JP3094341U - 磁気記録テープを用いた記録再生装置 - Google Patents

磁気記録テープを用いた記録再生装置

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JP3094341U JP2002007556U JP2002007556U JP3094341U JP 3094341 U JP3094341 U JP 3094341U JP 2002007556 U JP2002007556 U JP 2002007556U JP 2002007556 U JP2002007556 U JP 2002007556U JP 3094341 U JP3094341 U JP 3094341U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インデックスサーチ機能を有する磁気記録テ
ープを用いた記録再生装置において、インデックスサー
チに要する時間を短縮する。 【解決手段】 巻取り側リール21及び供給側リール2
2のうち従動側のリールの回転速度をリールセンサ15
により検出し、リールセンサ15から出力されるリール
パルスの周波数を所定周波数と比較して、リールパルス
の周波数が所定周波数以下のときは高速の第2回転速度
でキャプスタンモータ2を回転させ、リールパルスの周
波数が所定周波数を越えると低速の第1回転速度でキャ
プスタンモータ2を回転させる。その結果、インデック
スサーチ中におけるテープ25の走行速度の変化が小さ
くなり、テープ25の走行速度を制御信号ヘッド10に
よる読み取り可能限界速度に近づけることができ、イン
デックスサーチに要する時間を短縮することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録テープを用い た記録再生装置におけるインデックスサーチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁気記録テープ(以下、単に「テープ」とする)を高速で走行させ ながら、テープ上の記録開始位置を検索して、記録開始位置から通常の再生を行 うインデックスサーチ機能を有するテープを用いた記録再生装置が知られている 。
【0003】 例えば、テープにビデオ信号とオーディオ信号を記録するVTRでは、テープ の一方の側部近傍をオーディオ信号トラックとし、他方の側部近傍を制御信号ト ラックとし、オーディオ信号トラックと制御信号トラックの間に、テープ走行方 向に対して一定の角度をなすようにビデオ信号が1フィールド分ずつ斜めに記録 されている。ビデオ信号は、テープの走行方向に対して所定の傾斜角度をなすよ うに設けられたヘッドシリンダにより記録及び再生が行われ、オーディオ信号及 び制御信号は、ヘッドシリンダとは別に設けられたオーディオ信号ヘッド及び制 御信号ヘッドにより記録及び再生が行われる。
【0004】 VTRでインデックスサーチを行う場合、早送り/巻戻しの場合と同様に、モ ータの駆動力を巻取り側のリールに直接伝達し、巻取り側のリールを一定の回転 速度で回転させながら、テープを通常の再生速度よりも高速で走行させながら、 制御信号ヘッドにより制御信号トラックに記録されている記録開始位置信号を検 索する。そして、記録開始位置信号を検索すると、テープの走行を停止し、行き 過ぎた分だけテープを巻き戻し、その位置から通常の速度で再生を行う。
【0005】 なお、テープを高速で走行させる際に、テープの走行速度を変化させるものと して、以下の先行技術文献が知られている。
【0006】 特許文献1は、制御信号のない回転ヘッド方式のディジタルオーディオテープ (DAT)レコーダにおいて、テープの高速走行を行うために、供給側リール及 び巻取り側リールの回転数を表すパルス数をもとにして所定の演算を行い、高速 再生時のテープの速度が通常再生時のテープ速度の一定倍になるように制御して いる。
【0007】 特許文献2は、DAT等の磁気記録再生装置において、高速サーチ時のテープ の走行速度制御方法に関するものであり、供給側リールパルスカウンタと巻取り 側リールパルスカウンタのカウント値を比較し、いずれか小さいほうのカウント 値とリール回転周波数を計測して演算により任意のテープ位置におけるテープ走 行速度を演算し、リール駆動モータに印加する電圧を制御してテープ走行速度を 制御する。
【0008】 特許文献3は、VTRに関し、早送り、巻戻し、高速サーチ及びインデックス サーチの各モードにおいて、キャプスタンモータをそれぞれ異なる速度に正確に 駆動するための制御装置に関するものである。
【0009】 特許文献4は、リール回転検出手段と、テープ走行速度算出手段とリール回転 制御手段を備え、テープ走行速度算出手段により算出されたテープ走行速度が目 標走行速度に一致するようにリールの回転を制御するテープ走行速度制御装置に 関する。
【0010】 特許文献5は、テープの巻かれ具合により、リールが回転しにくいときにテー プ走行速度を遅くする保護モードを有するVTRにおいて、リールパルスを監視 して、一定の条件でパルスを検出できるときには保護モードから通常モードへ復 帰させる技術に関する。
【0011】
【特許文献1】 特開昭62−117160号公報 (発明の目的及び発明の概要の欄)
【特許文献2】 特開平4−168651号公報 (課題を解決するための手段の欄)
【特許文献3】 特開平4−278247号公報 (請求項1、段落0003、段落0004)
【特許文献4】 実開平3−2440号公報 (特許請求の範囲)
【特許文献5】 実用新案登録第3085831号公報 (請求項1)
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例のように、モータの駆動力を巻取り側のリールに直接伝達し、かつ 一定の回転速度で回転させると、巻取り側リールに巻回されているテープの直径 が小さいうちはテープの走行速度が遅く、直径が大きくなるにつれてテープの走 行速度が速くなる。すなわち、テープの先端から終端までの間、テープの走行速 度は一定でなく、最初は遅く、徐々に速くなる。
