JPH05109161A - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JPH05109161A
JPH05109161A JP3267450A JP26745091A JPH05109161A JP H05109161 A JPH05109161 A JP H05109161A JP 3267450 A JP3267450 A JP 3267450A JP 26745091 A JP26745091 A JP 26745091A JP H05109161 A JPH05109161 A JP H05109161A
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JP
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tape
reel
winding diameter
magnetic tape
loaders
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JP3267450A
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English (en)
Inventor
Kyoji Mizuno
恭司 水野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁気テープ21が巻回されたリール22bの
巻き径を検出するリール巻き径センサ8を備えると共
に、このリール巻き径センサ8からの巻き径検出信号S
8 に基づき、コントローラ9が、テープローダ5a・5
bの動作速度を制御する。 【効果】 これにより、ローディング時の磁気テープ2
1の弛み、および損傷発生を防止しながら、ローディン
グ動作に要する時間を必要最小限とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録された記録
媒体である磁気テープの走行を制御するテープ駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープに情報を記録し再生す
る装置、いわゆるテープレコーダにおいて、テープを駆
動するテープ駆動装置は、例えば図4に示すように構成
されている。
【0003】同図において、20は記録媒体としての磁
気テープ21を収容したカセットハーフ、22aおよび
22bはカセットハーフ20内で回転可能に設けられ、
磁気テープ21の両端を取り付けたリール、23aおよ
び23bはカセットハーフ20内のテープガイドをそれ
ぞれ表している。
【0004】5aおよび5bはテープローダで、ローデ
ィングモータ6とテープローダ位置センサ7とに機械的
に接続されてテープローディング手段を構成しており、
位置検出信号S7 を基にコントローラ9からの制御信号
6 により、テープ走行経路を選択すべく図中a、b、
cいずれかの位置に設定される。尚、上記のテープ走行
経路において、a位置はカセットハーフ20の排出・装
填時、b位置は磁気テープ21の停止・早巻き時、c位
置は磁気テープ21の記録・再生時にそれぞれ設定され
るようになっており、また、c位置においては、磁気テ
ープ21が磁気ヘッド1に添接されるようになってい
る。
【0005】2aは記録/再生動作時にカセットハーフ
20内のリール22aに磁気テープ21を巻き取る側の
リール台、2bは記録/再生動作時にカセットハーフ2
0内のリール22bから磁気テープ21を送り出す側の
リール台である。上記の各リール台2a・2bには、そ
れぞれリールモータ3a・3bが機械的に接続されてお
り、コントローラ9から与えられる各制御信号S3a・S
3bにより、記録、再生、早送り、早戻し等の各動作モー
ドに応じて磁気テープ21の巻き取りを行う。
【0006】また、リール台2a・2bには、それぞれ
ブレーキプランジャ4a・4bが取り付けられており、
コントローラ9からの各制御信号S4a・S4bにより各リ
ール台2a・2bの制動およびその解除を行うようにな
っている。
【0007】以上述べた動作および他の動作についてコ
ントローラ9は、操作スイッチ10を介して与えられる
制御信号S10を基にこれを制御している。磁気テープ2
