JP2586519B2 - テープ速度制御装置 - Google Patents

テープ速度制御装置

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JP2586519B2 JP62270756A JP27075687A JP2586519B2 JP 2586519 B2 JP2586519 B2 JP 2586519B2 JP 62270756 A JP62270756 A JP 62270756A JP 27075687 A JP27075687 A JP 27075687A JP 2586519 B2 JP2586519 B2 JP 2586519B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、速度サーボ装置、特にキャプスタンをな
くし、リールサーボだけでテープを駆動するテープ駆動
方式に用いて好適な速度サーボ装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、リールサーボだけでテープを駆動する駆
動方式において、供給側リール及び巻取り側リールの少
なくとも一方のリールの回転周期を検出すると共に両リ
ールに巻装されたテープに周期的に記録された特定情報
より得られたトラッキング情報に応じて速度サーボの基
準値を制御し、検出出力と制御された速度サーボの基準
値が一致するように一方のリールのモータにサーボをか
けるようにすることにより、テープ速度を一定にして容
易に且つ確実にトランキングがとれるようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
従来テープの走行を制御するには、キャプスタンとピ
ンチローラでテープを圧着して行なうのが一般的である
が、この機構をなくしてリールサーボだけでテープを駆
動する方法が考えられる。この方法は供給側リールと巻
取り側リールの回転周期を検出し、その回転周期と両リ
ールの半径を演算してテープの移動情報(テープ速度)
を求め、そのテープの移動情報に応じて両リールの少な
くとも一方を駆動制御するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが上述の如くリールサーボだけでテープを駆動
する方法の場合、テープ長、テープの巻きむら、テープ
厚等のバラツキがあるため、また、テープとガイドでの
振動も加わり、テープ速度を或る偏差内に納めることは
不可能であった。また、この速度サーボに対して制御信
号方式(CTL方式)や自動トラック追従方式(ATF方式)
等によるトラッキングサーボ(位相サーボ)を加算して
もトラッキングをとることが困難であった。
この発明は斯る点に鑑みてなされたもので、リールサ
ーボによるテープ駆動方式において、テープ速度を一定
にしてトラッキングを容易且つ確実にとることができる
速度サーボ装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、本発明によれば、供
給側リールと巻取り側リールの間でテープを一定速度で
走行させるためのテープ速度制御装置であって、上記供
給側リールと巻取り側リールのうちの一方のリールの回
転周期を検出する回転周期検出手段と、上記テープに周
期的に記録された特定情報よりトラッキング情報を得る
トラッキング制御手段と、上記トラッキング情報に応じ
て上記一方のリールの回転速度を制御するための基準値
を生成する回転周期基準値生成手段と、上記回転周期検
出手段の出力と上記回転周期基準値生成手段の出力を比
較してその差信号を上記一方のリールを回転させるモー
タ駆動手段に帰還するリール回転速度サーボループと、
上記トラッキング制御手段の出力を上記モータ駆動手段
に帰還する位相サーボループと、を備えたことを特徴と
するテープ速度制御装置を提供する。
〔作用〕
検出手段(8,9)において供給側リール(1)又は巻
取り側リール(2)の回転周期を検出する。トラッキン
グ制御手段(4)において、テープ(4)に周期的に記
録された特定情報よりトラッキング情報を得る。すなわ
ちトラッキングエラーはジャストトラッキングのときは
所定の電圧V0を中心に動いているが、テープ速度が遅く
なると電圧が高く、速くなると電圧が低くなる。制御手
段(15〜19)はトラッキング情報に応じて速度サーボの
基準値を制御する。速度サーボの基準値はテープトップ
とテープエンドのときの夫々リールの回転周期を加算し
て1/2したもが使用される。そして検出手段からの回転
周期と制御手段からの速度サーボの基準値が一致するよ
うにリールのモータ(6)にサーボをかける。これによ
