JP2002150635A - テープ駆動装置及び磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

テープ駆動装置及び磁気テープ記録再生装置

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JP2002150635A
JP2002150635A JP2000339002A JP2000339002A JP2002150635A JP 2002150635 A JP2002150635 A JP 2002150635A JP 2000339002 A JP2000339002 A JP 2000339002A JP 2000339002 A JP2000339002 A JP 2000339002A JP 2002150635 A JP2002150635 A JP 2002150635A
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rotation speed
reel
deceleration
tape
ratio
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JP2000339002A
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Masahiro Abe
政博 阿部
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープの早送り及び巻戻しを行う際の減速開
始から巻取り完了迄の時間のバラツキを抑えることが出
来るテープ駆動装置の提供。 【解決手段】 テープを早送りする場合に、送り出し側
及び巻取り側のリールの回転数の比が所定値に達したと
きに(S4)、巻取り側リールを駆動するモータの回転
速度を、標準減速特性に従って減速する(S10)テー
プ駆動装置。モータの回転速度検出手段(S12)と、
標準減速特性と異なる減速特性を記憶する記憶手段と、
回転速度検出手段が検出した(S12)回転速度が、予
め定められた複数の各回転速度に達する都度(S1
6)、前記比を算出する手段(S18)と、その算出し
た比と前記各回転速度に対応する比との大小を判定する
手段(S20)と、その判定結果に応じて、標準減速特
性及び記憶手段が記憶する減速特性から1つを選択する
選択手段(S24,28,30)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、早送り又は巻戻し
をする場合に、送り出し側リール及び巻取り側リールの
回転数の比が所定値に達したときに、巻取り側リールを
回転駆動するモータの、以後の経過時間に応じた回転速
度が定められた標準減速特性に従って、モータの回転速
度を減速するテープ駆動装置、及びこのテープ駆動装置
を備えたオーディオテープレコーダ及びビデオテープレ
コーダ等の磁気テープ記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオテープレコーダが備えたテ
ープ駆動装置では、早送り及び巻戻しを行う際は、巻取
り側リールを回転駆動するモータの回転速度(回転周波
数=モータが内蔵するFG(Frequency Generator )が
出力した周波数)が一定になるように早送り又は巻戻し
して行く。そして、送り出し側リールの1回転当たりに
所定数発生されるパルス数、及び巻取り側リールの1回
転当たりに所定数発生されるパルス数の比(N値)を算
出して行き、算出した比が所定値に達すると(テープの
終端が近づくと)、例えば、図5のAに示すような、前
記モータの回転速度(回転周波数)と経過時間との関係
を定めた減速特性に従うように、モータの回転速度を減
速して行く。
【0003】テープ駆動装置では、テープ終端部(始端
部)の透明部分を探索しており、その透明部分を検出す
ると、モータを停止するが、上述した減速動作では、こ
のモータの停止によりテープが傷むことがない安全回転
速度迄減速し、以後、その回転速度で最後迄早送り又は
巻戻しするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
テープ駆動装置の早送り及び巻戻しを行う際の減速動作
