JPH05182163A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH05182163A
JPH05182163A JP108892A JP108892A JPH05182163A JP H05182163 A JPH05182163 A JP H05182163A JP 108892 A JP108892 A JP 108892A JP 108892 A JP108892 A JP 108892A JP H05182163 A JPH05182163 A JP H05182163A
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JP
Japan
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tape
speed
pulse
capstan
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP108892A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kori
俊之 郡
Kanji Kubo
観治 久保
Takafumi Nishino
隆文 西野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP108892A priority Critical patent/JPH05182163A/ja
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーチモードでサーチして止めた時にも画像
が乱れない磁気記録装置を提供する。 【構成】 高速サーチ時にテープの速度を検出するテー
プ速度検出回路32と、このテープ速度検出回路32に
より得られた速度情報に基づいてキャプスタンモータ4
を駆動させるシステムコントロール3と、磁気テープ1
の位置を検出するFGアップダウンカウンタ13と、電
気−機械変換素子8、9を駆動させる電気−機械変換素
子駆動回路25とを備え、FGアップダウンカウンタ1
3から得られるテープ位置とキャプスタンモータ4のF
Gパルスとから電気−機械変換素子8、9を駆動させる
ドライブ波形を生成して、電気−機械変換素子8、9を
駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置(以
下VTRと称す)に関するものであり、特に、ヘッドを
駆動させる電気−機械変換素子を有するVTRにおける
電気−機械変換素子の駆動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電素子などの電気−機械変換素子を用
いて、ノイズレスの特殊再生を行うには、磁気ヘッドを
トラックの幅方向に駆動させることにより行う方式が提
案されている。この方式は、記録トラックと再生時のヘ
ッド走査軌跡とのずれを補正して、スロー、スチルなど
の特殊再生時にノイズレスの画像を得るものである。
【0003】以下に、従来のVTRにおける特殊再生時
の電気−機械変換素子の制御方式について説明する。従
来、特殊再生の場合はキャプスタンとピンチローラとで
テープを挾み、キャプスタンモータの回転に応じてテー
プを移送させ、フレーム周期のCTL信号でリセット
し、キャプスタンのFG(周波数発電機)パルスをカウ
ントするFGアップダウンカウンタを構成し、前記FG
アップダウンカウンタに従ってドライブ波形を生成して
いた。従って、ピンチローラがキャプスタンに当たって
いる時はテープの移送に応じてキャプタンのFGパルス
がカウントされてドライブ波形も正規に生成される。
【0004】ところが、サーチモード時では高速にテー
プを移送するため、キャプスタンモータを止めて、キャ
プスタンに当てているピンチローラを外した状態でリー
ルモータだけでテープを移送させるため、キャプスタン
のFGパルスがカウントされない。この結果、サーチモ
ード時はドライブ波形が正規に生成されないので、サー
チモードでサーチして止めた時、オントラックしないと
いう欠点があった。
【0005】ここで、従来の磁気記録再生装置を図6、
図7を用いて具体的に説明する。図6は従来の磁気記録
再生装置のブロック図である。磁気テープ1は、シリン
ダ2に斜めに巻き付けられ、システムコントロール3か
