JPH0610505Y2 - カセツト式テ−プレコ−ダ−のモ−タ−制御回路 - Google Patents

カセツト式テ−プレコ−ダ−のモ−タ−制御回路

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JPH0610505Y2
JPH0610505Y2 JP12801985U JP12801985U JPH0610505Y2 JP H0610505 Y2 JPH0610505 Y2 JP H0610505Y2 JP 12801985 U JP12801985 U JP 12801985U JP 12801985 U JP12801985 U JP 12801985U JP H0610505 Y2 JPH0610505 Y2 JP H0610505Y2
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大介 木月
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、カセットテープを使用するカセット式テープ
レコーダーに関し、特にモーターの制御回路に係る。
(ロ) 従来の技術 カセット式テープレコーダーは、録音、再生、早送り及
び巻戻し等の機能を備えているが各動作状態への切換は
各動作に対応して設けられている操作釦を押圧操作する
ことによって行なわれ、各駆動機構の各動作状態への切
換は各操作釦への押圧力によって行なわれている。斯か
る切換機構を有するテープレコーダーでは、大きな切換
操作力を必要とするため操作感が悪いという問題があ
る。斯かる点を改良した技術として、各動作状態への切
換を電子回路のスイッチング動作によって制御されるソ
レノイドプランジャーの吸引力によって行なうようにし
たものがあり、斯かる技術としては例えば特公昭56−
20617号公報に開示されたものがある。斯かるソレ
ノイドプランジャーの吸引力を利用して動作切換を行な
う技術は、ステレオ装置と組合わせて使用されるテープ
デッキと呼ばれる高級なテープレコーダーに組込まれる
ことが多い。またテープレコーダーは、磁気テープを走
行駆動せしめるモーターを備えているが、1つのモータ
ーによってキャプスタン軸及びリール軸を回転駆動する
ものとキャプスタン軸を駆動するキャプスタンモーター
及びリール軸を駆動するリールモーターの2つのモータ
ーを備えたものがある。そして、高級なテープレコーダ
ーでは、キャプスタンモーターとリールモーターの2つ
のモーターを備えたものが一般的であり、斯かる技術と
しては例えば特公昭55−12671号公報に開示され
たものがある。また、テープデッキと呼ばれるテープレ
コーダーは、テープレコーダー回路への電源供給を制御
する電源スイッチを一般に備えており、斯かる電源スイ
ッチをオン状態にすると停止状態にあるにもかかわらず
キャプスタン軸が回転駆動されるように構成されてい
る。更に、カセット式テープレコーダーは再生動作時動
作位置に変位し磁気ヘッドを磁気テープに当接せしめる
と共にピンチローラーをキャプスタン軸に圧接せしめる
摺動基板を備えているが、斯かる摺動基板はロック機構
によって動作位置に保持されるように構成されていると
共にそのロック機構の解除動作は停止操作又は他の動作
状態への切換操作によって行なわれるように構成されて
いる。また、最近では第1方向への再生機能に加えて第
1方向の反対方向である第2方向への再生機能を備えた
テープレコーダー即ち両方向再生機能を有するテープレ
コーダーが普及しつつある。そして斯かる両方向再生機
能を有するテープレコーダーは、何れの方向への再生動
作が行なわれているかを表示する手段を備えており、斯
かる再生方向の表示を電気的に行なう技術としては、例
えば実開昭56−93892号公報に開示されたものが
ある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 キャプスタン軸を駆動するキャプスタンモーターとリー
ル軸を駆動するリールモーターの2つのモーターを備え
