JPH0197076A - フレームインデツクス磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、磁気テープの検索装置を備えた磁気記録再
生装置に関する。

［従来の技ｌｉｉ］ 現行の磁気記録再生装置（以下：　ＶＴＲという）の検
索方式として広く利用されているＣＴＬコーディング方
式について動作原理を概説する。

一般に、磁気テープ上のコントロールトラックの目的は
、記録においては規定の幅、および規定のピッチのコン
トロールパルスが書き込まれ、再生においてはこのコン
トロールパルスを検出して磁気テープの走行速度および
走行位相を制御して安定な再生画像を得ることである。

ところで、現行ＶＴＲにおいては、このコントロールパ
ルスの幅には多少の裕度があり、この裕度の範囲内で２
種類のパルス幅を設定すれば、ディジタル情報を処理す
ることができる。このディジタル情報として検索信号を
与えてやれば磁気テープの所定の位置を探し出す、いわ
ゆる検索が可能である。

この方式を、コントロールパルス（以下。

「ＣＴＬ」という）の幅を検索信号によってディジタル
信号にコード化することがらＣＴＬコーディング方式と
言われている。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来のＣＴＬコーディング方式の第１の問題点は、検索
精度に関する。コントロールヘッドが検索信号をキャッ
チしてから、磁気テープが停止するまで２〜３秒オーバ
ランするが、通常の使用に対してはほとんど支障にはな
らない、ところが、この間のフレーム数は６０〜９０フ
レームにもなり、フレーム単位あ検索が必要な用途に対
しては全く用を無さない。

第２の問題点は検索に要する時間に関する。磁気テープ
の途中から検索した場合、磁気テープを正逆どちらの方
向に走行させるかの判断が全くつかないために、試行錯
誤的にいずれかの方向に検索を試み、駄目な場合は、反
対方向に検索しなければならない、この分、検索に要す
る時間と手間が余分にかかる。

第３の問題点は検索分解能に関する。１ビツトの検索信
号に対して１個のコントロールパルスが必要なため、何
種類もの検索ではその分のビット数のコントロールパル
ス、すなわち、フレーム数が必要とされるため、検索分
解能がビット数の分だけ低下する。

以上のように、従来の技術においては、検索精度、検索
時間および検索分解能の３点が問題点とされていた。

この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で、フレーム単位の高精度検索、試行不要の検索時間の
短縮、およびフレーム単位の高分解能検索が可能なフレ
ームインデックス磁気記録再生装置を得ることを目的と
する。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係るフレームインデックス磁気記録再生装置
は、複合映像信号の垂直帰線期間にフレームアドレス信
号を重畳する手段、このフレームアドレス信号を磁気テ
ープに磁気記録し再生する手段、この再生信号に含まれ
ているフレームアドレス信号と、指令された検索位置を
示すフレームインデックス信号とを比較し、その差異に
対応して磁気テープの送り動作を規制する制御信号を出
力する磁気テープ送り制御信号発生手段、磁気テープ送
り、制御信号にもとづいて磁気テープの送り動作を制御
する磁気テープ駆動制御手段とを備え、上記フレームイ
ンデックス信号で設定された検索位置に磁気テープを正
確に停止させるようにしたものである。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図にもとづいて説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
および第３図はこの実施例の各部の動作を示すタイミン
グチャートである０図において（１）はフレームアドレ
ス重畳手段であり、（１１）は複合映像信号Ａ（第２図
（ａ）図示）が印加される入力端子、（１２）はこの複
合映像信号Ａより垂直および水平の同期信号Ｂ（第２図
（ｂ）図示）を分離する同期分離回路、（１３）垂直お
よび水平の同期信号Ｂをもとに垂直帰線期間内のあらか
じめ指定された水平同期信号を特定するためのパイロッ
トパルスＣ（第２図（（＋）図示）を発生するパイロッ
トパルス発生回路、（！０はフレームアドレス信号が印
加されるフレームアドレス信号入力端子、（１５）は並
列信号であるフレームアドレス信号を時間的に直列なバ
イナリ信号Ｄ（４２図（ｄ）図示）に変換するためのフ
レームアドレス発生回路。

（１０）はパイロットパルスＣとフレームアドレス信号
り、とが入力され、そのＯＲ信号Ｅ（第２図（ｅ、）図
示）を出力するＯＲ回路、（１７）は複合映像信号Ａと
あらかじめ設定された映像向レベルのどちらかに切替わ
るアナログスイッチで、入力端子側に切換っているとき
、フレームアドレス信号Ｅが重畳された複合映像信号Ｆ
（第２図（・ｆ）図示）を出力する。

