JP3399208B2 - 直流モータの駆動装置 - Google Patents

直流モータの駆動装置

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JP3399208B2
JP3399208B2 JP00679096A JP679096A JP3399208B2 JP 3399208 B2 JP3399208 B2 JP 3399208B2 JP 00679096 A JP00679096 A JP 00679096A JP 679096 A JP679096 A JP 679096A JP 3399208 B2 JP3399208 B2 JP 3399208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直流モータの駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、図30を参照して、従来の直流
モータの駆動装置{特開平6−351283号公報(特
願平5−135552号)}について簡単に説明する。
STは直流モータのステータを示す。尚、ロータは、図
示を省略するが、円周方向にS、N、S、N、…………
と順次着磁された円環状の永久磁石から構成される。
【0003】ステータSTは3相の互いに巻数及びイン
ダクタンス(インピーダンス)が等しいコイルLA 、L
B 及びLC から構成される。コイルLA 、LB 及びLC
の各一端は共通接続されるが、その共通接続点をOとす
る。コイルLA 、LB 及びL C の各他端に、それぞれ端
子TU 、TV 、TW を設ける。
【0004】a1,c1,e1及びgはPNP形スイッ
チングトランジスタ、a2,c2及びe2はそれぞれN
PN形スイッチングトランジスタである。トランジスタ
a1,c1,e1の各エミッタがそれぞれ電源+B(第
1の基準電位点)に接続され、トランジスタa1,c
1,e1の各コレクタが、それぞれトランジスタa2,
c2,e2の各コレクタに接続され、トランジスタa
2,c2,e2の各エミッタがそれぞれ接地(第2の基
準電位点)に接続される。トランジスタgのエミッタが
電源+Bに接続され、そのコレクタが共通接続点Oに接
続される。ステータSTの端子TUがトランジスタa
1,a2接続中点に接続され、端子TVがトランジス
タc1,c2接続中点に接続され、端子TWがトラン
ジスタe1,e2の接続中点に接続される。
【0005】1′は制御器で、各スイッチングトランジ
スタa1、c1、e1、a2、c2、e2及びgの各ベ
ースに、その各トランジスタをオンオフさせる制御パル
スを供給する。この制御器1′は、3相のコイルLA
B 、LC の個々のコイル並びに3相のコイルLA 、L
B 、LC の内の2つのコイルの直列回路を選択して界磁
電流が流れるように、スイッチングトランジスタa1、
c1、e1、a2、c2、e2及びgの各ベースに、こ
れらスイッチングトランジスタを選択的にオンオフさせ
る制御信号を供給する。
【0006】図31は、3相のコイルLA 、LB 、LC
の内の2つのコイルの直列回路に正逆両方向の界磁電流
が流れるように、制御器1′から各スイッチングトラン
ジスタa1、a2、c1、c2、e1、e2及びgの各
ベースに制御パルスを供給したときの各スイッチングト
ランジスタのオンオフ状態を示すタイミングチャートで
ある。尚、各スイッチングトランジスタをオンオフする
ためにその各ベースに供給される制御パルスのタイミン
グは、各スイッチングトランジスタのオンオフに対応す
るが、スイッチングトランジスタのベースに供給される
制御パルスの極性は、トランジスタの導電形式、即ち、
NPN、PNPに応じて互いに逆になる。
【0007】図31において、t1〜t11は、順次連
続する同じ時間幅の期間を示す。この場合は、トランジ
スタgは常にOFFのままである。期間t1では、トラ
ンジスタa1、c2が同時にONになって(他のトラン
ジスタは全てOFF)、端子TU からコイルLA 、LB
を通じて端子TV に界磁電流が流れる。期間t2では、
トランジスタa1、e2が同時にONになって(他のト
ランジスタは全てOFF)、端子TU からコイルLA
C を通じて端子TW に界磁電流が流れる。期間t3で
は、トランジスタc1、e2が同時にONになって(他
のトランジスタは全てOFF)、端子TV からコイルL
B 、LC を通じて端子TW に界磁電流が流れる。期間t
4では、トランジスタa2、c1がONになって(他の
トランジスタは全てOFF)、端子TV からコイル
B 、LA を通じて端子TU に界磁電流が流れる。期間
t5では、トランジスタa2、e1が同時にONになっ
て(他のトランジスタは全てOFF)、端子TW からコ
イルLC 、LA を通じて端子T U に界磁電流が流れる。
期間t6 では、トランジスタc2、e1が同時にONに
なって(他のトランジスタは全てOFF)、端子TW
らコイルLC 、LB を通じて端子TV に電流が流れる。
期間t7以降は、上述の動作が繰り返される。
【0008】図32は、3相のコイルLA 、LB 、LC
それぞれに1方向の界磁電流が流れるように、制御器
1′から各スイッチングトランジスタa1、a2、c
1、c2、e1、e2及びgの各ベースに制御パルスを
供給したときの各スイッチングトランジスタのオンオフ
の状態を示すタイミングチャートである。
【0009】この図32の場合は、トランジスタgは常
にON、トランジスタa1、c1及びe1は常にOFF
である。期間t1、t2では、トランジスタe2がON
になり、トランジスタa2、c2はOFFで、共通接続
点OからコイルLC を通じて、端子TW に界磁電流が流
れる。期間t3、t4では、トランジスタa2がON、
トランジスタc2、e2がOFFになって、共通接続点
OからコイルLA を通じて端子TU に界磁電流が流れ
る。期間t5、t6では、トランジスタc2がON、ト
ランジスタe2、a2がOFFになって、共通接続点O
から端子TV に界磁電流が流れる。期間t7以降は上述
の動作を繰り返す。
【0010】図33に、トルク(横軸)に対するモータ
の回転数(縦軸)及びステータSTに流れる界磁電流
(縦軸)の特性を示す。NA、NBは、各スイッチング
トランジスタのオンオフが、それぞれ図31及び図32
に示すように制御された場合のトルクに対する回転数の
特性直線をそれぞれ示し、IA、IBは、それぞれに対
応するトルクに対する界磁電流の特性直線をそれぞれ示
す。この特性図から、各スイッチングトランジスタのオ
ンオフが図31に示されるように制御された場合は、同
じ印加電圧に対し、界磁電流が3相のコイルLA
B 、LC の内の2つのコイルの直列回路に流れるが、
図32の場合は、1つのコイルに流れるので、図31、
図32の場合の同一トルクに対する回転数の比は、1:
2になり、界磁電流の電流値(通電期間の電流量を意味
する)の比も1:2になる。
【0011】そこで、かかる駆動装置を有する直流モー
タを、例えば、音声カセットテープ用の携帯型テープレ
コーダのキャプスタン、巻取りリール及び供給リールを
共通に回転駆動するモータに適用するときは、磁気テー
