JPH11122971A - モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 - Google Patents
モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置Info
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- JPH11122971A JPH11122971A JP9277693A JP27769397A JPH11122971A JP H11122971 A JPH11122971 A JP H11122971A JP 9277693 A JP9277693 A JP 9277693A JP 27769397 A JP27769397 A JP 27769397A JP H11122971 A JPH11122971 A JP H11122971A
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- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/08—Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
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- G—PHYSICS
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- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/26—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
- G11B15/28—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/28—Speed controlling, regulating, or indicating
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータの回転数を一定に維持すると共に更な
る省電力化を図ることのできるモータを用いた駆動装置
を提供する。 【解決手段】 駆動電流が流れるコイル32〜34の巻
線数を2以上切り換えることができるモータ30と、モ
ータ30のコイル32〜34の巻線数を切り換えてモー
タ30を駆動するトランジスタ35〜44と、モータ3
0を駆動する電源部の電圧を検出する電圧検出部51
と、モータ30の配設される環境の温度を検出する温度
検出部52と、電圧検出部51により検出された電圧及
び温度検出部52により検出された温度に基づいてコイ
ル32〜34の巻線数を可変しコイル32〜34に駆動
電流が流れるようにトランジスタ35〜44を制御する
モータ制御部53とを備える。
る省電力化を図ることのできるモータを用いた駆動装置
を提供する。 【解決手段】 駆動電流が流れるコイル32〜34の巻
線数を2以上切り換えることができるモータ30と、モ
ータ30のコイル32〜34の巻線数を切り換えてモー
タ30を駆動するトランジスタ35〜44と、モータ3
0を駆動する電源部の電圧を検出する電圧検出部51
と、モータ30の配設される環境の温度を検出する温度
検出部52と、電圧検出部51により検出された電圧及
び温度検出部52により検出された温度に基づいてコイ
ル32〜34の巻線数を可変しコイル32〜34に駆動
電流が流れるようにトランジスタ35〜44を制御する
モータ制御部53とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転数を
一定に制御するモータを用いた駆動装置及びテープ状記
録媒体の走行系に用いられるモータの回転数を一定に制
御するテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置に関
する。
一定に制御するモータを用いた駆動装置及びテープ状記
録媒体の走行系に用いられるモータの回転数を一定に制
御するテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯型のテープレコーダは、例えば乾電
池、充電型電池等が電源として用いられている。このよ
うなテープレコーダでは、装置が使用されることによ
り、電池電圧が低下すると、モータの回転数が少なくな
り、磁気テープの走行速度を一定に維持することができ
なくなる。そこで、この種のテープレコーダでは、磁気
テープの走行速度を一定に維持するために様々な工夫が
なされており、例えばモータの巻線数を電池電圧により
切り換えるようになっている。
池、充電型電池等が電源として用いられている。このよ
うなテープレコーダでは、装置が使用されることによ
り、電池電圧が低下すると、モータの回転数が少なくな
り、磁気テープの走行速度を一定に維持することができ
なくなる。そこで、この種のテープレコーダでは、磁気
テープの走行速度を一定に維持するために様々な工夫が
なされており、例えばモータの巻線数を電池電圧により
切り換えるようになっている。
【0003】具体的には、このようなテープレコーダ
は、各相の巻線(以下、コイルという。)の途中にそれ
ぞれ中間タップを設けた例えば3相直流モータと、各相
のコイルに流れる駆動電流の経路を電池電圧に応じて変
えてモータを駆動する駆動回路とを備えている。ここ
で、コイル全体に駆動電流を流してモータを回転するモ
ード、すなわち駆動電流が実際に流れるコイルの巻線数
が多い動作モードを第1のモードとし、コイルの一端と
中間タップ間のみに駆動電流を流してモータを回転する
モード、すなわち巻線数が少ない動作モードを第2のモ
ードとする。
は、各相の巻線(以下、コイルという。)の途中にそれ
ぞれ中間タップを設けた例えば3相直流モータと、各相
のコイルに流れる駆動電流の経路を電池電圧に応じて変
えてモータを駆動する駆動回路とを備えている。ここ
で、コイル全体に駆動電流を流してモータを回転するモ
ード、すなわち駆動電流が実際に流れるコイルの巻線数
が多い動作モードを第1のモードとし、コイルの一端と
中間タップ間のみに駆動電流を流してモータを回転する
モード、すなわち巻線数が少ない動作モードを第2のモ
ードとする。
【0004】駆動回路は、コイルに流れる駆動電流を切
り換えるトランジスタからなるモータ駆動部と、電池電
圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部で検出された電
圧に応じてモータ駆動部を制御するモータ制御部とを備
える。そして、モータ制御部は、電圧検出部で検出され
た電池電圧に基づき、電池電圧が所定の閾値電圧より高
いとき第1のモードを選択し、電池電圧が所定の閾値電
圧より低いとき第2のモードを選択する。
り換えるトランジスタからなるモータ駆動部と、電池電
圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部で検出された電
圧に応じてモータ駆動部を制御するモータ制御部とを備
える。そして、モータ制御部は、電圧検出部で検出され
た電池電圧に基づき、電池電圧が所定の閾値電圧より高
いとき第1のモードを選択し、電池電圧が所定の閾値電
圧より低いとき第2のモードを選択する。
【0005】このようなテープレコーダでは、再生釦が
押されると、先ず、モータが第1のモードで駆動され
る。ここで、電圧検出部で検出された電池電圧が基準電
圧より高い場合、モータ制御部は、第1のモードを維持
するようにモータ駆動部を制御する。そして、モータ制
御部は、テープレコーダが使用され電圧検出部で検出さ
れる電池電圧が所定の閾値電圧より低くなったとき、モ
ータを第2のモードに切り換えるようにモータ駆動部を
制御する。
押されると、先ず、モータが第1のモードで駆動され
る。ここで、電圧検出部で検出された電池電圧が基準電
圧より高い場合、モータ制御部は、第1のモードを維持
するようにモータ駆動部を制御する。そして、モータ制
御部は、テープレコーダが使用され電圧検出部で検出さ
れる電池電圧が所定の閾値電圧より低くなったとき、モ
ータを第2のモードに切り換えるようにモータ駆動部を
制御する。
【0006】すなわち、モータ制御部は、電池電圧が所
定の閾値電圧より高いとき、第1のモードを選択するこ
とにより、コイルに流れる駆動電流を少なくして省電力
化を図っている。そして、モータ制御部は、電池電圧が
所定の閾値電圧より低くなったとき、モータ制御部は、
モータの回転数も下がることから、第2のモードを選択
することにより、コイルに流れる駆動電流を多くしモー
タの回転数を上げ、モータの回転数が一定になるように
制御する。このようにしてモータの駆動回路は、ータの
回転数を一定に維持し、これにより磁気テープの走行速
度がほぼ一定となり、確実な音声信号の記録再生が行わ
れると共に省電力化が図られる。
定の閾値電圧より高いとき、第1のモードを選択するこ
とにより、コイルに流れる駆動電流を少なくして省電力
化を図っている。そして、モータ制御部は、電池電圧が
所定の閾値電圧より低くなったとき、モータ制御部は、
モータの回転数も下がることから、第2のモードを選択
することにより、コイルに流れる駆動電流を多くしモー
タの回転数を上げ、モータの回転数が一定になるように
制御する。このようにしてモータの駆動回路は、ータの
回転数を一定に維持し、これにより磁気テープの走行速
度がほぼ一定となり、確実な音声信号の記録再生が行わ
れると共に省電力化が図られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した所
定の閾値電圧は、従来のテープレコーダでは、電池電圧