ていると共に摺動基板がロック機構によって動作位置に
ロック保持されるように構成されたテープレコーダーに
おいて、電源スイッチをオンしたときキャプスタンモー
ターを回転せしめるようにすると次のような問題があ
る。即ち例えばテープレコーダーが再生動作状態にある
ときに電源スイッチのオフ状態への切換によって電源を
遮断すると操作回路である電子回路がリセットされると
共にキャプスタンモーター及びリールモーターは回転を
停止するが摺動基板は動作位置にロック保持されたまま
になる。斯かる状態において、電源が供給されるとキャ
プスタンモーターは回転を開始するがリールモーターは
回転を開始することはなく、その結果キャプスタン軸と
ピンチローラーの回転動作によって磁気テープのたるみ
やはみ出しが発生するという問題がある。斯かる点を解
決する方法としては電源の遮断が行なわれたとき摺動基
板の動作位置におけるロックを解除する方法があるが構
成が複雑になると共に高価になるという欠点がある。ま
た電源が供給されてもキャプスタンモーターが回転を開
始しないように構成すれば前述した問題を解決すること
が出来るが、再生動作及び録音動作時における立上がり
特性が悪くなるという問題がある。本考案は、斯かる点
を改良したモーター制御回路を提供しようとするもので
ある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案のモーター制御回路は、第1方向への再生操作時
切換えられる第1再生用スイッチと、第2方向への再生
操作時切換えられる第2再生用スイッチと、前記第1再
生用スイッチ及び第2再生用スイッチが切換えられると
再生用切換信号を出力する第1再生用出力端子及び第2
再生用出力端子を有すると共に電源が遮断がされるとリ
セットされる制御回路と、該制御回路の第1再生用出力
端子に再生用切換信号が出力されると動作状態になると
共にテープレコーダーの駆動機構を第1方向への再生動
作状態にする第1再生切換回路と、前記制御回路の第2
再生用出力端子に再生用切換信号が出力されると動作状
態になると共にテープレコーダーの駆動機構を第2方向
への再生動作状態にする第2再生切換回路と、前記第1
再生用出力端子に再生用切換信号が出力されると直ちに
動作状態になると共に第1方向への再生操作が行なわれ
たことを表示する第1発光素子を点灯せしめる第1表示
用トランジスターと、前記第2再生用出力端子に再生用
切換信号が出力されると直ちに動作状態になると共に第
2方向への再生操作が行なわれたことを表示する第2発
光素子を点灯せしめる第2表示用トランジスターと、キ
ャプスタンモーターを回転駆動せしめると共に前記第1
表示用トランジスター及び第2表示用トランジスターに
よって動作が制御されるモーター駆動回路とより構成さ
れている。
(ホ) 作用 本考案は、第1方向への再生操作が行なわれたことを表
示する第1発光素子を点灯せしめる第1表示用トランジ
スター及び第2方向への再生操作が行なわれたことを表
示する第2発光素子を点灯せしめる第2表示用トランジ
スターを利用してキャプスタンモーターの回転動作を制
御するようにしたものである。
(ヘ) 実施例 図示した回路は、本考案のモーター制御回路の一実施例
である。図において、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)及び(6)
は、夫々録音用操作釦、第1方向への再生操作時操作さ
れる第1再生用操作釦、第2方向への再生操作時操作さ
れる第2再生用操作釦、第1方向への早送り操作時操作
される第1早送り用操作釦、第2方向への早送り操作時
操作される第2早送り用操作釦及び停止用操作釦を操作
することによって閉成される録音用スイッチ、第1再生
用スイッチ、第2再生用スイッチ、第1早送り用スイッ
チ、第2早送り用スイッチ及び停止用スイッチであり、
各操作釦への操作力を断つと開放状態に自己復帰するよ
うに構成されている。(7)は前記録音用スイッチ(1)、第
1再生用スイッチ(2)、第2再生用スイッチ(3)、第1早