【0013】 単なる早送り/巻戻しの場合は、上記のような構成でも特に問題は無いが、イ ンデックスサーチの場合は、制御信号ヘッドにより、制御信号トラックに記録さ れている制御信号を読み出しながら、その中から記録開始位置信号を検索するた め、テープ走行速度がある速度よりも速くなると制御信号を読み出せなくなる限 界速度が存在する。
【0014】 従来のVTRでは、テープの終端近傍でのテープ走行速度が、制御信号ヘッド により制御信号の読み出しが可能な限界速度以下となるように、巻取り側リール の回転速度が決定されていた。そのため、テープの先端近傍では、上記限界速度 に比べて非常に遅い速度でテープが走行されるため、インデックスサーチに要す る時間が長くなるという問題点を有していた。
【0015】 本考案は、上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、磁気記 録テープを用いた記録再生装置において、2つのリールの間に巻回されたテープ の現在位置にかかわらず、インデックスサーチに要する時間を短くすることを目 的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の考案は、駆動力を発生するキャプスタン モータと、前記キャプスタンモータの回転速度を制御する制御部と、前記キャプ スタンモータの駆動力を巻取り側及び供給側の各リールを回転支持するリール台 のうちいずれか一方のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、前記各リー ル台の回転速度を検出し、その速度に応じた周波数でリールパルスを出力する巻 取り側及び供給側の各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデック スサーチ用の記録開始位置信号を検出する制御信号ヘッドを備えた磁気記録テー プを用いた記録再生装置において、前記各リールセンサから出力されるリールパ ルスの周波数と比較される所定周波数と、インデックスサーチ時において前記キ ャプスタンモータを駆動するための回転速度であって、前記制御信号ヘッドによ り前記磁気記録テープから記録開始位置信号を検出することが可能な限界速度以 下の低速の第1回転速度及び高速の第2回転速度を記憶した記憶部をさらに備え 、前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前記キャプスタンモータ を前記低速の第1回転速度で駆動してインデックスサーチを開始すると共に、前 記巻取り側及び供給側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサか ら出力されるリールパルスの周波数を前記所定周波数と比較し、前記記憶部に記 憶されている第1回転速度又は第2回転速度を用いて、前記リールパルスの周波 数が前記所定周波数以下のときは、前記キャプスタンモータを前記高速の第2回 転速度で駆動し、前記リールパルスの周波数が前記所定周波数を越えると、前記 キャプスタンモータを前記低速の第1回転速度で駆動する。
【0017】 このような構成によれば、インデックスサーチを行う場合、巻取り側及び供給 側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力されるリール パルスの周波数を所定周波数と比較し、リールパルスの周波数が所定周波数以下 のとき、すなわちテープの走行速度が所定速度よりも遅いときは、キャプスタン モータを高速の第2回転速度で駆動してテープの走行速度を速くし、逆にリール パルスの周波数が所定周波数を越えているとき、すなわちテープの走行速度が所 定速度よりも速いときは、キャプスタンモータを低速の第1回転速度で駆動して テープの走行速度を遅くするので、巻取り側リールに巻回されているテープ部分 の直径、すなわち現在インデックスサーチされているテープの位置に関係なく、 テープの走行速度を磁気記録テープから記録開始位置信号を検出することが可能 な限界速度に近い一定の範囲で制御することができる。その結果、従来の装置よ りもインデックスサーチに要する時間を短縮することができる。また、テープの 走行速度は必ず読み取り可能限界速度以下になるので、読み取りエラーを防止す ることができる。
【0018】 また、請求項2の考案は、駆動力を発生するキャプスタンモータと、前記キャ プスタンモータの回転速度を制御する制御部と、前記キャプスタンモータの駆動 力を巻取り側及び供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれか一方 のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、前記各リール台の回転速度を検 出し、その速度に応じた周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の 各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデックスサーチ用の記録開 始位置信号を検出する制御信号ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生 装置において、前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前記巻取り 側及び供給側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力さ れるリールパルスの周波数に応じて、少なくともそれぞれ回転速度の異なる2段 階の回転速度で前記キャプスタンモータを駆動する。
