JP2810136B2 - テープ速度制御装置 - Google Patents

テープ速度制御装置

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JP2810136B2
JP2810136B2 JP1212903A JP21290389A JP2810136B2 JP 2810136 B2 JP2810136 B2 JP 2810136B2 JP 1212903 A JP1212903 A JP 1212903A JP 21290389 A JP21290389 A JP 21290389A JP 2810136 B2 JP2810136 B2 JP 2810136B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置に係り、特に早送り或いは
巻き戻し時に一定の速度でテープ走行させるに好適なテ
ープ速度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、巻取り側及び供給側の一対のリールハブを
内蔵したカセットから磁気テープを引き出し、複数個の
磁気ヘッドが搭載された回転ドラムに所定角度巻き付け
て情報信号の記録再生を行うカセット式磁気記録再生装
置が種々開発されている。このような磁気記録再生装置
において、磁気テープを回転ドラムに巻き付けた態様で
早送り或いは巻き戻しなどの高速テープ走行の駆動方式
として、リール駆動方式とキャプスタン駆動方式の2方
式が知られている。このうち、キャプスタン駆動方式
は、径の小さいキャプスタン軸でテープを送り出してい
るためキャプスタンモータの回転数に比べてテープの走
行量は少なく、この駆動方式でのテープ速度は、記録時
のテープ速度の数倍程度が限界である。
これに対しリール駆動方式では、記録時のテープ速度
の20〜30倍以上のテープ速度も可能であり、早送り或い
は巻き戻しなどの高速テープ走行手段としてこのリール
駆動方式が主流となっている。
リール駆動方式でテープ走行させる場合において、最
も問題となるのは、テープ速度制御方式である。すなわ
ち、単にリールモータに取り付けられた周波数発電機か
らの周波数信号を制御信号としてテープ走行制御を行う
と、テープの巻径によってテープ走行速度が変化する等
の問題が生じる。
こうした問題を解決する手段として、例えば特開昭63
−302454号公報に記載のように、巻き取り側のテープ巻
き始めから終りに至るまでのテープの巻径の変化に対し
て、常に一定のテープ速度となるために必要な巻取りモ
ータに対する駆動電圧、換言すれば速度制御信号が、予
め格納された記憶手段を有し、巻き取りリール駆動用の
モータに関連して設けられたテープ速度検出手段から得
られたテープ巻径に関連したテープ速度信号によって上
記した記憶手段に記憶された速度制御信号が参照され、
参照されたこの速度制御信号を駆動モータにフィードバ
ックするように構成する方式がある。
この方式によれば、テープの巻径に依存せず、常に一
定のテープ速度で、テープの早送り或いは巻き戻しを行
うことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、使用するモータ,カセット
及び機構系を想定して、テープの巻径の変化に対して、
常に一定のテープ速度とするためのモータに供給する駆
動電圧、が予めROMに記憶されている。したがって、モ
ータ,カセット及び機構系のバラツキによりテープ走行
負荷は増減し、そのため同じROMを使用しても各装置毎
にテープ速度が異なる等の問題が生じてしまう。
さらに、何種類もの速度でのテープ速度制御を必要と
する磁気記録再生装置の場合には、その種類数分のROM
を用意する必要があり、何種類ものROMの設定やテープ
速度制御時のROMの切替えなど非常に煩雑となる等の問
題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術に鑑みモータ,カ
セット及び機構系のバラツキやテープの巻装量などに依
存せず、また煩雑な設定や切替え等を必要とせず、何種
類もの設定速度に対し、常に一定の速度でのテープ走行
を実現するテープ速度制御装置を備えた磁気記録再生装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、所定速度でテー
プ走行させたときのリールの回転速度に対する該リール
に巻回されている磁気テープ量に相当するデータが格納
されたROMを用意し、早送り或いは巻戻しする際に、先
ず、キャプスタンにより上記所定速度でテープ走行さ
せ、そのときの巻取り側リールの回転速度及び供給側リ
ールの回転速度によって上記ROMに記憶されたテープ量
データが参照され、参照されたこの巻取り側リールのテ
ープ量データと供給側リールのテープ量データとを加算
し、加算データ1を得る。
次に、リール駆動により上記所定速度のN倍(Nは実
数)の速度でテープ走行させる。このとき、巻取り側リ
ールの回転速度の1/Nの速度データ及び、供求側リール
の回転速度の1/Nの速度データによって上記ROMに記憶さ
れたテープ量データが参照され、参照されたこの巻取り
