JP2583133B2 - 磁気テープ駆動装置 - Google Patents

磁気テープ駆動装置

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JP2583133B2 JP1291230A JP29123089A JP2583133B2 JP 2583133 B2 JP2583133 B2 JP 2583133B2 JP 1291230 A JP1291230 A JP 1291230A JP 29123089 A JP29123089 A JP 29123089A JP 2583133 B2 JP2583133 B2 JP 2583133B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気記録再生装置(VTRと記す)に使用され
る磁気テープ駆動装置に関し、特に磁気テープの早送り
や巻戻しに有効な装置に係る。
(従来の技術) 第2図は従来のVTRの早送り時における磁気テープ駆
動装置のブロック図を示す。
図に示すように磁気テープ1は、供給側リール台2か
らポスト3,ローディングポスト4を経由して回転ヘッド
を有する回転シリンダ5に約180度巻付けられ、更にロ
ーディングポスト6,ポスト7を経由してリール台駆動モ
ータ9で回転駆動される巻取側リール台8に巻取られ
る。
そして、上記供給側リール台2及び巻取側リール台8
の回転は、夫々の周波数発電機10,11で検出され、その
検出信号は夫々の周波数・電圧変換回路12,13に導かれ
る。そして、入力周波数の周期に対応した電圧に変換さ
れ、混合回路14で1対1に混合させ、この混合出力は速
度基準電圧発生回路15からの速度基準電圧と速度比較回
路16にて比較される。
このようにして、速度基準電圧に対する混合出力の誤
差電圧出力は、モータ駆動回路17に入力され、前記リー
ル台駆動モータ9の回転駆動を制御するようにして、磁
気テープの供給,巻取りを行なっている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の磁気テープ駆動装置の構成においては、磁
気テープが供給側リール台から各種ポスト及び回転シリ
ンダ等を経由して巻取側リール台に巻取られるため、供
給側リール台の出口におけるテープテンションと、巻取
側リール台の入口におけるテープテンションの比が、磁
気テープの巻取角度の大きいことに加え大きな値とな
る。
更に磁気テープの材質等で決まる摩擦係数μのバラツ
キによって、磁気テープを巻取る速度が遅くなったり、
最悪の場合には巻取らないという問題点を有していた。
本発明は上述した問題点を解決し、常に安定な状態で
磁気テープの供給,巻取りを行なうとともに、停止また
は早送り(巻戻し)を行なった場合に、通常記録・通常
再生モードへの移行時間を短縮させることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決し目的を達成するため、磁気
テープを巻装した1対のリールリブに係合して一体的に
回転する1対のリール台の少なくとも一方に磁気テープ
を巻取る方向に回転駆動するリール台駆動手段と、磁気
テープを供給側リール台から回転シリンダを通って巻取
側リール台に走行させる第1走行経路、または該第1走
行経路における回転シリンダに対する磁気テープの巻付
け角の方が大きくなるように磁気テープを供給側リール
台から巻取側リール台に走行させる第2走行経路に走行
経路を切り換える走行経路手段と、該第1走行経路を磁
気テープが走行時の前記リール台駆動手段の負荷電流を
検出する手段と、該負荷電流値が所定値及び所定期間以
上となったとき前記第1走行経路の磁気テープ走行を停
止させ、第2走行経路に当該磁気テープ走行を切換え、
かつ、前記リール台駆動手段を起動させる手段とを有す
ることを特徴とする。
(作用) 本発明は第1走行経路を磁気テープが走行時、その巻
取側リール台の駆動モータにかかる負荷モータ電流を検
出し、この負荷モータ電流値が所定値及び所定期間以上
となったとき、第2走行経路に磁気テープを切換える。
このようにして磁気テープの供給側と巻取側のテープテ
ンションの比が大きな値とならないようにし、かつ磁気
テープの材質等による走行不能を解消し、常に安定した