1の停止状態においては、テープ走行経路は、b位置に
あり、その状態から操作スイッチ10によりカセットハ
ーフ20の排出が指示された場合を考える。この場合、
テープ走行経路が短くなる方向にテープローダ5a・5
bが動作するため、そのままでは、磁気テープ21に弛
みが発生し、磁気テープ21が自重で垂れ下がるなど正
規の経路から外れることにより、外部の部品と接触して
磁気テープ21を損傷する虞れがある。このため、コン
トローラ9は、図5に示すフローチャートによる処理に
てこれを対処している。
【0008】同図において、先ず、磁気テープ21の弛
みをリール22bに巻き取らせるために、S31にて、
リール台2aに制動を懸けるべくブレーキプランジャ4
aに制御信号S4aを出力し、次いで、S32でリール台
2bに駆動力を与えるべくリールモータ3bに対し制御
信号S3bを出力する。次のS33およびS34では、テ
ープローダ5a・5bを動作させる際の目的位置への到
達判断および動作させる方向(A1 方向あるいはA2
向)の判断を行っている。本例の場合、テープローダ5
a・5bをb位置からa位置まで動作させる必要がある
ので、S35にてテープローダ位置センサ7からの位置
検出信号S7 をチェックし、まだb位置であればA2
向へテープローダ5a・5bを動作させるべくローディ
ングモータ6に対し制御信号S6 を出力する。
【0009】そして、S33に戻り、位置検出信号S7
によりテープローダ5a・5bがa位置となるのを確認
するまでS33〜S35までの処理を繰り返す。この
間、走行経路が変化するのに伴い、磁気テープ21に弛
みが生じることになるが、予め、リールモータ3bに駆
動力を与えているため、余分な磁気テープ21はリール
22bに巻き取られる。その後、S33によりテープロ
ーダ5a・5bがa位置まで動作したことを確認すれ
ば、S37へ移って、テープローダ5a・5bの動作を
停止させるべくローディングモータ6に対し制御信号S
6 を出力し、次に、S38でリール台2bの駆動力を解
除すべくリールモータ3bに対し制御信号S3bを出力し
て、最後にS39でリール台2aの制動を解除すべくブ
レーキプランジャ4aに制御信号S4aを出力してテープ
ローダ制御処理を終了する。
【0010】以上はテープの走行経路が短くなる方向に
テープローダ5a・5bを動作させた場合であるが、走
行経路が長くなる方向、例えばa位置からb位置まで動
作させた場合は、テープローダ5a・5bの動作中は磁
気テープ21がリール22bから引き出されるため弛み
の問題はないが、テープローダ5a・5bが停止すると
きにリール22bその他の慣性により弛みが発生する可
能性があるので同様な処理が必要となる。また、テープ
ローダ5a・5bを上記以外のa、b、c相互間で動作
させる場合もコントローラ9は同様な処理を行うことに
よって磁気テープ21の弛みの発生を防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、テープローダ5a・5bを動作させる際に、
磁気テープ21を巻き取る、あるいは引き出すリールに
要求される回転速度はその巻き径によって大きく変化す
る。リールの巻き径をr、テープ走行経路が変化する際
のテープ引き出し長の単位時間あたり変化をVt、リー
ルの単位時間あたり回転数をRrとすると、 Rr=Vt/2πr … の関係が成立する。即ち、テープローダ5a・5bの動
作速度が同じであっても、例えばリール巻き径rが半分
になるとリールに要求される回転速度Rrは2倍にな
る。このことにより、リール巻き径が小さくなるとテー
プローダ動作時のテープ引き出し長の変化にリールの回
転速度が追いつかず、結果として、テープ引き出し長が
短くなる方向では磁気テープ21の弛みが発生し、逆に
長くなる方向ではリールの回転上昇が追いつかず、磁気
テープ21が無理やり引き出され、応力により損傷を受
ける虞れがある。そのため、テープローダ5a・5bの
動作は、あまりその速度を上げることができず、テープ
駆動装置においてはモード変化に要する時間の短縮を妨
げる要因となっているという問題を有している。
【0012】本発明は、上記問題に鑑み発明されたもの
であり、テープローダ動作時には、テープを巻き取る、
あるいは引き出すリールの径を検出し、その結果によっ
て、テープローダの動作速度を制御してやることによ