側リールのテープ量データと供給側リールのテープ量デ
ータを加算する。そして、この加算データ2と上記加算
データ1との差分を演算し、この差分データをテープ速
度制御信号として駆動モータにフィードバックするよう
に構成したことを特徴とする。
〔作用〕
上記ROMに格納されたデータは、リールハブの径、テ
ープ厚及びテープ速度により容易に演算される。また、
キャプスタン駆動により上記所定速度に等しい速度でテ
ープ走行させることが可能であり、したがってこのとき
の巻取り側リールの回転速度及び供給側リールの回転速
度によって参照された上記ROMに記憶されているテープ
量データの上記加算データ1は、巻取り側及供給側の両
リールに巻回されたテープの総巻量に相当するデータで
あり、このデータはテープの巻径やテープ速度に依存せ
ず、常に一定である。
次に、上記所定速度のN倍の速度でテープ走行させた
ときのリールの回転速度の1/Nの速度データは、上記所
定速度でテープ走行させたときのリールの回転速度に相
当する。したがって、上記所定速度のN倍に等しい速度
でテープ走行する場合には、巻取り側及び供給側リール
の回転速度の1/Nの速度データによっ参照された上記ROM
に記憶されているテープ量データの上記加算データ2は
上記加算データ1と等しくなる。また、テープ速度が上
記所定速度のN倍よりも速い場合には、両リール共にリ
ールの回転速度は速くなるため、上記ROMに記憶された
テープ量データとしては、上記所定速度のN倍のテープ
速度の場合に比べて小さな値を参照し上記加算データ2
は上記加算データ1より小さくなる。同様に、テープ速
度が上記所定速度のN倍よりも遅い場合には、両リール
共にリールの回転速度は遅くなるため、上記ROMに記憶
されたテープ量データとしては、上記所定速度のN倍の
テープ速度の場合に比べて大きな値を参照し、上記加算
データ2は上記加算データ1より大きくなる。
したがって、上記加算データ1と上記加算データ2と
の差分をテープ速置制御信号として駆動モータにフィー
ドバックすることにより上記加算データ2は上記加算デ
ータ1に等しくなるように作用し、その結果常に一定の
テープ速度(上記所定速度のN倍に等しい速度)に制御
される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明を適用した磁気記録再生装置における
テープ速度制御装置の一実施例を示すブロック図、第2
図は本発明を適用した磁気記録再生装置の一構成例を示
す平面図、第3図は本発明によるテープ巻量データ記憶
回路の記憶内容及び本発明によるテープ速度制御装置の
動作原理を説明するための特性図、第4図は本発明によ
るテープ総巻量データ検出回路の一実施例を示すブロッ
ク図、及びその動作説明用の各部波形図、第5図は本発
明による巻取り側・供給側リール回転速度検出回路の一
実施例を示すブロック図及びその動作説明用の各部波形
図である。
先ず、本発明を適用した磁気記録再生装置におけるテ
ープ速度制御装置の構成と動作原理を第2図及び第3図
により説明する。
第2図において、磁気テープ10はシリンダ入側テープ
高さ規制ガイド14、傾斜ガイド15、及びシリンダ出側テ
ープ高さ規制ガイド18、傾斜ガイド17によってテープカ
セット11内の供給側リール12或いは巻取り側リール13よ
りローディング動作により引き出され、磁気ヘッドを有
する回転ドラム16に所定角度巻き付けられる。そして、
テープ10はキャプスタン19、ピンチローラ20により挾持
され、所定速度で走行駆動されながら情報信号が記録さ
れる。
ここで同図では供給側リール12及び巻き取り側リール
13それぞれに、供給側リール駆動用モータ及び巻取り側
リール駆動用モータが搭載されており、供給側リール1
2、巻取り側リール13それぞれに別個に回転駆動するこ
とができる構成となっている。そして、記録時と同じ態
様すなわちテープ10を回転ドラム16に所定角度巻き付け
た状態で、テープ10の早送り或いは巻き戻しを巻取りリ
ール13駆動或いは供給側リール12駆動で行う。このと
き、駆動側リール12,13の回転速度が一定になる様に制
御すると、テープ10の走行速度は駆動用リール12,13に
巻かれているテープ10の巻量により、すなわち巻量が大
の場合にはリールのテープ巻径は大となるためテープ速
度は速くなり、テープ巻量が小の場合にはリールのテー
プ巻径は小となるためテープ速度は遅くなる、の様にテ
ープ速度を一定に制御することはできない。
そこで、供給側リール12及び巻取り側リール13に巻か
れているテープ巻量の加算データ、すなわちカセット11
に巻かれているテープの総巻量は、テープ巻径には依存
せず、常に一定であることから、早送り或いは巻取り時
にテープの総巻量に相当するデータを求め、これが一定
になるようにテープ速度制御を行うことによりテープ速
度を一定に保つことができる。すなわち、第3図に示す
ように所定速度、例えば記録時のテープ速度でのリール
の回転速度と、該リールに巻かれているテープ10の巻量
の関係を求める。リール回転速度とテープ巻量の関係
は、テープ速度:Vmm:秒、テープ厚dmm、リールハブ径:R
mm、リール回転速度:n回転/秒、テープ巻量:lmm、テー
