JPS63168867A - リ−ル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は回転ヘッドを用いるテープ再生装置番こおける
リール制御装置に関する。

Ｂ０発明の概要 本発明によるリール制御装置は、リールの回転により発
生する２種類の　ＦＧ　パルスを電圧に変換し、リール
モータへ帰還させることによって。

リール制御路を行なう装置において、二つのリールから
のそれぞれの　ＦＧパルスを電圧に変換する二つのＦＧ
変換回路と、上記ＦＧ変換回路により得られる２種類の
電圧のうち高電位の方を選択する選択回路と、選択され
た電圧と、テープ速度を決定する、容易に変更可能な基
準電圧を比較増幅する回路と、その比較増幅された信号
をリールモータに帰還する駆動部を具備する。

Ｃ０従来の技術 回転ヘッドを用いるテープ再生装置において。

テープ上に記録されたデータを読むにはテープと回転ヘ
ッドの相対速度を一定に保たなければならないが、デー
タを高速で読む方法としてテープを高速で走行させ、テ
ープと回転ヘッドの相対速度を一定に保つように回転ヘ
ッドの速度を合わせていく方法がある。素速くデータを
読むには、テープと回転ヘッドの相対速度を一定に保っ
たま−両者の速度を高くすればよいが、テープと回転ヘ
ッドの相対速度が一定であっても、ある速度を越えると
、データを確実に読むことは不可能となる。

また、使用するモータのトルクが十分でない場合や、テ
ープ走行系の負荷が大きい場合に、テープ初端や終端で
十分なテープ速度が得られないことがあった。

Ｄ０発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、前述のような従来の欠点を極力少なく
し、モータのトルクが十分でない場合や、テープ走行系
の負荷が大きい場合でも、定められた速度内で安定した
巻取りを行なうことを可能にする、装置構成が簡単で、
したがって安価で、信頼性のあるリール制御装置を提供
することである。

Ｅ１問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明によるリール制御装
置は、二つのり一ルベースの回転に対応し、回転数が大
きい程高い電圧をそれぞれ発生する二つの周波数−電圧
変換回路と、該二つの周波数−電圧変換回路によって発
生させられた二つの電圧のうち高電位の方を選択する選
択回路と、該選択回路で選択された電圧と基準電圧を比
較し、増幅する比較増幅手段と、該比較増幅手段で比較
増幅された信号を選択的に各リールモータに帰還する手
段とを含むことを要旨とする。

Ｆ０作用 本発明によるリール制御装置においては、リールが空の
状態から巻取り終了までの間に、リール回転速度制御の
際に参照されるリールが取り換えられる。すなわち、半
分以下のテープが巻かれているリールが一定の回転速度
を持つように制御される。このようにして、テープ初端
や終端でテープ速度がさほど高くないため、モータのト
ルクが小さい場合や、テープ走行系の負荷が大きい場合
でも、安定した巻取りを行なうことができる。

Ｇ、実施例 以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて本発明を
一層詳細に説明するが、それらは例示に過ぎず、本発明
の枠を越えることなしにいろいろな変形や改良があり得
ることは勿論である。

第１図は本発明によるリール制御装置の構成を示すブロ
ック図で、図中１　はリールＡ、２　はリー／ｌ／Ｂ、
３　はＦＶ変換器Ａ−４は　ＦＶ変換器Ｂ、５　　は比
較部、６は差動増幅部、７は駆動部、８　はスイッチ、
Ｆａ、Ｆｂは　ＦＧ　パルス周波数、Ｖａ、ＶｂはＦＶ
変換器出力電圧。

Ｖｃは比較部出力電圧、Ｖｒは基準電圧を示す。

第２図（ａ）および（ｂ）は、それぞれ第１図に示す装
置における　ＦＧ　パルス周波数とテープ速度の時間変
化を示すグラフ、第３図は第１図の比較部５　の構成を
示す図である。

第１図に示す装置はつぎのように動作する。

まず、リールＢ　２　に巻かれているテープをリールＡ
　１　が巻き取る場合について説明する。

こシで使用する　ＦＶ変換器３，４　の特性は、入力周
波数が高いほど出力電圧は大きいようになっている。

テープ巻取り開始信号を検知すると、リールモータに電
圧が印加され、テープが走行し始める。

それぞれのリールに内蔵されている　ＦＧ　の出力が、
　　　　　　”　ＦＶ変換器Ａ　３　およびＦＶ変換器
Ｂ　４　に供給され、それらの変換器からそれぞれのリ
ールの回転速度に応じた電圧Ｖａおよびｖｂが出力され
る。