プの定速送りの場合は、図33の特性NA、IAを選択
し、早送り及び巻戻しの場合は、特性NB、IBを選択
するようにすれば良い。
【0012】かかる従来の直流モータの駆動装置によれ
ば、モータのトルクに対する回転数の特性を界磁電流の
多い高速回転モードと界磁電流の少ない低速回転モード
とに切換えることができ、且つ、中間引き出し端子の数
の少ない構造の簡単な直流モータを使用することがで
き、構成が簡単で配線作業も少なくて済み、コストダウ
ンにも貢献し得る直流モータの駆動装置を得ることがで
きる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
の直流モータの駆動装置において、電源電圧が低下する
と、図33のトルク−回転数特性直線は、その電源電圧
に応じて下方に平行移動して、同じトルクに対する回転
数は低下してしまう。
【0014】かかる点に鑑み本発明は、電源として電池
を使用した直流モータの駆動装置において、電源電圧の
低下に対処することのできるものを提案しようとするも
のである。
【0015】第1の本発明は、ロータと、ステータとを
有し、電源として電池を使用する直流モータの駆動装置
において、ステータは、各一端が共通接続された少なく
とも3相のコイルからなり、少なくとも3相のコイルに
対しそれぞれ設けられた、少なくとも3相のコイルの各
他端基準電位点間に接続された第1のスイッチ手段
と、少なくとも3相のコイルの共通接続点基準電位点
間に接続された共通のスイッチ手段と、少なくとも3相
のコイルの少なくとも2つのコイルの直列回路及び1つ
のコイルを選択して界磁電流が流れるように、少なくと
も3相のコイルに対しそれぞれ設けられた第1のスイッ
チ手段及び共通のスイッチ手段をオンオフさせる制御パ
ルスを発生する制御手段と、電池の端子電圧を検出する
端子電圧検出手段とを備え、端子電圧検出手段によって
検出された上記電池の端子電圧に応じて上記少なくとも
3相コイルの共通接続点と他端に接続された上記コイル
を選択し、上記コイルに流れる上記界磁電流を上記制御
手段によって切換えることによってトルクに対する回転
数の特性を変えるように制御することを特徴とする直流
モータの駆動装置である。
【0016】かかる本発明によれば、電圧検出手段の検
出出力に応じて、制御手段を制御して、検出電圧の高低
に対応して、トルクに対する回転数の特性を切換える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。先ず、図1を参照し
て、直流モータの駆動装置を説明する。STは直流モー
タのステータを示す。尚、ロータについて後述するが、
円周方向にS、N、S、N、…………と順次着磁された
円環状の永久磁石から構成される。
【0018】ステータSTは3相の互いに巻数及びイン
ダクタンス(インピーダンス)が等しいコイルU、V及
びWから構成される。コイルU、V及びWの各一端は共
通接続されるが、その共通接続点をOとする。説明の便
宜上、コイルU、V及びWの各他端にそれぞれ端子
U 、TV 、TW を設ける。
【0019】3相のコイルU、V、Wには、それぞれ1
か所の中間タップ(端子)TCU、T CV、TCWが設けられ
て、それぞれ2つのコイル部L1、L2;L3、L4;
L5、L6が形成される。
【0020】a1、b1、c1、d1、e1、f1及び
gはPNP形スイッチングトランジスタ、a2、b2、
c2、d2、e2及びf2は、それぞれNPN形スイッ
チングトランジスタである。トランジスタa1、b1、
c1、d1、e1及びf1の各エミッタがそれぞれ電源
+B(第1の基準電位点)に接続され、トランジスタa
1、b1、c1、d1、e1及びf1の各コレクタが、
それぞれトランジスタa2、b2、c2、d2、e2及
びf2の各コレクタに接続され、トランジスタa2、b
2、c2、d2、e2及びf2の各エミッタがそれぞれ
接地(第2の基準電位点)に接続される。ステータST
の端子TU がトランジスタa1、a2の接続中点に接続
され、端子TV がトランジスタc1、c2の接続中点に
接続され、ステータSTの端子TW がトランジスタe
1、e2の接続中点に接続される。端子TCUがトランジ
スタb1、b2の接続中点に接続され、端子TCVがトラ
ンジスタd1、d2の接続中点に接続され、端子TCW
トランジスタf1、f2の接続中点に接続される。トラ
ンジスタgのエミッタが電源+Bに接続され、そのコレ
クタが共通接続点Oに接続される。
【0021】1は制御器で、各スイッチングトランジス
タa1、b1、c1、d1、e1、f1、a2、b2、
c2、d2、e2、f2及びgの各ベースに、その各ト
ランジスタをオンオフさせる制御パルスを供給する。即
ち、この制御器1は、3相のコイルU、V、Wのそれぞ
れ2つのコイル部L1、L2;L3、L4;L5、L6
の内の1つのコイル部、2つのコイル部の直列回路、自
己のコイルの2つのコイル部及び他のコイルの1つのコ
イル部の直列回路並びに自己及び他のコイルの各2つの
コイル部の直列回路を選択して界磁電流が流れるよう
に、3相のコイルU、V、Wに対しそれぞれ設けられた
第1のスイッチング手段を構成する各1対のスイッチン
グトランジスタa1、a2、c1、c2、e1、e2、
第2のスイッチング手段を構成する各1対のスイッチン
グトランジスタb1、b2、d1、d2、f1、f2並
びに共通のスイッチング手段としてのスイッチングトラ
ンジスタgをオンオフさせる制御パルスを発生する。
【0022】尚、制御器1は、クロック発振器、フリッ
プフロップ回路、ANDゲート、ОRゲート等を組み合
わせた論理回路にて構成するか、又は、上述の制御器1
の機能と同等の機能をマイクロコンピュータ(コンピュ
ータ)等の制御手段によって実現する。
【0023】3は直流電源としての電池(乾電池、充電
式電池等)で、その端子電圧が制御器1に供給さ、そ
の端子電圧自体又はこれより低い電圧が、上述の各電源
+Bの電圧となる。2は電池3の端子電圧を検出し、そ
の検出電圧に基づいて、制御器1を制御する電圧検出器
である。その制御の仕方については後述する。
【0024】次に、3相のコイルU、V、Wのそれぞれ
2つのコイル部L1、L2;L3、L4;L5、L6の
内の自己及び他のコイルの各2つのコイル部、即ち、計
4つのコイル部の直列回路に界磁電流が流れるモード
、自己のコイルの2つのコイル部及び他のコイルの1
つのコイル部の直列回路に界磁電流が流れるモード、
2つのコイル部の直列回路に界磁電流が流れるモード
、1つのコイル部に界磁電流が流れるモード、自己
のコイルの2つのコイル部及び他のコイルの1つのコイ
ル部に界磁電流が流れるモード並びに自己のコイルの
1つのコイル部及び他のコイルの1つのコイル部に界磁
電流が流れるモードにおける、各スイッチングトラン
ジスタのオンオフ状態を、タイミングチャートを参照し
て説明する。
【0025】図2を説明するに、t1〜t10は、順次
連続する同じ時間幅の期間を示す。図2のモードは、
図3に一部の界磁電流を示すように、3相のコイルU、
V、Wの内の4つのコイル部の直列回路に正逆両方向の
界磁電流(例えば、I1 、I 1 ′)が流れるように、制