りテープ速度が一定となりトラッキングを容易に且つ確
実にとることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1〜第3図に基づいて
詳しく説明する。
第1図は本実施例の回路構成を示すもので、同図にお
いて、(1)は供給側リール、(2)は巻取り側リール
であって、この両リール(1)及び(2)の間にドラム
(3)を介してテープ(4)が巻装される。リール
(1)及び(2)には夫々駆動用モータ(5),(6)
が設けられ、また、ドラム(3)6にも駆動用モータ
(7)が設けられる。
また例えば巻取り側リール(2)に対して周波数発電
機(以下、FGという)(8)が設けられ、このFG(8)
からのパルスが回転周期検出回路(9)に供給され、巻
取り側リール(2)の回転周期が検出される。この検出
された回転周期は減算器(10)及び加算器(11)を介し
てモータ駆動回路(12)に供給され、このモータ駆動回
路(12)からの出力信号により巻取り側リール駆動用モ
ータ(6)が駆動制御される。つまり、このFG(8)乃
至モータ駆動回路(12)のループは速度サーボ系を構成
している。
(13)は回転磁気ヘッド、(14)はトラッキング制御
装置であって、テープ(4)には、第2図に示すように
記録時、位相サーボのコントロール信号として4つのパ
イロット信号f1〜f4が各トラックT1〜T4に夫々ヘッド
(13)によりビデオ信号と周波数多重記録されており、
再生時この信号を利用して位相サーボがかけられる。す
なわち、再生時のヘッド(13)から再生信号のうちパイ
ロット信号f1〜f4の周波数は約100〜160kHzと低い(f1:
102.544kHz,f2:118.951kHz,f3:165.210kHz,f4:148.689k
Hz)。そのためヘッド(13)のアジマス損失は殆んど生
じないので隣接トラックのパイロット信号も再生され
る。2つの隣接トラックのパイロット信号の再生レベル
はヘッド(13)がトラックの真中を走行している時つま
りジャストラッキングの時(第2図の(ア)の状態)パ
イロット信号f1とf3のレベル差はなく同じレベルとな
る。一方どちらかに片寄って走行した場合必ずレベル差
が出る。つまり、第2図(イ)の状態ではパイロット信
号f3よりf1のレベルが大きく、第2図の(ウ)の状態で
はパイロット信号f1よりf3のレベルが大きい。そこでこ
のレベル差をトラッキング制御装置(14)を検出してそ
の検出信号を加算器(11)を介してモータ駆動回路(1
2)に供給し、そのレベル差がなくなるようにモータ
(6)を制御する。従って、このテープ(4)、ヘッド
(13)トラッキング制御装置(14)、加算器(11)及び
モータ駆動回路(12)のループは位相サーボ系を構成し
ている。
なお、トラッキング制御装置(14)は周知のものであ
り、必要であれば例えば特開昭58−159258号等を参照さ
れたい。
また、トラッキング制御装置(14)の出力側に得られ
る電圧(トラッキングエラー)を波形的に見ると第3図
の如く表わされる。つまり、トラッキングエラー電圧は
ジャストトラッキングしているときは所定電圧V0を中心
に動いているが、テープ速度が遅くなると高くなり、テ
ープ速度が速くなると低くなる。
そこで本実施例ではリールサーボの場合、リールの直
径が巻数により実質的に変化するためそのリールの回転
周期の基準を、上記の如くトラッキング制御装置(14)
の出力側に得られる電圧すなわちトラッキング情報によ
り可変するようにする。
そのために、トラッキング制御装置(14)の出力側に
複数の比較器(15)及び(16)を設け、これ等比較器
(15)及び(16)の夫々反転入力端子及び非反転入力端
子にトラッキング制御装置(14)の出力電圧を供給する
ようにする。なお、比較器(15)及び(16)の夫々非反
転入力端子及び反転入力端子には所定電圧V1及びV2を夫
々与えておく。従って、テプ速度が速くなり、トラッキ
ング制御装置(14)からの出力電圧が所定電圧V1より低
くなると、比較器(15)の出力側には正の出力信号が現
われ、同様にテープ速度が遅くなり、トラッキング制御
装置(14)からの出力電圧が所定電圧V2より高くなる
と、比較例(16)の出力側には正の出力信号が得られ
る。
比較器(15)及び(16)の出力側には夫々アップカウ
ンタ(17)及びダウンカウンタ(18)が設けられ、これ
等カウンタ(17)及び(18)のアップ/ダウによってそ
の出力側に設けられた回転周期基準レジスタ(19)の内
容が変わるようになされている。レジスタ(19)には速
度サーボの基準値として(T1+T2)/2の値が設定されて