プ巻径:R′mmとすると、 (i)(ii)よりR′を消去すると、 が成立する。
したがって、テープ速度V(mm/秒)、テープ厚d(m
m)、リールハブ径R(mm)が既知であれば、リール回
転速度と該リールのテープ巻量の関係は理論的に求める
ことができる。また、該リールのテープ巻量に相当する
データ量は、該リールから所定のテープ速度でテープを
繰り出したときの該リールからテープ10が無くなるまで
の時間に相当するデータ量に相当し、テープ巻量が0の
ときは上記時間0に、テープ巻量がLのときは上記時間
Tに相当する。そして、テープ巻量や上記時間を例えば
8ビットのデータに変換すると、テープ巻量0、上記時
間0では、データ0に、データ巻量L、上記時間Tでは
データ255になる。
第3図において、所定速度のN倍のテープ速度で早送
り或いは巻き戻しを行う場合には、第3図に適用可能と
するため、リール回転速度を1/N倍し、これに伴いテー
プ速度も1/N倍化される。このときの1/n倍化されたテー
プ速度をυ(mm/秒)とし、所定のテープ速度をV(mm/
秒)、所定速度でテープ走行させたときの供給側リール
12のテープ巻量をLS、上記時間をtS、巻取り側リール13
のテープ巻量をLT、上記時間をtTとし、速度υでテープ
走行させたときの供給側リール12のテープ巻量を
L′、上記時間をt′、巻取り側リール13のテープ
巻量をL′、上記時間をt′とすると、 LT+LS+LT′+LS′=L(=一定) ……(iii) が成立する。したがって、 となる。ここで である。したがって、供給側リール12の回転速度を1/N
倍して第3図に示す特性図より得る上記時間tS′(=テ
ープ巻量LS′に相当するデータ)と、巻取り側リール13
の回転速度を1/N倍して第3図に示す特性図より得る上
記時間tT′(=テープ巻量LT′に相当するデータ)を加
算し、この加算データと上記時間T(=テープ総巻量L
に相当するデータ)との差分データを駆動側リールモー
タにフィードバックすることにより、1/N倍化したテー
プ速度は所定速度に等しくなるように制御される。すな
わち、実際には所定速度のN倍に等して速度で走行する
ようにテープ速度制御される。
以上により、テープ巻径やメカ、モータ等のバラツキ
に依存せず、またNを変えることのみで任意の速度での
テープ走行速度を一定に制御することができる。
以上説明した原理に基づくテープ速度制御手段は次の
ようにして行われる。
第1図において、巻取り側リール13の回転速度検出回
路1からの回転速度信号Aは、巻取り側リール13の回転
速度に比例した信号であり、テープ速度を所定速度のN
倍に等しい速度で制御するため、除算器3にて1/N倍さ
れる。同様に、供給側リール12の回転速度検出回路2か
らの回転速度信号Bは、供給側リール12の回転速度に比
例した信号であり、テープ速度を所定速度のN倍に等し
い速度で制御するため、除算器4にて1/N倍される。こ
の回転検出回路1,2及び除算器3,4は、例えば第5図
(a)に示すブロック図より構成される。
第5図(a)において、22は巻取り側リール駆動用モ
ータ13に関連して取り付けられた巻取り側周波数発電
機、23は供給側リール駆動用モータ1に関連して取り付
けられた供給側周波数発電機であり、例えば磁気的な手
段によってその回転状態を検出する場合には、磁石が回
転円板上に形成され、これに対向し磁気検出素子46,47
が配置されている。磁気検出素子46,47からは、巻取り
側リール13及び供給側リール12の回転速度に比例した周
波数の信号FG31(第5図(b)のFG31)及びFG41(第5
図(b)のFG41)が出力され、分周器40,41にて1/Nに分
周される。1/Nに分周された分周器40,41からの出力信号
FG32,FG42(第5図(b)のFG32,FG42但し、本実施例で
は共に1/4に分周している)は、計数器42,43各々のクロ
ック端子に供給され、計数される。この計数器42,43か
らの計数出力信号M,M′(第5図(b)のm,m′)はラッ
チ回路44,45の各々に入力され、端子150を介して供給さ
れる所定周期のラッチパルス信号H′(第5図(b)の
h′)の立上りでラッチされる。またこのとき、ラッチ
パルス信号H′の立上りの直後に端子140を介して供給
されるリセットパルス信号I′(第5図(b)のi′)
により計数器42,43はリセットされ、その結果計数器42,
43の計数出力信号M,M′は例えば第5図(b)のm,m′に
示すように、0,1,2,…,n−1,n,0,1,…及び0,1,2,…,n′
−1,n′,0,1,2,…となる。そして、ラッチ回路44,45に
て計数出力信号M,M′がラッチされ、データn,n′が出力
される。このデータn,n′は、テープ巻径に依存し、且
つテープ速度すなわち、リールの回転速度と比例関係に
ある。このラッチ回路44,45からの出力信号B,B′は端子
160及び170を介して、テープ量データ記憶回路5,6に供
給される。また、第5図(a)において分周器40,41は
計数器42,43の前段に配置したが、これは計数器42,43の
ダイナミックレンジが小さくても動作可能とするためで
あり、計数器42,43のダイナミックレンジを無視すれ