がモータの回転数を一定にするためのサーボがかからな
くなる回転数の下限値に設定されていた。具体的に、こ
の所定の閾値電圧は、テープレコーダが低温の場所に置
かれこれに伴いモータの配設される環境温度が低温にな
ると、モータにかかる負荷が大きくなることを考慮して
定められている。そして、テープレコーダが低温に置か
れたときのモータの負荷P1を考慮して、モータが所定
の回転数で正常に回転するようにするために、モータの
回転数ートルク特性が、図7中点線で示すように、この
負荷P1よりも上側に位置するようにモータを設計して
いる。ところで、テープレコーダが低温、例えば5℃程
度の環境に置かれることは、滅多に生じるものではな
く、通常は、常温、例えば20℃程度での平均的負荷P
2に対する図7中実線で示す平均的な回転数−トルクの
特性で足りる。したがって、モータを回転数Nで一定に
回転駆動させる場合、平均的な回転数−トルクの特性と
低温での負荷P1である場合回転数−トルクの特性とを
示す直線間には、間隔Cの分、余分にトルクが大きく、
コイルに駆動電流を流した状態でモータを回転駆動させ
ている状態になる。
定の閾値電圧は、従来のテープレコーダでは、電池電圧
がモータの回転数を一定にするためのサーボがかからな
くなる回転数の下限値に設定されていた。具体的に、こ
の所定の閾値電圧は、テープレコーダが低温の場所に置
かれこれに伴いモータの配設される環境温度が低温にな
ると、モータにかかる負荷が大きくなることを考慮して
定められている。そして、テープレコーダが低温に置か
れたときのモータの負荷P1を考慮して、モータが所定
の回転数で正常に回転するようにするために、モータの
回転数ートルク特性が、図7中点線で示すように、この
負荷P1よりも上側に位置するようにモータを設計して
いる。ところで、テープレコーダが低温、例えば5℃程
度の環境に置かれることは、滅多に生じるものではな
く、通常は、常温、例えば20℃程度での平均的負荷P
2に対する図7中実線で示す平均的な回転数−トルクの
特性で足りる。したがって、モータを回転数Nで一定に
回転駆動させる場合、平均的な回転数−トルクの特性と
低温での負荷P1である場合回転数−トルクの特性とを
示す直線間には、間隔Cの分、余分にトルクが大きく、
コイルに駆動電流を流した状態でモータを回転駆動させ
ている状態になる。
【0008】そこで、本発明は、モータの回転数を一定
に維持すると共に更なる省電力化を図ることのできるモ
ータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の走行速度
を一定に維持すると共に更なる省電力化を図ることので
きるテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置を提供
することを目的とする。
に維持すると共に更なる省電力化を図ることのできるモ
ータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の走行速度
を一定に維持すると共に更なる省電力化を図ることので
きるテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータを用
いた駆動装置は、上述のような課題を解決すべく、駆動
電流が流れるコイルの巻線数を少なくとも2以上切り換
えることができるモータと、モータのコイルの巻線数を
切り換えてモータを駆動する駆動手段と、モータを駆動
する電源部の電圧を検出する電圧検出手段と、モータの
配設される環境の温度を検出する温度検出手段と、電圧
検出手段により検出された電圧及び上記温度検出手段に
より検出された温度に基づいて上記コイルの巻線数を可
変しコイルに駆動電流が流れるように上記駆動手段を制
御する制御手段とを備える。
いた駆動装置は、上述のような課題を解決すべく、駆動
電流が流れるコイルの巻線数を少なくとも2以上切り換
えることができるモータと、モータのコイルの巻線数を
切り換えてモータを駆動する駆動手段と、モータを駆動
する電源部の電圧を検出する電圧検出手段と、モータの
配設される環境の温度を検出する温度検出手段と、電圧
検出手段により検出された電圧及び上記温度検出手段に
より検出された温度に基づいて上記コイルの巻線数を可
変しコイルに駆動電流が流れるように上記駆動手段を制
御する制御手段とを備える。
【0010】このようなモータを用いた駆動装置は、電
圧検出手段により検出された電圧及び上記温度検出手段
により検出された温度に基づき、コイルの巻線数を選択
しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制御す
る。すなわち、モータを用いた駆動装置は、電圧検出手
段により検出された電圧が所定の電圧より高く、温度検
出手段により検出された温度が所定の温度より高い場
合、コイルの巻線数を最も多くすることでコイルに流れ
る駆動電流を少なくし、電圧検出手段により検出された
電圧が所定の電圧より低い場合、又は温度検出手段によ
り検出された温度が所定の温度より低い場合、コイルの
巻線数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多
くする。これにより、モータを用いた駆動装置は、モー
タの回転数を一定に維持すると共に省電力化を図ること
ができる。
圧検出手段により検出された電圧及び上記温度検出手段
により検出された温度に基づき、コイルの巻線数を選択
しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制御す
る。すなわち、モータを用いた駆動装置は、電圧検出手
段により検出された電圧が所定の電圧より高く、温度検
出手段により検出された温度が所定の温度より高い場
合、コイルの巻線数を最も多くすることでコイルに流れ
る駆動電流を少なくし、電圧検出手段により検出された
電圧が所定の電圧より低い場合、又は温度検出手段によ
り検出された温度が所定の温度より低い場合、コイルの
巻線数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多
くする。これにより、モータを用いた駆動装置は、モー
タの回転数を一定に維持すると共に省電力化を図ること
ができる。
【0011】なお、コイルの巻線数の切り換えの数は、
限定されるものではないが、多段階で切り換えを行うこ
とができるようにすることにより、より正確に回転数を
一定にすることができると共により省電力化を図ること
ができる。例えば、電圧検出手段により検出された電圧
が所定の電圧より高く温度検出手段により検出された温
度も所定の温度より高い場合と、電圧検出手段により検
出された電圧が所定の電圧より高く温度検出手段により
検出された温度が所定の温度より低い場合と、電圧検出
手段により検出された電圧が所定の電圧より低く温度検
出手段により検出された温度が所定の温度より高い場合
と、電圧検出手段により検出された電圧が所定の電圧よ
り低く温度検出手段により検出された温度も所定の温度
より低い場合のように4段階に切り換えることができる
ようにすることもできる。
限定されるものではないが、多段階で切り換えを行うこ
とができるようにすることにより、より正確に回転数を
一定にすることができると共により省電力化を図ること
ができる。例えば、電圧検出手段により検出された電圧
が所定の電圧より高く温度検出手段により検出された温
度も所定の温度より高い場合と、電圧検出手段により検
出された電圧が所定の電圧より高く温度検出手段により
検出された温度が所定の温度より低い場合と、電圧検出
手段により検出された電圧が所定の電圧より低く温度検
出手段により検出された温度が所定の温度より高い場合
と、電圧検出手段により検出された電圧が所定の電圧よ
り低く温度検出手段により検出された温度も所定の温度
より低い場合のように4段階に切り換えることができる
ようにすることもできる。
【0012】また、本発明に係るテープ状記録媒体の記
録及び/又は再生装置は、上述のような課題を解決すべ
く、テープ状記録媒体を走行させる走行手段と、情報信
号の記録及び/又は再生を行う記録再生手段と、走行手
段を駆動する駆動電流が流れるコイルの巻線数を少なく
とも2以上切り換えることができるモータと、モータの
コイルの巻線数を切り換えてモータを駆動する駆動手段
と、モータを駆動する電源部の電圧を検出する電圧検出
手段と、モータの配設される環境の温度を検出する温度
検出手段と、電圧検出手段により検出された電圧及び温
度検出手段により検出された温度に基づいてコイルの巻
線数を可変しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段
を制御する制御手段とを備える。
録及び/又は再生装置は、上述のような課題を解決すべ
く、テープ状記録媒体を走行させる走行手段と、情報信
号の記録及び/又は再生を行う記録再生手段と、走行手
段を駆動する駆動電流が流れるコイルの巻線数を少なく
とも2以上切り換えることができるモータと、モータの
コイルの巻線数を切り換えてモータを駆動する駆動手段
と、モータを駆動する電源部の電圧を検出する電圧検出
手段と、モータの配設される環境の温度を検出する温度
検出手段と、電圧検出手段により検出された電圧及び温
度検出手段により検出された温度に基づいてコイルの巻
線数を可変しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段
を制御する制御手段とを備える。
【0013】このようなテープ状記録媒体の記録及び/
又は再生装置は、電圧検出手段により検出された電圧及
び上記温度検出手段により検出された温度に基づき、コ
イルの巻線数を選択しコイルに駆動電流が流れるように
駆動手段を制御する。すなわち、モータを用いた駆動装
