ベースにバイアス電流が供給され該第1駆動トラ
ンジスター5は導通状態に保持される。従つて、
第1テープレコーダーの再生動作は支障なく行な
われることになる。
(ト) 考案の効果 本考案の動作制御回路は、電動機の回転力を利
用して回転ヘツドの回転変位を行なうことによつ
て往復再生動作を行なうように構成されたテープ
レコーダーが他方のテープレコーダーの再生動作
により電動機の回転が停止せしめられた状態にあ
るとき再生方向の切換操作が行なわれても電動機
の回転動作が行なわれないようにしたので連続再
生動作等に影響を与えることがなく、本考案は電
動機の回転動作を制御することによつて連続再生
動作を行なうように構成されたテープレコーダー
に実施した場合に極めて大きな効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は、本考案の動作制御回路の一実
施例である。 主な図番の説明、1……第1電動機、2……第
2電動機、3……第1スイツチ、4……第2スイ
ツチ、5……第1駆動トランジスター、7……第
2駆動トランジスター、9……再生方向切換スイ
ツチ、12……切換用トランジスター、14……
制御トランジスター、16……スイツチングトラ
ンジスター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 再生機能を有すると共に磁気テープの終端を検
    出することにより停止状態に切換える自動停止装
    置を備えた第1テープレコーダーと電動機の回転
    力にて回転ヘツドを回転変位せしめることにより
    往復再生動作を行なうことが出来ると共に磁気テ
    ープの終端を検出することにより停止状態に切換
    える自動停止装置を備えた第2テープレコーダー
    とが同一のキヤビネツト内に組込まれているテー
    プレコーダーにおいて、第1テープレコーダーに
    設けられている再生用操作釦が動作位置にロツク
    保持されているとき閉成状態にある第1スイツチ
    と、第2テープレコーダーに設けられている再生
    用操作釦が動作位置にロツク保持されているとき
    閉成状態にある第2スイツチと、第1テープレコ
    ーダーの磁気テープを走行駆動する第1電動機
    と、第2テープレコーダーの磁気テープを走行駆
    動すると共に回転ヘツドの回転変位動作を行なう
    第2電動機と、前記第1スイツチ及び第2スイツ
    チにより動作が制御されると共に前記第1電動機
    及び第2電動機が各々負荷として接続され、且つ
    導通状態にあるトランジスターが他方のトランジ
    スターを非導通状態にするべく接続されている第
    1駆動トランジスター及び第2駆動トランジスタ
    ーと、第2テープレコーダーの再生方向の切換操
    作により閉成されると共に切換動作が完了するま
    で閉成状態に保持される再生方向切換スイツチ
    と、前記第2電動機が負荷として接続されている
    と共に前記再生方向切換スイツチが閉成状態にあ
    るときバイアスされて導通状態になる切換用トラ
    ンジスターと、前記第2スイツチが閉成状態にあ
    り、且つ前記第2駆動トランジスターが非導通状
    態にあるときバイアスされて導通状態になると共
    に前記切換用トランジスターの導通状態への反転
    を阻止する制御トランジスターとより成るテープ
    レコーダーの動作制御回路。
JP10027885U 1985-07-01 1985-07-01 Expired - Lifetime JPH054099Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027885U JPH054099Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027885U JPH054099Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6211233U JPS6211233U (ja) 1987-01-23
JPH054099Y2 true JPH054099Y2 (ja) 1993-02-01

Family

ID=30969948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10027885U Expired - Lifetime JPH054099Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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