JP3546542B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、早送り再生、巻き戻し再生を備えた磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のテープ走行系の構成を示すブロック図である。図3において、1は演算結果をアナログに変換するD/A変換器、2はキャプスタンモータ3を駆動するキャプスタンモータ駆動回路、3はキャプスタン(図示せず)を回転駆動するキャプスタンモータ、4はキャプスタンモータ3のFG信号を読み取るFGヘッド、5はコントロール信号(以下、CTL信号と記す)を得るためのCTLヘッド、6はキャプスタンモータ3の回転速度を制御する速度制御回路、7はキャプスタンモータ3の回転位相を制御する位相制御回路、8はキャプスタンモータ3の回転速度を設定する速度設定回路、9はキャプスタンモータ3の電源であるモータ駆動電源、10は位相制御回路7の制御が不可能になったエラー状態を検出するエラー検出回路、11は速度制御回路6と位相制御回路7の情報を加算する加算回路である。
【0003】
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置におけるテープ走行制御系について、以下その動作について説明する。
【0004】
通常再生時は、モータ駆動電源9から電源電圧を駆動回路2に供給することにより、キャプスタンモータ3を回転駆動し、FGヘッド4によりFG信号を読み取る。FGヘッド4により得られたFG信号により、速度制御回路6で速度制御を行い、またCTLヘッド5により磁気テープに記録されたCTL信号を再生することにより、位相制御回路7で位相制御を行う。それぞれの結果を加算回路11で加算演算し、D/A変換器1でアナログ信号に変換してキャプスタンモータ駆動回路2に伝達することでループを形成し、キャプスタンモータ3の回転を安定させることにより、安定した再生画を得ている。
【0005】
また、早送り再生及び巻き戻し再生時は、速度設定回路8により通常再生のn倍の速度設定が複数されており、キー操作及びリモコン操作により、任意に選択できる。この時、最高速度を選択した場合において低温環境時等により最大負荷が予想以上に大きくなった場合や、モータ駆動電源9の電源電圧が変動して下がった場合に、エラー検出回路10が位相系のエラーを検出し、速度設定回路8に対して速度を一段階下げるよう制御し、安定した再生画を得る。
【0006】
この時、再度エラー検出回路10が働くとさらに速度をもう一段下げることにより、常に負荷に応じて安定した早送り、巻き戻し再生画を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、早送り再生及び巻き戻し再生時の設定速度をエラー検出後に行うため、エラーを検出して速度を再設定するまでの間、再生画に乱れが生じるという問題を有していた。
【0008】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、モータ駆動電源の電圧検出手段を設け、モータ駆動電圧が印加された時点で、そのモータ駆動電圧で安定した早送り再生画及び巻き戻し再生画を得られる最高速度に設定できる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、複数の早送り再生及び巻き戻し再生速度を有する磁気記録再生装置であって、キャプスタンを回転駆動するキャプスタンモータと、前記キャプスタンモータの回転数を検出するFGヘッドと、前記キャプスタンモータを動作させる電源電圧を出力する駆動電源と、前記駆動電源の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段により検出した電圧値に応じた速度に設定する速度設定手段と、前記FGヘッドにより発生した信号と前記速度設定手段により設定された速度を一定に保つ速度制御手段と、前記磁気テープに記録された基準信号により位相制御を行う位相制御手段とを備え、前記速度設定手段は、前記電圧検出手段で検出した電圧値に基づき、一定速度でキャプスタンモータを回転駆動するよう速度を設定するものである。
【0010】
【作用】
この構成によって、モータ駆動電圧が印加された時点で、そのモータ駆動電圧で駆動しうる最高速度で安定した早送り再生画、巻き戻し再生画を得ることができ、またモータ駆動電圧が変動した場合にも、そのモータ駆動電圧に応じた最高速度で安定した早送り再生画、巻き戻し再生画を得ることができる。
【0011】
【実施例】
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は本実施例の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。図1において、1は演算結果をアナログに変換するD/A変換器、2はキャプスタンモータ3を駆動するキャプスタンモータ駆動回路、3はキャプスタン(図示せず)を回転駆動するキャプスタンモータ、4はキャプスタンモータ3のFG信号を読み取るFGヘッド、5はコントロール信号(以下、CTL信号と記す)を得るためのCTLヘッド、6はキャプスタンモータ3の回転速度を制御する速度制御回路、7はキャプスタンモータ3の回転位相を制御する位相制御回路、8はキャプスタンモータ3の回転速度を設定する速度設定部、9はキャプスタンモータ3の電源であるモータ駆動電源、11は速度制御回路6と位相制御回路7の情報を加算する加算回路、12はモータ駆動電源9の電源電圧を検出する電圧検出回路である。
