JPS61295775A

JPS61295775A - 磁気テ−プ及びヘリカルスキヤン磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPS61295775A
Application number: JP60137615A
Authority: JP
Inventors: Fumihiko Miyamoto; 文彦宮本
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1985-06-24
Filing date: 1985-06-24
Publication date: 1986-12-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は例えばビデオテープとビデオテープレコーダに
代表される磁気テープとヘリカルスキャン磁気記録再生
装置に関する。

〔従来の技術〕

第５図は従来のビデオテープレコーダのブロック図を表
わしている。同図において１は磁気テープであり、キャ
プスタン２により所定の速度で走行されるようになって
いる。３は、例えば相互に１８０度離間した回転磁気ヘ
ッド４が２個取り付けられた回転ドラムである（図にお
いては便宜上回転磁気ヘッド４を１つだけ、しかも回転
ドラム３から離して示しである）。５は回転ドラム３を
駆動する駆動回路、６はその回転を所定の値に制御する
サーボ回路である。また７はキャプスタン２を駆動する
駆動回路、８はその回転を所定の値に制御するサーボ回
路である。９はトラッキングエラー信号あるいは時間軸
エラー信号を検知する検知回路、１０は回転磁気ヘッド
４からの再生信号を復調、処理し、出力する再生回路で
ある。

しかしてサーボ回路８、駆動回路７を介してキャプスタ
ン２を所定の速度で回転すると、磁気テープ１が所定の
速度で走行される。サーボ回路６、駆動回路５を介して
回転ドラム３、従って回転磁気ヘッド４を回転し、回転
磁気ヘッド４に記録信号を供給すると、第６図に示す如
く、テープの走行方向に対して所定角度傾斜したトラッ
クに情報が記録される。２つの回転磁気ヘッド４　（Ａ
、Ｂ）はスイッチングパルス（ｓｗｐ）により交互に切
り換えられ、各々対応したトラックＡ、Ｂが交互に形成
される。各トラックには１フイールドのビデオ信号が記
録される。

このようにして記録さ九たビデオ信号を例えばスチル再
生する場合、キャプスタン２による磁気テープ１の走行
が停止された状態で、回転磁気ヘッド４が記録時と同じ
速度で回転される。その結果第６図に斜線で示すように
１回転磁気ヘッド４のトレース角度θ。は記録時におけ
るトレース角度（トラックの傾斜角度）θ、より小さく
なり、回転磁気ヘッド４は正確に１本のトラックのみを
追従することができなくなる。従って回転磁気ヘッド４
から再生回路１０に入力されるＲＦ倍信号エンベロープ
は第７図（ｂ）に示す如くとなる。

すなわち回転磁気ヘッドＡとＢは各々異なるアジマス角
度を有するから、回転磁気ヘッドＡが第６図において斜
線を施した部分をトレースするとき、最初右隣のトラッ
クからの信号が再生され、そのレベルは徐々に減少し、
中央のトラックはアジマスが異なるため信号が殆ど再生
されず、さらに左隣のトラックからの信号が再生され、
そのレベルは徐々に増大する。次に第７図（ａ）に示す
スイッチングパルス（ＳＷＰ）により回転磁気ヘッドが
ＡからＢに切り換えられ、同様に斜線部分をトレースす
ると、右隣のＩ−ラックはアジマスが異なるため再生さ
れず、中央のトラックからの再生信号のレベルが徐々に
増大し、所定のピークを経た後、アジマスの異なる左隣
のトラックをトレースするようになるのでそのレベルは
再び減少する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上のように従来の装置においてはスチル再生時のトレ
ース角度が通常の記録再生時のトレース角度と異なるた
め、ＲＦエンベロープのレベルが小さくなる部分が生じ
、その付近においてノイズバーが発生し、画質が劣化す
る欠点があった。

