JPH0544901Y2 - - Google Patents

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JPH0544901Y2
JPH0544901Y2 JP5832188U JP5832188U JPH0544901Y2 JP H0544901 Y2 JPH0544901 Y2 JP H0544901Y2 JP 5832188 U JP5832188 U JP 5832188U JP 5832188 U JP5832188 U JP 5832188U JP H0544901 Y2 JPH0544901 Y2 JP H0544901Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープ走行速度制御回路に係り、特に
磁気テープを記録時の走行速度よりはるかに高速
で走行するテープ走行速度制御回路に関する。
従来の技術 回転ヘツドにより情報信号を磁気テープに記録
し、再生する装置(例えばVTR、デイジタル・
オーデイオ・テープレコーダ等)においては、従
来より記録済磁気テープの所望の記録位置を短時
間で検索するために、記録時及び通常再生時のテ
ープ走行速度よりも例えば100倍〜200倍のはるか
に高速で磁気テープを走行させつつ、その既記録
情報信号を再生する高速再生機能を備えたものが
知られている。
かかる高速再生時には、磁気テープの伸びや片
伸びなどの損傷を防ぐために、また、テープ巻始
めから巻終りまでの平均テープ走行速度を高くす
る点からもテープ・ヘツド間相対速度が一定であ
ることが必要であるが、従来はリールのテープ巻
径によつてテープ走行速度が変化してしまつてい
た。
そこで、本出願人は先に実願昭62−48343号に
より、リールのテープ巻径が変化しても磁気テー
プ走行速度を一定に保つテープ走行速度制御回路
を提案した。かかる出願人の提案回路によれば、
供給リールと巻取りリールの単位時間当りの両回
転パルス数の比が一定になるようにテープ走行用
モータの駆動制御を行なうことにより、高速再生
時においてリールのテープ巻径が変化しても常に
一定のテープ走行速度を得ることができる。ま
た、上記の両回転パルス数の和が一定になるよう
にしても、一定のテープ走行速度を得ることがで
きる。
考案が解決しようとする課題 しかるに、上記の両回転パルス数の和の一定に
したり、又は上記の提案になるテープ走行速度制
御回路では、供給リールの磁気テープの巻取たる
みやテープ伸びなどによつて、テープ高速走行の
途中で磁気テープに大きな負荷がかかつた場合
は、それによりテープ走行速度が急に遅くなるの
で、テープ走行速度を大きく上げるようにその時
点における許容モータ駆動電圧以上のモータ駆動
電圧を発生してしまい、テープに異常な張力がか
かりテープを損傷させてしまうことがあつた。
このテープ損傷を防止するためには、モータ駆
動電圧にリミツタをかけ、一定電圧以下に制限す
ることが考えられるが、巻取りリールの巻始めに
おけるテープ巻径のときのモータ駆動電圧と巻終
りにおけるテープ巻径のときのモータ駆動電圧と
では最適電圧値が大きく異なるので、上記制限す
る一定電圧が巻き始めの時に最適であるように合
わせると、巻終り時では強過ぎてしまい、他方、
巻終り時に最適であるように合わせると、巻始め
時では弱過ぎてしまうという問題点があつた。
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、テ
ープ負荷が急激に変動してもテープ損傷を防止で
きるテープ走行速度制御回路を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記目的達成のため、本考案は第1図の原理ブ
ロツク図の如き構成としたものである。同図中、
1は供給リール、2は巻取りリール、3は磁気テ
ープで、記録時よりも高速で磁気テープを走行す
るテープ走行時に、供給リール1と巻取りリール
2の単位時間当りの各回転パルス数を夫々検出す
る検出手段4と、磁気テープ3のテープ長内にお
ける位置制御データを算出する算出手段5と、補
正量を算出する補正量生成手段6と、テープ走行
用モータの駆動信号を生成する駆動信号生成手段
7とより構成される。
作 用 検出手段4より取り出された供給リール1の回
転パルスと巻取りリール2の回転パルスとは算出
手段5に供給され、ここで両回転パルス数の比に
基づいて磁気テープ3のテープ長内における位置
制御データが算出され、ここでモータを駆動させ
るための位置制御データが得られる。また、上記
の両回転パルスは補正量生成手段6に供給され、
ここで単位時間当りの回転パルス数の和の値に応
じて予め設定した範囲内のみ補正量を算出させ
る。従つて、この予め設定した範囲内を超えるよ
うな補正量が必要な場合にはその設定範囲内の最
大補正量に制限される。
このようにして得られた位置制御データと補正
量とは駆動信号生成手段7に供給され、ここで加
算された後、テープ走行用モータ(図示せず)の
駆動信号に変換されてテープ走行用モータへ出力
される。
これにより、供給リール1と巻取りリール2の
単位時間当りの各回転パルス数の和を、常に予め
設定した範囲内の略一定値にするようテープ走行
速度が制御される。もし、テープ走行中に大きな