【0013】
以上のように構成された本実施例の磁気記録再生装置について、以下その動作を説明する。
【0014】
通常再生時は、モータ駆動電源9の電源電圧を駆動回路2に供給することによりキャプスタンモータ3を回転駆動し、FGヘッド4により得られたFG信号により速度制御回路6で速度制御を行う。また、CTLヘッド5により磁気テープに記録されたCTL信号を再生することにより、位相制御回路7で位相制御を行う。それぞれの結果を加算回路11で加算演算し、D/A変換器1でアナログ信号に変換して、キャプスタンモータ駆動回路2に伝達することでループを形成し、安定した再生画を得ている。
【0015】
また、早送り再生及び巻き戻し再生時は、速度設定部8により通常再生のn倍の速度設定が複数されており、キー操作及びリモコン操作により任意に速度設定が選択できる。
【0016】
この時、モータ駆動電圧が印加された時点で、図2のように電圧検出回路11がモータ駆動電圧Aを検出した場合、そのモータ駆動電圧と最大負荷により速度aに設定し、さらにモータ電源電圧Bに変動した場合には速度bに設定し、常にその電圧で安定した早送り再生画、巻き戻し再生画が得られる最高速度に設定することができる。
【0017】
なお、モータ駆動電圧が、環境条件等により変動した場合にも電圧検出回路11において、その電圧で安定した再生画が得られる最高速度に設定することも可能にするものである。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、モータ駆動電源の電圧で安定した早送り再生画及び巻き戻し再生画が得られる最高速度に設定でき、またモータ駆動電源が変動しても常に設定速度をモニター駆動電源の電圧値に応じて設定し、安定した早送り再生画及び巻き戻し再生画を得ることのできる優れた磁気記録再生装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生装置のテープ走行系の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における早送り再生及び巻き戻し再生時の最高速度を決定する要因を説明するための特性図
【図3】従来の磁気記録再生装置のテープ走行系の構成図
【符号の説明】
2 キャプスタンモータ駆動回路
3 キャプスタンモータ
4 FGヘッド
5 CTLヘッド
6 速度制御回路
7 位相制御回路
8 速度設定部
9 モータ駆動電源
11 加算回路
12 電圧検出回路
Claims (1)
- 複数の早送り再生及び巻き戻し再生速度を有する磁気記録再生装置であって、キャプスタンを回転駆動するキャプスタンモータと、前記キャプスタンモータの回転数を検出するFGヘッドと、前記キャプスタンモータを動作させる電源電圧を出力する駆動電源と、前記駆動電源の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段により検出した電圧値に応じた速度に設定する速度設定手段と、前記FGヘッドにより発生した信号と前記速度設定手段により設定された速度を一定に保つ速度制御手段と、前記磁気テープに記録された基準信号により位相制御を行う位相制御手段とを備え、
前記速度設定手段は、前記電圧検出手段で検出した電圧値に基づき、一定速度でキャプスタンモータを回転駆動するよう速度を設定することを特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16846495A JP3546542B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16846495A JP3546542B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0922553A JPH0922553A (ja) | 1997-01-21 |
JP3546542B2 true JP3546542B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=15868604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16846495A Expired - Fee Related JP3546542B2 (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3546542B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP16846495A patent/JP3546542B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0922553A (ja) | 1997-01-21 |
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