置は、電圧検出手段により検出された電圧が所定の電圧
より高く、温度検出手段により検出された温度が所定の
温度より高い場合、コイルの巻線数を最も多くすること
でコイルに流れる駆動電流を少なくし、電圧検出手段に
より検出された電圧が所定の電圧より低い場合、又は温
度検出手段により検出された温度が所定の温度より低い
場合、コイルの巻線数を少なくすることでコイルに流れ
る駆動電流を多くする。これにより、テープ状記録媒体
の記録及び/又は再生装置は、モータの回転数を一定に
維持すると共に省電力化を図る。また、テープ状記録媒
体の記録及び/又は再生装置は、モータの回転数を一定
に維持すると共に、記録、再生時等におけるテープ状記
録媒体の走行速度を一定にすることができる。
又は再生装置は、電圧検出手段により検出された電圧及
び上記温度検出手段により検出された温度に基づき、コ
イルの巻線数を選択しコイルに駆動電流が流れるように
駆動手段を制御する。すなわち、モータを用いた駆動装
置は、電圧検出手段により検出された電圧が所定の電圧
より高く、温度検出手段により検出された温度が所定の
温度より高い場合、コイルの巻線数を最も多くすること
でコイルに流れる駆動電流を少なくし、電圧検出手段に
より検出された電圧が所定の電圧より低い場合、又は温
度検出手段により検出された温度が所定の温度より低い
場合、コイルの巻線数を少なくすることでコイルに流れ
る駆動電流を多くする。これにより、テープ状記録媒体
の記録及び/又は再生装置は、モータの回転数を一定に
維持すると共に省電力化を図る。また、テープ状記録媒
体の記録及び/又は再生装置は、モータの回転数を一定
に維持すると共に、記録、再生時等におけるテープ状記
録媒体の走行速度を一定にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたテープ
カセットの記録再生装置について、図面を参照して説明
する。
カセットの記録再生装置について、図面を参照して説明
する。
【0015】この記録再生装置は、図1に示すように、
テープカセット1と略同じ大きさまで小型化され、磁気
テープ2を走行させるテープ走行機構10と、磁気テー
プ2に記録された楽音信号等の情報信号を増幅し出力す
る記録再生部20と、テープ走行機構10を駆動するモ
ータ30とを備える。このような記録再生装置は、テー
プカセット1が装置本体に装着されると、磁気テープ2
がテープ走行機構10により定速走行され、記録再生ヘ
ッド11により情報信号の書き込み、読み出しが行わ
れ、記録再生部20で増幅され出力される。
テープカセット1と略同じ大きさまで小型化され、磁気
テープ2を走行させるテープ走行機構10と、磁気テー
プ2に記録された楽音信号等の情報信号を増幅し出力す
る記録再生部20と、テープ走行機構10を駆動するモ
ータ30とを備える。このような記録再生装置は、テー
プカセット1が装置本体に装着されると、磁気テープ2
がテープ走行機構10により定速走行され、記録再生ヘ
ッド11により情報信号の書き込み、読み出しが行わ
れ、記録再生部20で増幅され出力される。
【0016】ここで、テープ走行機構10には、テープ
カセット1が位置決めして装着されるカセット装着部1
2が設けられる。そして、このカセット装着部12に
は、磁気テープ2を定速に走行させるキャプスタン13
とピンチローラ14と、テープカセット1の磁気テープ
2が巻回されるテープリール3,4を回転させるリール
軸15,16とを備える。このようなテープ走行機構1
0は、カセット装着部12にテープカセット1が装着さ
れると、記録再生ヘッド11がテープカセット1内に進
入し磁気テープ2に接触される。また、キャプスタン1
3は、ピンチローラ14と共に磁気テープ2を狭持し走
行させると共に、リール軸15,16は、テープリール
3,4を回転操作し磁気テープ2をテープリール3,4
に巻き取らせる。
カセット1が位置決めして装着されるカセット装着部1
2が設けられる。そして、このカセット装着部12に
は、磁気テープ2を定速に走行させるキャプスタン13
とピンチローラ14と、テープカセット1の磁気テープ
2が巻回されるテープリール3,4を回転させるリール
軸15,16とを備える。このようなテープ走行機構1
0は、カセット装着部12にテープカセット1が装着さ
れると、記録再生ヘッド11がテープカセット1内に進
入し磁気テープ2に接触される。また、キャプスタン1
3は、ピンチローラ14と共に磁気テープ2を狭持し走
行させると共に、リール軸15,16は、テープリール
3,4を回転操作し磁気テープ2をテープリール3,4
に巻き取らせる。
【0017】また、記録再生部20は、記録される情報
信号が入力されこの情報信号を記録再生ヘッド11へ供
給する記録アンプ21と、記録再生ヘッド11で再生さ
れた情報信号が入力されるプリアンプ22と、プリアン
プ22で増幅された情報信号を出力するスピーカ23と
を備える。また、記録再生部20は、記録釦、再生釦、
停止釦、早送り釦、巻き戻し釦等の押圧操作型釦から構
成される操作部24と、情報信号の記録を行う場合に記
録アンプ21又情報信号の再生を行う場合にプリアンプ
22を制御する記録再生制御部25とを備える。
信号が入力されこの情報信号を記録再生ヘッド11へ供
給する記録アンプ21と、記録再生ヘッド11で再生さ
れた情報信号が入力されるプリアンプ22と、プリアン
プ22で増幅された情報信号を出力するスピーカ23と
を備える。また、記録再生部20は、記録釦、再生釦、
停止釦、早送り釦、巻き戻し釦等の押圧操作型釦から構
成される操作部24と、情報信号の記録を行う場合に記
録アンプ21又情報信号の再生を行う場合にプリアンプ
22を制御する記録再生制御部25とを備える。
【0018】操作部24は、操作部を構成する操作釦が
操作されると、操作信号を記録再生制御部25を供給す
る。操作部24は、例えば記録釦が押圧操作がされる
と、記録開始信号を記録再生制御部25に供給し、また
再生釦が押圧操作されると、再生開始信号を記録再生制
御部25に供給する。
操作されると、操作信号を記録再生制御部25を供給す
る。操作部24は、例えば記録釦が押圧操作がされる
と、記録開始信号を記録再生制御部25に供給し、また
再生釦が押圧操作されると、再生開始信号を記録再生制
御部25に供給する。
【0019】記録再生制御部25は、操作部24からの
操作信号に応じて記録アンプ21、プリアンプ22等を
制御するため、後述するモータ制御部50に制御信号を
供給する。例えば、記録再生制御部25に録音開始信号
が供給されると、記録再生制御部25は、記録再生ヘッ
ド11、記録アンプ21、モータ制御部50等に録音制
御信号を供給する。また、記録再生制御部25に再生開
始信号が供給されると、記録再生制御部25は、記録再
生ヘッド11、記録アンプ21、モータ制御部50等に
再生制御信号を供給する。
操作信号に応じて記録アンプ21、プリアンプ22等を
制御するため、後述するモータ制御部50に制御信号を
供給する。例えば、記録再生制御部25に録音開始信号
が供給されると、記録再生制御部25は、記録再生ヘッ
ド11、記録アンプ21、モータ制御部50等に録音制
御信号を供給する。また、記録再生制御部25に再生開
始信号が供給されると、記録再生制御部25は、記録再
生ヘッド11、記録アンプ21、モータ制御部50等に
再生制御信号を供給する。
【0020】このような記録再生部20は、再生釦が押
されると、記録再生ヘッド11より磁気テープ2より読
み出された情報信号をプリアンプ22で増幅しスピーカ
23より出力する。また、記録再生部20は、録音釦が
押されると、例えばマイクにより電気信号に変換された
情報信号を記録アンプ21で増幅し、記録再生ヘッド1
1により磁気テープ2に書き込む。
されると、記録再生ヘッド11より磁気テープ2より読
み出された情報信号をプリアンプ22で増幅しスピーカ
23より出力する。また、記録再生部20は、録音釦が
押されると、例えばマイクにより電気信号に変換された
情報信号を記録アンプ21で増幅し、記録再生ヘッド1
1により磁気テープ2に書き込む。
【0021】また、モータ30は、磁気テープ2を定速
走行させる際キャプスタン13を回転させる。具体的に
は、モータ30とキャプスタン13とは、キャプスタン
13に一体に取り付けられたキャプスタン13の回転時
に偏心をなくすためのフライホイールとモータ30とが
無端ベルトを介して連結され、これにより、モータ30
の駆動力は、キャプスタン13に伝達される。また、モ
ータ30は、記録再生を行う記録再生時や早送り、巻き
戻し操作時において磁気テープ2を高速走行させる際磁
気テープ2を巻き取るため詳細は省略する駆動力伝達機
構を介してリール軸15,16を回転させる。さらに、
モータ30は、記録再生時に限って、記録再生ヘッド1
1及びピンチローラ14がテープカセット1外の待機位
置よりテープカセット1内の磁気テープ2に接触する記
録再生位置までリンク機構を介して移動操作させる。
走行させる際キャプスタン13を回転させる。具体的に
は、モータ30とキャプスタン13とは、キャプスタン
13に一体に取り付けられたキャプスタン13の回転時
に偏心をなくすためのフライホイールとモータ30とが
無端ベルトを介して連結され、これにより、モータ30
の駆動力は、キャプスタン13に伝達される。また、モ
ータ30は、記録再生を行う記録再生時や早送り、巻き
戻し操作時において磁気テープ2を高速走行させる際磁
気テープ2を巻き取るため詳細は省略する駆動力伝達機
構を介してリール軸15,16を回転させる。さらに、
モータ30は、記録再生時に限って、記録再生ヘッド1
1及びピンチローラ14がテープカセット1外の待機位
置よりテープカセット1内の磁気テープ2に接触する記
録再生位置までリンク機構を介して移動操作させる。