ば、分周器40,41を計数器42,43の後段に、またラッチ回
路44,45の後段に配置しても、端子160,170を介して出力
されるリール回転速度データB,B′は同じ値となる。
リール回転速度データB,B′が供給されるテープ量で
データ記憶回路5,6は、例えばROM構成でテーブル化され
ており、第3図に示すように入出力データを例えば8ビ
ットとすると、0〜255の8ビットのリール回転速度デ
ータの入力に対応して、0〜255の8ビットの該リール
のテープ巻量に相当するデータが出力される。第3図に
示す特性図は所定速度でテープ走行させたときのリール
回転速度と該リールに巻かれているテープ量の関係を示
している。したがって、テープ10が所定速度のN倍に等
しい速度で走行している場合には、テープ量データ記憶
回路5からはそのときの1/Nに分周された巻取り側リー
ル回転速度データBのVTに対応したテープ巻量LT(=該
リールから所定速度でテープ10を繰り出した場合に該リ
ールからテープ10が無くなるまでの時間に相当するデー
タtT)が出力され、同様にテープ量データ記憶回路6か
らは、1/Nに分周された供給側リール回転速度データ
B′のVSに対応したテープ巻量データLS(=上記時間に
相当するデータtS)が出力される。しかし、テープ10が
例えば所定速度のN倍より速い速度v(=V+ΔV)で
走行している場合には、巻取り側リール13のテープ巻量
データがLT(=上記時間に相当するデータtT)、供給側
リール12のテープ巻量データがLS(=上記時間に相当す
るデータtS)にもかかわらず、1/Nに分周された巻取り
側リール回転速度データBはVT′(=VT+ΔVT)となる
ため、テープ量データ記憶回路5からは、回転速度デー
タVT′に対応したテープ巻量データとしてLT′=LT−Δ
LT(=該リールからυ/Nの速度でテープ10を繰り出した
場合に該リールからテープ10が無くなるまでの時間に相
当するデータtT′=tT−ΔtT)が出力され、同様に1/N
に分周された供給側リール回転速度データB′はVS
(=VS+ΔVS)となるため、テープ量データ記憶回路6
からは、回転速度データVS′に対応したテープ巻量デー
タとしてLS′=LS−ΔLS(=上記時間に相当するデータ
tS′=tSΔtS)が出力される。
テープ量データ記憶回路5,6からのテープ量データC,
C′は、加算回路7にて加算され、加算回路7からの加
算データDは減算回路8の一方の端子に供給され、減算
回路8の他方の端子にはテープ総巻量データ検出回路9
からのテープ総巻量データEが供給している。
テープ総巻量データ検出回路9は例えば第4図(a)
に示すように構成される。第4図(a)において、巻取
り側リール駆動用モータ13に関連して取り付けられた巻
取り側周波数発電機22(例えば磁石が円板上に形成さ
れ、これに対向して配置された磁気検出素子46にて検
出)及び供給リール駆動用モータ12に関連して取り付け
られた供給側周波数発電機23(例えば磁石が円板上に形
成され、これに対向して配置された磁気検出素子47にて
検出)からは、巻取り側リール13及び供給側リール12の
回転速度に比例した周波数の信号FG11(第4図(b)の
FG11)及びFG21(第4図(b)のFG21)が検出され、分
周器26,27に供給される。このとき、端子115を介してキ
ャプスタン駆動指令G(第5図(b)のg)がキャプス
タンサーボ回路24に供給され、キャプスタンサーボ回路
24からのキャプスタン制御信号はキャプスタンドライバ
回路25を介してキャプスタンモータ19に供給されてキャ
プスタンモータ19は一定回転速度で制御される。その結
果、テープ10は例えば所定速度のN′倍に等しい速度で
走行している。そこで、周波数発電機22,23からの出力
信号FG11,FG21は、分周器26,27にて1/N′に分周され
る。1/N′に分周された分周器26,27からの出力信号FG1
2,FG22(第4図(b)のFG12,FG22但し本実施例では共
に1/2に分周している)は、計数器28,29各々のクロック
端子に供給され、計数される。この計数器28,29からの
計数出力信号J,J′(第4図(b)のj,j′)はラッツチ
回路30,31の各々に入力され、端子120を介して供給され
る所定周期のラッチパルス信号Hとキャプスタン駆動指
令GのAND回路37からの出力信号、すなわちキャプスタ
ン駆動期間中に端子120を介して供給される所定周期の
ラッチパルス信号H″(第4図(b)のh″)の立上り
でラッチされる。またこのとき、ラッチパルス信号Hの
立上りの直後に、端子110を介して供給されるリセット
パルス信号Iとキャプスタン駆動指令GのAND回路35か
らの出力信号、すなわちキャプスタン駆動期間中に端子
110を介して供給されるリセットパルス信号I″(第4
図(b)のi″)により計数器28,29はリセットされ、
その結果計数器28,29からの計数出力信号J,J′は例えば
第4図(b)のJ,J′に示すように、0,1,2,…,n1−1,
n1,0,1,2,…,n2−1,n2,0,1,…及び0,1,2,…,n1′−1,
n1′,0,1,2,…,n2′−1,n2′,0,1,2,…,となる。そし
て、ラッチ回路30,31にて計数出力信号J,J′がラッチさ
