JPH0287385A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ上に記録された時間情報に基づい
て所望のテープ位置を高速検索し、当該位置から磁気テ
ープを再生できるようにした磁気記録再生装置に関する
。

〔従来の技術〕

従来のこの種の磁気記録再生装置の例として、第２図に
示す回転式ディジタル・オーディオ・テープレコーダ（
Ｒ−ＤＡＴ）がある。

第２図において、１はメカニズムブロック２に装填され
た磁気テープ、３はテープ供給リール、４はテープ巻取
りリール、５は回転ドラム、６ａ。

６ｂは回転ドラム５の周面に取り付けられた一対の磁気
ヘッド、７はピンチローラ、８はキャプスタン、９はヘ
ッドアンプ、１０は磁気テープ１のサブコード領域に記
録されている時間情報を再生する時間情報再生手段、１
１は該時間情報再生手段１０で再生された時間情報を記
憶する時間情報記憶手段、１２は磁気テープ１の所望の
検索時間位置を任意に設定できる検索時間設定手段、１
３は上記時間情報記憶手段１１の出力する時間情報と検
索時間設定手段１２に設定された検索時間情報とを比較
照合することにより検索時間位置に相当するテープ位置
を検出する比較手段、１４は該比較手段の比較出力に基
づいてメカニズムプロ。

り２を制御するメカニズム制御手段である。

上記構成になるＲ−ＤＡＴにおいて、従来は磁気テープ
上のサブコード領域に記録された時間情報を用いて次の
ように磁気テープの時間検索を行っていた。

すなわち、いま検索時間設定手段１２に所望のテープ位
置を与える検索時間がセントされ、この検索時間位置に
相当するテープ位置の検索指令が与えられると、該検索
時間情報が比較手段１３に送られ、これと同時にメカニ
ズム制御手段１４はメカニズムブロック２を制御して磁
気テープ１の高速送りを開始する。

磁気ヘッド６ａ　、５ｂにより読み取られた磁気テープ
１上の記録信号は、ヘッドアンプ９で増幅された後、時
間情報再生手段１０へ送られ、サブコード領域に記録さ
れている時間情報が再生される。この時間情報再生手段
１０で再生された時間情報は時間情報記憶手段１１に記
憶されて比較手段１３へ送られる。

比較手段１３は、時間情報記憶手段１１から送られてく
る磁気テープ上に記録された時間情報と、検索時間設定
手段１２に設定された検索時間情報とを比較照合し、現
在のテープ位置が検索時間設定手段１２に設定された時
間位置よりも前側であるか、あるいは後側であるかを判
定し、検索時間設定手段１２に設定された時間位置より
も前側に位置している場合には順方向（フォワード方向
）へ高速送りするようにメカニズム制御手段１４に指令
を与え、また、検索時間設定手段１２に設定された時間
位置よりも後側に位置している場合には巻き戻し方向く
リバース方向）へ高速送りするようにメカニズム制御手
段１４に指令を与える。

メカニズム制御手段１４は比較手段１３から送られてく
る指令に従ってメカニズムブロック６を高速送り制御ｌ
シ、検索時間設定手段１２に設定された時間位置に向か
って磁気テープを高速で送りながら、時間情報再生手段
１０によって磁気テープｌ上に記録されている時間情報
を再生し、該再生された時間情報を時間情報記憶手段１
１を通じて比較手段１３へ送る。

比較手段１３は、磁気テープ１上の時間情報が検索時間
設定手段１２に設定された検索時間位置に近づいたこと
を検知すると、メカニズム制御手段１４に中速走行指令
を与え、テープ走行を高速から中速に切り換え、時間位
置の検索を続行する。