御器1から各スイッチングトランジスタa1、a2、b
1、b2、c1、c2、d1、d2、e1、e2、f
1、f2及びgの各ベースに制御パルスを供給したとき
の各スイッチングトランジスタのオンオフ状態を示すタ
イミングチャートである。尚、各スイッチングトランジ
スタをオンオフするためにその各ベースに供給される制
御パルスのタイミングは、各スイッチングトランジスタ
のオンオフに対応するが、制御パルスの極性はトランジ
スタの導電形式、即ち、NPN、PNPに応じて互いに
逆になる。
【0026】図2において、この図2のモードの場合
は、トランジスタb1、b2、d1、d2、f1、f2
及びgは常にOFFのままである。期間t1では、トラ
ンジスタa1、c2が同時にONになり(他のトランジ
スタは全てOFF)、端子T U からコイル部L1、L
2、L4、L3を通じて、端子TV に界磁電流が流れ
る。期間t2では、トランジスタa1、e2が同時にO
Nになって(他のトランジスタは全てOFF)、端子T
U から、コイル部L1、L2、L6、L5を通じて、端
子TW に界磁電流が流れる。期間t3では、トランジス
タc1、e2が同時にONになって(他のトランジスタ
は全てOFF)、端子TV から、コイル部L3、L4、
L6、L5を通じて、端子TW に界磁電流が流れる。期
間t4では、トランジスタa2、c1が同時にONにな
って(他のトランジスタは全てOFF)、端子TV
ら、コイル部L3、L4、L2、L1を通じて、端子T
U に、界磁電流が流れる。期間t5では、トランジスタ
a2、e1が同時にONになって(他のトランジスタは
全てOFF)、端子TW から、コイル部L5、L6、L
2、L1を通じて、端子TU に界磁電流が流れる。期間
t6では、トランジスタc2、e1が同時にONになっ
て(他のトランジスタは全てOFF)、端子TW から、
コイル部L5、L6、L4、L3を通じて、端子TV
界磁電流が流れる。期間t7以降、上述の動作が繰り返
される。モードは、直流モータの省電力駆動に好適で
ある。
【0027】図2のモードは、図4に一部の界磁電流
を示すように、3相のコイルU、V、Wの内の3つのコ
イル部の直列回路に正逆両方向の界磁電流(例えば、I
2 、I2 ′)が流れるように、制御器1から各スイッチ
ングトランジスタa1、a2、b1、b2、c1、c
2、d1、d2、e1、e2、f1、f2及びgの各ベ
ースに制御パルスを供給したときの各スイッチングトラ
ンジスタのオンオフ状態を示すタイミングチャートであ
る。
【0028】この図2のモードの場合は、トランジス
タa2、b1、c2、d1、e2、f1及びgは、常に
OFFのままである。期間t1では、トランジスタa
1、d2が同時にONになって(他のトランジスタは全
てOFF)、端子TU から、コイル部L1,L2、L4
を通じて、端子TCVに界磁電流が流れる。期間t2で
は、トランジスタa1、f2が同時にONになって(他
のトランジスタは全てOFF)、端子TU から、コイル
部L1,L2、L6を通じて、端子TCWに界磁電流が流
れる。期間t3では、トランジスタc1、f2が同時に
ONになって(他のトランジスタは全てOFF)、端子
V から、コイル部L3,L4、L6を通じて、端子T
CWに界磁電流が流れる。期間t4では、トランジスタb
2、c1が同時にONになって(他のトランジスタは全
てOFF)、端子TV から、コイル部L3,L4、L2
を通じて、端子TCUに界磁電流が流れる。期間t5で
は、トランジスタb2、e1が同時にONになって(他
のトランジスタは全てOFF)、端子TW から、コイル
部L5,L6、L2を通じて、端子TCUに界磁電流が流
れる。期間t6では、トランジスタd2、e1が同時に
ONになって(他のトランジスタは全てOFF)、端子
W から、コイル部L5,L6、L4を通じて、端子T
CVに界磁電流が流れる。期間t7以降は、上述の動作が
繰り返される。モードは、直流モータの省電力駆動に
好適である。
【0029】図7を説明するに、t1〜t10は、順次
連続する同じ時間幅の期間を示す。図7のモードは、
図8に一部の界磁電流を示すように、3相のコイルU、
V、Wの内の2つのコイル部の直列回路に1方向の界磁
電流(例えば、I3 )が流れるように、制御器1から各
スイッチングトランジスタa1、a2、b1、b2、c
1、c2、d1、d2、e1、e2、f1、f2及びg
の各ベースに制御パルスを供給したときの各スイッチン
グトランジスタのオンオフ状態を示すタイミングチャー
トである。
【0030】図7のモード場合は、トランジスタgは
常にON、トランジスタa1、b1、b2、c1、d
1、d2、e1、f1、f2は、常にOFFのままであ
る。期間t2、t3では、トランジスタe2がONにな
り(他のトランジスタa2、c2はOFF)、共通接続
点Oからコイル部L6、L5を通じて、端子TW に界磁
電流が流れる。期間t4、t5では、トランジスタa2
がONになり(他のトランジスタc2、e2はOF
F)、共通接続点Oからコイル部L2、L1を通じて、
端子TU に界磁電流が流れる。期間t6、t7では、ト
ランジスタc2がONになり(他のトランジスタa2、
e2はOFF)、共通接続点Oからコイル部L4、L3
を通じて、端子TV に界磁電流が流れる。期間t8以降
は、上述の動作が繰り返される。モードは、直流モー
タの高速回転駆動に好適である。
【0031】図7のモードは、図9に一部の界磁電流
を示すように、3相のコイルU、V、Wの内の1つのコ
イル部に1方向の界磁電流(例えば、I4 )が流れるよ
うに、制御器1から各スイッチングトランジスタa1、
a2、b1、b2、c1、c2、d1、d2、e1、e
2、f1、f2及びgの各ベースに制御パルスを供給し
たときの各スイッチングトランジスタのオンオフ状態を
示すタイミングチャートである。
【0032】この図9のモードの場合は、トランジス
タgは常にON、トランジスタa1、a2、b1、c
1、c2、d1、e1、e2及びf1は、常にOFFの
ままである。期間t2、t3では、トランジスタf2が
ONになり(他のトランジスタb2、d2はOFF)、
共通接続点Oからコイル部L6を通じて、端子TCWに界
磁電流が流れる。期間t4、t5では、トランジスタb
2がONになり(他のトランジスタd2、f2はOF
F)、共通接続点Oからコイル部L2を通じて、端子T
CUに界磁電流が流れる。期間t6、t7では、トランジ
スタd2がONになり(他のトランジスタb2、f2は
OFF)、共通接続点Oからコイル部L4を通じて、端
子TCVに界磁電流が流れる。期間t8以降は、上述の動
作が繰り返される。モードは、直流モータの高速回転
駆動に好適である。
【0033】次に、図2に戻って説明する。図2のモー
ドは、図5に一部の界磁電流を示すように、3相のコ
イルU、V、Wの内の自己のコイルの2つのコイル部及
び他のコイルの1つのコイル部の直列回路に正逆両方向
の界磁電流(例えば、I5 、I5 ′)が流れるように、
制御器1から各スイッチングトランジスタa1、a2、
b1、b2、c1、c2、d1、d2、e1、e2、f
1、f2及びgの各ベースに制御パルスを供給したとき
の各スイッチングトランジスタのオンオフ状態を示すタ