【0022】このようなモータ30は、図2に示すよう
に、3相直流モータよりなり、ステータ31と、図示し
ないロータとから構成される。ステータ31は、U相を
構成する2つのコイル32a,32bからなるコイル部
32と、V相を構成する2つのコイル33a,33bか
らなるコイル部33と、W相を構成する2つのコイル3
4a,34bからなるコイル部34とを備える。そし
て、コイル部32,33,34は、一端が共通接続され
る。このようなステータ31は、一方のU相、V相、W
相を構成するコイル32a,33a,34aが他方のコ
イル32b,33b,34bに対向して60度の角間隔
をもって配設される。
に、3相直流モータよりなり、ステータ31と、図示し
ないロータとから構成される。ステータ31は、U相を
構成する2つのコイル32a,32bからなるコイル部
32と、V相を構成する2つのコイル33a,33bか
らなるコイル部33と、W相を構成する2つのコイル3
4a,34bからなるコイル部34とを備える。そし
て、コイル部32,33,34は、一端が共通接続され
る。このようなステータ31は、一方のU相、V相、W
相を構成するコイル32a,33a,34aが他方のコ
イル32b,33b,34bに対向して60度の角間隔
をもって配設される。
【0023】ロータは、円周方向にS極とN極が交互に
着磁された円環状の永久磁石から構成される。
着磁された円環状の永久磁石から構成される。
【0024】U相、V相、W相のコイル部32,33,
34の他端は、駆動電流の方向を切り換えるための第1
のトランジスタ35,36,37と第2のトランジスタ
38,39,40との接続点に接続される。ここで、第
1のトランジスタ35,36,37は、PNP型であ
り、第2のトランジスタ38,39,40は、NPN型
である。そして、第1のトランジスタ35,36,37
の各エミッタは、それぞれ電源部52の電源+Bに接続
される。また、第1のトランジスタ35,36,37の
各コレクタは、コイル部32,33,34の他端にそれ
ぞれ接続されると共に第2のトランジスタ38,39,
40に接続される。一方、第2のトランジスタ38,3
9,40の各コレクタは、コイル部32,33,34の
他端にそれぞれ接続される。また、第2のトランジスタ
38,39,40の各エミッタは、接地される。
34の他端は、駆動電流の方向を切り換えるための第1
のトランジスタ35,36,37と第2のトランジスタ
38,39,40との接続点に接続される。ここで、第
1のトランジスタ35,36,37は、PNP型であ
り、第2のトランジスタ38,39,40は、NPN型
である。そして、第1のトランジスタ35,36,37
の各エミッタは、それぞれ電源部52の電源+Bに接続
される。また、第1のトランジスタ35,36,37の
各コレクタは、コイル部32,33,34の他端にそれ
ぞれ接続されると共に第2のトランジスタ38,39,
40に接続される。一方、第2のトランジスタ38,3
9,40の各コレクタは、コイル部32,33,34の
他端にそれぞれ接続される。また、第2のトランジスタ
38,39,40の各エミッタは、接地される。
【0025】また、U相のコイル部32には、コイル3
2aとコイル32bとの間にタップ32cが設けられ、
V相コイル部33には、コイル33aとコイル33bと
の間にタップ33cが設けられ、W相のコイル部34に
は、コイル34aとコイル34bとの間にタップ34c
が設けられる。これらタップ32c,33c,34cに
は、NPN型の第3のトランジスタ41,42,43の
各コレクタが接続される。また、これら第3のトランジ
スタ41,42,43の各エミッタは、接地される。
2aとコイル32bとの間にタップ32cが設けられ、
V相コイル部33には、コイル33aとコイル33bと
の間にタップ33cが設けられ、W相のコイル部34に
は、コイル34aとコイル34bとの間にタップ34c
が設けられる。これらタップ32c,33c,34cに
は、NPN型の第3のトランジスタ41,42,43の
各コレクタが接続される。また、これら第3のトランジ
スタ41,42,43の各エミッタは、接地される。
【0026】さらに、U相、V相、W相のコイル部3
2,33,34の一端が接続される共通接続点には、P
NP型の第4のトランジスタ44のコレクタが接続され
る。この第4のトランジスタ44のエミッタは、電源部
52の電源+Bに接続される。
2,33,34の一端が接続される共通接続点には、P
NP型の第4のトランジスタ44のコレクタが接続され
る。この第4のトランジスタ44のエミッタは、電源部
52の電源+Bに接続される。
【0027】さらに、第1乃至第4のトランジスタ35
〜44のベースは、上記モータ制御部50に接続され
る。
〜44のベースは、上記モータ制御部50に接続され
る。
【0028】このようなモータ30は、図4に示すU
相、V相、W相のコイル部32,33,34の内何れか
2つのコイル部、すなわち4つのコイルから構成される
巻線数の多い第1の電気回路に正逆両方向の駆動電流を
流すモードを第1のモードとし、図5に示すU相、V
相、W相のコイル部32,33,34の内何れか1つの
コイル部及び他の一のコイル部の内一のコイル、すなわ
ち3つのコイルから構成される巻線数の少ない第2の電
気回路に正逆両方向の駆動電流を流すモードを第2のモ
ードとする。すなわち、第2のモードでは、駆動電流の
流れるコイルが第1のモード場合より少なく、第1のモ
ードより多くの駆動電流を流すことができる。したがっ
て、第2のモードは、トルク定数が第1のモードのトル
ク定数より小さく設定される。なお、第1のモードと第
2のモードの切り換えのタイミングは、後述する。
相、V相、W相のコイル部32,33,34の内何れか
2つのコイル部、すなわち4つのコイルから構成される
巻線数の多い第1の電気回路に正逆両方向の駆動電流を
流すモードを第1のモードとし、図5に示すU相、V
相、W相のコイル部32,33,34の内何れか1つの
コイル部及び他の一のコイル部の内一のコイル、すなわ
ち3つのコイルから構成される巻線数の少ない第2の電
気回路に正逆両方向の駆動電流を流すモードを第2のモ
ードとする。すなわち、第2のモードでは、駆動電流の
流れるコイルが第1のモード場合より少なく、第1のモ
ードより多くの駆動電流を流すことができる。したがっ
て、第2のモードは、トルク定数が第1のモードのトル
ク定数より小さく設定される。なお、第1のモードと第
2のモードの切り換えのタイミングは、後述する。
【0029】また、記録再生装置には、モータ30の駆
動回路が設けられる。この駆動回路は、図1及び図2に
示すように、電源部50と、この電源部50の電圧を検
出する電圧検出部51と、モータ30の近傍の温度を検
出する温度検出部52と、電圧検出部51で検出された
電圧及び温度検出部52で検出された温度に基づきモー
タ30の駆動を制御するモータ制御部53とを備える。
動回路が設けられる。この駆動回路は、図1及び図2に
示すように、電源部50と、この電源部50の電圧を検
出する電圧検出部51と、モータ30の近傍の温度を検
出する温度検出部52と、電圧検出部51で検出された
電圧及び温度検出部52で検出された温度に基づきモー
タ30の駆動を制御するモータ制御部53とを備える。
【0030】電源部50は、例えば乾電池、充電型バッ
テリ等から構成される。そして、電源部52は、モータ
30に電力を供給すると共に、記録再生ヘッド11、操
作部24、記録再生部20、回転数検出部51、モータ
制御部53等に電力を供給する。
テリ等から構成される。そして、電源部52は、モータ
30に電力を供給すると共に、記録再生ヘッド11、操
作部24、記録再生部20、回転数検出部51、モータ
制御部53等に電力を供給する。
【0031】電圧検出部51は、電源部50を構成する
電池の電池電圧を検出しこの電圧を示す電圧信号を生成
し、モータ制御部30に供給する。
電池の電池電圧を検出しこの電圧を示す電圧信号を生成
し、モータ制御部30に供給する。
【0032】温度検出部52は、記録再生装置が低温の
状態に置かれたとき、モータ30の配設される環境温度
を正確に検出できるようにモータ30の近傍に設けられ
る。そして、例えば温度検出部52は、モータ30が配
設される環境温度が5℃以上であるか否かを検出生成
し、この温度信号をモータ制御部53に供給する。
状態に置かれたとき、モータ30の配設される環境温度
を正確に検出できるようにモータ30の近傍に設けられ
る。そして、例えば温度検出部52は、モータ30が配
設される環境温度が5℃以上であるか否かを検出生成
し、この温度信号をモータ制御部53に供給する。
【0033】モータ制御部53は、電圧検出部51で生
成された電圧信号及び温度検出部52で生成された温度
信号に基づき、モータ30の回転数が一定となるように
サーボ制御を行い、第1乃至第4のトランジスタ35〜
44の切り換えを行う制御信号を第1乃至第4のトラン
ジスタ35〜44のベースに供給する。そして、モータ
制御部53は、第1のモードと第2のモードの切り換え
を行う。具体的に、モータ制御部53は、第1のモード
と第2のモードの切り換えを行う所定の電圧、例えば
1.2Vが記録されており、電圧検出部52から供給さ
れる電圧信号が所定電圧未満であるとき第1のモードか
ら第2のモードへの切り換えを行う。また、モータ制御
部53は、第1のモードと第2のモードの切り換えを行
う所定の温度が記録されており、温度検出部52で生成
された温度信号が所定温度未満であるとき第1のモード
から第2のモードへの切り換えを行う。
成された電圧信号及び温度検出部52で生成された温度
信号に基づき、モータ30の回転数が一定となるように
サーボ制御を行い、第1乃至第4のトランジスタ35〜
44の切り換えを行う制御信号を第1乃至第4のトラン