れ、データn1とn2及びn1′とn2′が出力される。このラ
ッチ回路30,31からのデータn1及びn1′はキャプスタン
起動時も含んだデータなので所定のテープ速度に対する
リール回転速度データとは言えない。そこで、本実施例
ではキャプスタン駆動指令Gの期間中に少なくとも2パ
ルスのラッチパルス信号Hが発生するようにし、2発目
以後のラッチパルス信号によりラッチしたデータを以後
の演算に用いることにしている。したがってこのラッチ
回路30及び31からのデータn2及びn2′は所定のテープ速
度に対する巻取り側及び供給側のリール回転速度データ
として、ROM32及び33に供給される。ROM32及び33は、例
えば第3図に示すように、所定のテープ速度でのリール
回転速度データの入力に対応して該リールのテープ巻量
に相当するデータが出力されるように構成されている。
したがって、ROM32からは巻取り側リールに巻かれてい
るテープ量に相当するデータK(第4図(b)のk)と
してD2が出力され、ROM33からは供給側リールに巻かれ
ているテープ量に相当するデータK′(第4図(b)の
k′)としてD′2が出力される。ROM32,33からのデー
タK,K′は加算器34にて加算され、その結果巻取り側リ
ール13及び供給側リール12に巻回された磁気テープ10の
総巻量に相当するデータEが加算器34から出力され、端
子130を介して、減算回路8の他の一方に供給される。
そして減算回路9にて加算回路7からの加算データDと
テープ総巻量データ検出回路9からのテープ総巻量デー
タEとの差分が演算され、減算回路8からの差分データ
Fは端子100を介して駆動用モータの制御信号として出
力される。
以上述べたように本発明は、リール駆動での早送り或
いは巻き戻しを行う際に、先ず少なくとも2パルスの所
定周期のラッチパルス信号が発生する期間だけキャプス
タンにより所定速度のN′倍に等しい速度でテープ走行
させる。そして、このときに巻取り側リール及び供給側
リールの回転速度に比例した周波数信号が出力される巻
取り側周波数発電機からの出力信号及び供給側周波数発
電機からの出力信号を各々1/N′に分周し、所定のテー
プ速度でのリール回転速度データの入力に対応して該リ
ールのテープ巻量に相当するデータが出力されるROMに
より、各リールに巻回されているテープ巻量を得、これ
を加算することによりテープ総巻量データを求める。次
に、リール駆動に移行しテープを所定速度のN倍で走行
させる場合には、両方の周波数発電機からの出力信号を
各々1/Nに分周し、上記ROMと同じ構成のROMにより得た
両リールに巻回されているテープ巻量に相当するデータ
を加算し、この加算データと上記テープ総巻量データと
の差分データを、駆動側リールモータの制御信号として
フィードバックさせることを特徴としている。
これにより、上記加算データは上記テープ総巻量デー
タに等しくなるように制御され、その結果テープは所定
速度のN倍に等しい速度で走行するように制御すること
ができる。
以上の実施例ではリール回転速度検出手段として、所
定時間に検出される周波数発電機からの出力信号を計数
する場合を示したが、本発明はこれに限らず、周波数発
電機からの出力信号の1周期を検出する場合にも適用可
能である。例えば第6図に示すように、周波数発電機2
2,23からの出力信号の周波数に比べて非常に高周波数の
信号O(第6図(b)のo)が発振器52から出力され、
計算器53,54各々のクロック端子に供給され、計数され
る。この計数器53,54からの計数出力信号は、各々ラッ
チ回路55,56に入力される。ラツチ回路55では、巻取り
側周波数発電機22からの巻取り側リール13の回転速度に
比例した周波数の信号P(第6図(b)のp)を分周器
40にて1/Nに分周した、ラッチパルス信号Q(第6図
(b)のq、但し本実施例では1/4に分周している)の
立上りでラッチされる。また分周器40からのパルス信号
Qはリセットパルス信号発生回路50にも供給されてお
り、リセットパルス信号発生回路50からはラッチパルス
信号Qの立上りの直後に発生するリセットパルス信号R
(第6図(b)のr)が出力され、このリセットパルス
信号Rにより計数器53はリセットされる。
同様にラッチ回路56では、供給側周波数発電機23から
の周波数信号P′(第6図(b)のp′)を分周器41に
て1/Nに分周したラチパルス信号Q′(第6図(b)の
q′、但し本実施例では1/4に分周している)の立上り
でラッチされる。また分周器41からのパルス信号Q′は
リセツトパルス信号発生回路51にも供給されており、リ
セットパルス信号発生回路51からはラッチパルス信号
Q′の立上りの直後にリセットパルス信号R′(第6図
(b)のr′)が出力され、このリセットパルス信号
R′により計数器54はリセッットされる。
このラッチ回路55,56からのラッチ出力データS,S′
(第6図(b)s,s′)はリール回転速度データに相当
し、各々端子180,190を介して、リール回転速度データ
の入力に対応して該リールに巻回されたテープ巻量に相
当するデータが出力されるROMに供給される。但し、リ
ール回転速度データであるラッチ出力データs,s′の値
