JP2942066B2 - 記録媒体駆動装置 - Google Patents

記録媒体駆動装置

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JP2942066B2
JP2942066B2 JP4178536A JP17853692A JP2942066B2 JP 2942066 B2 JP2942066 B2 JP 2942066B2 JP 4178536 A JP4178536 A JP 4178536A JP 17853692 A JP17853692 A JP 17853692A JP 2942066 B2 JP2942066 B2 JP 2942066B2
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真司 山田
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、DAT(Digi
tal Audio Taperecorder)装置やVCR(Video Casset
te Recorder )装置に搭載され、情報が記録された記録
媒体を複数の動作モードに対応して駆動する記録媒体駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体に情報を記録し再生する
装置、例えば、DAT装置において、磁気テープを駆動
する記録媒体駆動装置は、例えば図14に示すように、
テープ駆動機構1とコントローラ2とで構成されてい
る。テープ駆動機構1は、カセット内に収容された磁気
テープ6をヘッドドラム14に摺接した状態で走行さ
せ、図示しない回転ヘッドにより磁気テープ6に対する
情報の記録/再生を行うようになっている。
【0003】上記のテープ駆動機構1は、リール7・7
を駆動する図示しないリールモータと、正逆回転が可能
なカム機構駆動モータ11と、そのカム機構駆動モータ
11の回転により略 360゜回動するカム機構12と、そ
のカム機構12と一体的に回動するモードスイッチ13
aとで構成されており、これら各部材の動作は、コント
ローラ2で制御されるようになっている。上記のリール
モータは、カム機構12の回動位置に対応した速さ、方
向にリール7・7を回転駆動/制動できるようになって
いる。そして、上記のカム機構駆動モータ11およびリ
ールモータが、それぞれコントローラ2から送信される
各制御信号に基づいて制御されることで、記録、再生、
早送り、巻戻し等の各動作モードに応じてテープ駆動機
構1が駆動されるようになっている。
【0004】コントローラ2は、DAT装置全体の動作
を制御する主制御装置21と、操作スイッチ3に行われ
た入力動作を制御信号に変換して主制御装置21に送信
する変換装置22と、ドライバ4を介してカム機構駆動
モータ11の回転を制御するカム機構駆動モータ制御装
置23と、モードスイッチ13aの動作を判定するモー
ドスイッチ判定装置24aとで構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
コントローラ2はカム機構駆動モータ11を介してカム
機構12を制御することはできるが、カム機構12が各
動作モードの設定位置の間の中間域に位置する場合に
は、初期設定位置からどの程度回動しているかを認識す
ることができない。従って、カム機構12が、例えば初
期設定位置から既に略 200゜回動した状態となっている
にも関わらず、コントローラ2がカム機構駆動モータ1
1を回転させて、カム機構12をさらに同方向に 200゜
回動させてカム機構12に損傷を引き起こすといった不
都合を生じる虞れがある。そこで、上記従来の構成で
は、コントローラ2は、カム機構12が回動可能な範囲
を越えて回動することがないように、回動可能範囲の両
端に位置する動作モードにカム機構12が回動したとき
に、モードスイッチ13aにより回動方向を反転するよ
うになっている。ところが、上記従来の構成では、回動
可能範囲の両端に位置する動作モードにカム機構12が
回動したときにモードスイッチ13aにチャタリングが
生じた場合、各スイッチを個々に判別していくのでチャ
タリング除去に時間が掛かり、カム機構12の回動方向
を反転させるまでにカム機構12が回動可能な範囲を越
えてしまうといった不都合を生じる虞れがある。
【0006】また、コントローラ2は、カム機構12が
各動作モードの設定位置の間の中間域に位置する場合に
は、初期設定位置からどの程度回動しているかを認識す
ることができないので、カム機構12を目標の動作モー
ドに対応する回動位置に回動させる際に、何方の方向に
回動させればよいかを判断することができない。従っ
て、上記従来の構成では、コントローラ2は、カム機構
12を例えば正転方向に回動させ、目標の動作モードが
なければ逆転方向に回動させるといった制御を行わなけ
ればならず、カム機構12を目的の動作モードに回動さ
せるのに時間が掛かっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の記
録媒体駆動装置は、上記の課題を解決するために、記録
媒体駆動機構を複数の動作モードで駆動するためのカム
機構と、このカム機構と一体的に回動する複数のモード
スイッチと、上記のカム機構と複数のモードスイッチと
を駆動する駆動手段と、上記の駆動手段を制御する制御
手段とを備えた記録媒体駆動装置において、以下の手段
を講じている。
【0008】即ち、上記モードスイッチに関連して設け
られ、予め定める基準バイアス電圧を分圧する複数の抵
抗と、上記抵抗に関連して設けられ、上記複数のモード
スイッチの設定位置に対応して上記抵抗を選択的にON
/OFFし、上記カム機構の回動位置に対応したモード
電圧を発生させるスイッチとを有する信号発生手段と、
上記信号発生手段からのモード電圧をアナログ/デジタ
ル変換するアナログ/デジタル変換手段とを備えると共
に、上記の制御手段は、上記アナログ/デジタル変換
段からのモードデータに基づき、このモードデータが動
作モード毎に予め設定されたデータの範囲に含まれるこ
とを複数回確認したときに上記カム機構の回動位置を検
知する動作モード検知手段と、上記のモードデータの範
囲を記憶する記憶手段とを備えている。
【0009】また、請求項2記載の発明の記録媒体駆動
装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の
記録媒体駆動装置において、以下の手段を講じている。
【0010】即ち、上記の信号発生手段は、複数のモー
ドスイッチの設定位置により各動作モードに対応する
ード電圧がカム機構の正転方向への回動に伴って増加ま
たは減少するように発生すると共に、上記の制御手段
は、上記アナログ/デジタル変換手段からのモードデー
と、動作モード毎に予め設定されたデータの範囲とを
比較し、その結果に基づいてカム機構の回動方向を決定
する。
【0011】また、請求項3記載の発明の記録媒体駆動
装置は、上記の課題を解決するために、請求項2記載の
記録媒体駆動装置において、以下の手段を講じている。
【0012】即ち、制御手段は、カム機構が目標の動作
モードの所定位置に到達するまでに通過する他の動作モ
ードの所定位置へ回動したときに、アナログ/デジタル
変換手段で発生するモードデータと、動作モード毎に予
め設定されたデータの範囲とを比較し、その結果に基づ
いて他の動作モードの所定位置を通過する毎にカム機構