では、検出したモータの回転速度をフィードバックしな
がら減速しているわけではないので、テープ長又は機器
摩擦による負荷等によっては、送り出し側リールに大量
のテープが残っている時点で減速動作を完了してしま
い、それ以後、遅い安全回転速度で巻取りを続け、なか
なか巻取りを完了できないことがあるという問題があっ
た。
【0005】テープ駆動装置の早送り及び巻戻しを行う
際の減速動作に関しては、以前の磁気テープ走行時の加
速、定速走行、減速及び停止時間を検出し、検出した停
止時間に基づいて、磁気テープの減速時間を決定する
「磁気テープ走行制御方式」が、特開昭54−7470
9号公報に開示されている。また、マシンリール1回転
当たりのキャプスタン回転角度を測定することにより、
磁気テープの巻き戻しが終了に近づいたことを検出し
て、磁気テープの送り速度を徐々に遅くさせる「磁気テ
ープ駆動装置」が、特開昭63−149853号公報に
開示されている。
【0006】また、送り出し側リールの回転数に対する
テープ送り量を検出し、この検出値から送り出し側リー
ルのテープ残量を算出し、算出したテープ残量が所定量
に達した時点からテープ送り速度を次第に低減させ、停
止動作によって損傷を被ることがない安全速度以下にな
るように制御する「磁気記録再生装置の早送り・巻戻し
装置」が、特開平3−8158号公報に開示されてい
る。本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたも
のであり、第1,2発明では、テープの早送り及び巻戻
しを行う際の減速開始から巻取り完了迄の時間のバラツ
キを抑えることが出来るテープ駆動装置を提供すること
を目的とする。第3発明では、第1,2発明に係るテー
プ駆動装置を備えた磁気テープ記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るテープ駆
動装置は、テープを送り出し側リールから巻取り側リー
ルへ早送り又は巻戻しをする場合に、前記送り出し側リ
ール及び巻取り側リールの回転数の比を算出し、算出し
た比が所定値に達したときに、前記巻取り側リールを回
転駆動するモータの、以後の経過時間に応じた回転速度
が定められた標準減速特性に従って、前記モータの回転
速度を減速するテープ駆動装置において、前記モータの
回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記標準減速
特性と異なる1又は複数の減速特性を記憶する記憶手段
と、前記回転速度検出手段が検出した回転速度が、予め
定められた回転速度に達したときに、前記比を算出する
手段と、該手段が算出した比と予め前記回転速度に対応
して定められた比との大小を判定する手段と、該手段の
判定結果に応じて、前記標準減速特性及び前記記憶手段
が記憶する減速特性から1つの減速特性を選択する選択
手段とを備え、該選択手段が選択した減速特性に従っ
て、前記モータの回転速度を減速すべくなしてあること
を特徴とする。
【0008】このテープ駆動装置では、テープを送り出
し側リールから巻取り側リールへ早送り又は巻戻しをす
る場合に、送り出し側リール及び巻取り側リールの回転
数の比を算出し、算出した比が所定値に達したときに、
巻取り側リールを回転駆動するモータの、以後の経過時
間に応じた回転速度が定められた標準減速特性に従っ
て、モータの回転速度を減速する。回転速度検出手段
が、モータの回転速度を検出し、記憶手段が、標準減速
特性と異なる1又は複数の減速特性を記憶する。算出す
る手段は、回転速度検出手段が検出した回転速度が、予
め定められた回転速度に達したときに、送り出し側リー
ル及び巻取り側リールの回転数の比を算出し、判定する
手段は、算出する手段が算出した比と予め定められたモ
ータの回転速度に対応して定められた比との大小を判定
する。
【0009】選択手段は、判定する手段の判定結果に応
じて、標準減速特性及び記憶手段が記憶する減速特性か
ら1つの減速特性を選択し、選択手段が選択した減速特
性に従って、モータの回転速度を減速する。これによ
り、テープの早送り及び巻戻しを行う際の減速開始から
巻取り完了迄の時間のバラツキを抑えることが出来るテ
ープ駆動装置を実現することが出来る。
【0010】第2発明に係るテープ駆動装置は、テープ
を送り出し側リールから巻取り側リールへ早送り又は巻