送り用スイッチ(4)及び第2早送り用スイッチ(5)が各操
作によって閉成されると各操作に対応したH(高い)レ
ベルの切換信号を出力する制御回路であり、録音用出力
端子(8)、第1再生用出力端子(9)、第2再生用出力端子
(10)、第1早送り用出力端子(11)及び第2早送り用出力
端子(12)を有している。また前記制御回路(7)は電源ス
イッチ(図示せず)の切換によって電源が遮断されると
リセットされると共に停止操作によって停止用スイッチ
(6)が閉成されると各出力端子に出力されていたHレベ
ルの切換信号がL(低い)レベルの信号に反転せしめら
れるように構成されている。(13)は録音操作に伴なって
録音用出力端子(8)にHレベルの録音用切換信号が出力
されると動作状態になる録音切換回路であり、録音再生
切換スイッチ(図示せず)を切換えることによってテー
プレコーダー回路を録音状態にする作用を有している。
(14)は第1方向への早送り操作に伴なって第1早送り用
出力端子(11)にHレベルの早送り用切換信号が出力され
ると動作状態になる第1早送り切換回路であり、リール
軸を駆動するべく設けられているリールモーター(図示
せず)を回転駆動せしめると共にリール軸を第1方向へ
の早送り動作を行なう状態に駆動機構を切換える作用を
有している。(15)は第1方向の反対方向である第2方向
への早送り操作に伴なって第2早送り用出力端子(12)に
Hレベルの早送り用切換信号が出力されると動作状態に
なる第2早送り切換回路であり、前記リールモーターを
回転駆動せしめると共にリール軸を第2方向への早送り
動作を行なう状態に切換える作用を有している。(16)は
第1方向への再生操作に伴なって第1再生用出力端子
(9)にHレベルの切換信号が出力されると動作状態にな
る第1再生切換回路であり、磁気ヘッドが載置されてい
ると共にピンチローラーのキャプスタン軸への圧着動作
を制御するべく設けられている摺動基板を動作位置に変
位せしめると共に磁気ヘッド及びピンチローラーを第1
方向への再生動作を行なう状態に切換、且つリールモー
ターの回転によりリール軸を第1方向への再生動作を行
なう状態に駆動機構を切換える作用を有している。(17)
は第2方向への再生操作に伴なって第2再生用出力端子
(10)にHレベルの切換信号が出力されると動作状態にな
る第2再生切換回路であり、前記摺動基板を動作位置に
変位せしめると共に磁気ヘッド及びピンチローラーを第
2方向への再生動作を行なう状態に切換、且つリールモ
ーターの回転によりリール軸を第2方向への再生動作を
行なう状態に駆動機構を切換える作用を有している。(1
8)はベースが抵抗(19)を介して前記制御回路(7)の第1
再生用出力端子(9)に接続されていると共にエミッタが
接地されている第1表示用トランジスターであり、その
コレクタは抵抗(20)及び第1発光ダイオード(21)を介し
て電源に接続されている。(22)はベースが抵抗(23)を介
して前記制御回路(7)の第2再生用出力端子(10)に接続
されていると共にエミッタが接地されている第2表示用
トランジスターであり、そのコレクタは抵抗(24)及び第
2発光ダイオード(25)を介して電源に接続されている。
(26)は第1方向への再生動作時ピンチローラーが圧着さ
れる第1キャプスタン軸及び第2方向への再生動作時ピ
ンチローラーが圧着される第2キャプスタン軸を回転駆
動せしめるキャプスタンモーター、(27)はエミッタが電
源に接続されていると共にベースが抵抗(28)及びダイオ
ード(29)(30)を介して前記第1表示用トランジスター(1
8)及び第2表示用トランジスター(22)のコレクタに接続
されている第1駆動トランジスター、(31)はエミッタが
接地されていると共にベースが抵抗(32)を介して前記第
1駆動トランジスター(27)のコレクタに接続されている
第2駆動トランジスターであり、前記キャプスタンモー
ター(26)がコレクタに負荷として接続されている。また
本考案に係るテープレコーダーは各回路への電源供給を
制御する電源スイッチ(図示せず)を備えており、該ス