の回動方向を決定する。
【0013】また、請求項4記載の発明の記録媒体駆動
装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の
記録媒体駆動装置において、以下の手段を講じている。
【0014】即ち、上記の制御手段は、カム機構が各動
作モードの所定位置の間の中間域を回動しているときに
は、カム機構の回動方向の決定を行わず、現在の回動方
向を保持する一方、カム機構が所定位置の間の中間域で
停止しているときには、カム機構を正転方向もしくは逆
転方向に回動させ、カム機構が動作モードの所定位置へ
回動したときに、上記のアナログ/デジタル変換手段か
らのモードデータと、動作モード毎に予め設定された
ータの範囲とを比較し、その結果に基づいてカム機構の
回動方向を決定する。
【0015】
【作用】請求項1記載の記録媒体駆動装置の構成によれ
ば、複数のモードスイッチの設定位置により各動作モー
ドに対応するモード電圧を発生する信号発生手段を備え
ると共に、制御手段は、上記モード電圧をアナログ/デ
ジタル変換して得られたモードデータに基づき、この
ードデータが動作モード毎に予め設定されたデータの範
囲に含まれることを複数回確認したときにカム機構の回
動位置を検知する動作モード検知手段と、上記のモード
データの範囲を記憶する記憶手段とを備えている。この
ため、制御手段は、カム機構が初期設定位置からどの程
度回動しているかを容易に認識することができる。ま
た、モードスイッチでチャタリングが発生しても、モー
ドスイッチ毎にチャタリング除去を行う必要が無く、信
号発生手段から発生される信号についてのみ、チャタリ
ング除去を行えばよい。従って、チャタリング除去に時
間が掛からないので、駆動手段が、カム機構の回動可能
範囲を越えて無理にカム機構を回動させることはなく、
記録媒体駆動装置が損傷する虞れも生じない。
【0016】また、請求項2記載の記録媒体駆動装置の
構成によれば、上記信号発生手段が、上記モード電圧
カム機構の正転方向への回動に伴って増加または減少す
るように発生すると共に、制御手段は、上記モードデー
と、動作モード毎に予め設定されたデータの範囲とを
比較し、その結果に基づいてカム機構の回動方向を決定
する。このため、制御手段は、カム機構を目的の動作モ
ードに対応する回動位置に回動させる際に、何方の方向
に回動させればよいかを判断することができる。従っ
て、カム機構の回動に余計な時間が掛からず、記録媒体
駆動装置は各動作モードの変化に要する時間を短くする
ことができる。
【0017】また、請求項3の記録媒体駆動装置の構成
によれば、制御手段は、カム機構が目標の動作モードの
所定位置に到達するまでに通過する他の動作モードの所
定位置へ回動したときに、上記モードデータと、動作モ
ード毎に予め設定されたデータの範囲とを比較し、その
結果に基づいて他の動作モードの所定位置を通過する毎
にカム機構の回動方向を決定する。このため、制御手段
は、カム機構を目的の動作モードに対応する回動位置に
回動させる際に、何方の方向に回動させればよいかを他
の動作モードの所定位置を通過する毎に判断することが
できる。従って、カム機構の回動に余計な時間が掛から
ず、記録媒体駆動装置は各動作モードの変化に要する時
間を短くすることができる。また、カム機構は回動可能
な範囲を越えて回動することはなく、記録媒体駆動装置
が損傷する虞れも生じない。
【0018】また、請求項4の記録媒体駆動装置の構成
によれば、制御手段は、カム機構が各動作モードの所定
位置の間の中間域を回動しているときには、カム機構の
回動方向の決定を行わず、現在の回動方向を保持する一
方、カム機構が所定位置の間の中間域で停止していると
きには、カム機構を正転方向もしくは逆転方向に回動さ
せ、カム機構が動作モードの所定位置へ回動したとき
に、上記モードデータと、動作モード毎に予め設定され
データの範囲とを比較し、その結果に基づいてカム機
構の回動方向を決定する。このため、制御手段は、カム
機構の回動に要する時間を必要最小限にすることができ
る。従って、記録媒体駆動装置は各動作モードの変化に
要する時間を短くすることができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図8に
基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施例
では、記録媒体駆動装置をDAT(Digital Audio Tape
recorder)装置に搭載した場合を例示するものであり、
また、説明の便宜上、上記の従来例と同様の機能を有す
る部材については、同一の符号を付記するものである。
【0020】図1に示すように、本実施例にかかる記録
媒体駆動装置は、記録媒体駆動機構としてのテープ駆動
機構1と制御手段としてのコントローラ2とで構成され
ている。テープ駆動機構1は、カセット(図示せず)内
に収容された磁気テープ6をヘッドドラム14に摺接し
た状態で走行させ、図示しない回転ヘッドにより磁気テ
ープ6に対する情報の記録/再生を行うようになってい
る。尚、上記のカセット内の磁気テープ6は、両端がそ
れぞれ左右一対のリール7・7に取り付けられ巻回され
ると共に、左右一対のテープガイド8・8によりカセッ
ト内での走行が案内されるようになっている。
【0021】上記のテープ駆動機構1は、正逆回転が可
能な図示しないリールモータと、正逆回転が可能な駆動
手段としてのカム機構駆動モータ11と、そのカム機構
駆動モータ11の回転により回動するカム機構12と、
そのカム機構12と一体的に回動して、各動作モードに
対応する電気信号を発生する信号発生手段としてのモー
ドスイッチ13および後述するモード切り換え信号変換
回路30とで構成されている。上記のリールモータは、
カム機構12が各動作モードに対応して回動すると、そ
の回動位置毎に予め設定されている速さ・方向でもって
リール7・7を個々に回転駆動/制動するようになって
いる。そして、上記のリールモータとカム機構駆動モー
タ11とモードスイッチ13との動作が、それぞれコン
トローラ2から送信される各制御信号に基づいて制御さ
れることで、記録、再生、早送り、巻戻し等の各動作モ
ードに応じてテープ駆動機構1が駆動されるようになっ
ている。そして、磁気テープ6の記録、再生、あるいは
早送り等の順方向のテープ走行においては、リールモー
タは正方向に回転する一方、巻戻し等の逆方向のテープ
走行においては、リールモータは逆方向に回転するよう
になっている。尚、カム機構12およびモードスイッチ
13については後述する。
【0022】また、上記のテープ駆動機構1は、磁気テ
ープ6を所定の走行経路にて走行させるテープローディ
ング手段も備えている。このテープローディング手段の
動作もまた、コントローラ2で制御されるようになって
いる。このコントローラ2には、装置の使用者がキー操
作することで各種入力を行う操作スイッチ3が接続され
て設けられると共に、操作スイッチ3および図示しない
各種センサからの信号に基づいてDAT装置全体も制御
するようになっている。
【0023】上記のテープローディング手段は、例え
ば、磁気テープ6をDAT装置の走行経路内で案内する
左右一対のテープガイド8・8を備えている。これらテ
ープガイド8・8は、各々、カム機構駆動モータ11の
駆動により一体的にA1 −A2方向に進退移動するよう
になっていると共に、カセットの取り出し・装填時には
