JPS62234259A - テ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、曲速再生時のテープの張力を制御するテープ
レコーダに関する。

〔発明のｉｎ要〕

本発明は、供給側リールモータ及び巻取側り一ルモータ
を備えたテープレコーダにおいて、高速再生時に、供給
側リールの回転速度に応じて供給側リールモータの制動
電流を制御することにより、テープの張力を略一定に保
つようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、ＶＴＲに多くの機能を持たせる場合、各機能に対
応して、テープ走行を容易に制御するために、供給側及
び巻取側の肉リールモータを所謂ダイレクトドライブ（
Ｄ　Ｄ）型としたものがある。

まず、第５図を参照しながら、ＤＤ型のリールモータを
備えた従来のＶＴＲについて説明する。

第５図において、供給側及び巻取側のリール台（１１及
び（２）にリール（３）及び（４）がそれぞれ係合され
、両リール（３）及び（４）の間に掛は渡されたテープ
Ｔが同転ヘッドドラム（図示を省略）の所定角度範囲に
巻き付けられる。リール台（１）及び（２）の各回転軸
がリールモータ（５）及び（６）の各回転軸とそれぞれ
直結されてＤＤ構成とされる。

モータ（５）及び（６）は、例えば、円盤状フェライト
の円周方向にＮ、Ｓが繰返して着磁されたロータと、こ
のロータに対向して３相の扁平コイルが配設されたステ
ータとを主な構成要素とする無刷子モータであって、ロ
ータの回転角を３個のホール素子により検出し、この検
出信号により半導体スイッチを制御して、各ステータコ
イルへの給電が所要のタイミングで切り換えられて、ロ
ータが回転するように構成される。

また、モータの巻取モード及び供給モードに応じて、各
ステータコイルの接続状態を適宜切り換えて、同一極性
の駆動電流に対して、モータの回転方向を切り換えるこ
とができる。

肉リールモータ（５）及び（６）には、入力端子（７）
及び（８）からの駆動信号が、それぞれ駆動増幅器（９
）及び（■０）を介して供給される。テープＴ上の制御
信号（ＣＴＬ）が磁気ヘッド（１１）により再生されて
、サーボ回路（１２）に供給され、サーボ回路（１２）
の出力が巻取側駆動増幅器（１０）に制御信号として供
給される。

また、供給側駆動増幅器（９）の終段のｎｐｎ　）ラン
ジスタＱのコレクタはショットキーバリヤダイオードＤ
を介して接地されており、増幅器（９）の出力端子（９
ｏ）が抵抗器（１３）を介して負電源−ｖｂｂに接続さ
れる。

高速再生時、図示を省略したサーチキーが操作されると
、供給側駆動増幅器（９）へは駆動信号が供給されず、
巻取側駆動増幅器（１０）のみに駆動信号が供給される
。増幅器（１０）に駆動されて巻取側リールモータ（６
）が回転し、リール台（２）が時計方向（巻取方向）に
回転して、磁気テープＴが矢印の方向に走行する。これ
により、供給側リール台（１）が時計方向（供給方向）
に回転し、リールモータ（５］が、増幅器（９）から駆
動電流を供給されない状態で、供給方向に回転させられ
る。

高速再生時のテープ走行速度は、時間軸補正の必要なし
に、再生画像をモニタすることができる程度に抑えられ
、標準走行速度の約３．５倍となる。

この場合、画像を安定に再生するために、テープ走行速
度を正確に制御することが必要であり、テープＴから磁
気ヘッド（１１）により再生されたＣＴＬを用いて巻取
側リールモータ（６）の回転速度を制御する、所謂ＣＴ
Ｌサーボが行われる。

