JPH05290450A - 張力制御装置 - Google Patents

張力制御装置

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JPH05290450A
JPH05290450A JP4085239A JP8523992A JPH05290450A JP H05290450 A JPH05290450 A JP H05290450A JP 4085239 A JP4085239 A JP 4085239A JP 8523992 A JP8523992 A JP 8523992A JP H05290450 A JPH05290450 A JP H05290450A
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JP
Japan
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reel
tape
rotation speed
tension
speed
Prior art date
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Application number
JP4085239A
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English (en)
Inventor
Michifumi Nishida
理史 西田
Osamu Yamaguchi
修 山口
Soichiro Fujioka
総一郎 藤岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 急峻なテープ速度の加減速やテープを巻取る
リールの速度変動に対しても良好に張力変動を抑制す
る。 【構成】 回転速度演算手段18は第2のリール2の回
転速度から張力変動が生じない第1のリール1の回転速
度指令値を求める。さらに加速トルク演算手段19にお
いて第1のリール1が第1のリール1の回転速度指令値
の変化と等価な回転速度変化を行うのに必要な加速トル
ク値を求め、この加速度トルク値を用いてフィードフォ
ワード制御を中心に第1のリール1を駆動する。その結
果、第1のリール1の回転状態に応じて第1のリール1
がほとんど時間遅れなく追従するため、第2のリール2
の制御特性によらず張力の変動を良好に抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダな
どのテープ走行系に用いられるリールの張力を制御する
張力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)の張力制御は、信号を記
録再生するヘッドと磁気テープ(以下テープと記す)と
の接触状態を最適に保ち安定して信号の記録再生を行う
ため、また、張力変動によるテープのダメージを抑える
ために行われる。
【0003】以下図面を参照しながら、従来のVTRの
キャプスタンを使用せずにリールによってテープを移送
するリールモードでの張力制御装置の一例について説明
する。
【0004】図3において、第1のリール1から引き出
されたテープ3は、ポスト4、5を経てシリンダ8の円
周上に斜めに巻き付けられ、さらにポスト6、7を経て
第2のリール2に巻き取られる。シリンダ8は回転制御
され、シリンダ円周上に取り付けられたヘッド(図示せ
ず)はテープ3を斜めに走査し記録再生する。テープ走
行を制御する装置として、9はシステムコントロール、
10は回転速度変換手段A、11は速度誤差検出手段
A、12は駆動制御手段A、13は回転速度変換手段
B、14は速度誤差検出手段B、15は張力誤差検出手
段、16は駆動制御手段B、22は張力設定手段であ
る。
【0005】以上のように構成されたVTRの張力制御
装置について、以下その動作について説明する。
【0006】通常、第2のリール2はテープ3を移送す
る速度が所定の速度になるようにコントロールされる。
また、第1のリール1はテープ3の張力が一定になるよ
うにコントロールされる。
【0007】システムコントロール9はVTRの操作者
のテープ速度指示を受取り、それに応じて適切なテープ
速度指令値を出力する。回転速度変換手段A10はシス
テムコントロール9から得られるテープ速度指令値を第
2のリール2の回転速度指令値に変換する。速度誤差検
出手段A11は第2のリール2の回転速度を検出し、第
2のリール2の回転速度指令値との誤差を出力する。駆
動制御手段12はモータを用い速度誤差検出手段A11
の出力値に比例したトルクで第2のリール2を駆動す