ジスタ35〜44のベースに供給する。そして、モータ
制御部53は、第1のモードと第2のモードの切り換え
を行う。具体的に、モータ制御部53は、第1のモード
と第2のモードの切り換えを行う所定の電圧、例えば
1.2Vが記録されており、電圧検出部52から供給さ
れる電圧信号が所定電圧未満であるとき第1のモードか
ら第2のモードへの切り換えを行う。また、モータ制御
部53は、第1のモードと第2のモードの切り換えを行
う所定の温度が記録されており、温度検出部52で生成
された温度信号が所定温度未満であるとき第1のモード
から第2のモードへの切り換えを行う。
【0034】このような記録再生装置は、テープカセッ
ト1がカセット装着部12に位置決めして装着され再生
釦が押圧操作されると、操作部24が操作信号を記録再
生制御部25に供給する。すると、記録再生制御部25
は、モータ制御部53の他プリアンプ22等に制御信号
を供給する。モータ制御部53は、モータ30に磁気テ
ープ2を定速走行させるためモータ制御信号をモータ3
0に供給し、モータ30を駆動させる。すると、磁気テ
ープ2は、キャプスタン13により定速に走行され、記
録再生ヘッド11により磁気テープ2に記録された情報
信号の読み出しが行われ、プレアンプ22で増幅された
後スピーカ23より出力される。
ト1がカセット装着部12に位置決めして装着され再生
釦が押圧操作されると、操作部24が操作信号を記録再
生制御部25に供給する。すると、記録再生制御部25
は、モータ制御部53の他プリアンプ22等に制御信号
を供給する。モータ制御部53は、モータ30に磁気テ
ープ2を定速走行させるためモータ制御信号をモータ3
0に供給し、モータ30を駆動させる。すると、磁気テ
ープ2は、キャプスタン13により定速に走行され、記
録再生ヘッド11により磁気テープ2に記録された情報
信号の読み出しが行われ、プレアンプ22で増幅された
後スピーカ23より出力される。
【0035】ここで、モータ制御部53は、以下のよう
に巻線数の多い第1の電気回路に正逆両方向の駆動電流
を流す第1のモードと、巻線数の少ない第2の電気回路
に正逆両方向の駆動電流を流す第2のモードとで切り換
えを行うように第1乃至第4のトランジスタ35〜44
の制御を行う。なお、この第1のモードと第2のモード
とは、情報信号の記録、再生を行う磁気テープ2の定速
走行時において切り換えが行われる。
に巻線数の多い第1の電気回路に正逆両方向の駆動電流
を流す第1のモードと、巻線数の少ない第2の電気回路
に正逆両方向の駆動電流を流す第2のモードとで切り換
えを行うように第1乃至第4のトランジスタ35〜44
の制御を行う。なお、この第1のモードと第2のモード
とは、情報信号の記録、再生を行う磁気テープ2の定速
走行時において切り換えが行われる。
【0036】U相、V相、W相のコイル部32,33,
34の内何れか2つのコイル部、合計4つのコイルから
構成される第1の電気回路に駆動電流を流す第1のモー
ドでは、図3及び図4に示すように、第3のトランジス
タ41,42,43及び第4のトランジスタ44は、常
にオフのままである。そして、期間t1では、モータ制
御部53は、第1のトランジスタ35及び第2のトラン
ジスタ39を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4の
トランジスタ36〜38,40〜44をオフに制御す
る。すると、駆動電流は、U相のコイル部32からV相
のコイル部33に流れる。
34の内何れか2つのコイル部、合計4つのコイルから
構成される第1の電気回路に駆動電流を流す第1のモー
ドでは、図3及び図4に示すように、第3のトランジス
タ41,42,43及び第4のトランジスタ44は、常
にオフのままである。そして、期間t1では、モータ制
御部53は、第1のトランジスタ35及び第2のトラン
ジスタ39を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4の
トランジスタ36〜38,40〜44をオフに制御す
る。すると、駆動電流は、U相のコイル部32からV相
のコイル部33に流れる。
【0037】期間t2では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ35及び第2のトランジスタ40を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36
〜39,41〜44をオフに制御する。すると、駆動電
流は、U相のコイル部32からW相のコイル部34に流
れる。
のトランジスタ35及び第2のトランジスタ40を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36
〜39,41〜44をオフに制御する。すると、駆動電
流は、U相のコイル部32からW相のコイル部34に流
れる。
【0038】期間t3では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ36及び第2のトランジスタ40を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37〜39,41〜44をオフに制御する。する
と、駆動電流は、V相のコイル部33からW相のコイル
部34に流れる。
のトランジスタ36及び第2のトランジスタ40を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37〜39,41〜44をオフに制御する。する
と、駆動電流は、V相のコイル部33からW相のコイル
部34に流れる。
【0039】期間t4では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ36及び第2のトランジスタ38を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37,39〜44をオフに制御する。すると、駆動
電流は、V相のコイル部33からU相のコイル部32に
流れる。
のトランジスタ36及び第2のトランジスタ38を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37,39〜44をオフに制御する。すると、駆動
電流は、V相のコイル部33からU相のコイル部32に
流れる。
【0040】期間t5では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ37及び第2のトランジスタ38を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,39〜44をオフに制御する。すると、駆動
電流は、W相のコイル部34からU相のコイル部32に
流れる。
のトランジスタ37及び第2のトランジスタ38を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,39〜44をオフに制御する。すると、駆動
電流は、W相のコイル部34からU相のコイル部32に
流れる。
【0041】期間t6では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ37及び第2のトランジスタ39を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,38,40〜44をオフに制御する。する
と、駆動電流は、W相のコイル部34からV相のコイル
部33に流れる。以後、モータ制御部53は、期間t1
からt6の制御を繰り返す。
のトランジスタ37及び第2のトランジスタ39を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,38,40〜44をオフに制御する。する
と、駆動電流は、W相のコイル部34からV相のコイル
部33に流れる。以後、モータ制御部53は、期間t1
からt6の制御を繰り返す。
【0042】U相、V相、W相のコイル部32,33,
34の内何れか1つのコイル部及び他の一のコイル部の
内一のコイル、合計3つのコイルから構成される第2の
電気回路に駆動電流を流す第2のモードでは、図3及び
図5に示すように、第2のトランジスタ38,39,4
0及び第4のトランジスタ44は、常にオフのままであ
る。そして、期間t1では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ35及び第3のトランジスタ42を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36
〜41,43,44をオフに制御する。すると、駆動電
流は、U相のコイル部32を構成するコイル32a,3
2b及びV相のコイル部33を構成するコイル33aに
流れる。
34の内何れか1つのコイル部及び他の一のコイル部の
内一のコイル、合計3つのコイルから構成される第2の
電気回路に駆動電流を流す第2のモードでは、図3及び
図5に示すように、第2のトランジスタ38,39,4
0及び第4のトランジスタ44は、常にオフのままであ
る。そして、期間t1では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ35及び第3のトランジスタ42を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36
〜41,43,44をオフに制御する。すると、駆動電
流は、U相のコイル部32を構成するコイル32a,3
2b及びV相のコイル部33を構成するコイル33aに
流れる。
【0043】期間t2では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ35及び第3のトランジスタ43を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36
