JP3837864B2 - モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 - Google Patents
モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの回転数を一定に制御するモータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の走行系に用いられるモータの回転数を一定に制御するテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型のテープレコーダは、例えば乾電池、充電型電池等が電源として用いられている。このようなテープレコーダでは、装置が使用されることにより、電池電圧が低下すると、モータの回転数が少なくなり、磁気テープの走行速度を一定に維持することができなくなる。そこで、この種のテープレコーダでは、磁気テープの走行速度を一定に維持するために様々な工夫がなされており、例えばモータの巻線数を電池電圧により切り換えるようになっている。
【0003】
具体的には、このようなテープレコーダは、各相の巻線(以下、コイルという。)の途中にそれぞれ中間タップを設けた例えば3相直流モータと、各相のコイルに流れる駆動電流の経路を電池電圧に応じて変えてモータを駆動する駆動回路とを備えている。ここで、コイル全体に駆動電流を流してモータを回転するモード、すなわち駆動電流が実際に流れるコイルの巻線数が多い動作モードを第1のモードとし、コイルの一端と中間タップ間のみに駆動電流を流してモータを回転するモード、すなわち巻線数が少ない動作モードを第2のモードとする。
【0004】
駆動回路は、コイルに流れる駆動電流を切り換えるトランジスタからなるモータ駆動部と、電池電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部で検出された電圧に応じてモータ駆動部を制御するモータ制御部とを備える。そして、モータ制御部は、電圧検出部で検出された電池電圧に基づき、電池電圧が所定の閾値電圧より高いとき第1のモードを選択し、電池電圧が所定の閾値電圧より低いとき第2のモードを選択する。
【0005】
このようなテープレコーダでは、再生釦が押されると、先ず、モータが第1のモードで駆動される。ここで、電圧検出部で検出された電池電圧が所定の閾値電圧より高い場合、モータ制御部は、第1のモードを維持するようにモータ駆動部を制御する。そして、モータ制御部は、テープレコーダが使用され電圧検出部で検出される電池電圧が所定の閾値電圧より低くなったとき、モータを第2のモードに切り換えるようにモータ駆動部を制御する。
【0006】
すなわち、モータ制御部は、電池電圧が所定の閾値電圧より高いとき、第1のモードを選択することにより、コイルに流れる駆動電流を少なくして省電力化を図っている。そして、モータ制御部は、電池電圧が所定の閾値電圧より低くなったとき、モータ制御部は、モータの回転数も下がることから、第2のモードを選択することにより、コイルに流れる駆動電流を多くしモータの回転数を上げ、モータの回転数が一定になるように制御する。このようにしてモータの駆動回路は、ータの回転数を一定に維持し、これにより磁気テープの走行速度がほぼ一定となり、確実な音声信号の記録再生が行われると共に省電力化が図られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した所定の閾値電圧は、従来のテープレコーダでは、電池電圧がモータの回転数を一定にするためのサーボがかからなくなる回転数の下限値に設定されていた。具体的に、この所定の閾値電圧は、テープレコーダ毎のモータのトルク定数のばらつき、コイル抵抗のばらつき、コイルに駆動電流を流すトランジスタのオン抵抗のばらつき、及びそれらの温度変化と経年変化を考慮して定められている。これらの所定の閾値電圧を定める要因をモータにかかる負荷に換算して、最悪の負荷P1を算出する。そして、どのテープレコーダにおいてもモータが所定の回転数で正常に回転するようにするために、モータの回転数ートルク特性が、図7中点線で示すように、この最悪の負荷P1よりも上側に位置するようにモータを設計している。ところで、上述した要因の最悪の組み合わせは、滅多に生じるものではなく、通常は、平均的負荷P2に対する図7中実線で示す平均的な回転数−トルクの特性で足りる。したがって、モータを回転数Nで一定に回転駆動させる場合、平均的な回転数−トルクの特性と最悪の負荷P1である場合回転数−トルクの特性とを示す直線間には、間隔Cの分、余分にトルクが大きく、コイルに駆動電流を流した状態でモータを回転駆動させている状態になる。
【0008】
そこで、本発明は、モータの回転数を一定に維持すると共に更なる省電力化を図ることのできるモータを用いる駆動装置及びテープ状記録媒体の走行速度を一定に維持すると共に省電力化を図ることのできるテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るモータを用いる駆動装置は、上述のような課題を解決すべく、駆動電流が流れるコイルの巻線数を少なくとも2以上切り換えることができるモータと、上記モータのコイルの巻線数を切り換えて上記モータを駆動する駆動手段と、上記コイルの逆起電圧の周期に基づいて上記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、上記回転数検出手段で検出された回転数に基づいて、上記コイルの巻線数を可変し上記コイルに駆動電流が流れるように上記駆動手段を制御する制御手段とを備える。そして、上記制御手段は、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出すると共に、上記コイルの巻線数を多くして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出し、上記コイルの巻線数の少ないときの回転数に対する巻線数が多いときの回転数の差分が所定の閾値より大きいとき、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転させるように上記駆動手段を制御する。