【0019】 このような構成によれば、インデックスサーチを行う場合、巻取り側及び供給 側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力されるリール パルスの周波数に応じて、少なくともそれぞれ回転速度の異なる2段階の回転速 度でキャプスタンモータを駆動するので、テープ走行速度が速すぎるときはキャ プスタンモータの回転速度を遅くし、またテープ走行速度が遅すぎるときはキャ プスタンモータの回転速度を速くすることによって、インデックスサーチ中のテ ープ走行速度を一定の範囲内に制御することができる。その結果、従来の装置よ りもインデックスサーチに要する時間を短縮することができる。また、テープの 走行速度は必ず読み取り可能限界速度以下とすることにより、読み取りエラーを 防止することができる。
【0020】 また、請求項3の考案は、駆動力を発生するキャプスタンモータと、前記キャ プスタンモータの回転速度を制御する制御部と、前記キャプスタンモータの駆動 力を巻取り側及び供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれか一方 のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、前記各リール台の回転速度を検 出し、その速度に応じた周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の 各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデックスサーチ用の記録開 始位置信号を検出する制御信号ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生 装置において、前記各リールセンサから出力されるリールパルスの周波数と比較 される所定周波数と、インデックスサーチ時において前記キャプスタンモータを 駆動するための回転速度であって、前記制御信号ヘッドにより前記磁気記録テー プから記録開始位置信号を検出することが可能な限界速度以下の低速の第1回転 速度及び高速の第2回転速度を記憶するとともに、前記供給側リールセンサから 出力されるリールパルスの周波数を一時的に記憶する記憶部と、前記巻取り側及 び供給側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力される リールパルスの周波数を前記所定周波数と比較し、前記リールパルスの周波数が 前記所定周波数以下のときは前記記憶部から前記高速の第2回転速度を読み出し 、前記リールパルスの周波数が前記所定周波数を越えるときは、前回前記所定周 波数と比較したリールパルスの周波数と今回前記所定周波数と比較したリールパ ルスの周波数とを比較し、リールパルスの周波数の変化率を求め、得られた変化 率を用いて現在のキャプスタンモータの回転速度を減速する第3の回転速度を演 算する演算部とをさらに備え、前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部 は、前記キャプスタンモータをあらかじめ設定されている第1回転速度で駆動し てインデックスサーチを開始すると共に、前記リールパルスの周波数が前記所定 周波数以下のときは、前記キャプスタンモータを、前記高速の第2回転速度で駆 動し、前記リールパルスの周波数が前記所定周波数を越えると、前記演算した第 3回転速度で前記キャプスタンモータを駆動する。
【0021】 このような構成によれば、インデックスサーチを行う場合、巻取り側及び供給 側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力されるリール パルスの周波数を所定周波数と比較し、リールパルスの周波数が所定周波数以下 のとき、すなわちテープの走行速度が所定速度よりも遅いときは、キャプスタン モータを高速の第2回転速度で駆動してテープの走行速度を速くし、逆にリール パルスの周波数が所定周波数を越えているとき、すなわちテープの走行速度が所 定速度よりも速いときは、前回所定周波数と比較したリールパルスの周波数と今 回所定周波数と比較したリールパルスの周波数とを比較し、リールパルスの周波 数の変化率を求め、得られた変化率を用いて現在のキャプスタンモータの回転速 度を減速する第3の回転速度を演算し、演算した第3回転速度でキャプスタンモ ータを駆動するので、キャプスタンモータの回転速度を第2回転速度から段階的 に徐々に遅くすることができ、現在インデックスサーチされているテープの位置 にかかわらず、テープ走行速度をほぼ一定にすることができる。その結果、テー プを、制御信号ヘッドにより磁気記録テープから記録開始位置信号を検出するこ とが可能な限界速度の上限に近い速度で走行させることができ、インデックスサ ーチに要する時間を短縮することができる。
【0022】 また、請求項4の考案は、駆動力を発生するキャプスタンモータと、前記キャ プスタンモータの回転速度を制御する制御部と、前記キャプスタンモータの駆動 力を巻取り側及び供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれか一方 のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、前記各リール台の回転速度を検 出し、その速度に応じた周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の 各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデックスサーチ用の記録開 始位置信号を検出する制御信号ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生 装置において、前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前記巻取り 側及び供給側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力さ れるリールパルスの周波数の変化に応じて、少なくとも3段階以上の回転速度で 前記キャプスタンモータを駆動する。