る。第2のリール2は第2のリール2の回転速度指令値
を目標値にフィードバック制御される。
【0008】一方、システムコントロール9の出力する
テープ速度指令値は回転速度変換手段B13によって第
1のリール1の回転速度指令値に変換される。速度誤差
検出手段14は第1のリール1の回転速度を検出し、第
1のリール1の回転速度指令値と比較し誤差を出力す
る。また、張力誤差検出手段15はテープ3の張力を検
出し希望のテープ3の張力を設定した張力設定手段22
の出力との誤差を出力する。駆動制御手段16は速度誤
差検出手段B14と張力誤差検出手段15の出力値を所
定の利得で加算し、その値が第1のリール1の駆動トル
クとなるように第1のリール1をモータで駆動する。
【0009】このように第1のリール1、第2のリール
2はシステムコントロール9の出力するテープ速度指令
値に基づいてそれぞれ個別に回転速度制御され、両リー
ル1、2のテープ移動量が一致するように駆動される。
実際には演算誤差や外乱により第1のリール1と第2の
リール2のテープ移動量に若干の差が生じ、張力変動が
発生する。そのため、張力誤差検出手段15を用いて張
力のフィードバックループを付加することによってこの
張力変動を吸収し、テープ3の張力は所定の張力に保た
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
編集の効率化や操作性の向上ためサーチ速度の高速化、
テープ速度の加速、減速時間の短縮などの要望が強くな
ってきている。
【0011】一方、テープ3が移動することにより、両
リール1、2のテープ巻径、慣性モーメントが大きく変
化し、両リール1、2のテープ速度指令に対する応答特
性などの制御性能に差が生じる。図4は静止からあるテ
ープ速度まで加速するというテープ速度指令を与えた場
合の両リール1、2のテープ速度応答特性の一例を示し
たものである。実線はシステムコントロール9の出力す
るテープ速度指令値、点線は第1のリール1のテープ速
度、一点鎖線は第2のリール2のテープ速度である。図
4の斜線部に示すように第1のリール1と第2のリール
2のテープ速度に差が生じる。
【0012】そこでこの差を張力誤差検出手段15を用
いた張力のフィードバックループで吸収する。しかし、
さらにテープ速度の加速度を大きくすると、図5のよう
に両リール1、2のテープ速度の差や差の変動が大きく
なり、張力のフィードバックループでもこの差を吸収で
きなくなってくる。その結果、従来の構成では、急峻な
テープ速度の加速、減速を行うに伴い両リール1、2の
テープ速度に差が生じ張力変動が大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0013】また、一定速度のテープ走行においても第
2のリール2の回転速度に変動が生じた場合、従来の構
成では実際の張力を検出し補正する張力のフィードバッ
クループでしか抑制することができないという問題も有
していた。
【0014】本発明は上記問題点に鑑み、急峻なテープ
速度の加減速や一定のテープ速度走行における第2のリ
ールの速度変動に対しても良好に張力変動を抑制するこ
とができる張力制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の張力制御装置は、第2のリールの回転速度
から第2のリールと第1のリールのテープ移送速度が一
致するために必要な第1のリールの回転速度を求める回
転速度演算手段と、第1のリールが前記回転速度演算手
段の出力値の変化と等価な回転加速度を得るために必要
なトルク値を求める加速トルク演算手段と、第1のリー
ルの回転速度と前記回転速度演算手段の出力値との誤差
を求める速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段の
出力値を所定の利得で乗算した値と前記加速トルク演算
手段の出力値とを加えた値に相当する駆動トルクを第1
のリールに発生させる駆動制御手段を備えたものであ
る。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、テープ速度指令
値にもとづいて第1のリールの回転速度制御を行うので
はなく、回転速度演算手段において第2のリールの回転
速度から張力変動が生じない第1のリールの回転速度指
令値を求め第1のリールの回転速度制御を行う。さらに
加速トルク演算手段において第1のリールが第1のリー
ルの回転速度指令値の変化と等価な回転速度変化を行う
のに必要な加速トルク値を求め、この加速度トルク値を
用いてフィードフォワード制御を中心に第1のリールを