2 方向の所定位置、磁気テープ6の記録・再生時には
1 方向の所定位置、また、磁気テープ6の停止・早送
り・巻戻し時には両所定位置の間に設けられた第3の所
定位置にそれぞれ位置設定されるようになっている。ま
た、テープローディング手段は、カセットの装填時また
は電源ON時には、磁気テープ6をカセットから引き出
して走行経路内に案内し、ヘッドドラム14に摺接させ
る動作(テープローディング)を行う一方、カセットの
排出時または電源OFF時には、これに先立って、磁気
テープ6をヘッドドラム14から離間し、カセット内に
収める動作(テープアンローディング)を行うようにな
っている。
【0024】上記のコントローラ2は、DAT装置全体
の動作を制御する主制御装置21と、操作スイッチ3に
行われた入力動作を制御信号に変換して主制御装置21
に送信する変換装置22と、ドライバ4を介してカム機
構駆動モータ11の回転を制御するカム機構駆動モータ
制御装置23と、モードスイッチ13の動作を判定する
と共に、モードスイッチ13からの出力信号であるモー
ド信号を受信する動作モード検知手段としてのモードス
イッチ判定装置24とで構成されている。上記の各装置
21・23・24には、それぞれ各種のプログラムおよ
びデータを記憶しているROM(図示せず)と、各種の
データ記憶領域が形成されているRAM(図示せず)と
が接続されている。さらに、主制御装置21に接続され
たROM(記憶手段)には、動作モード検出プログラム
と、このプログラムの実行の際に用いられる、動作モー
ド毎に予め設定された信号の範囲とが記憶されている。
この動作モード検出プログラムによりコントローラ2
は、テープ駆動機構1を制御するようになっている。
【0025】次に、図示しないが、カム機構12は、取
付軸を中心として略 360゜回動するようになっており、
カム機構駆動モータ11の回転により各動作モード毎に
予め決められた所定量だけ初期設定位置から回動するよ
うになっている。そして、本実施例のカム機構12にお
いては、例えば、図2に示すように、カセットの取り出
し・装填可能位置モードの回動位置を初期設定位置と
し、この回動位置から回動するに従い、順にテープア
ンローディング完了位置モードの回動位置、テープロ
ーディング完了位置モードの回動位置、磁気テープ6
の早送りモードの回動位置、停止・一時停止モードの
回動位置、記録・再生・再生早送りモードの回動位置
、および再生巻戻しモードの回動位置を示すように
なっている。尚、カム機構12は、カム機構駆動モータ
11が正転したときに回動位置から回動位置に向か
って回動する一方、カム機構駆動モータ11が逆転した
ときに回動位置から回動位置に向かって回動するよ
うになっている。そして、カム機構12がこれら回動位
置〜を示したときに、後述するモード切り換え信号
変換回路30の、例えば固定子(図示せず)側に円弧状
に形成されたスイッチSW1〜SW3が摺動子(図示せ
ず)によってON/OFFされるようになっている。
【0026】次に、図3に示すように、先述のモードス
イッチ13には、複数の抵抗器31〜35およびスイッ
チSW1〜SW3で構成されている信号発生手段として
のモード切り換え信号変換回路30が設けられており、
A/D変換器40に接続されている。モード切り換え信
号変換回路30は、基準電圧V0 から、カム機構12の
回動位置に対応したモード電圧Vn を発生させるように
なっている。上記のスイッチSW1は抵抗器31に、ス
イッチSW2は抵抗器32に、スイッチSW3は抵抗器
33にそれぞれ直列に設けられており、カム機構12の
回動位置に対応してON/OFFされるようになってい
る。さらに、モードスイッチ13は、アナログのモード
電圧Vn をA/D変換器40で変換してディジタルのモ
ードデータDn とし、コントローラ2のモードスイッチ
判定装置24に送信するようになっており、このモード
データDn により、コントローラ2はカム機構12の回
動位置を検知するようになっている。
【0027】そして、カム機構12の回動位置とモード
データDn とを対応させるために、全部で8通りあるス
イッチSW1〜SW3のON/OFFの組み合わせのそ
れぞれに、各動作モードが当て填められている。本実施
例においては、スイッチSW1〜SW3のON/OFF
の組み合わせに対して、各動作モードを、上述したカム
機構12における回動位置の配列順に従ってモードデー
タDn が小さくなるように、即ち、カセットの取り出し
・装填可能位置モードのモードデータD1 が最も大き
く、再生巻戻しモードのモードデータD7 が最も小さく
なるように当て填める。
【0028】ここで、本実施例におけるモード切り換え
信号変換回路30において、抵抗器31・32・33・
34・35に、この順に 4.7k、10k、 2.2k、10k、
10kΩ(但し、抵抗値精度±5%以内)の抵抗値を有す
る抵抗器をそれぞれ用いた場合を一例として示す。8通
りあるスイッチSW1〜SW3のON/OFFの組み合
わせに対して、各動作モードを次のように当て填める。
【0029】即ち、図2および図4に示すように、スイ
ッチSW1・SW2・SW3がこの順にOFF(図2で
斜線)・OFF・ON(図2で白抜き)の組み合わせに
対してカセットの取り出し・装填可能位置モードを当て
填める。同様に、OFF・ON・ONの組み合わせに対
してテープアンローディング完了位置モードを当て填
め、ON・OFF・ONの組み合わせに対してテープロ
ーディング完了位置モードを当て填め、ON・ON・O
Nの組み合わせに対して磁気テープ6の早送りモードを
当て填め、OFF・ON・OFFの組み合わせに対して
停止・一時停止モードを当て填め、ON・OFF・OF
Fの組み合わせに対して記録・再生・再生早送りモード
を当て填め、ON・ON・OFFの組み合わせに対して
再生巻戻しモードを当て填める。また、ある動作モード
から別の動作モードに切り換わる際に通過するモード中
間域に対しては、スイッチSW1・SW2・SW3が全
てOFFの組み合わせを当て填める。
【0030】そして、上記のように各動作モードを当て
填めた場合、各動作モードの8ビット(bit )のモード
データDn の大きさを表すと、図5に示すように、カセ
ットの取り出し・装填可能位置モードのモードデータD
1 は 213〜221 、テープアンローディング完了位置モー
ドのモードデータD2 は 187〜198 、テープローディン
グ完了位置モードのモードデータD3 は 158〜170 、磁
気テープ6の早送りモードのモードデータD4 は 140〜
153 、停止・一時停止モードのモードデータD5 は79〜
92、記録・再生・再生早送りモードのモードデータD6
は57〜67、再生巻戻しモードのモードデータD7 は46〜
54の範囲に含まれる値でそれぞれ示される。また、各動
作モードの切り換え時に通過するモード中間域のモード
データDM は 121〜135 の範囲に含まれる値で示され
る。但し、この場合、基準電圧V0のモードデータは 25
5で示される。
【0031】尚、各動作モードはスイッチSW1〜SW
3のON/OFFの組み合わせに対して、上述したカム
機構12における回動位置の配列順に従ってモードデー
タDn が小さくなるように当て填めればよいので、必ず
しもスイッチSW1・SW2・SW3が全てOFFの組
み合わせをモード中間域に対して当て填めなくてもよ
く、例えば、スイッチSW1・SW2・SW3が全てO