〜42,44をオフに制御する。すると、駆動電流は、
U相のコイル部32を構成するコイル32a,32b及
びW相のコイル部34を構成するコイル34aに流れ
る。
のトランジスタ35及び第3のトランジスタ43を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36
〜42,44をオフに制御する。すると、駆動電流は、
U相のコイル部32を構成するコイル32a,32b及
びW相のコイル部34を構成するコイル34aに流れ
る。
【0044】期間t3では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ36及び第3のトランジスタ43を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37〜42,44をオフに制御する。すると、駆動
電流は、V相のコイル部33を構成するコイル33a,
33b及びW相のコイル部34を構成するコイル34a
に流れる。
のトランジスタ36及び第3のトランジスタ43を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37〜42,44をオフに制御する。すると、駆動
電流は、V相のコイル部33を構成するコイル33a,
33b及びW相のコイル部34を構成するコイル34a
に流れる。
【0045】期間t4では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ36及び第3のトランジスタ41を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37〜40,42〜44をオフに制御する。する
と、駆動電流は、V相のコイル部33を構成するコイル
33a,33b及びU相のコイル部32を構成するコイ
ル32aに流れる。
のトランジスタ36及び第3のトランジスタ41を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,37〜40,42〜44をオフに制御する。する
と、駆動電流は、V相のコイル部33を構成するコイル
33a,33b及びU相のコイル部32を構成するコイ
ル32aに流れる。
【0046】期間t5では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ37及び第3のトランジスタ41を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,38〜40,42〜44をオフに制御する。
すると、駆動電流は、W相のコイル部34を構成するコ
イル34a,34b及びU相のコイル部32を構成する
コイル32aに流れる。
のトランジスタ37及び第3のトランジスタ41を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,38〜40,42〜44をオフに制御する。
すると、駆動電流は、W相のコイル部34を構成するコ
イル34a,34b及びU相のコイル部32を構成する
コイル32aに流れる。
【0047】期間t6では、モータ制御部53は、第1
のトランジスタ37及び第3のトランジスタ42を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,38〜41,43,44をオフに制御する。
すると、駆動電流は、W相のコイル部34を構成するコ
イル34a,34b及びV相のコイル部33を構成する
33aに流れる。以後、モータ制御部53は、期間t1
からt6の制御を繰り返す。
のトランジスタ37及び第3のトランジスタ42を同時
にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ3
5,36,38〜41,43,44をオフに制御する。
すると、駆動電流は、W相のコイル部34を構成するコ
イル34a,34b及びV相のコイル部33を構成する
33aに流れる。以後、モータ制御部53は、期間t1
からt6の制御を繰り返す。
【0048】また、具体的にモータ制御部53は、以上
のような第1のモードと第2のモードの切り換えを図6
に示すように行う。先ず、ステップST1において操作
部24の再生釦又は記録釦が押圧操作されると、モータ
制御部53は、ステップST2において、第1乃至第4
のトランジスタ35〜44を第1のモードに切り換え、
モータ30を駆動する。そして、ステップST3におい
て、モータ制御部53に電圧検出部51で検出された電
池電圧を示す電圧信号が供給されると、モータ制御部5
3は、電源部27の電圧が予め設定された所定の電圧以
上であるかを判断する。ここで、所定の電圧は、電池電
圧がモータの回転数を一定にするためのサーボがかから
なくなる回転数の下限値であり、例えば1.2Vであ
る。そして、モータ制御部53は、電圧検出部51より
供給される電圧信号が所定の電圧以上であれば、ステッ
プST4に進み、電圧信号が所定の電圧未満であれば、
ステップST5へ進む。
のような第1のモードと第2のモードの切り換えを図6
に示すように行う。先ず、ステップST1において操作
部24の再生釦又は記録釦が押圧操作されると、モータ
制御部53は、ステップST2において、第1乃至第4
のトランジスタ35〜44を第1のモードに切り換え、
モータ30を駆動する。そして、ステップST3におい
て、モータ制御部53に電圧検出部51で検出された電
池電圧を示す電圧信号が供給されると、モータ制御部5
3は、電源部27の電圧が予め設定された所定の電圧以
上であるかを判断する。ここで、所定の電圧は、電池電
圧がモータの回転数を一定にするためのサーボがかから
なくなる回転数の下限値であり、例えば1.2Vであ
る。そして、モータ制御部53は、電圧検出部51より
供給される電圧信号が所定の電圧以上であれば、ステッ
プST4に進み、電圧信号が所定の電圧未満であれば、
ステップST5へ進む。
【0049】ステップST4において、モータ制御部5
3に温度検出部52で検出された温度信号が供給される
と、モータ制御部53は、モータ30の環境温度が予め
設定された所定の温度以上であるかを判断する。ここ
で、所定の温度は、記録再生装置が低温の環境に置かれ
モータ30が配設される環境温度が低くなることにより
負荷が大きくなり、所定のモータ30の所定の回転数が
維持できなくなる温度をいい、例えば5℃である。そし
て、モータ制御部53は、温度検出部52より供給され
る温度信号が所定の温度以上であれば、ステップST3
を繰り返し、温度信号が所定の温度未満であれば、ステ
ップST5へ進む。
3に温度検出部52で検出された温度信号が供給される
と、モータ制御部53は、モータ30の環境温度が予め
設定された所定の温度以上であるかを判断する。ここ
で、所定の温度は、記録再生装置が低温の環境に置かれ
モータ30が配設される環境温度が低くなることにより
負荷が大きくなり、所定のモータ30の所定の回転数が
維持できなくなる温度をいい、例えば5℃である。そし
て、モータ制御部53は、温度検出部52より供給され
る温度信号が所定の温度以上であれば、ステップST3
を繰り返し、温度信号が所定の温度未満であれば、ステ
ップST5へ進む。
【0050】ステップST5において、モータ制御部5
3は、電圧信号が所定の電圧未満である場合、又は温度
信号が所定の温度未満である場合、モータ30を第2の
モードに切り換える。
3は、電圧信号が所定の電圧未満である場合、又は温度
信号が所定の温度未満である場合、モータ30を第2の
モードに切り換える。
【0051】このような記録再生装置は、電源部50の
電圧が所定の電圧以上であり、モータ30の環境温度が
所定の温度以上である場合、モータ制御部53がコイル
の巻線数が多い第1のモードにモータ30を切り換え、
コイル部32,33,34に流れる駆動電流を減らすこ
とにより、モータ30の回転数が一定の状態で省電力化
を図ることができる。また、電源部50の電池電圧が下
がり所定の電圧以下となると、記録再生装置は、第1の
モードから第2のモードに切り換え、コイルの巻線数を
減らし、コイル部32,33,34に流れる駆動電流を
増やすことで、モータ30の回転数を一定に維持するこ
とができる。また、記録再生装置が低温の環境に置かれ
モータ30が配設される環境温度が所定の温度未満とな
った場合、モータ30にかかる負荷が大きくなることか
ら、記録再生装置は、第1のモードに切り換え、コイル
の巻線数を減らし、コイル部32,33,34に流れる
駆動電流を増やすことで、モータ30の回転数を一定に
維持することができる。したがって、このような記録再
生装置は、記録又は再生中において、磁気テープ2の走
行させるキャプスタン13の回転速度及び磁気テープ2
をテープリール3,4に巻き取らせるリール軸15,1
6の回転速度を一定にすることができ、磁気テープ5の
走行速度を一定に維持することができ、確実な情報信号
の記録、再生を行うことができる。
電圧が所定の電圧以上であり、モータ30の環境温度が
所定の温度以上である場合、モータ制御部53がコイル
の巻線数が多い第1のモードにモータ30を切り換え、
コイル部32,33,34に流れる駆動電流を減らすこ
とにより、モータ30の回転数が一定の状態で省電力化
を図ることができる。また、電源部50の電池電圧が下
がり所定の電圧以下となると、記録再生装置は、第1の
モードから第2のモードに切り換え、コイルの巻線数を
減らし、コイル部32,33,34に流れる駆動電流を
増やすことで、モータ30の回転数を一定に維持するこ
とができる。また、記録再生装置が低温の環境に置かれ
モータ30が配設される環境温度が所定の温度未満とな
った場合、モータ30にかかる負荷が大きくなることか
