JPH09117182A - ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路 - Google Patents

ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路

Info

Publication number
JPH09117182A
JPH09117182A JP7264447A JP26444795A JPH09117182A JP H09117182 A JPH09117182 A JP H09117182A JP 7264447 A JP7264447 A JP 7264447A JP 26444795 A JP26444795 A JP 26444795A JP H09117182 A JPH09117182 A JP H09117182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
disk
motor
driving
drive motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7264447A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tsukihashi
章 月橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7264447A priority Critical patent/JPH09117182A/ja
Publication of JPH09117182A publication Critical patent/JPH09117182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを回転駆動するディスク駆動モータ
ーの回転駆動動作を効率良く行う回転駆動制御回路を提
供する。 【解決手段】 定格の線速度及び該線速度の所定倍数の
線速度にて回転駆動されるディスクに記録されている信
号を光学式ピックアップにより読み出すように構成され
たディスクプレーヤーにおいて、ディスクを回転駆動す
るディスク駆動モーターと、該ディスク駆動モーターを
回転駆動する駆動回路10と、該駆動回路10によるデ
ィスク駆動モーターの回転駆動動作をバイポーラ駆動方
式とユニポーラ駆動方式とに切り換える制御回路12と
より構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクを回転駆動さ
せるディスク駆動モーターの回転駆動制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】線速度一定にて回転駆動されるディスク
に記録されている信号を光学式ピックアップにより読み
出すことによって音楽等の信号を再生するように構成さ
れたディスクプレーヤーが普及しているが、最近では斯
かるディスクにコンピューター用のデータを記録し、そ
のディスクをホストコンピューターのROMとして使用
するCD−ROMプレーヤが一般に普及している。
【0003】斯かるCD−ROMプレーヤは、ホストコ
ンピューターからの命令に基づいてディスクに記録され
ているデータの再生動作を行うとともに再生されたデー
タをホストコンピューターに供給するという動作を行う
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホストコンピューター
のROMとして使用されるCD−ROMプレーヤは、信
号のディスクからの再生速度及びホストコンピューター
への供給速度の高速化が要求されており、その結果、2
倍、4倍及び6倍等の速度にてディスクからの読み出し
動作を行うことが出来るCD−ROMプレーヤが開発さ
れている。
【0005】斯かるCD−ROMプレーヤでは、ディス
クの回転駆動動作を定格の線速度に対して、2倍、4倍
及び6倍等の高速にて行う必要があり、その結果、ディ
スクを回転駆動させるディスク駆動モーターの回転駆動
動作を再生速度に合わせて行う必要がある。
【0006】また、斯かるCD−ROMプレーヤは、デ
ィスクに記録されているデータの中から必要なデータを
選択して再生するために必要なデータが記録されている
位置に光学式ピックアップ移動させるというサーチと呼
ばれる機能を備えている。斯かるサーチ動作は、光学式
ピックアップをトラックジャンプと呼ばれる動作を繰り
返し行うことによって所望のデータが記録されている位
置に移動させるように構成されているが、ディスクの回
転動作は線速度が一定になるように制御されるため、デ
ィスク駆動モーターの回転駆動動作は、加減速動作が繰
り返し行われることになる。そして、斯かるディスク駆
動モーターの回転駆動動作は、デイスクに記録されてい
る信号の再生速度を高速にて行う状態になるに従って、