イミングチャートである。
【0034】この図2のモードの場合は、トランジス
タa1、b2、c1、d2、e1、f2及びgが、常に
OFFのままである。期間t2では、トランジスタb
1、e2が同時にONになり(他のトランジスタa2、
d1、c2、f1はOFF)、端子TCUからコイル部L
2、L6、L5の直列回路を通じて、端子TW に界磁電
流が流れる。期間t3では、トランジスタd1、e2が
同時にONになり(他のトランジスタb1、a2、c
2、f1はOFF)、端子TCVからコイル部L4、L
6、L5の直列回路を通じて、端子TW に界磁電流が流
れる。期間t4では、トランジスタa2、d1が同時に
ONになり(他のトランジスタb1、c2、f1、e2
はOFF)、端子TCVからコイル部L4、L2、L1の
直列回路を通じて、端子TU に界磁電流が流れる。期間
t5では、トランジスタa2、f1が同時にONになり
(トランジスタb1、d1、c2、e2はOFF)、端
子TCWからコイル部L6、L2、L1の直列回路を通じ
て、端子TU に界磁電流が流れる。期間t6では、トラ
ンジスタc2、f1が同時にONになり(他のトランジ
スタb1、a2、d1、e2はOFF)、端子TCWから
コイル部L6、L4、L3の直列回路を通じて、端子T
V に界磁電流が流れる。期間t7では、トランジスタb
1、c2が同時にONになり(他のトランジスタa2、
d1、f1、e2はOFF)、端子TCUからコイル部L
2、L4、L3の直列回路を通じて、端子T V に界磁電
流が流れる。期間t8以降は、上述の動作が繰り返され
る。モードは、直流モータの省電力駆動に好適であ
る。
【0035】図2のモードは、図6に一部の界磁電流
を示すように、3相のコイルU、V、Wの内の自己のコ
イルの2つのコイル部及び他のコイルの1つのコイル部
の直列回路に正逆両方向の界磁電流(例えば、I6 、I
6 ′)が流れるように、制御器1から各スイッチングト
ランジスタa1、a2、b1、b2、c1、c2、d
1、d2、e1、e2、f1、f2及びgの各ベースに
制御パルスを供給したときの各スイッチングトランジス
タのオンオフ状態を示すタイミングチャートである。
【0036】図2のモードの場合は、トランジスタa
1、a2、c1、c2、e1、e2及びgが常にOFF
のままである。期間t2では、トランジスタb1、f2
が同時ににONになり(他のトランジスタb2、d1、
d2、f1はOFF)、端子TCUからコイル部L2、L
6の直列回路を通じて、端子TCWに界磁電流が流れる。
期間t3では、トランジスタd1、f2が同時にONに
なり(他のトランジスタb1、b2、d2、f1はOF
F)、端子TCVからコイル部L4、L6の直列回路を通
じて、端子TCWに界磁電流が流れる。期間t4では、ト
ランジスタb2、d1が同時にONになり(他のトラン
ジスタb1、d2、f1、f2はOFF)、端子TCV
らコイル部L4、L2の直列回路を通じて、端子TCU
界磁電流が流れる。期間t5では、トランジスタb2、
f1が同時にONになり(トランジスタb1、d1、d
2、f2はOFF)、端子TCWからコイル部L6、L2
の直列回路を通じて、端子TCUに界磁電流が流れる。期
間t6では、トランジスタd2、f1が同時にONにな
り(他のトランジスタb1、b2、d1、f2はOF
F)、端子TCWからコイル部L6、L4の直列回路を通
じて、端子TCVに界磁電流が流れる。期間t7では、ト
ランジスタb1、d2が同時にONになり(他のトラン
ジスタb2、d1、f1、f2はOFF)、端子TCU
らコイル部L2、L4の直列回路を通じて、端子TCV
界磁電流が流れる。期間t8以降は、上述の動作が繰り
返される。モードは、直流モータの省電力駆動に好適
である。
【0037】次に、ステータSTの3相のコイルU、
V、Wをそれぞれ構成するコイル部L1、L2;L3、
L4;L5、L6の巻線比(インダクタンス比)につい
て説明する。
【0038】図1のステータSTを構成する3相のコイ
ルU、V、Wをそれぞれ構成するコイル部L1、L2の
巻線比(インダクタンス比)、コイル部L3、L4の巻
線比(インダクタンス比)、コイル部L5、L6の巻線
比(インダクタンス比)が共に1:2の場合に、図10
に示す如く、コイル部L1がコイル部U1にて構成さ
れ、コイル部L2がコイル部U2、U3の直列回路にて
構成され、コイル部L3がコイル部V1にて構成され、
コイル部L4がコイル部V2、V3の直列回路にて構成
され、コイル部L5がコイル部W1にて構成され、コイ
ル部L6がコイル部W2、W3の直列回路にて構成され
るものとする。但し、コイル部U1、U2、U3;V
1、V2、V3;W1、W2、W3の巻数(インダクタ
ンス)は互いに等しい。
【0039】この図10の場合のトルクに対するモータ
の回転数及び界磁電流の電流値の特性を図11に示す。
N、N、N、N、N及びN並びにI、I
、I、I、I及びIは、それぞれ図2のタイ
ミングチャートのモード、、、及び図7のモー
ド、のトルクに対する回転数の特性直線及びトルク
に対する界磁電流の電流値の特性直線を示す。モード
、、、、、において、同一の電圧の電源+
Bに接続されて界磁電流が流れるコイル部の個数の比
は、6:5:3:2:5:4となるから、トルクが同じ
場合のモードの回転数の比及び界磁電流の電流値の比は
共に、1:1.2:2:3:1.2:1.5となる。
【0040】ステータSTの構成が図10の場合のステ
ータSTのコイル部U1、V1、W1;U2、V2、W
2;U3、V3、W3は、図12Aに示す如く、コイル
ホルダーCHに、40度の角間隔を以て配される。これ
に対応するロータを構成する2枚(1枚も可)の円環状
マグネットM1、M2は、図13Bに示す如く、30度
の角間隔を以て交互にN、S、N、S、・・・・・と着
磁されたものを使用する。
【0041】次に、図13を参照して、図1の電圧検出
器2の検出電圧による制御器1の制御の仕方の一例を説
明する。この図13のN、N、N、Nは、それ
ぞれ図11のN、N、N、Nに対応するトルク
に対する回転数の特性曲線(実線)を示し、このときの
電池3の端子電圧をEとする。そして、電池3の端子電
圧がEからE′(0<E′<E)に低下したときは、ト
ルクに対する回転数の特性直線は、実線N、N、N
、Nから、それぞれに平行に下降せしめられた破線
N′、N′、N′、N′に移行し、実線及び破
線の特性直線において、同じトルクにおける回転数は、
前者より後者の方が低いことが分かる。尚、図13で
は、トルクに対する界磁電流の電流値の特性直線は図示
を省略したが、電池3の端子電圧がある電圧から他の電
圧に下降しても、特性直線の傾きは変化しない。
【0042】かかる駆動装置を有する直流モータを、例
えば、音声カセットテープ用の携帯用テープレコーダの
キャプスタン、巻取りリール及び供給リールを共通に回
転駆動するモータに適用する場合について、図13を参
照して説明する。再生時又は記録時における磁気テープ
の定速送りの場合{直流モータのトルクをτp(一定と
見做す)とする}に、特性直線Nを採用し、図1の電
池3の電圧がEからE′に低下したとすると、特性直線
はNからN′に下降し、同じトルクτpにおける回