【0010】
このような駆動装置は、制御手段が回転数検出手段で検出されるモータの回転数に基づき、コイルの巻線数を選択しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制御する。すなわち、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数のとき、コイルの巻線数を多くすることでコイルに流れる駆動電流を少なくし、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数より低いとき、コイルの巻線数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多くする。これにより、この駆動装置は、電源部の電圧に依存することなく、モータの回転数を一定に維持する。
【0011】
本発明に係るテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置は、上述のような課題を解決すべく、テープ状記録媒体を走行させる走行手段と、情報信号の記録及び/又は再生を行う記録再生手段と、上記走行手段を駆動させると共に駆動電流が流れるコイルの巻線数を少なくとも2以上切り換えることができるモータと、上記モータのコイルの巻線数を切り換えて上記モータを駆動する駆動手段と、上記コイルの逆起電圧の周期に基づいて上記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、上記回転数検出手段で検出された回転数に基づいて、上記コイルの巻線数を可変し上記コイルに駆動電流が流れるように上記駆動手段を制御する制御手段とを備える。そして、上記制御手段は、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出すると共に、上記コイルの巻線数を多くして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出する。次いで、上記コイルの巻線数の少ないときの回転数に対する巻線数が多いときの回転数の差分が所定の閾値より大きいとき、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転させるように上記駆動手段を制御する。
【0012】
このようなテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置は、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数のとき、コイルの巻線数を多くすることでコイルに流れる駆動電流を少なくし、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数より低いとき、コイルの巻線数を少なくしすることでコイルに流れる駆動電流を多くする。これにより、テープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置は、電源部の電圧に依存されることなくモータの回転数を一定に維持すると共に、記録、再生時等におけるテープ状記録媒体の走行速度を一定にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用されたテープカセットの記録再生装置について、図面を参照して説明する。
【0014】
この記録再生装置は、図1に示すように、テープカセット1と略同じ大きさまで小型化され、磁気テープ2を走行させるテープ走行機構10と、磁気テープ2に記録された楽音信号等の情報信号を増幅し出力する記録再生部20と、テープ走行機構10を駆動するモータ30とを備える。このような記録再生装置は、情報信号の再生を行う場合、テープカセット1が装置本体に装着されると、磁気テープ2がテープ走行機構10により定速走行され、記録再生ヘッド11により情報信号の読み出しが行われ、記録再生部20で増幅され出力される。
【0015】
ここで、テープ走行機構10には、テープカセット1が位置決めして装着されるカセット装着部12が設けられる。そして、このカセット装着部12には、磁気テープ2を定速に走行させるキャプスタン13とピンチローラ14と、テープカセット1の磁気テープ2が巻回されるテープリール3,4を回転させるリール軸15,16とを備える。このようなテープ走行機構10は、カセット装着部12にテープカセット1が装着されると、記録再生ヘッド11がテープカセット1内に進入し磁気テープ2に接触される。また、キャプスタン13は、ピンチローラ14と共に磁気テープ2を狭持し走行させ、リール軸15,16は、テープリール3,4を回転操作し磁気テープ2をテープリール3,4に巻き取らせる。
【0016】
また、記録再生部20は、記録される情報信号が入力されこの情報信号を記録再生ヘッド11へ供給する記録アンプ21と、記録再生ヘッド11で再生された情報信号が入力されるプリアンプ22と、プリアンプ22で増幅された情報信号を出力するスピーカ23とを備える。また、記録再生部20は、記録釦、再生釦、停止釦、早送り釦、巻き戻し釦等の押圧操作型釦から構成される操作部24と、情報信号の記録を行う場合に記録アンプ21又情報信号の再生を行う場合にプリアンプ22を制御する記録再生制御部25とを備える。