らの指令信号3cで駆動するキャプスタンモータ4によ
り駆動されるキャプスタン5とピンチローラ6により移
送される。ピンチローラ6はシステムコントロール3か
らの指令信号3bで作動するピンチローラ駆動回路7に
より駆動される。シリンダ2には電気−機械変換素子
8、9を介して磁気ヘッド10、11が搭載されてい
る。磁気ヘッド10、11は電気−機械変換素子8、9
により磁気テープ1に記録されているトラックの幅方向
に駆動することができ、ノイズレスの特殊再生が可能と
なる。
【0006】キャプスタンモータ4からは、回転数に比
例した2相のFGパルスFG1、FG2が方向判別回路
12に供給される。方向判別回路12は順方向時にFG
パルスであるUP信号12a、逆方向時にFGパルスで
あるDOWN信号12bを出力し、これらの信号はFG
アップダウンカウンタ13およびドライブアップダウン
カウンタ14に供給される。
【0007】再生時に、コントロール信号はコントロー
ルヘッド15により再生され、増幅器16を介してコン
トロールパルス生成回路17に供給される。コントロー
ルパルス生成回路17より出力されるコントロールパル
ス17aはCTL記録再生切り替えスイッチ18により
選択されてFGアップダウンカウンタ13に供給され
る。記録時に、コントロール信号発生回路19から出力
されるコントロールパルス19aはコントロールヘッド
15およびCTL記録再生切り替えスイッチ18により
選択され、FGアップダウンカウンタ13に供給され
る。コントロールパルス17aは、前記UP用のFGパ
ルスおよび前記DOWN用のFGパルスを計数するFG
アップダウンカウンタ13をリセットする。FGアップ
ダウンカウンタ13の出力データ13aはマイクロコン
ピュータ20に供給される。
【0008】シリンダモータ21からは、PG(パルス
発生器)パルスがタイミング信号発生回路22に供給さ
れる。タイミング信号発生回路22はヘッド切り替え信
号22aおよびドライブアップダウンカウンタ14のプ
リセットロードタイミング信号22bを生成し、マイク
ロコンピュータ20、ヘッド切り替えスイッチ23およ
びドライブアップダウンカウンタ14にそれぞれ供給さ
れる。ドライブアップダウンカウンタ14には、磁気テ
ープ1が停止状態でキャプスタンモータ4のFGパルス
が発生しない場合のドライブ波形生成のために1倍速の
キャプスタンモータ4のFGパルスに相当する一定周波
数のクロックを常に供給している。ドライブアップダウ
ンカウンタ14から出力されるデータは、D/A変換器
24によりD/A変換されて電気−機械変換素子駆動回
路25に供給される。ドライブ波形は、ヘッド切り替え
スイッチ23により電気−機械変換素子8、9のそれぞ
れに切り替えられ、磁気ヘッド10、11が駆動される
ことになり、テープ速度が変化しても記録トラック上を
走査することができる。また、サーチ時はピンチローラ
6をキャプスタン5から離し、リールモータ26、27
により磁気テープ1を移送させる。なお、図6における
28は発信器である。
【0009】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置の特殊再生時の電気−機械変換素子の制御動作に
ついて説明する。図7は、順方向にテープが走行してい
て所定のタイミングでピンチローラ6がキャプスタン5
から離れて磁気テープ1が止まる時の様子を示した図
で、ピンチローラ6を駆動させるためのピンチローラ駆
動回路7を作動させるシステムコントロール3からの指
令信号3bと、順方向FGパルスであるUP信号12a
と、コントロールパルス17aと、FGアップダウンカ
ウンタ13の出力データ13aと、ヘッド切り替え信号
22aと、プリセットロードタイミング信号22bと、
ドライブ波形14aとをそれぞれ示している。
【0010】FGアップダウンカウンタ13の出力デー
タ13aは、FGパルスであるUP信号12aを計数
し、コントロールパルス17aの立ち上がりでリセット
されることになる。コントロールパルス17aは、磁気
テープ1のコントロール信号トラックにフレーム周期で
記録されている。また、FGパルスであるUP信号12
aはピンチローラ6がキャプスタン5と当たって磁気テ
ープ1が走行している限り、磁気テープ1と1対1に対
応して発生する。従って、FGアップダウンカウンタ1
3の出力データ13aは磁気テープ1の位置を周期的に