負荷がかかつても、補正量が大きく変化せず、設
定範囲内の最大値に制限されるので、駆動信号が
急激に許容値以上に変化してしまうことがない。
実施例 第2図は本考案になるテープ走行速度制御回路
の一実施例のブロツク図を示す。同図中、第1図
と同一構成部分には同一符号を付してある。第2
図において、9及び10は夫々回転検出器で、供
給リール1及び巻取りリール2の各回転速度に応
じた繰り返し周波数の回転パルスを発生する。こ
れらは前記検出手段4を構成している。
また11はマイクロコンピユータで、リード・
オンリ・メモリ(ROM)12と共に前記算出手
段5を構成している。またマイクロコンピユータ
11は前記補正量生成手段6を構成し、更にD/
A変換器13及びドライバ14と共に前記駆動信
号生成手段7も構成する。
更に、第2図において15がテープ走行用モー
タとしてのリールモータである。ここで、供給リ
ール1及び巻取りリール2の駆動機構及びテープ
走行路は、例えば従来と同様の第3図に示す如き
構成とされている。同図中、第1図及び第2図と
同一構成部分には同一符号を付してある。第3図
において、供給リール1より繰り出された磁気テ
ープ3は回転シリンダ17に例えば90°巻回され、
更にピンチローラ18及びキヤプスタン19によ
り挾持された後、巻取りリール2に到る。回転シ
リンダ17には180°対向して回転ヘツド20a,
20bが取付固定されており、またキヤプスタン
19はキヤプスタンモータ21により回転駆動さ
れる。
また、22及び23はリールモータのモータシ
ヤフトで、供給リール1と巻取りリール2は各々
専用のリールモータでダイレクト駆動される構成
とされている。ここで、前記リールモータ15は
順方向高速走行時(FF時)はモータシヤフト2
3を有する、巻取りリール2の回転用リールモー
タであり、逆方向高速走行時(REW時)はモー
タシヤフト22を有する、供給リール1の回転用
リールモータである。
次に本実施例の動作について第2図及び第4図
と共に説明する。第2図中、回転検出器9により
検出された供給リール回転パルスと回転検出器1
0により検出された巻取りリール回転パルスとは
夫々マイクロコンピユータ11に供給され、ここ
で第4図に示すフローチヤートに従つてモータ駆
動データを生成する。
すなわち、マイクロコンピユータ11はまず上
記の2種類の回転パルスの単位時間当りのパルス
数の比を算出し、その値に基づいてROM12に予
め記憶してある回転パルス数の比に対する磁気テ
ープのテープ長における位置データのテーブルを
参照して位置制御データを作成する(第4図中、
ステツプS1)。上記の位置制御データは磁気テー
プ3の全長を例えば20区間前後に分割したとき
(等分割とは限らない)、回転シリンダ17に摺動
している磁気テープ位置が何番目の区間に在るか
を示すデータである。
このように位置制御データを生成するのは、テ
ープ位置によつて巻取りリール2のテープ巻径が
変化し、テープ走行速度が変化するので、テープ
位置に応じたテープ走行速度制御するためであ
る。すなわち、定格負荷の単位時間当りの供給リ
ール回転パルス数と巻き取りリール回転パルス数
との和が一定になるようにするために、リールモ
ータ15へ印加する駆動電圧は、例えば第5図に
示す如く巻始めでは巻取りリール2のテープ巻径
が最小(例えば15mmφ)でテープ走行速度が遅い
ので3Vと最大値であるのに対し、テープ走行時
間が経過するにつれて徐々に小となり、巻取りリ
ール2のテープ巻径が最大(例えば35mmφ)とな
る巻終りではテープ走行速度が速くなつてしまう
ので2Vと最小値にする必要があるからである。
次にマイクロコンピユータ11は単位時間当ち
り供給リール回転パルス数と巻取りリール回転パ
ルス数との和が予め設定した所定値よりも多いか
少ないかにより、テープスピードが所定値より速
いか遅いかを判定し(第4図中、ステツプS2)、
その後に補正量が基準値以内かどうかを判定する
(同、ステツプS3,S4)。
ここで、上記の補正量はテープ走行速度の変動
分を補正するためのデータである。また、上記の
基準値はテープに損傷を与えないための駆動電圧
変動分の許容範囲の最大値に相当する。
次にマイクロコンピユータ11はテープスピー
ドが速い場合で、かつ、補正量が基準値以内で済
むと判定した場合には、補正量をメモリ(図示せ
ず)に記憶してある前回の補正量から“1”を減
じて新たな補正量として変更し(第4図中、ステ
ツプS5)、前記ステツプS1で求めた位置制御デー
タに、この変更後の補正量を加算して出力データ
とする(同、ステツプS6)。しかし、ステツプS3
において補正量が上記基準値を越える場合には補
正量の演算を行なわず、前回の補正量をそのまま
今回の補正量とし、前記位置制御データに加算し
て出力データを得る(第4図中、ステツプS6)。
他方、テープスピードが遅い場合には、補正量
が基準値以内で済むときには補正量がメモリ(図
示せず)に記憶してある前回の補正量から“1”
を加算して新たな補正量とし(第4図中、ステツ
プS7)、また補正量が基準値を越えるときはステ
ツプS7の加算演算を行なわずに前回の補正量を今
回の補正量とする。そして、今回の補正量(又は
新たな補正量)を前記位置制御データに加算して
出力データとする(第4図中、ステツプS8)。