また、この場合、再生画像が確実に得られ、かつ、テー
プの損傷を防止するために、回転ドラムの入口における
テープの張力が、例えば、１５ｇｗ〜３０ｇｈ　（グラ
ム重）の範囲内にあることが望ましい。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、前述のように、リールモータ（５）が、駆動
電流を供給されない状態で、外力により回転させられた
場合、ロータ磁石の回転により鎖交する磁束が変化して
、ステータコイルに逆起電力が発生ずる。ロータの回転
に伴い、各相のホール素子の検出信号により半導体スイ
ッチが順次閉成されて、ステータコイルには駆動電流と
は逆方向の電流（自己制動電流）が流れ、発電制動が行
なわれる。

この場合、モータの回転速度と自己制動トルクとの関係
は、モータの巻取モード及び供給モードに対し”で、第
６図に曲線ＴＭ及びＳＭのように示される。

また、高速再生時、テープＴの走行により供給側リール
（３）のテープ巻径が変化するため、リール（３）の回
転速度は、第７図に示すように、テープ始端におけるＮ
Ｔからテープ終端におけるＮＩＥまで、テープの位置に
よって変化する。ＮＴ及びＮ８は、例えばそれぞれ１１
０ｒｐｓ＋及び２６０ｒｐｍとなる。

ところが、従来のＶＴＲでは、高速再生時に、供給側リ
ールモータ（５）が供給モード接続とされているため、
上述のようなリールモータ（５）の自己制動トルク　Ｔ
ｑｓに基くテープ張力Ｔｎｓ＝　Ｔｑａ／　Ｒ−が、第
８図に示すように、リール（３）の巻径Ｒ−が大きいテ
ープ始端寄りで小さくなって、所望の下限値Ｔｎｌに達
しないという問題があった。

また、従来のＶＴＲでは、駆動増幅器（９）の出力にフ
ライホイール効果を持たせるために、ダイオードＤが接
続されているため、供給側リールモータ（５）の端子電
圧が略−０，２ｖにクランプされてしまい、負電源−ｖ
ｂｂから抵抗器（１３）を介してリールモータ（５）に
制動電流を供給することができなかった。

更に、高速再生時、供給側リールモータ（５）をテープ
始端側で巻取りモードとしてテープ張力を増大させ、テ
ープ終端側で供給モードに切り換えることも考えられる
が、切り換え時にテープ張力が不安定になると共に、切
り換え点がテープ終端側にずれた場合にテープ張力が過
大になるという問題が生ずる。

かかる点に鑑み、本発明の目的は、高速再生時に所望の
テープ張力が安定に得られるテープレコーダを提供する
ところにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、供給側リールモータ及び巻取側リールモータ
を備えたテープレコーダにおいて、供給側リールの回転
速度を検出する回転速度検出手段と、供給側リールモー
タの制動電流を制御する制動電流制御手段とを設け、高
速再生時に、供給側リールの回転速度に応じ′ζ供給側
リールモータの制動電流を制御して、テープの張力を略
一定に保つようにしたテープレコーダである。

〔作用〕

かかる構成によれば、テープの張力が略一定に保たれて
、高速再生動作が安定する。

〔実施例〕

以下、第１図〜第４図を参照しながら、本発明によるテ
ープレコーダの一実施例について説明する。

本発明の一実施例の構成を第１図に示す、この第１図に
おいて、第５図に対応する部分には同一の符号を付して
重複説明を省略する。

第１図において、スイッチ（２１）が供給側駆動増幅器
（９）の出力端子（９ｏ）とリールモータ（５）との間
に介挿される。このスイッチ（２１）はサーチキー（２
２）の操作に応じて開放される。スイッチ（２１）とリ
ールモータ（５）との接続中点に電圧制御可変抵抗器（
２３）の一端が接続され、他端は負電源−ｖｂｂに接続
される。　　（２４）は周波数発電機（ＦＣ）であって
、供給側リール台（１１及びリールモータ（５）に結合
され、ＦＣ（２４）の出力が周波数−電圧変換器（Ｆ／
Ｖ　）　　（２５）を介して電圧制御可変抵抗器（２３
）に供給される。その余の構成は第５図と同様である。

