JP2536825B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2536825B2 JP3261188A JP26118891A JP2536825B2 JP 2536825 B2 JP2536825 B2 JP 2536825B2 JP 3261188 A JP3261188 A JP 3261188A JP 26118891 A JP26118891 A JP 26118891A JP 2536825 B2 JP2536825 B2 JP 2536825B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドを駆動させる電
気−機械変換素子を有する磁気記録再生装置(以下VT
Rと称す)に関し、特に特殊再生時の電気−機械変換素
子の駆動方式に特徴を有する磁気記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】圧電素子等の電気−機械変換素子を用い
て、ノイズレスの特殊再生を行うには、磁気ヘッドをト
ラックの幅方向に駆動させることにより行なう方式が提
案されている。この方式は、記録トラックと再生時のヘ
ッド走査軌跡とのずれを補正して、スロー、スチル等の
特殊再生時にノイズレスの画像を得るものである。ま
た、記録時に同時再生するため、電気−機械変換素子を
駆動させて行なうことも提案されている。
【0003】以下に、従来の同時再生時の電気−機械変
換素子の制御方式について説明する。従来、同時再生時
は、特殊再生の場合と同様にコントロール信号でリセッ
トされ、キャプスタンモータのFGパルスをカウントす
るドライブアップダウンカウンタに従ってドライブ波形
を生成していた。従って、コントロール信号がフォーマ
ット通りに記録されていれば、フォーマット通りのトラ
ック走査が可能なようになっていた。ところが、記録
時、ヘリカルトラックは回転固定磁気ヘッドで記録し、
コントロール信号は固定ヘッドにて一定周期で記録する
ため、テープが停止状態から通常記録速度状態になる領
域において、ヘリカルトラック及びコントロール信号が
フォーマット通りには記録されない。この結果、テープ
が停止状態から通常記録速度状態になる領域において、
同時再生を行なうとオントラックしないという欠点があ
った。
【0004】ここで、従来例を図4〜図12を用いて具
体的に説明する。図4は従来例の磁気記録再生装置の主
要部を示すブロック図である。磁気テープ1は、回転シ
リンダ2に斜めに巻き付けられ、キャプスタンモータ3
により駆動されるキャプスタン4と図示しないピンチロ
ーラとにより移送される。磁気テープ1は図5に示すよ
うに、記録トラック1a,コントロール信号トラック1
bからなる。シリンダ2には電気−機械変換素子5,6
を介して再生用の磁気ヘッド7,8が搭載されている。
磁気ヘッド7,8は夫々電気−機械変換素子5,6によ
り磁気テープ1に記録されているトラックの幅方向に駆
動することができる。
【0005】キャプスタンモータ3からは、回転数に比
例した2相のFGパルスFG1、FG2が方向判別回路
9に供給される。方向判別回路9は順方向時にFGパル
スをUP側、逆方向時にはDOWN側に出力を出すもの
であり、FGアップダウン(U/D)カウンタ10及び
ドライブアップダウンカウンタ11に供給される。再生
時には、コントロール信号(CTL信号)はコントロー
ルヘッド12により再生され、増幅器13を介してコン
トロールパルス(CP)生成回路14に供給される。コ
ントロールパルス生成回路14はコントロール信号を生
成するものであり、コントロールパルス14aはCTL
記録再生を切換えるスイッチ15により選択され、FG
アップダウンカウンタ10にリセット信号として供給さ
れる。一方記録時には、コントロール信号発生回路16
から出力されるコントロールパルス16aはCTLヘッ
ド12に供給され、スイッチ15により選択されてFG
アップダウンカウンタ10に供給される。コントロール
パルス14a,16aはFGアップダウンカウンタ10
をリセットするものであり、FGアップダウンカウンタ
10の出力データ10aはマイクロコンピュータ17に
