JP2500385Y2 - リ−ルサ−ボ装置 - Google Patents

リ−ルサ−ボ装置

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JP2500385Y2
JP2500385Y2 JP1987044676U JP4467687U JP2500385Y2 JP 2500385 Y2 JP2500385 Y2 JP 2500385Y2 JP 1987044676 U JP1987044676 U JP 1987044676U JP 4467687 U JP4467687 U JP 4467687U JP 2500385 Y2 JP2500385 Y2 JP 2500385Y2
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tension
tape
reel
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switching
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和久 西村
貢 吉弘
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は回転ヘッド式の記録再生装置のリールサー
ボ装置に関する。
〔考案の概要〕 この考案は、テープのスピード、方向等により、目標
テンションが数段階存在する場合に、この目標テンショ
ンに時定数を設けることによって、テープのテンション
が急激に変化することなく、したがって、過大テンショ
ンやテープのたるみが発生することが無いリールサーボ
装置を提供するものである。
〔従来の技術〕
記録された映像の編集を行なうため、編集点を見つけ
だすのに使用されるジョグモードが設定可能なVTRがあ
る。このジョグモードではジョグモード用の操作手段で
あるジョグダイヤルにより、テープを高速送りから低速
送りにまで任意に変え、また編集点を前後しながら編集
点を見つける。
上述のようなジョグモードにおいては、テープのスピ
ード及び方向を検出して、テープがその再生スピードに
適したテンションになるように、リールを駆動するモー
タのトルクが制御される。制御の方法としては、簡易型
の機械の場合、テープスピードに連続的に比例して応答
するのではなく、例えば、第2図に示すように、所定の
テープスピード範囲毎に目標テンションを切換える方式
を採用している。例えば、1倍速再生のテープスピード
では45gに、1/2倍速再生のテープスピードでは20gに、
高速再生のテープスピードでは30gになるように、目標
テンションが切換えられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のジョグモードにおいては、テープは
高速送りから低速送りまで任意に変えられるため、テー
プテンションの切換点でテンションの急激な変化を生じ
る。この場合、低いテンションから高いテンションへ急
激に変化すると、過大テンションが生じて、テープに悪
影響を及ぼす可能性があり、また高いテンションから低
いテンションへ急激に変化するとテープにたるみが生じ
る可能性がある。テープにたるみが生じると回転磁気ヘ
ッドとテープとの接触がうまく保てなくなって、映像が
抜けてしまうことがあり、テープの編集作業上、不都合
であった。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、供給側リールと回転ドラムとの間のテー
プパスに設けられ、テープのテンションを検出するテー
プテンション検出手段と、上記テープの走行速度を検出
するテープ走行速度検出手段と、上記テープ走行速度検
出手段の検出したテープ走行速度に応じて、目標テンシ
ョンを示す信号を、自動的に複数の値に切換える切換手
段と、上記切換手段において選択される目標テンション
を示す信号が供給され、上記切換手段により上記目標テ
ンションを示す信号が、低いテンションを示す信号から
高いテンションを示す信号に切り換えられたときに用い
られる第1の時定数回路と、上記切換手段により上記目
標テンションを示す信号が、高いテンションを示す信号
から低いテンションを示す信号に切り換えられたときに
用いられる、上記第1の時定数回路の時定数よりも大き
な時定数を有する第2の時定数回路からなる積分手段
と、上記テープテンション検出手段の出力と、上記積分
手段からの出力とを比較する比較手段と、上記リールの
半径を検出するリール半径検出手段と、上記リール半径
検出手段からのリール半径に応じた信号と、上記比較手
段の出力とを乗算する演算手段と、上記演算手段の出力
に基いて制御され、上記供給側リールを駆動する駆動モ
ータとを有するものである。
〔作用〕
上述せる本考案によれば、テープ走行速度検出手段の
検出したテープ走行速度に応じて、目標テンションを示
す信号が自動的に複数の値に切換えると共に、上記切換
手段において選択される目標テンションを示す信号が供
給され、上記切換手段により上記目標テンションを示す
信号が、低いテンションを示す信号から高いテンション
を示す信号に切り換えられたときに第1の時定数回路が
用いられ、上記切換手段により上記目標テンションを示