戻しをする場合に、前記送り出し側リール及び巻取り側
リールの回転数の比を算出し、算出した比が所定値に達
したときに、巻取り側リールを回転駆動するモータの、
以後の経過時間に応じた回転速度が定められた標準減速
特性に従って、前記モータの回転速度を減速するテープ
駆動装置において、前記モータの回転速度を検出する回
転速度検出手段と、前記標準減速特性と異なる1又は複
数の減速特性を記憶する記憶手段と、前記回転速度検出
手段が検出した回転速度が、予め定められた複数の回転
速度のそれぞれに達する都度、前記比を算出する手段
と、該手段が算出した比と予め前記回転速度のそれぞれ
に対応して定められた比との大小を判定する手段と、該
手段の判定結果に応じて、前記標準減速特性及び前記記
憶手段が記憶する減速特性から1つの減速特性を選択す
る選択手段とを備え、該選択手段が選択した減速特性に
従って、前記モータの回転速度を減速すべくなしてある
ことを特徴とする。
【0011】このテープ駆動装置では、テープを送り出
し側リールから巻取り側リールへ早送り又は巻戻しをす
る場合に、送り出し側リール及び巻取り側リールの回転
数の比を算出し、算出した比が所定値に達したときに、
巻取り側リールを回転駆動するモータの、以後の経過時
間に応じた回転速度が定められた標準減速特性に従っ
て、モータの回転速度を減速する。回転速度検出手段
が、モータの回転速度を検出し、記憶手段が、標準減速
特性と異なる1又は複数の減速特性を記憶する。算出す
る手段は、回転速度検出手段が検出した回転速度が、予
め定められた複数の回転速度のそれぞれに達する都度、
送り出し側リール及び巻取り側リールの回転数の比を算
出し、判定する手段は、算出する手段が算出した比と予
め定められた回転速度のそれぞれに対応して定められた
比との大小を判定する。
【0012】選択手段は、判定する手段の判定結果に応
じて、標準減速特性及び記憶手段が記憶する減速特性か
ら1つの減速特性を選択し、選択手段が選択した減速特
性に従って、モータの回転速度を減速する。これによ
り、テープの早送り及び巻戻しを行う際の減速開始から
巻取り完了迄の時間のバラツキを抑えることが出来るテ
ープ駆動装置を実現することが出来る。
【0013】第3発明に係る磁気テープ記録再生装置
は、請求項1又は2に記載されたテープ駆動装置を備
え、該テープ駆動装置が磁気テープを駆動すべくなして
あることを特徴とする。
【0014】この磁気テープ記録再生装置では、請求項
1又は2に記載されたテープ駆動装置を備え、テープ駆
動装置が磁気テープを駆動するので、テープの早送り及
び巻戻しを行う際の減速開始から巻取り完了迄の時間の
バラツキを抑えることが出来る磁気テープ記録再生装置
を実現することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る
テープ駆動装置及び磁気テープ記録再生装置の実施の形
態であるビデオテープレコーダの要部構成を示すブロッ
ク図である。このビデオテープレコーダは、早送りする
場合、供給リール8(送り出し側リール)が磁気テープ
10を供給し、巻取リール9(巻取り側リール)が磁気
テープ10を巻取る。
【0016】供給リール8から送り出された磁気テープ
10は、磁気テープ10に記録されたビデオ信号及び音
声信号を消去する為の全幅消去用ヘッド21と、磁気テ
ープ10にビデオ信号を記録し、また記録されたビデオ
信号を読取るビデオヘッドを、その周面の互いに対向す
る位置に2つ備えるヘッドシリンダ20と、音声信号消
去ヘッド11と、音声・コントロールヘッド12と、フ
ライホイール18の回転軸であるキャプスタン17と、
記録再生時に磁気テープ10を定速で走行させる為に、
ピンチローラ圧着機構22により磁気テープ10をキャ
プスタン17に圧着させるピンチローラ19とを経由し
て、巻取リール9により巻取られる。
【0017】フライホイール18は、ベルト等の伝達機
構を介してキャプスタンモータ13により回転駆動さ
れ、キャプスタンモータ13は、また、それぞれ必要に
応じて、供給リール8及び巻取リール9を回転駆動す
る。キャプスタンモータ13は、内蔵するFG(Freque
ncy Generator )がFG信号(回転周波数信号)を出力
し、制御部3に与える。供給リール8及び巻取リール9
には、それぞれ1回転する毎に例えば1つのパルスを出