転数はNpからNp″に低下する。そこで特性直線をN
′からN′に切換えれば、回転数はNpから、Np
に略等しいNp′に変化するだけで、回転数の変化は僅
かとなる。
【0043】又、磁気テープの早送り(巻戻し)の場合
{直流モータのトルクをτf(一定と見做す)とする}
に、同じトルクに対する回転数が最も高い特性直線N
を採用する(回転数をNfとする)。電池3の電圧がE
からE′に低下したとすると、特性直線はNからN
′に下降し、回転数はNf′に低下する。この場合、
図14には図示されていないが、図11におけるトルク
に対する界磁電流の傾きは変化しないため、依然として
界磁電流が多い。そこで、電池3の内部抵抗(電池3の
消耗で、正常動作時より増大している)により端子電圧
がかなり低下して、制御器のみ、又は、制御器及びスイ
ッチング手段が動作しなくなるおそれがある場合は、回
転数の低下を容認しても、界磁電流を少なくするのが望
ましい。そこで、電池3の端子電圧がEからE′に低下
したときは、特性直線N′又はN′を選べば良いこ
とが分かる。但し、その場合には、回転数はそれぞれN
f″、Nf(3ダッシュ)と大幅に低下するが、界磁電
流も大幅に低下するので、電池3の端子電圧の低下を抑
制することができる。
【0044】具体的には、電池3として、公称起電力が
1.5(V)の電池(単1〜単4等の電池)を使用した
とき、磁気テープの定速走行の場合は、電池3の電圧が
1.2(V)(定格電圧)以上のとき特性直線Nを選
び、1.2(V)未満のときは特性直線N′を選ぶ。
又、磁気テープの早送り(巻戻し)の場合は、電池3の
電圧が1.1(V)(末期電圧)以上のときは、特性直
線Nを採用し、1.1(V)以下のときは、特性直線
N′又は′を採用する。
【0045】直流モータの回転方向について述べるが、
図2及び図5における各スイッチングトランジスタのオ
ンオフが、期間t1〜t10の順に行われるときの回転
方向を正方向の回転とすれば、逆方向の回転の場合は、
図2及び図7における各スイッチングトランジスタのオ
ンオフが、期間t10〜t1の順に行われる。従って、
制御器1から各スイッチングトランジスタに供給される
パルスのタイミング関係を転換することによって、直流
モータの回転方向を転換することができる。尚、制御器
1は、モータの回転により各コイル端子Tu、Tv、T
wに発生する逆起電圧と、コイルの共通接続点Oの電圧
との比較により得られる信号によって、ロータの回転位
置を確認している。
【0046】次に、図14〜図26を参照して、他の実
施の形態を説明するも、図1の実施の形態と対応する部
分には、同一符号を付して重複説明を省略する。図14
の実施の形態は、図1の実施の形態におけるトランジス
タgを省略した場合である。この図14の実施の形態の
場合は、図3、図4、図5及び図6に界磁電流の一部を
示す図2のモード、、及びが可能である。
【0047】図15の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタb1、d1、f1及びgを省略し
た場合である。この図15の実施の形態の場合は、図3
及び図4に界磁電流の一部を示す図2のモード及び
が可能である。
【0048】図16の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタb2、d2、f2及びgを省略し
た場合である。この図16の実施の形態の場合は、図3
及び図5に界磁電流の一部を示す図2のモード及び
が可能である。
【0049】図17の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa1、c1、e1及びgを省略し
た場合である。この図17の実施の形態の場合は、図5
及び図6に界磁電流の一部を示す図2のモード及び
が可能である。
【0050】図18の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa2、c2、e2及びgを省略し
た場合である。この図18の実施の形態の場合は、図4
及び図6に界磁電流の一部を示す図2のモード及び
が可能である。
【0051】図19の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタb1、d1、f1を省略した場合
である。この図19の実施の形態の場合は、図3、図5
及び図8に界磁電流の一部を示す図2のモード、及
び図7のモード、が可能である。
【0052】図20の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタb2、d2、f2を省略した場合
である。この図20の実施の形態の場合は、図3、図5
及び図8に界磁電流の一部を示す図2のモード、及
び図7のモードが可能である。
【0053】図21の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa1、c1、e1を省略した場合
である。この図21の実施の形態の場合は、図5、図
6、図8及び図9に界磁電流の一部を示す図2のモード
、及び図7のモード、が可能である。
【0054】図22の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa2、c2、e2を省略した場合
である。この図22の実施の形態の場合は、図4、図6
及び図9に界磁電流の一部を示す図2のモード、及
び図7のモードが可能である。
【0055】図23の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa1、b1、c1、d1、e1及
びf1を省略した場合である。この図23の実施の形態
の場合は、図8及び図9に界磁電流の一部を示す図7の
モード及びが可能である。
【0056】図24の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa1、b2、c1、d2、e1及
びf2を省略した場合である。この図24の実施の形態
の場合は、図5及び図8に界磁電流の一部を示す図2の
モード及び図7のモードが可能である。
【0057】図25の実施の形態は、図1の実施の形態
におけるトランジスタa2、b1、c2、d1、e2及
びf1を省略した場合である。この図25の実施の形態
の場合は、図4及び図9に界磁電流の一部を示す図2の
モード及び図7のモードが可能である。
【0058】図26を参照して、更に他の実施の形態を
説明する。この図26の実施の形態は、図30の従来例
の直流モータの駆動装置に本発明を適用した実施の形態
であ。STは直流モータのステータを示す。尚、ロータ
は、図示を省略するが、円周方向にS、N、S、N、…
………と順次着磁された円環状の永久磁石から構成され
る。
【0059】ステータSTは3相の互いに巻数及びイン
ダクタンス(インピーダンス)が等しいコイルLA 、L
B 及びLC から構成される。コイルLA 、LB 及びLC
の各一端は共通接続されるが、その共通接続点をOとす
る。コイルLA 、LB 及びL C の各他端に、それぞれ端
子TU 、TV 、TW を設ける。
【0060】a1、c1、e1及びgはPNP形スイッ