示していることになる。
【0011】マイクロコンピュータ20では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ13の出力
データ13aをヘッド切り替え信号22aの立ち上がり
または立ち下がりのタイミイグで取り込み、ドライブ波
形の始端を決めるドライブアップダウンカウンタ14の
プリセット値を出力する。
【0012】ドライブアップダウンカウンタ14はマイ
クロコンピュータ20により出力されたプリセット値を
タイミング信号発生回路22から出力されたプリセット
ロードタイミング信号22bの立ち上がりのタイミング
により設定し、キャプスタンモータ4のFGパルスであ
るUP信号12aを計数する。
【0013】この結果、ピンチローラ指令信号3bがO
N状態の時は、キャプスタンモータ4のFGパルスが正
規に得られるので、図7に示すようにオントラック条件
を満たすドライブ波形14aが生成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構成では、サーチモード時において、高速に磁気テープ
1を移送するためにキャプスタンモータ4を止め、キャ
プスタン5に当てているピンチローラ6を外した状態で
リールモータ26、27だけで磁気テープ1を移送させ
るため、キャプスタン5のFGパルスがカウントされな
い。従って、CTL信号でリセットされるFGアップダ
ウンカウンタ13は作動しなくなり、テープ位置情報が
得られなくなる。すなわち、図7においてピンチローラ
指令信号3bがOFF状態の時は、キャプスタンモータ
4のFGパルスが正規に得られないので、FGパルス
(UP信号)12aがなくなり、FGアップダウンカウ
ンタ13の出力データ13aが変化しなくなる。この結
果、サーチモード時はテープ位置を正確に得ることがで
きなくなり、生成されるドライブ波形14aもオントラ
ック条件を満たさなくなるという問題があった。
【0015】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、特殊再生時およびサーチ時にノイズレスの再生画像
を実現することのできる磁気記録再生装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の第1の手段は、電気−機械変換素子上に搭
載された再生用の磁気ヘッドを備えたシリンダ上に、磁
気テープを斜めに巻き付けて、情報信号を不連続な記録
トラック群として磁気テープ上に記録再生し、低速再生
時は前記磁気テープをキャプスタンとピンチローラで挾
みキャプスタンモータにより移送するように構成し、高
速サーチ時は前記磁気テープをリールモータで移送させ
るように構成した磁気記録再生装置において、高速サー
チ時にテープの速度を検出するテープ速度検出手段と、
前記テープ速度検出手段により得られた速度情報に基づ
いてキャプスタンモータを駆動させるキャプスタンモー
タ駆動手段と、テープの位置を検出するテープ位置検出
手段と、電気−機械変換素子を駆動させる電気−機械変
換素子駆動手段とを備えることにより、前記テープ位置
検出手段から得られるテープ位置と前記キャプスタンモ
ータのFGとから電気−機械変換素子を駆動させるドラ
イブ波形を生成し、電気−機械変換素子を駆動する構成
としたものである。
【0017】また、本発明の第2の手段は、電気−機械
変換素子上に搭載された再生用の磁気ヘッドを備えたシ
リンダ上に、磁気テープを斜めに巻き付けて、情報信号
を不連続な記録トラック群として磁気テープ上に記録再
生し、低速再生時は前記磁気テープをキャプスタンとピ
ンチローラで挾みキャプスタンモータにより移送するよ
うに構成し、高速サーチ時は前記磁気テープをリールモ
ータで移送させるように構成した磁気記録再生装置にお
いて、高速サーチ時にはテープの速度を検出するテープ
速度検出手段と、前記テープ速度検出手段により得られ
た速度情報に基づいてテープ速度に比例した周波数のパ
ルスを発生させるパルス発生手段と、テープの位置を検
出するテープ位置検出手段と、電気−機械変換素子を駆
動させる電気−機械変換素子駆動手段とを備えることに
より、前記テープ位置検出手段から得られるテープ位置
と前記テープ速度に比例した周波数のパルスとから電気
−機械変換素子を駆動させるドライブ波形を生成し、電
気−機械変換素子を駆動する構成としたものである。