り、上記モード変化に要する時間短縮を図らんとするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
テープ駆動装置は、上記の課題を解決するために、記録
媒体である磁気テープが巻回された一対のリールを駆動
する駆動手段と、磁気テープを所定の走行経路にて走行
させるテープローディング手段と、これら駆動手段とテ
ープローディング手段との各動作を制御する制御手段と
を備えたテープ駆動装置において、以下の手段を講じて
いる。
【0014】即ち、磁気テープが巻回されたリールの巻
き径を検出する巻き径検出手段を備えると共に、上記制
御手段は、巻き径検出手段からの検出信号に基づき、テ
ープローディング手段の動作速度を制御する。
【0015】また、請求項2記載のテープ駆動装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載のテープ駆
動装置において、以下の手段を講じている。
【0016】即ち、上記制御手段は、巻き径検出手段か
らの検出信号に基づき、駆動手段を制御して巻き径の大
きい方のリールを選択し駆動する。
【0017】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、テープロー
ディング時に、巻き径検出手段によりリールの巻き径を
検出すると共に、この巻き径検出手段からの巻き径検出
信号に基づいて制御手段が、テープローディング手段の
動作速度を制御するようになっている。このため、リー
ルに磁気テープを巻き取る際には、磁気テープに弛みを
発生させることなく、また、リールから磁気テープを引
き出す際には、無理やり磁気テープを引き出すことがな
いため、磁気テープに損傷を与えることなく良好なテー
プローディングを行うことができ、さらには、テープロ
ーディング手段の動作速度を最大として最適とすること
ができるため、テープローディングに要する時間を必要
最小限とすることができる。
【0018】また、請求項2記載の構成によれば、上記
請求項1記載のようなテープローディング時でのテープ
ローディング手段の動作速度の制御に加えて、制御手段
が巻き径検出手段からの検出信号に基づいて、巻き径の
大きい方のリールを選択し駆動するようになっているた
め、リールに要求される回転速度を抑えることができ、
より一層テープローディングに要する時間を短縮するこ
とができる。
【0019】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1および図2
に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施
例では、説明の便宜上、前記従来例と同様の機能を有す
る部材については、同一の符号を付記するものであり、
また、前述の式を再度使用するものである。
【0020】本実施例に係るテープ駆動装置は、図1に
示すように、カセットハーフ20内に収容された記録媒
体としての磁気テープ21を磁気ヘッド1に添接した状
態で走行させることで、磁気ヘッド1での磁気テープ2
1に対する情報信号の記録/再生を可能にするようにな
っている。尚、上記カセットハーフ20内の磁気テープ
21は、両端がそれぞれ左右一対のリール22a・22
bに取り付けられ巻回されると共に、左右一対のテープ
ガイド23a・23bによりカセットハーフ20内での
走行が案内されるようになっている。
【0021】上記テープ駆動装置は、各リール22a・
22bを駆動する駆動手段と、磁気テープ21を所定の
走行経路にて走行させるテープローディング手段と、磁
気テープ21が巻回されたリール22bの巻き径を検出
する巻き径検出手段であるリール巻き径センサ8と、上
記の駆動手段とテープローディング手段との各動作を制
御する制御手段であるコントローラ9とから構成されて
いる。
【0022】上記駆動手段は、各リール22a・22b
を個々に回転可能に支持するリール台2a・2bと、各
リール台2a・2bを個々に回転駆動するリールモータ
3a・3bと、各リール台2a・2bの回転を個々に制
動するブレーキプランジャ4a・4bとからなり、上記
各リールモータ3a・3bと各ブレーキプランジャ4a
・4bとの各動作が、それぞれ後述のコントローラ9か
ら送信される各制御信号に基づいて制御されることで、