（２）は磁気記録再生手段であり、（２１）は複合映像
信号Ｆを磁気記録するための記録信号処理回路、（２２
）は磁気再生信号より複合映像信号を再生する再生信号
処理回路、（２３）は記録・再生動作に応じて切替えら
れるスイッチ、（２４ａ）および（２４ｂ）は磁気記録
又は磁気再生のための一組の磁気ヘッド、（２５）は磁
気ヘッド（２４ａ）および（２４ｂ）が取り付けられて
いる回転ドラム、（２６）は回転ドラム（２５）を規定
の回転数および回転位相で回転させるドラムモータ、（
２７）は磁気テープ、（２８）は磁気テープ（２７）を
規定の走行速度および走行位相で走行させるためのキャ
プスタンモータである。

（３）は磁気テープ送り制御信号発生手段であり、（３
１）は再生信号処理回路（２２）で得られた複合映像信
号から、時間的に直列なバイナリ信号のフレームアドレ
ス信号りを検出して、記録時にフレームアドレス信号入
力端子（１４）から入力された並列バイナリ信号のフレ
ームアドレス信号Ｇ（第２図（ｇ）図示）を再現するフ
レームアドレス検出回路、（３２）は検索位置Ｎを表わ
すフレームインデックス信号が入力されるフレームイン
デックス信号入力端子、（３３）はフレームアドレス信
号Ｇとフレームインデックス信号とを比較して磁気テー
プの走り動作を制御する５種類の磁気テープ送り制御信
号Ｈ１すなわち、第２図（ｈ）に示す極性指令信号Ｈｐ
　、加速送り指令信号Ｈａ　、減速送り指令信号Ｈｂ　
、定速送り指令信号Ｈｃ　、検索位置一致信号ＨＯを発
生するフレーム比較回路である。

（４）は磁気テープ駆動制御手段であり、（４１）はフ
レーム比較回路（３３）から入力される５種類の磁気テ
ープ送り制御信号に基づいてキャプスタンモータ（２８
）の回転方向および回転速度を制御する制御電圧を発生
するキャプスタン制御回路でキャプスタンモータ（２８
）を駆動して磁気テープ（２７）の送り方向、送り速度
を制御し、所定の検索位置で停止させる。

次に記録時の動作について説明する。第２図のタイミン
グチャートで示されるように、複合映像信号入力端子（
１１）に印加された複合映像信号Ａは、同期分離回路（
１２）で同期信号Ｂが分離され、パイロットパルス発生
回路（１３）によりパイロットパルスＣが得られる。パ
イロットパルスＣの役割は、再生時においてフレームア
ドレス信号りを確実にキャッチするための先導的な役目
のパルスであり、カウンタ、タイマ、あるいは遅延回路
等によって容易に構成することができる。

複合映像信号Ａの垂直帰線期間は一般に映像信号は無く
、黒レベルもしくはペデスタルレベルのみであるので、
フレームアドレス信号りを重畳する位置は、垂直同期信
号Ｓｖのあとであればどこでもよいが、文字多重放送等
の情報が挿入されている複合映像信号においては、これ
らの情報挿入部分は避けねばならない。

フレームアドレス信号入力端子（１４）に印加されるフ
レームアドレス信号の具体例として、磁気テープ（２７
）の巻き始めでクリヤされるような積算カウンタを磁気
テープが１フレーム移動する毎にカウントアツプするよ
うに動作させれば、この積算カウンタの出力をフレーム
アドレス信号に利用することができる。他の例として、
磁気記録の瞬間の現在時刻は各フレーム毎に異なること
から、これをフレームアドレス信号として利用すること
もできる。あるいは上記両方の具体例を併用すれば積算
カウンタの場合の各フレームアドレス信号が整数のため
、比較演算等のデータ処理が簡単となる利点と、現在時
刻の場合の各フレームアドレス信号が絶対アドレスのた
め、重複検索とか検索ミスがないという利点とが併せて
得られる。入力端子（１４）から入力されるフレームア
ドレス信号は並列バイナリ信号であるから、第２図のフ
レームアドレス信号りに示すような時間的に直列なバイ
ナリ信号に変換するための手段としてシフトレジスタが
有用である。第２図（ｄ）に、１０ビツトの直列バイナ
リ信号りの一例を示す。

以上のようにしてフレームアドレス発生回路（１５）は
パイロットパルスＣを受けて並列バイナリのフレームア
ドレス信号を直列バイナリのフレームアドレス信号りに
変換するものである。