【0023】 このような構成によれば、インデックスサーチを行う場合、巻取り側及び供給 側のリールのうち従動側のリールに対応するリールセンサから出力されるリール パルスの周波数の変化に応じて、少なくともそれぞれ回転速度の異なる少なくと も3段階の回転速度でキャプスタンモータを駆動するので、リールパルスの周波 数が急激に変化しているとき、すなわちテープ走行速度が急激に変化していると きはキャプスタンモータの回転速度を大きく変化させ、またリールパルスの周波 数があまり変化していないとき、すなわちテープ走行速度があまり変化していな いときは、キャプスタンモータの回転速度をそれほど大きく変化させないので、 インデックスサーチ中のテープ走行速度をほぼ一定に制御することができる。そ の結果、テープを、制御信号ヘッドにより磁気記録テープから記録開始位置信号 を検出することが可能な限界速度の上限に近い速度で走行させることができ、イ ンデックスサーチに要する時間を短縮することができる。
【0024】
【考案の実施の形態】
本考案の本実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態における磁気 記録テープを用いた記録再生装置の構成を示すである。図1中、テープカセット 20、巻取り側リール21及び供給側リール22を2点鎖線で示す。
【0025】 磁気記録テープを用いた記録再生装置1は、テープカセット20の内部の巻取 り側リール21及び供給側リール22の回転をそれぞれ支持する巻取り側プーリ 台8及び供給側プーリ台9と、磁気記録テープ(以下、「テープ」とする)25 を走行させるための駆動力を発生させるキャプスタンモータ2と、キャプスタン モータ2の回転軸3に固着された駆動プーリ4と、ベルト5を介して駆動プーリ 4に連結され、キャプスタンモータ2の駆動力により回転されるクラッチプーリ 6と、キャプスタンモータ2の回転方向、すなわちクラッチプーリ5の回転方向 により旋回し、駆動力を巻取り側リール台8及び供給側リール台9のいずれかに 選択的に伝達するアイドラプーリ7と、テープ25の走行路に対向する位置に設 けられたオーディオヘッドを兼ねた制御信号ヘッド10と、通常再生時にキャプ スタンモータの回転軸3との間でテープを挟持し、テープ走行速度を一定に制御 するためのピンチローラ11と、テープ25上のビデオ信号トラックからビデオ 信号を読み出すためのビデオヘッドを内蔵したヘッドシリンダ12と、通常再生 時にテープ25をヘッドシリンダ12に巻きつけるためのテープガイド機構13 等で構成されている。
【0026】 また、巻取り側リール台8及び供給側リール台9の底部には、それぞれ巻取り 側リール台8及び供給側リール台9の回転速度を検出するためのリールセンサ1 4及び15が設けられている。キャプスタンモータ2、制御信号ヘッド10、リ ールセンサ14及び15は、それぞれ制御部16に接続されている。リールセン サ14及び15については後述する。また、キャプスタンモータ2の回転軸3に は、エンコーダ(周波数センサ)19が設けられており、キャプスタンモータ2 の回転に伴ってパルス信号等が出力されている。制御部16は、このエンコーダ 19からのパルス信号の周波数をモニタすることにより、キャプスタンモータ2 の回転速度を検出する。
【0027】 制御部16は、制御プログラム等を記憶したROMと、検出したリールパルス 等の値を一時的に記憶するRAMと、制御プログラム等に従ってキャプスタンモ ータ2のオン/オフ、回転方向及び回転速度の制御を行うCPU等で構成されて いる。制御部16には、リールセンサ14又は15から出力されるリールパルス の周波数と比較される所定周波数及びキャプスタンモータ2を制御するための回 転速度等を記憶したROM等の記憶部17と、リールセンサ14又は15から出 力されるリールパルスの周波数を所定周波数と比較し、リールパルスの周波数と 所定周波数の比較結果に応じてキャプスタンモータの回転速度を記憶部17から 読み出し又は演算するCPU等で構成された演算部18が接続されている。演算 部18は、後述する本実施の形態の変形例において、キャプスタンモータ2の回 転速度を演算する。
【0028】 記憶部17は、この記録再生装置のさまざまなモードにおけるキャプスタンモ ータ2の回転速度が記憶されているが、インデックスサーチ時における回転速度 としては、制御信号ヘッド10によりテープ25から記録開始位置信号を検出す ることが可能な限界速度以下の速度であって、低速の第1回転速度及び第1回転 速度よりも高速の第2回転速度が記憶されている。制御部16は、図1に示す例 では、供給側リールセンサ15から出力されるリールパルスの周波数を所定周波 数と比較し、リールパルスの周波数が所定周波数以下のときは記憶部17から高 速の第2回転速度を読み出し、リールパルスの周波数が所定周波数を越えるとき は記憶部17から低速の第1回転速度を読み出し、読み出した第1回転速度又は 第2回転速度を用いてキャプスタンモータ2の回転速度を制御する。
【0029】 オーディオ信号ヘッド(図示せず)は、制御信号ヘッド10と同じ場所におい て、テープ25の走行方向に対して直交する方向に重ねて設けられており、オー ディオ信号ヘッドはテープ25の上端近傍に設けられているオーディオ信号トラ ックからオーディオ信号を読み出し、制御信号ヘッド10はテープ25の下端近 傍に設けられている制御信号トラックから制御信号を読み出す。
【0030】 制御信号トラックには、テープの最初から最後までにわたって一定間隔で時間 を表す信号が記録されていると共に、テープ上の記録開始位置信号や記録終了位 置信号等が記録されている。インデックスサーチでは、通常再生時よりも速い速 度でテープ25を走行させながら、制御信号トラック上の記録開始位置信号を検 出し、検出した位置から通常再生を行い、ユーザが見たい映像の頭出しを行うも のである。図1では、早送り方向にインデックスサーチしている状態を示してお り、テープ25は、図1中左側の供給側リール22から右側の巻取り側リール2 1に巻き取られるように走行する。また、巻戻し方向にインデックスサーチする ことも可能である。その場合、テープ25は、右側の巻取り側リール21から左 側の供給側リール22に巻き取られるように走行する。