【0018】
【作用】上記第1の手段において、サーチモード時、す
なわちピンチローラがキャプスタンから離れてリールだ
けでテープが移送する場合は、ピンチローラがキャプス
タンから離れていてもテープ速度検出手段によりテープ
速度が検出され、テープ速度に応じてキャプスタンモー
タが駆動される。これにより、ピンチローラがキャプス
タンモータから離れるサーチモードにおいてもテープ位
置情報およびキャプスタンモータのFGパルスを得るこ
とができるので、サーチして止めた時でも良好な画像が
得られる。
【0019】また、上記第2の手段において、サーチモ
ード時、すなわちピンチローラがキャプスタンから離れ
てリールだけでテープが移送する場合は、ピンチローラ
がキャプスタンから離れていてもテープ速度検出手段に
よりテープ速度が検出され、パルス発生手段によりテー
プ速度に応じたキャプスタンモータのFGに相当するク
ロックが生成されるので、サーチして止めた時でも良好
な画像が得られることになる。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の第一実施例に係る磁
気記録再生装置のブロック図を示し、従来と同機能のも
のには同符号を付す。
【0021】図1に示すように、磁気記録再生装置には
従来機能に加えて、タイマーローラ31と、このタイマ
ーローラ31に接続されてテープ速度を検出するテープ
速度検出回路32とが設けられている。
【0022】磁気テープ1は、シリンダ2に斜めに巻き
付けられ、システムコントロール3からの指令信号3c
で駆動するキャプスタンモータ4により駆動されるキャ
プスタン5とピンチローラ6とにより移送される。ピン
チローラ6はシステムコントロール3からの指令信号3
bで作動するピンチローラ駆動回路7により駆動され
る。シリンダ2には電気−機械変換素子8、9を介して
磁気ヘッド10、11が搭載されている。磁気ヘッド1
0、11は電気−機械変換素子8、9により磁気テープ
1に記録されているトラックの幅方向に駆動することが
でき、ノイズレスの特殊再生が可能となる。
【0023】キャプスタンモータ4からは、回転数に比
例した2相のFGパルスFG1、FG2が方向判別回路
12に供給される。方向判別回路12は順方向時にFG
パルスであるUP信号112a、逆方向時にFGパルス
であるDOWN信号112bを出力し、FGアップダウ
ンカウンタ13およびドライブアップダウンカウンタ1
4に供給される。
【0024】また、再生時に、コントロール信号はコン
トロールヘッド15により再生され、増幅器16を介し
てコントロールパルス生成回路17に供給される。コン
トロールパルス生成回路17より出力されるコントロー
ルパルス17aはCTL記録再生切り替えスイッチ18
により選択されてFGアップダウンカウンタ13に供給
される。記録時に、コントロール信号発生回路19から
出力されるコントロールパルス19aはコントロールヘ
ッド15およびシステムコントロール3からの指令信号
3aによりCTL記録再生切り替えスイッチ18を選択
し、FGアップダウンカウンタ13に供給される。コン
トロールパルス17aは、前記UP用のFGパルスおよ
び前記DOWN用のFGパルスを計数するFGアップダ
ウンカウンタ13をリセットする。FGアップダウンカ
ウンタ13の出力データ113aはマイクロコンピュー
タ20に供給される。
【0025】シリンダモータ21からは、PGパルスが
タイミング信号発生回路22に供給される。タイミング
信号発生回路22はヘッド切り替え信号22aおよびド
ライブアップダウンカウンタ14のプリセットロードタ
イミング信号22bを生成し、マイクロコンピュータ2
0、ヘッド切り替えスイッチ23およびドライブアップ
ダウンカウンタ14にそれぞれ供給される。ドライブア
ップダウンカウンタ14には、磁気テープ1が停止状態
でキャプスタンモータ4のFGパルスが発生しない場合
のドライブ波形生成のために1倍速のキャプスタンモー
タ4のFGパルスに相当する一定周波数のクロックを常
に供給している。ドライブアップダウンカウンタ14か
ら出力されるデータは、D/A変換器24によりD/A
変換されて電気−機械変換素子駆動回路25に供給され
る。ドライブ波形は、ヘッド切り替えスイッチ23によ
り電気−機械変換素子8、9のそれぞれに切り替えら
れ、磁気ヘッド10、11が駆動されることになり、テ