供給される。
【0006】一方シリンダモータ18からは、PGパル
スがタイミング信号発生回路19に供給される。タイミ
ング信号発生回路19はヘッド切換え信号19a及びド
ライブアップダウンカウンタ11のプリセットロードの
タイミング信号19bを生成するもので、マイクロコン
ピュータ17、ヘッド切換え用のスイッチ20及びドラ
イブアップダウンカウンタ11にそれぞれ供給される。
【0007】図6(a)〜(f)は、順方向にテープが
走行している時のFGパルスであるUP、コントロール
パルス14a、FGアップダウンカウンタ10の出力デ
ータ10a、ヘッド切換え信号19a、プリセットロー
ドタイミング信号19b、駆動波形22aをそれぞれを
示した図である。FGアップダウンカウンタ10の出力
データ10aは、FGパルスであるUPを計数し、コン
トロールパルス14aの立ち上がりでリセットされるこ
とになる。コントロールパルス14aは、磁気テープ1
のコントロール信号トラック1bにフレーム周期で記録
されている。また、FGパルスであるUPはキャプスタ
ンモータ3とピンチローラにより磁気テープ1が走行し
ている限り、磁気テープ1と1対1に対応して発生す
る。従って、FGアップダウンカウンタ10の出力デー
タ10aは磁気テープ1の位置を周期的に示しているこ
とになる。
【0008】マイクロコンピュータ17では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ10の出力
データ10aを、ヘッド切換え信号19aの立ち上がり
または立ち下がりのタイミイグで取り込み、駆動波形の
始端を決めるドライブアップダウンカウンタ11のプリ
セット値17aを出力する。
【0009】ドライブアップダウンカウンタ11はマイ
クロコンピュータ17により出力されたプリセット値1
7aをタイミング信号発生回路19から出力されたプリ
セットロードタイミング信号19bの立ち上がりのタイ
ミングにより設定し、キャプスタンモータ3のFGパル
スであるUPを計数する。また、スチル時即ちキャプス
タンモータ3のFGパルスFG1及びFG2が出力しな
い時に駆動波形を出力するために、発振器21から1倍
速時のFGパルスであるUPと同じ周波数の信号が常に
ダウンカウント入力として与えられる。ドライブアップ
ダウンカウンタ11の出力データ11aはD/A変換器
22でD/A変換され、駆動波形22aが電気−機械変
換素子の駆動回路23に供給される。駆動回路23はD
/A変換器22により変換された駆動波形22aを、タ
イミング信号19aによりヘッド切換えられるスイッチ
20を介して電気−機械変換素子5及び6に供給する。
この結果、駆動波形に従って磁気ヘッド7及び8が駆動
されることになり、テープ速度が変化しても記録トラッ
ク上を走査することができる。
【0010】次にヘッド配置及び各磁気ヘッドの取り付
け位置について図5,図7を用いて説明する。図5は記
録トラック及び各ヘッドの位置関係を、図7(a)は各
磁気ヘッドの角度割付を示し、図7(b)は(a)の矢
印Aの方向から見た図で、記録専用磁気ヘッド30及び
再生磁気ヘッド7のヘッド高さを各々示している。同時
再生のモードになると、図7に示す様に回転固定磁気ヘ
ッドである記録専用磁気ヘッド30,31は記録を行
い、再生用の磁気ヘッド7,8は記録専用磁気ヘッド3
0,31の後を走査する必要がある。従って、図7に示
す様に、電気−機械変換素子5に搭載されている再生用
の磁気ヘッド7は、電気−機械変換素子5への印加電圧
が零電圧で記録専用磁気ヘッド30の後を走査する高さ
位置に取り付けてある。
【0011】このように構成された従来の特殊再生及び
同時再生時の電気−機械変換素子の制御方式の動作につ
いて説明する。例えば、STOPモードからPLAYモ
ードに移行した時のパターン波形について図8を用いて
説明する。図8はSTOPモードからPLAYモードに
移行した時のCTLとパターン波形の関係を示してい
る。(a)はSTOPモードからPLAYモードへの移
行のタイミングを示しており、(b)はキャプスタンの
FGをFーV変換したもの、即ちテープ速度を示してい