イッチをオン状態にすることによって電源端子(33)に所
定の電圧が印加されるように構成されている。以上の如
く本考案のモーター制御回路は構成されており、次に斯
かる回路の動作について説明する。
電源スイッチをオン状態にすると電源端子(33)に所定の
電圧が印加され制御回路(7)に電源が供給される。該制
御回路(7)に電源が供給されるとリセット動作が行なわ
れ、録音用出力端子(8)、第1再生用出力端子(9)、第2
再生用出力端子(10)、第1早送り用出力端子(11)及び第
2早送り用出力端子(12)にはLレベルの信号が出力され
た状態になる。従って、各出力端子に接続されている録
音切換回路(13)、第1再生切換回路(16)、第2再生切換
回路(17)、第1早送り切換回路(14)及び第2早送り切換
回路(15)は不動作状態にある。また、第1再生用出力端
子(9)及び第2再生用出力端子(10)にベースが各々接続
されている第1表示用トランジスター(18)及び第2表示
用トランジスター(22)は、バイアスされることはなく非
導通状態にあり、そのコレクタに負荷として接続されて
いる第1発光ダイオード(21)及び第2発光ダイオード(2
5)は非点灯状態にある。そして、前記第1表示用トラン
ジスター(18)及び第2表示用トランジスター(22)が非導
通状態にあるときには各々のコレクタ電位が高いため第
1駆動トランジスター(27)は逆バイアスされて非導通状
態にあり、該第1駆動トランジスター(27)によってバイ
アス電流が供給される第2駆動トランジスター(31)も非
導通状態にある。従って、前記第2駆動トランジスター
(31)のコレクタに負荷として接続されているキャプスタ
ンモーター(26)は回転することはなく、該キャプスタン
モーター(26)によって回転駆動される第1及び第2のキ
ャプスタン軸は回転を停止した状態にある。
前述した停止状態にあるときに第1方向への再生操作を
すると第1再生用操作釦への押圧力によって第1再生用
スイッチ(2)が閉成される。該第1再生用スイッチ(2)が
閉成されると制御回路(7)内に組込まれているスイッチ
ング回路等が動作状態になり、第1再生用出力端子(9)
に再生用切換信号であるHレベルの信号が出力される。
前記第1再生用出力端子(9)にHレベルの信号が出力さ
れると第1表示用トランジスター(18)が直ちに導通状態
に反転し第1発光ダイオード(21)を点灯駆動せしめる。
従って、使用者は前記第1発光ダイオード(21)の点灯に
よって第1方向への再生操作が行なわれたことを認知す
ることが出来る。また前記第1表示用トランジスター(1
8)が導通状態に反転するとそのコレクタ電位が低下する
ので第1駆動トランジスター(27)がバイアスされて導通
状態になる。該第1駆動トランジスター(27)が導通状態
に反転するとそのエミッタ・コレクタ間及び抵抗(32)を
通して第2駆動トランジスタ(31)のベースにバイアス電
流が流れ、該第2駆動トランジスター(31)は導通状態に
反転する。該第2駆動トランジスター(31)が導通状態に
反転するとそのコレクタに負荷として接続されているキ
ャプスタンモーター(26)が回転駆動され第1及び第2の
キャプスタン軸を回転駆動せしめる。一方前記第1再生
用出力端子(9)にHレベルの信号が出力されると第1再
生切換回路(16)が動作状態になり、摺動基板を動作位置
に変位せしめると共にリールモーターを回転駆動させて
リール軸を回転駆動せしめる。前記摺動基板が動作位置
に変位すると磁気ヘッドが磁気テープに当接すると共に
ピンチローラーが第1キャプスタン軸に圧着されて第1
方向へ磁気テープを定速駆動する状態になるが、摺動基
板が動作位置に変位するまでに前述したように第1キャ
プスタン軸の回転駆動が行なわれているため該摺動基板
が動作位置に変位すると略規定の速度にて磁気テープが
走行駆動される状態になりテープレコーダーの第1方向
への再生動作が開始されるまた斯かる再生動作状態にあ
るとき摺動基板はロック機構によって動作位置に保持さ
れることになる。このようにして第1方向への再生動作