その制御動作である加減速動作を速やかに行うことが困
難になる。
【0007】本発明は、前述した高速再生動作を行うた
めに有効なディスク駆動モーターの回転駆動制御回路を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転駆動制御回
路は、定格の線速度及び該定格線速度の所定倍数の線速
度にて回転駆動されるディスクに記録されている信号を
光学式ピックアップにより読み出すように構成されたデ
ィスクプレーヤーにおいて、ディスクを回転駆動するデ
ィスク駆動モーターと、該ディスク駆動モーターを回転
駆動する駆動回路と、該駆動回路によるディスク駆動モ
ーターの回転駆動動作をバイポーラ駆動方式とユニポー
ラ駆動方式とに切り換える制御回路とより構成されてい
る。
【0009】
【作用】本発明は、ディスクを回転駆動するディスク駆
動モーターの回転駆動動作を回転速度に応じてバイポー
ラ駆動方式とユニポーラ駆動方式に切り換えることによ
って該モーターの回転特性を向上させるようにしたもの
である。
【0010】
【実施例】図1は本発明の回転駆動制御回路の一実施例
を示す回路図、図2はモーターのトルク・回転数・電流
の関係を示す特性図である。
【0011】図1において、1は直流モーターであるデ
ィスク駆動モーターを構成するとともにY結線されてい
るステータ側のモーターコイルであり、U、V及びWよ
り成る三相のコイルにて構成されている。2はエミッタ
が電源に接続されているとともにコレクタが前記コイル
Uの一端に接続されているPNP型の第1スイッチング
トランジスター、3はコレクタが前記第1スイッチング
トランジスター2のコレクタ、即ち前記コイルUの一端
に接続されているNPN型の第2スイッチングトランジ
スターである。4はエミッタが電源に接続されていると
ともにコレクタが前記コイルVの一端に接続されている
PNP型の第3スイッチングトランジスター、5はコレ
クタが前記第3スイッチングトランジスター4のコレク
タ、即ち前記コイルVの一端に接続されているNPN型
の第4スイッチングトランジスターである。6はエミッ
タが電源に接続されているとともにコレクタが前記コイ
ルWの一端に接続されているPNP型の第5スイッチン
グトランジスター、7はコレクタが前記第5スイッチン
グトランジスター6のコレクタ、即ち前記コイルWの一
端に接続されているNPN型の第6スイッチングトラン
ジスターである。
【0012】8はディスク駆動モーターを構成するロー
ターであるマグネットの回転に伴う磁界の変化を検出す
るホール素子、9は前記ホール素子8より得られる信号
に基づいてローターの位置を検出し、その検出位置に基
づいた位置検出信号を出力する位置検出回路である。1
0は前記位置検出回路9より得られる位置検出信号に基
づいて前記第1スイッチングトランジスター2、第2ス
イッチングトランジスター3、第3スイッチングトラン
ジスター4、第4スイッチングトランジスター5、第5
スイッチングトランジスター6及び第6スイッチングト
ランジスター7の動作を制御する信号を出力し、ディス
ク駆動モーターを回転駆動させる駆動回路である。
【0013】11はディスクプレーヤーを構成する光学
式ピックアップによるディスクからの信号の読み出し動
作、該光学式ピックアップのトラックジャンプ動作及び
ホストコンピューターからの命令信号の受け取り動作及
び該ホストコンピューターへの信号の出力動作等を制御
するディスクプレーヤー制御回路、12は前記ディスク
プレーヤー制御回路11から出力される制御信号に基づ
いてディスク駆動モーターの回転駆動動作をバイポーラ
駆動方式とユニポーラ駆動方式とに切り換える制御回路
であり、バイポーラ駆動動作を行うときH(高い)レベ
ルの制御信号を出力端子13に出力するように構成され
ている。
【0014】14はディスク駆動モーターの回転駆動動
作をバイポーラ駆動方式とユニポーラ駆動方式とに切り
換える動作切換用スイッチングトランジスターであり、
エミッタが電源に接続されているとともにコレクタが前
記モーターコイル1の中点Aに接続され、そのベースは
前記制御回路12の出力端子13に接続されている。1
5は前記ホール素子8より得られる信号に基づいてロー
ターの回転速度を検出する回転速度検出回路である。
【0015】以上に説明したように本発明は、構成され
ているが、斯かる構成において、ディスクからの信号の
読み出し速度は、定格線速度のA倍までの速度にて行う
ことが出来るように構成されており、制御回路12の出
力端子13に出力される制御信号のレベルは、定格線速
度のB倍(但しB<A)まではHレベルにあり、読み出
し速度がB倍よりも速くなるとL(低い)レベルに反転
するように構成されている。また、前記制御回路12の
出力端子13にHレベルの制御信号が出力されている状
態では、バイポーラ駆動動作を行うとともにLレベルの