【0031】 巻取り側リール台8及び供給側リール台9の底部に設けられた各リールセンサ 14及び15は、例えば図2に示すように、その円周方向に沿って一定(角度) 間隔で反射板30が設けられており、さらに、反射板30が走行するレーンに対 向するように、LED等の発光素子31及びフォトダイオード等の受光素子32 が設けられている。各リール台8及び9が回転すると、それに伴って反射板30 が発光素子31及び受光素子32に対向する位置を通過する。発光素子31から は常時光が照射されており、反射板30が発光素子31に対向する位置を通過し たときにだけ、反射板30により発光素子31から照射した光が反射される。こ の反射光は、受光素子32により受光され、受光素子32からパルス状の所定の 信号(リールパルス)が出力される。リールセンサ14及び15(受光素子32 )から出力されるリールパルスの周波数は反射板30の通過するタイミングに一 致しており、リールセンサ14及び15から出力されるリールパルスの周波数を モニタすることにより、各リール台8及び9の回転速度が分かる。なお、周知の ように、リール8又は9の回転速度が一定であったとしても、テープ25の走行 速度はリールに巻回さているテープ部分の直径、すなわち周速に依存するので、 リールセンサ14又は15から出力されるリールパルスの周波数がテープ25の 走行速度を直接的に表しているわけではない。しかし、リールセンサ14又は1 5から出力されるリールパルスの周波数をあらかじめ設定されている所定周波数 と比較することにより、テープ25の走行速度がある基準の走行速度よりも速い か遅いかを知ることができる。
【0032】 次に、本実施の形態の記録再生装置1の動作について、図3に示すフローチャ ートを参照しつつ説明する。例えば、図1に示すように、テープの先端まで巻き 戻された状態のテープカセットが記録再生装置に装填されたとする。このとき、 巻取り側リール21にはテープ25はほとんど巻回されておらず、リールに巻回 されたテープ部分の直径は小さい。この状態で、ユーザがリモコン装置等を操作 してインデックスサーチが選択されたとする。
【0033】 制御部16は、装填されたテープカセット20の内部の状態が不明であるので 、最初にキャプスタンモータ2を低速の第1回転速度で駆動する(S1)。テー プ25の走行が開始すると、制御部16は、制御信号ヘッド10によりテープ2 5上の制御信号トラックから読み出した制御信号中から記録開始位置信号を検出 する処理を行う(S2)。これと並行して、供給側リールセンサ15から出力さ れるリールパルスをモニタし、リールパルス周波数を検出する(S3)。さらに 、制御部16は、ステップS2における記録開始位置信号検出処理によって、記 録開始位置信号を検出したか否かを判断する(S4)。
【0034】 ステップS4で、記録開始位置信号を検出したときは、所定の処理を行った後 、通常再生処理に移行する(S5)。実際には、記録開始位置信号を検出してか らテープ25の走行を停止するので、行き過ぎた分だけテープ25を一旦巻き戻 し、テープ25をヘッドシリンダ12に巻きつけた後、記録開始位置から通常の 再生速度でテープを走行させ、ビデオ信号トラックに記録されているビデオ信号 の読み出しを行う。同時に、オーディオヘッドにより、オーディオ信号トラック からオーディオ信号を読み出す。
【0035】 ステップS4で、制御信号から記録開始位置信号を検出していないときは、制 御部16は、ステップS3で検出したリールパルスの周波数をあらかじめ設定さ れている所定周波数と比較する(S6)。図1に示すようなテープの先端部分近 傍では、巻取り側リールに巻回されているテープ部分の直径は小さく、その周速 は遅いので、テープ搬送速度も遅い。従って、供給側リールセンサ15から出力 されるリールパルスの周波数は所定の周波数よりも小さいので(S6でYES) 、制御部16は、記憶部17から第1回転速度よりも高速の第2回転速度を読み 出し、キャプスタンモータ2の回転速度を低速の第1回転速度から高速の第2回 転速度に切り換えて駆動し(S7)、ステップS2に戻って、記録開始位置信号 の検出等(S2からS6)を繰り返す。
【0036】 ステップS7でキャプスタンモータ2の回転速度を高速の第2回転速度に切り 換えた後、テープ走行速度が速くなり、ステップS3で検出したリールパルスの 周波数が所定周波数よりも大きくなった場合又は最初にテープカセット20を装 填した時点で、巻取り側リール21に巻回されている部分の直径が大きく、キャ プスタンモータ2を低速の第1回転速度で駆動してもリールパルスの周波数が所 定周波数よりも大きい場合(S6でNO)、制御部16は、記憶部17から第2 回転速度よりも低速の第1回転速度を読み出し、キャプスタンモータ2の回転速 度を低速の第1回転速度に切り換え(後者の場合はそのまま切り換えずに)、ス テップS2に戻って、記録開始位置信号の検出等(S2からS6)を繰り返す。
【0037】 図4に、キャプスタンモータ2の回転速度のタイムチャートを例示する。図4 における実線Aは、例えば図1に示すように巻取り側リール21に巻回されてい るテープ部分の直径が小さい場合であって、最初低速の第1回転速度でキャプス タンモータ2の回転を開始したが、供給側リールセンサ15からのリールパルス の周波数が所定周波数よりも小さいので、キャプスタンモータ2の回転速度を高 速の第2回転速度に切り換え、その後、記録開始位置信号が検出され、キャプス タンモータ2の回転が停止された例を示す。