ープ速度が変化しても記録トラック上を走査することが
できる。
【0026】また、タイマーローラ31を磁気テープ1
に当て、テープ速度をテープ速度検出回路32で検出
し、検出したテープ速度データをシステムコントロール
3に供給する。システムコントロール3は、ピンチロー
ラ6がキャプスタン5から離れている時において、検出
したテープ速度に応じてキャプスタンモータ4を駆動さ
せる。また、サーチ時はピンチローラ6をキャプスタン
5から離し、リールモータ26、27により磁気テープ
1を移送させる。
【0027】以上のように構成された第一実施例に係る
磁気記録再生装置の特殊再生時の電気−機械変換素子の
制御動作について説明する。図2は、順方向にテープが
走行していて所定のタイミングでピンチローラ6がキャ
プスタン5から離れて磁気テープ1が止まる時の様子を
示した図で、ピンチローラ6を駆動させるシステムコン
トロール3からの指令信号3bと、順方向FGパルスで
あるUP信号112aと、コントロールパルス17a
と、FGアップダウンカウンタ13の出力データ113
aと、ヘッド切り替え信号22aと、1リセットロード
タイミング信号22bと、ドライブ波形114aとをそ
れぞれ示している。
【0028】FGアップダウンカウンタ13の出力デー
タ113aは、FGパルスであるUP信号112aを計
数し、コントロールパルス17aの立ち上がりでリセッ
トされることになる。コントロールパルス17aは、磁
気テープ1のコントロール信号トラックにフレーム周期
で記録されている。また、FGパルスであるUP信号1
12aはピンチローラ6がキャプスタン5と当たって磁
気テープ1が走行している限り、磁気テープ1と1対1
に対応して発生する。従って、FGアップダウンカウン
タ13の出力データ113aは磁気テープ1の位置を周
期的に示していることになる。
【0029】マイクロコンピュータ20では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ13の出力
データ113aをヘッド切り替え信号22aの立ち上が
りまたは立ち下がりのタイミイグで取り込み、ドライブ
波形の始端を決めるドライブアップダウンカウンタ14
のプリセット値を出力する。
【0030】ドライブアップダウンカウンタ14はマイ
クロコンピュータ20により出力されたプリセット値を
タイミング信号発生回路22から出力されたプリセット
ロードタイミング信号22bの立ち上がりのタイミング
により設定し、キャプスタンモータ4のFGパルスであ
るUP信号112aを計数する。
【0031】この結果、ピンチローラ指令信号3bがO
N状態の時は、キャプスタンモータ4のFGパルスが正
規に得られるので、図2に示すようにオントラック条件
を満たすドライブ波形114aが生成される。また、ピ
ンチローラ指令信号3bがOFF状態になった時は、磁
気テープ1に当たっているタイマーローラ31から信号
を得て、テープ速度をテープ速度検出回路32で検出す
る。検出したテープ速度データはシステムコントロール
3に供給され、システムコントロール3は、検出したテ
ープ速度に応じてキャプスタンモータ4を駆動させる。
従って、ピンチローラ6がキャプスタン5から離れてか
らも、キャプスタンモータ4のFGパルスはテープ速度
に比例してFGアップダウンカウンタ13およびドライ
ブアップダウンカウンタ14に供給されるため、ピンチ
ローラ6がキャプスタン5から離れるサーチモードでも
オントラック条件が満たされる。
【0032】次に、本発明の第二実施例について、図面
を参照しながら説明する。図3は、本発明の第二実施例
に係る磁気記録再生装置のブロック図を示し、第一実施
例に係る磁気記録再生装置と同機能のものには同符号を
付す。
【0033】図3に示すように、磁気記録再生装置には
図1に示す磁気記録再生装置の機能に加えて、VCO
(電圧制御発振器)33と、AND回路34、35と、
NOT回路36と、切り替えスイッチ37、38とがさ
らに設けられている。
【0034】磁気テープ1は、シリンダ2に斜めに巻き
付けられ、システムコントロール3からの指令信号3c
で駆動するキャプスタンモータ4により駆動されるキャ
プスタン5とピンチローラ6とにより移送される。ピン
チローラ6はシステムコントロール3からの指令信号3
bで作動するピンチローラ駆動回路7により駆動され