記録、再生、早送り、早戻し等の各動作モードに応じて
磁気テープ21を巻き取るようになっている。尚、磁気
テープ21の記録、再生、あるいは早送り等の順方向の
テープ走行においては、リール22aが磁気テープ21
の巻き取り側となる一方、早戻し等の逆方向のテープ走
行においては、リール22bが磁気テープ21の巻き取
り側となるものである。
【0023】上記テープローディング手段は、磁気テー
プ21を装置の走行経路内で案内する左右一対のテープ
ローダ5a・5bと、各テープローダ5a・5bをA1
−A2 方向に進退駆動するローディングモータ6と、テ
ープローダ5a・5bの位置を検出し、この検出値を位
置検出信号S7として後述のコントローラ9に送信する
テープローダ位置センサ7とからなる。尚、上記テープ
ローダ5a・5bは、各々、ローディングモータ6の駆
動により一体的に進退移動するようになっていると共
に、カセットハーフ20の排出・装填時にはa位置、磁
気テープ21の停止・早巻き時にはb位置、また、磁気
テープ21の記録・再生時にはc位置にそれぞれ位置設
定されるようになっている。
【0024】上記リール巻き径センサ8は、磁気テープ
21が巻回されたリール22bの巻き径を検出すると共
に、この検出値を巻き径検出信号S8 として後述のコン
トローラ9に送信するようになっている。
【0025】上記コントローラ9は、操作スイッチ10
が接続されて設けられると共に、この操作スイッチ10
を介して与えられる制御信号S10に基づいて、リールモ
ータ3a・3b、ブレーキプランジャ4a・4b、およ
びローディングモータ6に各制御信号S3a・S3b・S4a
・S4b・S6 を送信することで、上記の各構成部材3a
・3b・4a・4b・6の動作をそれぞれ制御するよう
になっている。
【0026】また、コントローラ9は、前述したよう
に、テープローダ位置センサ7からの位置検出信号S7
を受信することにより、テープローダ5a・5bの設定
位置(a位置、b位置、あるいはc位置)を検知すると
共に、リール巻き径センサ8からの巻き径検出信号S8
を受信することにより、リール22bでの磁気テープ2
1の巻き径を検知して、これに応じたローディングモー
タ6の駆動制御を行うことで、テープローダ5a・5b
のA1 −A2 方向への動作速度を制御するようになって
いる。
【0027】上記の構成において、本実施例のテープ駆
動装置のコントローラ9によるテープローダ5a・5b
の動作制御プロセスを図2に示すフローチャートに基づ
いて以下に説明する。尚、以下の説明では、テープロー
ダ5a・5bは、磁気テープ21の停止状態におけるb
位置にあり、その状態から操作スイッチ10によりカセ
ットハーフ20の排出が指示された場合を一例として示
すものである。
【0028】先ず、コントローラ9が、テープローダ5
a・5bの動作速度を決定すべく、リール巻き径センサ
8からの巻き径検出信号S8 に基づいてローディングモ
ータ6に対する制御信号S6 のレベルSvを計算し設定
する(S1)。尚、上記制御信号S6 のレベルSvの計
算方法は、以下に示す通りである。
【0029】前述の式よりリール巻き径rが変化した
場合、リールの回転速度Rrを一定に保つためには、テ
ープ引き出し長の変化速度Vt、即ちテープローダ5a
・5bの動作速度をリール巻き径rの変化量と同じ割合
だけ変化させればよいことがわかる。そこで、本テープ
駆動装置では、リール22bの巻き径が最大値rmax
なったときに、テープローダ5a・5bの動作速度を最
大(100%出力)として最適となるよう設計すること
により、ローディングモータ6に与えられる制御信号S
6 のレベルSvを、 Sv=(r/rmax )×100% … 上記式で計算される値として設定するものである。
【0030】次に、磁気テープ21の弛みをリール22
bに巻き取らせるために、リール台2aに制動を懸ける
べくブレーキプランジャ4aに制御信号S4aを出力し
(S2)、その後、リール台2bに駆動力を与えるべく
リールモータ3bに対し制御信号S3bを出力する(S
3)。
【0031】次のS4およびS5では、テープローダ5
a・5bを動作させる際の目的位置への到達判断および
動作させる方向(A1 方向あるいはA2 方向)の判断を
行っている。本例の場合、テープローダ5a・5bをb
位置からa位置まで動作させる必要があるので、テープ