は行なわれるが、斯かる再生動作状態にあるときに停止
操作をすると停止用スイッチ(6)が閉成され制御回路(7)
がリセットされる。その結果、第1再生用出力端子(9)
に出力されていた信号がHレベルよりLレベルに反転す
ると共に摺動基板の動作位置におけるロック動作が解除
されテープレコーダーは停止状態に復帰せしめられる。
以上の如く第1方向への再生動作は行なわれるが、次に
第2方向への再生動作について説明する。第2方向への
再生操作をすると第2再生用操作釦への押圧力によって
第2再生用スイッチ(3)が閉成される。該第2再生用ス
イッチ(3)が閉成されると制御回路(7)に設けられている
第2再生用出力端子(10)に再生用切換信号であるHレベ
ルの信号が出力される。前記第2再生用出力端子(10)に
Hレベルの信号が出力されると第2表示用トランジスタ
ー(22)が直ちに導通状態に反転し第2発光ダイオード(2
5)を点灯駆動せしめる。従って、使用者は前記第2発光
ダイオード(25)の点灯によって第2方向への再生操作が
行なわれたことを認知することが出来る。また前記第2
表示用トランジスター(22)が導通状態に反転するとその
コレクタ電位が低下するので第1駆動トランジスター(2
7)及び第2駆動トランジスター(31)がバイアスされて導
通状態になりキャプスタンモーター(26)を回転駆動せし
める。その結果、該キャプスタンモーター(26)の回転に
よって第1及び第2のキャプスタン軸が回転駆動され
る。一方前記第2再生用出力端子(10)にHレベルの信号
が出力されると第2再生切換回路(17)が動作状態にな
り、摺動基板を動作位置に変位せしめると共にリールモ
ーターを回転駆動させてリール軸を回転駆動せしめる。
前記摺動基板が動作位置に変位すると磁気ヘッドが磁気
テープに当接すると共にピンチローラーが第2キャプス
タン軸に圧着されて第2方向へ磁気テープを定速駆動す
る状態になるが、摺動基板が動作位置に変位するまでに
前述したように第2キャプスタン軸の回転駆動が行なわ
れているため該摺動基板が動作位置に変位すると略規定
の速度にて磁気テープが走行駆動される状態になりテー
プレコーダーの第2方向への再生動作が開始される。ま
た斯かる第2方向への再生動作状態にあるとき摺動基板
はロック機構によって動作位置に保持されることにな
る。このようにして第2方向への再生動作は行なわれる
が、斯かる再生動作状態にあるときに停止操作をすると
停止用スイッチ(6)が閉成され制御回路(7)がリセットさ
れる。その結果、第2再生用出力端子(10)に出力されて
いた信号がHレベルよりLレベルに反転すると共に摺動
基板の動作位置におけるロック動作が解除されテープレ
コーダーは停止状態に復帰せしめられる。
以上の如く第1方向及び第2方向への再生動作は行なわ
れるが、次に録音動作について説明する。斯かる録音動
作は周知のように録音用操作釦を操作しながら再生用操
作釦を操作することによって行なわれるが、まず第1方
向への録音動作について説明する。録音用操作釦を操作
しながら第1再生用操作釦を操作すると録音用スイッチ
(1)及び第1再生用スイッチ(2)が閉成され、制御回路
(7)に設けられている録音用出力端子(8)及び第1再生用
出力端子(9)に各々の切換信号であるHレベルの信号が
出力される。前記録音用出力端子(8)にHレベルの信号
が出力されると録音切換回路(13)が動作状態になり、録
音再生切換スイッチの録音側への切換によってテープレ
コーダー回路は録音動作を行なう状態に切換えられる。
また前記第1再生用出力端子(9)にHレベルの信号が出
力されると前述したように第1表示用トランジスター(1
8)が導通状態に反転し負荷として接続されている第1発
光ダイオード(21)を点灯駆動せしめると共に第1駆動ト
ランジスター(27)及び第2駆動トランジスター(31)を導
通状態にせしめる。前記第2駆動トランジスター(31)が
導通状態になるとそのコレクタに接続されているキャプ
スタンモーター(26)が回転駆動されるので該キャプスタ
ンモーター(26)によって第1及び第2のキャプスタン軸