駆動する。その結果、第1のリールは第1のリールの回
転速度指令値にほとんど時間遅れなく追従するため、従
来の張力制御装置が持つ課題を軽減することができ、張
力変動の安定化を図ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の張力制御装置につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例の張力制御装置の構成図を示すものである。図1に
おいて、従来の張力制御装置の説明に用いた図3の構成
要素と同じものは同じ番号を付けてある。
【0018】図1において、17は第2のリールの駆動
速度を制御する駆動速度制御手段、18は第2のリール
2の回転速度から第2のリール2と第1のリール1のテ
ープ移送速度が一致するために必要な第1のリール1の
回転速度を求める回転速度演算手段、19は第1のリー
ル1が回転速度演算手段18の出力値の変化と等価な回
転加速度を得るために必要なトルク値を求める加速トル
ク演算手段、20は第1のリール1の回転速度と回転速
度演算手段18の出力値との誤差を求める速度誤差検出
手段、21は張力誤差検出手段15の出力値と速度誤差
検出手段20の出力値を所定の利得で加算しさらに加速
トルク演算手段19の出力値を加えた値に相当する駆動
トルクを第1のリール1に発生させる駆動制御手段であ
る。
【0019】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。第2のリール2は、従来例と同様にシ
ステムコントロール9から出力されるテープ速度指令値
に従い駆動速度制御手段17によって回転速度制御され
る。
【0020】一方、第1のリール1はシステムコントロ
ール9から出力されるテープ速度指令値に基づいてでは
なく、第2のリール2の回転速度に基づいて回転制御さ
れる。第2のリール2がある回転数で回転していると
き、張力変動が生じないように第1のリール1を動作さ
せるには、第2のリール2のテープ速度と第1のリール
1のテープ速度を同じに保つように第1のリール1を回
転させればよい。第1のリール1および第2のリール2
のテープの巻径をそれぞれr1、r2、第1のリール1お
よび第2のリール2の回転速度をN1、N2とすると、第
1のリール1と第2のリール2のテープ速度Vtが等し
いとき、
【0021】
【数1】
【0022】という関係が成り立つ。(数1)より、
【0023】
【数2】
【0024】で得られる回転速度で第1のリール1を回
転させると張力変動を起こすことなくテープ3を移送で
きる。回転速度演算手段18は、第2のリール2の回転
速度を検出し、(数2)によって第1のリール1の回転
速度指令値を決める。この時、第1のリール1と第2の
リール2のテープ巻径比が必要であるが、これについて
は後で説明する。また、第2のリール2の回転速度は、
例えば第2のリール2あるいは第2のリール2を駆動し
ているモータの回転に応じてパルスを発生するパルス発
生回路(図示せず)を用いて、そのパルスの周波数、あ
るいは周期を計測することによって検出することができ
る。
【0025】本実施例ではさらに回転速度演算手段18
の出力する回転速度指令値にほとんど時間遅れなく第1
のリール1を動作させるために、加速トルク演算手段1
9を設け、フィードフォワード制御を中心に第1のリー
ル1をコントロールする。
【0026】加速トルク演算手段19は回転速度演算手
段18で得た回転速度指令値の変化に等価な回転速度変
化を第1のリール1に生じさせるために必要な加速トル
クを求める。この加速トルク演算手段19で得られた加
速トルク値を用いて第1のリール1を駆動する。
【0027】ここで、回転速度演算手段18によって得
られる第1のリール1の回転速度指令値をNrとし、ま
た、第1のリール1を駆動するモータのローターの慣性
モーメントを含めた第1のリール1の慣性モーメントを
Jとする。第1のリール1の回転速度指令に対応した加
速減速を行うのに必要な加速トルク値Tは、
【0028】
【数3】
【0029】で得られる。加速トルク演算手段19は
(数3)から第1のリール1の回転速度指令値を微分
し、第1のリール1の慣性モーメンJとの積をとること
によって加速トルク値を求める。第1のリール1の慣性
モーメントJはテープ走行に伴い刻々と変化するがこの
値の検出については後に説明する。
【0030】加速トルク演算手段19によって得られる
加速トルク値で第1のリール1を駆動することにより、
第1のリール1に第1のリール1の回転速度指令と同じ
動きをさせることができる。しかし、実際には加速トル