リールＡ　１　に巻かれているテープ量かをリールＢ　
２　に巻かれているテープ量よりも少ない場合、リール
Ａ　１　の回転数はリールＢ２の回転数よりも大きい。

リールの回転数と　ＦＧパルスの周波数は比例するから
、ＦＶ変換器に供給される　ＦＧパルスの周波数では、
Ｆｂよりも　Ｆａの方が高く、変換器３，４　の出力で
はｖｂよりも　Ｖａの方が高い。比較部５　は高い方の
電圧を選択するから、この場合Ｖａが選択され、Ｖｃ　
＝　Ｖａという形で出力される。差動増幅部６　ではＶ
ｃと基準電圧Ｖｒの差が増幅され、　＃ＡｖＪ部　７　
およびスイッチ　８　を経てり−ルＡ　１　へと帰還さ
せられる。結局、この系ではＶｃと　Ｖｒが等しくなる
ように制御が行なわれるため、リールＡ　１　は一定回
転に保たれることになる。このときの回転数はＶｒによ
って決定される。リールＡ　１　に巻かれているテープ
量がリールＢ　２　に巻かれているテープ量よりも少な
い領域は第２図の左半分である。時間の経過と共にリー
ルＡ　１　の半径は大きくなるが、回転数は変わらない
から、テープ速度は徐々に高くなる。

やがて、リールＡ　１　の半径がリールＢ２の半径より
も大きくなると、逆にリールＢ２回転数の方が大きくな
り、ＦＧ　パルスの周波数でも　Ｆａよりも　Ｆｂの方
が高くなる。故に、変換器の出力では、ｖｂよりもＶａ
の方が低くなり、比較部５ではｖｂが選択される。比較
部５　は例えば第３図に示すように構成される。この結
果、リールＢ　２　が定回転となるように制御が行なわ
れる。第２図（ａ）および（ｂ）の右半分にこのときの
様子が示されている。時間の経過とともにリールＢ　２
　の半径は小さくなるが、回転数は変わらないから、テ
ープ速度は徐々に低下する。

第２図（ｂ）から明らかなように、テープ初端および終
端では、テープ速度がさほど高くないため、モータのト
ルクが小さい場合や、テープ走行系の負荷が大きい場合
でも、安定した巻取りを行なうことができる。

第２図（ａ）および（ｂ）はテープを初端から巻き始め
たときの結果であるが、中途から巻き始めた場合でも、
リールを定回転に制御することには変わりがなく、安定
した結果が得られる。

次に、リールＡ　１　に巻かれているテープをリールＢ
　２　が巻き取る場合には、スイッチ　８を切り換える
だけであり、他の動作は上記の場合と同様である。言い
換えれば、テープの速送りと巻戻しをスイッチ　８　を
切り換えるだけで済ませることができる。

Ｈ１発明の詳細 な説明した通り１本発明によれば、モータのトルクが十
分でない場合や、テープ走行系の負荷が大きい場合でも
、基準電圧を変えるだけで、テープの位置に関係なく、
また特定の速度を越えることなく、またそのためにテー
プを傷つけることなく、従来方式よりも素速くテープを
巻き取ることができ、安価で信頼性のあるリール制御装
置を得ることができる。この装置は１回転ヘッドを用い
たテープ再生装置のみならず、従来から使用されている
カセットテープレコーダやデータレコーダ等の速送りや
巻戻し等にも使用可能である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明によるリール制御装置の構成を示すブロ
ック図、第２図は第１図に示す装置における　ＦＧパル
ス周波数とテープ速度の時間変化を示すグラフ、第３図
は比較部構成図である。 １・・・・・・・・リールＡ、２・・・・・・・・・リ
ールＢ　　、３・・・・・・・・・　ＦＶ変換器Ａ、４
・・・・・・・・・　ＦＶ変換器Ｂ、５・・・・・・・
・・比較部、６・・・・・・・・・差動増幅部、７・・
・・・・・・・駆動部、８・・・・・・・・・スイッチ
、Ｆａ、Ｆｂ・・・・・・・・・ＦＧパルス周波数、Ｖ
ａ、Ｖｂ・・・川・・・　ＦＶ変換器出力電圧、Ｖｃ・
・・・・・・・・比較部出力電圧、Ｖｒ・・・・・・・
・・基準電圧。 第２図 第３図 手続補正書 昭和６２年１１月シ日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）二つのリールベースの回転に対応し、回転数が大
   きい程高い電圧をそれぞれ発生する二つの周波数−電圧
   変換回路。 （ｂ）該二つの周波数−電圧変換回路によって発生させ
   られた二つの電圧のうち高電位の方を選択する選択回路
   。 （ｃ）該選択回路で選択された電圧と基準電圧を比較し
   、増幅する比較増幅手段、および （ｄ）該比較増幅手段で比較増幅された信号を選択的に
   各リールモータに帰還する手段 を含むことを特徴とするリール制御装置。