n,n′は、リール回転速度が速くなると小さな値をと
り、逆に遅くなると大きな値をとる、のように第5図ま
でで述べた場合と比べてリール回転速度データの増減方
向が逆となっている。したがって、第5図までで述べた
ROMを適用することはできず、例えば第3図に示す特性
図で、縦軸のリール回転速度データの増減方向を逆に、
すなわちテープ巻量Lの時の回転速度データを0に、テ
ープ巻量0の時の回転速度データを255とするようなROM
が適用される。
以上説明したようなリール回転速度検出手段において
も、本発明は適用可能である。
また、以上の実施例ではテープ総巻量検出手段とし
て、キャプスタンによりテープ10を一定速度で走行さ
せ、そのときの周波数発電機からの周波数信号から両リ
ールに巻回されたテープ量を検出する場合を述べたが、
本発明はこれに限らず、一定速度でテープ走行させる手
段全ての場合に適用可能である。例えば第7図に示すよ
うに、情報信号の記録と同時にテープ下端或いは上端に
記録された所定周波数のコントロール信号をコントロー
ルヘッド59にて検出し、コントロール信号増幅器60を介
してリールサーボ回路61、及び例えば再トリガ可能なモ
ノマルチバイブレータで構成されたコントロール信号の
有無検出回路62に供給される。有無検出回路62からは例
えばコントロール信号有りの場合には“High"レベルの
信号が、コントロール信号無しの場合には“Low"レベル
信号が出力され、スイッチ回路63に供給される。スイッ
チ回路63でき、有無検出回路62からの出力信号のレベル
が“High"の場合はリールサーボ回路61側に、出力レベ
ルが“Low"の場合には減算回路8側に切替えられる。し
たがって、コントロール信号有りの場合はリールサーボ
回路61にて例えばコントロール信号の周波数が所定周波
数のN″倍に等しい周波数となるような制御信号が出力
され、スイッチ回路63及び端子200を介して駆動用リー
ルモータドライバ回路に供給される。その結果、テープ
10は所定速度のN″倍に等しい速度で走行する。このと
き、巻取り側及び供給側のリール回転速度検出回路1,2
からの各々のリール回転速度データは除算器64,65にて1
/N″倍され、リール回転速度データの入力に対応して該
リールに巻回されているテープ量に相当するデータが出
力されるROM66,67に供給される。ROM66,67にて巻取り側
リール13及び供給側リール12の各々のリールに巻回され
ているテープ量に相当するデータが出力され、加算回路
68にて加算されてテープ総巻量データとして減算回路8
に供給される。そして、コントロール信号が検出されな
いテープ領域を走行する場合には、有無検出回路62から
の出力信号レベルは“Low"となり、スイッチ回路63は減
算回路8側に切替えられ、第1図及び第5図で述べたテ
ープ速度制御が行われ、テープは所定速度のN倍に等し
い速度で走行される。ここで、N″=Nとすればコント
ロール信号の有無に関係なくテープ速度を所定速度のN
(=N′)倍に設定することができることは言うまでも
ない。
また、以上の実施例ではテープ総巻量検出手段とし
て、テープ10を一定の速度で走行させたときの周波数発
電機からの周波数信号により両リールに巻回されたテー
プ量を検出する場合を述べたが、本発明はこれに限ら
ず、テープカセット11に、該カセット内に巻回されてい
るテープ総量を示す情報が設けられた場合にも適用可能
である。例えば第2図に示すようにカセット11に検出孔
21が設けられており、この検出孔21をスイッチ21′にて
検出し、テープ総巻量データを得る。スイッチ21′は、
端子1側の検出孔が閉じていれば端子1側のスイッチが
押され端子1は接地されたコモン端子と導通し、端子1
は“Low"(=“0")が検出される。逆に検出孔が開いて
いれば端子1は“High"(=“1")が検出される。端子
2も同様に検出され、例えば端子1,2が“0",“0"であれ
ばテープ総巻量は15分であり、“0",“1"であれば30分
であり、“1",“0"であれば45分であり、“1",“1"であ
れば60分である。と言うようにテープ総巻量データを検
出する場合においても、本発明は適用可能である。
また、以上の実施例ではテープ総巻量検出手段としと
てテープ10を一定に走行させて検出する場合と、カセッ
ト11に設けた検出孔21により検出する場合を示したが、
本発明はこれに限らずテープローディングにより検出す
る場合についても適用可能である。例えば、カセット11
からテープローディングによりカセット11外に引き出さ
れるテープ量は一定であるので、テープローディング時
に所定のテープ量が引き出される間では片方のリール1
をブレーキ状態とし、他方のリール2からのみテープ10
を繰り出し、その後リール1を非ブレーキ状態、他方の
リール2をブレーキ状態としてテープローディング完了
までリール1からのみテープ10を繰り出すように構成す
る。そして、テープ繰り出し量とそのときのリール回転
数との関係から各リールに巻回されているテープ量を検
出し、これを加算することによりテープ総巻量データを
検出する場合においても、本発明は適用可能である。
また、以上の実施例では全てのテープ量データ記憶回