る。(c),(d),(e),(f)は夫々コントロー
ルパルス14a,FGアップダウンカウンタ10の出力
データ10a、ドライブアップダウンカウンタ11のデ
ータをD/A変換した出力22a及びスイッチ22の切
換信号19aを示している。
【0012】CTL信号14aは、CTLヘッド12に
より再生され増幅器13、コントロールパルス生成回路
14を通ってCTL記録再生切換えスイッチ15により
選択され、FGアップダウンカウンタ10に供給され
る。CTL信号14aは、テープ速度の上昇につれて周
期が短くなるように変化し、テープ速度が一定となれば
その周期も一定となり、FGアップダウンカウンタ10
をリセットする。従って、FGアップダウンカウンタ1
0の出力データ10aは図8(d)の様になる。マイク
ロコンピュータ17はFGアップダウンカウンタ10の
出力データによりテープ位置を認識し、ドライブアップ
ダウンカウンタ11のプリセットデータ17aを出力す
る。ドライブアップダウンカウンタ11はタイミング信
号19bによりプリセットデータ17aをロードし、ド
ライブ波形データ11aを出力する。このドライブ波形
データをD/A変換器22でD/A変換することによ
り、図11(e)に示すドライブ波形22aが得られ
る。
【0013】次に、同時再生を行なう場合のドライブ波
形の詳細について、図9を用いて説明する。図9(a)
はSTOPモードから記録モードRECへの移行のタイ
ミング、(b)はキャプスタンのFGをFーV変換した
もの即ちテープ速度を各々示している。記録時にはコン
トロール信号発生回路16から図9(c)に示す信号が
出力され、スイッチ15により選択されFGアップダウ
ンカウンタ10のリセット信号として入力される。ST
OPモードから記録モードへ移行後にはテープ速度は図
9(b)のように変化するが、CTL信号16aは所定
の周期で繰り返されて記録される。従って、記録モード
でテープ速度が1倍速で定常になるまでは、CTL信号
がフォーマット通りに記録されないことになる。この結
果、FGアップダウンカウンタ10の出力データ10a
は図9(d)の様にFGアップダウンカウンタ10が途
中でリセットされてしまい、テープ位置と対応させられ
なくなる。このFGアップダウンカウンタ10の出力デ
ータ10aは、マイクロコンピュータ17で処理され、
プリセットデータ17aが生成される。このプリセット
データ17aはタイミング信号19bでドライブアップ
ダウンカウンタ11にロードされる。ドライブアップダ
ウンカウンタ11は、このプリセット値に基づいて方向
判別回路9から出力されるアップパルス又はダウンパル
スをアップカウントし、発振器21の出力をダウンカウ
ントすることにより、D/A変換出力は図9(e)のド
ライブ波形22aの様になる。
【0014】この結果、記録専用磁気ヘッド30,31
及び再生磁気ヘッド7,8のテープパターン上での走査
軌跡は、図10に示す様になる。図10(a)はSTO
Pモードから記録モードへ移行した時の過渡状態におけ
る記録専用磁気ヘッド30,31の走査軌跡を示した図
であり、太線が記録専用磁気ヘッド30,31の走査軌
跡、点線がフォーマット通りに記録されたトラックを各
々示す。図10(b)はSTOPモードから記録モード
へ移行した時の過渡状態における記録専用磁気ヘッド3
0,31及び再生磁気ヘッド7,8の走査軌跡を示した
図であり、太線が記録専用磁気ヘッド30,31の走査
軌跡、実線矢印が再生磁気ヘッド7,8の走査軌跡、点
線がフォーマット通りに記録されたトラックを各々示
す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、STOPモードから記録モードへ移行し
た時の過渡状態では、記録専用磁気ヘッド30が固定磁
気ヘッドであるため、記録トラックは図10(b)に太
線で示す様な軌跡となり、フォーマット通りのトラック
(点線)とは一致しない。一方、図9(e)に示すドラ
イブ波形もSTOPモードから記録モードへ移行した時
の過渡状態ではテープ位置との対応がとれていないた
め、フォーマット通りの記録トラックに対して傾きは一
致するがオントラック条件は満たさない。いずれの場合