Nの組み合わせをモード中間域に対して当て填め、全て
OFFの組み合わせを磁気テープ6の早送りモードに対
して当て填めてもよい。
【0032】上記の構成において、本実施例の記録媒体
駆動装置のコントローラ2によるテープ駆動機構1の動
作モード検出プロセスを、図6ないし図8に示すフロー
チャートに基づいて、以下に説明する。尚、以下の説明
では、DAT装置にカセットを装填し、目標の動作モー
ドとしてテープローディング完了位置モードが行われる
場合を一例として示すものである。
【0033】先ず、主制御装置21に接続された図示し
ないROM内の動作モード検出プログラムが呼び出さ
れ、目標の動作モードとしてテープローディング完了位
置モードが設定される(S1)。このとき、カム機構1
2は、カセットの取り出し・装填可能位置モードの回動
位置である初期設定位置に位置している。従って、モ
ード切り換え信号変換回路30内のスイッチSW1・S
W2・SW3はこの順にOFF・OFF・ONであり、
モードスイッチ制御装置24に送信されるモードデータ
n の値はモードデータD1 ( 213〜221 )の範囲内に
ある。
【0034】次に、テープローディング完了位置モード
のモードデータD3 の上限値DUおよび下限値DLが設
定される(S2)。本例の場合、モードデータD3 は 1
58〜170 の範囲内にあるので、上限値DU= 170、下限
値DL= 158となる。従って、目標の動作モードは、モ
ードデータDn が小さくなる方向に存在することにな
る。
【0035】続いて、本動作モード検出プログラムにお
いては、各スイッチSW1〜SW3におけるチャタリン
グ(chattering)の影響を除去するために、モードデー
タDn の検出を複数回行い、3回連続してモードデータ
n が上限値DUと下限値DLの間の数値を示したとき
にテープローディングが完了したと判断するようになっ
ており、その回数をカウントするためのカウンタ(図示
せず)をリセットしてC=0にする(S3)。
【0036】次に、モード切り換え信号変換回路30か
ら送信されたモード電圧VIをA/D変換器40で変換
してモードデータDIを得る(S4)。本例の場合、開
始時にカム機構12はカセットの取り出し・装填可能位
置モードの回動位置に回動している。そこで、モード
データDIが 218であったとする。S4にて、1回目の
モードデータDIの取り込みを行っているのでカウンタ
のカウントはC=1となる(S5)。
【0037】次に、このモードデータDIと上限値DU
の大小を比較する(S6)。DI=218>DU= 170で
あるので、YESとなり、S7に移行する。ここで再び
モードスイッチ13からモードデータDIを得る(S
7)。この時点では、まだカム機構駆動モータ11は回
転していないので、モードデータDIは 218のままであ
る。このモードデータDIと上限値DUの大小を比較す
る(S8)。DI= 218>DU= 170であるので、YE
Sとなり、S11に移行する。S7にて、2回目のモー
ドデータDIの取り込みを行っているのでカウンタのカ
ウントはC=2となる(S11)。カウントはまだC≧
3となっていないので(S12)、NOとなり、S7に
戻る。
【0038】S7にて、もう一度モードスイッチ13か
らモードデータDIを得るが、カム機構駆動モータ11
は停止しているので、モードデータDIは 218のままで
ある。S8にて、このモードデータDIと上限値DUの
大小を比較し、DI= 218>DU= 170であるので、Y
ESとなり、S11に移行する。S11においては、S
7にて3回目のモードデータDIの取り込みを行ってい
るので、カウンタのカウントはC=3となる。よって、
S12にてカウントがC≧3を満たすので、YESとな
り、S13に移行する。
【0039】3回連続してモードデータDIが上限値D
Uよりも大きい値を示したので、主制御装置21は、カ
ム機構駆動モータ制御装置23およびドライバ4を介し
てカム機構駆動モータ11をモードデータDIを小さく
する方向、即ち正転方向に回転させる(S13)。カム
機構駆動モータ11を正転方向に回転させることによ
り、カム機構12は、カセットの取り出し・装填可能位
置モードの回動位置から目標の動作モードであるテー
プローディング完了位置モードの回動位置に向かって
回動を開始する。
【0040】次いで、カム機構駆動モータ11を正転方
向に回転させながら、再びS7およびS8を行う。DI
>DUの関係が成立している間は、S12にてカウント
がC≧3を満たすので、上記のS7、S8およびS11
〜S13が繰り返される。
【0041】上記のS7、S8およびS11〜S13が
繰り返されることにより、カム機構12はカセットの取
り出し・装填可能位置モードの回動位置とテープアン
ローディング完了位置モードの回動位置との中間位
置、即ち、モード中間域まで回動する。このモード中間
域では、モード切り換え信号変換回路30内のスイッチ
SW1〜SW3は全てOFFとなるので、モードデータ
DIはカセットの取り出し・装填可能位置モードのモー
ドデータD1 ( 213〜221 )の範囲から脱し、不連続に
変化して、モード中間域のモードデータDM ( 121〜13
5 )の範囲に含まれる値となる。本例の場合、S7に
て、モードデータDIが 130になったとする。これによ
り、S8にて、DI>DUの関係が成立しなくなり、N
Oとなり、S9に移行する。
【0042】次に、モードデータDIがモード中間域に
存在しているか否かの確認を行うために、モードデータ
DIと、モード中間域のモードデータDM の上限値MU
(=135)および下限値ML(= 121)との大小を比較
する。先ず、モードデータDIと上限値MUの大小を比
較する(S9)。DI= 130<MU= 135であるので、
NOとなり、S10に移行し、次に、モードデータDI
と下限値MLの大小を比較する(S10)。DI= 130
>ML= 121であるので、NOとなり、S11に移行す
る。S11にてカウントが1増えるが、依然としてS1
2にてカウントがC≧3を満たすので、上記のS7〜S
13が繰り返され、カム機構駆動モータ11は正転方向
に回転し続ける。即ち、目標の動作モードに設定されて
いるテープローディングのモードデータD3 ( 158〜17
0 )よりもモード中間域のモードデータDM ( 121〜13
5 )が小さい場合でも、カム機構駆動モータ11の回転
は正転方向に保持される。
【0043】上記のS7〜S13が繰り返されることに
より、カム機構12はカセットの取り出し・装填可能位
置モードの回動位置とテープアンローディング完了位
置モードの回動位置との間のモード中間域を越え、テ
ープアンローディング完了位置モードの回動位置まで
回動する。このテープアンローディング完了位置モード
では、モード切り換え信号変換回路30内のスイッチS
W1・SW2・SW3はこの順にOFF・ON・ONと
なるので、モードデータDIはモード中間域のモードデ
ータDM ( 121〜135 )の範囲から脱し、不連続に変化
して、テープアンローディング完了位置モードのモード
データD2 ( 187〜198 )の範囲に含まれる値となる。
本例の場合、S7にて、モードデータDIが 190になっ
たとする。
【0044】これにより、S8にて、DI= 190>DU
= 170が成立し、YESとなり、S11に移行する。S
11にてカウントが1増えるが、依然としてS12にて