ローダ位置センサ7からの位置検出信号S7 をチェック
して、まだb位置であればA2 方向へテープローダ5a
・5bを動作させるべくローディングモータ6に対し前
記式で求めたレベルSvの制御信号S6 を出力する
(S6)。そして、S4に戻り、位置検出信号S7 によ
りテープローダ5a・5bがa位置となるのを確認する
までS4〜S6までの処理を繰り返す。
【0032】この間、走行経路が変化するのに伴い、磁
気テープ21に弛みが生じることになるが、予めリール
モータ3bに駆動力を与えており、さらにリール22b
のテープ巻き径に応じた速度でテープローダ5a・5b
を動作させているため、余分な磁気テープ21は弛むこ
となく完全にリール22bに巻き取られる。
【0033】その後、S4にてテープローダ5a・5b
がa位置まで動作したことを確認すると、S8へ移っ
て、テープローダ5a・5bの動作を停止させるべくロ
ーディングモータ6に対し制御信号S6 を出力する。そ
して、最後に、リール台2bの駆動力を解除すべくリー
ルモータ3bに対し制御信号S3bを出力し(S9)、ま
た、リール台2aの制動を解除すべくブレーキプランジ
ャ4aに制御信号S4aを出力して(S10)、以上のよ
うなテープローダ5a・5bの制御処理を終了する。
【0034】以上は磁気テープ21の走行経路が短くな
る方向にテープローダ5a・5bを動作させた場合であ
るが、走行経路が長くなる方向、例えばa位置からb位
置まで動作させた場合においても、上記のようなコント
ローラ9によるテープローダ5a・5bの制御処理が施
されるものである。尚、このような場合では、リール台
2aに制動が懸けられると共に、リール台2bに駆動力
が与えられることで、リール22bから磁気テープ21
が引き出されるようになっており、図2のフローチャー
トにおいては、S5にて、テープローダ5a・5bが動
作される方向にA1 方向が選択されると共に、S7に
て、A1 方向へテープローダ5a・5bを動作させるべ
くローディングモータ6に対しレベルSvの制御信号S
6 が出力されるようになっている。
【0035】以上のように、本実施例のテープ駆動装置
は、リール巻き径センサ8からの巻き径検出信号S8
基づき、コントローラ9がテープローダ5a・5bの動
作速度を制御するようになっている。
【0036】このため、磁気テープ21の走行経路が短
くなる場合では、磁気テープ21の巻き取り遅れによる
弛みが防止され、結果として、この弛みに起因する磁気
テープ21の損傷が回避される。一方、磁気テープ21
の走行経路が長くなる場合では、テープローダ5a・5
bが停止する際、リール22bやその他の慣性により生
じる磁気テープ21の弛みが防止され、さらには、磁気
テープ21が引き出される際、リール22bの回転速度
上昇が追いつかないことにより生じる磁気テープ21の
損傷が回避される。
【0037】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本第2実
施例においては、第1実施例のコントローラ9の制御機
構を除き、第1実施例の構成と同様に形成されているた
め、上記コントローラ9の制御機構以外については説明
を省略すると共に、説明の便宜上、前記図1と式とを
再度使用するものである。
【0038】本実施例のコントローラ9は、図1に示す
前述のものと同様に、操作スイッチ10が接続されて設
けられると共に、この操作スイッチ10を介して与えら
れる制御信号S10に基づいて、リールモータ3a・3
b、ブレーキプランジャ4a・4b、およびローディン
グモータ6に各制御信号S3a・S3b・S4a・S4b・S
を送信することで、上記の各構成部材3a・3b・
4a・4b・6の動作をそれぞれ制御するようになって
おり、また、テープローダ位置センサ7からの位置検出
信号Sを受信することにより、テープローダ5a・
5bの設定位置(a位置、b位置、あるいはc位置)を
検知すると共に、リール巻き径センサ8からの巻き径検
出信号S8 を受信することにより、リール22bでの磁
気テープ21の巻き径を検知して、これに応じたローデ
ィングモータ6の駆動制御を行うことで、テープローダ
5a・5bのA1 −A2 方向への動作速度を制御するよ
うになっている。
【0039】さらに、本実施例のコントローラ9は、テ
ープローダ5a・5bの動作時、上記のようなリール巻
