JPH05227722A - ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置 - Google Patents

ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置

Info

Publication number
JPH05227722A
JPH05227722A JP2870292A JP2870292A JPH05227722A JP H05227722 A JPH05227722 A JP H05227722A JP 2870292 A JP2870292 A JP 2870292A JP 2870292 A JP2870292 A JP 2870292A JP H05227722 A JPH05227722 A JP H05227722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
voice coil
magnetic disk
coil motor
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2870292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Nishimoto
英樹 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2870292A priority Critical patent/JPH05227722A/ja
Publication of JPH05227722A publication Critical patent/JPH05227722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボイスコイルモータのトルク直線性の確保と、
トルク定数の向上を計り、磁気ディスクのデータゾーン
を拡大する。 【構成】VCM10のコイル1を近似6角形とする。コ
イル1の動作範囲の投影面に合致するように、磁石2
a、2bの周方向形状も変える。磁石2a、2bはトッ
プヨーク6とボトムヨーク7を備える。磁束密度の小さ
い磁石の周方向端部は、使用されなくなってトルク直線
性が向上する。また軸心から遠いコイル1の外周の長さ
が短くなって慣性モーメントが小さくなり、トルク定数
が大きくなる。VCM10で回動するヘッドアーム11
の先端の磁気ヘッド12は、磁気ディスク13上の記
録、再生を行う。これらの部品を箱体16に収める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイスコイルモータ
及びこれを使用する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例のボイスコイルモータの要
部の平面図である。このボイスコイルモータ(以下、V
CMともいう)30は、周方向に配置して逆方向に着磁
した一対の磁石32a、32bと、この磁石と軸方向
(図の紙面と直角方向)に対向して図示しない軸受で支
持されるコイル31とからなる。コイルに電流を流す
と、フレミングの左手の法則に従ってコイル31は磁石
32a、32bの磁界から力を受け、二点鎖線で示した
コイル31xの方向に回動する。このコイル31は、コ
イルの動作範囲に合わせて、軸受の軸心に関して、径方
向の二本の線と、二本の同心の内周と外周とからなる扇
形をなし、銅線から形成される。
【0003】従来の磁気ディスク装置は、前記ボイスコ
イルモータと、このボイスコイルモータに取付けたヘッ
ドアームの先端の磁気ヘッドと、この磁気ヘッドで情報
を記録、再生される磁気ディスクと、この磁気ディスク
を回転駆動するスピンドルモータとを箱体に収納して構
成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置で
は、制御回路を簡潔にするために、磁気ヘッドが磁気デ
ィスクのどの位置にあるときも、コイルに流す電流はで
きるだけ一定であることが要求される。現実にコイルに
ある一定の電流を流すとVCMのトルク値は、磁気ヘッ
ドでディスクデータゾーンの中心にあるとき最大とな
り、データゾーンの外周と内周で最小となる。これをト
ルク直線性からの離脱といい、実使用上は、中心値の±
5%に収めることが理想とされている。また、高性能な
VCMであるためにはトルク定数が大きいことが必要で
ある。トルク定数は、コイルを横切る磁束密度が大き
く、コイルの回動中心に関する慣性モーメントが小さい
と大きくなる。
【0005】磁石はコイルの巻き方向に合わせて、N極
とS極とに着磁されるが、磁石の端部においてはどうし
ても磁束密度が低下してトルク直線性を低下させる。こ
のため、前記従来例の図にも現れるように、コイルの動
作範囲において磁石の端部が掛からないように、周方向
の両側へ面積を広げる手段を取っているが、スペースと
価格の制約を受ける。そうすると今度は、トルク直線性
が低下する。また、前記従来例では、コイルの動作範囲
に合わせて、コイルの形状が扇形になっている。このた
め、扇形の外周部はトルクを発生させる磁気回路として
は不要であるにもかかわらず、大きな体積を占め、かつ
回動中心から遠いいため、慣性モーメントを小さくする
妨げとなっている。
【0006】この発明の目的は、ボイスコイルモータの
トルク直線性の確保とトルク定数の向上とができるボイ
スコイルモータ及びこれを使用する磁気ディスク装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のボイスコイル
モータは、軸受の固定側に一対の磁石を周方向に配置
し、この磁石と軸方向にコイルを対向させて前記軸受で
支持するボイスコイルモータにおいて、前記コイルは扇
形のほぼ中央の半径の両側面から外側に向かって幅を縮
めた近似6角形とするものである。このとき、前記コイ
ルはアルミニュウム又はその合金からなるものである。
そして、この発明の磁気ディスク装置は、前記のボイス
コイルモータと、このボイスコイルモータに取付けたヘ
ッドアームの先端の磁気ヘッドと、この磁気ヘッドで情
報を記録、再生される磁気ディスクと、この磁気ディス
クを回転駆動するスピンドルモータとを箱体に収納して
なるものである。
【0008】
【作用】図3を参照する。磁石2a、2bの磁束密度の
やや小さい周方向端部は、事実上、使用されなくなって
磁束密度が均一になり、このためトルク直線性が向上す
る。また軸心から遠いいコイル1の外周の長さが大幅に
短くなって慣性モーメントが小さくなり、このためトル
ク定数が大きくなる。トルク直線性が良くてトルク定数
が大きいため、磁気ディスク13の中のディスクデータ
ゾーンが広くなり、制御装置15の内部回路が簡潔にな