す信号が、高いテンションを示す信号から低いテンショ
ンを示す信号に切り換えられたときに上記第1の時定数
回路の時定数よりも大きな時定数を有する第2の時定数
回路が用いられ、上記テープテンション検出手段の出力
と、上記積分手段からの出力とが比較され、リール半径
検出手段からのリール半径に応じた信号と、上記比較手
段の出力とが乗算され、上記演算手段の出力に基いて、
上記供給側リールを駆動する駆動モータが制御される。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例のブロック図である。
同図において、(1)は回転ドラム、(2)はテープ
供給リール、(3)はテープ巻き取りリール、(4)は
キャプスタンである。(5)はテープのテンションを検
出するテンション検出器であり、この検出器(5)によ
って検出されたテンションに対応する信号が増幅器
(6)を介して比較器(7)の一方の入力端に供給され
る。比較器(7)の他方の入力端には、目標テンション
信号発生回路(17)からの目標のテープテンションに対
応する信号が供給される。比較器(7)はこの2つの入
力信号を比較し、その差信号を積分器(8)を介して、
加算器(9)に供給する。加算器(9)は、積分器
(8)からの信号を目標テンション信号発生回路(17)
からの目標のテープテンションに対応する信号に加算す
る。加算された信号は、掛算器(10)に供給され、リー
ル半径に応じて補正を行うために、リール半径検出回路
(11)からのリール半径に応じた信号と掛け合わされ
る。ここでリール半径に応じて補正を行うのは、テープ
の巻き数が多いときには慣性が大きくなるので、リール
駆動モータ(13)のトルクを大きくし、テープの巻き数
が少ないときには慣性が小さくなるので、リール駆動モ
ータ(13)のトルクを小さくするためである。このリー
ル半径検出回路(11)は、例えばテープ移動量と、リー
ルの回転角度からリールの半径を検出するものである。
こうして、リールの半径と目標のテープテンションに応
じた信号が増幅器(12)を介して、供給側リール駆動モ
ータ(13)に供給され、検出器(5)の位置のテープの
テンションが目標テンションとなるようにリール駆動モ
ータ(13)のトルクが制御される。
ここで、ジョグモードが設定された場合の動作につい
て以下に説明する。
まず、キャプスタン(4)の回転速度に応じた周波数
信号を発生する。周波数発生装置(16)からの周波数信
号がテンション切換回路(15)に供給される。すると、
テンション切換回路(15)は、供給された周波数信号か
らテープのスピードを判断して、そのテープスピードに
応じた目標テープテンションに切換るための切換信号を
テンション切換スイッチ(14)に出力する。テンション
切換スイッチ(14)は、切換回路(15)からの切換信号
に従って、目標テープテンションI(20g)、II(45
g)、III(30g)、IV(40g)に対応する電圧を選択し、
この選択された電圧に応じた信号が、積分回路(18)を
介して、比較器(7)および加算器(9)に供給され
る。
上述の積分回路(18)においては、入力端(18a)に
は、この入力端(18a)から見て、順方向にダイオードD
1が接続され、このダイオードD1は抵抗R1を介して出力
端(18b)に接続されている。入力端(18a)は、また、
この入力端(18a)から見て、逆方向にダイオードD2
接続され、このダイオードD2は抵抗R2を介して、出力端
(18b)に接続されている。そして、出力端(18b)はコ
ンデンサCを介して接地されている。なお、この例にお
いては、コンデンサCそして抵抗R1で決まるこの回路
(18)の第1の時定数R1Cは、コンデンサCと抵抗R2
で決まる第2の時定数R2Cより小さくなるように、抵抗R
1及びR2が選定されている。
テープのスピードが上げられて、例えば、テープテン
ションが、I(20g)からII(45g)に切換られる速度N1
までスピードが上昇すると、目標テンション45gに対応
する信号電圧V1が切換スイッチ(14)から、積分回路
(18)に供給される。このとき、積分回路(18)の出力
端(18b)の電圧はテンションI(20g)に応じた低い電
圧であったため、この信号電圧V1によりダイオードD1
抵抗R1を介して、コンデンサCが電圧V1まで充電され
る。したがって、出力端(18b)からの出力信号は急激
には立ち上がらず、第3図のスロープS1で示すように、
時定数R1Cに応じて、徐々に立ち上がる。この結果、テ
ープのテンションも徐々に20gから45gに上げられる。
そして、さらに、テープのスピードが上げられて、例
えば、テープテンションII(45g)からIV(30g)に切換
られる速度N2まで上昇すると、目標テンション30gに対
応する信号電圧V2が積分回路(18)に供給される。
この電圧V2はテープテンション45gに対応する電圧V1
よりも小さいので、コンデンサCは放電し始める。この
放電によって、積分回路(18)の出力は、急激には下が
らずに、第3図のスロープS1よりもなだらかなスロープ
S2で示すように、時定数R2Cに応じて、コンデンサCと
切換スイッチ(14)の電圧V2とが平衡する迄、徐々に減
少する。この結果、テープのテンションは、45gから20g