チングトランジスタ、a2、c2及びe2はそれぞれN
PN形スイッチングトランジスタである。トランジスタ
a1、c1、e1の各エミッタがそれぞれ電源+B(第
1の基準電位点)に接続され、トランジスタa1、c
1、e1の各コレクタが、それぞれトランジスタa2、
c2、e2の各コレクタに接続され、トランジスタa
2、c2、e2の各エミッタがそれぞれ接地(第2の基
準電位点)に接続される。トランジスタgのエミッタが
電源+Bに接続され、そのコレクタが共通接続点Oに接
続される。ステータSTの端子TU がトランジスタa
1、a2に接続中点に接続され、端子TV がトランジス
タc1、c2に接続中点に接続され、端子TW がトラン
ジスタe1、e2の接続中点に接続される。
【0061】この直流モータの駆動装置のトルクに対す
るモータの回転数の特性(図27参照)は、図33につ
いて説明したように、2つのモードの特性直線NA、N
Bがある。実線は電池の電圧が正常なときの特性直線を
示し、破線は電池の電圧が低下したときの特性直線を示
す。電池の電圧が正常電圧である場合において、テープ
レコーダの早送り及び巻戻しのとき、直線NB上におい
て、点aにおいて、トルクがτ1のとき、回転数N1を
実現し、テープレコーダの通常再生、記録時において、
直線NA上の点dにおいて、トルクがτ3のとき、回転
数N2(<N1)を実現する。
【0062】電池の電圧が低下した場合においては、テ
ープレコーダの早送り及び巻戻しのとき、トルクはτ1
のままで変わらず、回転数はN1(a)からN2(b)
に変わることになる。
【0063】又、テープレコーダの通常再生及び記録の
とき、電池の電圧が正常電圧のとき、直線NA上の点d
において、トルクがτ3において、回転数N2を実現し
て、消費電力を少なくし、電池の電圧が低下したら、モ
ータの特性としてはトルク定数としての傾きは変わる
が、トルク自体は変えられない。このため、トルクτ3
は変わらず、電圧が低下したら、回転数を動作点dまで
上げる制御は不可能である。そこで、トルク定数の切換
え、即ち、特性直線をNAからNB′に切換えると、動
作点はdからeに移行して、回転数をN2からN4に高
くすることができ、その後はモータの回転数がN4にな
るように制御される。
【0064】上述のステータSTに設けられた電源+B
及び接地間に設けられた直列接続されたスイッチング手
段(SW1、SW2とする)は、図28Aに示す如く、
それぞれPNP形トランジスタ及びNPN形トランジス
タであったが、図28Bに示す如く、両方共NPN形ト
ランジスタにしても良く、図28Cに示す如く、両方共
MOS−FETでも良く、図28Dに示す如く、リレー
等の機械的スイッチであっても良い。かかる直列接続さ
れたスイッチング手段SW1、SW2としては、その他
に、例えば、共にJ−FET、共にサイリスタ等であっ
ても良い。
【0065】又、単独のスイッチング手段も、NPN形
トランジスタの他に、MOS−FET、J−FET、サ
イリスタ、リレー等の機械的スイッチであっても良い。
【0066】次に、図29を参照して、上述した本発明
の実施の形態の直流モータの駆動装置の上述のテープレ
コーダに適用して好適な直流モータの全体的な構造の例
について説明する。STは円環状のステータで、シャー
シS内に固定されている。Rは回転軸で、シャーシSに
固定されたスリーブSLに上下の軸受けB1、B2を介
して、回転自在に取付けられている。TBは回転軸Rの
スラスト軸受けである。RTはロータで、主として上下
の円環状のマグネットM1、M2から構成されている
が、上下のマグネットM1、M2の互いに対向する着磁
部の極性が、互いに逆極性になるように配されている。
上下のマグネットM1、M2は、それぞれ上下の磁性ヨ
ークY1、Y2に取付けられ、その各ヨークY1、Y2
は、ホイールWを介して、回転軸Rに一体的に取付けら
れている。尚、この直流モータの駆動力を、キャプスタ
ン、巻取り側リール、供給側リール等に伝達する伝達手
段は図示及び説明を省略する。
【0067】上述の実施の形態では、ステータSTを構
成するコイルの相数をPとするとき、Pは3≦Pが可能
である。ステータSTを構成する各相のコイルのタップ
の数TPは1≦TPが可能である。ステータSTを構成
する各相のコイルのTP個のタップで分割されて得られ
た(TP+1)個のコイル部の巻数(インダクタンス)
の比は整数比とされる。その場合に、各相のコイルはN
個のコイル部に分割されて、360度/(P×N)の角
間隔を以て、順次繰り返し配列される。タップの数TP
を増やすと、トルクに対するモータの回転数及び界磁電
流の電流値の特性の数が増えるが、各相のコイルのTP
個のタップで分割されて得られた(TP+1)個のコイ
ル部の巻数(インダクタンス)の比も、この特性の数に
影響を与える。
【0068】本発明の直流モータの駆動装置は、それぞ
れ音声信号、映像信号、データ信号等を扱う、長手方向
記録方式のテープレコーダ、ヘリカルスキャン方式のテ
ープレコーダ、光ディスク駆動装置、磁気ディスク駆動
装置、光磁気ディスク駆動装置の共通モータ、各別のモ
ータ等及びその他の各種の電子機器、電気機器のモータ
に適用可能である。
【0069】第1の本発明によれば、ロータと、ステー
タとを有し、電源として電池を使用する直流モータの駆
動装置において、ステータは、各一端が共通接続された
少なくとも3相のコイルからなり、少なくとも3相のコ
イルに対しそれぞれ設けられた、少なくとも3相のコイ
ルの各他端基準電位点間に接続された第1のスイッチ
手段と、少なくとも3相のコイルの共通接続点基準電
位点間に接続された共通のスイッチ手段と、少なくとも
3相のコイルの少なくとも2つのコイルの直列回路及び
1つのコイルを選択して界磁電流が流れるように、少な
くとも3相のコイルに対しそれぞれ設けられた第1のス
イッチ手段及び共通のスイッチ手段をオンオフさせる制
御パルスを発生する制御手段と、電池の端子電圧を検出
する端子電圧検出手段とを備え、端子電圧検出手段によ
って検出された上記電池の端子電圧に応じて上記少なく
とも3相コイルの共通接続点と他端に接続された上記コ
イルを選択し、上記コイルに流れる上記界磁電流を上記
制御手段によって切換えることによってトルクに対する
回転数の特性を変えるように制御するので、電源として
電池を使用した直流モータの駆動装置において、電源電
圧の低下に対処することのできるものを得ることができ
る。
【0070】又、この第1の本発明によれば、回転数が
あまり高くなくても良いが、比較的長時間に亘って回転
数の同一性が要求される場合は、電池の電圧が十分に高
いときは、ステータに流す界磁電流が少なくなるトルク
に対する回転数の特性を選んで、電池の消耗を抑制し、
電池の電圧が低くなったときは、略同じ回転数を実現で
きるトルクに対する回転数の特性に転換することによっ
て、電池の長寿命化を図ることができる。
【0071】更に、第1の本発明によれば、回転数はな
るべく高い方が良いが、その回転数を維持する時間が比
較的短く、その回転数の同一性を要求されない場合は、
電池の電圧が十分に高いときは、高回転数の得られるト
ルクに対する回転数の特性を選び、電池の電圧が低くな