る。シリンダ2には電気−機械変換素子8、9を介して
磁気ヘッド10、11が搭載されている。磁気ヘッド1
0、11は電気−機械変換素子8、9により磁気テープ
1に記録されているトラックの幅方向に駆動することが
でき、ノイズレスの特殊再生が可能となる。
【0035】キャプスタンモータ4からは、回転数に比
例した2相のFGパルスFG1、FG2が方向判別回路
12に供給される。方向判別回路12は順方向時にFG
パルスであるUP信号212a、逆方向時にFGパルス
であるDOWN信号212bを出力し、切り替えスイッ
チ37、38により選択されてFGアップダウンカウン
タ13およびドライブアップダウンカウンタ14に供給
される。また、再生時に、コントロール信号はコントロ
ールヘッド15により再生され、増幅器16を介してコ
ントロールパルス生成回路17に供給される。コントロ
ールパルス17aはCTL記録再生切り替えスイッチ1
8により選択されてFGアップダウンカウンタ13に供
給される。記録時に、コントロール信号発生回路19か
ら出力されるコントロールパルス19aはコントロール
ヘッド15およびシステムコントロール3からの指令信
号3aによりCTL記録再生切り替えスイッチ18を選
択し、FGアップダウンカウンタ13に供給される。コ
ントロールパルス17aは、前記UP用のFGパルスお
よび前記DOWN用のFGパルスを計数するFGアップ
ダウンカウンタ13をリセットする。FGアップダウン
カウンタ13の出力データ213aはマイクロコンピュ
ータ20に供給される。
【0036】シリンダモータ21からは、PGパルスが
タイミング信号発生回路22に供給される。タイミング
信号発生回路22はヘッド切り替え信号22aおよびド
ライブアップダウンカウンタ14のプリセットロードタ
イミング信号22bを生成し、マイクロコンピュータ2
0、ヘッド切り替えスイッチ23およびドライブアップ
ダウンカウンタ14にそれぞれ供給される。ドライブア
ップダウンカウンタ14には、磁気テープ1が停止状態
でキャプスタンモータ4のFGパルスが発生しない場合
のドライブ波形生成のために1倍速のキャプスタンモー
タ4のFGパルスに相当する一定周波数のクロックを常
に供給している。ドライブアップダウンカウンタ14か
ら出力されるデータは、D/A変換器24によりD/A
変換されて電気−機械変換素子駆動回路25に供給され
る。ドライブ波形は、ヘッド切り替えスイッチ23によ
り電気−機械変換素子8、9のそれぞれに切り替えら
れ、磁気ヘッド10、11が駆動されることになり、テ
ープ速度が変化しても記録トラック上を走査することが
できる。
【0037】また、タイマーローラ31を磁気テープ1
に当て、テープ速度をテープ速度検出回路32で検出す
る。検出したテープ速度信号32aをVCO33に供給
する。VCO33はテープ速度信号32aからテープ速
度に応じた周波数のクロック信号33aを発生させる。
そして、このクロック信号33aとシステムコントロー
ル3から出力されるテープの方向判別信号3dとの論理
演算を行う。順方向時はAND回路34から、逆方向時
はAND回路35からそれぞれクロック信号33aが切
り替えスイッチ37、38に供給される。切り替えスイ
ッチ37、38はシステムコントロール3から出力され
るピンチローラ駆動指令信号3bにより切り替わり、ピ
ンチローラ6がキャプスタン5から離れている時には、
AND回路34、35からクロック信号33aを選択
し、ピンチローラ6がキャプスタン5に当たっている時
には、キャプスタンモータ4からのFGパルスを選択す
る。また、サーチ時はピンチローラ6をキャプスタン5
から離し、リールモータ26、27により磁気テープ1
を移送させる。
【0038】以上のように構成された第二実施例に係る
磁気記録再生装置の特殊再生時の電気−機械変換素子の
制御動作について説明する。図4は、テープ速度検出回
路27により検出されたテープ速度信号32aとシステ
ムコントロール3から出力されるテープ方向判別信号3
dとからキャプスタンモータ4のFGパルスに代わる信
号を生成する様子を示している。図5は、順方向にテー
プが走行していて所定のタイミングでピンチローラ6が
キャプスタン5から離れて磁気テープ1が止まる時の様
子を示している。
【0039】図4に示すように、テープ速度がテープ速
度信号32aのように変化した時、VCO33の出力信
号33aは図4に示すようなパルスになり、テープ速度
