JPH09128850A - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

Info

Publication number
JPH09128850A
JPH09128850A JP7283994A JP28399495A JPH09128850A JP H09128850 A JPH09128850 A JP H09128850A JP 7283994 A JP7283994 A JP 7283994A JP 28399495 A JP28399495 A JP 28399495A JP H09128850 A JPH09128850 A JP H09128850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capstan motor
tape
signal
speed
driver circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7283994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsunoda
浩 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7283994A priority Critical patent/JPH09128850A/ja
Publication of JPH09128850A publication Critical patent/JPH09128850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャプスタンモータを用いたテープ駆動装置
において、「停止時に駆動電圧の極性を切り換える」だ
けではキャプスタンモータの制動特性を向上させること
には限界があった。 【解決手段】 キャプスタンモータ3の速度を検出する
検出手段4と、前記検出手段4からの速度の情報に応じ
て前記キャプスタンモータの制御信号を作成する第1の
制御手段(1、11、5)と、前記制御信号に応じて前
記キャプスタンモータの駆動電圧を作成するドライバー
手段7と、前記ドライバー手段7に最大駆動電圧の作成
を指示する第2の制御手段(1、8、9)と、を具備し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャプスタンモー
タを用いたテープ駆動装置、例えばビデオテープレコー
ダ(以下「VTR」と略す)等におけるテープ駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VHS方式等のVTRにおいて、
スロー再生等において間欠的にテープを駆動する場合、
キャプスタンモータの制動を良くするために、停止時に
駆動電圧の極性を切り換えることによりテープに加える
駆動力を逆方向にし、強制的に停止させていた。
【0003】そして、小型軽量を目的としてテープの幅
や記録トラックピッチを狭くした規格を採用した場合、
今まで以上にキャプスタンモータの制動精度が要求され
ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手法である「停止時に駆動電圧の極性を切り換える」だ
けでは、制御信号の位相遅れにより、十分な制動精度が
得られない。特にマイクロコンピュータ等を用いデジタ
ル信号処理にてキャプスタンモータの制御を行う場合、
制御信号はPWM信号として出力されるのが一般的であ
るため、該PWM信号を平滑するのに不可欠なローパス
フィルタのために制御信号の位相遅れははなはだしくな
る。さらにローパスフィルタは温度の影響により出力電
圧が変化するために、停止位置の精度向上には限界があ
った。
【0005】本発明は、キャプスタンモータを用いたテ
ープ駆動装置において、簡単な構成でキャプスタンモー
タの制動特性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、キャプスタンモータを用いたテープ駆動
装置において、キャプスタンモータの速度及び/又は位
相を検出する検出手段と、前記検出手段からの速度の情
報に応じて前記キャプスタンモータの制御信号を作成す
る第1の制御手段と、前記制御信号に応じて前記キャプ
スタンモータの駆動電圧を作成するドライバー手段と、
前記ドライバー手段に最大駆動電圧の作成を指示する第
2の制御手段と、を具備した。
【0007】さらに、前記第1の制御手段は、前記検出
手段からの速度の情報に応じてデューテイが変化するP
WM信号を発生するPWM信号発生回路と、前記PWM
信号を平滑するローパスフィルタと、を具備した。
【0008】さらに、前記ドライバー手段は、駆動電圧
の極性を切り換える切換手段を具備した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に従い、本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明の実施例であるヘ
リカルスキャン方式のVTRにおけるテープ駆動装置を
示した機能ブロック図である。図において、1はマイク
ロコンピュータであって、水晶で構成されたクロック用
発振素子2からのクロックにより駆動され、テープ駆動
装置全体を制御している。また、3はキャプスタンモー
タであり、4はキャプスタンモータ3の回転速度に応じ
て発生するパルスの周波数が変化する速度検出器であ
る。
【0010】そして、マイクロコンピュータ1は速度検
出器4からのパルスによりキャプスタンモータ3の速度
情報を得、予め定められた基準速度との差より速度エラ
ー信号を作成する。該速度エラー信号はマイクロコンピ
ュータ1に内蔵されたDA変換回路11によりアナログ
信号であるPWM信号に変換され、第1の制御信号とし
て端子1aより出力される。該第1の制御信号は速度エ
ラー信号に応じたデューティを有するPWM信号であ
り、ローパスフィルタ5により平滑され、増幅器6によ
り増幅されドライバ回路7に入力される。そして、ドラ
イバ回路7は制御信号に応じた駆動電圧を作成しキャプ
スタンモータ3に供給することによりキャプスタンモー
タ3を駆動する。
【0011】そして、キャプスタンモータ3が回転する
ことにより、キャプスタン(図示せず)が回転し、該キ
ャプスタンとピンチローラ(図示せず)に挟まれた磁気
テープ(図示せず)が移送される。なお、キャプスタン
モータ3は磁気テープを収納したカセットのリールを回
すリール台(図示せず)も駆動している。
【0012】さらに、マイクロコンピュータ1は端子1
bからの出力信号によりトランジスタ8、9を制御し、
ドライバ回路7が最大駆動電圧の作成するよう指示する