制御信号が出力されている状態では、ユニポーラ駆動動
作を行うように駆動回路10は構成されている。
【0016】以上の如く、本発明の回転駆動制御回路は
構成されているが、次に斯かる回路の動作について説明
する。まず、バイポーラ駆動方式の動作について説明す
る。バイポーラ駆動動作を行う状態では、制御回路12
に設けられている出力端子13にHレベルの制御信号が
出力されており、動作切換用スイッチングトランジスタ
ー14は非導通状態にある。
【0017】斯かるバイポーラ駆動動作を行う状態で
は、駆動回路10より第1スイッチングトランジスター
2と第4スイッチングトランジスター5を同時に導通状
態にする駆動信号を出力する第1の状態、第3スイッチ
ングトランジスター4と第6スイッチングトランジスタ
ー7を同時に導通状態にする駆動信号を出力する第2の
状態そして第5スイッチングトランジスター6と第2ス
イッチングトランジスター3を同時に導通状態にする駆
動信号を出力する第3の状態の3つの動作状態が連続し
て、且つ繰り返し構成されるように設定されている。そ
して、斯かる駆動信号の出力動作は、位置検出回路9よ
り出力される位置検出信号の変化に応じて行われるよう
に構成されている。
【0018】前記駆動回路10より第1スイッチングト
ランジスター2と第4スイッチングトランジスター5を
同時に導通状態にする駆動信号が出力された第1の状態
にあるとき、前記第1スイッチングトランジスター2の
エミッタ・コレクタ間と第4スイッチングトランジスタ
ー5のコレクタ・エミッタ間を通してコイルU及びコイ
ルVに駆動電流が流れる。また、前記駆動回路10より
第3スイッチングトランジスター4と第6スイッチング
トランジスター7を同時に導通状態にする駆動信号が出
力された第2の状態にあるとき、前記第3スイッチング
トランジスター4のエミッタ・コレクタ間と第6スイッ
チングトランジスター7のコレクタ・エミッタ間を通し
てコイルV及びコイルWに駆動電流が流れる。そして、
前記駆動回路10より第5スイッチングトランジスター
6と第2スイッチングトランジスター3を同時に導通状
態にする駆動信号が出力された第3の状態にあるとき、
前記第5スイッチングトランジスター6のエミッタ・コ
レクタ間と第1スイッチングトランジスター3のコレク
タ・エミッタ間を通してコイルW及びコイルUに駆動電
流が流れる。
【0019】前述した駆動電流がモーターコイルU、V
及びWに順番に供給される結果、ローターであるマグネ
ットより得られる磁界との協働によって該ローターが回
転駆動されることになる。斯かる動作によってディスク
駆動モーターのバイポーラ駆動方式による回転駆動動作
は行われるが、次にユニポーラ駆動方式の動作について
説明する。
【0020】ユニポーラ駆動動作を行う状態では、制御
回路12に設けられている出力端子13にLレベルの信
号が出力されており、動作切換用スイッチングトランジ
スター14は導通状態にある。斯かるユニポーラ駆動動
作を行う状態では、駆動回路10より第2スイッチング
トランジスター3を導通状態にする駆動信号を出力する
第1の状態、第4スイッチングトランジスター5を導通
状態にする駆動信号を出力する第2の状態そして第6ス
イッチングトランジスター7を導通状態にする駆動信号
を出力する第3の状態の3つの動作状態が連続して、且
つ繰り返し構成されるように設定されている。そして、
斯かる駆動信号の出力動作は、位置検出回路9より出力
される位置検出信号の変化に応じて行われるように構成
されている。
【0021】前記駆動回路10より第2スイッチングト
ランジスター3を導通状態にする駆動信号が出力された
第1の状態にあるとき、前記動作切換用スイッチングト
ランジスター14のエミッタ・コレクタ間と第2スイッ
チングトランジスター3のコレクタ・エミッタ間を通し
てコイルUに駆動電流が流れる。また、前記駆動回路1
0より第4スイッチングトランジスター5を導通状態に
する駆動信号が出力された第2の状態にあるとき、前記
動作切換用スイッチングトランジスター14のエミッタ
・コレクタ間と第4スイッチングトランジスター5のコ
レクタ・エミッタ間を通してコイルVに駆動電流が流れ
る。そして、前記駆動回路10より第6スイッチングト
ランジスター7を導通状態にする駆動信号が出力された
第3の状態にあるとき、前記動作切換用スイッチングト
ランジスター14のエミッタ・コレクタ間と第6スイッ
チングトランジスター7のコレクタ・エミッタ間を通し
てコイルWに駆動電流が流れる。
【0022】前述した駆動電流がモーターコイルU、V
及びWに順番に供給される結果、ローターであるマグネ
ットより得られる磁界との協働によって該ローターが回
転駆動されることになる。斯かる動作によってディスク
駆動モーターのユニポーラ駆動方式による回転駆動動作
が行われる。
【0023】以上に説明したようにバイポーラ駆動方式
及びユニポーラ駆動方式によるディスク駆動モーターの