も1倍速に立ち上がればフォーマット通りのトラックと
一致し、記録専用磁気ヘッドの後を再生磁気ヘッドが走
査することになるが、過渡状態においては記録専用磁気
ヘッドの後を再生磁気ヘッドが走査しないことになる。
この結果、STOPモードから記録モードへ移行した
時、1倍速に立ち上がるまでは同時再生の画像が乱れる
という問題点があった。
【0016】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、記録または再生磁気ヘッドを用いて記録専用磁気ヘ
ッドの後を同時再生する場合において、フォーマット通
りのトラック軌跡とは異なり、常に記録専用磁気ヘッド
の後を走査することにより、STOPモードから記録モ
ードの1倍速の立ち上がりにおいても画像が乱れないV
TRを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は回転シリンダ
と、回転シリンダ上に搭載された記録用磁気ヘッドと、
回転シリンダの電気−機械変換素子上に搭載された再生
用磁気ヘッドと、電気−機械変換素子に駆動電圧を与え
る変換素子駆動手段と、を具備し、回転シリンダにテー
プを巻回してヘリカルスキャニング方式によって情報を
不連続な記録トラック群として磁気テープ上に記録再生
する磁気記録再生装置であって、変換素子駆動手段の出
力及び一定の固定電圧が与えられ、その出力を切換えて
電気−機械変換素子に与えるスイッチを具備し、同時記
録再生時にはスイッチにより固定電圧を選択して変換素
子駆動手段に与え、記録用磁気ヘッドにより記録された
情報を再生用磁気ヘッドから読出すようにすることを特
徴とするものである。
【0018】
【作用】本発明はこのような構成により、STOPモー
ドから記録モードにモードが切換わったらすぐに、記録
専用磁気ヘッドの直後を走査する様に再生用の磁気ヘッ
ドを搭載した電気−機械変換素子に固定電圧を印加す
る。これにより、テープが停止状態から通常記録速度状
態になる領域においても、記録専用の磁気ヘッドの直後
を電気−機械変換素子上に搭載された再生様の磁気ヘッ
ドが走査することになり、STOPモードから記録モー
ドに移行した直後から同時再生の画像が得られることに
なる。
【0019】
【実施例】次に本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施例による磁
気記録再生装置において電気−機械変換素子を駆動させ
る部分を示すブロック図である。本図において前述した
従来例と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略
する。磁気テープ1は、シリンダ2に斜めに巻き付けら
れ、キャプスタンモータ3により駆動されるキャプスタ
ン4と図示しないピンチローラにより移送される。シリ
ンダ2には電気−機械変換素子5,6を介して再生専用
の磁気ヘッド7,8が搭載されている。
【0020】キャプスタンモータ3からは、回転数に比
例した2相のFGパルスFG1、FG2が方向判別回路
9に供給される。方向判別回路9は順方向時にFGパル
スをUP側、逆方向時にはDOWN側に出力を出すもの
であり、FGアップダウン(U/D)カウンタ10及び
ドライブアップダウンカウンタ11に供給される。再生
時には、コントロール信号(CTL信号)はコントロー
ルヘッド12により再生され、増幅器13を介してコン
トロールパルス(CP)生成回路14に供給される。コ
ントロールパルス生成回路14はコントロール信号を生
成するものであり、コントロールパルス14aはCTL
記録再生を切換えるスイッチ15により選択され、FG
アップダウンカウンタ10にリセット信号として供給さ
れる。一方記録時には、コントロール信号発生回路16
から出力されるコントロールパルス16aはCTLヘッ
ド12に供給され、スイッチ15により選択されてFG
アップダウンカウンタ10に供給される。コントロール
パルス14a,16aはFGアップダウンカウンタ10
をリセットするものであり、FGアップダウンカウンタ
10の出力データ10aはマイクロコンピュータ17に
供給される。
【0021】シリンダモータ18からは、PGパルスが