力する回転速度検出器6,7が設けられており、それぞ
れが出力したパルスは制御部3に与えられる。
【0018】供給リール8が送り出す磁気テープ10及
び巻取リール9が巻取る磁気テープ10の両方へ光線を
出力する為の発光ダイオード14が、その両方の中間位
置に設けられ、その両磁気テープ10の発光ダイオード
14の各反対側には、発光ダイオード14が出力した光
線をそれぞれ受光する為のフォトトランジスタ15,1
6が設けられている。フォトトランジスタ15は、早送
り時に供給リール8が送り出す磁気テープ10の終端部
の透明部分により透過された発光ダイオード14からの
光線を受光して、磁気テープ10の終端を検出し、フォ
トトランジスタ16は、巻戻し時に巻取リール9が送り
出す磁気テープ10の始端部の透明部分により透過され
た発光ダイオード14からの光線を受光して、磁気テー
プ10の始端を検出する。
【0019】キャプスタンモータ13は、制御部3によ
り制御されるキャプスタンモータ駆動回路5により駆動
され、制御部3は、またピンチローラ圧着機構22を駆
動制御する。全幅消去用ヘッド21及び音声信号消去ヘ
ッド11は、制御部3により制御され、ヘッドシリンダ
20及び音声・コントロールヘッド12は、記録/再生
回路4と記録/再生信号の授受を行う。ヘッドシリンダ
20を回転駆動する図示しないドラムモータ及びその駆
動回路は、制御部3により制御される。
【0020】記録/再生回路4は、制御部3により制御
され、チューナ部1が復調したビデオ信号及び音声信号
を与えられる。制御部3には、ユーザの操作を受け入れ
る操作部2が接続され、また、早送り及び巻戻し時に、
その完了に向けて、巻取り側リールを回転駆動するキャ
プスタンモータ13の回転速度を減速して行く為の、図
5に示すような、標準減速特性A、その標準減速特性と
異なる減速特性B,Cを記憶してあるメモリ3a(記憶
手段)を有している。メモリ3aは、また減速中に減速
特性通りに減速しているか否かを判定する為の、磁気テ
ープのテープ長毎に定められた複数の回転速度(回転周
波数(C−FG周波数))と、そのそれぞれに対応して
定められた、供給リール8及び巻取リール9の回転数の
比(N値)とを記憶してある。
【0021】以下に、このような構成のビデオテープレ
コーダの早送り時の減速動作を、それを示す図2のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。このビデオテープ
レコーダの制御部3は、早送りをしている際に、回転速
度検出器6,7からそれぞれ与えられたパルス数に基づ
き、供給リール8及び巻取リール9の回転数の比(N値
=供給リール8の回転数/巻取リール9の回転数)を算
出し(S2)、算出したN値が、キャプスタンモータ1
3の回転速度の減速を開始する為に予め定められたN値
に達したか否かを判定する(S4)。
【0022】図3は、120分テープの場合のN値とテ
ープ巻取量との関係を説明する為の説明図である。破線
が早送り時のN値であり、巻取リール9のテープ巻取量
が略96.5分間分に相当するN値=略1.7に達する
と、キャプスタンモータ13の回転速度の減速を開始す
る。減速が終了するときは、N値=略2.7になってい
る。巻戻し時には、実線で示すように、N値=巻取リー
ル9の回転数/供給リール8の回転数として、巻取リー
ル9のテープ巻取量が略26分間分に減少し、それに相
当するN値=略1.7に達すると、供給リール8を回転
駆動しているキャプスタンモータ13の回転速度の減速
を開始する。減速が終了するときは、N値=略2.7に
なっている。
【0023】図4は、180分テープの場合のN値とテ
ープ巻取量との関係を説明する為の説明図である。破線
が早送り時のN値であり、巻取リール9のテープ巻取量
が略142.5分間分に相当するN値=略1.7に達す
ると、キャプスタンモータ13の回転速度の減速を開始
する。減速が終了するときは、N値=略2.25になっ
ている。巻戻し時には、実線で示すように、N値=巻取
リール9の回転数/供給リール8の回転数として、巻取
リール9のテープ巻取量が約40分間分に減少し、それ
に相当するN値=約1.7に達すると、供給リール8を
回転駆動しているキャプスタンモータ13の回転速度の
減速を開始する。減速が終了するときは、N値=略2.