パイロットパルスＣとフレームアドレス信号りとは、Ｏ
Ｒ回路（１Ｂ）で重畳され、ＯＲ信信号跡得られる。

他方、アナログスイッチ（１７）は、ＯＲ信信号跡「Ｌ
」レベルのときは複合映像信号入力端子（１１）の側に
切替わり、同じく「Ｈ」レベルのときは白レベル側に切
替わるように動作するので、アナログスイッチ（１７）
の切替出力は、第２図（ｆ）に示すような複合映像信号
Ｆになる。

複合映像信号Ｆは、記録信号処理回路（２１）　、スイ
ッチ（２３）　、ビデオヘッド（２４ａ）　、　（２４
ｂ）を介して磁気テープ（２７）に磁気記録される。当
然のことながら、ビデオヘッド（２４ａ）、（２４ｂ）
はドラムモータ（２６）によって規定速度、規定位相で
回転され、同時に磁気テープ（２７）はキャプスタンモ
ータ（２８）によって規定速度、規定位相で走行される
。

次に再生時の動作について説明する。

再生信号処理回路（２２）で得られた複合映像信号から
、フレームアドレス検出回路（３１）によってフレーム
アドレス信号Ｇ（第２図（ｇ）図示）が検出される。フ
レームアドレス検出回路（３１）の内部回路の動作は以
下のとおりである。まず、再生パイロットパレスＣが入
力されると、フレームアドレス検出回路（３１）に内蔵
されている直列並列変換シフトレジスタが動作を開始す
る。このシフトレジスタの直列データ入力としてパイロ
ットパルスＣにつづく直列バイナリのフレームアドレス
信号りを入力すれば、このシフトレジスタの並列データ
出力には、並列バイナリのフレームアドレス信号Ｇが得
られる。この動作は、ちょうどフレームアドレス発生回
路（１５）の逆プロセスである。当然のことながら、フ
レームアドレス発生回路（１５）およびフレームアドレ
ス検出回路（３１）の各々の内蔵のシフトレジスタのシ
フト周期は、はぼ一致させる必要がある。なお、第２図
（ｇ）中に示したフレームアドレス信号Ｇの各々の数字
（Ｎ±ｉ）はフレームアドレスを示す。

フレーム比較回路（３３）にはフレームアドレス信号Ｇ
と、入力端子（３２）から入力されたフレームインデッ
クス信号が入力され、検索位置Ｎのフレームアドレスと
、フレームアドレス信号Ｇとの大小関係に対応して第２
図（ｈ）に示す５種類の磁気テープ送り制御信号が選択
されて出力される。この５種類の制御信号のうち、極性
指令信号Ｈｐは、磁気テープ（２７）の送り方向を決め
るものであり、磁気テープ（２７）の現在位置、すなわ
ち。

フレームアドレス信号Ｇとフレームインデックス信号で
表わされる検索位置Ｎとの前後関係で決定され、この例
では「Ｈ」は順送り方向、「Ｌ」は逆送り方向である。

加速送り指令信号Ｈａ、は、磁気テープ（２７）の現在
位置が検索位ＮＮから大きく離れていた場合に出力され
るもので、短時間で検索するために、磁気テープ（２７
）を高速で送らせる信号である。

減速送り指令信号Ｈｂは、磁気テープ（２７）の現在位
置が検索位ＭＮに接近した場合に出力されるもので、磁
気テープ（２７）が検索位ｉａＮをオーバランしないよ
うに低速またはｌフレームづつ間欠送りを行なわせる信
号である。

定速送り指令信号Ｈｃは、磁気テープ（２７）の現在位
置が加速送り指令信号Ｈａと減速送り指令信号Ｈｂを出
す中間にある場合に出力されるもので、磁気テープ（２
７）を規定速度で送らせる信号である。

検索位置−負信号Ｈｏは、磁気テープ（２７）の現在位
置が検索位置Ｎに一致した時に出力され、検索完了を示
すもので、その出力時点で磁気テープの送りを停止させ
る信号である。

キャプスタン制御回路（４１）は、磁気テープ送り制御
信号を受けてキャプスタンモータ（２８）を制御するた
めの制御電圧を発生する。さらに詳述すれば、極性指令
信号Ｈｐでキャプスタンモータ（２８）の回転方向が決
定され、加速送り指令信号Ｈａで規定速度以上の高速度
で回転させ、定速送り指令信号Ｈｃで規定速度、例えば
ＶＨ３Ｈ２Ｏ２Ｈモードであれば、磁気テープ速度に換
算して３３．３５■■／ｓｅｃで回転させ、減速送り指
令信号Ｈｂで規定速度以下の低速度回転、あるいはｌフ
レーム間隔の間欠送り駆動を行い、検索位置一致信号Ｈ
Ｏでキャプスタンモータ（２８）を停止させる。