に徐々に減少させられる。
図示した例ではテープテンションの立ち下がりよりも
立ち上がりの方が急峻になるようなされているが、この
理由を以下に述べる。
テープスピードに対して、定められた目標テンション
よりも、小さなテンションで、テープが送られると、画
像が得られない場合がある。そこで、テンションを立ち
上げる場合には、テープに過大なテンションがかからな
い程度に、出来るだけ速く立ち上げられる。
これに対して、テープテンションを立下げる場合は、
テープがたるまないようにするためには、比較的にゆる
やかに、テープテンションを下げることが望ましい。従
って、図示した例では、テープテンションの立ち下がり
の時定数を立ち上がりのそれよりも大きな値になるよう
にして、立ち上がりと立ち下がりのそれぞれに適した時
定数が設けられているので、テープテンション切換時の
欠点をより効果的に改善できる。
なお、この回路(18)の出力信号の上昇率そして減少
率は時定数R1CそしてR2Cをどのような値に決めるかで、
所望のものに選択可能である。
また、図示した例では、供給側リールのみがテープテ
ンションの制御が行なわれているが、供給側リールのみ
ならず、巻取側リールにも同様なリールサーボ装置を設
けて、テープテンションの制御を行なってもよい。
なお、図示した例では、ジョグモード選択時での、テ
ープテンションの切換制御について説明したが、ジョグ
モードに限らず、この考案は、連続的にテープスピード
を変える場合の全てに適用出来る。
なお、図中、一点鎖線にて囲んだ部分は、マイクロコ
ンピュータを用いて、上述した動作と同様な動作を行な
うように、構成してもよい。
〔考案の効果〕
上述せる本考案によれば、テープ走行速度検出手段の
検出したテープ走行速度に応じて、目標テンションを示
す信号が自動的に複数の値に切換えると共に、上記切換
手段において選択される目標テンションを示す信号が供
給され、上記切換手段により上記目標テンションを示す
信号が、低いテンションを示す信号から高いテンション
を示す信号に切り換えられたときに第1の時定数回路が
用いられ、上記切換手段により上記目標テンションを示
す信号が、高いテンションを示す信号から低いテンショ
ンを示す信号に切り換えられたときに上記第1の時定数
回路の時定数よりも大きな時定数を有する第2の時定数
回路が用いられ、上記テープテンション検出手段の出力
と、上記積分手段からの出力とが比較され、リール半径
検出手段からのリール半径に応じた信号と、上記比較手
段の出力とが乗算され、上記演算手段の出力に基いて、
上記供給側リールを駆動する駆動モータが制御されるの
で、予測し得る慣性に応じたサーボをかけ、良好なテー
プテンションの制御を行うことができ、これによってテ
ープに過大なテンションがかかってテープに悪影響を及
ぼすことがなく、また、テープのたるみに起因するいわ
ゆる映像抜けを防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のブロック図、第2図は従
来のテープテンションの切換を示す図、第3図はこの考
案の一実施例のテープテンションの切換を示す図であ
る。 (1)は回転ドラム、(2)はテープ供給側リール、
(5)はテープテンション検出器、(7)は比較器、
(13)はリール駆動モータ、(14)はテンション切換ス
イッチ、(15)はテンション切換回路、(18)は積分回
路である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給側リールと回転ドラムとの間のテープ
    パスに設けられ、テープのテンションを検出するテープ
    テンション検出手段と、 上記テープの走行速度を検出するテープ走行速度検出手
    段と、 上記テープ走行速度検出手段の検出したテープ走行速度
    に応じて、目標テンションを示す信号を、自動的に複数
    の値に切換える切換手段と、 上記切換手段において選択される目標テンションを示す
    信号が供給され、上記切換手段により上記目標テンショ
    ンを示す信号が、低いテンションを示す信号から高いテ
    ンションを示す信号に切り換えられたときに用いられる
    第1の時定数回路と、上記切換手段により上記目標テン
    ションを示す信号が、高いテンションを示す信号から低
    いテンションを示す信号に切り換えられたときに用いら
    れる、上記第1の時定数回路の時定数よりも大きな時定
    数を有する第2の時定数回路からなる積分手段と、 上記テープテンション検出手段の出力と、上記積分手段
    からの出力とを比較する比較手段と、 上記リールの半径を検出するリール半径検出手段と、 上記リール半径検出手段からのリール半径に応じた信号
    と、上記比較手段の出力とを乗算する演算手段と、 上記演算手段の出力に基いて制御され、上記供給側リー
    ルを駆動する駆動モータとを有するリールサーボ装置。
JP1987044676U 1987-03-26 1987-03-26 リ−ルサ−ボ装置 Expired - Lifetime JP2500385Y2 (ja)

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