回転駆動動作は行われるが、次に斯かる駆動方式の特性
について図2に示した特性図を参照して説明する。図2
において、NB及びIBは、バイポーラ駆動方式におけ
るトルクと回転数との関係及びトルクと電流との関係を
示し、NU及びIUは、ユニポーラ駆動方式におけるト
ルクと回転数との関係及びトルクと電流との関係を示す
ものである。
【0024】図2に示した特性図より明らかなように、
バイポーラ駆動方式は、少ない駆動電流によって必要な
トルクを得ることが出来るものの回転数を高くすること
は出来ないという特性を備えている。斯かるバイポーラ
駆動方式に対して、ユニポーラ駆動方式は、駆動電流は
多くなるが回転数を高くすることが出来るという特性を
備えている。また、バイポーラ駆動方式は、ユニポーラ
駆動方式に対してコイルの巻線抵抗が2倍になるととも
に回転状態における逆起電圧が約1.7倍になるためブ
レーキ特性が優れるという特徴がある。
【0025】本発明のディスク駆動モーターの回転駆動
制御回路は、前述したバイポーラ駆動方式とユニポーラ
駆動方式の特性を利用してディスク駆動モーターの回転
駆動動作を行うようにしたものであり、次に斯かる点の
動作について説明する。
【0026】ホストコンピューターからの命令信号によ
るディスクプレーヤーの読み出し速度がB倍までの場
合、即ちディスクの回転速度が比較的遅い場合には、制
御回路12の出力端子13にはHレベルの制御信号が出
力され、駆動回路10がバイポーラ駆動方式による駆動
動作を行う状態になるとともに動作切換用スイッチング
トランジスター14は非導通状態にある。斯かる場合に
は、ディスク駆動モーターとしての回転速度を高速にす
る必要はなく、駆動電流が少なくて済むバイポーラ駆動
方式による駆動動作の方が発熱対策等において有利であ
る。
【0027】このようにディスクプレーヤーの読み出し
速度がB倍までの場合、即ちディスクの回転速度が比較
的遅い場合には、バイポーラ駆動方式による駆動動作が
行われるが、ディスクからの信号の読み出し動作は、線
速度一定の状態にて行われるため、光学式ピックアップ
による信号の読み出し位置がディスクの内側より外側に
移動するに従ってディスクの回転速度は遅くなる。それ
故、光学式ピックアップを外側へ移動させるにつれてデ
ィスク駆動モーターにブレーキをかけて減速するという
制動動作を行う必要があり、斯かる減速動作はバイポー
ラ駆動方式によれば、制動力が大きいため良好な制動特
性を得ることが出来る。また、斯かる制動動作は、ディ
スクの回転を停止させる場合にも有利である。
【0028】ホストコンピューターからの命令信号によ
るディスクプレーヤーの読み出し速度がB倍までの動作
は、以上に説明したように行われるが、次にB倍より速
い速度、例えばA倍における動作について説明する。ホ
ストコンピューターからの命令信号によるディスクプレ
ーヤーの読み出し速度が定格速度のA倍の場合、即ちデ
ィスクの回転速度が速い場合には、制御回路12の出力
端子13にはLレベルの制御信号が出力され、駆動回路
10がユニポーラ駆動方式による駆動動作を行う状態に
なるとともに動作切換用スイッチングトランジスター1
4はバイアスされて導通状態になる。斯かる場合には、
ディスク駆動モーターとしての回転速度を高速にする必
要があるため、ユニポーラ駆動方式による駆動動作が行
われる。
【0029】このようにディスクプレーヤーの読み出し
速度がA倍の場合、即ちディスクの回転速度が高速の場
合には、ユニポーラ駆動方式による駆動動作が行われる
が、ディスクからの信号の読み出し動作は、低速読み出
し動作時と同様に線速度一定の状態にて行われるため、
光学式ピックアップによる信号の読み出し位置がディス
クの内側より外側に移動するに従ってディスクの回転速
度は遅くなる。それ故、光学式ピックアップを外側へ移
動させるにつれてディスク駆動モーターにブレーキをか
けて減速するという制動動作を行う必要があり、斯かる
減速動作はバイポーラ駆動方式によれば、制動力が大き
いため良好な制動特性を得ることが出来る。また、斯か
る制動動作は、ディスクの回転を停止させる場合にも有
利である。従って、斯かるユニポーラ駆動方式によるデ
ィスク駆動モーターの駆動動作を行っている状態におい
て、ディスクの回転速度を減速させる必要がある場合に
は、制御回路12の出力端子13にHレベルの制御信号
を出力させるように構成すれば、良好な制動特性を得る
ことが出来るので、サーチ動作等を速やかに行うことが
出来る。
【0030】以上に説明したようにディスクプレーヤー
の読み出し速度が高速の場合には、ユニポーラ駆動方式
によるディスク駆動モーターの回転駆動動作が行われる
が、斯かる動作を行う場合に停止状態よりユニポーラ駆
動方式による駆動動作を行うと駆動電流が大きくなるの
で、電源からの駆動電流の供給能力を高くする必要があ
る。従って、斯かるユニポーラ駆動方式によるディスク