【0017】
操作部24は、操作部を構成する操作釦が操作されると、操作信号を記録再生制御部25を供給する。操作部24は、例えば記録釦が押圧操作がされると、記録開始信号を記録再生制御部25に供給し、また再生釦が押圧操作されると、再生開始信号を記録再生制御部25に供給する。
【0018】
記録再生制御部25は、操作部24からの操作信号に応じて記録アンプ21、プリアンプ22、等を制御するため、後述するモータ制御部50に制御信号を供給する。例えば、記録再生制御部25に録音開始信号が供給されると、記録再生制御部25は、記録再生ヘッド11、記録アンプ21、モータ制御部50等に録音制御信号を供給する。また、記録再生制御部25に再生開始信号が供給されると、記録再生制御部25は、記録再生ヘッド11、記録アンプ21、モータ制御部50等に再生制御信号を供給する。
【0019】
このような記録再生部20は、再生釦が押されると、記録再生ヘッド11より磁気テープ2より読み出された情報信号をプリアンプ22で増幅しスピーカ23より出力する。また、記録再生部20は、録音釦が押されると、例えばマイクにより電気信号に変換された情報信号を記録アンプ21で増幅し、記録再生ヘッド11により磁気テープ2に書き込む。
【0020】
また、モータ30は、磁気テープ2を定速走行させる際キャプスタン13を回転させる。具体的には、モータ30とキャプスタン13とは、キャプスタン13に一体に取り付けられたキャプスタン13の回転時に偏心をなくすためのフライホイールとモータ30とが無端ベルトを介して連結され、これにより、モータ30の駆動力は、キャプスタン13に伝達される。また、モータ30は、記録再生を行う記録再生時や早送り、巻き戻し操作時において磁気テープ2を高速走行させる際磁気テープ2を巻き取るため詳細は省略する駆動力伝達機構を介してリール軸15,16を回転させる。さらに、モータ30は、記録再生時に限って、記録再生ヘッド11及びピンチローラ14がテープカセット1外の待機位置よりテープカセット1内の磁気テープ2に接触する記録再生位置までリンク機構を介して移動操作させる。
【0021】
このようなモータ30は、図2に示すように、3相直流モータよりなり、ステータ31と、図示しないロータとから構成される。ステータ31は、U相を構成する2つのコイル32a,32bからなるコイル部32と、V相を構成する2つのコイル33a,33bからなるコイル部33と、W相を構成する2つのコイル34a,34bからなるコイル部34とを備える。そして、コイル部32,33,34は、一端が共通接続される。このようなステータ31は、一方のU相、V相、W相を構成するコイル32a,33a,34aが他方のコイル32b,33b,34bに対向して60度の角間隔をもって配設される。
【0022】
ロータは、円周方向にS極とN極が交互に着磁された円環状の永久磁石から構成される。
【0023】
U相、V相、W相のコイル部32,33,34の他端は、駆動電流の方向を切り換えるための第1のトランジスタ35,36,37と第2のトランジスタ38,39,40との接続点に接続される。ここで、第1のトランジスタ35,36,37は、PNP型であり、第2のトランジスタ38,39,40は、NPN型である。そして、第1のトランジスタ35,36,37の各エミッタは、それぞれ電源部52の電源+Bに接続される。また、第1のトランジスタ35,36,37の各コレクタは、コイル部32,33,34の他端にそれぞれ接続されると共に第2のトランジスタ38,39,40に接続される。一方、第2のトランジスタ38,39,40の各コレクタは、コイル部32,33,34の他端にそれぞれ接続される。また、第2のトランジスタ38,39,40の各エミッタは、接地される。
【0024】
また、U相のコイル部32には、コイル32aとコイル32bとの間にタップ32cが設けられ、V相コイル部33には、コイル33aとコイル33bとの間にタップ33cが設けられ、W相のコイル部34には、コイル34aとコイル34bとの間にタップ34cが設けられる。これらタップ32c,33c,34cには、NPN型の第3のトランジスタ41,42,43の各コレクタが接続される。また、これら第3のトランジスタ41,42,43の各エミッタは、接地される。
【0025】
さらに、U相、V相、W相のコイル部32,33,34の一端が接続される共通接続点には、PNP型の第4のトランジスタ44のコレクタが接続される。この第4のトランジスタ44のエミッタは、電源部52の電源+Bに接続される。
【0026】
さらに、第1乃至第4のトランジスタ35〜44のベースは、上記モータ制御部50に接続される。
【0027】
このようなモータ30は、図4に示すU相、V相、W相のコイル部32,33,34の内何れか2つのコイル部、すなわち4つのコイルから構成される巻線数の多い第1の電気回路に正逆両方向の駆動電流を流すモードを第1のモードとし、図5に示すU相、V相、W相のコイル部32,33,34の内何れか1つのコイル部及び他の一のコイル部の内一のコイル、すなわち3つのコイルから構成される巻線数の少ない第2の電気回路に正逆両方向の駆動電流を流すモードを第2のモードとする。すなわち、第2のモードでは、駆動電流の流れるコイルが第1のモード場合より少なく、第1のモードより多くの駆動電流を流すことができる。したがって、第2のモードは、トルク定数が第1のモードのトルク定数より小さく設定される。なお、第1のモードと第2のモードの切り換えのタイミングは後述する。
【0028】
また、記録再生装置には、モータ30の駆動回路が設けられる。この駆動回路は、図1及び図2に示すように、このようなモータ30の駆動を制御するモータ制御部50と、モータ30の回転数を検出しこの回転数信号をモータ制御部50に供給する回転数検出部51と、電源部52とが設けられる。