路として、所定のテープ速度におけるリール回転速度と
該リールのテープ巻量との関係を示す1種類のROMのみ
を用いる場合を示したが、本発明はこれに限るものでは
なく、除算器や分周器を用いず所定速度のN倍やN′倍
での各テープ速度でのリール回転速度と該リールのテー
プ巻量との関係を示す複数種類のROMを用いる場合も、
本発明の主旨を逸れるものではない。
また、以上の実施例ではテープ量データ記憶回路とし
て1種類のROMを各回転速度データ毎に設ける場合を示
したが、本発明はこれに限らず上記ROMを時分割して用
いることにより上記ROMの使用個数を削減させる場合に
おいても、本発明は適用可能である。
また、以上の実施例ではテープ総巻量データ検出手段
として、キャプスタンによりテープ10を一定の速度で走
行させ、このときに所定時間内に検出される各リールモ
ータに関連して設けられた周波数発電機からの出力パル
ス信号数により求める場合を示したが本発明はこれに限
らず、キャプスタンによりテーブ10を一定速度で走行さ
せ第6図で述べたリール回転速度検出手段と同様に高周
波数クロック信号を発生する発振器を用いて各リールに
設けられた周波数発電機からの出力パルス信号の周期を
検出して求めた該リールに巻回されたテープ量を加算す
ることによりテープ総巻量データを検出する場合におい
ても本発明は適用可能である。
また、以上の実施例では前もって検出したテープ総巻
量に相当するデータと、各々のリールの回転速度データ
から得た各々のリールのテープ巻量に相当するデータを
加算したデータとの差分データによりテープ速度制御を
行う場合を示したが、本発明はこれに限るものではな
く、テープ総巻量を検出せず、制御目標値であるテープ
総巻量に相当するデータを予め設定する場合において
も、テープ速度を所望の速度に正確に制御することはで
きないが、テープを一定速度に制御することができ、本
発明の主旨を逸れるものではない。
〔発明の効果〕
以下説明したように、本発明によれば、リール駆動で
の早送り或いは巻き戻しにおいて、前もって検出したテ
ープ巻径に依存せず常に一定の値をとり得るテープ総巻
量に相当するデータと、巻取り側及び供給側リールの回
転速度データから得た該リールに巻回されたテープ量を
加算して得たデータ、との差分データにより駆動側リー
ルモータを制御しているので、メカニズムやリールモー
タ等のバラツキに依存せず常に一定の速度でテープ走行
させることができるので装置の信頼性向上を図れ、上記
従来技術の欠点を除いて、優れた機能の磁気記録再生装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した磁気記録再生装置におけるテ
ープ速度制御装置の一実施例を示すブロック図、第2図
は本発明を適用した磁気記録再生装置の一構成例を示す
平面図、第3図は本発明によるテープ巻量データ記憶回
路の記憶内容及び本発明によるテープ速度制御装置の動
作原理を説明するための特性図、第4図は本発明による
テープ総巻量データ検出回路の一実施例を示すブロック
図及びその動作説明用の各部波形図、第5図は本発明に
よるリール回転速度検出回路の一実施例を示すブロック
図及び、その動作説明用の各部波形図、第6図は本発明
によるリール回転速度検出回路の他の実施例を示すブロ
ック図、第7図は本発明によるテープ総巻量データ検出
回路の他の実施例を示すブロック図である。 1……巻取り側リール回転速度検出回路、 2……供給側リール回転速度検出回路、 5,6……テープ量データ記憶回路、 9……テープ総巻量データ検出回路、 28,29,42,43,53,54,……計数器。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ(10)を巻回する巻取り側(1
    3)及び供給側(12)の一対のリールハブを内蔵したカ
    セット(11)から磁気テープ(10)を該カセット外部に
    引き出してテープローディングし、カセット外部に設置
    された磁気ヘッドを有する回転ドラム(16)に所定角度
    巻き付けた態様で情報信号を記録再生し、且つ記録再生
    時と同じ態様で磁気テープ(10)の早送り或いは巻戻し
    を行う磁気記録再生装置のテープ速度制御装置におい
    て、 巻取り側リール駆動用モータ(13)に関連して設けられ
    た巻取り側リールの回転速度検出手段1(1)と、 供給側リール駆動用モータ(12)に関連して設けられた
    供給側リールの回転速度検出手段2(2)と、 巻取り側(13)及び供給側(12)の両リールに巻回され
    た磁気テープ(10)の総巻き量に相当するデータを検出
    するテープ総巻量データ検出手段(9)と、 所定の速度でテープ走行させたときのリールと回転速度
    に対する該リールに巻回されている磁気テープ量に相当
    するデータが格納されたテープ量データ記憶手段(5,
    6)と、 上記回転速度検出手段1(1)からの回転速度データ1
    を1/N倍(Nは実数)する除算手段1(3)と、 上記回転速度検出手段2(2)からの回転速度データ2
    を1/N倍する除算手段2(4)と、 上記除算手段1(3)からの除算データ1によって参照