タイミング信号発生回路19に供給される。タイミング
信号発生回路19はヘッド切換え信号19a及びドライ
ブアップダウンカウンタ11のプリセットロードのタイ
ミング信号19bを生成するもので、マイクロコンピュ
ータ17、ヘッド切換え用のスイッチ20及びドライブ
アップダウンカウンタ11にそれぞれ供給される。FG
アップダウンカウンタ10の出力10aはFGパルスで
あるUPにより計数され、コントロールパルス14aの
立上りで1フレーム毎に周期的にリセットされることに
なる。
【0022】マイクロコンピュータ17では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ10の出力
データ10aを、ヘッド切換え信号19aの立ち上がり
または立ち下がりのタイミイグで取り込み、駆動波形の
始端を決めるドライブアップダウンカウンタ11のプリ
セット値17aを出力する。
【0023】ドライブアップダウンカウンタ11はマイ
クロコンピュータ17により出力されたプリセット値1
7aをタイミング信号発生回路19から出力されたプリ
セットロードタイミング信号19bの立ち上がりのタイ
ミングにより設定し、キャプスタンモータ3のFGパル
スであるUPを計数する。また、スチル時即ちキャプス
タンモータ3のFGパルスFG1及びFG2が出力しな
い時に駆動波形を出力するために、発振器21から1倍
速時のFGパルスであるUPと同じ周波数の信号が常に
ダウンカウント入力として与えられる。ドライブアップ
ダウンカウンタ11の出力データ11aはD/A変換器
22でD/A変換されることは前述した従来例と同様で
ある。さてD/A変換器22の出力22aは切換スイッ
チ41に与えられる。切換スイッチ41はD/A変換器
22の出力と図示しない電圧源からの一定電圧Vref と
を、図示しないシステムコンピュータからの制御によっ
て選択するものであって、その出力は駆動回路23に与
えられる。
【0024】駆動回路23はD/A変換された駆動波形
22a又は固定電圧Vref が与えられ、電気−機械変換
素子5,6の駆動信号を発生するものであって、その出
力は切換スイッチ20に与えられる。切換スイッチ20
はタイミング信号19aによって切換えられて電気−機
械変換素子5及び6に交互に供給される。この結果、駆
動波形に従って磁気ヘッド7及び8が駆動されることに
なり、テープ速度が変化しても記録トラック上を走査す
ることができる。
【0025】次に、同時再生時の動作説明を図2〜図3
を用いて説明する。図2は、STOPモードから記録モ
ードへの移行時の立ち上がり過渡状態における駆動波形
をを示している図である。図2(a)はSTOPモード
から記録モードへの切換えタイミングを示す信号、図2
(a)はキャプスタンのFGをFーV変換したもの即ち
テープ速度を各々示している。又図2(c),(d)は
駆動波形及びタイミング信号を各々示す。図3は、本実
施例のSTOPモードから記録モードへ移行した時の過
渡状態における記録専用磁気ヘッド30,31及び記録
または再生磁気ヘッド7,8の走査軌跡を示した図であ
り、太線が記録専用磁気ヘッド30の走査軌跡、実線矢
印が記録または再生磁気ヘッド7,8の走査軌跡、点線
がフォーマット通りに記録されたトラックを各々示す。
【0026】同時再生のモードにはいると、システムコ
ンピュータはCTL記録再生を切換えるスイッチ15,
41により記録コントロール信号16a及び固定電圧V
refを選択する。この結果図2(a),(b)に示すよ
うに記録モードに切り替わった直後に固定電圧Vref が
電気−機械変換素子の駆動回路23に供給される。即
ち、駆動回路23には記録専用の磁気ヘッド30,31
の直後を電気−機械変換素子5,6上に搭載された記録
または再生用の磁気ヘッドが走査する様な固定電圧が供
給される。従って再生用の磁気ヘッド7,8は図3の実
線矢印に示すように、記録専用磁気ヘッド30,31の
走査軌跡上を同様に走査することになる。そのため、記
録の同時再生モードにはいると直ぐにテープ速度が1倍
速定常に立ち上がっていなくても、良好な同時再生の画
像が得られる。
【0027】尚本実施例は再生用の磁気ヘッド7,8の