に応じて周波数が変化する。また、磁気テープ1が順方
向から逆方向に変化するとテープ方向判別信号3dがH
IGHからLOWに変化する。従って、AND回路34
の出力34aとしては、順方向時にAND回路34によ
りVCO33の出力信号33aが出力され、AND回路
35の出力35aとしては、逆方向時にNOT回路36
およびAND回路35によりVCO33の出力信号33
aが出力されることになる。
【0040】図5は、ピンチローラ6を駆動させるシス
テムコントロール3からの指令信号3bと、テープ検出
回路32により検出されたテープ速度信号32aと、こ
のテープ速度信号32aに応じてVCO33から出力さ
れるパルス信号33aと、順方向FGパルスであるUP
信号212aと、切り替えスイッチ37により選択され
たパルス信号37aと、コントロールパルス信号17a
と、FGアップダウンカウンタ13の出力データ213
aと、ヘッド切り替え信号22aと、プリセットロード
タイミング信号22bと、ドライブ波形214aとをそ
れぞれを示すものである。
【0041】FGアップダウンカウンタ13の出力デー
タ213aは、FGパルスであるUP信号212aを計
数し、コントロールパルス17aの立ち上がりでリセッ
トされることになる。コントロールパルス17aは、磁
気テープ1のコントロール信号トラックにフレーム周期
で記録されている。また、FGパルスであるUP信号2
12aはピンチローラ6がキャプスタン5と当たって磁
気テープ1が走行している限り、磁気テープ1と1対1
に対応して発生する。従って、FGアップダウンカウン
タ13の出力データ113aは磁気テープ1の位置を周
期的に示していることになる。
【0042】マイクロコンピュータ20では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ13の出力
データ213aをヘッド切り替え信号22aの立ち上が
りまたは立ち下がりのタイミイグで取り込み、ドライブ
波形の始端を決めるドライブアップダウンカウンタ14
のプリセット値を出力する。
【0043】ドライブアップダウンカウンタ14はマイ
クロコンピュータ20により出力されたプリセット値を
タイミング信号発生回路22から出力されたプリセット
ロードタイミング信号22bの立ち上がりのタイミング
により設定し、キャプスタンモータ4のFGパルスであ
るUP信号212aを計数する。
【0044】この結果、ピンチローラ指令信号3bがO
N状態の時は、キャプスタンモータ4のFGパルスが正
規に得られるので、図5に示すようにオントラック条件
を満たすドライブ波形214aが生成される。また、ピ
ンチローラ指令信号3bがOFF状態になった時は、磁
気テープ1に当たっているタイマーローラ31から信号
を得て、テープ速度をテープ速度検出回路32で検出す
る。検出したテープ速度信号はVCO33に供給され、
VCO33はテープ速度信号32aに応じた周波数のパ
ルス信号33aを出力し、AND回路34、35に供給
する。AND回路34、35の出力は切り替えスイッチ
37、38に入力され、ピンチローラ指令信号3bによ
りピンチローラ6がキャプスタン5から離れている時に
選択される。従って、ピンチローラ指令信号3bがOF
F状態になった時、FGパルス信号212aは出力され
なくなるが、切り替えスイッチ37によりパルス信号3
3aが選択され、このパルス信号33aは磁気テープ1
が駆動されている限り出力される。これにより、サーチ
モードでサーチして止めた時でもテープ位置を示めすF
Gアップダウンカウンタ13の出力データ213aは正
確であり、データ213aに基づいて出力されるドライ
ブ波形214aはオントラック条件を満たしている。
【0045】なお、第1および第2の実施例において、
テープ速度検出をタイマーローラで検出する例を挙げた
が、リールモータの回転周期を利用してテープ速度を演
算する方法を使用してもなんら差し支えない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気テー
プを高速で移送させるためにピンチローラをキャプスタ
ンから離し、リールモータのみでテープを移送させた場
合においても、テープ速度を検出し、キャプスタンモー
タを駆動させるように構成したので、サーチした後に止
めた場合でも良好な画像が得られる。また、同様にテー