ここで、上記のステツプS5及びS7において前回
の補正量に減算又は加算される値“1”は、マイ
クロコンピユータ11より第2図のD/A変換器
13へ出力される出力データの最小量子化値に相
当する。
このようにして、前記ステツプS6又はS8で生成
された出力データをマイクロコンピユータ11は
外部へ出力する(第4図中、ステツプS9)。この
出力データは例えば5ビツトで、D/A変換器1
3に供給され、ここでアナログ信号の駆動電圧に
変換される。いま、この駆動電圧が1V〜4.2Vの
範囲内にあるものとすると、マイクロコンピユー
タ11の出力データの最小量子化値が0.1Vとな
り、またDC1Vをオフセツトすると5ビツトオー
ル“0”のときは1V、「00001」のときは1.1V
「00010」のときは1.2Vとなり、同様にして2.5V
のときは「01111」となる。
D/A変換器13より取り出された駆動電圧は
第2図に示すドライバ14により所要電力に増幅
されてリールモータ15に印加され、これを回転
制御する。リールモータ15の回転制御により巻
取りリール2が回転制御され、高速走行時のテー
プ走行速度が制御される。
ここで、第4図に示した制御処理動作により、
供給リール回転パルス数と巻取りリール回転パル
ス数との和が単位時間当り一定となるようにリー
ルモータ15が回転制御され、また例えばテープ
負荷が急激に大きく変動しても補正量は基準値を
越えることはないのでリールモータ15が極端に
大きく回転数が変動するように制御されることは
ないから、従来のテープ損傷を防止できる。
しかも、本実施例によれば、出力データは位置
制御データと補正量との加算値であるから、これ
により得られる駆動電圧の上限値は第5図に破線
で示す如くテープ巻径に応じて連続的に変化し、
常にそのテープ位置に応じた最適な駆動電圧より
も前記基準値による一定値だけ高い関係にあるの
で、上記のテープ負荷の大きな変動時にもテープ
を損傷させない程度の好適な駆動電圧を発生して
テープ走行速度を制御することができる。
なお、本考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば高速走行をキヤプスタンモータ
を高速回転させて行なう装置においては、リール
モータの代りにキヤプスタンモータを同様にして
制御するものである。また、第3図のようなテー
プ走行路をもつ回転ヘツド型デイジタルオーデイ
オテープレコーダに限らず、VTRにも同様に適
用することができることは勿論である。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、記録時よりも高
速で走行するテープ走行時に一定速度で磁気テー
プを走行することができると共に、テープ負荷が
大きく変動してもテープ損傷を防止でき、しかも
その場合でも強過ぎたり弱過ぎないそのテープ位
置で好適なモータ駆動電圧を発生してテープ走行
制御ができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理ブロツク図、第2図は本
考案の一実施例のブロツク図、第3図はリール駆
動機構及びテープ走行路の一例を示す概略図、第
4図は第2図の動作説明用フローチヤート、第5
図は第2図におけるモータ駆動電圧とテープ巻径
との関係の一例を示す図である。 1……供給リール、2……巻取りリール、3…
…磁気テープ、4……検出手段、5……算出手
段、6……補正量生成手段、7……駆動信号生成
手段、9,10……回転検出器、11……マイク
ロコンピユータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 供給リールから繰り出されて巻取りリールに巻
    取られる磁気テープを記録時よりも高速で走行す
    るテープ走行時に、テープ走行用モータへの駆動
    信号を制御することにより、テープ走行速度を制
    御するテープ走行速度制御回路において、 上記供給リールと上記巻取りリールの単位時間
    当りの各回転パルス数を夫々検出する検出手段
    と、 該検出手段により検出された上記両回転パルス
    数から逐次算出した該両回転パルス数の比に基づ
    いて、前記磁気テープのテープ長内における位置
    制御データを算出する算出手段と、 上記供給リールと上記巻取りリールの単位時間
    当りの回転パルス数の和の値に応じて、予め設定
    した範囲内でのみ補正量を算出する補正量生成手
    段と、 上記算出手段により得られた上記位置制御デー
    タに、該補正量生成手段により得られた該補正量
    を加算して得たデータに基づいて前記テープ走行
    用モータの駆動信号を生成する駆動信号生成手段
    とよりなり、 前記供給リールと前記巻取りリールの単位時間
    当りの各回転パルス数の和を、常に予め設定した
    範囲内の略一定値にするように前記テープ走行速
    度を制御するように構成したテープ走行速度制御
    回路。
JP5832188U 1988-04-28 1988-04-28 Expired - Lifetime JPH0544901Y2 (ja)

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