状態の所定速度で早送り再生(または巻戻し)が可能と
なる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例に係る磁気テープ駆動装置
の早送り時のブロック図を示す。
図において、磁気テープ1の第1走行経路は供給側リ
ール台2,ポスト3,ローディングポスト4,回転シリンダ5,
ローディングポスト6,ポスト7及び巻取側リール台8で
なる。
また、磁気テープ1の第2走行経路は第1走行経路の
ローディングポスト4,6がローディングモータ21によ
り、破線図示のローディングポスト4′,6′の位置に移
動し構成される。ここで、上記第1走行経路のテープ巻
付角度は第2走行経路のテープ巻付角度より大きく設定
される。
また、図に示す18はモータ駆動回路17からリール台駆
動モータ9(負荷)に供給されるモータ駆動電流の検出
回路、19は検出回路18及び操作入力回路22の入力により
動作するシステムコントロール回路で、モータ駆動回路
17,20及び速度基準電圧発生回路15′を制御する。
なお、第2図でのべた要素と同じものについては同一
番号で示し説明を省略する。
次に本実施例の動作を説明するが、第2図と同一動作
部分については説明を省略する。
まず、磁気テープ1が前記第1走行経路(2−3−4
−5−6−7−8)で走行しているときは、速度基準電
圧発生回路15′の速度基準電圧に対する混合回路14から
の混合出力を速度比較回路16で比較し、その誤差電圧出
力がモータ駆動回路17に入力され、リール台駆動モータ
9を駆動することにより、磁気テープ1を供給側リール
台2から巻取側リール台8に巻取っている。
このときのリール台駆動モータ9の発生トルクWは、
次式となる。
W=KT・IM≒K・RT・TT …(1) ただし、KT…モータのトルク発生定数(gw・cm/A) IM…モータ電流(A) K …比例定数 RT…巻取側リール台の磁気テープ巻径(cm) TT…巻取側リール台入口のテープテンション
(gw) ここで、巻取側リール台8に巻装されている磁気テー
プ1の半径が巻取りに伴なって次第に増加するととも
に、負荷が増しモータ電流IMも増加する。また、磁気テ
ープ1の半径が増加し巻取側リール台入口のテープテン
ションTTが増加した場合もモータ電流IMは増加する。つ
まり、負荷の増加に伴いモータ電流が増加する。
従って、リール台駆動モータ9のモータ電流IMの変化
を検出すれば磁気テープ1の巻取側リール台8の入口に
おけるテープテンションを測定できる。そこで、モータ
駆動回路17のモータ駆動電流をモータ駆動電流検出回路
18に入力し、該回路においてモータ電流IMが予め定めた
所定値を所定期間以上、越えるか否かを判別する。そし
て超過した場合には、モータ駆動電流検出回路18の出力
がシステムコントロール回路19に入力され、該回路の指
令によりモータ駆動回路17に磁気テープ1の走行を停止
させるとともに、モータ駆動回路20を制御してローディ
ングモータ21を動作させる。
この結果、磁気テープ1の走行経路は第1走行経路の
ローディングポスト4,6の位置が第2走行経路のローデ
ィングポスト4′,6′の位置に変更される。つまり、磁
気テープは供給側リール台2,ポスト3,7を経由して巻取
側リール台8への第2走行経路を構成する。
この第2走行経路が完成するとシステムコントロール
回路19からモータ駆動回路17への磁気テープ走行を停止
する指令が解除され、磁気テープは再び供給側リール台
2から巻取側リール台8に巻取られる。
上記動作において、磁気テープ1が第1走行経路から
第2走行経路に切換った場合、システムコントロール回
路19からの指令により、速度基準電圧発生回路15′から
の速度基準電圧を変更し、第2走行経路の磁気テープ速
度を高速に切換えることができる。
即ち、リール台駆動モータ9のモータ供給電圧をE
(V)とすれば、次式となる。
E=KN・N+R・IM …(2) ただし、KN…モータ発電電圧(V/rpm) N …モータ回転数(rpm) R …モータ電機子抵抗(Ω) IM…モータ電流(A) 上記(2)式から、第2走行経路においては磁気テー
プ巻付角が小さくなるためテープテンションの増加は小
さくなるので、(1)式よりもモータ電流IMは小さくな