ら、記録再生装置は、第1のモードに切り換え、コイル
の巻線数を減らし、コイル部32,33,34に流れる
駆動電流を増やすことで、モータ30の回転数を一定に
維持することができる。したがって、このような記録再
生装置は、記録又は再生中において、磁気テープ2の走
行させるキャプスタン13の回転速度及び磁気テープ2
をテープリール3,4に巻き取らせるリール軸15,1
6の回転速度を一定にすることができ、磁気テープ5の
走行速度を一定に維持することができ、確実な情報信号
の記録、再生を行うことができる。
【0052】以上、3相直流モータを用いた記録再生装
置1について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、これより大きいn相のモータを用いるこ
とも可能である。また、以上コイル部32,33,34
が2分割されたモータについて説明したが、コイル部3
2,33,34は、これより多いm分割にしても良い。
このような場合、モータ駆動手段としてトランジスタの
数を増やすことでコイル部の巻線数の切り換えを多段階
で行うことができることから更なる省電力化を図ること
ができると共に、磁気テープ5の早送り時、巻き戻し時
等の高速走行時と記録、再生時の磁気テープ5の定速走
行時との切り換えも行うことができる。また、以上、電
圧検出部51で検出された電圧信号が所定の電圧未満で
ある場合及び温度検出部29で検出された温度信号が所
定の温度未満の場合に、コイルの巻線数を減らした第2
のモードに切り換える場合について説明したが、電圧信
号が所定の電圧未満である場合と温度信号が所定の温度
未満の場合とで、コイルの巻線数を別にし異なるモード
にしても良い。
置1について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、これより大きいn相のモータを用いるこ
とも可能である。また、以上コイル部32,33,34
が2分割されたモータについて説明したが、コイル部3
2,33,34は、これより多いm分割にしても良い。
このような場合、モータ駆動手段としてトランジスタの
数を増やすことでコイル部の巻線数の切り換えを多段階
で行うことができることから更なる省電力化を図ること
ができると共に、磁気テープ5の早送り時、巻き戻し時
等の高速走行時と記録、再生時の磁気テープ5の定速走
行時との切り換えも行うことができる。また、以上、電
圧検出部51で検出された電圧信号が所定の電圧未満で
ある場合及び温度検出部29で検出された温度信号が所
定の温度未満の場合に、コイルの巻線数を減らした第2
のモードに切り換える場合について説明したが、電圧信
号が所定の電圧未満である場合と温度信号が所定の温度
未満の場合とで、コイルの巻線数を別にし異なるモード
にしても良い。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るモータを用いた駆動装置に
よれば、電圧検出手段により検出された電圧及び温度検
出手段により検出された温度に基づき、コイルの巻線数
を選択しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制
御することから、電圧検出手段により検出された電圧が
所定の電圧より高く、温度検出手段により検出された温
度が所定の温度より高い場合、コイルの巻線数を最も多
くしコイルに流れる駆動電流を少なくすることで省電力
化を図ることができる。また、モータを用いた駆動装置
は、電圧検出手段により検出された電圧が所定の電圧よ
り低い場合、又は温度検出手段により検出された温度が
所定の温度より低い場合、コイルの巻線数を少なくしコ
イルに流れる駆動電流を多くすることで、モータの回転
数を上げることができる。なお、本発明は、省電力化が
図られることから、電源が限られた携帯型の電子機器に
対し特に有効である。
よれば、電圧検出手段により検出された電圧及び温度検
出手段により検出された温度に基づき、コイルの巻線数
を選択しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制
御することから、電圧検出手段により検出された電圧が
所定の電圧より高く、温度検出手段により検出された温
度が所定の温度より高い場合、コイルの巻線数を最も多
くしコイルに流れる駆動電流を少なくすることで省電力
化を図ることができる。また、モータを用いた駆動装置
は、電圧検出手段により検出された電圧が所定の電圧よ
り低い場合、又は温度検出手段により検出された温度が
所定の温度より低い場合、コイルの巻線数を少なくしコ
イルに流れる駆動電流を多くすることで、モータの回転
数を上げることができる。なお、本発明は、省電力化が
図られることから、電源が限られた携帯型の電子機器に
対し特に有効である。
【0054】また、本発明に係るテープ状記録媒体の記
録及び/又は再生装置によれば、電圧検出手段により検
出された電圧及び上記温度検出手段により検出された温
度に基づき、コイルの巻線数を選択しコイルに駆動電流
が流れるように駆動手段を制御する。すなわち、テープ
状記録媒体の記録及び/又は再生装置は、電圧検出手段
により検出された電圧が所定の電圧より高く、温度検出
手段により検出された温度が所定の温度より高い場合、
コイルの巻線数を最も多くすることでコイルに流れる駆
動電流を少なくし、電圧検出手段により検出された電圧
が所定の電圧より低い場合、又は温度検出手段により検
出された温度が所定の温度より低い場合、コイルの巻線
数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多くす
る。これにより、テープ状記録媒体の記録及び/又は再
生装置は、モータの回転数を一定にすることで、記録、
再生時等におけるテープ状記録媒体の走行速度を一定に
することができ、確実な確実な情報信号の記録、再生を
行うことができる。
録及び/又は再生装置によれば、電圧検出手段により検
出された電圧及び上記温度検出手段により検出された温
度に基づき、コイルの巻線数を選択しコイルに駆動電流
が流れるように駆動手段を制御する。すなわち、テープ
状記録媒体の記録及び/又は再生装置は、電圧検出手段
により検出された電圧が所定の電圧より高く、温度検出
手段により検出された温度が所定の温度より高い場合、
コイルの巻線数を最も多くすることでコイルに流れる駆
動電流を少なくし、電圧検出手段により検出された電圧
が所定の電圧より低い場合、又は温度検出手段により検
出された温度が所定の温度より低い場合、コイルの巻線
数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多くす
る。これにより、テープ状記録媒体の記録及び/又は再
生装置は、モータの回転数を一定にすることで、記録、
再生時等におけるテープ状記録媒体の走行速度を一定に
することができ、確実な確実な情報信号の記録、再生を
行うことができる。
【図1】本発明が適用された記録再生装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】同記録再生装置に用いられるモータを説明する
ための回路図である。
ための回路図である。
【図3】第1乃至第4のトランジスタのオンオフの状態
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図4】第1のモードにおける電流通路を示すためのス
テータの回路図である。
テータの回路図である。
【図5】第2のモードにおける電流通路を示すためのス
テータの回路図である。
テータの回路図である。
【図6】第1のモードと第2のモードの切り換えを行う
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
【図7】直流モータの回転数−トルク特性を示す図であ
る。
る。
1 テープカセット、2 磁気テープ、3,4 テープ
リール、10 テープ走行機構、11 記録再生ヘッ
ド、12 カセット装着部、13 キャプスタン、14
ピンチローラ、15,16 リール軸、20 記録再
生部、24 操作部、25記録再生制御部、30 モー
タ、31 ステータ、32 U相コイル部、32a,3
2b コイル、32c タップ、33 V相コイル部、
33a,33b コイル、33c タップ、34 W相
コイル部、34a,34b コイル、34c タップ、
35〜37 第1のトランジスタ、38〜40 第2の
トランジスタ、41〜43 第3のトランジスタ、44
第4のトランジスタ、50電源部、51 電圧検出
部、52 温度検出部、53 電源部
リール、10 テープ走行機構、11 記録再生ヘッ
ド、12 カセット装着部、13 キャプスタン、14
ピンチローラ、15,16 リール軸、20 記録再
生部、24 操作部、25記録再生制御部、30 モー
タ、31 ステータ、32 U相コイル部、32a,3
2b コイル、32c タップ、33 V相コイル部、
33a,33b コイル、33c タップ、34 W相
コイル部、34a,34b コイル、34c タップ、
35〜37 第1のトランジスタ、38〜40 第2の
トランジスタ、41〜43 第3のトランジスタ、44
第4のトランジスタ、50電源部、51 電圧検出
部、52 温度検出部、53 電源部
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動電流が流れるコイルの巻線数を少な
くとも2以上切り換えることができるモータと、 上記モータのコイルの巻線数を切り換えて上記モータを
駆動する駆動手段と、 上記モータを駆動する電源部の電圧を検出する電圧検出
手段と、 上記モータの配設される環境の温度を検出する温度検出
手段と、 上記電圧検出手段により検出された電圧及び上記温度検