【0038】 図4における2点差線Bは、実線Aと同様に、最初、低速の第1回転速度でキ ャプスタンモータ2の回転を開始したが、供給側リールセンサ15からのリール パルスの周波数が所定周波数よりも小さいので、キャプスタンモータ2の回転速 度を高速の第2回転速度に切り換え、その後、なかなか記録開始位置信号が検出 されず、巻取り側リール21に巻回されているテープ部分の直径が大きくなって 、テープ走行速度が速くなり、供給側リールセンサ15からのリールパルスの周 波数が所定周波数を超えたとき、キャプスタンモータ2の回転速度をサイド低速 の第1回転速度に切り換え、その後、記録開始位置信号が検出され、キャプスタ ンモータ2の回転が停止された例を示す。
【0039】 図4における破線Cは、巻取り側リール21に巻回されているテープ部分の直 径が大きい場合であって、最初、低速の第1回転速度でキャプスタンモータ2の 回転を開始したが、供給側リールセンサ15からのリールパルスの周波数が所定 周波数を超えているので、キャプスタンモータ2をそのまま低速の第1回転速度 で回転させ、その後記録開始位置信号が検出され、キャプスタンモータ2の回転 が停止された例を示す。
【0040】 このように、本実施の形態によれば、供給側リールセンサ15から出力される リールパルスの周波数をモニタしながら、リールパルスの周波数をあらかじめ設 定されている所定の周波数と比較し、リールパルスの周波数が所定の周波数以下 のとき、すなわちテープ走行速度が遅いときに、キャプスタンモータ2を高速の 第2回転速度で駆動し、リールパルスの周波数が所定の周波数を超えたとき、す なわちテープ走行速度が速くなるとキャプスタンモータ2を低速の第1回転速度 で駆動するので、テープ走行速度は一定ではないものの、テープ走行速度の変化 の幅を小さくすることができ、従来のものよりも短時間に効率良くインデックス サーチを行うことができる。
【0041】 次に、本実施の形態の記録再生装置の動作の変形例について、図5に示すフロ ーチャートを参照しつつ説明する。図3のフローチャートと比較して、ステップ S11からS17までは、ステップS1からS7までと同様である。
【0042】 ステップS17でキャプスタンモータ2の回転速度を高速の第2回転速度に切 り換えた後、テープ走行速度が速くなり、ステップS13で検出したリールパル スの周波数が所定周波数よりも大きくなった場合又は最初にテープカセット20 を装填した時点で、巻取り側リール21に巻回されている部分の直径が大きく、 キャプスタンモータ2を低速の第1回転速度で駆動してもリールパルスの周波数 が所定周波数よりも大きい場合(S16でNO)、演算部18は、ステップS1 6において前回判断したリールパルスの周波数と今回判断したリールパルスの周 波数とを比較し、リールパルスの周波数の変化率を演算する(S18)。キャプ スタンモータ2の回転数、すなわち巻取り側リール21の回転速度が一定であれ ば、リールパルスの周波数は増加する一方であるので、変化率の演算方法として は、例えば前回判断したリールパルスの周波数を今回判断したリールパルスの周 波数で割れば、1よりも小さい値(比率)が求まる。
【0043】 そこで、演算部18は、ステップS18で演算したリールパルスの周波数の変 化率を現在のキャプスタンモータ2の回転速度に掛けて新たなキャプスタンモー タ2の回転速度(第3回転速度)を演算し(S19)、制御部16に入力する。 制御部16は、演算された第3回転速度でキャプスタンモータを駆動し(S20 )、ステップS12に戻って、記録開始位置信号の検出等(S12からS20) を繰り返す。
【0044】 供給側リール22に巻回されているテープ部分の直径が大きい場合は、供給側 リール22の回転速度の変化は小さく、リールパルスの周波数の変化率も小さい 。従って、テープ25の走行速度が急激に変化する可能性は低く、それに応じて キャプスタンモータ2の回転数をさほど急激に遅くする必要はない。これに対し て、供給側リール22に巻回されているテープ部分の直径が小さい場合は、供給 側リール22の回転速度の変化は大きく、リールパルスの周波数の変化率も大き い。従って、テープ25の走行速度が急激に変化する可能性が高く、それに応じ てキャプスタンモータ2の回転数を急激に遅くする必要がある場合も起こりうる 。従って、この変形例のように、リールパルスの周波数の変化率を演算し、その 変化率を現在のキャプスタンモータ2の回転速度に掛けることによって新たな第 3回転速度を演算することにより、演算された第3回転速度はテープ25の走行 速度の変化を反映したものとなり、テープ25の走行速度をほぼ一定に保つこと ができる。
【0045】 また、2つのリールの間に巻回されたテープの現在位置にかかわらず、テープ 走行速度をほぼ一定とすることができるので、制御信号ヘッドにより磁気記録テ ープから記録開始位置信号を検出することが可能な限界速度の上限に近い速度で テープを走行させることが可能となり、インデックスサーチに要する時間を短縮 することができる。特に、供給側リール22に巻回されたテープ部分の直径が小 さくなり、テープ走行速度が急激に変化しやすいテープ終端部近傍において有効 である。
【0046】 なお、上記実施の形態では、テープの早送り方向でのインデックスサーチにつ いて説明したが、テープの巻戻し方向でのインデックスサーチについても同様に 適用することができる。また、磁気記録テープを用いた記録再生装置の一例とし てVTRについて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、オーデ ィオ信号及び必要に応じて制御信号を記録したオーディオ信号記録用磁気記録テ ープにおけるインデックスサーチに応用できることは言うまでもない。
【0047】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、インデックスサーチを行う場合、従 動側のリールに対応するリールセンサから出力されるリールパルスの周波数を所 定周波数と比較し、リールパルスの周波数が所定周波数以下のときは、キャプス タンモータを高速の第2回転速度で駆動し、逆にリールパルスの周波数が所定周 波数を越えているときは、キャプスタンモータを低速の第1回転速度で駆動する ので、現在インデックスサーチされているテープの位置に関係なく、テープの走 行速度を一定の範囲で制御することができる。その結果、従来の装置よりもイン デックスサーチに要する時間を短縮することができる。