駆動モーターの回転駆動動作を行う状態にあってもディ
スク駆動モータの回転速度が停止状態より所定の回転数
に達するまではバイポーラ駆動方式による駆動動作を行
うように構成することも出来る。
【0031】斯かる駆動方式の切換動作は、回転速度検
出回路15より得られる検出信号を利用して行うことが
出来る。即ち、前記回転速度検出回路15より得られる
検出信号は、停止状態より回転速度が上昇するに従って
変化するため、例えばパルス信号の数が所定数に達した
とき、制御回路12の出力端子13に出力される制御信
号のレベルをHレベルよりLレベルに反転させるように
構成すれば良い。斯かる回転制御動作を行うように構成
すると、ディスクプレーヤーの読み出し速度がA倍のよ
うに高速にて行うような命令を受けた場合においても停
止状態からの回転駆動動作、即ち起動動作はバイポーラ
駆動方式により行われるので、駆動電流を少なくするこ
とが出来る。
【0032】以上に説明したように本発明は、ディスク
駆動モーターの回転駆動動作のバイポーラ駆動方式とユ
ニポーラ駆動方式との切換選択動作をディスクプレーヤ
ーの読み出し速度の倍数に対応させて行うように構成さ
れているが、次に回転数によってバイポーラ駆動方式と
ユニポーラ駆動方式との切換選択動作を行うように構成
した場合の動作について説明する。
【0033】斯かる切換選択動作は、ディスク駆動モー
ターの回転速度が所定の回転数に達したことを回転速度
検出回路15によって検出することによって行うように
構成することが出来る。即ち、ディスク駆動モーターの
回転数が停止状態より所定の回転数に達するまでは、制
御回路12の出力端子13にHレベルの制御信号が出力
され、該所定回転数より回転速度が上昇すると該出力端
子13の制御信号のレベルがHレベルよりLレベルに反
転する。斯かる制御信号の反転動作が行われると、ディ
スク駆動モーターの回転駆動動作が停止状態より所定の
回転数までは、バイポーラ駆動方式によって行われ、そ
れ以上の回転数の駆動動作はユニポーラ駆動方式によっ
て行われる。
【0034】斯かる構成によれば、ディスク駆動モータ
ーの回転数を利用して駆動方式の切換動作を行うように
したので、ホストコンピューターより命令されるディス
クプレーヤーの読み出し速度とは関係なく駆動方式の切
換動作を行うことが出来る。また、斯かる構成において
も、ディスク駆動モーターの減速動作を行う場合には、
大きな制動力を得ることが出来るバイポーラ駆動方式に
切り換えるように構成することも出来る。
【0035】以上に説明したようにディスク駆動モータ
ーの回転速度を上昇させるときのバイポーラ駆動方式か
らユニポーラ駆動方式への切換動作を回転数の変化を利
用して行う場合の動作は行われるが、ディスク駆動モー
ターの回転数を効率良く上昇させるために設定される回
転数Nについて図2に示した特性図を利用して説明す
る。
【0036】図2において、Iは電源回路よりディスク
駆動モーターに供給することが出来る最大の電流値であ
る。その電流Iをユニポーラ駆動方式においてディスク
駆動モーターに供給した場合の回転数は、図2より明ら
かなようにNになる。従って、停止状態より回転数Nま
でをバイポーラ駆動方式によって駆動し、回転数Nに達
したときにユニポーラ駆動方式による駆動動作状態に切
り換えるように構成すると、起動時の電流を小さくする
ことが出来るとともにユニポーラ駆動方式に切り換えら
れた後は回転速度の上昇速度を速くすることが出来る。
このように構成すると、電源の容量によってユニポーラ
駆動方式による駆動動作に制限を受けても速やかに回転
速度を所望の回転速度まで上昇させることが出来る。
【0037】
【発明の効果】本発明の回転駆動制御回路は、定格の線
速度及び該線速度の所定倍数の線速度である高速再生動
作を行うことが出来るディスクプレーヤーにおいて、デ
ィスクを回転駆動するディスク駆動モーターの回転駆動
動作を再生速度に対応させてバイポーラ駆動方式とユニ
ポーラ駆動方式とに切り換えて行うようにしたので、即
ち各駆動方式の特性の相違を有効に利用してディスク駆
動モーターの回転駆動動作を行うようにしたので、各再
生速度に最適な駆動方式にて回転駆動動作を行うことが
出来る。
【0038】また、本発明は、ディスク駆動モーターの
起動動作をバイポーラ駆動方式によって行うようにした
ので、起動時の電流を少なくすることが出来、それ故発
熱を抑える効果が大である。
【0039】そして、本発明の回転駆動制御回路は、定
格の線速度及び該線速度の所定倍数の線速度である高速
再生動作を行うことが出来るディスクプレーヤーにおい
て、ディスクを回転駆動するディスク駆動モーターの回
転駆動動作を回転速度に対応させてバイポーラ駆動方式
とユニポーラ駆動方式とに切り換えて行うようにしたの
で、即ち各駆動方式の特性の相違を有効に利用してディ
スク駆動モーターの回転駆動動作を行うようにしたの