カウントがC≧3を満たすので、上記のS7、S8およ
びS11〜S13が繰り返され、カム機構駆動モータ1
1は正転方向に回転し続ける。
【0045】上記のS7、S8およびS11〜S13が
繰り返されることにより、カム機構12はテープアンロ
ーディング完了位置モードの回動位置を越え、テープ
アンローディング完了位置モードの回動位置とテープ
ローディング完了位置モードの回動位置との間のモー
ド中間域まで回動する。先述したように、このモード中
間域では、モード切り換え信号変換回路30内のスイッ
チSW1〜SW3は全てOFFとなるので、モードデー
タDIはテープアンローディング完了位置モード時のモ
ードデータD2 ( 187〜198 )の範囲から脱し、不連続
に変化して、モード中間域のモードデータDM ( 121〜
135 )の範囲に含まれる値(本例の場合、DI= 130)
となる。これにより、S8にて、DI>DUの関係が成
立しなくなり、NOとなり、S9に移行し、先程と同様
に、S7〜S13が繰り返される。尚、このときも、カ
ム機構駆動モータ11の回転は正転方向に保持される。
【0046】上記のS7〜S13が繰り返されることに
より、カム機構12はテープアンローディング完了位置
モードの回動位置とテープローディング完了位置モー
ドの回動位置との間のモード中間域を越え、目標の動
作モードであるテープローディング完了位置モードの回
動位置まで回動する。このテープローディング完了位
置モードでは、モード切り換え信号変換回路30内のス
イッチSW1・SW2・SW3はこの順にON・OFF
・ONとなるので、モードデータDIはモード中間域の
モードデータDM ( 121〜135 )の範囲から脱し、不連
続に変化して、テープローディング完了位置モードのモ
ードデータD3 ( 158〜170 )の範囲に含まれる値とな
る。本例の場合、S7にて、モードデータDIが 165に
なったとする。
【0047】これにより、S8にて、DI= 165<DU
= 170であるので、NOとなり、さらに、S9にて、D
I= 165>MU= 135であるので、YESとなり、S1
4に移行し、カウンタのカウントをC=1とする(S1
4)。
【0048】次に、S4にて、モードデータDIを得た
後、S5にて、カウンタのカウントをC=2とする。S
6にて、DI= 165<DU= 170であるので、NOとな
り、今度はS15に移行し、このモードデータDIと下
限値DLの大小を比較する(S15)。DI= 165>D
L= 158であるので、NOとなり、S16に移行し、こ
こで再びモードデータDIを得る(S16)。次に、こ
のモードデータDIと上限値DUの大小を比較する(S
17)。モードデータDIは 165のままであり、DI=
165<DU= 170であるので、NOとなる。次いで、モ
ードデータDIと下限値DLの大小を比較する(S1
8)。DI= 165>DL= 158であるので、NOとな
り、S19に移行する。S16にて、3回目のモードデ
ータDIの取り込みを行っているのでカウンタのカウン
トはC=3となる(S19)。よって、カウントがC≧
3を満たすので(S20)、YESとなり、カム機構駆
動モータ11の回転は停止される(S21)。
【0049】以上のようにカム機構駆動モータ11を回
転・停止することにより、カム機構12は目標の動作モ
ードであるテープローディング完了位置モードの回動位
置まで回動した後、停止する。
【0050】次に、例えば、DAT装置の電源を使用途
中で切る等して、カム機構12がモード中間域で停止し
た状態から、目標の動作モードに回動させる場合につい
て、以下に説明する。尚、以下の説明では、カム機構1
2は記録・再生・再生早送りモードの回動位置と再生
巻戻しモードの回動位置との間のモード中間域で停止
した状態とし、目標の動作モードとして記録・再生・再
生早送りモードが行われる場合を一例として示すもので
ある。
【0051】先ず、主制御装置21に接続された図示し
ないROM内の動作モード検出プログラムが呼び出さ
れ、目標の動作モードとして記録・再生・再生早送りモ
ードが設定される(S1)。このとき、カム機構12
は、モード中間域に位置している。従って、モード切り
換え信号変換回路30内のスイッチSW1・SW2・S
W3は全てOFFであり、モードスイッチ制御装置24
に送信されるモードデータDn の値はモードデータDM
( 121〜135 )の範囲内にある。
【0052】次に、記録・再生・再生早送りモードのモ
ードデータD6 の上限値DUおよび下限値DLが設定さ
れる(S2)。本例の場合、モードデータD6 は57〜67
の範囲内にあるので、上限値DU=67、下限値DL=57
となる。次に、カウンタのカウントをリセットしてC=
0にする(S3)。
【0053】続いて、モード切り換え信号変換回路30
から送信されたモード電圧VIをA/D変換器40で変
換してモードデータDIを得る(S4)。本例の場合、
開始時にカム機構12はモード中間域に回動している。
そこで、モードデータDIが130であったとする。S4
にて、1回目のモードデータDIの取り込みを行ってい
るのでカウンタのカウントはC=1となる(S5)。
【0054】次に、このモードデータDIと上限値DU
の大小を比較する(S6)。DI=130>DU=67であ
るので、YESとなり、S7に移行する。ここで再びモ
ードスイッチ13からモードデータDIを得る(S
7)。この時点では、まだカム機構駆動モータ11は回
転していないので、モードデータDIは 130のままであ
る。このモードデータDIと上限値DUの大小を比較す
る(S8)。DI= 130>DU=67であるので、YES
となり、S11に移行する。S7にて、2回目のモード
データDIの取り込みを行っているのでカウンタのカウ
ントはC=2となる(S11)。カウントはまだC≧3
となっていないので(S12)、NOとなり、S7に戻
る。
【0055】S7にて、もう一度モードデータDIを得
る。カム機構駆動モータ11は停止しているので、モー
ドデータDIは 130のままである。S8にて、このモー
ドデータDIと上限値DUの大小を比較し、DI= 130
>DU=67であるので、YESとなり、S11に移行す
る。S11においては、S7にて3回目のモードデータ
DIの取り込みを行っているので、カウンタのカウント
はC=3となる。よって、S12にてカウントがC≧3
を満たすので、YESとなり、S13に移行する。
【0056】3回連続してモードデータDIが上限値D
Uよりも大きい値を示したので、主制御装置21は、カ
ム機構駆動モータ制御装置23およびドライバ4を介し
てカム機構駆動モータ11をモードデータDIを小さく
する方向、即ち正転方向に回転させる(S13)。但
し、モード中間域に対しては、スイッチSW1・SW2
・SW3が全てOFFの組み合わせが当て填められてお
り、モード中間域のモードデータDM は、どの動作モー
ド間においても全て同じ値となっている。従って、この
時点では、主制御装置21は、カム機構12が記録・再
生・再生早送りモードの回動位置と再生巻戻しモード
の回動位置との間のモード中間域に回動していること
を認識していない。
【0057】次いで、カム機構駆動モータ11を正転方
向に回転させながら、再びS7およびS8を行う。DI
>DUの関係が成立している間は、S12にてカウント
がC≧3を満たすので、上記のS7、S8およびS11
〜S13が繰り返される。
【0058】上記のS7、S8およびS11〜S13が