き径センサ8からの巻き径検出信号S8 に基づいて、各
リール22a・22bの中、磁気テープ21の巻き径が
大きい方のリールを選択して駆動するようになってい
る。
【0040】上記の構成において、本実施例のテープ駆
動装置のコントローラ9によるテープローダ5a・5b
の動作制御プロセスを図3に示すフローチャートに基づ
いて以下に説明する。尚、以下の説明では、テープロー
ダ5a・5bは、磁気テープ21の停止状態におけるb
位置にあり、その状態から操作スイッチ10によりカセ
ットハーフ20の排出が指示された場合を一例として示
すものである。
【0041】先ず、コントローラ9が、リール巻き径セ
ンサ8からの巻き径検出信号S8 に基づき、リール22
bの巻き径が磁気テープ21全体の中央位置(以下、C
OTと称する)での巻き径以上であるか否かのチェック
を行う(S11)。
【0042】S11にて、COTにおける巻き径以上で
あれば、リール台2aに制動を懸けるべくブレーキプラ
ンジャ4aに制御信号S4aを出力し(S12)、その
後、リール台2bに駆動力を与えるべくリールモータ3
bに対し制御信号S3bを出力する(S13)。一方、C
OTにおける巻き径未満であれば、リール台2bに制動
を懸けるべくブレーキプランジャ4bに制御信号S4b
出力し(S14)、その後、リール台2aに駆動力を与
えるべくリールモータ3aに対し制御信号S3aを出力す
る(S15)。
【0043】次のS16およびS17では、テープロー
ダ5a・5bを動作させる際の目的位置への到達判断、
および動作させる方向(A1 方向あるいはA2 方向)の
判断を行っている。本例の場合、テープローダ5a・5
bをb位置からa位置まで動作させる必要があるので、
テープローダ位置センサ7からの位置検出信号S7 をチ
ェックして、まだb位置であればA2 方向へテープロー
ダ5a・5bを動作させるべくローディングモータ6に
対し前述の式で求めたレベルSvの制御信号S6 を出
力する(S18)。そして、S16に戻り、位置検出信
号S7 によりテープローダ5a・5bがa位置となるの
を確認するまでS16〜S18までの処理を繰り返す。
この間、走行経路が変化するのに伴い、磁気テープ21
に弛みが生じることになるが、予めリールモータ3aあ
るいはリールモータ3bに駆動力を与えているため、余
分な磁気テープ21は弛むことなく完全にリール22a
あるいはリール22bに巻き取られる。
【0044】その後、S16にてテープローダ5a・5
bがa位置まで動作したことを確認すると、S20へ移
って、テープローダ5a・5bの動作を停止させるべく
ローディングモータ6に対し制御信号S6 を出力する。
【0045】そして、S21にて、再びリール22bの
巻き径がCOTにおける巻き径以上であるかをチェック
し、COT以上であれば、リール台2bの駆動力を解除
すべくリールモータ3bに対し制御信号S3bを出力し
(S22)、また、リール台2aの制動を解除すべくブ
レーキプランジャ4aに制御信号S4aを出力して(S2
3)、以上のようなテープローダ5a・5bの制御処理
を終了する。
【0046】一方、S21にて、リール22bの巻き径
がCOT未満であれば、リール台2aの駆動力を解除す
べくリールモータ3aに対し制御信号S3aを出力し(S
24)、また、リール台2bの制動を解除すべくブレー
キプランジャ4bに制御信号S4bを出力して(S2
5)、以上のようなテープローダ5a・5bの制御処理
を終了する。
【0047】以上は磁気テープ21の走行経路が短くな
る方向にテープローダ5a・5bを動作させた場合であ
るが、走行経路が長くなる方向、例えばa位置からb位
置まで動作させた場合においても、上記のようなコント
ローラ9によるテープローダ5a・5bの制御処理が施
されるものである。尚、このような場合では、リール巻
き径センサ8からの巻き径検出信号S8 に基づいて、各
リール22a・22bの中、磁気テープ21の巻き径が
大きい方のリールが選択され駆動されることにより、上
記のリールから磁気テープ21が引き出されるようにな
っており、図3のフローチャートにおいては、S17に
て、テープローダ5a・5bが動作される方向にA1
向が選択されると共に、S19にて、A1 方向へテープ
ローダ5a・5bを動作させるべくローディングモータ