ったときは、回転数は低くても、ステータに流す界磁電
流が少なくなる特性を選ぶことによって、大きな負荷電
流による低電圧時の電池電圧降下に制約されることがな
くなるため、電池電圧が十分高いときに、より高速回転
化を図ることができる。
【0072】第2の本発明によれば、ロータと、ステー
タとを有し、電源として電池を使用する直流モータの駆
動装置において、ステータは、各一端が共通接続された
少なくとも3相のコイルからなり、その少なくとも3相
のコイルの途中には、それぞれ少なくとも1か所に中間
タップが設けられて、各相にそれぞれ少なくとも2つの
コイル部が形成され、少なくとも3相のコイルに対しそ
れぞれ設けられた、少なくとも3相のコイルの各他端
基準電位点間に接続された第1のスイッチ手段と、少な
くとも3相のコイルのそれぞれ少なくとも1か所の中間
タップ基準電位点間に接続された第2のスイッチ手段
と、少なくとも3相のコイルのそれぞれ少なくとも2つ
のコイル部の内の1つのコイル部、2つのコイル部の直
列回路、自己のコイルの2つのコイル部及び他のコイル
の1つのコイル部の直列回路並びに自己及び他のコイル
の各少なくとも2つのコイル部の直列回路を選択して界
磁電流が流れるように、少なくとも3相のコイルに対し
それぞれ設けられた第1及び第2のスイッチング手段を
オンオフさせる制御パルスを発生する制御手段と、電池
の端子電圧を検出する端子電圧検出手段とを備え、端子
電圧検出手段によって検出された上記電池の端子電圧に
応じて上記少なくとも3相コイルの共通接続点と他端に
接続された上記コイルを選択し、上記コイルに流れる上
記界磁電流を上記制御手段によって切換えることによっ
てトルクに対する回転数の特性を変えるように制御する
ので、電源として電池を使用した直流モータの駆動装置
において、電源電圧の低下に対処することができると共
に、第1の本発明と同様な効果が得られ、更に、トルク
に対する回転数の特性の選択の範囲が広くなる。
【0073】又、第2の本発明によれば、モータのトル
クに対する回転数の特性を少なくとも4段階に切換える
ことができ、且つ、中間引き出し端子の数の少ない構造
の簡単な直流モータを使用することができ、構成が簡単
で配線作業も少なくて済み、コストダウンにも貢献し得
る直流モータの駆動装置を得ることができる。
【0074】第3の本発明によれば、ロータと、ステー
タとを有し、電源として電池を使用する直流モータの駆
動装置において、ステータは、各一端が共通接続された
少なくとも3相のコイルからなり、その少なくとも3相
のコイルの途中には、それぞれ少なくとも1か所に中間
タップが設けられて、それぞれ少なくとも2つのコイル
部が形成され、少なくとも3相のコイルに対しそれぞれ
設けられた、少なくとも3相のコイルの各他端基準電
位点間に接続された第1のスイッチ手段と、少なくとも
3相のコイルの上記それぞれ少なくとも1か所の中間タ
ップ基準電位点間に接続された第2のスイッチ手段
と、少なくとも3相のコイルの共通接続点基準電位点
間に接続された共通のスイッチ手段と、少なくとも3相
のコイルのそれぞれ少なくとも2つのコイル部の内の1
つのコイル部、2つのコイル部の直列回路、自己のコイ
ルの2つのコイル部及び他のコイルの1つのコイル部の
直列回路並びに自己及び他のコイルの各少なくとも2つ
のコイル部の直列回路を選択して界磁電流が流れるよう
に、少なくとも3相のコイルに対しそれぞれ設けられた
上記第1及び第2のスイッチング手段並びに共通のスイ
ッチング手段をオンオフさせる制御パルスを発生する制
御手段と、電池の端子電圧を検出する端子電圧検出手段
とを備え、端子電圧検出手段によって検出された上記電
池の端子電圧に応じて上記少なくとも3相コイルの共通
接続点と他端に接続された上記コイルを選択し、上記コ
イルに流れる上記界磁電流を上記制御手段によって切換
えることによってトルクに対する回転数の特性を変える
ように制御するので、電源として電池を使用した直流モ
ータの駆動装置において、電源電圧の低下に対処するこ
とができると共に、第1の本発明と同様な効果が得ら
れ、更に、トルクに対する回転数の特性の選択の範囲が
広くなる。
【0075】又、第3の本発明によれば、モータのトル
クに対する回転数の特性を少なくとも4段階に切換える
ことができ、且つ、中間引き出し端子の数の少ない構造
の簡単な直流モータを使用することができ、構成が簡単
で配線作業も少なくて済み、コストダウンにも貢献し得
る直流モータの駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図である。
【図2】実施の形態における各スイッチングトランジス
タのオンオフ状態を示すタイミングチャートである。
【図3】実施の形態のステータの電流通路を示すための
ステータの回路図である。
【図4】実施の形態のステータの電流通路を示すための
ステータの回路図である。
【図5】実施の形態のステータの電流通路を示すための
ステータの回路図である。
【図6】実施の形態のステータの電流通路を示すための
ステータの回路図である。
【図7】実施の形態における各スイッチングトランジス
タのオンオフ状態を示すタイミングチャートである。
【図8】実施の形態のステータの電流通路を示すための
ステータの回路図である。
【図9】実施の形態のステータの電流通路を示すための
ステータの回路図である。
【図10】実施の形態のステータの構成を示す回路図で
ある。
【図11】実施の形態の直流モータのトルクに対する回
転数及びステータの界磁電流の特性を示す特性直線図で
ある。
【図12】A 実施の形態のステータの構造を示す略線
図である。 B 実施の形態のロータを構成するマグネットの構造を
示す略線図である。
【図13】実施の形態の直流モータのトルクに対する回
転数及びステータの界磁電流の特性を示す特性直線図で
ある。
【図14】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図15】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図16】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図17】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図18】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図19】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図20】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図21】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図22】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図23】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図24】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図25】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図26】本発明の他の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図27】実施の形態の直流モータのトルクに対する回