【0029】
モータ制御部50は、回転数検出部51から供給される回転数信号等に基づき、モータ30の回転数が一定となるようにサーボ制御を行い、第1乃至第4のトランジスタ35〜44の切り換えを行う制御信号を第1乃至第4のトランジスタ35〜44のベースに供給する。そして、モータ制御部50は、第1のモードと第2のモードの切り換えを行う。具体的に、モータ制御部50は、詳細は後述するが第2のモードでの回転数検出部51から供給される回転数信号から第1のモードでの回転数検出部51から供給される回転数信号を減算し、第1のモードと第2のモードの切り換えを行う。
【0030】
回転数検出部51は、U相、V相、W相のコイル部32,33,34の一端側の共通接続点とコイル部32,33,34の他端が接続され、U相、V相、W相のコイル部32,33,34の逆起電圧の周期及びその位相を検出することにより、モータ30の回転数及び回転位相を検出する。そして、回転数検出部51は、検出したモータ30の位相及び回転数を示す回転数信号をモータ制御部50に供給する。
【0031】
電源部52は、例えば乾電池、充電型バッテリ等から構成される。そして、電源部52は、モータ30に電力を供給すると共に、記録再生ヘッド11、操作部24、記録再生部20、回転数検出部51、モータ制御部50等に電力を供給する。
【0032】
このような記録再生装置は、テープカセット1がカセット装着部12に位置決めして装着され再生釦が押圧操作されると、操作部24が操作信号を記録再生制御部25に供給する。すると、記録再生制御部25は、モータ制御部50の他プリアンプ22等に制御信号を供給する。モータ制御部50は、モータ30に磁気テープ2を定速走行させるためモータ制御信号をモータ30に供給し、モータ30を駆動させる。すると、磁気テープ2は、キャプスタン13により定速に走行され、記録再生ヘッド11により磁気テープ2に記録された情報信号の読み出しが行われ、プレアンプ22で増幅された後スピーカ23より出力される。
【0033】
ここで、モータ制御部50は、以下のように巻線数の多い第1の電気回路に正逆両方向の駆動電流を流す第1のモードと、巻線数の少ない第2の電気回路に正逆両方向の駆動電流を流す第2のモードとで切り換えを行うように第1乃至第4のトランジスタ35〜44の制御を行う。なお、この第1のモードと第2のモードとは、情報信号の記録、再生を行う磁気テープ2の定速走行時において切り換えが行われる。
【0034】
U相、V相、W相のコイル部32,33,34の内何れか2つのコイル部、合計4つのコイルから構成される第1の電気回路に駆動電流を流す第1のモードでは、図3及び図4に示すように、第3のトランジスタ41,42,43及び第4のトランジスタ44は、常にオフのままである。そして、期間t1では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ35及び第2のトランジスタ39を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36〜38,40〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、U相のコイル部32からV相のコイル部33に流れる。
【0035】
期間t2では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ35及び第2のトランジスタ40を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36〜39,41〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、U相のコイル部32からW相のコイル部34に流れる。
【0036】
期間t3では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ36及び第2のトランジスタ40を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,37〜39,41〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、V相のコイル部33からW相のコイル部34に流れる。
【0037】
期間t4では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ36及び第2のトランジスタ38を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,37,39〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、V相のコイル部33からU相のコイル部32に流れる。
【0038】
期間t5では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ37及び第2のトランジスタ38を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,36,39〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、W相のコイル部34からU相のコイル部32に流れる。
【0039】
期間t6では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ37及び第2のトランジスタ39を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,36,38,40〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、W相のコイル部34からV相のコイル部33に流れる。以後、モータ制御部50は、期間t1からt6の制御を繰り返す。