みを電気−機械変換素子5,6上に搭載するようにして
いるが、記録及び再生用の磁気ヘッドを電気−機械変換
素子上に搭載した磁気記録再生装置においても固定用の
記録専用ヘッドの記録直後に記録・再生用磁気ヘッドで
再生する場合にも、本発明を適用することができること
はいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
同時再生の場合には電気−機械変換素子の駆動電圧を固
定電圧としているため、再生用の磁気ヘッドは記録専用
磁気ヘッドの直後を走査することができる。従ってテー
プの停止状態から通常の記録速度状態に至る過渡的な状
態でも良好に同時再生画像を得ることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による磁気記録再生装置にお
ける電気−機械変換素子を駆動させるための構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるSTOPモードから記
録モードへの移行時の立ち上がり過渡状態のドライブ波
形を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の実施例におけるSTOPモードから記
録モードへ移行した時の過渡状態における記録専用磁気
ヘッド30及び再生磁気ヘッド7の走査軌跡を示した図
である。
【図4】従来の磁気記録再生装置において電気−機械変
換素子を駆動させる構成を示すブロック図である。
【図5】記録専用磁気ヘッドと記録または再生磁気ヘッ
ドのヘッド位置関係を示した図である。
【図6】従来例において、順方向にテープが走行してい
る時のFGパルスであるUP、コントロールパルス7
a、FGアップダウンカウンタ4の出力データ4a、ヘ
ッド切換え信号10a、プリセットロードタイミング信
号10b、駆動波形12aをそれぞれを示すタイムチャ
ートである。
【図7】(a)は本発明の記録専用磁気ヘッドと再生磁
気ヘッドのヘッド位置関係、(b)はそのヘッド高さを
示した図である。
【図8】従来例の再生時における各部の波形を示すタイ
ムチャートである。
【図9】従来例の同時再生時における各部の波形を示す
タイムチャートである。
【図10】(a)は同時再生開始時の記録専用ヘッドに
より形成されるトラックを示す図、(b)はその後に再
生磁気ヘッドによって走査されるトラックを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 シリンダ 3 キャプスタンモータ 4 キャプスタン 5,6 電気−機械変換素子 7,8 再生用磁気ヘッド 9 方向判別回路 10 FGアップダウンカウンタ 11 ドライブアップダウンカウンタ 12 コントロールヘッド 14 コントロールパルス生成回路 15,20,41 切換スイッチ 16 コントロール信号発生回路 17 マイクロコンピュータ 18 シリンダモータ 19 タイミング信号発生回路 21 発振器 22 D/A変換器 23 駆動回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シリンダと、 前記回転シリンダ上に搭載された記録用磁気ヘッドと、 前記回転シリンダの電気−機械変換素子上に搭載された
    再生用磁気ヘッドと、 前記電気−機械変換素子に駆動電圧を与える変換素子駆
    動手段と、を具備し、回転シリンダにテープを巻回して
    ヘリカルスキャニング方式によって情報を不連続な記録
    トラック群として磁気テープ上に記録再生する磁気記録
    再生装置において、 前記変換素子駆動手段の出力及び一定の固定電圧が与え
    られ、その出力を切換えて前記電気−機械変換素子に与
    えるスイッチを具備し、 同時記録再生時には前記スイッチにより固定電圧を選択
    して前記変換素子駆動手段に与え、前記記録用磁気ヘッ
    ドにより記録された情報を前記再生用磁気ヘッドから読
    出すようにすることを特徴とする磁気記録再生装置。
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