ク演算手段19における演算誤差や各種の外乱により第
1のリール1の回転速度指令値と実際の第1のリール1
の回転速度に多少の違いが生じる。そこで、速度誤差検
出手段20で第1リール1の回転速度と第1のリール1
の回転速度指令値との誤差を検出し、この値に応じて第
1のリール1の駆動トルクを加減する速度フィードバッ
クループを付加する。
【0031】このように加速トルク演算手段19と速度
誤差検出手段20を用いた速度フィードバックループを
付加した構成にすることにより、第1のリール1の回転
速度指令値にほとんど遅れなく第1のリール1の回転速
度を追従させることができる。
【0032】また、実際に生じる張力変動を抑制するた
めに従来例と同様に張力誤差検出手段15を用いて張力
のフィードバックループも設けてある。しかし、図2の
本実施例のテープ速度応答特性図に示すように、本実施
例の張力制御装置は基本的に第1のリール1と第2のリ
ール2のテープ速度が一致するように動作するため、こ
の張力のフィードバックループで抑制しなければならな
い張力変動は従来例よりもはるかに小さく抑えられる。
従って、張力制御装置は付加的に用いればよい。この場
合、駆動制御手段21は、速度誤差検出手段20の出力
値を所定の利得で乗算した値と加速トルク演算手段19
の出力値とを加えた値に相当する駆動トルクを第1のリ
ールに発生させるように制御すればよい。
【0033】尚、張力制御装置を用いれば、その結果、
実際に生じる張力変動も良好に抑えることが可能とな
る。
【0034】駆動制御回路21は、第1のリール1を駆
動するモータと、入力されたトルク指令値が実際の第1
のリール1の駆動トルクになるように制御を行いながら
モータに電力供給する駆動回路と、加速トルク演算手段
19の出力値に速度誤差検出手段20の出力値と張力誤
差検出手段15の出力値を所定の利得で加算した値をト
ルク指令値として駆動回路に出力するトルク指令設定手
段によって構成することができる。
【0035】以上のように、本実施例は、第2のリール
2の実際の回転速度からテープ3の張力変動が発生しな
いための第1のリール1の回転速度指令値を回転速度演
算手段18によって求め、さらに、加速トルク演算手段
19を設けフィードフォワード制御を中心として第1の
リール1をコントロールすることにより、第1のリール
1の回転速度指令値にほとんど時間遅れなく動作させる
ことができる。
【0036】その結果、第2のリール2のテープ速度指
令値に対する応答特性によらず、第2のリール2の回転
速度に合わせて第1のリール1が動作するため急峻なテ
ープ速度の加減速を行った場合でも張力変動を抑制する
ことができ、操作性の良いリールサーチを実現すること
が可能となる。
【0037】また、一定速度のテープ走行においても第
2のリール2に関する走行系の負荷変動、第2のリール
2を駆動するモータのトルクリップル等の外乱によって
テープ速度指令値に対して速度変動が生じた場合でもそ
れに応じて第1のリール1の速度指令値が変化し第1の
リール1が動作するため従来の構成より張力変動を抑制
することができる。
【0038】最後に両リール1、2のテープ巻径比およ
び第1のリール1の慣性モーメントの検出について説明
する。回転速度演算手段18および加速トルク演算手段
19では、両リール1、2のテープ巻径比および第1の
リール1の慣性モーメントJを用いているが、これらの
値は、テープ3の走行で刻々と変化する。そこで、両リ
ール1、2のテープ巻径比および第1のリール1の慣性
モーメントJの検出をする必要がある。
【0039】第1のリール1のテープ巻径r1と第2の
リール2のテープ巻径r2は、両リール1、2を駆動す
るモータの回転速度に比例した周波数のパルスを発生す
るパルス発生回路のパルスを用いて求めることができ
る。
【0040】まず、第1のリール1と第2のリール2は
テープ3で結合されている。そのため、一定期間に発生
する両リール1、2のパルス発生回路の出力パルス数
(それぞれN1、N2とする)から、回転速度演算手段1
8に必要な第1のリール1に対する第2のリール2のテ
ープ巻径の比は、
【0041】
【数4】
【0042】と得られる。但し、検出周期は短かくしす
ぎると微小時間のテープパス長の変化の影響による誤差
や検出精度が悪くなり、長くしすぎるとテープ走行によ
りリールのテープ巻径が変化してしまうため、適当な周
期で行う必要がある。
【0043】また、テープ巻面積Sは、
【0044】
【数5】
【0045】でテープ走行によらず一定である。そこで
(数4)、(数5)から、あらかじめテープ巻面積Sを
求めておくことにより、第1のリール1のテープ巻径r
1は、
【0046】