プ速度を検出し、テープ速度に応じてVCOによりキャ
プスタンモータのFGに相当するパルスを出力すること
により同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る磁気記録再生装置の
ブロック図である。
【図2】同第一実施例の磁気記録再生装置において順方
向にテープが走行していて所定のタイミングでピンチロ
ーラがキャプスタンから離れテープが止まる時の各種波
形の様子を示した図である。
【図3】本発明の第一実施例に係る磁気記録再生装置の
ブロック図である。
【図4】同第二実施例の磁気記録再生装置においてテー
プ速度検出により検出されたテープ速度信号とテープ方
向判別信号とからキャプスタンモータのFGに代わる信
号を生成する様子を示している図である。
【図5】同第二実施例の磁気記録再生装置において順方
向にテープが走行していて所定のタイミングでピンチロ
ーラがキャプスタンから離れテープが止まる時の各種波
形の様子を示した図である。
【図6】従来の磁気記録再生装置のブロック図である。
【図7】同従来の磁気記録再生装置において、順方向に
テープが走行していて所定のタイミングでピンチローラ
がキャプスタンから離れテープが止まる時の各種波形の
様子を示した図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 シリンダ 3 システムコントロール(キャプスタンモー
タ駆動手段) 4 キャプスタンモータ 5 キャプスタン 6 ピンチローラ 8、9 電気−機械変換素子 10、11 磁気ヘッド 13 FGアップダウンカウンタ(テープ位置
検出手段) 31 タイマーローラ 32 テープ速度検出回路 33 VCO(パルス発生手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械変換素子上に搭載された再生
    用の磁気ヘッドを備えたシリンダ上に、磁気テープを斜
    めに巻き付けて、情報信号を不連続な記録トラック群と
    して磁気テープ上に記録再生し、低速再生時は前記磁気
    テープをキャプスタンとピンチローラで挾みながらキャ
    プスタンモータにより移送するように構成し、高速サー
    チ時は前記磁気テープをリールモータで移送させるよう
    に構成した磁気記録再生装置であって、高速サーチ時に
    テープの速度を検出するテープ速度検出手段と、このテ
    ープ速度検出手段により得られた速度情報に基づいてキ
    ャプスタンモータを駆動させるキャプスタンモータ駆動
    手段と、テープの位置を検出するテープ位置検出手段
    と、電気−機械変換素子を駆動させる電気−機械変換素
    子駆動手段とを備え、前記テープ位置検出手段から得ら
    れるテープ位置と前記キャプスタンモータのFGパルス
    とから電気−機械変換素子を駆動させるドライブ波形を
    生成して、電気−機械変換素子を駆動する構成とした磁
    気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 電気−機械変換素子上に搭載された再生
    用の磁気ヘッドを備えたシリンダ上に、磁気テープを斜
    めに巻き付けて、情報信号を不連続な記録トラック群と
    して磁気テープ上に記録再生し、低速再生時は前記磁気
    テープをキャプスタンとピンチローラで挾みキャプスタ
    ンモータにより移送するように構成し、高速サーチ時は
    前記磁気テープをリールモータで移送させるように構成
    した磁気記録再生装置であって、高速サーチ時にテープ
    の速度を検出するテープ速度検出手段と、このテープ速
    度検出手段により得られた速度情報に基づいてテープ速
    度に比例した周波数のパルスを発生させパルス発生手段
    と、テープの位置を検出するテープ位置検出手段と、電
    気−機械変換素子を駆動させる電気−機械変換素子駆動
    手段とを備え、前記テープ位置検出手段から得られるテ
    ープ位置と前記テープ速度に比例した周波数のパルスと
    から電気−機械変換素子を駆動させるドライブ波形を生
    成し、電気−機械変換素子を駆動する構成とした磁気記
    録再生装置。
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