繰り返されることにより、カム機構12は再生巻戻しモ
ードの回動位置まで回動する。この再生巻戻しモード
の回動位置では、モード切り換え信号変換回路30内
のスイッチSW1・SW2・SW3はこの順にON・O
N・OFFとなるので、モードデータDIはモード中間
域のモードデータDM ( 121〜135 )の範囲から脱し、
不連続に変化して、再生巻戻しモードのモードデータD
7 (46〜54)の範囲に含まれる値となる。本例の場合、
S7にて、モードデータDIが50になったとする。これ
により、S8にて、DI>DUの関係が成立しなくな
り、NOとなり、S9に移行する。
【0059】次に、モードデータDIと、モード中間域
のモードデータDM の上限値MU(= 135)および下限
値ML(= 121)との大小を比較する。先ず、モードデ
ータDIと上限値MUの大小を比較する(S9)。DI
=50<MU= 135であるので、NOとなり、S10に移
行し、次に、モードデータDIと下限値MLの大小を比
較する(S10)。DI=50<ML= 121であるので、
YESとなり、S14に移行し、カウンタのカウントを
C=1とする(S14)。
【0060】次に、S4にて、モードデータDI=50を
得た後、S5にて、カウンタのカウントをC=2とす
る。S6にて、DI=50<DU=67であるので、NOと
なり、今度はS15に移行し、このモードデータDIと
下限値DLの大小を比較する(S15)。DI=50<D
L=57であるので、YESとなり、S22に移行し、こ
こで再びモードデータDIを得る(S22)。次に、こ
のモードデータDIと下限値DLの大小を比較する(S
23)。モードデータDIは50のままであり、DI=50
<DL=57であるので、YESとなり、S26に移行す
る。S22にて、3回目のモードデータDIの取り込み
を行っているのでカウンタのカウントはC=3となる
(S26)。よって、カウントがC≧3を満たすので
(S27)、YESとなり、カム機構駆動モータ11の
回転が正転方向から逆転方向に切り換えられる(S2
8)。
【0061】このように、主制御装置21は、モードデ
ータDIと上限値DUもしくは下限値DLの大小を比較
して、カム機構駆動モータ11を正転方向もしくは逆転
方向に回転させてカム機構12を何方かの動作モードの
回動位置まで回動させることによりカム機構12の回動
位置を認識し、カム機構12を回動させる方向、即ち、
カム機構駆動モータ11を回転させる方向を判断するよ
うになっている。従って、カム機構12が正転方向末端
の動作モードである再生巻戻しモードの回動位置を越
えてさらに正転方向に回動されたり、あるいは、逆転方
向末端の動作モードであるカセットの取り出し・装填可
能位置モードの回動位置を越えてさらに逆転方向に回
動されることはない。
【0062】S28にて、カム機構駆動モータ11を逆
転方向に回転させることにより、カム機構12は、再生
巻戻しモードの回動位置から記録・再生・再生早送り
モードの回動位置に向かって回動を開始する。
【0063】次いで、カム機構駆動モータ11を逆転方
向に回転させながら、再びS22およびS23を行う。
DI<DLの関係が成立している間は、S27にてカウ
ントがC≧3を満たすので、上記のS22、S23およ
びS26〜S28が繰り返される。
【0064】上記のS22、S23およびS26〜S2
8が繰り返されることにより、カム機構12は、再び、
再生巻戻しモードの回動位置と記録・再生・再生早送
りモードの回動位置との間のモード中間域まで回動す
る。このモード中間域では、モード切り換え信号変換回
路30内のスイッチSW1〜SW3は全てOFFとなる
ので、モードデータDIは再生巻戻しモードのモードデ
ータD7 (46〜54)の範囲から脱し、不連続に変化し
て、モード中間域のモードデータDM ( 121〜135 )の
範囲に含まれる値となる。S22にて、モードデータD
Iが 130になると、S23にて、DI<DLの関係が成
立しなくなり、NOとなり、S24に移行する。
【0065】続いて、モードデータDIと、モード中間
域のモードデータDM の上限値MU(= 135)および下
限値ML(= 121)との大小を比較する。先ず、モード
データDIと下限値MLの大小を比較する(S24)。
DI= 130>ML= 121であるので、NOとなり、S2
5に移行し、次に、モードデータDIと上限値MUの大
小を比較する(S25)。DI= 130<MU= 135であ
るので、NOとなり、S26に移行する。S26にてカ
ウントが1増えるが、依然としてS27にてカウントが
C≧3を満たすので、上記のS22〜S28が繰り返さ
れ、カム機構駆動モータ11は逆転方向に回転し続け
る。即ち、目標の動作モードに設定されている記録・再
生・再生早送りモードのモードデータD6 (57〜67)よ
りもモード中間域のモードデータDM ( 121〜135 )が
大きい場合でも、カム機構駆動モータ11の回転は逆転
方向に保持される。
【0066】上記のS22〜S28が繰り返されること
により、カム機構12は再生巻戻しモードの回動位置
と記録・再生・再生早送りモードの回動位置との間の
モード中間域を越え、記録・再生・再生早送りモードの
回動位置まで回動する。この記録・再生・再生早送り
モードでは、モード切り換え信号変換回路30内のスイ
ッチSW1・SW2・SW3はこの順にON・OFF・
OFFとなるので、モードデータDIはモード中間域の
モードデータDM ( 121〜135 )の範囲から脱し、不連
続に変化して、記録・再生・再生早送りモードのモード
データD2 (57〜67)の範囲に含まれる値となる。本例
の場合、S22にて、モードデータDIが60になったと
する。これにより、S24にて、DI=60<ML= 121
が成立し、YESとなり、S14に移行し、カウンタの
カウントをC=1とする。
【0067】次に、S4にて、モードデータDIを得た
後、S5にて、カウンタのカウントをC=2とする。S
6にて、DI=60<DU=67であるので、NOとなり、
S15に移行し、DI=60>DL=57であるので、NO
となり、今度は、S16に移行し、ここで再びモードデ
ータDIを得る(S16)。
【0068】その後、このモードデータDIと上限値D
Uの大小を比較する(S17)。モードデータDIは60
のままであり、DI=60<DU=67であるので、NOと
なる。次いで、モードデータDIと下限値DLの大小を
比較する(S18)。DI=60>DL=57であるので、
NOとなり、S19に移行する。S16にて、3回目の
モードデータDIの取り込みを行っているのでカウンタ
のカウントはC=3となる(S19)。よって、カウン
トがC≧3を満たすので(S20)、YESとなり、カ
ム機構駆動モータ11の回転は停止される(S21)。
【0069】以上のようにカム機構駆動モータ11を回
転・停止することにより、カム機構12は、目標の動作
モードである記録・再生・再生早送りモードの回動位置
まで回動した後、停止する。
【0070】その後、テープ駆動機構1は、上記の記録
・再生・再生早送りモードの回動位置に対応した速
さ、方向でもって図示しないリールモータを駆動し、リ
ール7・7を回転させて磁気テープ6への記録・再生・
再生早送りを行う。
【0071】このように、本記録媒体駆動装置における
テープ駆動機構1では、カム機構12における動作モー
ドの回動位置の配列順に従ってモードデータDn が小さ