【数6】
【0047】と得られる。そこで、第1のリール1の慣
性モーメントJは、第1のリール1のハブに巻かれたテ
ープ3の慣性モーメントJT、リールハブの慣性モーメ
ントJH、モータのローターの慣性モーメントJMの和で
表されるので、
【0048】
【数7】
【0049】となる。r0はリールハブの半径、Hはテ
ープ幅、ρはテープ3の単位体積あたりの密度を表して
おり、リールハブの慣性モーメントJH、モータの慣性
モーメントJMをあらかじめ求めておくと、刻々と変化
する第1のリール1の慣性モーメントJを演算により求
めることができる。得られた第1のリール1の慣性モー
メントJの値を用いて加速トルク演算手段19の加速ト
ルク値を求める。
【0050】
【発明の効果】以上のように実施例から明らかなよう
に、本発明は、第2のリールがテープ速度指令値に対す
る応答特性によらず、第2のリールの回転速度に応じて
第1のリールが動作するため急峻なテープ速度の加減速
を行った場合でも張力変動を良好に抑制することができ
る。その結果、操作性の良いリールサーチを実現するこ
とが可能となる。
【0051】また、一定速度のテープ走行でテープ速度
指令値に対して変動が生じた場合でもそれに応じて第1
のリールの速度指令値が変化し第1のリールが動作する
ため従来の構成より張力変動を抑制できる安定した張力
制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の張力制御装置の構成図
【図2】本発明の一実施例のテープ速度応答特性図
【図3】従来の張力制御装置の構成図
【図4】従来の張力制御装置のテープ速度応答特性図
【図5】従来の張力制御装置のテープ速度応答特性図
【符号の説明】
1 第1のリール 2 第2のリール 15 張力誤差検出手段 18 回転速度演算手段 19 加速トルク演算手段 20 速度誤差検出手段 21 駆動制御手段 22 張力設定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープが巻かれた第1のリールより前記テ
    ープを引き出し第2のリールに前記テープを巻き取る装
    置であって、前記第2のリールの回転速度から前記第2
    のリールと前記第1のリールのテープ移送速度が一致す
    るために必要な前記第1のリールの回転速度を求める回
    転速度演算手段と、前記第1のリールが前記回転速度演
    算手段の出力値の変化と等価な回転加速度を得るために
    必要なトルク値を求める加速トルク演算手段と、前記第
    1のリールの回転速度と前記回転速度演算手段の出力値
    との誤差を求める速度誤差検出手段と、前記速度誤差検
    出手段の出力値を所定の利得で乗算した値と前記加速ト
    ルク演算手段の出力値とを加えた値に相当する駆動トル
    クを前記第1のリールに発生させる駆動制御手段とを備
    えたことを特徴とする張力制御装置。
  2. 【請求項2】テープの張力を設定する張力設定手段と、
    第1のリールおよび第2のリール間に存在する前記テー
    プの張力と前記張力設定手段の出力値との誤差を求める
    張力誤差検出手段とをさらに具備し、駆動制御手段は前
    記張力誤差検出手段の出力値と速度誤差検出手段の出力
    値を所定の利得で加算しさらに加速トルク演算手段の出
    力値を加えた値に相当する駆動トルクを前記第1のリー
    ルに発生させることを特徴とする請求項1記載の張力制
    御装置。
JP4085239A 1992-04-07 1992-04-07 張力制御装置 Pending JPH05290450A (ja)

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JP4085239A JPH05290450A (ja) 1992-04-07 1992-04-07 張力制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017030958A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 張力制御装置および駆動システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017030958A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 張力制御装置および駆動システム

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