斯かる欠点を解決するため例えば回転磁気ヘッド４とし
て所謂広幅ヘッドが用いられる場合がある。しかしなが
ら広幅ヘッドを有するビデオテープレコーダによって記
録と再生の両方を行う場合はよいが、例えば友人等から
ビデオテープを借り、広幅ヘッドを有しない装置におい
て再生する場合は画質の劣化を避けることができない。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明をビデオテープレコーダに応用した場合
のブロック図を表わしており、第５図における場合と対
応する部分には同一の符号を付してあり、その詳述は省
略する。本発明においては検知回路９からの信号が入力
される駆動回路２１と、駆動回路２１の出力を高圧増幅
する増幅回路２２と、増幅回路２２の出力に対応して回
転磁気ヘット４の高さを駆動制御する制御手段２３が設
けられている。制御手段２３は例えば圧電素子を電極板
で挟持したバイモルフ板となっている。２４は、サーボ
回路６から出力される２つの回転磁気ヘッド４を切り換
えるスイッチングパルスに同期した所定の波形の信号を
発生し、駆動回路２１に出力する信号発生回路である。

その他磁気テープ１を走行させるキャプスタン２、相互
に１８０度離間した回転磁気ヘッド４が２個取り付けら
れた回転ドラム３、回転ドラム３を駆動する駆動回路５
、その回転を所定の値に制御するサーボ回路６、キャプ
スタン２を駆動する駆動回路７、その回転を所定の値に
制御するサーボ回路８、トラッキングエラー信号あるい
は時間軸エラー信号を検知する検知回路９、回転磁気ヘ
ッド４からの再生信号を復調、処理し、出力する再生回
路１０等は第５図における場合と同様に構成されている
。

〔作用〕

しかしてその作用を第２図乃至第４図を参照して説明す
る。従来の如く（第６図に示すようにトラックの角度が
θ、となるように）信号を記録する場合、信号発生回路
２４より一定レベルの信号が駆動回路２１に入力され、
増幅回路２２により高電圧に増幅され、制御手段２３に
入力される。

その結果回転磁気ヘッド４は実質的に所定の高さに固定
される。あるいはまた、例えば８ｍビデオテープレコー
ダ等において既に信号が記録されている場合（例えばデ
ータ信号記録部とビデオオーバラップ部の間のアフレコ
マージン部に所定の周波数のパイロット信号（ｆ５）が
記録されている場合）は、回転磁気ヘッド４の再生信号
から検知回路９がこのパイロット信号を検出しく記録時
、回転磁気ヘッド４はアフレコマージン部におイテ瞬間
的に再生状態に切り換えられる）、その検出信号に対応
して駆動回路２１、増幅回路２２を介して制御手段２３
により回転磁気ヘッド４の高さが所定の位置となるよう
に制御される。

−六本発明においては例えば図示せぬ切り換えスイッチ
等を切り換えることにより、上述した場合のような記録
の他１次のような記録を行うことができる。すなわちこ
のとき信号発生回路２４は。

第２図に示す如く、サーボ回路６が出力するスイッチン
グパルス（ＳＷＰ）に同期して、略鋸歯状の信号を駆動
回路２１に出力する。鋸歯状波の高さと方向は、従来の
場合（第６図の如く記録する場合）より略１トラック分
左の方向（トレース角度が小さくなる方向）に回転磁気
ヘッド４がトレースするように設定される。その結果第
３図に示す如く、記録トラックの角度は０゜となり、従
来の場合において磁気テープ１を停止し、スチル再生す
る時のトレース角度θ。と略等しくなる。

磁気テープ１をキャプスタン２により所定の速度で走行
させて再生する通常の再生時、検知回路９がトラッキン
グエラー信号を出力し、駆動回路２１、増幅回路２２、
制御手段２３を介してトラッキングエラー信号に対応し
て回転磁気ヘッド４の高さが制御（トラッキング制御）
されるので、第６図あるいは第３図、いずれのように記
録された場合においても、記録された情報は正確に再生
される。また磁気テープ１の走行を停止させて再生する
スチル再生時においても、同様にしてトラッキングエラ
ー信号に対応して回転磁気ヘッド４の高さが制御される
ので、１本のトラックを正確にトレースすることができ
、そのＲＦエンベロープは第４図（ｂ）に示す如くとな
る。