【0048】 また、請求項2の考案によれば、インデックスサーチを行う場合、従動側のリ ールに対応するリールセンサから出力されるリールパルスの周波数に応じて、少 なくともそれぞれ回転速度の異なる2段階の回転速度でキャプスタンモータを駆 動するので、テープ走行速度が速すぎるときはキャプスタンモータの回転速度を 遅くし、またテープ走行速度が遅すぎるときはキャプスタンモータの回転速度を 速くすることによって、インデックスサーチ中のテープ走行速度を一定の範囲内 に制御することができる。その結果、従来の装置よりもインデックスサーチに要 する時間を短縮することができる。
【0049】 また、請求項3の考案によれば、インデックスサーチを行う場合、従動側のリ ールに対応するリールセンサから出力されるリールパルスの周波数を所定周波数 と比較し、リールパルスの周波数が所定周波数以下のときは、キャプスタンモー タを高速の第2回転速度で駆動してテープの走行速度を速くし、逆にリールパル スの周波数が所定周波数を越えているときは、前回所定周波数と比較したリール パルスの周波数と今回所定周波数と比較したリールパルスの周波数とを比較し、 リールパルスの周波数の変化率を求め、得られた変化率を用いて現在のキャプス タンモータの回転速度を減速する第3の回転速度を演算し、演算した第3回転速 度でキャプスタンモータを駆動するので、キャプスタンモータの回転速度を第2 回転速度から段階的に徐々に遅くすることができ、現在インデックスサーチされ ているテープの位置にかかわらず、テープ走行速度をほぼ一定にすることができ る。その結果、テープを、制御信号ヘッドにより磁気記録テープから記録開始位 置信号を検出することが可能な限界速度の上限に近い速度で走行させることがで き、インデックスサーチに要する時間を短縮することができる。
【0050】 また、請求項4の考案によれば、インデックスサーチを行う場合、従動側のリ ールに対応するリールセンサから出力されるリールパルスの周波数の変化に応じ て、少なくともそれぞれ回転速度の異なる少なくとも3段階の回転速度でキャプ スタンモータを駆動するので、リールパルスの周波数が急激に変化しているとき はキャプスタンモータの回転速度を大きく変化させ、またリールパルスの周波数 があまり変化していないときはキャプスタンモータの回転速度をそれほど大きく 変化させないので、インデックスサーチ中のテープ走行速度をほぼ一定に制御す ることができる。その結果、テープを、制御信号ヘッドにより磁気記録テープか ら記録開始位置信号を検出することが可能な限界速度の上限に近い速度で走行さ せることができ、インデックスサーチに要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施の形態における磁気記録テー
プを用いた記録再生装置の構成を示す平面図である。
【図2】 上記記録再生装置におけるリールセンサの構
成を示す斜視図である。
【図3】 上記記録再生装置におけるインデックスサー
チ動作を示すフローチャートである。
【図4】 上記記録再生装置におけるインデックスサー
チ動作中のキャプスタンモータの回転速度のタイムチャ
ートである。
【図5】 上記記録再生装置におけるインデックスサー
チ動作の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録再生装置 2 キャプスタンモータ 8 巻取り側リール台 9 供給側リール台 10 制御信号ヘッド 14 巻取り側リールセンサ 15 供給側リールセンサ 16 制御部 17 記憶部 18 演算部 21 巻取り側リール 22 供給側リール 25 テープ(磁気記録テープ)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力を発生するキャプスタンモータ
    と、前記キャプスタンモータの回転速度を制御する制御
    部と、前記キャプスタンモータの駆動力を巻取り側及び
    供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれ
    か一方のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、
    前記各リール台の回転速度を検出し、その速度に応じた
    周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の
    各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデ
    ックスサーチ用の記録開始位置信号を検出する制御信号
    ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生装置に
    おいて、 前記各リールセンサから出力されるリールパルスの周波
    数と比較される所定周波数と、インデックスサーチ時に
    おいて前記キャプスタンモータを駆動するための回転速
    度であって、前記制御信号ヘッドにより前記磁気記録テ
    ープから記録開始位置信号を検出することが可能な限界
    速度以下の低速の第1回転速度及び高速の第2回転速度
    を記憶した記憶部をさらに備え、 前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前
    記キャプスタンモータを前記低速の第1回転速度で駆動
    してインデックスサーチを開始すると共に、前記巻取り
    側及び供給側のリールのうち従動側のリールに対応する
    リールセンサから出力されるリールパルスの周波数を前
    記所定周波数と比較し、前記記憶部に記憶されている第
    1回転速度又は第2回転速度を用いて、前記リールパル
    スの周波数が前記所定周波数以下のときは、前記キャプ
    スタンモータを前記高速の第2回転速度で駆動し、前記