第2の制御信号を供給する機能、及び端子1cからの出
力信号によりドライバ回路7を制御し、駆動電圧の極性
を切り換える機能を有している。なお、12はマイクロ
コンピュータ1の内部に設けられた時間計測用のタイマ
ーである。
【0013】次に、本実施例における間欠スロー再生時
の間欠テープ送り動作を、マイクロコンピュータ1の動
作を示した図2のフローチャート、および図1における
各部の信号波形を示した図3の波形図を用いて説明す
る。なお、間欠スロー再生は、通常再生とスチル再生を
交互に繰り返すことにより行われるので、図2のフロー
チャートは間欠テープ送り動作の一周期分を示す。ま
た、図3における信号a、b、c、d、eは、図1にお
いて符号a、b、c、d、eを付した位置における信号
を示す。
【0014】先ず初めに、間欠スロー再生の開始が指示
されると、マイクロコンピュータ1は内部に設けられた
タイマー12の時間計測を開始し(S1)、端子1bか
ら出力される信号aをハイとし、トランジスタ8、9を
オンさせ、ドライバ回路7に最大駆動電圧の作成を指示
する電圧Eが供給される(S2)。なお、トランジスタ
9とドライバ回路7の間には、ローパスフィルタ5のよ
うな位相遅れを生じさせるものが存在しないため、キャ
プスタンモータ3は瞬時に起動を開始する。
【0015】次に、速度検出器4からのパルスによりキ
ャプスタンモータ3の速度を検出し(S3)、予め定め
られた基準速度との差より速度エラー信号を算出し、該
速度エラー信号はDA変換回路11によりアナログ信号
であるPWM信号に変換され、マイクロコンピュータ1
の制御端子1aより出力される。PWM信号はローパス
フィルタ5により平滑され信号bとなり、ドライバ回路
7に入力される。
【0016】次に、タイマー12によりステップS1の
計測開始時から所定時間t1が経過したか否かを検出し
(S5)、経過していなければステップS3及びS4の
動作を繰り返す。経過していればステップS2にてハイ
とした端子1bから出力される信号aをローとし(S
6)、トランジスタ8、9をオフさせ、ドライバ回路7
への最大駆動電圧作成指示を停止する。なお、トランジ
スタ9がオンしている間はドライバ回路7には電圧Eが
供給されているので、ローパスフィルタ5により平滑さ
れたPWM信号によりドライバ回路7の出力が変化する
ことはない。これは、トランジスタ9がオフする時点で
生じるドライバ回路7へ入力される信号cの不連続を最
小にするためである。また、起動に要する所定時間t1
は、キャプスタンモータ3やメカニズム(図示せず)の
反応を考慮して実験的に決定される。
【0017】次に、タイマー12によりステップS1の
計測開始時から所定期間t1+t2が経過したか否かを
検出し(S7)、経過していなければステップS3〜S
6の動作を繰り返す。この間、すなわち所定期間t2
は、マイクロコンピュータ1は速度検出器4からの速度
情報を有するパルス信号dにより、キャプスタンモータ
3が一定速度で回転するように速度制御を行い、VTR
としては通常再生が行われる。なお、位相制御について
は周知の技術によりテープより再生されたコントロール
信号、又は低周波パイロット信号を用いて行われる。よ
って、詳細な説明は割愛する。
【0018】一方、ステップS7にて所定期間t1+t
2が経過していれば、端子1cから出力される信号eを
ハイにすることによりドライバ回路7を制御し、駆動電
圧の極性を逆方向に切り換える(S8)。そして、端子
1bから出力される信号aをハイとし、トランジスタ
8、9をオンさせ、ドライバ回路7に最大駆動電圧を作
成するように指示する電圧Eを供給する(S9)。よっ
て、キャプスタンモータ3には、最大逆転ブレーキがド
ライバ回路7より供給されることになる。ステップS2
と同様、トランジスタ9とドライバ回路7の間には、ロ
ーパスフィルタ5のような位相遅れを生じさせるものが
存在しないため、キャプスタンモータ3へは瞬時に最大
逆転ブレーキが供給され、最小時間で停止させることが
できる。
【0019】次に、端子1aより出力されるPWM信号
をオフとする(S10)。そして、タイマー12により
ステップS1の計測開始時から所定期間t1+t2+t
3が経過したか否かを検出し(S11)、経過していな
ければ待機し、経過していれば、ステップS8にて切り
換えられた駆動電圧の極性を、端子1cから出力される
信号dをローにすることによりドライバ回路7を制御
し、元の正方向に切り換え(S12)、ステップS9に
てハイとした端子1bから出力される信号aをローとし
(S13)、トランジスタ8、9をオフさせ、ドライバ
回路7への最大駆動電圧作成を指示する電圧Eの供給を
停止する。よって、所定期間t3には、キャプスタンモ
ータ3に、最大逆転ブレーキがドライバ回路7より供給
される。なお、所定期間t2及びt3は、テープが所定
の位置で停止するように、キャプスタンモータ3やメカ
ニズム(図示せず)の反応を考慮して実験的に決定され
る。
【0020】次に、タイマー12によりステップS1の
計測開始時から所定期間t1+t2+t3+t4が経過
したか否かを検出し(S14)、経過していなければ待
機し、経過していれば、間欠テープ送り動作の一周期を
終了する。所定期間t4では、テープは停止した状態で
あり、VTRとしてはスチル再生が行われる。なお、該
スチル再生は、テープが停止した状態でテープ上に形成
された同一記録トラックを繰り返し再生してもよいし、
所定期間t2の間に行われた通常再生によって得られた
再生信号をメモリに書き込んでおき、繰り返し読み出す
ことによって行ってもよい。
【0021】なお、間欠テープ送り動作は、マイクロコ
ンピュータ1がステップS1からステップS14を繰り
返し行うことにより実施されることは言うまでもない。
また、キャプスタンモータ5が回転している期間T(t
1+t2+t3)と、停止している期間t4の設定によ
り間欠テープ送り動作のインターバル、即ち間欠スロー
再生の再生スピードを決めることができる。
【0022】さらに、同様の手法が、高速再生から通常
再生へ移行する際のキャプスタンモータ5の減速にも適
用できるのは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、テープの間欠送り等で
キャプスタンモータの制動特性が改善され、停止トラッ
ク位置が正確に制御できるテープ駆動装置を提供するこ
とができる。たとえば、デジタルVTRなどでは1フレ
ームの映像信号を複数の傾斜トラックを用いて記録して
いるが、コマ送りを行おうとすると、キャプスタンモー
タは正確に該複数の傾斜トラック分テープを送る必要が
あるが、本発明によるテープ駆動装置によれば、キャプ
スタンモータを精度良く停止させることができるので、
正確なテープ送りが可能となる。