25になっている。図3,4に示すように、N値は、早
送り時には巻取り量を、巻戻し時には巻戻し残量を示し
ている。
【0024】制御部3は、算出したN値が、予め定めら
れたN値に達していれば(S4)、キャプスタンモータ
13の回転速度(回転周波数(C−FG周波数))を減
速中に減速特性通りに減速しているか否かを判定する為
の、予め定められた複数の目標回転周波数(C−FG周
波数(n))と、そのそれぞれに対応して定められた各
N値(n)を設定し(S6)、パラメータnを0とする
(S8)。
【0025】制御部3は、次に、図5に示す標準減速特
性Aに従って、キャプスタンモータ13の回転速度の減
速を開始する(S10)。制御部3は、キャプスタンモ
ータ13の回転速度の減速中は、キャプスタンモータ1
3からのC−FG周波数(FG信号)を検出し(S1
2)、検出したC−FG周波数が減速終了周波数に達し
たか否かを判定し(S14)、減速終了周波数に達して
いなければ、検出したC−FG周波数が目標C−FG周
波数(n)に達したか否かを判定する(S16)。
【0026】制御部3は、検出したC−FG周波数が目
標C−FG周波数(n)に達していなければ(S1
6)、キャプスタンモータ13からのC−FG周波数を
検出するステップ(S12)へ戻る。制御部3は、検出
したC−FG周波数が目標C−FG周波数(n)に達し
ていれば(S16)、回転速度検出器6,7からそれぞ
れ与えられたパルス数に基づき、供給リール8及び巻取
リール9の回転数の比(N値=供給リール8の回転数/
巻取リール9の回転数)を算出し(S18)、算出した
N値と設定したN値(n)との大小を判定する(S2
0)。
【0027】制御部3は、算出したN値と設定したN値
(n)との大小を判定し(S20)、算出したN値が設
定したN値(n)以上であれば、図3,4から、順調に
早送りが進捗しているのであり、パラメータnに1を加
算して(S22)、そのときの減速特性である標準減速
特性A(図5)により減速を継続する(S24)。制御
部3は、算出したN値が設定したN値(n)より小さけ
れば(S20)、図3,4から、早送りの進捗状況が遅
れているのであり、早送りの進捗状況を速める減速特性
に変更可能か否かを判定する(S28)。
【0028】制御部3は、早送りの進捗状況を速める減
速特性に変更出来なければ(S28)、パラメータnに
1を加算して(S22)、そのときの減速特性により減
速を継続する(S24)。制御部3は、早送りの進捗状
況を速める減速特性に変更可能であれば(S28)、早
送りの進捗状況を速める減速特性に、例えば、そのとき
の減速特性が標準減速特性A(図5)であれば、減速特
性B(図5)に変更する(S30)。また、そのときの
減速特性が減速特性B(図5)であれば、減速特性C
(図5)に変更する(S30)。
【0029】制御部3は、次に、パラメータnに1を加
算して(S32)、変更した減速特性(S30)により
減速を開始した(S34)後、キャプスタンモータ13
からのC−FG周波数(FG信号)を検出し(S1
2)、検出したC−FG周波数が減速終了周波数に達し
たか否かを判定する(S14)。制御部3は、検出した
C−FG周波数(S12)が減速終了周波数に達したか
否かを判定し(S14)、減速終了周波数に達していれ
ば、減速動作を終了する(S26)。
【0030】制御部3は、減速動作を終了した(S2
6)後も、早送り動作を継続し、フォトトランジスタ1
5が、磁気テープ10の終端部の透明部分により透過さ
れた発光ダイオード14からの光線を受光して、磁気テ
ープ10の終端を検出したときに、キャプスタンモータ
13の回転を停止して、早送り動作を終了する。尚、図
2のフローチャートでは、早送り動作を説明したが、巻
戻し動作の場合も、供給リール8及び巻取リール9の関
係が逆になることを除いて同様である。巻戻し動作の場
合、制御部3は、フォトトランジスタ16が、磁気テー
プ10の始端部の透明部分により透過された発光ダイオ
ード14からの光線を受光して、磁気テープ10の始端
を検出したときに、キャプスタンモータ13の回転を停
止して、巻戻し動作を終了する。
【0031】
【発明の効果】第1,2発明に係るテープ駆動装置によ
れば、テープの早送り及び巻戻しを行う際の減速開始か