    された上記テープ量データ記憶手段(5)に記憶されて
    いるテープ量データ1と、上記除算手段2(4)からの
    除算データ2によって参照された上記テープ量データ記
    憶手段(6)に記憶されているテープ量データ2とを加
    算する加算手段(7)と、 上記加算手段(7)からの加算データと、上記テープ総
    巻量データ検出手段(9)からのテープ総巻量データと
    の差分を演算する減算手段(8)とを有し、 上記磁気テープ(10)を上記所定速度のN倍の速度で早
    送り、或いは巻き戻しを行う際に、 上記減算手段(8)からの差分データに基づいてテープ
    走行速度を制御するようにしたことを特徴とするテープ
    速度制御装置。
  2. 【請求項2】上記テープ総巻量データ検出手段(9)
    は、 上記カセットに予め設けられたテープ総巻量識別データ
    を検出する識別データ検出手段(21,21)により構成さ
    れている、請求項1に記載のテープ速度制御装置。
  3. 【請求項3】上記テープ総巻量データ検出手段(9)
    は、 上記磁気テープ(10)をキャプスタン(19)により上記
    所定速度のN′倍(N′は実数)に等しい速度でテープ
    走行させる手段(24,25)と、 上記回転速度検出手段1(1,22)からの回転速度データ
    1を1/N′倍する除算手段3(26)と、 上記回転速度検出手段2(2,23)からの回転速度データ
    2を1/N′倍する除算手段4(27)と、 上記除算手段3(26)からの除算データ3によって参照
    された上記テープ量データ記憶手段(32)に記憶されて
    いるテープ量データ3と、上記除算手段4(27)からの
    除算データ4によって参照された上記テープ量データ記
    憶手段(33)に記憶されているテープ量データ4とを加
    算する加算手段2(34)とから構成されている、請求項
    1に記載のテープ速度制御装置。
  4. 【請求項4】上記テープ総巻量データ検出手段(9)
    は、 上記情報信号の記録と同時にテープ下端或いは上端に記
    録された所定周波数のコントロール信号を検出するコン
    トロール信号検出手段(59)と、 上記コントロール信号検出手段(59)から検出されたコ
    ントロール信号を制御信号として、上記巻取り側或いは
    供給側のリールモータ(13,12)で、上記磁気テープ(1
    0)を、上記所定速度のN″倍の速度で走行させるテー
    プ駆動制御手段(61)と、 上記回転速度検出手段1(1)からの回転速度データ1
    を1/N″倍する除算手段5(64)と、 上記回転速度検出手段2(2)からの回転速度データ2
    を1/N″倍する除算手段6(65)と、 上記除算手段5(64)からの除算データ5によって参照
    された上記テープ量データ記憶手段(66)に記憶されて
    いるテープ量データ5と、上記除算手段6(65)からの
    除算データ6によって参照された上記テープ量データ記
    憶手段(67)に記憶されているテープ量データ6とを加
    算する加算手段3(68)と、 から構成されている、請求項1に記載のテープ速度制御
    装置。
  5. 【請求項5】巻取り側(13)、及び供給側リール(12)
    の上記回転速度検出手段1,2(1,2)は、 巻取り側(13)、及び供給側リール(12)の回転数に比
    例した周波数の信号が発生する巻取り側周波数発電機
    (22)及び供給側周波数発電機(23)と、 所定時間に検出される上記巻取り側周波数発電機(22)
    からの周波数信号1を計数する計算器1(28,42)と、 上記所定時間に検出される上記供給側周波数発電機(2
    3)からの周波数信号2を計数する計数器2(29,43)
    と、 から構成されている、請求項1,2,3または4に記載のテ
    ープ速度制御装置。
  6. 【請求項6】巻取り側(13)、及び供給側リール(12)
    の上記回転速度検出手段1,2(1,2)は、 上記巻取り側周波数発電機(22)及び上記供給側周波数
    発電機(23)と、 高周波数の信号を発生する発振器(52)と、 上記巻取り側周波数発電機(22)からの周波数信号1の
    周期の所定数倍の期間だけ発振器(52)からの高周波信
    号を計数する計数器3(53)と、 上記供給側周波数発電機(23)からの周波数信号2の周
    期の所定数倍の期間だけ発振器(52)からの高周波数信
    号を計数する計数器4(54)と、 から構成されている、請求項1,2,3または4に記載のテ
    ープ速度制御装置。
  7. 【請求項7】上記テープ量データ記憶手段(5,6)は、 上記所定の速度でテープ走行させたときのリール回転速
    度に対する該リールに巻回されているテープ量に相当す
    るデータが格納されたROMにより構成されている、請求
    項1,2,3,4,5または6に記載のテープ速度制御装置。
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