6に対しレベルSvの制御信号S6 が出力されるように
なっている。
【0048】以上のように、本実施例のテープ駆動装置
は、リール巻き径センサ8からの巻き径検出信号S8
基づき、コントローラ9がテープローダ5a・5bの動
作速度を制御すると共に、各リール22a・22bの
中、磁気テープ21の巻き径が大きい方のリールを選択
し駆動するようになっている。
【0049】このため、前述した第1実施例での効果に
加えて、ローディング時のリールの駆動を常に巻き径の
大きい方にすることができるため、ローディング時の磁
気テープ21の弛みおよび損傷発生を防止しながら、ロ
ーディング動作に要する時間を必要最小限にすることが
できる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
テープ駆動装置は、磁気テープが巻回されたリールの巻
き径を検出する巻き径検出手段を備えると共に、上記制
御手段は、巻き径検出手段からの検出信号に基づき、テ
ープローディング手段の動作速度を制御する構成であ
る。
【0051】これにより、可能な時にはテープロディン
グ速度をより速く、また必要な時に必要な分だけ速度を
落とすことにより、ローディング時の磁気テープの弛み
および損傷の発生を防止しながら、ローディング動作に
要する時間を必要最小限とでき、結果として、記録、再
生、早送り、早戻し等の各モードの変化に要する時間を
最小限とした優れた使用感をもつテープ駆動装置を提供
することができるという効果を奏する。
【0052】また、請求項2記載のテープ駆動装置は、
請求項1記載のテープ駆動装置において、制御手段は、
巻き径検出手段からの検出信号に基づき、駆動手段を制
御して巻き径の大きい方のリールを選択し駆動する構成
である。
【0053】これにより、上記請求項1記載の効果に加
えて、リールに要求される回転速度を抑えることがで
き、テープローディングに要する時間をより一層短縮す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテープ駆動装置を示
す概略の構成図である。
【図2】上記テープ駆動装置を構成するコントローラに
よるテープローダの動作制御プロセスを示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の他の実施例におけるテープ駆動装置を
構成するコントローラによるテープローダの動作制御プ
ロセスを示すフローチャートである。
【図4】従来例のテープ駆動装置を示す概略の構成図で
ある。
【図5】上記テープ駆動装置を構成するコントローラに
よるテープローダの動作制御プロセスを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2a・2b リール台 3a・3b リールモータ 4a・4b ブレーキプランジャ 5a・5b テープローダ 6 ローディングモータ 7 テープローダ位置センサ 8 リール巻き径センサ(巻き径検出手段) 9 コントローラ(制御手段) 21 磁気テープ S8 巻き径検出信号(検出信号)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体である磁気テープが巻回された一
    対のリールを駆動する駆動手段と、磁気テープを所定の
    走行経路にて走行させるテープローディング手段と、こ
    れら駆動手段とテープローディング手段との各動作を制
    御する制御手段とを備えたテープ駆動装置において、 磁気テープが巻回されたリールの巻き径を検出する巻き
    径検出手段を備えると共に、上記制御手段は、巻き径検
    出手段からの検出信号に基づき、テープローディング手
    段の動作速度を制御することを特徴とするテープ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、巻き径検出手段からの検
    出信号に基づき、駆動手段を制御して巻き径の大きい方
    のリールを選択し駆動することを特徴とする請求項1記
    載のテープ駆動装置。
JP3267450A 1991-10-16 1991-10-16 テープ駆動装置 Pending JPH05109161A (ja)

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