そして、磁気テープ１上の時間位置が検索時間設定手段
１２に設定された検索時間位置に一致すると、当該位置
で磁気−プ１の走行を停止し、あるいは、テープ走行を
再生モードに切り換えて当該位置から磁気テープの再生
を開始するなど、予め定めた指令に基づいた処理動作を
行う。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記した従来の高速時間検索機能を有する磁気８ｔ！録
再生装置においては、磁気テープ上に記録された時間情
報を利用して検索を行うものであったため、磁気テープ
上に時間情報が記録されていない場合には時間検索がで
きないという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、磁気テープ上
に時間情報が記録されていない場合でも従来と同様に高
速時間検索を行うことのできる磁気記録再生装置を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決するために、磁気テープ上
に記録された時間情報を読み出し、この読み出した時間
情報と予め設定した所望のテープ位置を与える検索時間
情報とを比較手段において比較照合することにより装填
した磁気テープの所望のテープ位置を高速検索するよう
にした磁気記録再生装置において、テープ供給リールま
たはテープ巻取リリールの少なくともいずれか一方の回
転状態を検出するリール回転センサと、該リール回転セ
ンサの出力からリール回転周期を測定するリール回転周
期測定手段と、該リール回転周期測定手段の出力に基づ
いて磁気テープ上における走行時間や残量時間などのテ
ープ走行時間情報を算出するテープ走行時間演算手段と
、磁気テープ上に時間情報が記録されている場合には該
時間情報を上記比較手段に送り、磁気テープ上に時間情
報が記録されていない場合には上記テープ走行時間演算
手段で得られたテープ走行時間情報を上記比較手段に送
る比較信号切り換え手段とを備えたことを特徴とする。

〔作　用〕

リール回転センサがリールの回転を検出すると、リール
回転周期測定手段は該センサ出力からリールの回転周期
を測定する。そして、テープ走行時間演算手段は該リー
ル回転周期測定手段の出力に基づいて磁気テープ上にお
ける走行時間や残量時間などのテープ走行時間情報を算
出する。

他方、比較信号切り換え手段は、磁気テープ上に時間情
報が記録されている場合には磁気テープ上から再生され
た時間情報を比較手段に送り、また、磁気テープ上に時
間情報が記録されていない場合には上記テープ走行時間
演算手段で得られたテープ走行時間情報を比較手段に送
る。このため、磁気テープ上に時間情報が記録されてい
る場合には、磁気テープ上の時間情報に基づいてテープ
時間位置の高速検索が行われ、また、磁気テープ上に時
間情報が記録されていない場合には、上記テープ走行時
間演算手段で算出されたテープ走行時間あるいはテープ
残量時間などのテープ走行時間情報に基づいてテープ時
間位置の高速検索が行われる。

したがって、磁気テープ上に時間情報が記録されていな
い場合でも、上記テープ走行時間演算手段で得られたテ
ープ走行時間情報を用いて従来と同様な時間検索を行う
ことができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すもので、この実施例は
、第２図に示した従来のものと同一構成になるＲ−ＤＡ
Ｔにおいて、テープ巻取りリール４の回転を検出するリ
ール回転センサ１５と、該リール回転センサ１５の出力
からリールの回転周期を測定するリール回転周期測定手
段１６と、該リール回転周期測定手段１６の出力に基づ
いて磁気テープ１のテープ始端からの走行時間を算出す
るテープ走行時間演算手段１７と、磁気テープ１上に時
間情報が記録されている場合には該時間情報を比較手段
１３に送り、磁気テープｌ上に時間情報が記録されてい
ない場合には上記テープ走行時間演算手段１７で得られ
たテープ走行時間情報を上記比較手段１３に送る比較信
号切り換え手段１８とを付設したものである。なお、第
２図と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略
する。

進んで、上記実施例の動作を説明する。

検索時間設定手段１２に所望の検索時間が設定され、時
間位置検索のための磁気テープ１の送り制御卸が開始さ
れると、時間情報再生手段１０は従来と同様に磁気テー
プ１上の時間情報の再生動作を行う。

また、テープ巻取りリール４の回転に伴ってリール回転
センサ１５がその回転速度に比例したパルス出力を発生
し、その検知出力をリール回転周期測定手段１６に送る
。リール回転周期測定手段１６はこのパルス出力からリ
ールの回転周期を求めてテープ走行時間演算手段１７に
送り、テープ走行時間演算手段１７はリール回転周期測
定手段１６から送られてくる回転周期に基づいて装填さ
れている磁気テープ１のテープ始端からの走行時間を算
出する。

メカニズムブロック２に装填された磁気テープｌ上に時
間情報が記録されている場合には、比較信号切り換え手
段１８は端子す側に接続されており、磁気テープｌ上に
記録された時間情報が端子すを通じて時間情報記憶手段
１１から比較手段１３に送られる。したがって、磁気テ
ープ１上に時間情報が記録されている場合には、第２図
で説明した従来例の場合とまったく同様に、磁気テープ
１上に記録された時間情報を用いてテープ時間位置の高
速検索が行われる。