【0040】
U相、V相、W相のコイル部32,33,34の内何れか1つのコイル部及び他の一のコイル部の内一のコイル、合計3つのコイルから構成される第2の電気回路に駆動電流を流す第2のモードでは、図3及び図5に示すように、第2のトランジスタ38,39,40及び第4のトランジスタ44は、常にオフのままである。そして、期間t1では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ35及び第3のトランジスタ42を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36〜41,43,44をオフに制御する。すると、駆動電流は、U相のコイル部32を構成するコイル32a,32b及びV相のコイル部33を構成するコイル33aに流れる。
【0041】
期間t2では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ35及び第3のトランジスタ43を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ36〜42,44をオフに制御する。すると、駆動電流は、U相のコイル部32を構成するコイル32a,32b及びW相のコイル部34を構成するコイル34aに流れる。
【0042】
期間t3では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ36及び第3のトランジスタ43を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,37〜42,44をオフに制御する。すると、駆動電流は、V相のコイル部33を構成するコイル33a,33b及びW相のコイル部34を構成するコイル34aに流れる。
【0043】
期間t4では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ36及び第3のトランジスタ41を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,37〜40,42〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、V相のコイル部33を構成するコイル33a,33b及びU相のコイル部32を構成するコイル32aに流れる。
【0044】
期間t5では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ37及び第3のトランジスタ41を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,36,38〜40,42〜44をオフに制御する。すると、駆動電流は、W相のコイル部34を構成するコイル34a,34b及びU相のコイル部32を構成するコイル32aに流れる。
【0045】
期間t6では、モータ制御部50は、第1のトランジスタ37及び第3のトランジスタ42を同時にオンに制御し、他の第1乃至第4のトランジスタ35,36,38〜41,43,44をオフに制御する。すると、駆動電流は、W相のコイル部34を構成するコイル34a,34b及びV相のコイル部33を構成する33aに流れる。以後、モータ制御部50は、期間t1からt6の制御を繰り返す。
【0046】
また、具体的にモータ制御部50は、以上のような第1のモードと第2のモードの切り換えを図6に示すように行う。先ず、ステップST1において操作部24の再生釦又は記録釦が押圧操作されると、モータ制御部50は、ステップST2において、第1乃至第4のトランジスタ35〜44を第2のモードに切り換え、モータ30を駆動する。そして、モータ30の回転が安定すると、ステップST3において、回転数検出部51は、第2のモードにおけるモータ30の回転数信号Xを検出し、回転数信号Xをモータ制御部50に供給する。ここで、モータ制御部50は、この回転数信号Xをモータ30の基準となる所定回転数信号として記憶する。
【0047】
そして、モータ制御部50は、ステップST4において、第2のモードから第1のモードへ切り換えるための制御信号を第1乃至第4のトランジスタ35〜44に供給し第2のモードから第1のモードへの切り換えを行う。ステップST5において、第1のモードにおけるモータ30の駆動が安定すると、第1のモードにおけるモータ30の回転数信号Yを検出し、この回転数信号Yをモータ制御部50に供給する。ここで、モータ制御部50は、第1のモードにおける回転数信号Yを記憶する。
【0048】
モータ制御部50は、ステップST6において、第2のモードにおけるモータ30の回転数信号Xより第1のモードのモータ30の回転数信号Yを減算し、この減算値が予めモータ制御部50に記憶された所定値A以上か否かを比較する。そして、この減算値が所定値A以上である場合には、ステップST7に進み、この減算値が所定値A未満である場合には、ステップST4に戻り、再度、第1のモードにおけるモータ30の回転数信号Yを検出する。
【0049】
ステップST6での減算値が所定値A以上である場合、ステップST7において、モータ制御部50は、第1のモードから第2のモードへ切り換えを行うため第1乃至第4のトランジスタ35〜44に制御信号を供給する。以後、モータ制御部50は、記録釦、再生釦が押される毎に、ステップST1〜ステップST7の動作を繰り返し行う。
【0050】