くなるように、即ち、カセットの取り出し・装填可能位
置モードのモードデータD1が最も大きく、磁気テープ
6の再生巻戻しモードのモードデータD7 が最も小さく
なるようにスイッチSW1〜SW3のON/OFFの組
み合わせを当て填めているので、カム機構12の回動位
置を認識し、カム機構12を回動させる方向、即ち、カ
ム機構駆動モータ11を回転させる方向を判断すること
が可能となっている。従って、カム機構12が再生巻戻
しモードの回動位置を越えてさらに正転方向に回動さ
れたり、あるいは、カセットの取り出し・装填可能位置
モードの回動位置を越えてさらに逆転方向に回動され
ることはない。
【0072】さらに、モードデータDn の検出を複数回
行い、3回連続してモードデータDn が目標の動作モー
ドの上限値DUと下限値DLの間の数値を示したとき
に、カム機構12の回動動作が完了したと判断するよう
になっているので、各スイッチSW1〜SW3において
チャタリングが発生しても、スイッチ毎にチャタリング
除去を行う必要が無い。即ち、モードデータDn につい
てのみ、チャタリング除去を行えばよいので、チャタリ
ング除去に時間が掛からない。
【0073】尚、本実施例においては、カム機構12に
おける動作モードの回動位置の配列順に従ってモードデ
ータDn が小さくなるようにスイッチSW1〜SW3の
ON/OFFの組み合わせを当て填めているが、勿論、
カム機構12における動作モードの回動位置の配列順に
従ってモードデータDn が大きくなるようにスイッチS
W1〜SW3のON/OFFの組み合わせを当て填めて
もよい。
【0074】また、本実施例におけるモード切り換え信
号変換回路30は、抵抗器31〜35と、スイッチSW
1〜SW3とを用いた構成となっているが、上記の構成
は一例を示すものであり、モード切り換え信号変換回路
は上記の構成に限定されず、種々の構成であってもよ
い。次に、モード切り換え信号変換回路の他の構成例に
ついて、図9ないし図13に基づいて以下に説明する。
【0075】先ず、図9(a)に示すように、抵抗器5
1〜55と、スイッチSW1〜SW3とを用いてモード
切り換え信号変換回路を構成し、各抵抗器51・52・
53・54・55に対して、この順に 2.2k、 4.7k、
10k、10k、10kΩ(但し、抵抗値精度±5%以内)の
抵抗値を有する抵抗器をそれぞれ用い、かつ、スイッチ
SW1を抵抗器51に、スイッチSW2を抵抗器52
に、スイッチSW3を抵抗器53にそれぞれ設けた場合
には、8通りあるスイッチSW1〜SW3のON/OF
Fの組み合わせに対して、図10に示すようなモードデ
ータDn が得られる(但し、基準電圧V0 をモードデー
タに変換した値を 255とする)。これらモードデータD
n に対して、例えば、上述したカム機構12における回
動位置の配列順に従ってモードデータDn が小さくなる
ように、即ち、カセットの取り出し・装填可能位置モー
ドのモードデータD1 が最も大きく、磁気テープ6の再
生巻戻しモードのモードデータD7 が最も小さくなるよ
うに各動作モードを当て填めればよい。
【0076】同様に、図9(b)に示すように、抵抗器
61〜65と、スイッチSW1〜SW3とを用いてモー
ド切り換え信号変換回路を構成し、各抵抗器61・62
・63・64・65に対して、この順に62k、 9.1k、
56k、75k、56kΩ(但し、抵抗値精度±1%以内)の
抵抗値を有する抵抗器をそれぞれ用いた場合には、スイ
ッチSW1〜SW3のON/OFFの組み合わせに対し
て、図11に示すようなモードデータDn が得られる
(但し、基準電圧V0 をモードデータに変換した値を 2
55とする)。
【0077】また、図9(c)に示すように、抵抗器7
1〜74と、スイッチSW1〜SW3とを用いてモード
切り換え信号変換回路を構成し、各抵抗器71・72・
73・74に対して、この順に47k、22k、10k、10k
Ω(但し、抵抗値精度±1%以内)の抵抗値を有する抵
抗器をそれぞれ用いた場合には、スイッチSW1〜SW
3のON/OFFの組み合わせに対して、図12に示す
ようなモードデータDn が得られる(但し、基準電圧V
0 をモードデータに変換した値を 255とする)。この構
成例では、上述したモード切り換え信号変換回路30の
構成よりも抵抗器の個数を1つ減らすことができる。
【0078】さらに、図9(d)に示すように、抵抗器
81〜84と、スイッチSW1〜SW3とを用いてモー
ド切り換え信号変換回路を構成し、各抵抗器81・82
・83・84に対して、この順に47k、22k、10k、10
kΩ(但し、抵抗値精度±1%以内)の抵抗値を有する
抵抗器をそれぞれ用いた場合には、スイッチSW1〜S
W3のON/OFFの組み合わせに対して、図13に示
すようなモードデータDn が得られる(但し、基準電圧
0 をモードデータに変換した値を 255とする)。この
構成例でも、上述したモード切り換え信号変換回路30
の構成よりも抵抗器の個数を1つ減らすことができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の記録媒体駆動装置は、以
上のように、モードスイッチに関連して設けられ、予め
定める基準バイアス電圧を分圧する複数の抵抗と、上記
抵抗に関連して設けられ、上記複数のモードスイッチの
設定位置に対応して上記抵抗を選択的にON/OFF
し、上記カム機構の回動位置に対応したモード電圧を発
させるスイッチとを有する信号発生手段と、上記信号
発生手段からのモード電圧をアナログ/デジタル変換す
るアナログ/デジタル変換手段とを備えると共に、制御
手段は、上記アナログ/デジタル変換手段からのモード
データに基づき、このモードデータが動作モード毎に予
め設定されたデータの範囲に含まれることを複数回確認
したときに上記カム機構の回動位置を検知する動作モー
ド検知手段と、上記のモードデータの範囲を記憶する記
憶手段とを備えている構成である。
【0080】これにより、制御手段は、カム機構が初期
設定位置からどの程度回動しているかを容易に認識する
ことができる。また、モードスイッチでチャタリングが
発生しても、モードスイッチ毎にチャタリング除去を行
う必要が無く、信号発生手段から発生される信号につい
てのみ、チャタリング除去を行えばよい。従って、チャ
タリング除去に時間が掛からないので、駆動手段が、カ
ム機構の回動可能範囲を越えて無理にカム機構を回動さ
せることはなく、記録媒体駆動装置が損傷する虞れも生
じないという効果を奏する。
【0081】また、請求項2記載の記録媒体駆動装置
は、以上のように、請求項1記載の記録媒体駆動装置に
おいて、上記の信号発生手段は、複数のモードスイッチ
の設定位置により各動作モードに対応するモード電圧が
カム機構の正転方向への回動に伴って増加または減少す
るように発生すると共に、上記の制御手段は、上記アナ
ログ/デジタル変換手段からのモードデータと、動作モ
ード毎に予め設定されたデータの範囲とを比較し、その
結果に基づいてカム機構の回動方向を決定する構成であ
る。
【0082】これにより、制御手段は、カム機構を目的
の動作モードに対応する回動位置に回動させる際に、何
方の方向に回動させればよいかを判断することができ
る。従って、カム機構の回動に余計な時間が掛からず、
記録媒体駆動装置は各動作モードの変化に要する時間を
短くすることができるという効果を奏する。
【0083】また、請求項3記載の記録媒体駆動装置