で、各回転速度に最適な駆動方式にて回転駆動動作を行
うことが出来る。
【0040】また、本発明は、ディスク駆動モーターの
減速動作は、大きな制動力を得ることが出来るバイポー
ラ駆動方式によって行うように構成したので、ディスク
プレーヤーの停止操作に伴うディスクの回転停止動作及
びサーチ動作に伴うディスクの回転減速動作を速やかに
行うことが出来、ディスクプレーヤーのサーチ機能等を
高める効果が大である。
【0041】そして、本発明は、ディスク駆動モーター
の回転速度を上昇させるときのバイポーラ駆動方式から
ユニポーラ駆動方式への切換動作を行う回転数を電源回
路より供給可能な最大電流値に対応したユニポーラ駆動
方式の回転数に設定したので、起動時の電流値を小さく
することが出来るとともにユニポーラ駆動方式に切り換
えられた後は回転速度の上昇速度を速くすることが出来
る。それ故、ディスク駆動モーターの回転駆動動作をユ
ニポーラ駆動方式にて行う必要がある再生動作の開始を
ホストコンピューターより命令された場合にディスクの
回転速度を所望の回転数に効率よく速やかに上昇させる
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動制御回路の一実施例を示す回
路図である。
【図2】本発明に係るディスク駆動モーターのトルク・
回転数・電流の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 モーターコイル 2 第1スイッチングトランジスター 3 第2スイッチングトランジスター 4 第3スイッチングトランジスター 5 第4スイッチングトランジスター 6 第5スイッチングトランジスター 7 第6スイッチングトランジスター 9 位置検出回路 10 駆動回路 11 ディスクプレーヤー制御回路 12 制御回路 14 動作切換用スイッチングトランジスター 15 回転速度検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定格の線速度及び該定格線速度の所定倍
    数(A)の線速度にて回転駆動されるディスクに記録さ
    れている信号を光学式ピックアップにより読み出すよう
    に構成されたディスクプレーヤーにおいて、ディスクを
    回転駆動するディスク駆動モーターと、該ディスク駆動
    モーターを回転駆動する駆動回路と、該駆動回路による
    前記ディスク駆動モーターの回転駆動動作をバイポーラ
    駆動方式とユニポーラ駆動方式とに切り換える制御回路
    とより成り、前記ディスク駆動モーターの回転駆動動作
    を所定倍数(B)(但しB<A)まではバイポーラ駆動
    方式により行い、所定倍数(B)より所定倍数(A)ま
    ではユニポーラ駆動方式により行うようにしたことを特
    徴とするディスク駆動モーターの回転駆動制御回路。
  2. 【請求項2】 ディスク駆動モーターの起動動作をバイ
    ポーラ駆動方式にて行うようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の回転駆動制御回路。
  3. 【請求項3】 定格の線速度及び該定格線速度の所定倍
    数(A)の線速度にて回転駆動されるディスクに記録さ
    れている信号を光学式ピックアップにより読み出すよう
    に構成されたディスクプレーヤーにおいて、ディスクを
    回転駆動するディスク駆動モーターと、該ディスク駆動
    モーターを回転駆動する駆動回路と、該駆動回路による
    前記ディスク駆動モーターの回転駆動動作をバイポーラ
    駆動方式とユニポーラ駆動方式とに切り換える制御回路
    とより成り、前記ディスク駆動モーターの回転駆動動作
    を停止状態より所定の回転数まではバイポーラ駆動方式
    により行い、該所定の回転数より高い回転数はユニポー
    ラ駆動方式により行うようにしたことを特徴とするディ
    スク駆動モーターの回転駆動制御回路。
  4. 【請求項4】 ディスク駆動モーターの減速動作をバイ
    ポーラ駆動方式により行うようにしたことを特徴とする
    請求項1又は請求項3に記載の回転駆動制御回路。
  5. 【請求項5】 バイポーラ駆動方式からユニポーラ駆動
    方式に切り換える回転数を電源回路より供給可能な最大
    電流値に対応したユニポーラ駆動方式の回転数に設定し
    たことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回転
    駆動制御回路。