出手段により検出された温度に基づいて上記コイルの巻
線数を可変し上記コイルに駆動電流が流れるように上記
駆動手段を制御する制御手段とを備えるモータを用いた
駆動装置。 - 【請求項2】 テープ状記録媒体を走行させる走行手段
と、 情報信号の記録及び/又は再生を行う記録再生手段と、 上記走行手段を駆動する駆動電流が流れるコイルの巻線
数を少なくとも2以上切り換えることができるモータ
と、 上記モータのコイルの巻線数を切り換えて上記モータを
駆動する駆動手段と、 上記モータを駆動する電源部の電圧を検出する電圧検出
手段と、 上記モータの配設される環境の温度を検出する温度検出
手段と、 上記電圧検出手段により検出された電圧及び上記温度検
出手段により検出された温度に基づいて上記コイルの巻
線数を可変し上記コイルに駆動電流が流れるように上記
駆動手段を制御する制御手段とを備えるテープ状記録媒
体の記録及び/又は再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277693A JPH11122971A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 |
PCT/JP1998/004567 WO1999019980A1 (fr) | 1997-10-09 | 1998-10-09 | Unite et procede d'entrainement par moteur, et appareil permettant d'enregistrer et/ou de reproduire un support d'enregistrement |
CN98802371A CN1130004C (zh) | 1997-10-09 | 1998-10-09 | 使用电机的驱动装置和方法以及记录媒体的记录和/或再生装置 |
US09/319,121 US6169381B1 (en) | 1997-10-09 | 1998-10-09 | Unit and method of driving with motor, and apparatus for recording and/or reproducing recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277693A JPH11122971A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122971A true JPH11122971A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17586997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9277693A Withdrawn JPH11122971A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6169381B1 (ja) |
JP (1) | JPH11122971A (ja) |
CN (1) | CN1130004C (ja) |
WO (1) | WO1999019980A1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2001077769A1 (en) * | 2000-04-06 | 2001-10-18 | Jang Hon Lee | Power control apparatus and the method |
JP3961885B2 (ja) * | 2002-06-05 | 2007-08-22 | 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ | 磁気ディスク装置のモータ駆動方式 |
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US9138143B2 (en) | 2010-08-17 | 2015-09-22 | Fujitsu Limited | Annotating medical data represented by characteristic functions |
US9002781B2 (en) | 2010-08-17 | 2015-04-07 | Fujitsu Limited | Annotating environmental data represented by characteristic functions |
US8930394B2 (en) * | 2010-08-17 | 2015-01-06 | Fujitsu Limited | Querying sensor data stored as binary decision diagrams |
US9075908B2 (en) | 2011-09-23 | 2015-07-07 | Fujitsu Limited | Partitioning medical binary decision diagrams for size optimization |
US9176819B2 (en) | 2011-09-23 | 2015-11-03 | Fujitsu Limited | Detecting sensor malfunctions using compression analysis of binary decision diagrams |
CN103904670B (zh) * | 2014-04-14 | 2016-06-01 | 东南大学 | 飞轮储能系统双向变换器及其控制方法 |
CN104104286A (zh) * | 2014-07-16 | 2014-10-15 | 浙江赛安电气科技有限公司 | 永磁同步电机及其控制方法 |
CN107040855B (zh) * | 2016-02-03 | 2023-04-07 | 山东共达电声股份有限公司 | 一种麦克风模式切换方法、麦克风及移动终端 |
KR102278117B1 (ko) * | 2016-10-31 | 2021-07-15 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 구동 장치, 공기 조화기 및 전동기의 구동 방법 |
CN110660415A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-01-07 | Tcl通力电子(惠州)有限公司 | 进出仓控制方法、装置、多媒体播放设备及可读存储介质 |
CN117614354B (zh) * | 2024-01-22 | 2024-03-29 | 四川通安航天科技有限公司 | 一种双绕组电机的检测控制方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3903456A (en) * | 1974-01-28 | 1975-09-02 | Franklin Electric Co Inc | Protector system for an electric motor |
JPS6343592A (ja) | 1986-08-11 | 1988-02-24 | Rinnai Corp | ブラシレス直流モ−タの温度補正装置 |
US5305160A (en) * | 1991-07-31 | 1994-04-19 | Seagate Technology, Inc. | Compensating for variations in torque capability of voice coil motors |
US5471353A (en) * | 1992-12-18 | 1995-11-28 | Western Digital (Sea), Pte., Ltd. | Disk drive employing multi-mode spindle drive system |
JPH07240554A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-09-12 | Fujitsu Ltd | 半導体レーザ駆動装置 |
JP2996140B2 (ja) | 1995-05-11 | 1999-12-27 | 松下電器産業株式会社 | モータ制御回路 |
JP3397007B2 (ja) * | 1995-06-30 | 2003-04-14 | 松下電器産業株式会社 | ブラシレスモータ |
JPH09219990A (ja) * | 1996-02-14 | 1997-08-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | センサレスdcブラシレスモータの制御駆動装置 |
US5896487A (en) * | 1996-03-05 | 1999-04-20 | Masten; Billy Reese | Opto-electrically controlled direct current motor speed control circuit |
JP3908805B2 (ja) * | 1996-06-20 | 2007-04-25 | ブラザー工業株式会社 | モータの温度制御装置 |
JP3825137B2 (ja) * | 1997-05-29 | 2006-09-20 | 富士通株式会社 | モータ制御方法及びディスク装置 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9277693A patent/JPH11122971A/ja not_active Withdrawn
-
1998
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