が回転駆動される。また、第1再生用出力端子(9)にH
レベルの信号が出力されると第1再生切換回路(16)が動
作状態になり、該第1再生切換回路(16)の切換動作によ
って摺動基板が動作位置に変位せしめられると共にリー
ルモーターを回転駆動させてリール軸を回転駆動せしめ
る。前記摺動基板が動作位置に変位すると磁気ヘッドが
磁気テープに当接すると共にピンチローラーが第1キャ
プスタン軸に圧着されて第1方向へ磁気テープを定速駆
動する状態になるが、摺動基板が動作位置に変位するま
でに第1キャプスタン軸の回転駆動が行なわれているた
め摺動基板が動作位置に変位すると略規定の速度にて磁
気テープが走行駆動される状態になり、テープレコーダ
ーの第1方向への録音動作が開始される。斯かる第1方
向への録音動作状態にあるとき摺動基板はロック機構に
よって再生動作時と同様に動作位置に保持されることに
なる。このように第1方向への録音動作は行なわれる
が、斯かる録音動作状態にあるときに停止操作をすると
停止用スイッチ(6)が閉成され制御回路(7)がリセットさ
れる。その結果、録音用出力端子(8)及び第1再生用出
力端子(9)に出力されていた信号がHレベルよりLレベ
ルに反転すると共に摺動基板の動作位置におけるロック
動作が解除されテープレコーダーは停止状態に復帰せし
められる。このように第1方向への録音動作は行なわれ
るが第2方向への録音動作は録音用操作釦及び第2再生
用操作釦を操作することによって同様に行なうことが出
来るのでその説明は省略する。
以上の如く再生動作及び録音動作は行なわれるが次に第
1方向及び第2方向への早送り動作について説明する。
第1早送り用操作釦を操作すると第1早送り用スイッチ
(4)が閉成され制御回路(7)に設けられている第1早送り
用出力端子(11)に切換信号であるHレベルの信号が出力
される。前記第1早送り用出力端子(11)にHレベルの切
換信号が出力されると第1早送り切換回路(14)が動作状
態になり、リールモーターを回転駆動せしめると共にリ
ール軸を第1方向への早送り動作を行なう状態に駆動機
構を切換える結果、テープレコーダーは第1方向への早
送り動作状態になる。斯かる早送り動作状態にあるとき
に停止操作をすると停止用スイッチ(6)の閉成によって
制御回路(7)がリセットされ、第1早送り用出力端子(1
1)に出力されていた信号がHレベルよりLレベルにな
る。その結果、第1早送り切換回路(14)が不動作状態に
復帰しテープレコーダーは停止状態になる。また、第2
方向への早送り動作を行なうために第2早送り用操作釦
を操作すると第2早送り用スイッチ(5)が閉成され制御
回路(7)に設けられている第2早送り用出力端子(12)に
切換信号であるHレベルの信号が出力される。前記第2
早送り用出力端子(12)にHレベルの切換信号が出力され
ると第2早送り切換回路(15)が動作状態になり、リール
モーターを回転駆動せしめると共にリール軸を第2方向
への早送り動作を行なう状態に駆動機構を切換える結
果、テープレコーダーは第2方向への早送り動作状態に
なる。斯かる早送り動作状態にあるときに停止操作をす
ると停止用スイッチ(6)の閉成によって制御回路(7)がリ
セットされ、第2早送り用出力端子(12)に出力されてい
た信号がHレベルよりLレベルになる。その結果、第2
早送り切換回路(15)が不動作状態に復帰しテープレコー
ダーは停止状態になる。
尚本説明では各動作状態への切換を停止状態より行なう
場合について説明したが各動作状態より他の動作状態へ
切換えることは勿論可能である。また発光素子として発
光ダイオードを使用したが、他の発光素子を利用するこ
とも出来る。
(ト) 考案の効果 本考案は、第1方向への再生機能及び該第1方向の反対
方向である第2方向への再生機能を有すると共にキャプ
スタン軸を駆動するキャプスタンモーターとリール軸を
駆動するリールモーターの2つのモーターを備えたカセ
ット式テープレコーダーにおいて、キャプスタンモータ
ーは再生操作が行なわれたとき回転を開始するようにし