【0024】さらに、制動特性が改善されるために、高
速再生から通常再生へ移行する場合においても本発明を
使用することにより、キャプスタンモータの減速を速や
かに行うことが可能となり、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した機能ブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例の動作を示したフローチャート
である。
【図3】本発明の実施例の各部の信号波形を示した波形
図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 11 DA変換回路 3 キャプスタンモータ 4 速度検出器 5 ローパスフィルタ 7 ドライバ回路 8、9 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンモータを用いたテープ駆動
    装置において、キャプスタンモータの速度を検出する検
    出手段と、前記検出手段からの速度の情報に応じて前記
    キャプスタンモータの制御信号を作成する第1の制御手
    段と、前記制御信号に応じて前記キャプスタンモータの
    駆動電圧を作成するドライバー手段と、前記ドライバー
    手段に最大駆動電圧の作成を指示する第2の制御手段
    と、を具備することを特徴とするテープ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段は、前記検出手段か
    らの速度の情報に応じてデューテイが変化するPWM信
    号を発生するPWM信号発生回路と、前記PWM信号を
    平滑するローパスフィルタと、を具備することを特徴と
    する請求項1に記載のテープ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ドライバー手段は、駆動電圧の極性
    を切り換える切換手段を具備することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のテープ駆動装置。
JP7283994A 1995-10-31 1995-10-31 テープ駆動装置 Pending JPH09128850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283994A JPH09128850A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 テープ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283994A JPH09128850A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 テープ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09128850A true JPH09128850A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17672919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7283994A Pending JPH09128850A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 テープ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09128850A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020017380A (ko) * 2000-08-30 2002-03-07 구자홍 티브이씨알의 캡스턴모터 고속 제어장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020017380A (ko) * 2000-08-30 2002-03-07 구자홍 티브이씨알의 캡스턴모터 고속 제어장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS56140541A (en) Magnetic tape driving device
JP3282218B2 (ja) 記録再生装置
JPH09128850A (ja) テープ駆動装置
JP2514320B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
US6204986B1 (en) Drum motor controller using microcomputer for intermittent slow VTR
JP3043256B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS61251385A (ja) 磁気記録再生装置のスロ−モ−シヨン装置
JPH0610525Y2 (ja) キヤプスタンモ−タ制御回路
KR100260883B1 (ko) 자기기록재생기기의 슬로우 모드시 캡스턴모터 제어장치 및 제어방법
JP2780360B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR0132471B1 (ko) 브이씨알(vcr)의 슬로우 재생시 역펄스 보정장치
KR930007371Y1 (ko) 테이프 구동장치에서 캡스턴모터 및 릴모터의 공용 제어회로
JPH0325298Y2 (ja)
JP3225629B2 (ja) 再生装置
JP2615492B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3482768B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JPH04149845A (ja) モータ間欠駆動装置
JP2994971B2 (ja) 間欠磁気記録装置
JPH05334766A (ja) カセットvtrのジョグ装置
JPH06217573A (ja) モータ制御回路
JPS60160042A (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPH0770114B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0770116B2 (ja) 磁気記録信号再生装置
JPH05182163A (ja) 磁気記録再生装置
JPH11353738A (ja) 磁気記録再生装置