JP7264447A 1995-10-12 1995-10-12 ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路 Pending JPH09117182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264447A JPH09117182A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7264447A JPH09117182A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09117182A true JPH09117182A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17403328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7264447A Pending JPH09117182A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09117182A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009127471A2 (de) * 2008-04-15 2009-10-22 Continental Teves Ag & Co. Ohg Motorpumpenaggregat für kraftfahrzeugbremsenregelungssysteme

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009127471A2 (de) * 2008-04-15 2009-10-22 Continental Teves Ag & Co. Ohg Motorpumpenaggregat für kraftfahrzeugbremsenregelungssysteme
WO2009127471A3 (de) * 2008-04-15 2010-02-25 Continental Teves Ag & Co. Ohg Motorpumpenaggregat für kraftfahrzeugbremsenregelungssysteme

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5530326A (en) Brushless DC spindle motor startup control
US4629949A (en) Apparatus for driving a turntable of a disc player system
US5466999A (en) Spindle motor start control process and apparatus
US6531839B1 (en) Circuit and method for motor control
US6369541B1 (en) Rotary position sensing during rotor acceleration in an electric motor
JPH11122971A (ja) モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置
US5038232A (en) Spindle motor control circuit
KR100229521B1 (ko) 모토구동회로
JPH08273291A (ja) モータの回転制御方法及びモータの回転制御装置及びディスク再生装置
JPH09117182A (ja) ディスク駆動モーターの回転駆動制御回路
JP4676171B2 (ja) モータ駆動装置及びそれを用いたディスク装置
JPS627787B2 (ja)
JP3296706B2 (ja) モータ駆動装置
US20020159184A1 (en) Spindle motor driving method, spindle motor driving circuit, magnetic disk driving method, and magnetic disk device
JP2792527B2 (ja) Clv型ディスクの駆動制御装置
JP3282381B2 (ja) モータ駆動装置
JP3525735B2 (ja) ステッピングモータ制御装置及びステッピングモータ制御方法
JPH05290500A (ja) ディスク装置におけるディスク回転用モータの制御方法
JPH06504644A (ja) アクセス時間短縮方法
JPH0767379A (ja) モータの起動制御装置
JPH0241695A (ja) 情報記録ディスク駆動用モータ制御装置
JPH08196097A (ja) モータ制御装置
JP3837864B2 (ja) モータを用いた駆動装置及びテープ状記録媒体の記録及び/又は再生装置
JP2001186788A (ja) ブラシレスモータの駆動回路
JPH099598A (ja) 電動機及び電動機の駆動制御装置