なお、以上、モータ制御部50について、先ず第2のモードにおけるモータ30の回転数を検出し、次に第1のモードにおけるモータ30の回転数を検出する場合について説明したが、これとは逆に、第1のモードにおけるモータ30の回転数を検出し、次に第2のモードにおけるモータ30の回転数を検出するようにしても良い。
【0051】
このような記録再生装置は、第2のモードにおけるモータ30の回転数信号Xより第1のモードのモータ30の回転数信号Yを減算した減算値が所定値A未満である場合、すなわち、電源部52の電池電圧が高い場合、モータ制御部50がコイルの巻線数が多い第1のモードにモータ30を切り換え、コイル部32,33,34に流れる駆動電流を減らすことにより、モータ30の回転数が一定の状態で省電力化を図ることができる。また、電源部52の電池電圧が下がると、図7に示す直線は、垂下することになる。そして、第2のモードにおけるモータ30の回転数Xより第1のモードのモータ30の回転数Yを減算した減算値が所定値A以上である場合、すなわち、電源部52の電池電圧が低い場合、記録再生装置は、第1のモードから第2のモードに切り換え、コイルの巻線数を減らし、コイル部32,33,34に流れる駆動電流を増やすことで、トルク定数を小さくし、回転数を上げることでモータ30の回転数を一定に維持することができる。
【0052】
すなわち、記録再生装置は、回転数検出部51で検出されるモータ30の回転数に基づいて、モータ制御部50がコイル部32,33,34の巻線数を可変しコイル部に流れる駆動電流を可変することで、電源部52の電池電圧に依存されることなくモータ30の回転数を一定に維持しつつ省電力化を図ることができる。また、モータ30に対する負荷は、記録再生装置毎のモータのトルク定数のばらつき、コイル抵抗のばらつき、コイルに駆動電流を流すトランジスタのオン抵抗のばらつき、及びそれらの温度変化と経年変化等の要因によりばらつきを有するが、記録再生装置は、モータ30の回転数に基づき第1のモードと第2のモードの切り換えを行うことから、モータ30の負荷に依存することなく、すなわち図7に示す間隔Cを少なくすることができ省電力化を図ることができる。したがって、記録再生装置は、記録又は再生中において、磁気テープ2の走行させるキャプスタン13の回転速度及び磁気テープ2をテープリール3,4に巻き取らせるリール軸15,16の回転速度を一定にすることができ、磁気テープ2の走行速度を電池電圧に依存されることなく一定に維持することができ、確実な情報信号の記録、再生を行うことができる。また、記録再生装置は、記録釦、再生釦が押される毎に回転数検出部51がモータ30の回転数を検出し、モータ制御部50がモードの切換を行うことから、使用環境温度等の使用環境に応じた最適なモータ30の制御を行うことができる。
【0053】
以上、3相直流モータを用いた記録再生装置について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、これより大きいn相のモータを用いることも可能である。また、以上コイル部32,33,34が2分割されたモータについて説明したが、コイル部32,33,34は、これより多いm分割にしても良い。このような場合、モータ駆動手段としてトランジスタの数を増やすことでコイル部の巻線数の切り換えを多段階で行うことができることから更なる省電力化を図ることができると共に、磁気テープ2の早送り時、巻き戻し時等の高速走行時と記録、再生時の磁気テープ2の定速走行時との切り換えも行うことができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明に係るモータを用いる駆動装置によれば、制御手段が回転数検出手段で検出されるモータの回転数に基づき、コイルの巻線数を選択しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制御することから、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数のとき、コイルの巻線数を多くすることでコイルに流れる駆動電流を少なくすることができ、省電力化を図ることができる。また、この駆動装置は、電源部の電圧が下がり、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数より低くなったとき、コイルの巻線数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多くし、モータの回転数を上げ、モータの回転数を一定に維持することができる。さらに、この駆動装置は、モータ個々の負荷に影響されることなく回転数を一定にすることができる。なお、本発明は、省電力化が図られることから、電源が限られた携帯型の電子機器に対し特に有効である。
【0055】
また、本発明に係るテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置によれば、制御手段が回転数検出手段で検出されるモータの回転数に基づき、コイルの巻線数を選択しコイルに駆動電流が流れるように駆動手段を制御することから、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数のとき、コイルの巻線数を多くすることでコイルに流れる駆動電流を少なくし、省電力化を図ることができる。また、電源部の電圧が下がり、回転数検出手段で検出されるモータの回転数が予め設定された所定回転数より低くなったとき、コイルの巻線数を少なくすることでコイルに流れる駆動電流を多くし、モータの回転数を上げ、モータの回転数を一定に維持することができる。さらに、モータ個々の負荷に影響されることなく回転数を一定にすることができる。したがって、テープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置は、電源部の電圧に依存することなく、モータの回転数を一定にすることで、記録、再生時等におけるテープ状記録媒体の走行速度を一定にすることができ、確実な確実な情報信号の記録、再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同記録再生装置に用いられるモータを説明するための回路図である。