る。このとき、コイルをアルミニウム等の比重の小さい
ものにすれば、さらにトルク定数は向上する。
【0009】
【実施例】図1は実施例の回転図示透視平面図、図2は
図1のボイスコイルモータの要部の平面図であって従来
例の図3に対応する。図において、従来の技術とおよそ
同一構成として、ボイスコイルモータ10の要部は、周
方向に配置して逆方向に着磁した一対の磁石2a、2b
と、この磁石と軸方向に対向するコイル1とからなる。
コイル1はコイル支持体4を介して軸受5により回動可
能に支承される。磁石2a、2bは背面に密着したトッ
プヨーク6と、コイル1と空隙を介して対向するボトム
ヨーク7を備えて磁束をコイル1に貫通する。コイルに
電流を流すと、コイル1は二点鎖線で示したコイル1x
の方向に回動する。コイル1を備え軸受5で回動するコ
イル支持体4はヘッドアーム11を一体化し、その先端
に磁気ヘッド12を備える。磁気ヘッド12は、スピン
ドルモータ14で回転駆動される磁気ディスク13上の
記録、再生を行う。コイル1が回動すると、磁気ヘッド
12は磁気ディスク13の上の二点鎖線で示したデイス
クデータゾーンをトルク直線性を保ってシークする。コ
イル支持体からは図示しないフレキシブル印刷回路が制
御装置15に引き込まれ、コイル1や磁気ヘッド12に
接続される。これらの部品は、上下に2分割した箱体1
6の中に収納される。
【0010】実施例の特徴的な構造として、前記コイル
1は扇形のほぼ中央の半径の両側面から外側に向かって
幅を縮めた近似6角形とする。中央の半径の両側面から
内側に向かっても、幅を従来例より縮めるとよいし、近
似6角形は正6角形も含む。コイル1は銅に代わり、ア
ルミニウム等の比重の小さいものを使用してもよい。そ
してこのコイル1の動作範囲の投影面に合致するよう
に、前記磁石2a、2bの周方向形状も変えられる。磁
石はボトムヨーク側にも設けてよい。
【0011】このようなコイルと磁石によれば、磁束密
度のやや小さい磁石2a、2bの周方向端部は、事実
上、使用されなくなって磁束密度が均一になり、このた
めトルク直線性が向上する。また軸心から遠いいコイル
1の外周の長さが大幅に短くなって慣性モーメントが小
さくなり、このためトルク定数が大きくなる。トルク直
線性が良くてトルク定数が大きいため、磁気ディスク1
3の中の二点鎖線で示すディスクデータゾーンが広くな
り、制御装置15の内部回路も簡潔になる。このとき、
コイルをアルミニウム等の比重の小さいものにすれば、
さらにトルク定数は向上する。図2と図3において、図
示の形状で同一比例尺の場合、図2のコイル1の慣性モ
ーメントは図3のコイル31の88%に減少した。
【0012】
【発明の効果】この発明のボイスコイルモータによれ
ば、動作範囲内で磁束密度が均一になってトルク直線性
が向上するという効果があり、慣性モーメントが小さく
なってトルク定数が大きくなるという効果がある。この
とき、コイルをアルミニウム等にすれば、さらにトルク
定数は向上する。この発明の磁気ディスク装置によれ
ば、トルク直線性が良くてトルク定数が大きいため、磁
気ディスクのデータゾーンが広くなり、アクセスタイム
性能が向上し、制御装置の内部回路が簡潔になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の回転図示透視平面図
【図2】図1のボイスコイルモータの要部の平面図
【図3】従来例のボイスコイルモータの要部の平面図
【符号の説明】
1 コイル 1x コイル 2a 磁石 2b 磁石 5 軸受 6 トップヨーク 7 ボトムヨーク 10 ボイスコイルモータ 11 ヘッドアーム 12 磁気ヘッド 13 磁気ディスク 15 制御装置 16 箱体 30 ボイスコイルモータ 31 コイル 31x コイル 32a 磁石 32b 磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受の固定側に一対の磁石を周方向に配置
    し、この磁石と軸方向にコイルを対向させて前記軸受で
    支持するボイスコイルモータにおいて、前記コイルは扇
    形のほぼ中央の半径の両側面から外側に向かって幅を縮
    めた近似6角形とすることを特徴とするボイスコイルモ
    ータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のボイスコイルモータにおい
    て、前記コイルはアルミニュウム又はその合金からなる
    ことを特徴とするボイスコイルモータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のボイスコイルモータ
    と、このボイスコイルモータに取付けたヘッドアームの
    先端の磁気ヘッドと、この磁気ヘッドで情報を記録、再
    生される磁気ディスクと、この磁気ディスクを回転駆動
    するスピンドルモータとを箱体に収納してなることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
JP2870292A 1992-02-17 1992-02-17 ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置 Pending JPH05227722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2870292A JPH05227722A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2870292A JPH05227722A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05227722A true JPH05227722A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12255797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2870292A Pending JPH05227722A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05227722A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5986362A (en) * 1997-08-25 1999-11-16 Fujitsu Limited Magnetic circuit for voice coil motor of flat-coil type
KR100652439B1 (ko) * 2005-10-18 2006-12-01 삼성전자주식회사 개선된 보이스 코일 모터를 가진 액츄에이터와 이를 구비한하드 디스크 드라이브