いる。ただし、T1はテープトップ時の巻取り側リール
(2)の回転周期、T2はテープエンド時の巻取り側リー
ル(2)の回転周期である。
いま、テープ速度が速くなり、トラッキング制御装置
(14)からの出力電圧が所定電圧V1より低くなると、比
較器(15)の出力側には正の出力信号が得られ、この正
の出力信号がアップカウンタ(17)でアップカウントさ
れ、そのカウント値がレジスタ(19)に供給されてその
値が大きくなる。つまり、回転周期が長くなる。レジス
タ(19)の出力信号は減算器(10)な供給され減算器
(10)の両入力が等しくなるように速度サーボがかけら
れる。すなわち、回転周期検出回路(9)で検出された
回転周期は増大されたレジスタ(19)からの出力信号
(回転周期)と等しくなるように速度サーボがかけられ
る。
減算器(10)からの出力信号は加算器(11)で位相サ
ーボ系の出力信号と加算され、モータ駆動回路(12)を
介して巻取り側リール駆動用モータ(6)に供給され、
これによりモータ(6)の回転速度が遅くなる。この結
果テープ速度が遅くなって一定速度となる。
また、テープ速度が遅くなり、トラッキング制御装置
(14)からの出力電圧が所定電圧V2より高くなると、比
較器(16)の出力側には正の出力信号が得られ、この正
の出力信号がダウンカウンタ(18)でダウンカウンさ
れ、そのカウント値がレジスタ(19)に供給されてその
値が小さくなる。つまり、回転周期が短くなる。レジス
タ(19)の出力信号は減算器(10)に供給され、減算器
(10)の両入力が等しくなるように速度サーボがかけら
れる。すなわち、回転周期検出回路(9)で検出された
回転周期は減少されたレジスタ(19)からの出力信号
(回転周期)と等しくなるように速度サーボがかれられ
る。
減算器(10)からの出力信号は加算器(11)で位相サ
ーボ系の出力信号と加算され、モータ駆動回路(12)を
介して巻取り側リール駆動用モータ(6)に供給され、
これによりモータ(6)の回転速度が速きなる。この結
果テープ速度が速くなって一定速度となる。
なお、上述の実施例ではトラッキング情報を得るのに
ATF方式の場合を例にとり説明したが、CTL方式の場合も
同様に適用可能である。
また、速度サーボ及び位相サーボは巻取り側リール駆
動用モータのみにかけるようにしたが、供給側リール駆
動用モータのみ又は両リールにかけるようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
上述の如くこの発明によれば、両リールの少なくとも
一方のリールより検出された回転周期と、テープ上より
得られたトラッキング情報に応じて変更される速度サー
ボの基準値が一致するように速度サーボをかけるように
したので、キャプスタン等がないリールサーボ方式にお
いてもテープ速度を一定にして容易に且つ確実にトラッ
キングをとることができる。また、キャプスタン等の機
構がないので、構成を簡略化、小型化とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第2図
及び第3図はこの発明の動作説明に供するための図であ
る。 (1)は供給側リール、(2)は巻取り側リール、
(4)はテープ、(5),(6)はモータ、(8)は周
波数発電機、(9)は回転周期検出器、(10)は減算
器、(11)は加算器、(13)は回転磁気ヘッド、(14)
はトラッキング制御装置、(15),(16)は比較器、
(17)はアップカウンタ、(18)はダウンカウンタ、
(19)は回転周期基準レジスタである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給側リールと巻取り側リールの間でテー
    プを一定速度で走行させるためのテープ速度制御装置で
    あって、 上記供給側リールと巻取り側リールのうちの一方のリー
    ルの回転周期を検出する回転周期検出手段と、 上記テープに周期的に記録された特定情報よりトラッキ
    ング情報を得るトラッキング制御手段と、 上記トラッキング情報に応じて上記一方のリールの回転
    速度を制御するための基準値を生成する回転周期基準値
    生成手段と、 上記回転周期検出手段の出力と上記回転周期基準値生成
    手段の出力を比較してその差信号を上記一方のリールを
    回転させるモータ駆動手段に帰還するリール回転速度サ
    ーボループと、 上記トラッキング制御手段の出力を上記モータ駆動手段
    に帰還する位相サーボループと、 を備えたことを特徴とするテープ速度制御装置。
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