    リールパルスの周波数が前記所定周波数を越えると、前
    記キャプスタンモータを前記低速の第1回転速度で駆動
    することを特徴とする磁気記録テープを用いた記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 駆動力を発生するキャプスタンモータ
    と、前記キャプスタンモータの回転速度を制御する制御
    部と、前記キャプスタンモータの駆動力を巻取り側及び
    供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれ
    か一方のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、
    前記各リール台の回転速度を検出し、その速度に応じた
    周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の
    各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデ
    ックスサーチ用の記録開始位置信号を検出する制御信号
    ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生装置に
    おいて、 前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前
    記巻取り側及び供給側のリールのうち従動側のリールに
    対応するリールセンサから出力されるリールパルスの周
    波数に応じて、少なくともそれぞれ回転速度の異なる2
    段階の回転速度で前記キャプスタンモータを駆動するこ
    とを特徴とする磁気記録テープを用いた記録再生装置。
  3. 【請求項3】 駆動力を発生するキャプスタンモータ
    と、前記キャプスタンモータの回転速度を制御する制御
    部と、前記キャプスタンモータの駆動力を巻取り側及び
    供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれ
    か一方のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、
    前記各リール台の回転速度を検出し、その速度に応じた
    周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の
    各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデ
    ックスサーチ用の記録開始位置信号を検出する制御信号
    ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生装置に
    おいて、 前記各リールセンサから出力されるリールパルスの周波
    数と比較される所定周波数と、インデックスサーチ時に
    おいて前記キャプスタンモータを駆動するための回転速
    度であって、前記制御信号ヘッドにより前記磁気記録テ
    ープから記録開始位置信号を検出することが可能な限界
    速度以下の低速の第1回転速度及び高速の第2回転速度
    を記憶するとともに、前記供給側リールセンサから出力
    されるリールパルスの周波数を一時的に記憶する記憶部
    と、 前記巻取り側及び供給側のリールのうち従動側のリール
    に対応するリールセンサから出力されるリールパルスの
    周波数を前記所定周波数と比較し、前記リールパルスの
    周波数が前記所定周波数以下のときは前記記憶部から前
    記高速の第2回転速度を読み出し、前記リールパルスの
    周波数が前記所定周波数を越えるときは、前回前記所定
    周波数と比較したリールパルスの周波数と今回前記所定
    周波数と比較したリールパルスの周波数とを比較し、リ
    ールパルスの周波数の変化率を求め、得られた変化率を
    用いて現在のキャプスタンモータの回転速度を減速する
    第3の回転速度を演算する演算部とをさらに備え、 前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前
    記キャプスタンモータをあらかじめ設定されている第1
    回転速度で駆動してインデックスサーチを開始すると共
    に、前記リールパルスの周波数が前記所定周波数以下の
    ときは、前記キャプスタンモータを、前記高速の第2回
    転速度で駆動し、前記リールパルスの周波数が前記所定
    周波数を越えると、前記演算した第3回転速度で前記キ
    ャプスタンモータを駆動することを特徴とする磁気記録
    テープを用いた記録再生装置。
  4. 【請求項4】 駆動力を発生するキャプスタンモータ
    と、前記キャプスタンモータの回転速度を制御する制御
    部と、前記キャプスタンモータの駆動力を巻取り側及び
    供給側の各リールを回転支持するリール台のうちいずれ
    か一方のリール台に選択的に伝達する動力伝達機構と、
    前記各リール台の回転速度を検出し、その速度に応じた
    周波数でリールパルスを出力する巻取り側及び供給側の
    各リールセンサと、磁気記録テープに記録されたインデ
    ックスサーチ用の記録開始位置信号を検出する制御信号
    ヘッドを備えた磁気記録テープを用いた記録再生装置に
    おいて、 前記インデックスサーチを行う場合、前記制御部は、前
    記巻取り側及び供給側のリールのうち従動側のリールに
    対応するリールセンサから出力されるリールパルスの周
    波数の変化に応じて、少なくとも3段階以上の回転速度
    で前記キャプスタンモータを駆動することを特徴とする
    磁気記録テープを用いた記録再生装置。
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