また第３図に示す如く記録された磁気テープを制御手段
２３を有しないビデオテープレコーダにおいてスチル再
生した場合、磁気テープ上のトラックの角度が、磁気テ
ープ停止時の回転磁気ヘッドのトレース角度θ。どなっ
ているので、回転磁気ヘッドのトレース軌跡は第３図に
おいて斜線で示したようにトラックと略平行となり、そ
のときのＲＦエンベロープは第４図（ｂ）に示すように
なる。

一方第３図に示す如く記録された磁気テープを制御手段
２３を有しないビデオテープレコーダにおいて通常再生
すると、回転磁気ヘッド４のトレース角度がθ、となり
クロス１−一りが多くなる。

従って斯かる記録はスチル再生が希望されるような画面
について部分的に行うのが好ましい。

そして斯かる記録がなされた部分に対応して所定のマー
カ信号を所定の位置に記録しておき、通常再生時このマ
ーカ信号が検出されたとき、使用者にスチル操作を促す
表示手段を設けたり、あるいは自動的に通常再生からス
チル再生に移行させ、所定時間が経過するか又はスチル
解除操作がなされたとき、再び通常再生に移行するよう
にしてもよい。

尚信号発生回路２４が出力する信号は、回転磁気ヘッド
Ａが磁気テープ１をトレースしているときだけでなく、
回転磁気ヘッドＢが磁気テープｌをトレースしていると
きも鋸歯状波とすることができる。また記録するトラッ
クの傾斜角度は、スチルに限らず、早送り、巻き戻し、
逆転再生等、他の特殊再生時における回転磁気ヘッドの
トレース角度と一致させるようにしてもよい。その場合
はその特殊再生を行ったとき画像が明瞭となることは明
らかである。

〔効果〕

以上の如く本発明においては、トラックの傾斜角度が、
通常の記録再生時における回転磁気ヘッドのトレース角
度とは異なり、特殊再生時における回転磁気ヘッドのト
レース角度と略等しくなるようにして情報を記録するよ
うにしたので、広幅ヘッドや高さ調整が自在な磁気ヘッ
ドを有しない装置においても、特殊再生時におけるノイ
ズの発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をビデオテープレコーダに応用した場合
のブロック図、第２図はそのスイッチングパルスと信号
発生回路の出力の波形図１．第３図はその磁気テープ上
のトラックパターンを表すす模式的平面図、第４図はそ
のスイッチングパルスとＲＦエンベロープの波形図、第
５図は従来のビデオテープレコーダのブロック図、第６
図はその磁気テープ上のトラックパターンを表わす模式
的平面図、第７図はそのスイッチングパルスとＲＦエン
ベロープの波形図である。１・・・磁気テープ　　２・・・キャプスタン３・・・
回転ドラム　　４・・・回転磁気ヘッド５．７．２１・
・・駆動回路６．８・・・サーボ回路　　９・・・検知回路１０・・
・再生回路　　２２・・・増幅回路２３・・・制御手段
　　２４・・・信号発生回路以上

Claims

【特許請求の範囲】

（１）走行方向に対して傾斜したトラックに情報が記録
された磁気テープであって、該トラックの傾斜角度が、
通常の記録再生時における回転磁気ヘッドのトレース角
度とは異なり、特殊再生時における回転磁気ヘッドのト
レース角度と略等しくなるようにして該情報を記録した
ことを特徴とする磁気テープ。
（２）磁気テープを第１の速度で走行させ、回転磁気ヘ
ッドにより該磁気テープの走行方向に対して傾斜したト
ラックに情報を記録し、該磁気テープを該第１の速度で
走行させ、該回転磁気ヘッドにより該トラックに記録さ
れた該情報を再生するとともに、該磁気テープを該第１
の速度とは異なる停止を含む第２の速度で走行させ、該
回転磁気ヘッドにより該トラックに記録された該情報を
特殊再生するヘリカルスキャン磁気記録再生装置におい
て、該磁気テープを該第１の速度で走行させ、かつ該回
転磁気ヘッドの高さを制御し、該トラックの角度が、該
磁気テープを該第２の速度で走行させた場合における該
回転磁気ヘッドのトレース角度と略等しくなるようにし
て、該情報を記録することを特徴とするヘリカルスキャ
ン磁気記録再生装置。