一方、磁気テープ１上に時間情報が記録されていない場
合には、時間情報記憶手段１０から時間情報が出力され
ない。このため、時間情報記憶手段１１から比較手段１
３へ時間情報なしの信号が送られる。

比較手段１３は、この時間情報記憶手段１１からの時間
情報なしの信号を受けて比較信号切り換え手段１８の接
点を端子す側から端子ａ側に切り換え、テープ走行時間
演算手段１７の出力を比較手段１３に入力するように回
路を切り換える。

したがって、磁気テープ１上に時間情報が記録されてい
ない場合には、比較手段１３には、時間情報記憶手段１
１からの時間情報に代えて、テープ走行時間演算手段１
７で算出されたテープ走行時間が入力され、このテープ
走行時間と検索時間設定手段１２に設定された検索時間
情報との間でテープ時間位置の比較照合が行われ、従来
と同様にテープ時間位置の高速検索が実行される。

なお、上記のようにテープ走行時間演算手段１７で算出
されたテープ走行時間情報に基づいて高速時間検索が開
始された後は、時間情報再生手段１０による時間情報の
再生動作は必要なくなるので、テープ走行速度を磁気ヘ
ッドと磁気テープの相対速度が再生時と同一速度となる
ように制御する必要はなくなる。

また、上記実施例は、テープ巻取リリール４の回転を検
出することにより磁気テープｌのテープ始端からの走行
時間を算出し、この走行時間に基づいてテープ時間位置
の高速検索を行うようにした場合について述べたが、リ
ール回転センサ１５をテープ供給リール３側に付設し、
テープ供給リール３のリール回転周期からテープの残量
時間を算出するようにすれば、テープ終端からのテープ
時間位置の高速検索を行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、磁気テープ上に
時間情報が記録されている場合には、磁気テープ上に記
録された時間情報に基づいてテープ時間位置を高速検索
し、また、磁気テープ上に時間情報が記録されていない
場合には、リール回転周期から算出されるテープ走行時
間あるいはテープ残量時間などのテープ走行時間情報に
基づいてテープ時間位置の高速検索を行うようにしたの
で、磁気テープ上に時間情報が記録されていない場合で
も時間検索を行うことができる。

さらに、リール回転周期から算出したテープ走行時間情
報に基づいてテープ時間位置を高速検索する場合には、
磁気テープ上から時間情報などのサブコード情報を読み
取る必要がないので、磁気ヘッドと磁気テープの相対速
度を再生時と同一速度にするためのドラムサーボをかけ
る必要がなくなる。したがって、磁気テープ上に記録さ
れている時間情報に基づいて検索する場合に比べてより
高速で磁気テープを走行させることが可能となり、検索
時間を短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回転式ディジタル・オ
ーディオ・テープレコーダのブロック図、 第２図は従来例を示す回転式ディジタル・オーディオ・
テープレコーダのブロック図である。 ■・・・磁気テープ、２・・・メカニズムブロック、３
・・・テープ供給リール、４・・・テープ巻取りリール
、９・・・ヘッドアンプ、１０・・・時間情報再生手段
、１１・・・時間情報記憶手段、１２・−・検索時間設
定手段、１３・・・比較手段、１４・・・メカニズム制
御手段、１５・・・リール回転センサ、１６・・・リー
ル回転周期測定手段、１７・・・テープ走行時間演算手
段、１８・・・比較信号切り換え手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気テープ上に記録された時間情報を読み出し、この読
   み出した時間情報と予め設定した所望のテープ位置を与
   える検索時間情報とを比較手段において比較照合するこ
   とにより装填した磁気テープの所望のテープ位置を高速
   検索するようにした磁気記録再生装置において、 テープ供給リールまたはテープ巻取りリールの少なくと
   もいずれか一方の回転状態を検出するリール回転センサ
   と、 該リール回転センサの出力からリール回転周期を測定す
   るリール回転周期測定手段と、 該リール回転周期測定手段の出力に基づいて磁気テープ
   上における走行時間や残量時間などのテープ走行時間情
   報を算出するテープ走行時間演算手段と、 磁気テープ上に時間情報が記録されている場合には該時
   間情報を上記比較手段に送り、磁気テープ上に時間情報
   が記録されていない場合には上記テープ走行時間演算手
   段で得られたテープ走行時間情報を上記比較手段に送る
   比較信号切り換え手段とを備えたことを特徴とする磁気
   記録再生装置。