転数及びステータの界磁電流の特性を示す特性直線図で
ある。
【図28】実施の形態のスイッチング手段の例を示す回
路図である。
【図29】実施の形態の直流モータの構造を示す断面図
である。
【図30】直流モータの駆動装置の従来例を示す回路図
である。
【図31】従来例における各スイッチングトランジスタ
のオンオフ状態を示すタイミングチャートである。
【図32】従来例における各スイッチングトランジスタ
のオンオフ状態を示すタイミングチャートである。
【図33】従来例の直流モータのトルクに対する回転数
及びステータの界磁電流の特性を示す特性直線図であ
る。
【符号の説明】
1 制御器 2 電圧検出器 3 電池 ST ステータ U、V、W各相のコイル U1、U2、U3;V1、V2、V3;W1、W2、W
3各相のコイルのコイル部 L1〜L6各相のコイルのコイル部 TU 、TV 、TWステータの端子 TCU、TCV、TCW各相のコイルのタップ a1、a2;b1、b2;c1、c2;d1、d2;e
1、e2;f1、f2;gスイッチングトランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−137393(JP,A) 特開 平6−351283(JP,A) 特開 平7−337071(JP,A) 特開 平6−205573(JP,A) 特開 昭59−59062(JP,A) 特開 昭57−40391(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータと、ステータとを有し、電源とし
    て電池を使用する直流モータの駆動装置において、上記
    ステータは、各一端が共通接続された少なくとも3相の
    コイルからなり、 上記少なくとも3相のコイルに対しそれぞれ設けられ
    た、上記少なくとも3相のコイルの各他端基準電位点
    間に接続された第1のスイッチ手段と、上記少なくとも
    3相のコイルの共通接続点基準電位点間に接続された
    共通のスイッチ手段と、 上記少なくとも3相のコイルの少なくとも2つのコイル
    の直列回路及び1つのコイルを選択して界磁電流が流れ
    るように、上記少なくとも3相のコイルに対しそれぞれ
    設けられた上記第1のスイッチ手段及び共通のスイッチ
    手段をオンオフさせる制御パルスを発生する制御手段
    と、 上記電池の端子電圧を検出する端子電圧検出手段とを備
    え、 上記端子電圧検出手段によって検出された上記電池の端
    子電圧に応じて上記少なくとも3相コイルの共通接続点
    と他端に接続された上記コイルを選択し、上記コイルに
    流れる上記界磁電流を上記制御手段によって切換えるこ
    とによってトルクに対する回転数の特性を変えるように
    制御することを特徴とする直流モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 ロータと、ステータとを有し、電源とし
    て電池を使用する直流モータの駆動装置において、 上記ステータは、各一端が共通接続された少なくとも3
    相のコイルからなり、該少なくとも3相のコイルの途中
    には、それぞれ少なくとも1か所に中間タップが設けら
    れて、各相にそれぞれ少なくとも2つのコイル部が形成
    され、 上記少なくとも3相のコイルに対しそれぞれ設けられ
    た、上記少なくとも3相のコイルの各他端基準電位点
    間に接続された第1のスイッチ手段と、 上記少なくとも3相のコイルの上記それぞれ少なくとも
    1か所の中間タップ基準電位点間に接続された第2の
    スイッチ手段と、 上記少なくとも3相のコイルのそれぞれ少なくとも2つ
    のコイル部の内の1つのコイル部、2つのコイル部の直
    列回路、自己のコイルの2つのコイル部及び他のコイル
    の1つのコイル部の直列回路並びに自己及び他のコイル
    の各少なくとも2つのコイル部の直列回路を選択して界
    磁電流が流れるように、上記少なくとも3相のコイルに
    対しそれぞれ設けられた上記第1及び第2のスイッチン
    グ手段をオンオフさせる制御パルスを発生する制御手段
    と、 上記電池の端子電圧を検出する端子電圧検出手段とを備
    え、 上記端子電圧検出手段によって検出された上記電池の端
    子電圧に応じて上記少なくとも3相コイルの共通接続点
    と他端に接続された上記コイルを選択し、上記コイルに
    流れる上記界磁電流を上記制御手段によって切換えるこ
    とによってトルクに対する回転数の特性を変えるように
    制御することを特徴とする直流モータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 ロータと、ステータとを有し、電源とし
    て電池を使用する直流モータの駆動装置において、 上記ステータは、各一端が共通接続された少なくとも3
    相のコイルからなり、該少なくとも3相のコイルの途中
    には、それぞれ少なくとも1か所に中間タップが設けら
    れて、それぞれ少なくとも2つのコイル部が形成され、 上記少なくとも3相のコイルに対しそれぞれ設けられ
    た、上記少なくとも3相のコイルの各他端基準電位点
    間に接続された第1のスイッチ手段と、 上記少なくとも3相のコイルの上記それぞれ少なくとも
    1か所の中間タップ基準電位点間に接続された第2の
    スイッチ手段と、 上記少なくとも3相のコイルの共通接続点基準電位点
    間に接続された共通のスイッチ手段と、 上記少なくとも3相のコイルのそれぞれ少なくとも2つ
    のコイル部の内の1つのコイル部、2つのコイル部の直
    列回路、自己のコイルの2つのコイル部及び他のコイル
    の1つのコイル部の直列回路並びに自己及び他のコイル
    の各少なくとも2つのコイル部の直列回路を選択して界
    磁電流が流れるように、上記少なくとも3相のコイルに
    対しそれぞれ設けられた上記第1及び第2のスイッチン
    グ手段並びに共通のスイッチング手段をオンオフさせる
    制御パルスを発生する制御手段と、上記電池の端子電圧
    を検出する端子電圧検出手段とを備え、 上記端子電圧検出手段によって検出された上記電池の端
    子電圧に応じて上記少 なくとも3相コイルの共通接続点
    と他端に接続された上記コイルを選択し、上記コイルに
    流れる上記界磁電流を上記制御手段によって切換えるこ
    とによってトルクに対する回転数の特性を変えるように
    制御することを特徴とする直流モータの駆動装置。
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