たので、即ち電源スイッチの切換等によって電源が供給
されてもキャプスタンモーターは回転せしめられないの
で摺動基板が動作位置にロック保持されているときに電
源が供給されても磁気テープのたるみやはみ出しが発生
することはないものである。また、キャプスタンモータ
ーを駆動する駆動回路の動作を第1方向への再生操作が
行なわれると直ちに動作し第1方向への再生操作が行な
われたことを表示する第1発光素子を点灯せしめる第1
表示用トランジスター及び第2方向への再生操作が行な
われると直ちに動作し第2方向への再生操作が行なわれ
たことを表示する第2発光素子を点灯せしめる第2表示
用トランジスターを利用して制御するようにしたのでキ
ャプスタン軸の回転を摺動基板等の動作位置への変位動
作に先立って規定の速度にすることが可能となり、再生
動作及び録音動作時における立上がり特性を悪化させる
こともなく、本考案の実用性は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は、本考案のモーター制御回路の一実施例
である。 主な図番の説明 (7)……制御回路、(13)……録音切換回路、(14)……第
1早送り切換回路、(15)……第2早送り切換回路、(16)
……第1再生切換回路、(17)……第2再生切換回路、(1
8)……第1表示用トランジスター、(21)……第1発光ダ
イオード、(22)……第2表示用トランジスター、(25)…
…第2発光ダイオード、(26)……キャプスタンモータ
ー、(27)……第1駆動トランジスター、(31)……第2駆
動トランジスター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1方向への再生機能及び該第1方向の反
    対方向である第2方向への再生機能を有すると共にピン
    チローラーとの協働により再生動作時磁気テープを定速
    駆動せしめるキャプスタン軸を回転駆動するキャプスタ
    ンモーター及びリール軸を回転駆動するリールモーター
    を備えたカセット式テープレコーダーにおいて、第1方
    向への再生操作時切換えられる第1再生用スイッチと、
    第2方向への再生操作時切換えられる第2再生用スイッ
    チと、前記第1再生用スイッチ及び第2再生用スイッチ
    が切換えられると再生用切換信号を出力する第1再生用
    出力端子及び第2再生用出力端子を有すると共に電源が
    遮断されるとリセットされる制御回路と、該制御回路の
    第1再生用出力端子に再生用切換信号が出力されると動
    作状態になると共にテープレコーダーの駆動機構を第1
    方向への再生動作状態にする第1再生切換回路と、前記
    制御回路の第2再生用出力端子に再生用切換信号が出力
    されると動作状態になると共にテープレコーダーの駆動
    機構を第2方向への再生動作状態にする第2再生切換回
    路と、前記第1再生用出力端子に再生用切換信号が出力
    されると直ちに動作状態になると共に第1方向への再生
    操作が行なわれたことを表示する第1発光素子を点灯せ
    しめる第1表示用トランジスターと、前記第2再生用出
    力端子に再生用切換信号が出力されると直ちに動作状態
    になると共に第2方向への再生操作が行なわれたことを
    表示する第2発光素子を点灯せしめる第2表示用トラン
    ジスターと、前記キャプスタンモーターを回転駆動せし
    める駆動回路とより成り、前記第1表示用トランジスタ
    ー及び第2表示用トランジスターにより前記モーター駆
    動回路の動作を制御するようにしたことを特徴とするカ
    セット式テープレコーダーのモーター制御回路。
JP12801985U 1985-08-22 1985-08-22 カセツト式テ−プレコ−ダ−のモ−タ−制御回路 Expired - Lifetime JPH0610505Y2 (ja)

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