つぎに、磁気テープ送り制御信号の送出タイミングにつ
いて詳述する。まず、磁気テープの送り速度が規定より
速くなれば、再生複合映像信号に原理的にノイズが重畳
されるので、このノイズが垂直帰線期間内のフレームア
ドレス信号に重畳するとフレームアドレス検出回路（３
１）が誤動作する恐れがある。このために、高速送りに
おいては、フレームアドレス信号Ｇを磁気テープの現在
位置の識別に利用することができなくなるので、別の方
法で磁気テープ（２７）の走行量を概算値でも良いから
検出する必要がある。この一つの方法として、高速送り
に移る直前の磁気テープの現在位置と検索位置Ｎまでの
テープ長は計算によってすぐわかるので、テープ速度を
あらかじめ設定しておき、キャプスタモータ（２８）を
高速回転する時間で管理する方法である。また、他の方
法としては、高速送り時でも確実に検出できるので、コ
ントロールパルスをカウントしてテープ走行量・をほぼ
正確に計測するようにしたものである。このコントロー
ルパルスカウント法では、磁気テープを回転ドラムより
浮かす、いわゆるハーフローディング状態での動、作が
可能であるので、磁気テープの走行を可能な限り速くす
ることができる。

以上のようにして高速送り時においてテープ走行量の概
算値が検出できるので目標とする検索位置Ｎより手前で
定速送りに切替えれば、ノイズの無い複合映像信号が得
られるので確実にフレームアドレス信号りが検出できる
。高速送りから定速送りへの切替タイミングは、定速送
り期間を可能な限り短くし、より短時間の検東が可能な
ように選ぶことができる。具体的には、例えば通常のＶ
ＴＲであれば、定速送り期間は数秒程度、フレーム数に
して１００〜１５０フレームぐらいで足りる。

次に定速送りから減速送りへの切替タイミングは、検索
位Ｉｉ！ＩＮにくれば確実にテープ送りが停止できるよ
うなタイミングで行う必要があり、減速送りをフレーム
送りとすれば通常のＶＴＲであれば数フレーム、時間に
して１秒以内で足りる。

第３図（ｉ）に、テープ走り速度が各指令信号によって
変化する様子を示す。

なお、以上の説明では複合映像信号の１フレームすなわ
ち奇数及び偶数フィールドに関する動作であるが、タイ
ムラプスＶＴＲなどの特殊なＶＴＲにおいてはどちらか
片方のフィールドのみの磁気記録が行なわれており、こ
の場合でもこの発明が全く同様に適用できることは明ら
かである。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、複合映像信号の垂直
帰線期間にフレームアドレス信号を重畳する手段と、こ
の重畳信号が磁気記録された磁気テープから再生した再
生信号に含まれているフレームアドレス信号と、指令さ
れた検索位置Ｎを示すフレームインデックス信号とを比
較して両フレームアドレスの差異に対応して極性指令信
号。

加速送り指令信号、定速送り指令信号、減速送り指令信
号および検索位置一致信号で構成される磁気テープによ
って磁気テープの走り動作制御する手段を備えたもので
あるから、フレーム単位の高精度検索、試−行不要によ
る検索時間の短縮、およびフレーム単位の高分解検索が
行えるフレームインデックスＶＴＲが得られる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるフレームインデック
ス磁気記録再生装置のブロック回路図、第２図はこの実
施例の各部の動作のタイミングチャートである。 （１）・・・フレームアドレス重畳手段、（２）・・・
磁気記録再生手段、（３）・・・磁気テープ送り制御信
号発生手段、（４）・・・磁気テープ駆動制御手段。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複合映像信号の垂直帰線期間にフレームアドレス
   信号を重畳する手段と、このフレームアドレス信号が重
   畳された複合映像信号を記録して再生する磁気記録再生
   手段と、この磁気記録再生手段で再生された複合映像信
   号から上記フレームアドレス信号を検出して指令された
   検索位置を示すフレームインデックス信号と比較しかつ
   両信号の差異に対応して上記磁気記録再生装置の磁気テ
   ープの送り方向を決定する極性指令信号、加速送り指令
   信号、定速送り指令信号、減速送り指令信号および検索
   位置一致信号からなる磁気テープ送り制御信号を発生す
   る手段と、この磁気テープ送り制御信号にもとづいて磁
   気テープの送り動作を制御しかつ上記指令された検索位
   置に停止させる磁気テープ駆動制御手段とを備えてなる
   フレームインデックス磁気記録再生装置。
2. （２）複合映像信号の垂直帰線期間に重畳されるフレー
   ムアドレス信号は、デジタルコード化された２値レベル
   の信号で構成されてなる特許請求の範囲第１項記載のフ
   レームインデックス磁気記録再生装置。