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5986362A (en) * 1997-08-25 1999-11-16 Fujitsu Limited Magnetic circuit for voice coil motor of flat-coil type
KR100652439B1 (ko) * 2005-10-18 2006-12-01 삼성전자주식회사 개선된 보이스 코일 모터를 가진 액츄에이터와 이를 구비한하드 디스크 드라이브

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5566375A (en) Magnetic disk drive having voice coil motor for moving a carriage and rocking mechanism for locking the carriage
JPH0721954B2 (ja) 光学式ディスクプレーヤ
JPH0923625A (ja) モータ構造
JPH05227722A (ja) ボイスコイルモータ及び磁気ディスク装置
JP3464988B2 (ja) ディスク装置、ディスク装置に組み込まれたヨーク、およびヨークの製造方法
JP3133928B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3708898B2 (ja) ディスク回転用モータ、およびディスク装置
JP3033682B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP4666803B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2002281712A (ja) ディスク駆動用モータ
JPH03120675A (ja) デイスク装置
JPH0574071A (ja) 磁気ヘツド駆動装置の磁気回路
JPH07287947A (ja) 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ
JP3133925B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3139112B2 (ja) 光磁気ディスク装置のバイアス磁界印加装置
JPH06253518A (ja) ブラシレスモータ
JP3469601B2 (ja) モータ
JP2523299Y2 (ja) デイスク駆動装置
JPH0581631A (ja) 回転ヘツドシリンダー装置
JPS62154333A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH06296337A (ja) ディスク駆動装置のためのスピンドルモーター
JPS60239971A (ja) ヘツド位置決め装置
JPH04178153A (ja) 電動機
JPH04358366A (ja) 磁気ヘッド駆動装置の磁気回路
JPH0562375A (ja) 磁気ヘツド位置決め機構