ら巻取り完了迄の時間のバラツキを抑えることが出来る
テープ駆動装置を実現することが出来る。
【0032】第3発明に係る磁気テープ記録再生装置に
よれば、テープの早送り及び巻戻しを行う際の減速開始
から巻取り完了迄の時間のバラツキを抑えることが出来
る磁気テープ記録再生装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ駆動装置及び磁気テープ記
録再生装置の実施の形態であるビデオテープレコーダの
要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すビデオテープレコーダの動作を示す
フローチャートである。
【図3】N値とテープ巻取量との関係を説明する為の説
明図である。
【図4】N値とテープ巻取量との関係を説明する為の説
明図である。
【図5】巻取り側リールを回転駆動するキャプスタンモ
ータの減速特性の例を示す特性図である。
【符号の説明】 2 操作部 3 制御部 3a メモリ(記憶手段) 4 記録/再生回路 6,7 回転速度検出器 8 供給リール(送り出し側リール) 9 巻取リール(巻取り側リール) 10 磁気テープ 13 キャプスタンモータ 17 キャプスタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを送り出し側リールから巻取り側
    リールへ早送り又は巻戻しをする場合に、前記送り出し
    側リール及び巻取り側リールの回転数の比を算出し、算
    出した比が所定値に達したときに、前記巻取り側リール
    を回転駆動するモータの、以後の経過時間に応じた回転
    速度が定められた標準減速特性に従って、前記モータの
    回転速度を減速するテープ駆動装置において、 前記モータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記標準減速特性と異なる1又は複数の減速特性を記憶
    する記憶手段と、前記回転速度検出手段が検出した回転
    速度が、予め定められた回転速度に達したときに、前記
    比を算出する手段と、該手段が算出した比と予め前記回
    転速度に対応して定められた比との大小を判定する手段
    と、該手段の判定結果に応じて、前記標準減速特性及び
    前記記憶手段が記憶する減速特性から1つの減速特性を
    選択する選択手段とを備え、該選択手段が選択した減速
    特性に従って、前記モータの回転速度を減速すべくなし
    てあることを特徴とするテープ駆動装置。
  2. 【請求項2】 テープを送り出し側リールから巻取り側
    リールへ早送り又は巻戻しをする場合に、前記送り出し
    側リール及び巻取り側リールの回転数の比を算出し、算
    出した比が所定値に達したときに、前記巻取り側リール
    を回転駆動するモータの、以後の経過時間に応じた回転
    速度が定められた標準減速特性に従って、前記モータの
    回転速度を減速するテープ駆動装置において、 前記モータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記標準減速特性と異なる1又は複数の減速特性を記憶
    する記憶手段と、前記回転速度検出手段が検出した回転
    速度が、予め定められた複数の回転速度のそれぞれに達
    する都度、前記比を算出する手段と、該手段が算出した
    比と予め前記回転速度のそれぞれに対応して定められた
    比との大小を判定する手段と、該手段の判定結果に応じ
    て、前記標準減速特性及び前記記憶手段が記憶する減速
    特性から1つの減速特性を選択する選択手段とを備え、
    該選択手段が選択した減速特性に従って、前記モータの
    回転速度を減速すべくなしてあることを特徴とするテー
    プ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたテープ駆動
    装置を備え、該テープ駆動装置が磁気テープを駆動すべ
    くなしてあることを特徴とする磁気テープ記録再生装
    置。
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