【図3】第1乃至第4のトランジスタのオンオフの状態を示すタイミングチャートである。
【図4】第1のモードにおける電流通路を示すためのステータの回路図である。
【図5】第2のモードにおける電流通路を示すためのステータの回路図である。
【図6】第1のモードと第2のモードの切り換えを行う手順を示すフローチャートである。
【図7】直流モータの回転数−トルク特性を示す図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、2 磁気テープ、3,4 テープリール、10 テープ走行機構、11 記録再生ヘッド、12 カセット装着部、13 キャプスタン、14 ピンチローラ、15,16 リール軸、20 記録再生部、24 操作部、25記録再生制御部、30 モータ、31 ステータ、32 U相コイル部、32a,32b コイル、32c タップ、33 V相コイル部、33a,33b コイル、33c タップ、34 W相コイル部、34a,34b コイル、34c タップ、35〜37 第1のトランジスタ、38〜40 第2のトランジスタ、41〜43 第3のトランジスタ、44 第4のトランジスタ、50 モータ制御部、51 回転数検出部、52 電源部
Claims (2)
- 駆動電流が流れるコイルの巻線数を少なくとも2以上切り換えることができるモータと、
上記モータのコイルの巻線数を切り換えて上記モータを駆動する駆動手段と、
上記コイルの逆起電圧の周期に基づいて上記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
上記回転数検出手段で検出された回転数に基づいて、上記コイルの巻線数を可変し上記コイルに駆動電流が流れるように上記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出すると共に、上記コイルの巻線数を多くして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出し、
上記コイルの巻線数の少ないときの回転数に対する巻線数が多いときの回転数の差分が所定の閾値より大きいとき、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転させるように上記駆動手段を制御することを特徴とするモータを用いた駆動装置。 - テープ状記録媒体を走行させる走行手段と、
情報信号の記録及び/又は再生を行う記録再生手段と、
上記走行手段を駆動させると共に駆動電流が流れるコイルの巻線数を少なくとも2以上切り換えることができるモータと、
上記モータのコイルの巻線数を切り換えて上記モータを駆動する駆動手段と、
上記コイルの逆起電圧の周期に基づいて上記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
上記回転数検出手段で検出された回転数に基づいて、上記コイルの巻線数を可変し上記コイルに駆動電流が流れるように上記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出すると共に、上記コイルの巻線数を多くして上記モータを回転して上記回転数検出手段で回転数を検出し、
上記コイルの巻線数の少ないときの回転数に対する巻線数が多いときの回転数の差分が所定の閾値より大きいとき、上記コイルの巻線数を少なくして上記モータを回転させるように上記駆動手段を制御することを特徴とするテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置。
Priority Applications (1)
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JP27769297A JP3837864B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP27769297A JP3837864B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 |
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JPH11122970A JPH11122970A (ja) | 1999-04-30 |
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Family Applications (1)
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JP27769297A Expired - Fee Related JP3837864B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置 |
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JP (1) | JP3837864B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP27769297A patent/JP3837864B2/ja not_active Expired - Fee Related
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