り、モータ回転数Nを大きくとることができ、第1走行
経路よりテープ速度は早くなり早送りが可能となる。
なお、操作入力回路22は、モータ駆動電流検出回路18
の検出によらず、押ボタンスイッチ等を人手により操作
してシステムコントロール回路19を制御し、第1走行経
路と第2走行経路を巻取側リール台の負荷の状態に応じ
任意に切換するものである。
このように、本実施例では、第1走行経路と第2走行
経路とを備えており、第1走行経路で停止または早送り
(巻戻し)を行なった場合、磁気テープ1が常に回転シ
リンダに巻きつけられた状態にあるため、通常記録・通
常再生モードへの移行時間を短縮することができる。こ
こで、第2走行経路で停止または早送り(巻戻し)を行
なってから通常記録・通常再生モードへ移行する場合、
ローディングポスト4,6まで移動させる必要があるた
め、第1走行経路の場合よりモード移行に時間がかか
る。
さらに、磁気テープ1を高速に早送り(巻戻し)した
い場合には、第1走行経路から第2走行経路に切り換え
ることにより、第1走行経路の時よりも高速化が可能と
なる。
さらにまた、第1走行経路による早送り(巻戻し)時
において、リール台駆動モータ9にかかる負荷が増加し
て、磁気テープ1を巻取る速度が遅くなったり、巻取ら
ないような場合に、第1走行経路から第2走行経路に走
行経路を切り換えることにより、第1走行経路の時より
も巻付け角度が小さくなるため、安定したテープ走行を
行うことができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、第1及び第2走行経路
を備え、巻取側リール台の負荷状態に応じ任意に切換
え、かつ速度基準電圧を変更できるので、磁気テープの
材質に係わらず短時間の早送り(または巻戻し)が可能
となる。さらに、第1走行経路による早送り(巻戻し)
時には、磁気テープが回転シリンダに巻きつけられた状
態にあるため、通常記録・通常再生モードへの移行時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるVTRの早送り時の磁
気テープ駆動装置のブロック図、第2図は従来のVTRの
早送り時の磁気テープ駆動装置のブロック図である。 1……磁気テープ、2……供給側リール台、3,7……ポ
スト、4,6,4′,6′……ローディングポスト、5……回
転シリンダ、8……巻取側リール台、9……リール台駆
動モータ、10,11……周波数発電機、12,13……周波数電
圧変換回路、14……混合回路、15′……速度基準電圧発
生回路、16……速度比較回路、17,20……モータ駆動回
路、18……モータ駆動電流検出回路、19……システムコ
ントロール回路、21……ローディングモータ、22……操
作入力回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻装した1対のリールリブに
    係合して一体的に回転する1対のリール台の少なくとも
    一方に磁気テープを巻取る方向に回転駆動するリール台
    駆動手段と、磁気テープを供給側リール台から回転シリ
    ンダを通って巻取側リール台に走行させる第1走行経
    路、または該第1走行経路における回転シリンダに対す
    る磁気テープの巻付け角の方が大きくなるように磁気テ
    ープを供給側リール台から巻取側リール台に走行させる
    第2走行経路に走行経路を切り換える走行経路手段と、
    前記第1走行経路を磁気テープが走行時の前記リール台
    駆動手段の負荷電流を検出する手段と、該負荷電流値が
    所定値及び所定期間以上となったとき前記第1走行経路
    の磁気テープ走行を停止させ、第2走行経路に当該磁気
    テープ走行を切換え、かつ、前記リール台駆動手段を起
    動させる手段と、を有することを特徴とする磁気テープ
    駆動装置。
  2. 【請求項2】第1走行経路の負荷状態により第1走行経
    路から第2走行経路に切換えたとき、リール台駆動手段
    を制御して磁気テープ速度を高速に切換えることを特徴
    とする請求項(1)記載の磁気テープ駆動装置。
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