は、以上のように、請求項2記載の記録媒体駆動装置に
おいて、制御手段は、カム機構が目標の動作モードの所
定位置に到達するまでに通過する他の動作モードの所定
位置へ回動したときに、アナログ/デジタル変換手段で
発生するモードデータと、動作モード毎に予め設定され
データの範囲とを比較し、その結果に基づいて他の動
作モードの所定位置を通過する毎にカム機構の回動方向
を決定する構成である。
【0084】これにより、制御手段は、カム機構を目的
の動作モードに対応する回動位置に回動させる際に、何
方の方向に回動させればよいかを他の動作モードの所定
位置を通過する毎に判断することができる。従って、カ
ム機構の回動に余計な時間が掛からず、記録媒体駆動装
置は各動作モードの変化に要する時間を短くすることが
できる。また、カム機構は回動可能な範囲を越えて回動
することはなく、記録媒体駆動装置が損傷する虞れも生
じないという効果を奏する。
【0085】また、請求項4記載の記録媒体駆動装置
は、以上のように、請求項1記載の記録媒体駆動装置に
おいて、上記の制御手段は、カム機構が各動作モードの
所定位置の間の中間域を回動しているときには、カム機
構の回動方向の決定を行わず、現在の回動方向を保持す
る一方、カム機構が所定位置の間の中間域で停止してい
るときには、カム機構を正転方向もしくは逆転方向に回
動させ、カム機構が動作モードの所定位置へ回動したと
きに、上記のアナログ/デジタル変換手段からのモード
データと、動作モード毎に予め設定されたデータの範囲
とを比較し、その結果に基づいてカム機構の回動方向を
決定する構成である。
【0086】これにより、制御手段は、カム機構の回動
に要する時間を必要最小限にすることができる。従っ
て、記録媒体駆動装置は各動作モードの変化に要する時
間を短くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における記録媒体駆動装置を
示す概略の構成図である。
【図2】上記記録媒体駆動装置を構成するカム機構の回
動位置とモード切り換え信号変換回路内のスイッチの組
み合わせとの関係を示す説明図である。
【図3】上記記録媒体駆動装置を構成するモードスイッ
チにおけるモード切り換え信号変換回路を示す回路図で
ある。
【図4】上記モード切り換え信号変換回路内のスイッチ
の組み合わせと動作モードとの関係を示す関係図であ
る。
【図5】モードデータの大きさを示す説明図である。
【図6】上記記録媒体駆動装置を構成するコントローラ
による動作モード検出プロセスを示すフローチャートの
一部である。
【図7】上記記録媒体駆動装置を構成するコントローラ
による動作モード検出プロセスを示すフローチャートの
一部である。
【図8】上記記録媒体駆動装置を構成するコントローラ
による動作モード検出プロセスを示すフローチャートの
一部である。
【図9】上記記録媒体駆動装置を構成するモードスイッ
チにおけるモード切り換え信号変換回路の別の構成例を
示す回路図である。
【図10】上記モード切り換え信号変換回路内のスイッ
チの組み合わせとモードデータの大きさとの関係を示す
関係図である。
【図11】上記モード切り換え信号変換回路内のスイッ
チの組み合わせとモードデータの大きさとの関係を示す
関係図である。
【図12】上記モード切り換え信号変換回路内のスイッ
チの組み合わせとモードデータの大きさとの関係を示す
関係図である。
【図13】上記モード切り換え信号変換回路内のスイッ
チの組み合わせとモードデータの大きさとの関係を示す
関係図である。
【図14】従来の記録媒体駆動装置を示す概略の構成図
である。
【符号の説明】
1 テープ駆動機構(記録媒体駆動機構) 2 コントローラ(制御手段) 6 磁気テープ 7 リール 11 カム機構駆動モータ(駆動手段) 12 カム機構 13 モードスイッチ(信号発生手段) 21 主制御装置 23 カム機構駆動モータ制御装置 24 モードスイッチ判定装置(動作モード検知手
段) 30 モード切り換え信号変換回路(信号発生手段) 40 A/D変換器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体駆動機構を複数の動作モードで駆
    動するためのカム機構と、このカム機構と一体的に回動
    する複数のモードスイッチと、上記のカム機構と複数の
    モードスイッチとを駆動する駆動手段と、上記の駆動手
    段を制御する制御手段とを備えた記録媒体駆動装置にお
    いて、上記モードスイッチに関連して設けられ、予め定める基
    準バイアス電圧を分圧する複数の抵抗と、上記抵抗に関
    連して設けられ、 上記複数のモードスイッチの設定位置
    対応して上記抵抗を選択的にON/OFFし、上記カ
    ム機構の回動位置に対応したモード電圧を発生させるス
    イッチとを有する信号発生手段と、 上記信号発生手段からのモード電圧をアナログ/デジタ
    ル変換するアナログ/デジタル変換手段と を備えると共
    に、 上記の制御手段は、上記アナログ/デジタル変換手段か
    らのモードデータに基づき、このモードデータが動作モ
    ード毎に予め設定されたデータの範囲に含まれることを
    複数回確認したときに上記カム機構の回動位置を検知す
    る動作モード検知手段と、上記のモードデータの範囲を
    記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とする記録
    媒体駆動装置。
  2. 【請求項2】上記の信号発生手段は、複数のモードスイ
    ッチの設定位置により各動作モードに対応するモード
    圧がカム機構の正転方向への回動に伴って増加または減
    少するように発生すると共に、上記の制御手段は、上記
    アナログ/デジタル変換手段からのモードデータと、動
    作モード毎に予め設定されたデータの範囲とを比較し、
    その結果に基づいてカム機構の回動方向を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体駆動装置。
  3. 【請求項3】制御手段は、カム機構が目標の動作モード
    の所定位置に到達するまでに通過する他の動作モードの
    所定位置へ回動したときに、アナログ/デジタル変換
    段で発生するモードデータと、動作モード毎に予め設定
    されたデータの範囲とを比較し、その結果に基づいて他
    の動作モードの所定位置を通過する毎にカム機構の回動
    方向を決定することを特徴とする請求項2記載の記録媒
    体駆動装置。
  4. 【請求項4】上記の制御手段は、カム機構が各動作モー
    ドの所定位置の間の中間域を回動しているときには、カ
    ム機構の回動方向の決定を行わず、現在の回動方向を保
    持する一方、カム機構が所定位置の間の中間域で停止し
    ているときには、カム機構を正転方向もしくは逆転方向
    に回動させ、カム機構が動作モードの所定位置へ回動し
    たときに、上記のアナログ/デジタル変換手段からの
    ードデータと、動作モード毎に予め設定されたデータ
    範囲とを比較し、その結果に基づいてカム機構の回動方
    向を決定することを特徴とする請求項1記載の記録媒体
    駆動装置。
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