本実施例の動作は次のとおりである。

サーチキー（２２）の操作により、スイッチ（２１）が
開放されると共に、巻取側リールモータ（６）が巻取方
向に回転する。これにより、供給モード接続の供給側リ
ールモータ（５）が供給方向に回転され、前出第６図の
曲線ＳＭで示されるような自己制動トルクＴｑｓがリー
ルモータ（５）に発生ずる。

一方、スイッチ（２１）の開放によりリールモータ（５
）と舅動増幅器（９）との接続が断たれて、負電源−ｖ
　ｂｂからの負の電流が可変抵抗５（２３）を経てリー
ルモータ（５）に流入する。換言すれば、正の電流がリ
ールモータ（５）から流出して、この電流により強制制
動トルクＴｑｆがリールモータ（５）に発生する。

リールモータ（５）の回転速度をＦＣ（２４）で検出し
、この検出出力に基いて可変抵抗器（２３）の抵抗値を
変化させることにより、リールモータ（５）の強制制動
電流が第２図Ａの直線Ｉ　ＦＦに則して制御される。即
ち、強制制動電流はテープ始端の回転速度ＮＴにおいて
最大であり、回転速度の上昇と共に直線的に下降して、
テープ終端の回転速度Ｎｇにおいて零となる。

リールモニタ（５）のトルクは電流に比例するので、上
述の強制制動電流による強制制動トルクは、第３図の折
線Ｔｑｆに示すように、テープ始端（回転速度Ｎｔ）に
おいて最も大きく、テープ終端（回転速度Ｎｇ）におい
て零となる。前述の自己制動トルクＴｑｓ　　（第６図
参照）が加わって、供給側リールモータ（５）の総合制
動トルクは、第３図の曲線Ｔｔｏｔｅｌに示されるよう
に、テープ始端において最も大きく、回転速度の上昇と
共に下降し、テープ終端においては自己制動トルクＴｑ
ｓのみとなる。

従って、本実施例の高速再生時のテープ張力は、第４図
にネオように、供給側リール（３）の巻径の変化に拘ら
ず、テープ始端から終端まで所望の範囲内で略一定に保
たれる。

以上、テープの順方向（ＦＦ）走行の場合について説明
したが、逆方向走行の場合、テープ走行系の損失等が異
なるため、例えば第２図の直線Ｉ　ＲＩＥ讐に示すよう
な強制制動電流特性を用いることが必要となる。

また、本発明は、上述のようにＶＴＲに通用されるばか
りでなく、音声用等のテープレコーダにも直ちに通用す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上詳述のように、本発明によれば、高速再生時、発電
制動状態にある供給側リールモータに、その回転速度に
応じた制動電流を外部から供給するようにしたので、テ
ープの張力を略一定に保つことができて、安定に高速再
生動作をするテープレコーダを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるテープレコーダの一実施例の構成
を示すブロック図、第２図及び第３図は第１図の実施例
の動作を説明するための線図、第４図は第１図の実施例
のテープ張力を示す線図、第５図は従来のテープレコー
ダの構成例を示す線図、第６図及び第７図は従来例の動
作を説明するための線図、第８図は従来例のテープ張力
を示す線し１である。 （５）は供給側リールモータ、（６）は巻取側リールモ
ータ、（２３）は制動電流制御手段（可変抵抗器）、（
２４）は回転速度検出手段である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 供給側リールモータ及び巻取側リールモータを備えたテ
   ープレコーダにおいて、 供給側リールの回転速度を検出する回転速度検出手段と
   、 上記供給側リールモータの制動電流を制御する制動電流
   制御手段とを設け、 高速再生時に、上記供給側リールの回転速度に応じて上
   記供給側リールモータの制動電流を制御して、 テープの張力を略一定に保つようにしたことを特徴とす
   るテープレコーダ。